JP2001142490A - データ記録装置 - Google Patents

データ記録装置

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JP2001142490A
JP2001142490A JP31993899A JP31993899A JP2001142490A JP 2001142490 A JP2001142490 A JP 2001142490A JP 31993899 A JP31993899 A JP 31993899A JP 31993899 A JP31993899 A JP 31993899A JP 2001142490 A JP2001142490 A JP 2001142490A
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Yuji Ogami
裕二 大上
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、例えば、エンロールを行うための設
定等の動作設定を簡単かつ合理的に行うことができるデ
ータ記録装置を提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、本体に着脱可能
な記録媒体を使用可能なデータ記録装置において、上記
着脱可能な記録媒体が上記本体に装填されているか否か
を検出する検出手段と、所定の動作を指示する操作スイ
ッチと、上記操作スイッチが操作された際、上記検出手
段において上記着脱可能な記録媒体が上記本体に装填さ
れていることが検出されたときには第1の動作を行い、
上記検出手段において上記着脱可能な記録媒体が上記本
体に装填されていないことが検出されたときには第2の
動作を行うように上記本体の動作を制御する制御手段と
を具備したことを特徴とするデータ記録装置が提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ記録装置に係
り、特に、本体に着脱可能な記録媒体を使用可能なデー
タ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声等の音源をデジタル信号に変
換して記録するようにしたいわゆるデジタル音声記録装
置が提案されている。
【0003】また、このようなデジタル音声記録装置で
記録した音声データをパーソナルコンピュータ等で取り
込み、音声認識ソフトウェアを用いて音声認識を行う音
声認識システムも知られているところである。
【0004】ところで、上述の如きデジタル音声記録装
置においては、種々の用途での録音に対応できるよう
に、マイクロホン感度の切換機能や、音声データの圧縮
アルゴリズムの切換えによる最大録音時間の切換機能、
あるいは無音圧縮併用音声起動録音機能が備えられてい
る。
【0005】なお、従来から知らているテープレコーダ
においても、マイクロホン感度切換えやテープスピード
の切換機能、あるいは音声起動録音機能や音質切換機能
等が備えられている。
【0006】さらには、近年、音声認識システムにおい
て、予め、ユーザの話し方の特徴を登録する「エンロー
ル」という作業を行うことによって、音声認識の精度を
向上させるという技術手段が提案されるに至っている。
【0007】このエンロールとは、例えば、音声認識シ
ステム中に、予め、用意されている文章等をユーザが読
み上げると、その読み上げ音声を録音することによって
ユーザの話し方の特徴等を登録し、システム側で録音し
た音声データをもとに音声認識に適したデータに再構築
する技術手段である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日の音声
認識技術においては、音声認識を適正に施すために入力
する音声には、(1)十分な周波数帯域が確保されてい
ること、(2)音量が一定範囲内に収まっていること、
(3)雑音の混入が少ないこと、等が求められている。
【0009】このためマイクロホン感度の設定や、デジ
タル音声記録装置における圧縮アルゴリズムの選択、あ
るいはテープレコーダにおけるテープスピードの選択が
不適切であると、S/N比が悪化したり、周波数帯域が
狭くて音声認識に必要な音声情報が不十分となる場合が
ある。
【0010】この結果、録音した音声を再生して音声認
識を行う場合、満足な認識率が得られないことになる。
【0011】したがって、ユーザが録音を行う際には、
