JP2001141427A - レール断面測定装置 - Google Patents
レール断面測定装置Info
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- JP2001141427A JP2001141427A JP32617599A JP32617599A JP2001141427A JP 2001141427 A JP2001141427 A JP 2001141427A JP 32617599 A JP32617599 A JP 32617599A JP 32617599 A JP32617599 A JP 32617599A JP 2001141427 A JP2001141427 A JP 2001141427A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スリット光が分離しても測定可能なレール断面
測定装置を実現。 【解決手段】レール1に対して照射方向の異なる複数の
スリット光13a,13bを照射するとともに、それぞ
れの像15a,15bを区別して撮ってレール断面像を
求める。また、その区別をレーザ光と干渉フィルタとの
組み合わせで行う。さらに、撮った画像データ41aに
対して座標変換等の処理を施すとともに、スリット光が
複数であるのに対応して座標変換パラメータ44aも複
数組保持する。
測定装置を実現。 【解決手段】レール1に対して照射方向の異なる複数の
スリット光13a,13bを照射するとともに、それぞ
れの像15a,15bを区別して撮ってレール断面像を
求める。また、その区別をレーザ光と干渉フィルタとの
組み合わせで行う。さらに、撮った画像データ41aに
対して座標変換等の処理を施すとともに、スリット光が
複数であるのに対応して座標変換パラメータ44aも複
数組保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レール上を走行
する検測車等に搭載されてレール断面を測定するレール
断面測定装置に関し、詳しくは、レールに対してスリッ
ト光を照射してその表面形状の映像・影像等の像を撮る
光切断法に基づいて画像データを得、それに対して所定
の座標変換等の画像処理を施して擬似的にレール断面像
を求めるレール断面測定装置に関する。
する検測車等に搭載されてレール断面を測定するレール
断面測定装置に関し、詳しくは、レールに対してスリッ
ト光を照射してその表面形状の映像・影像等の像を撮る
光切断法に基づいて画像データを得、それに対して所定
の座標変換等の画像処理を施して擬似的にレール断面像
を求めるレール断面測定装置に関する。
【0002】
【背景の技術】鉄道用レールは走行車両の車輪と擦れ合
うことによりレールの踏面や頭部が摩耗する。その摩耗
量が或るレベルを超えると脱線等を招く可能性があるこ
とから、それ以前に正常なレールと交換しなければなら
ないので、レールの摩耗量を的確に把握するために、随
時あるいは定期的にレール摩耗量を測定することが必要
となる。そして、レール摩耗量はレール断面像から求め
られるが、走行中にレールを切断することなく擬似的に
レール断面像を求めるには、先ず、レールの表面形状を
反映した生のレール画像をレールの外から撮る必要があ
り、それから、座標変換等の画像処理によって間接的に
レール断面像を作り上げることとなる。
うことによりレールの踏面や頭部が摩耗する。その摩耗
量が或るレベルを超えると脱線等を招く可能性があるこ
とから、それ以前に正常なレールと交換しなければなら
ないので、レールの摩耗量を的確に把握するために、随
時あるいは定期的にレール摩耗量を測定することが必要
となる。そして、レール摩耗量はレール断面像から求め
られるが、走行中にレールを切断することなく擬似的に
レール断面像を求めるには、先ず、レールの表面形状を
反映した生のレール画像をレールの外から撮る必要があ
り、それから、座標変換等の画像処理によって間接的に
レール断面像を作り上げることとなる。
【0003】特開平6−11315号公報に記載された
レール断面摩耗測定装置は、そのような要請に応えうる
レール断面測定装置の典型例であり、光切断法という光
学式測定方法を用いたものである。そこで、この装置
は、測定対象物であるレールに対しスリット光を照射し
て恰も切断したかのようにレール形状を浮き上がらせて
その部分の表面映像を撮るとともに、こうして得た生の
レール画像に対し座標系をカメラ基準の座標からレール
基準の座標に切り換える所定の座標変換を施して正規化
したレール断面像を疑似的に得、それから、このレール
断面像を用いて摩耗量を算出するようになっている。
レール断面摩耗測定装置は、そのような要請に応えうる
レール断面測定装置の典型例であり、光切断法という光
学式測定方法を用いたものである。そこで、この装置
は、測定対象物であるレールに対しスリット光を照射し
て恰も切断したかのようにレール形状を浮き上がらせて
その部分の表面映像を撮るとともに、こうして得た生の
レール画像に対し座標系をカメラ基準の座標からレール
基準の座標に切り換える所定の座標変換を施して正規化
したレール断面像を疑似的に得、それから、このレール
断面像を用いて摩耗量を算出するようになっている。
【0004】図4にその光学系を示したが、レール画像
を得るために、キセノンフラッシュランプ等を内蔵した
スリット光源11と、その照射をレール1にほぼ直交し
たスリット光13に絞り込むスリット部材12と、スリ
ット光13がレール1に当たってできるスリット像15
を撮るCCDカメラ14とが設けられている。これら
は、図示しない検測車の下面に取り付けられており、一
本のレール1に対して2台のCCDカメラ14が設けら
れていて、そのレール1を両側の斜め上から挟み込むよ
うに撮影することで、底面を除きレールのほぼ全周につ
いての映像が得られる。
を得るために、キセノンフラッシュランプ等を内蔵した
スリット光源11と、その照射をレール1にほぼ直交し
たスリット光13に絞り込むスリット部材12と、スリ
ット光13がレール1に当たってできるスリット像15
を撮るCCDカメラ14とが設けられている。これら
は、図示しない検測車の下面に取り付けられており、一
本のレール1に対して2台のCCDカメラ14が設けら
れていて、そのレール1を両側の斜め上から挟み込むよ
うに撮影することで、底面を除きレールのほぼ全周につ
いての映像が得られる。
【0005】こうしてレール画像が得られるが、レール
1との接触やスリット光13との干渉を避ける等のため
にCCDカメラ14での撮像がレール1の斜め上から行
われるので、生のレール画像は歪んでいる。その歪み
は、CCDカメラ14の取り付け位置や向きといった幾
何学的な関係に基づいて定まり、所定の変換式による座
標変換を施すことで概ね除去される。すなわち、カメラ
基準座標系によるレール画像の任意位置を(X,Y)と
表し、レールの垂直な断面に対応したレール基準座標系
によるレール断面像の該当位置を(XX,YY)と表す
と、XX=(A0×X+A1×Y+A2)/(A6×X
+A7×Y+1)、およびYY=(A3×X+A4×Y
+A5)/(A6×X+A7×Y+1)という座標変換
の式が成立する。
1との接触やスリット光13との干渉を避ける等のため
にCCDカメラ14での撮像がレール1の斜め上から行
われるので、生のレール画像は歪んでいる。その歪み
は、CCDカメラ14の取り付け位置や向きといった幾
何学的な関係に基づいて定まり、所定の変換式による座
標変換を施すことで概ね除去される。すなわち、カメラ
基準座標系によるレール画像の任意位置を(X,Y)と
表し、レールの垂直な断面に対応したレール基準座標系
