JP2944617B1

JP2944617B1 - 携帯無線装置

Info

Publication number: JP2944617B1
Application number: JP10078578A
Authority: JP
Inventors: 守坂口
Original assignee: 日本電気移動通信株式会社
Priority date: 1998-03-12
Filing date: 1998-03-12
Publication date: 1999-09-06
Anticipated expiration: 2018-03-12
Also published as: JPH11261477A

Abstract

【要約】【課題】電源スイッチＯＮ状態での電池電圧情報を、
電源スイッチＯＦＦ状態移行後においても表示する。【解決手段】電源スイッチ１１の状態を認識する認識
手段２１と、電池１２の電圧情報を検出して保持する電
圧検出保持手段２２と、電源スイッチＯＮ状態における
前記保持電圧が規定値未満であることを検出する手段２
３と、保持電圧が規定値未満である場合で電源スイッチ
１１がＯＦＦ状態に移行した時に動作する計時手段２５
と、計時手段２５のタイムアップ出力により定期的に低
電圧警報を発生する表示／警報手段２６とを備える。ま
た、計時手段２５がタイムアップすると自動的に電源ス
イッチＯＮ状態に移行し、電圧検出保持手段２２に保持
された情報により低電圧警報を発生する手段を備えるよ
うに構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線装置に関
し、特に、電池電圧が低下時の電源スイッチのオフ（Ｏ
ＦＦ）状態での警報（低電圧警報）手段に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯無線装置においては、電池電
圧の低下を報知する機能を備えたものが知られている。
この種の機能を有する携帯無線装置であり、特開平５−
３７４４５号公報記載の無線選択呼出受信機は、電源ス
イッチＯＦＦの時も電池電圧の検出及び警報を可能にし
たものである。

【０００３】電源ＯＦＦ状態では電池電圧の検出を行わ
ずかつ警報も停止する従来の無線選択呼出受信機では、
携帯者は電源ＯＦＦ状態において電池電圧が規定電圧以
下になっても電池が消耗状態にあることを認識できず、
また、電池電圧を検出するために電源スイッチをオン
（ＯＮ）状態としておくことにより電池をいたずらに消
費させてしまうという欠点を解決するものである。

【０００４】無線選択呼出受信機の計時手段の時刻と予
め設定した電池電圧の検出タイミングの時刻とを比較手
段において比較し、両者が一致した時点で電池電圧を検
出し、電池電圧が規定電圧以上であるか否かを判定し、
判定結果が規定電圧以下であると警報を発生するように
構成されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】前述の特開平５−３７
４４５号公報記載の無線選択呼出受信機は、電源スイッ
チＯＦＦ状態においても電池電圧を検出することができ
るものの、電源スイッチＯＮ時の電池電圧の状態に関係
なく、電源スイッチＯＦＦ状態において電池電圧の検出
を行い、その電池電圧が規定値未満の場合に低電圧警報
を発生するものである。

【０００６】このように、従来の携帯無線装置では、電
源スイッチＯＮ状態で既に検出されている電池電圧の情
報を利用することなく、改めて電池電圧の検出及び判断
を行い電源スイッチＯＦＦ状態で電池電圧の低下の警報
を行うことから、電源スイッチＯＮ状態での電池電圧の
情報が生かされていない。

【０００７】特に、電源スイッチＯＮ状態での電池電圧
の情報は、装置各部への電源供給状態で検出される電圧
であり、負荷状態下における動作不能又は誤動作等を引
き起こす電圧低下状態が検出されるので、電池交換の電
圧情報として最適である。一方、電源スイッチＯＦＦ状
態での検出電圧は電池交換に関する電池電圧としては不
正確であり電池交換情報としての判断基準の設定も困難
である。また、電源スイッチＯＮ状態では電池電圧が低
下し警報状態であるにも拘わらず、電源スイッチＯＦＦ
状態では警報がなされないことがあるという難点を有す
る。