デジタル音声レコーダにおいては高音質が得られるアル
ゴリズムを選択し、テープレコーダにおいては高音質が
得られるテープスピードを選択し、なお、かつ、マイク
ロホン感度も適切なものに設定して録音を行うようにし
なければならず煩わし過ぎるという問題があった。
【0012】また、録音中であつてもマイクロホン感度
や最大録音時間の切換えができるため、ユーザが不用意
にこれらを操作すると、録音したものが音声認識には適
さないものとなってしまうために、再度、録音をし直さ
なければならず煩わし過ぎるという問題があった。
【0013】これらの問題点は、上述したエンロール中
の音声データ登録作業中においても同様であり、ユーザ
は音声認識用の録音を行うのと同様に、マイクロホン感
度や最大録音時間の切換えを所定の設定にする必要があ
り煩わし過ぎるという問題があった。
【0014】また、エンロール中であっても、マイクロ
ホン感度や最大録音時間の切換えが可能であるため、ユ
ーザが不用意にこれらを操作すると、エンロールを再度
やり直さなければならず煩わし過ぎるという問題があっ
た。
【0015】一方、音声認識用プログラムが起動されて
いるパーソナルコンピュータと、このパーソナルコンピ
ュ−タに供する音声認識用音声データを録音する音声記
録装置とを用いてエンロールを実施する場合、エンロー
ル中に発した音声データは記録媒体に記録する必要がな
いにも拘わらず、記録媒体に記録が行われているという
問題点があった。
【0016】また、エンロールを行うための専用の操作
ボタンを設けてエンロールを行う技術も提案されている
が、近年のデジタルレコーダでは装置の小型化や操作性
の向上のために、各操作ボタン数を減らして、ボタンサ
イズを大きくしてやる必要がある。
【0017】これらの現状から、ユーザによっては全く
使用しない操作ボタンを、エンロールを行うための専用
の操作ボタンとして装置に設けることができないという
問題があった。
【0018】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、本体に着脱可能な記録媒体を使用可能なデー
タ記録装置において、例えば、エンロールを行うための
設定等の動作設定を簡単かつ合理的に行うことができる
データ記録装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 本体に着脱可能な記録媒
体を使用可能なデータ記録装置において、上記着脱可能
な記録媒体が上記本体に装填されているか否かを検出す
る検出手段と、所定の動作を指示する操作スイッチと、
上記操作スイッチが操作された際、上記検出手段におい
て上記着脱可能な記録媒体が上記本体に装填されている
ことが検出されたときには第1の動作を行い、上記検出
手段において上記着脱可能な記録媒体が上記本体に装填
されていないことが検出されたときには第2の動作を行
うように上記本体の動作を制御する制御手段と、を具備
したことを特徴とするデータ記録装置が提供される。
【0020】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 上記第1の動作はデータを上記着脱
可能な記録媒体に記録する記録動作、または新規データ
ファイルの追加動作であること特徴とする(1)に記載
のデータ記録装置が提供される。
【0021】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 上記第2の動作は、データ記録に関
するパラメータを所定の値に設定する設定動作であるこ
とを特徴とする(1)または(2)に記載のデータ記録
装置が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0023】図1は、本発明によるデータ記録装置の一
実施形態であるデジタル音声記録装置の構成を示したブ
ロック図である。
【0024】なお、本実施形態のデジタル音声記録装置
は、後述する音声認識装置(音声認識用プログラムを実
行することによって音声認識装置として機能するパーソ
ナルコンピュータ)と組み合わせることにより、音声認
識システムを構成することを特徴とする。
【0025】この音声認識システムは、本実施形態のデ
ジタル音声記録装置によって記録した音声データを、例
えば、可搬型記録媒体等を介してあるいは直接接続して
音声認識プログラムが実行されるパーソナルコンピュー