によるレール断面像の該当位置を(XX,YY)と表す
と、XX=(A0×X+A1×Y+A2)/(A6×X
+A7×Y+1)、およびYY=(A3×X+A4×Y
+A5)/(A6×X+A7×Y+1)という座標変換
の式が成立する。
【0006】そして、この変換式におけるパラメータA
0〜A7は、レール画像に反映されるレール1の特徴的
形状を幾つか抽出して、歪みの無い理想的なレール断面
像の特徴と対比させることで、定められる。しかも、C
CDカメラ14の設置後であれば、必要な幾何学的関係
が確定し、それに基づいて予め決定しておくことが可能
なので、演算量軽減等の観点から、固定値にして用いら
れる。また、外側のレール頭部側面の下端に位置するレ
ールあご等が安定な基準点として選出され、画像処理し
て得たレール断面像と摩耗の無い理想的な基準レール像
との偏差を抽出する等の処理も行われて、レール摩耗量
が算出される。
0〜A7は、レール画像に反映されるレール1の特徴的
形状を幾つか抽出して、歪みの無い理想的なレール断面
像の特徴と対比させることで、定められる。しかも、C
CDカメラ14の設置後であれば、必要な幾何学的関係
が確定し、それに基づいて予め決定しておくことが可能
なので、演算量軽減等の観点から、固定値にして用いら
れる。また、外側のレール頭部側面の下端に位置するレ
ールあご等が安定な基準点として選出され、画像処理し
て得たレール断面像と摩耗の無い理想的な基準レール像
との偏差を抽出する等の処理も行われて、レール摩耗量
が算出される。
【0007】
【従来の技術】従来は、一本のレール1の表面形状につ
いて少なくともレール頭部の頂面および両側面を一本の
スリット光13で浮き上がらせるために、レール1の横
幅よりも長く而も一体物に形成されたスリット部材12
が用いられていた。そして、複数のCCDカメラ14に
よる撮影は、異なる撮影位置から行われるが、一本のス
リット光13に基づくスリット像15を区別すること無
く行われていた。
いて少なくともレール頭部の頂面および両側面を一本の
スリット光13で浮き上がらせるために、レール1の横
幅よりも長く而も一体物に形成されたスリット部材12
が用いられていた。そして、複数のCCDカメラ14に
よる撮影は、異なる撮影位置から行われるが、一本のス
リット光13に基づくスリット像15を区別すること無
く行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のレール断面測定装置では、必然的にスリット部材
その他の光学系が大形化しやすい。このため、原価削減
や作業負担軽減等の観点から、小形化が望まれる。そし
て、そのような要請に応えるべく、発光部に対してスリ
ット部材が組み合わせられて概ね一体的に纏められたレ
ーザユニットを光学系に採用することも考えられる。
従来のレール断面測定装置では、必然的にスリット部材
その他の光学系が大形化しやすい。このため、原価削減
や作業負担軽減等の観点から、小形化が望まれる。そし
て、そのような要請に応えるべく、発光部に対してスリ
ット部材が組み合わせられて概ね一体的に纏められたレ
ーザユニットを光学系に採用することも考えられる。
【0009】しかしながら、そのような小形のスリット
部材等を用いてレール頭部についてその頂面ばかりかそ
れに連なる両側面にもスリット光を照射するには、一本
のレールに対してもスリット部材等を複数設けて異なる
方向から照射するとともに、複数のスリット光が重なっ
て恰も一本のスリット光に見える状態まで十分に光学系
を調整することも必要となるが、その調整作業は、厄介
である。このため、スリット部材等を分けただけでは、
小形化は図れても別の作業負担が加わるので、不都合で
ある。
部材等を用いてレール頭部についてその頂面ばかりかそ
れに連なる両側面にもスリット光を照射するには、一本
のレールに対してもスリット部材等を複数設けて異なる
方向から照射するとともに、複数のスリット光が重なっ
て恰も一本のスリット光に見える状態まで十分に光学系
を調整することも必要となるが、その調整作業は、厄介
である。このため、スリット部材等を分けただけでは、
小形化は図れても別の作業負担が加わるので、不都合で
ある。
【0010】そこで、スリット部材等を複数に分けても
複数のスリット光を一本化する調整作業は要らないよ
う、光学系等について更なる工夫を凝らすことが技術的
な課題となる。この発明は、このような課題を解決する
ためになされたものであり、スリット光が分離していて
も測定が可能なレール断面測定装置を実現することを目
的とする。
複数のスリット光を一本化する調整作業は要らないよ
う、光学系等について更なる工夫を凝らすことが技術的
な課題となる。この発明は、このような課題を解決する
ためになされたものであり、スリット光が分離していて
も測定が可能なレール断面測定装置を実現することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第5の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
るために発明された第1乃至第5の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0012】[第1の解決手段]第1の解決手段のレー
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項1に記載の如
く)、(一の)レールに対してスリット光を照射する
(照射手段と、それ)とともに(検測車等に対して装着
されて)その(映像・影像等の)像を撮って(画像デー
タを出力する撮像手段と、その画像データに対して所定
の座標変換等の画像処理を施して)レール断面像を求め
る(データ処理手段とを備えた)レール断面測定装置に
おいて、(前記照射手段は、)前記スリット光が照射方
向の異なる複数のものからな(るよう前記レールに対す
るスリット光の照射を複数の異なる方向から行うもので
あ)り、(前記レールの表面における)それぞれの(ス
リット光の)像が区別して撮られる(よう波長又は周波
数に基づく弁別手段や交互処理又は逐次処理に基づく時
分割手段等の手段が前記撮像装置または他の部分に付加
されている)、というものである。
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項1に記載の如
く)、(一の)レールに対してスリット光を照射する
(照射手段と、それ)とともに(検測車等に対して装着
されて)その(映像・影像等の)像を撮って(画像デー
タを出力する撮像手段と、その画像データに対して所定
の座標変換等の画像処理を施して)レール断面像を求め
る(データ処理手段とを備えた)レール断面測定装置に
おいて、(前記照射手段は、)前記スリット光が照射方
向の異なる複数のものからな(るよう前記レールに対す
るスリット光の照射を複数の異なる方向から行うもので
あ)り、(前記レールの表面における)それぞれの(ス
リット光の)像が区別して撮られる(よう波長又は周波
数に基づく弁別手段や交互処理又は逐次処理に基づく時
分割手段等の手段が前記撮像装置または他の部分に付加
されている)、というものである。
【0013】このような第1の解決手段のレール断面測
定装置にあっては、一本のレールに対して異なる方向か
ら複数のスリット光が照射され、その像に基づいてレー
ル断面像が求まるが、その際、それぞれの像が区別して
撮られる。そして、それぞれのスリット光の像が区別し
て撮られるようにしたことにより、スリット光が一本で
無くても、一般にレールの断面形状が長手方向で急に変
化することは滅多に無いという特質も踏まえて、それぞ