【０００８】（発明の目的）本発明の目的は、電源スイ
ッチＯＦＦ状態において電源ＯＮ状態における電池電圧
の低下に対する表示又は低電圧警報を行うことを可能と
した携帯無線装置を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の携帯無線装置
は、電池電圧の低下情報を表示する表示手段を有する携
帯無線装置において、電源スイッチのＯＮ状態において
電池電圧を検出し、電池電圧が規定値未満に低下した場
合に電圧低下情報を保持する電圧情報保持手段と、電源
スイッチのＯＦＦ状態において前記電圧情報保持手段が
前記電圧低下情報を保持している場合に、前記表示手段
に定期的に電池電圧の低下情報を表示する制御手段とを
備える。又は、電源スイッチがＯＮ状態において電池電
圧を保持する電圧保持手段と、電源スイッチがＯＦＦ状
態へ移行したとき、前記電圧保持手段が規定値未満の電
圧値を保持していると起動し、前記表示手段に定期的に
電池電圧の低下情報の表示を行う計時手段とを備える。

【００１０】更に、本発明の携帯無線装置は、電池電圧
の低下情報を表示する表示手段を有する携帯無線装置に
おいて、電源スイッチのＯＮ状態において電池電圧を検
出し、電池電圧が規定値未満に低下した場合に電圧低下
情報を保持する電圧情報保持手段と、前記電圧情報保持
手段が前記電圧低下情報を保持している場合に電源スイ
ッチのＯＦＦ状態から一定時間後に電源スイッチをＯＮ
状態にし、前記電圧低下情報に基づいて前記表示手段に
電池電圧の低下を表示する制御手段とを備える。又は、
電源スイッチがＯＮ状態において電池電圧を保持する電
圧保持手段と、電源スイッチがＯＦＦ状態へ移行したと
き、前記電圧保持手段が規定値未満の電圧値を保持して
いると起動し、電源スイッチのオフ状態から一定時間後
に電源スイッチをＯＮ状態にし、前記電圧保持手段に保
持されている情報を基に前記表示手段に電池電圧の低下
の表示を行う計時手段とを備える。

【００１１】前記表示手段は、電源電圧の低下を警報す
る発光及び鳴音警報手段とすることができる。

【００１２】より具体的には、本発明の携帯無線装置
は、制御部（３）は、電源スイッチ（１１）の状態を認
識する電源ＯＮ／ＯＦＦ状態認識手段（２１）、電池
（１２）の電圧情報を検出して保持する電圧検出保持手
段（２２）と、電源スイッチ（１１）がＯＦＦ状態に移
行した時に動作する計時手段（２５）と、表示又は低電
圧警報（低電圧警報等）を行う表示／警報手段とを備え
ており、計時手段と表示／警報手段は、電源スイッチＯ
Ｎ状態における電圧が規定値未満であることを保持して
いる場合に、電源スイッチＯＦＦを認識することで動作
するように構成される（図２）。また、電源スイッチＯ
ＦＦ状態での計時手段（２７）がタイムアップすると電
源スイッチＯＮ状態に復帰させて、電池の電圧検出保持
手段（２２）に保持された情報により低電圧警報等を行
うように構成される（図４）。

【００１３】（作用）電源スイッチＯＮ状態における電池電圧の低下情報等を
記憶保持し低電圧警報等を発生するとともに、電源スイ
ッチＯＦＦ状態への移行後も低電圧警報を発生させる。
電源スイッチＯＦＦ状態への移行後の低電圧警報等は、
電源スイッチＯＦＦ状態のまま定期的に発生させるか、
電源スイッチＯＦＦからＯＮに切り替えて発生させる。
つまり、電源スイッチＯＮ状態において電池の電圧検出
保持手段に規定値未満の電圧値が保持している場合に、
電源スイッチＯＦＦ状態の操作を行うと定期的に電池電
圧警報等を繰り返し発生する。また、電源スイッチＯＮ
状態において電池の電圧検出保持手段が、規定値未満の
電圧値を保持している場合に、電源スイッチＯＦＦ状態
の操作を行うと一定時間後に電源スイッチＯＮ状態に復
帰させて低電圧警報等を発生する。