タ(音声認識装置)によって読みとり、このパーソナル
コンピュータ上において音声認識処理を行うものであ
る。
【0026】また、当該音声認識システムは、上述した
パーソナルコンピュータと本実施形態のデジタル音声記
録装置とを巧みに利用することにより、後述するエンロ
ールを効率よく実行することを特徴とする。
【0027】以下、このような特徴をなす本実施形態の
デジタル音声記録装置について説明する。
【0028】図1に示すように、本実施形態のデジタル
音声記録装置は、音声を微弱な電気信号に変換するマイ
クロホン1と、後述する主制御部6の制御下に上記マイ
クロホン1の感度を切り換えて音声信号を出力するマイ
クロホン感度切換回路21と、このマイクロホン感度切
換回路21から出力される音声信号を増幅する前置増幅
器(プリアンプ)2と、このプリアンプ2によって増幅
された音声信号から不要な帯域の周波数成分を除去する
ローパスフィルタ3と、このローパスフィルタ3を通過
したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/
デジタル(A/D)変換器4と、このA/D変換器4に
よってA/D変換されたデジタル信号の符号化および復
号化を行うデジタル信号処理部(DSP)5と、このデ
ジタル信号処理部5により適宜処理されたデジタル信号
をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ(D/
A)変換器12と、このD/A変換器12でD/A変換
された信号から量子化ノイズを除去して滑らかな信号を
得るためのローパスフィルタ13と、このローパスフィ
ルタ13からの信号を増幅する電力増幅器(パワーアン
プ)14と、このパワーアンプ14による増幅後の電気
信号を音声に変換するイヤホンあるいは音声認識処理を
行うパーソナルコンピュータ31のライン入力端子と接
続されるイヤホンジャック15と、当該デジタル音声記
録装置全体の動作を制御する主制御部(CPU)6と、
前記デジタル信号処理部5によって符号化された音声信
号を記録する着脱可能な不揮発性固体メモリ等の記録媒
体(MEMORY)でなる記録部7と、当該デジタル音
声記録装置の動作状態および録音内容に関連した情報を
表示する液晶表示器(LCD)でなる表示部8と、録音
(REC)ボタン、再生(PLAY)ボタン、早送り
(FF)ボタン、巻き戻し(REW)ボタン等の当該デ
ジタル音声記録装置の動作モードを指定するための複数
のスイッチからなる操作人力部11と、新しい音声ファ
イルを作成するためのNEWボタン9と、マイクロホン
感度、録音時の圧縮アルゴリズム等を切り換える複数の
スイッチからなる各種設定操作部10と、を具備してい
る。
【0029】また、パーソナルコンピュータ(PC)3
1は、通常のパーソナルコンピュータであるが、音声認
識用のプログラムが実行可能となっている。
【0030】当該デジタル音声記録装置は上記操作入力
部11からの操作および装置内部の状態に基づいた情報
によって、主制御部6に内蔵されたプログラムに従い該
主制御部6が各部を制御することにより、所定の動作を
行う。
【0031】なお、本実施形態においては、デジタル信
号処理部5としてDSP、主制御部6としてCPU、記
録部7として着脱可能な不揮発性固体メモリ、表示部8
としてLCDを想定しているが、これらは同様の機能、
性能を有しているもので代替することも勿論可能であ
る。
【0032】例えば、極めて処理速度の速いCPUでD
SPの役割を兼用させることも可能であるし、記録部7
も高速でランダムアクセス可能な記録媒体であればよ
く、例えば磁気ディスク装置や光磁気ディスク装置のよ
うなものであってもよい。
【0033】また、表示部8についても多セグメントの
発光ダイオード(LED)表示装置のようなものであっ
てもよい。
【0034】上記各種設定操作部10は、当該デジタル
音声記録装置における各種の設定ボタンを複数備えてお
り、ここではマイクロホン感度設定ボタン10a、音声
データ圧縮アルゴリズム設定ボタン10b、無音圧縮併
用音声起動設定ボタン10cを備えている。
【0035】また、これらの各種設定操作部10のオ
ン、オフ動作は、主制御部6により認識されるようにな
っている。
【0036】上記マイクロホン感度設定ボタン10a
は、マイクロホン1の感度を切り換えるマイクロホン感
度切換回路21の感度設定を行うスイッチであり、本実