れの画像データに対して個々に定まる画像処理を施すこ
とで、適切なレール断面像が得られる。したがって、こ
の発明によれば、スリット光が分離していても測定が可
能なレール断面測定装置を実現することができ、その結
果、スリット部材等を複数に分けても複数のスリット光
を一本化する調整作業は不要となる。
定装置にあっては、一本のレールに対して異なる方向か
ら複数のスリット光が照射され、その像に基づいてレー
ル断面像が求まるが、その際、それぞれの像が区別して
撮られる。そして、それぞれのスリット光の像が区別し
て撮られるようにしたことにより、スリット光が一本で
無くても、一般にレールの断面形状が長手方向で急に変
化することは滅多に無いという特質も踏まえて、それぞ
れの画像データに対して個々に定まる画像処理を施すこ
とで、適切なレール断面像が得られる。したがって、こ
の発明によれば、スリット光が分離していても測定が可
能なレール断面測定装置を実現することができ、その結
果、スリット部材等を複数に分けても複数のスリット光
を一本化する調整作業は不要となる。
【0014】[第2の解決手段]第2の解決手段のレー
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項2に記載の如
く)、上記の第1の解決手段のレール断面測定装置であ
って、前記スリット光(を発する前記照射手段またはそ
の一部の手段)がレーザ光(を発するレーザ装置)であ
り、(前記スリット光)それぞれの像(を区別する手
段)が(各スリット光の波長の相違に基づいて弁別する
複数の)干渉フィルタ(を有していてそれら)にて(各
像が)区別される(ようになっている)、というもので
ある。
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項2に記載の如
く)、上記の第1の解決手段のレール断面測定装置であ
って、前記スリット光(を発する前記照射手段またはそ
の一部の手段)がレーザ光(を発するレーザ装置)であ
り、(前記スリット光)それぞれの像(を区別する手
段)が(各スリット光の波長の相違に基づいて弁別する
複数の)干渉フィルタ(を有していてそれら)にて(各
像が)区別される(ようになっている)、というもので
ある。
【0015】このような第2の解決手段のレール断面測
定装置にあっては、波長分布の広がりが狭いレーザ光
と、そのような光に対する弁別能力の高い干渉フィルタ
とが組み合わせられているので、各スリット光の像が明
りょうに区別して撮られることとなる。このようにスリ
ット光の波長域を使い分けることにより、比較的単純な
同様構成部分を多重に設ける程度のことで複雑化が回避
されるとともに、それでも適切な測定結果が得られる。
したがって、この発明によれば、スリット光が分離して
いても測定が可能なレール断面測定装置を簡素に実現す
ることができる。
定装置にあっては、波長分布の広がりが狭いレーザ光
と、そのような光に対する弁別能力の高い干渉フィルタ
とが組み合わせられているので、各スリット光の像が明
りょうに区別して撮られることとなる。このようにスリ
ット光の波長域を使い分けることにより、比較的単純な
同様構成部分を多重に設ける程度のことで複雑化が回避
されるとともに、それでも適切な測定結果が得られる。
したがって、この発明によれば、スリット光が分離して
いても測定が可能なレール断面測定装置を簡素に実現す
ることができる。
【0016】[第3の解決手段]第3の解決手段のレー
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項3に記載の如
く)、上記の第1,第2の解決手段のレール断面測定装
置であって、(前記データ処理手段は、)前記レール断
面像を求める際に(それぞれの像を)撮った画像データ
(それぞれ)に対して座標変換処理を含む所定の画像処
理を施すとともに、前記スリット光が複数であるのに対
応して前記座標変換処理用のパラメータが複数組保持さ
れている、というものである。
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項3に記載の如
く)、上記の第1,第2の解決手段のレール断面測定装
置であって、(前記データ処理手段は、)前記レール断
面像を求める際に(それぞれの像を)撮った画像データ
(それぞれ)に対して座標変換処理を含む所定の画像処
理を施すとともに、前記スリット光が複数であるのに対
応して前記座標変換処理用のパラメータが複数組保持さ
れている、というものである。
【0017】このような第3の解決手段のレール断面測
定装置にあっては、一本のレールに対してスリット光が
複数照射され、それぞれの像が区別して撮られるととも
に、それぞれの画像データに対して個々に該当する組の
パラメータを用いて座標変換処理が施される。これによ
り、各スリット光が重なって一本になっていたとしても
そうでなく分離していたとしても、それぞれの画像デー
タに対してそれぞれに適切な座標変換が施されるので、
何れの画像も適切かつ確実にレール基準の共通座標に統
一されて所望のレール断面像が得られる。したがって、
この発明によれば、スリット光が分離していても測定が
可能なレール断面測定装置を確実に実現することができ
る。
定装置にあっては、一本のレールに対してスリット光が
複数照射され、それぞれの像が区別して撮られるととも
に、それぞれの画像データに対して個々に該当する組の
パラメータを用いて座標変換処理が施される。これによ
り、各スリット光が重なって一本になっていたとしても
そうでなく分離していたとしても、それぞれの画像デー
タに対してそれぞれに適切な座標変換が施されるので、
何れの画像も適切かつ確実にレール基準の共通座標に統
一されて所望のレール断面像が得られる。したがって、
この発明によれば、スリット光が分離していても測定が
可能なレール断面測定装置を確実に実現することができ
る。
【0018】[第4の解決手段]第4の解決手段のレー
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項4に記載の如
く)、上記の第3の解決手段のレール断面測定装置であ
って、前記パラメータを各組毎に更新しうる手段が設け
られている、というものである。
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項4に記載の如
く)、上記の第3の解決手段のレール断面測定装置であ
って、前記パラメータを各組毎に更新しうる手段が設け
られている、というものである。
【0019】このような第4の解決手段のレール断面測
定装置にあっては、一部のスリット部材等を付け替えた
り調整したりして一部のスリット光とレールとの対応関
係が変化したときには、対応する組のパラメータが更新
される。その際、他の組のパラメータを更新しなければ
それと他のスリット部材等との対応関係は適切な状態に
維持される。これにより、一部部品の修理や調整等の部
分的な変更があってもその影響はその部分とそれに直接
的に関連する局所に止まることから、部分的な変更が可
能で而も容易に行えるので、他の部分共々一括して付け
替えるという事態が減り、保守作業等が楽になる。した
がって、この発明によれば、スリット光が分離していて
も測定が可能であって保守もし易いレール断面測定装置
を実現することができる。
定装置にあっては、一部のスリット部材等を付け替えた
り調整したりして一部のスリット光とレールとの対応関
係が変化したときには、対応する組のパラメータが更新
される。その際、他の組のパラメータを更新しなければ
それと他のスリット部材等との対応関係は適切な状態に