【００１４】

【発明の実施の形態】（構成の説明）次に、本発明の携
帯無線装置の一実施の形態について図面を参照して詳細
に説明する。

【００１５】図１は、本実施の形態の携帯無線装置のブ
ロック構成を示す図である。この携帯無線装置は、無線
信号を送信及び受信するアンテナ（１）、無線信号を変
調及び復調する無線部（２）、電池電圧を検出保持する
手段等を有する制御部（３）、実行プログラムによりこ
の携帯無線装置を制御するＣＰＵ（４）、実行プログラ
ムが記憶された記憶部１（５）、送信及び受信データ等
を編集する記憶部２（６）、報知並びに警報を発する発
光部（７）と鳴音部（８）、メッセージ等を表示する表
示部（９）、各種操作するためのキーボードスイッチ
（１０）、電源スイッチ（１１）及び全ての電圧供給源
となる電池（１２）を備えている。

【００１６】図２は、前記制御部を中心とした構成の一
例を示す図である。電源電圧を検出し、電源スイッチの
ＯＮ／ＯＦＦ（操作）状態を認識する電源スイッチＯＮ
／ＯＦＦ認識手段（２１）と、規定値未満の場合にその
電圧値又は情報を保持する電圧検出保持手段（２２）
と、電源スイッチＯＮ状態で前記電圧値又は情報により
低電圧警報等を行い、また、電源スイッチＯＦＦ状態で
前記電圧値又は情報により定期的に低電圧警報等を行う
表示／警報手段（２６）と、このための計時手段（２
５）とを有する。

【００１７】（動作の説明）図３は、本実施の形態の携
帯無線装置の動作を示すフローチャート図である。

【００１８】図１及び図２に示す携帯無線装置におい
て、電池（１２）から正常に電源供給が行われており、
電源スイッチ（１１）がＯＮ状態（Ｓ２０１）における
待ち受け（Ｓ２０２）の状況で、制御部（３）の電圧検
出保持手段（２２）にて電池（１２）の電圧を検出して
電圧が規定値未満と判断すると（Ｓ２０３のＹＥＳ）、
制御部（３）は、発光部（７）と鳴音部（８）を駆動
し、更にＣＰＵ（４）は表示部（９）駆動して、第１の
低電圧警報１を発生（Ｓ２０４）するとともに、電池が
規定値未満の電圧値であることを記憶、保持（Ｓ２０
５）する。

【００１９】このように電源スイッチＯＮ状態におい
て、制御部（３）に規定値未満の電池電圧値が保持され
ている場合（Ｓ２０５にて電圧情報が保持）に、電源ス
イッチＯＦＦ状態に移行（Ｓ２０６のＹＥＳ）すると、
第１の低電圧警報１は停止し（Ｓ２０７）、制御部
（３）は、計時手段２５、例えばｎ分間インターバルタ
イマーを起動して計測を開始（Ｓ２０８）する。

【００２０】制御部（３）の前記ｎ分間インターバルタ
イマーがタイムアップすると（Ｓ２０９のＹＥＳ）、制
御部（３）は、発光部（７）及び鳴音部（８）を駆動し
てｍ秒間の第２の低電圧警報２を発生させる（Ｓ２１
０）。この第２の低電圧警報２は、ｎ分間の間隔で電池
が交換されるまで繰り返される（Ｓ２１１のＮＯ）。

【００２１】また、前記ｎ分間インターバルタイマーが
動作中（Ｓ２０９のＮＯ）、もしくは、ｍ秒間の第２の
低電圧警報２が発生中（Ｓ２１０）に、電池（１２）が
抜かれた場合は（Ｓ２１１のＹＥＳ）、携帯無線装置の
機能は停止する（Ｓ２１２）。