施形態では、表示部8に表示されるメニュー画面でその
オン・オフを選択することによって実現される。
【0037】そして、このマイクロホン感度設定ボタン
10aをオンすることによって「DICT(Dicta
tionの略)モード」、オフすることによって「CO
NF(Conferenceの略)モード」に設定され
る。
【0038】このマイクロホン感度設定ボタン10aの
設定状態は主制御部6により判定されるようになってお
り、主制御部6はこの判定結果に基づきマイクロホン感
度切換回路21を制御してマイクロホン1の感度を切り
換える。
【0039】また、音声データ圧縮アルゴリズム設定ボ
タン10bは、デジタル信号処理部5による音声データ
圧縮処理の圧縮形態の切換設定を行うボタンであり、本
実施形態ではスライドスイッチで構成される。
【0040】そして、この音声データ圧縮アルゴリズム
設定ボタン10bをオンすることによって音声データの
圧縮量が多い「LONGモード」に、オフすることによ
って通常の圧縮モード「STANDARDモード」に設
定される。
【0041】また、上記マイクロホン感度設定ボタン1
0aと同様に、この音声データ圧縮アルゴリズム設定ボ
タン10bの設定状態も主制御部6により判定されるよ
うになっており、主制御部6はこの判定結果に基づきデ
ジタル信号処理部5を制御し、該デジタル信号処理部5
内のROMに格納されている各モードに対応したアルゴ
リズムによって圧縮処理を施す。
【0042】また、無音圧縮併用音声起動録音設定ボタ
ン10cは、無音圧縮併用音声起動録音(SCVA)を
選択するボタンであり、本実施形態ではスライドスイッ
チで構成される。
【0043】そして、この無音圧縮併用音声起動録音設
定ボタン10cをオンすることによって無音圧縮併用音
声起種録音を行うモードに、オフすることによって通常
録音モードに設定される。
【0044】この無音圧縮併用音声起動録音設定ボタン
10cの設定状態も主制御部6により判定されるように
なっており、主制御部6はこの判定結果に基づいてデジ
タル信号処理部5内のROMに格納されている所定のプ
ログラムにより音声起動処理を施す。
【0045】上記音声データ圧縮アルゴリズムは、デジ
タル信号処理部5内のROM中に2種類(LONGモー
ドとSTANDARDモード)のプログラムモジュール
として格納されている。
【0046】これらLONGモードとSTANDARD
モードの2種類のプログラムモジュールのどちらを実行
するかは、音声データ圧縮アルゴリズム設定ボタン10
bの設定状態に基づいて主制御部6からの指令により定
められる。
【0047】また、SCVA(無音圧縮併用音声起動録
音)機能も、デジタル信号処理部5内のROMに格納さ
れているプログラムを選択的に実行することによって実
現される。
【0048】また、本実施形態のデジタル音声記録装置
は録音中に、そのモニタ信号をイヤホンジャック15か
ら出力することができるようになっている。
【0049】すなわち、録音処理において、マイクロホ
ン1によつて入力された音声信号は、プリアンプ2、ロ
ーパスフィルタ3、A/D変換器4を介してデジタル信
号処理部5に入力されるが、本実施形態ではかかる音声
データに圧縮・伸長等の処理を施すことなく、デジタル
信号処理部5よりD/A変換器12、ローパスフィルタ
13、パワーアンプ14を介して録音モニタ信号として
イヤホンジャック15から出力する。
【0050】このように、録音モニタ信号はデジタル信
号処理部5による音声データの圧縮・伸長のプロセスを
経由せずに外部に出力されるが、その周波数特性等の諸
特性は、本実施形態のデジタル音声記録装置によって録
音して再生される音声信号とほぼ同一のものとなってい
る。
【0051】本実施形態のデジタル音声記録装置は、録
音時には記録部7に記録される音声データをファイル単
位で管理を行い、新規録音時にはファイルを作成して録
音を行う。
【0052】また、新規録音以外のとき(例えば、再生
をファイルの途中で止めた場合など)には、記録部7に
おける現在位置から上書きで録音を行うものとする。
【0053】ここで、上記NEWボタン9は、録音中ま
たは現在位置がファイルの途中位置にある場合などにオ
ンされることによって、新規ファイルを作成するための
ボタンである。
【0054】ここで、図2のフローチャートを用いて本
実施形態のデジタル音声記録装置の動作の説明を行う。
【0055】まず、当該デジタル記録装置に電源が供給