維持される。これにより、一部部品の修理や調整等の部
分的な変更があってもその影響はその部分とそれに直接
的に関連する局所に止まることから、部分的な変更が可
能で而も容易に行えるので、他の部分共々一括して付け
替えるという事態が減り、保守作業等が楽になる。した
がって、この発明によれば、スリット光が分離していて
も測定が可能であって保守もし易いレール断面測定装置
を実現することができる。
【0020】[第5の解決手段]第5の解決手段のレー
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項5に記載の如
く)、上記の第1〜第4の解決手段のレール断面測定装
置であって、前記スリット光が複数であるのに対応して
(前記検測車等に対して光学系を装着させるための取付
基板や筐体等の)光学系格納部が(前記検測車等に対し
て装着されたとき一のレールに対する測定を担う部分に
関し)複数に分かれている、というものである。
ル断面測定装置は(、出願当初の請求項5に記載の如
く)、上記の第1〜第4の解決手段のレール断面測定装
置であって、前記スリット光が複数であるのに対応して
(前記検測車等に対して光学系を装着させるための取付
基板や筐体等の)光学系格納部が(前記検測車等に対し
て装着されたとき一のレールに対する測定を担う部分に
関し)複数に分かれている、というものである。
【0021】このような第5の解決手段のレール断面測
定装置にあっては、光学系格納部が複数に分かれている
ので、組み立て時はもちろんのこと、検測車等に対して
光学系を装着させるときや、修理等のために脱着させる
とき等にも、部分的に作業することが即ち何度かに分け
て行う或いは一部についてだけ行うことが可能である。
しかも、そのようにしても、スリット光の分離不分離に
拘わらず測定が可能なようになっているので、測定に不
都合は無い。これにより、本来の測定機能を損なうこと
無く、製造時やその後の作業負担が軽減されることとな
る。したがって、この発明によれば、スリット光が分離
していても測定が可能であって色々な作業も楽なレール
断面測定装置を実現することができる。
定装置にあっては、光学系格納部が複数に分かれている
ので、組み立て時はもちろんのこと、検測車等に対して
光学系を装着させるときや、修理等のために脱着させる
とき等にも、部分的に作業することが即ち何度かに分け
て行う或いは一部についてだけ行うことが可能である。
しかも、そのようにしても、スリット光の分離不分離に
拘わらず測定が可能なようになっているので、測定に不
都合は無い。これにより、本来の測定機能を損なうこと
無く、製造時やその後の作業負担が軽減されることとな
る。したがって、この発明によれば、スリット光が分離
していても測定が可能であって色々な作業も楽なレール
断面測定装置を実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明のレール断面測定装置について、これを実施する
ための具体的な形態を、以下の第1,第2実施例により
説明する。何れも、レール断面の摩耗量を測定するレー
ル断面摩耗測定装置が具体例となっているが、図1及び
図2に示した第1実施例は、上述した第1〜第3の解決
手段を具現化したものであり、図3に示した第2実施例
は、上述した第4,第5の解決手段を具現化したもので
ある。
本発明のレール断面測定装置について、これを実施する
ための具体的な形態を、以下の第1,第2実施例により
説明する。何れも、レール断面の摩耗量を測定するレー
ル断面摩耗測定装置が具体例となっているが、図1及び
図2に示した第1実施例は、上述した第1〜第3の解決
手段を具現化したものであり、図3に示した第2実施例
は、上述した第4,第5の解決手段を具現化したもので
ある。
【0023】
【第1実施例】本発明のレール断面測定装置の第1実施
例としてのレール断面摩耗測定装置について、その具体
的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、そのう
ちの光学系等の構造を示す模式図であり、(a)が斜視
図、(b)が正面図である。また、図2は、信号処理系
等のブロック図である。
例としてのレール断面摩耗測定装置について、その具体
的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、そのう
ちの光学系等の構造を示す模式図であり、(a)が斜視
図、(b)が正面図である。また、図2は、信号処理系
等のブロック図である。
【0024】このレール断面摩耗測定装置は(図2参
照)、光切断法によりレール画像を撮るための光学部1
0と、レール1に付着したゴミ等を吹き飛ばすためのノ
ズルやエア供給ユニット等からなる補助機構部20と、
撮ったレール画像に画像処理を施して所望の測定を行う
ための信号処理部30とを具えている。
照)、光切断法によりレール画像を撮るための光学部1
0と、レール1に付着したゴミ等を吹き飛ばすためのノ
ズルやエア供給ユニット等からなる補助機構部20と、
撮ったレール画像に画像処理を施して所望の測定を行う
ための信号処理部30とを具えている。
【0025】光学部10は(図1参照)、レール1を撮
影するために、検測車2の下面に取り付けられるが、左
右2本のレール1を同時に測定するために、一対が左右
に分けられて、それぞれが、補助機構部20も含めて一
つの筐体に格納され、前後の車輪3の間に搭載される。
また、光学部10は(図2参照)、ランプ方式(11)
からレーザ発光方式(11a,11b)に変更されたス
リット光源や、撮像手段としてのCCDカメラ14から
なるが、レール1一本当たり2台使用されるので、それ
ぞれが4台ずつ設置されたものとなっている。
影するために、検測車2の下面に取り付けられるが、左
右2本のレール1を同時に測定するために、一対が左右
に分けられて、それぞれが、補助機構部20も含めて一
つの筐体に格納され、前後の車輪3の間に搭載される。
また、光学部10は(図2参照)、ランプ方式(11)
からレーザ発光方式(11a,11b)に変更されたス
リット光源や、撮像手段としてのCCDカメラ14から
なるが、レール1一本当たり2台使用されるので、それ
ぞれが4台ずつ設置されたものとなっている。
【0026】左右対称なのでレール一本分について詳述
すると(図1参照)、一本のレール1に対して照射方向
の異なる複数のスリット光を照射するために、レーザ光
を発する一対の右側レーザ発光部11aと左側レーザ発
光部11bとが導入され、右側レーザ発光部11aはレ
ール1の右上方に設置され、左側レーザ発光部11bは
レール1の左上方に設置される。右側レーザ発光部11
aの先端にはシリンドリカルレンズやスリットの形成さ
れた右側スリット部材12aが組み付けられており、そ
こから右側スリット光13aがレール1へ斜めに照射さ
れる。左側レーザ発光部11bにも同様の左側スリット
部材12bが組み付けられていて、そこからは左側スリ
ット光13bが斜めに照射されるようになっている。
すると(図1参照)、一本のレール1に対して照射方向
の異なる複数のスリット光を照射するために、レーザ光
を発する一対の右側レーザ発光部11aと左側レーザ発
光部11bとが導入され、右側レーザ発光部11aはレ
ール1の右上方に設置され、左側レーザ発光部11bは
レール1の左上方に設置される。右側レーザ発光部11
aの先端にはシリンドリカルレンズやスリットの形成さ
れた右側スリット部材12aが組み付けられており、そ
こから右側スリット光13aがレール1へ斜めに照射さ
れる。左側レーザ発光部11bにも同様の左側スリット
部材12bが組み付けられていて、そこからは左側スリ