【００２２】（他の実施の形態）図４は、本発明の他の
実施の形態に係り、前記制御部を中心とした構成の他の
例を示す図である。電源電圧を検出し、電源スイッチの
ＯＮ／ＯＦＦ（操作）状態を認識する電源スイッチＯＮ
／ＯＦＦ認識手段（２１）と、規定値未満の場合にその
電圧値又は情報を保持する電圧検出保持手段（２２）
と、電源スイッチＯＮ状態で前記電圧値又は情報により
低電圧警報等を行う表示／警報手段（２６）と、電源ス
イッチＯＦＦ状態で前記電圧値又は情報により一定時間
後に電源スイッチをＯＮ状態に復帰させ前記表示／警報
手段（２６）の低電圧警報等を再開する計時手段（２
７）とを有する。

【００２３】本実施の形態では、低電圧警報は一種類と
し電源スイッチＯＮ状態における低電圧警報等の情報を
電源スイッチＯＦＦに移行後の警報として利用してい
る。電源スイッチＯＮ状態において電池電圧の低下が検
出された場合は、電源スイッチＯＦＦ状態への移行後も
一定時間後に自動的に電源スイッチＯＮ状態に復帰する
とともに、更に電源スイッチＯＦＦ状態になるまで前記
低電圧警報等を継続するように構成している。

【００２４】図５は、本実施の形態の携帯無線装置の動
作を示すフローチャート図である。

【００２５】電池（１２）から正常に電源供給されてお
り、電源スイッチ（１１）がＯＮ状態（Ｓ３０１）にお
ける待ち受け（Ｓ３０２）の状況において、制御部
（３）の電圧検出保持手段（２２）が電池（１２）の電
圧を検出して電圧値が規定値未満と判断すると（Ｓ３０
３のＹＥＳ）、制御部（３）は発光部（７）と鳴音部
（８）を駆動し、ＣＰＵ（４）は、表示部（９）を駆動
して低電圧警報を発生（Ｓ３０４）するとともに、電池
の電圧値が規定値未満であることを記憶、保持（Ｓ３０
５）する。

【００２６】このように電源スイッチＯＮ状態におい
て、規定値未満の電池電圧値が記憶、保持された場合
（Ｓ３０５にて電圧情報が保持）に、電源スイッチＯＦ
Ｆ状態に移行（Ｓ３０６のＹＥＳ）すると、低電圧警報
は停止し（Ｓ３０７）、制御部（３）は前記計時手段２
７、例えばｎ分間インターバルタイマーにより計測を開
始する（Ｓ３０８）。

【００２７】電池が抜かれないで（Ｓ３０９のＮＯ）、
制御部（３）の前記計時手段、例えばｎ分間インターバ
ルタイマーがタイムアップすると（Ｓ３１０のＹＥ
Ｓ）、制御部（３）は、携帯無線装置を電源スイッチＯ
Ｎ状態に復帰させ（Ｓ３１１）、前記電池電圧について
記憶、保持されている（Ｓ３０５）情報を基に発光部
（７）や鳴音部（８）及び表示部（９）を駆動して低電
圧警報を発生する（Ｓ３０４）。

【００２８】また、前記計時手段、例えばｎ分間インタ
ーバルタイマーが計測中（Ｓ３１０のＮＯ）に、電池
（１２）が抜かれた場合は（Ｓ３０９のＹＥＳ）、携帯
無線装置の機能は停止する（３１２）。

【００２９】以上説明したように、本発明は電源スイッ
チＯＮ状態での電源電圧の低下情報を記憶、保持するこ
とで、電源スイッチＯＦＦ状態への移行後においても低
電圧警報を行うことを可能にするものであり、警報の内
容は適宜変更することができる。例えば、第１の実施の
形態における第１及び第２の低電圧警報は、互いに異な
る警報形態とすることが可能であり、また、第１及び第
２の実施の形態のそれぞれの警報方式を切り替え可能に
構成することもできる。