されると、主制御部6内にあるRAM等の初期設定が行
われる(ステップS1)。
【0056】次に、主制御部6は、操作入力部11内に
あるいずれかの操作ボタンが押されているか否の検出を
行い(ステップS2)、操作入力部11内にあるいずれ
の操作ボタンも押されていないと判断すると、いずれか
の操作ボタンが押されるまで処理を行わない。
【0057】上記ステップS2において、主制御部6
は、操作入力部11内にあるいずれかの操作ボタンが押
されたと判定すると、それがRECボタンであるかどう
かの判定を行い(ステップS3)、RECボタンである
と判定すると録音処理(ステップS4)に進み録音動作
を行う。
【0058】上記ステップS3において、主制御部6
は、RECボタンでないと判断すると、それがPLAY
ボタンであるかどうかの判定を行い(ステップS5)、
PLAYボタンであると判定すると再生処理(ステップ
S6)に進み再生動作を行う。
【0059】上記ステップS5において、主制御部6
は、PLAYボタンでないと判定すると、それがFFボ
タンであるかどうかの判定を行い(ステップS7)、F
Fボタンであると判定すると早送り処理(ステップS
8)に進み早送り動作を行う。
【0060】上記ステップS7において、主制御部6
は、FFボタンでないと判断すると、それがREWボタ
ンであるかどうかの判定を行い(ステップS9)、RE
Wボタンであると判定すると巻き戻し処理(ステップS
10)に進み巻き戻し動作を行う。
【0061】上記ステップS9において、主制御部6
は、REWボタンでないと判定すると、上記ステッブS
2に戻り、再び、操作入力部11内にあるいずれかの操
作ボタンが押されているかどうかの検出を行う。
【0062】次に、本実施形態のデジタル音声記録装置
による上記ステップS4の録音処理動作を図3に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
【0063】ここで、本実施形態のデジタル音声記録装
置は、記録部7としての着脱可能な記録媒体が当該デジ
タル音声記録装置本体に挿入されている場合に、操作入
力部11内のREC(録音)ボタンが押されると、録音
モード(録音処理)を開始する。
【0064】まず、主制御部6は、上記着脱可能な記録
媒体が当該デジタル音声記録装置本体に挿入されている
かどうかの判定を不図示の記録媒体検出スイッチの状態
を検出することにより行い(ステップS11)、着脱可
能な記録媒体が挿入されていると判断すると、マイクロ
ホン1からの入力音声信号をA/D変換器4でA/D変
換した後、デジタル信号処理部5においてフレーム周期
と呼ばれる一定時間分のデータごとに所定のアルゴリズ
ムにより圧縮処理をしたうえで、その音声データをその
記録媒体に記録する処理開始する(ステップS12)。
【0065】次に、主制御部6は、操作入力部11の状
態を判別して、現在のモード(録音モード)とは異なる
モードを設定するボタンが押されているか否か判定を行
う(ステップS13)。
【0066】ここで、主制御部6は、操作入力部11に
おいて他のモードの操作ボタンが押されていると判定す
ると、録音終了処理(ステップS16)を行って、当該
録音処理から抜ける。
【0067】一方、主制御部6は、操作ボタンの状態に
変化がないと判定すると、記録媒体が挿入されているか
どうかの判定を行い(ステップS14)、記録媒体が挿
入されていないと判断すると上記ステップS16に進み
当該録音処理を終了する。
【0068】上記ステップS14において、主制御部6
は、記録媒体が挿入されていると判断すると、当該記録
媒体に空き容量があるかどうかの判定を行い(ステップ
S15)、記録媒体に空き容量がないと判断すると上記
ステップS16に進み当該録音処理を終了する。
【0069】上記ステップS15において、主制御部6
は、記録媒体に空き容量があると判断すると上記ステッ
プS13に戻り、当該録音処理を継続して行う。
【0070】ところで、以下のステップS17〜ステッ
プS22の動作は、本実施形態のデジタル音声記録装置
のイヤホンジャック15とパーソナルコンピュータ31
のマイクロホン入力端子またはライン入力端子を所定の
接続コードによって接続した状態で行うものとする。
【0071】上記ステップS11において、記録媒体が
挿入されていないと判断すると、主制御部6は、現在の
マイクロホン感度切換設定、音声データ圧縮アルゴリズ
ムの切換設定、SCVAのオン・オフ、の各ボタンの状