ット光13bが斜めに照射されるようになっている。
【0027】また、右側スリット光13aによる右側ス
リット像15aはレール1頭部の頂面と右側面とをカバ
ーし、左側スリット光13bによる左側スリット像15
bはレール1頭部の頂面と左側面とをカバーする必要は
あるが、両像15a,15bはレール1の頂面上等で重
なっていても重ならなくても平行になっていても平行で
なくてもレール1に直交していても斜交していても良い
ことから、両像15a,15bを頂面上で一致させるた
めの光軸調整用部材の付加等は不要なので、レーザ発光
部11a,11b等の取付部等は簡素なものとなってい
る。
リット像15aはレール1頭部の頂面と右側面とをカバ
ーし、左側スリット光13bによる左側スリット像15
bはレール1頭部の頂面と左側面とをカバーする必要は
あるが、両像15a,15bはレール1の頂面上等で重
なっていても重ならなくても平行になっていても平行で
なくてもレール1に直交していても斜交していても良い
ことから、両像15a,15bを頂面上で一致させるた
めの光軸調整用部材の付加等は不要なので、レーザ発光
部11a,11b等の取付部等は簡素なものとなってい
る。
【0028】さらに、右側レーザ発光部11a側すなわ
ちレール1の右上方に設置されたCCDカメラ14のレ
ンズ部には右側の干渉フィルタ16aが装着され又は直
前に置かれ、左側レーザ発光部11b側のCCDカメラ
14には左側の干渉フィルタ16bが組み合わせられて
いる。そして、例えば、右側レーザ発光部11aには波
長685nmの光を出すものが採用されるとともに、右
側フィルタ16aには波長685nm付近の光だけを通
すものが採用される一方、左側レーザ発光部11b及び
左側スリット部材12bには波長785nmに対応した
ものが採用される。これにより、右側のCCDカメラ1
4で撮って出力されたレール半画像すなわちレール1の
頂面および右側面についての画像には右側スリット像1
5aは現れるが左側スリット像15bは含まれず、左側
のCCDカメラ14からのレール半画像には左側スリッ
ト像15bは現れるが右側スリット像15aは含まれ
ず、各スリット光の像15a,15bが波長の相違に基
づいて弁別されるものとなる。
ちレール1の右上方に設置されたCCDカメラ14のレ
ンズ部には右側の干渉フィルタ16aが装着され又は直
前に置かれ、左側レーザ発光部11b側のCCDカメラ
14には左側の干渉フィルタ16bが組み合わせられて
いる。そして、例えば、右側レーザ発光部11aには波
長685nmの光を出すものが採用されるとともに、右
側フィルタ16aには波長685nm付近の光だけを通
すものが採用される一方、左側レーザ発光部11b及び
左側スリット部材12bには波長785nmに対応した
ものが採用される。これにより、右側のCCDカメラ1
4で撮って出力されたレール半画像すなわちレール1の
頂面および右側面についての画像には右側スリット像1
5aは現れるが左側スリット像15bは含まれず、左側
のCCDカメラ14からのレール半画像には左側スリッ
ト像15bは現れるが右側スリット像15aは含まれ
ず、各スリット光の像15a,15bが波長の相違に基
づいて弁別されるものとなる。
【0029】信号処理部30は(図2参照)、レールの
撮像を走行状態等に応じて適切なタイミングで行う等の
ために、汎用のマイクロプロセッサシステム等からなる
メインコントローラ31を具備しており、これによって
適宜のインターフェイス32,33,34を介してCC
Dカメラ14,14,14,14や,スリット光源11
a,11b,11a,11b,補助機構部20を制御す
るようになっている。また、信号処理部30には、それ
とは別個のプロセッサからなる断面信号処理装置40
(データ処理手段)も設けられていて、レール断面像を
求める画像処理その他のデータ処理を効率良く行うよう
になっている。
撮像を走行状態等に応じて適切なタイミングで行う等の
ために、汎用のマイクロプロセッサシステム等からなる
メインコントローラ31を具備しており、これによって
適宜のインターフェイス32,33,34を介してCC
Dカメラ14,14,14,14や,スリット光源11
a,11b,11a,11b,補助機構部20を制御す
るようになっている。また、信号処理部30には、それ
とは別個のプロセッサからなる断面信号処理装置40
(データ処理手段)も設けられていて、レール断面像を
求める画像処理その他のデータ処理を効率良く行うよう
になっている。
【0030】断面信号処理装置40は(図2参照)、イ
ンターフェイス32を介して各CCDカメラ14から取
り込んだ4枚のレール半画像41aに加えて2枚のレー
ル全画像41bをも保持するフレームメモリ41と、レ
ール半画像41aに施す画像処理等の処理内容を規定し
たプログラムを保持するプログラムメモリ42と、演算
中に値の変更される基準点データ43aなどを保持する
RAM43と、固定値の座標変換パラメータ44aや測
定基準データ44bを保持するROM44とを具えてい
る。
ンターフェイス32を介して各CCDカメラ14から取
り込んだ4枚のレール半画像41aに加えて2枚のレー
ル全画像41bをも保持するフレームメモリ41と、レ
ール半画像41aに施す画像処理等の処理内容を規定し
たプログラムを保持するプログラムメモリ42と、演算
中に値の変更される基準点データ43aなどを保持する
RAM43と、固定値の座標変換パラメータ44aや測
定基準データ44bを保持するROM44とを具えてい
る。
【0031】フレームメモリ41において、レール半画
像41aは、上述したレーザ光の波長に基づく弁別によ
ってそれぞれ異なるスリット光13a,13b,13
a,13bの像15a,15b,15a,15bを映し
た画像データであるが、何れも、各画素ごとに数ビット
のメモリが割り付けられて、多値のレール画像となって
いる。これに対し、レール全画像41bは、2枚のレー
ル半画像41aが合成されて一枚のレール断面像になっ
たものであり、何れも、各画素ごとに1ビットのメモリ
が割り付けられて、二値のレール断面像となっている。
像41aは、上述したレーザ光の波長に基づく弁別によ
ってそれぞれ異なるスリット光13a,13b,13
a,13bの像15a,15b,15a,15bを映し
た画像データであるが、何れも、各画素ごとに数ビット
のメモリが割り付けられて、多値のレール画像となって
いる。これに対し、レール全画像41bは、2枚のレー
ル半画像41aが合成されて一枚のレール断面像になっ
たものであり、何れも、各画素ごとに1ビットのメモリ
が割り付けられて、二値のレール断面像となっている。
【0032】また、RAM43において、基準点データ
43aは、レール半画像41aのそれぞれに対応して4
組が設けられ、それぞれの基準点データ43aには、レ
ールあご位置等に関するデータ領域が割り付けられる
(特開平6−11315号公報や特願平10−3127
73号等も参照)。
43aは、レール半画像41aのそれぞれに対応して4
組が設けられ、それぞれの基準点データ43aには、レ
ールあご位置等に関するデータ領域が割り付けられる
(特開平6−11315号公報や特願平10−3127
73号等も参照)。
【0033】さらに、ROM44において、座標変換パ
ラメータ44aは、スリット光13a,13bが2組で
合計4個であるのに対応して4組が設けられ、それぞれ
の座標変換パラメータ44aには、背景の技術の欄で既
述したパラメータA0〜A7に相当するデータを保持す
るのに必要なデータ領域が割り付けられる。また、測定
基準データ44bには、摩耗量を計るべき箇所を示す幾
本かの基準線と、少なくともこれらの基準線上において
は摩耗の無い状態のレール断面像とを規定するデータ領