【００３０】

【発明の効果】本発明の携帯無線装置によれば、電源ス
イッチＯＮ状態での電池電圧の検出保持手段の電圧値が
規定値未満である場合の情報を有効に利用し、電源スイ
ッチＯＦＦ状態に移行した後においても警報、表示に利
用するものであるから、電源スイッチＯＦＦ状態におい
ても電池交換の必要性を携帯者に正確に認識させること
が可能である。

【００３１】また、本発明によれば、電源スイッチＯＦ
Ｆ状態においては計時手段がタイムアップする毎に低電
圧警報を行うように構成することにより、携帯者への電
池交換の伝達が間欠的に行うことができ、周囲への騒音
の影響を緩和することが可能である。

【００３２】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の携帯無線装置のブロック構成を示す図
である。

【図２】図１の制御部を中心とした携帯無線装置の一ブ
ロック構成を示す図である。

【図３】本実施の形態の携帯無線装置の動作フローチャ
ートを示す図である。

【図４】図１の制御部を中心とした携帯無線装置の他の
ブロック構成を示す図である。

【図５】本発明の他の実施の形態の携帯無線装置の動作
フローチャートを示す図である。

【符号の説明】

１アンテナ２無線部３制御部４ＣＰＵ５記憶部１６記憶部２７発光部８鳴音部９表示部１０キーボードスイッチ１１電源スイッチ１２電池２１電源ＯＮ／ＯＦＦ認識手段２２電圧検出保持手段２３、２４論理積回路２６表示／警報手段２７計時手段

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】電池電圧の低下情報を表示する表示手段
を有する携帯無線装置において、電源スイッチのオン（ＯＮ）状態において電池電圧を検
出し、電池電圧が規定値未満に低下した場合に電圧低下
情報を保持する電圧情報保持手段と、電源スイッチのオ
フ（ＯＦＦ）状態において前記電圧情報保持手段が前記
電圧低下情報を保持している場合に、前記表示手段に定
期的に電池電圧の低下情報を表示する制御手段とを備え
ることを特徴とする携帯無線装置。
【請求項２】電池電圧の低下情報を表示する表示手段
を有する携帯無線装置において、電源スイッチがオン（ＯＮ）状態において電池電圧を保
持する電圧保持手段と、電源スイッチがオフ（ＯＦＦ）
状態へ移行したとき、前記電圧保持手段が規定値未満の
電圧値を保持していると起動し、前記表示手段に定期的
に電池電圧の低下情報の表示を行う計時手段とを備える
ことを特徴とする携帯無線装置。
【請求項３】電池電圧の低下情報を表示する表示手段
を有する携帯無線装置において、電源スイッチのオン（ＯＮ）状態において電池電圧を検
出し、電池電圧が規定値未満に低下した場合に電圧低下
情報を保持する電圧情報保持手段と、前記電圧情報保持
手段が前記電圧低下情報を保持している場合に電源スイ
ッチのオフ（ＯＦＦ）状態から一定時間後に電源スイッ
チをオン（ＯＮ）状態にし、前記電圧低下情報に基づい
て前記表示手段に電池電圧の低下を表示する制御手段と
を備えることを特徴とする携帯無線装置。
【請求項４】電池電圧の低下情報を表示する表示手段
を有する携帯無線装置において、電源スイッチがオン（ＯＮ）状態において電池電圧を保
持する電圧保持手段と、電源スイッチがオフ（ＯＦＦ）
状態へ移行したとき、前記電圧保持手段が規定値未満の
電圧値を保持していると起動し、電源スイッチのオフ
（ＯＦＦ）状態から一定時間後に電源スイッチをオン
（ＯＮ）状態にし、前記電圧保持手段に保持されている
情報を基に前記表示手段に電池電圧の低下の表示を行う
計時手段とを備えることを特徴とする携帯無線装置。
【請求項５】前記表示手段は、電源電圧の低下を警報
する発光及び鳴音警報手段とすることを特徴とする請求
項１、２、３又は４記載の携帯無線装置。