態を判定し、それらの状態を主制御部6内にあるRAM
に記憶しておく(ステップS17)。
【0072】次に、主制御部6は上記各種設定操作部1
0の設定状態如何によらずエンロールに適した設定状態
になるように本実施形態のデジタル音声記録装置の各部
を制御する(ステップS18)。
【0073】このエンロールに適した設定状態とは、本
実施形態においては以下のように設定されるものであ
る。
【0074】すなわち、マイクロホン1の感度はDIC
Tモードに、音声データ圧縮アルゴリズムはSTAND
ARDモードになるように設定される。
【0075】次に、ユーザの音声をマイクロホン1で採
取し、主制御部6の制御下に、このマイクロホン1から
のアナログ信号を一定周期でデジタル音声データに変換
してデジタル信号処理部5に取り込む。
【0076】このデジタル信号処理部5では、取り込ん
だ音声データの音量を変更する処理をした上でD/A変
換してイヤホンジャック15からアナログ音声信号とし
て出力する(ステップS19)。
【0077】すなわち、主制御部6の制御下にマイクロ
ホン1に入力された音声信号はプリアンプ2、ローパス
フィルタ3、A/D変換器4を介してデジタル信号処理
部5に取り込まれ、符号化等の圧縮、伸長プロセスを経
由せずにD/A変換器12、ローパスフイルタ13、パ
ワーアンプ14を経て、イヤホンジャック15から出力
される。
【0078】なお、イヤホンジャック15から出力され
るアナログ音声信号の出力レベル等は、実際に音声認識
を行うパーソナルコンピュータ31等の装置に適するよ
う調整される。
【0079】また、本実施形態では処理の高速化を考慮
して音声信号の符号化等の圧縮、伸長プロセスを経由し
なかったが、音声認識の精度を向上させるためには、上
記プロセスを経由させた方がより効果的である。
【0080】上述したようにイヤホンジャック15は、
パーソナルコンピュータ31のマイクロホン入力端子ま
たはライン入力端子に接続されており、上記アナログ音
声信号はパーソナルコンピュータ31に取り込まれる。
【0081】そして、パーソナルレコンピュータ31側
では、このアナログ音声信号に基づいてユーザの話し方
の特徴等を登録し、音声認識適したデータに再構築す
る。
【0082】この場合、パーソナルコンピュータ31の
モニタ画面上には、予め、用意されているエンロール用
の文章が表示されており、ユーザは該文章を読み上げ
る。
【0083】次に、主制御部6は、上記操作部入力部1
1内にあるRECボタンがオンされたままかどうかの判
定を行い(ステップS20)、オンされていると判断す
ると上記イヤホンジャック15からのアナログ信号出力
を継続して行わせる。
【0084】上記ステップS20において、主制御部6
は、操作入力部11内にあるRECボタンがオフされた
と判断すると、各部の動作を停止させ、上記イヤホンジ
ャック15からのアナログ信号出力を終了し(ステップ
S21)、上記ステップS17において記憶しておいた
マイクロホン感度切換設定、音声データ圧縮アルゴリズ
ムの切換設定、SCVAのオン・オフ、の各ボタンの状
態を元に戻し(ステップS22)、当該録音処理から抜
ける。
【0085】また、上記ステップS17からの処理中、
主制御部6は記録媒体に記録を行っていないことをユー
ザに知らしめるために、表示部(LCD)8にその表示
を行わさせる。
【0086】なお、本実施形態においては、記録媒体の
挿入の有無によりRECボタンを用いてエンロールモー
ド設定を行ったが、RECボタンに限ることなく、例え
ば、NEWボタン等の記録媒体の未装填時には必要度の
低い操作ボタンを用いるようにしてもよい。
【0087】また、本実施形態においては、上記ステッ
プS20の判定はRECボタンが押されたままか否かの
判定により行っているが、これに限らず再びRECボタ
ンが押されたか否かの判定により行うようにしてもよ
い。
【0088】また、本実施形態において、音声データ圧
縮アルゴリズム設定ボタン10bと無音圧縮併用音声起
動釦音設定ボタン10cとは、スライドスイッチで構成
されると共に、マイクロホン感度設定ボタン10aは表
示部8に表示されるメニュー画面で選択するスイッチで
構成されるとしているが、これらに限らず以下のような
スイッチでもよい。
【0089】すなわち、上記各種設定操作部10におけ
るマイクロホン感度設定ボタン10a、音声データ圧縮
アルゴリズム設定ボタン10b、無音圧縮併用音声起動