域が、割り付けられている(特願平10−312773
号も参照)。
ラメータ44aは、スリット光13a,13bが2組で
合計4個であるのに対応して4組が設けられ、それぞれ
の座標変換パラメータ44aには、背景の技術の欄で既
述したパラメータA0〜A7に相当するデータを保持す
るのに必要なデータ領域が割り付けられる。また、測定
基準データ44bには、摩耗量を計るべき箇所を示す幾
本かの基準線と、少なくともこれらの基準線上において
は摩耗の無い状態のレール断面像とを規定するデータ領
域が、割り付けられている(特願平10−312773
号も参照)。
【0034】断面信号処理装置40のプログラムメモリ
42には、レール半画像41a(レール画像)における
基準点となるレールあご位置を選出するために、基準点
選定ルーチン42aがインストールされ、レール半画像
41a(レール画像)からレール全画像41b(レール
断面像)を得るために、正規化ルーチン42bがインス
トールされ、レール全画像41bについてレールあご位
置を基準にしてレール摩耗量の測定をおこなうために、
摩耗量算出ルーチン42cがインストールされている。
42には、レール半画像41a(レール画像)における
基準点となるレールあご位置を選出するために、基準点
選定ルーチン42aがインストールされ、レール半画像
41a(レール画像)からレール全画像41b(レール
断面像)を得るために、正規化ルーチン42bがインス
トールされ、レール全画像41bについてレールあご位
置を基準にしてレール摩耗量の測定をおこなうために、
摩耗量算出ルーチン42cがインストールされている。
【0035】そのうち、基準点選定ルーチン42aは、
4枚のレール半画像41aが新たに入力される度に順次
実行される図示しない顎方向抽出処理や,顎陰点抽出処
理,顎点算出処理等を行って、正規化ルーチン42bに
よる座標変換に必要な基準点データ43aを求めるよう
になっている(特願平10−312773号も参照)。
4枚のレール半画像41aが新たに入力される度に順次
実行される図示しない顎方向抽出処理や,顎陰点抽出処
理,顎点算出処理等を行って、正規化ルーチン42bに
よる座標変換に必要な基準点データ43aを求めるよう
になっている(特願平10−312773号も参照)。
【0036】正規化ルーチン42bは、従来と同様に、
先ず、各レール半画像41aに対し所定の平滑化および
二値化さらに細線化の処理を行い、それから、各レール
半画像41aに対し既述の座標変換式に基づく変形処理
を適用するとともに、2枚ずつ繋ぎ合わせたうえで、2
枚のレール全画像41bを生成する。その際、4組ずつ
有る基準点データ43a及び座標変換パラメータ44a
のうち該当レール半画像41aに対応した組のデータを
用いることで、各スリット像の画像データに対して個々
に適切な座標変換等の画像処理を施すようになってい
る。
先ず、各レール半画像41aに対し所定の平滑化および
二値化さらに細線化の処理を行い、それから、各レール
半画像41aに対し既述の座標変換式に基づく変形処理
を適用するとともに、2枚ずつ繋ぎ合わせたうえで、2
枚のレール全画像41bを生成する。その際、4組ずつ
有る基準点データ43a及び座標変換パラメータ44a
のうち該当レール半画像41aに対応した組のデータを
用いることで、各スリット像の画像データに対して個々
に適切な座標変換等の画像処理を施すようになってい
る。
【0037】摩耗量算出ルーチン42cは、レール全画
像41bを対象にして、測定基準データ44bによって
現される各基準線に沿って(図2の該当個所の矢印線を
参照)、レール全画像41bのレール像と、摩耗の無い
状態のレール断面像との差を算出する。そして、レール
が摩耗して減る方向が正になるように符号を調整して、
その差を摩耗量Mとするようになっている。
像41bを対象にして、測定基準データ44bによって
現される各基準線に沿って(図2の該当個所の矢印線を
参照)、レール全画像41bのレール像と、摩耗の無い
状態のレール断面像との差を算出する。そして、レール
が摩耗して減る方向が正になるように符号を調整して、
その差を摩耗量Mとするようになっている。
【0038】この第1実施例のレール断面摩耗測定装置
について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説
明する。
について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説
明する。
【0039】先ず、検測車2の下面等に光学部10及び
補助機構部20を装着させ、その状態でレール1をCC
Dカメラ14で撮影し、そのモニタ画像等に基づいてパ
ラメータA0〜A7等の値を確定する。その際、右側ス
リット像15aと左側スリット像15bとが重なってい
ても分離していても構わずに、すなわち面倒な光軸合わ
せは省いて、それぞれのCCDカメラ14によるモニタ
画像ごとにパラメータA0〜A7等の値を求める。そし
て、それらの値や、レール1の種類に基づき予め判明し
ている測定基準データ44bの値などをROM44に書
き込み、そのROM44を信号処理部30に装着する。
それから、その信号処理部30を該当する検測車2に搭
載するとともに、光学部10等と信号処理部30とを適
宜のケーブル等で信号送受可能に接続する。こうして、
簡単に、測定の準備が調う。
補助機構部20を装着させ、その状態でレール1をCC
Dカメラ14で撮影し、そのモニタ画像等に基づいてパ
ラメータA0〜A7等の値を確定する。その際、右側ス
リット像15aと左側スリット像15bとが重なってい
ても分離していても構わずに、すなわち面倒な光軸合わ
せは省いて、それぞれのCCDカメラ14によるモニタ
画像ごとにパラメータA0〜A7等の値を求める。そし
て、それらの値や、レール1の種類に基づき予め判明し
ている測定基準データ44bの値などをROM44に書
き込み、そのROM44を信号処理部30に装着する。
それから、その信号処理部30を該当する検測車2に搭
載するとともに、光学部10等と信号処理部30とを適
宜のケーブル等で信号送受可能に接続する。こうして、
簡単に、測定の準備が調う。
【0040】その検測車2が目的地に至って測定対象の
レール1上を一定速度で走行しながら測定を開始する
と、メインコントローラ31の制御の下、所定の周期で
左右のレーザ発光部11b,11aからレール1に向け
て複数のスリット光13b,13aが照射されるととも
に、それに同期してレール1上の左側スリット像15b
及び右側スリット像15aが左右のCCDカメラ14に
よって区別して撮影される。そして、その度に、画像デ
ータが断面信号処理装置40に取り込まれる。こうし
て、ほぼ一定の間隔を走行する度に新たなレール半画像
41aが4枚ずつ得られる。
レール1上を一定速度で走行しながら測定を開始する
と、メインコントローラ31の制御の下、所定の周期で
左右のレーザ発光部11b,11aからレール1に向け
て複数のスリット光13b,13aが照射されるととも
に、それに同期してレール1上の左側スリット像15b
及び右側スリット像15aが左右のCCDカメラ14に
よって区別して撮影される。そして、その度に、画像デ
ータが断面信号処理装置40に取り込まれる。こうし
て、ほぼ一定の間隔を走行する度に新たなレール半画像
41aが4枚ずつ得られる。
【0041】そして、その度に、断面信号処理装置40
では、基準点選定ルーチン42aと正規化ルーチン42
bと摩耗量算出ルーチン42cとがその順に実行され
る。そこで、レール半画像41aが得られる度に、順
に、基準点選定ルーチン42aによって一組ずつ基準点
データ43aが選出される。また、各レール全画像41
bには、正規化ルーチン42bによって、平滑化と二値
化と細線化の処理が施されるとともに、4組のうち該当
する座標変換パラメータ44aを用いて所定の変換式に
基づく座標変換処理が行われる。さらに、正規化ルーチ
ン42bによって、画像の繋ぎ合わせ処理も行われて、
4枚のレール半画像41aから2枚のレール全画像41
bが生成される。
では、基準点選定ルーチン42aと正規化ルーチン42
bと摩耗量算出ルーチン42cとがその順に実行され
る。そこで、レール半画像41aが得られる度に、順
に、基準点選定ルーチン42aによって一組ずつ基準点
データ43aが選出される。また、各レール全画像41
bには、正規化ルーチン42bによって、平滑化と二値
化と細線化の処理が施されるとともに、4組のうち該当
する座標変換パラメータ44aを用いて所定の変換式に
基づく座標変換処理が行われる。さらに、正規化ルーチ
ン42bによって、画像の繋ぎ合わせ処理も行われて、
4枚のレール半画像41aから2枚のレール全画像41
bが生成される。
【0042】それから、摩耗量算出ルーチン42cによ
って、測定基準データ44bに基づきレール全画像41
bから摩耗量Mが算出される。このようにして、検測車
の走行に伴い所定間隔ごとに、レール1の踏面や頭部側
面の摩耗量Mが、次々に測定される。そして、測定され
た摩耗量Mは、適宜の信号変調処理や通信電文等への変
換処理も施されてから、図示しない表示装置や記録装置
に送られて、目視による良否判別や機械処理による自動
判別等に供される。
って、測定基準データ44bに基づきレール全画像41
bから摩耗量Mが算出される。このようにして、検測車
の走行に伴い所定間隔ごとに、レール1の踏面や頭部側
面の摩耗量Mが、次々に測定される。そして、測定され
た摩耗量Mは、適宜の信号変調処理や通信電文等への変
換処理も施されてから、図示しない表示装置や記録装置
に送られて、目視による良否判別や機械処理による自動
判別等に供される。
【0043】
【第2実施例】本発明の第2実施例として一部改造およ
び機能拡張を試みた他のレール断面摩耗測定装置につい
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
3は、(a)が光学系等の正面図であり、(b)が信号
処理系等のブロック図であり、それぞれ上述の図1
(a),図2との相違点を中心に示している。
び機能拡張を試みた他のレール断面摩耗測定装置につい
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
3は、(a)が光学系等の正面図であり、(b)が信号
処理系等のブロック図であり、それぞれ上述の図1
(a),図2との相違点を中心に示している。
【0044】このレール断面測定装置が上述した第1実
施例のものと相違するのは、次の2点である。すなわ
ち、第1点は、検測車2に対して装着されたとき一本の
レール1に対する測定を担う部分だけに関して見ても、
スリット光が複数である(13→13a,13b)のに
対応して検測車2に対する光学系装着部材が複数に分か
れた(10→10a,10b)点である。また、第2の
相違点は、検測車2に装着したままでも座標変換パラメ
ータ44aを各組毎に更新しうるようになった点であ
る。
施例のものと相違するのは、次の2点である。すなわ
ち、第1点は、検測車2に対して装着されたとき一本の
レール1に対する測定を担う部分だけに関して見ても、
スリット光が複数である(13→13a,13b)のに
対応して検測車2に対する光学系装着部材が複数に分か
れた(10→10a,10b)点である。また、第2の
相違点は、検測車2に装着したままでも座標変換パラメ
ータ44aを各組毎に更新しうるようになった点であ
る。
【0045】具体的には(図3(a)参照)、光学部1
0の筐体が右側光学部格納箱10aと左側光学部格納箱
10bとに分割され、それぞれが分離して個別に検測車
2の下面へ取り付けられるようになっている。そして、
右側光学部格納箱10aには、右側スリット部材12a
の付いた右側レーザ発光部11aと、右側フィルタ16
aの付いたCCDカメラ14とが格納されている。ま
た、左側光学部格納箱10bには、左側スリット部材1
2bの付いた左側レーザ発光部11bと、左側フィルタ
16bの付いたCCDカメラ14とが格納されている。
0の筐体が右側光学部格納箱10aと左側光学部格納箱
10bとに分割され、それぞれが分離して個別に検測車
2の下面へ取り付けられるようになっている。そして、
右側光学部格納箱10aには、右側スリット部材12a
の付いた右側レーザ発光部11aと、右側フィルタ16
aの付いたCCDカメラ14とが格納されている。ま
た、左側光学部格納箱10bには、左側スリット部材1
2bの付いた左側レーザ発光部11bと、左側フィルタ
16bの付いたCCDカメラ14とが格納されている。
【0046】また(図3(b)参照)、ROM44がE
EPROM等の書換可能な不揮発性メモリにて置換され
るとともに、断面信号処理装置40のプログラムメモリ
42にはパラメータ変更ルーチン42dが追加インスト
ールされている。さらに、座標変換パラメータ44aの
値を定めるとき等に用いられる調整用治具50が、着脱
容易なコネクタやケーブル等を介して、断面信号処理装
置40に座標変換パラメータ44aを送信しうるように
なっており、パラメータ変更ルーチン42dは、その座
標変換パラメータ44aを取り込んでEEPROM44
における該当領域に上書きするようになっている。
EPROM等の書換可能な不揮発性メモリにて置換され
るとともに、断面信号処理装置40のプログラムメモリ
42にはパラメータ変更ルーチン42dが追加インスト
ールされている。さらに、座標変換パラメータ44aの
値を定めるとき等に用いられる調整用治具50が、着脱
容易なコネクタやケーブル等を介して、断面信号処理装
置40に座標変換パラメータ44aを送信しうるように
なっており、パラメータ変更ルーチン42dは、その座
標変換パラメータ44aを取り込んでEEPROM44
における該当領域に上書きするようになっている。
【0047】この場合、光学部格納箱10a,10bは
何れも光学部10の筐体に比べて半分よりも小さくなっ
ており而も軽くもなっているうえ、同時に取り付ける必
要が無いので、検測車2に対する装着作業がぐっと楽に
なる。しかも、光軸合わせが不要で両スリット像15
a,15bが数cm程度離れていても何ら不都合は無い
ので、気軽に、それぞれの光学部格納箱10a,10b
ごとに取付作業を行い、それから、個々に、調整用治具
50を一時接続して、座標変換パラメータ44aの確定
および書込作業を行うことができる。
何れも光学部10の筐体に比べて半分よりも小さくなっ
ており而も軽くもなっているうえ、同時に取り付ける必
要が無いので、検測車2に対する装着作業がぐっと楽に
なる。しかも、光軸合わせが不要で両スリット像15
a,15bが数cm程度離れていても何ら不都合は無い
ので、気軽に、それぞれの光学部格納箱10a,10b
ごとに取付作業を行い、それから、個々に、調整用治具
50を一時接続して、座標変換パラメータ44aの確定
および書込作業を行うことができる。
【0048】その後の測定作業や測定動作等は上述した
第1実施例のと同様なので繰り返しとなるその説明は割
愛するが、測定を続けるうちに何れか一方の部材たとえ
ば右側レーザ発光部11aに不具合が生じたような場合
には、それを格納している右側光学部格納箱10aだけ
を取り外して不具合を直し、それを再装着してからその
部分についてだけ調整用治具50を用いて再調整を行
う。こうして、この場合には、非該当部分はそのままに