録音設定ボタン10cの各ボタン(スイッチ)はスライ
ドスイッチやプッシュスイッチのようにスイッチの状態
を機械的に保持するものでもよいし、タクトスイッチの
ように機械的に状態保持機能のないスイッチを用いても
よい。
【0090】また、プログラムの組み方によっては、C
PUによりスイッチの状態を記憶しておいて、スイッチ
を1回押すとオン、もう1回押すとオフというような動
作をさせることもできる。
【0091】さらに、必ずしも、一つ一つの機能に対応
しているスイッチが存在していなくてもよい。
【0092】すなわち、表示部(LCD)8において、
メニューという形で機能を一覧表示させたり、順番に表
示させたりして、その中から機能のオン/オつを選択で
きるようにしてもよいし、あるいは、これらの混在でも
よい。
【0093】以上説明したように、本実施形態のデジタ
ル音声記録装置によると、着脱可能な記録媒体が挿入さ
れていない場合に、操作入力部11内にあるRECボタ
ンをオンする前のマイクロホン感度切換、音声データ圧
縮アルゴリズム切換の各ボタン(マイクロホン感度設定
ボタン10a.音声データ圧縮アルゴリズム設定ボタン
10b)の状態が如何なるものであろうとも、音声認識
用の録音を行うときと同じ条件でエンロールを実行する
ことができることになる。
【0094】すなわち、エンロールを行っている間に、
マイクロホン感度設定ボタン10a、音声データ圧縮ア
ルゴリズム設定ボタン10b、無音圧縮併用音声起動録
音設定ボタン10cの各ボタンが不用意に操作されて
も、エンロールに適した状態が維持されることになる。
【0095】また、着脱可能な記録媒体が挿入されてい
ないときにのみエンロールを行うことが可能となるの
で、無駄な記録を行うことなくエンロール作業を行うこ
とができる。
【0096】そして、上述したような実施の形態で示し
た本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至
3以外にも、以下に付記1乃至付記8として示すような
発明が含まれている。
【0097】(付記1) さらに、記録データを取り込
むためのデータ入力手段を有し、上記第2の動作は上記
データ入力手段の入力レベルを所定の値に設定する入力
レベル設定動作であることを特徴とする請求項3に記載
のデータ記録装置。
【0098】(付記2) 上記データ入力手段はマイク
ロホンであり、上記第2の動作は上記マイクロホンの感
度を所定の感度に設定するマイクロホン感度設定動作で
あることを特徴とする付記1記載のデータ記録装置。
【0099】(付記3) さらに、記録データの圧縮率
を設定する圧縮率設定手段を有し、上記第2の動作は上
記圧縮率を所定の圧縮率設定する圧縮率設定動作である
ことを特徴とする請求項3に記載のデータ記録装置。
【0100】(付記4) 上記所定の圧縮率はエンロー
ルが可能な圧縮率であることを特徴とする付記3記載の
データ記録装置。
【0101】(付記5) さらに、アナログデータを外
部機器へ出力する出力手段を有し、上記第2の動作は上
記出力レベルを所定の値に設定する出力レベル設定動作
であることを特徴とする請求項3に記載のデータ記録装
置。
【0102】(付記6) 入力された音声データから話
者の音声の特徴を登録するエンロール機能を備えた音声
認識装置に接続可能であり、記録媒体が着脱可能である
音声記録装置において、音声を入力するマイクロホン
と、上記マイクロホンの感度を任意の感度値に設定可能
なマイクロホン感度設定手段と、上記記録媒体の着脱状
態を検出する検出手段と、上記検出手段により上記記録
媒体が脱状態であると判定された場合に所定の操作ボタ
ンが押されたときには、上記マイクロホン感度設定手段
によって上記マイクロホンの感度をエンロールに適した
感度値に設定する制御手段と、を具備したことを特徴と
する音声記録装置。
【0103】(付記7) 入力された音声データを圧縮
するデータ圧縮手段を有し、上記音声データの圧縮量を
任意に設定可能であると共に、入力された音声データか
ら話者の音声の特徴を登録するエンロール機能を備えた
音声認識装置に接続可能であり、記録媒体が着脱可能で
ある音声記録装置において、上記記録媒体の着脱状態を
検出する検出手段と、上記検出手段により上記記録媒体
が脱状態であると判定された場合に所定の操作ボタンが
押されたときに、上記音声データの圧縮量をエンロール
に適した圧縮量以下に制御する制御手段と、を具備した
ことを特徴とする音声記録装置。
【0104】(付記8) 入力された音声データから話
者の音声の特徴を登録するエンロール機能を備えた音声
認識装置に接続可能であり、記録媒体が着脱可能である
音声記録装置において、入力された音声データをアナロ
グ音声データとして上記音声認識装置に出力する出力手
段と、上記アナログ音声データの出力レベルを任意のレ
ベルに設定可能な出力レベル設定手段と、上記記録媒体
の着脱状態を検出する検出手段と、上記検出手段により
上記記録媒体が脱状態であると判定された場合に所定の
操作ボタンが押されたときには、出力レベル設定手段に
よって上記アナログ音声データの出力レベルをエンロー
ルに適した出力レベルに設定する制御手段と、を具備し
たことを特徴とする音声記録装置。
【0105】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、本体に着脱可能な記録媒体を使用可能なデータ
記録装置において、例えば、エンロールを行うための設
定等の動作設定を簡単かつ合理的に行うことができるデ
ータ記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態であるデジタル音
声記録装置の構成を示したブロック図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態であるデジタル音
声記録装置の動作を説明するために示したフローチャー
トである。
【図3】図3は、図2のステップS4による録音処理動
作を詳細に説明するために示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…マイクロホン、 21…マイクロホン感度切換回路、 2…プリアンプ、 3…ローパスフィルタ、 4…A/D変換器、 5…デジタル信号処理部(DSP)、 12…D/A変換器、 13…ローパスフィルタ、 14…パワーアンプ、 31…パーソナルコンピュータ、 15…イヤホンジャック、 6…主制御部(CPU)、 7…着脱可能な不揮発性の記録媒体(MEMORY)で
なる記録部、 8…表示部(LCD)、 11…操作人力部、 9…NEWボタン、 10…各種設定操作部、 10a…マイクロホン感度設定ボタン、 10b…音声データ圧縮アルゴリズム設定ボタン、 10c…無音圧縮併用音声起動設定ボタン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に着脱可能な記録媒体を使用可能な
    データ記録装置において、 上記着脱可能な記録媒体が上記本体に装填されているか
    否かを検出する検出手段と、 所定の動作を指示する操作スイッチと、 上記操作スイッチが操作された際、上記検出手段におい
    て上記着脱可能な記録媒体が上記本体に装填されている
    ことが検出されたときには第1の動作を行い、上記検出
    手段において上記着脱可能な記録媒体が上記本体に装填
    されていないことが検出されたときには第2の動作を行
    うように上記本体の動作を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の動作はデータを上記着脱可能
    な記録媒体に記録する記録動作、または新規データファ
    イルの追加動作であること特徴とする請求項1に記載の
    データ記録装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の動作は、データ記録に関する
    パラメータを所定の値に設定する設定動作であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のデータ記録装置。
JP31993899A 1999-11-10 1999-11-10 データ記録装置 Withdrawn JP2001142490A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203742A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Kenwood Corp 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

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