して該当部分だけ修理や再調整を行うことができるの
で、保守作業も楽になるうえ、維持費も節約できること
となる。
第1実施例のと同様なので繰り返しとなるその説明は割
愛するが、測定を続けるうちに何れか一方の部材たとえ
ば右側レーザ発光部11aに不具合が生じたような場合
には、それを格納している右側光学部格納箱10aだけ
を取り外して不具合を直し、それを再装着してからその
部分についてだけ調整用治具50を用いて再調整を行
う。こうして、この場合には、非該当部分はそのままに
して該当部分だけ修理や再調整を行うことができるの
で、保守作業も楽になるうえ、維持費も節約できること
となる。
【0049】
【その他】なお、上記の各実施例では、レール断面摩耗
を測定する場合を説明したが、測定する物理量は、摩耗
量に限らず、レール断面像から得られるものであれば、
どのようなものでも良い。さらに、摩耗量の正負も、実
施例の場合に限られず、レールが摩耗して減る方向が負
になるようにしても良い。
を測定する場合を説明したが、測定する物理量は、摩耗
量に限らず、レール断面像から得られるものであれば、
どのようなものでも良い。さらに、摩耗量の正負も、実
施例の場合に限られず、レールが摩耗して減る方向が負
になるようにしても良い。
【0050】スリット光源の種類も、レーザ装置に限ら
れず、キセノンフラッシュランプや水銀ランプ等でも良
い。さらに、外乱光の影響を排除するために光度を適宜
な周波数で変調するようにしても良い。カメラの種類や
台数も、CCDや4台に限られず、画像の枚数も4枚や
2枚に限られず、コストやスループット等に応じて、適
宜のものを採用することができる。
れず、キセノンフラッシュランプや水銀ランプ等でも良
い。さらに、外乱光の影響を排除するために光度を適宜
な周波数で変調するようにしても良い。カメラの種類や
台数も、CCDや4台に限られず、画像の枚数も4枚や
2枚に限られず、コストやスループット等に応じて、適
宜のものを採用することができる。
【0051】補助機構20は、設置する方が好ましい
が、必須では無いので、測定環境やコスト等を勘案し
て、省略しても良い。また、ROM44に代えて、EE
PROMの他、フラッシュメモリを用いることも可能で
あり、あるいはバッテリバックアップ付きのRAMを採
用しても良い。
が、必須では無いので、測定環境やコスト等を勘案し
て、省略しても良い。また、ROM44に代えて、EE
PROMの他、フラッシュメモリを用いることも可能で
あり、あるいはバッテリバックアップ付きのRAMを採
用しても良い。
【0052】さらに、レール半画像41aはメインコン
トローラ31を介して入力するようにしても良く、メイ
ンコントローラ31と断面信号処理装置40とが一つの
プロセッサで構成されていても良く、逆に断面信号処理
装置40が協動する複数の並列プロセッサやワイヤード
ロジック等で構成されていても良い。
トローラ31を介して入力するようにしても良く、メイ
ンコントローラ31と断面信号処理装置40とが一つの
プロセッサで構成されていても良く、逆に断面信号処理
装置40が協動する複数の並列プロセッサやワイヤード
ロジック等で構成されていても良い。
【0053】また、上記実施例では、レールの表面にお
けるそれぞれのスリット光の像を区別して撮るために光
の波長に基づく弁別手段を用いたが、それに限らず、周
波数に基づく弁別手段や、交互処理又は逐次処理に基づ
く時分割手段等の他の手段でも良い。例えば、異なるタ
イミングで開閉するメカニカルな又は液晶等のシャッタ
を撮像装置や他の部分に付加したり、ポリゴンミラーや
ガルバノミラー等の回転ミラーで一つの光源からのスリ
ット光を左右の固定ミラーへ振り分けるようにしても良
い。
けるそれぞれのスリット光の像を区別して撮るために光
の波長に基づく弁別手段を用いたが、それに限らず、周
波数に基づく弁別手段や、交互処理又は逐次処理に基づ
く時分割手段等の他の手段でも良い。例えば、異なるタ
イミングで開閉するメカニカルな又は液晶等のシャッタ
を撮像装置や他の部分に付加したり、ポリゴンミラーや
ガルバノミラー等の回転ミラーで一つの光源からのスリ
ット光を左右の固定ミラーへ振り分けるようにしても良
い。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段のレール断面測定装置にあっては、ス
リット部材等を複数に分ける際にそれぞれのスリット光
が区別して撮られるようにしたことにより、スリット光
が分離していても測定が可能なレール断面測定装置を実
現することができたという有利な効果が有る。
の第1の解決手段のレール断面測定装置にあっては、ス
リット部材等を複数に分ける際にそれぞれのスリット光
が区別して撮られるようにしたことにより、スリット光
が分離していても測定が可能なレール断面測定装置を実
現することができたという有利な効果が有る。
【0055】また、本発明の第2の解決手段のレール断
面測定装置にあっては、スリット光の波長域を使い分け
るようにしたことにより、スリット光が分離していても
測定が可能なレール断面測定装置を簡素に実現すること
ができたという有利な効果を奏する。
面測定装置にあっては、スリット光の波長域を使い分け
るようにしたことにより、スリット光が分離していても
測定が可能なレール断面測定装置を簡素に実現すること
ができたという有利な効果を奏する。
【0056】さらに、本発明の第3の解決手段のレール
断面測定装置にあっては、それぞれの画像データに対し
てそれぞれに適切な座標変換が施されるようにしたこと
により、スリット光が分離していても測定が可能なレー
ル断面測定装置を確実に実現することができたという有
利な効果が有る。
断面測定装置にあっては、それぞれの画像データに対し
てそれぞれに適切な座標変換が施されるようにしたこと
により、スリット光が分離していても測定が可能なレー
ル断面測定装置を確実に実現することができたという有
利な効果が有る。
【0057】また、本発明の第4の解決手段のレール断
面測定装置にあっては、部分的な変更があってもその影
響が局所に止まるようにしたことにより、スリット光が
分離していても測定が可能であって保守もし易いレール
断面測定装置を実現することができたという有利な効果
を奏する。
面測定装置にあっては、部分的な変更があってもその影
響が局所に止まるようにしたことにより、スリット光が
分離していても測定が可能であって保守もし易いレール
断面測定装置を実現することができたという有利な効果
を奏する。
【0058】また、本発明の第5の解決手段のレール断
面測定装置にあっては、測定機能を損なうこと無く光学
系に関する作業を部分的に行えるようにしたことによ
り、スリット光が分離していても測定が可能であって色
々な作業も楽なレール断面測定装置を実現することがで
きたという有利な効果が有る。
面測定装置にあっては、測定機能を損なうこと無く光学
系に関する作業を部分的に行えるようにしたことによ
り、スリット光が分離していても測定が可能であって色
々な作業も楽なレール断面測定装置を実現することがで
きたという有利な効果が有る。
【図1】 本発明のレール断面測定装置の第1実施例と
してのレール断面摩耗測定装置について、光学系等の構
造を示す模式図であり、(a)が斜視図、(b)が正面
図である。
してのレール断面摩耗測定装置について、光学系等の構
造を示す模式図であり、(a)が斜視図、(b)が正面
図である。
【図2】 その信号処理系等のブロック図である。
【図3】 本発明のレール断面測定装置の第2実施例と
してのレール断面摩耗測定装置について、(a)が光学
系等の正面図であり、(b)が信号処理系等のブロック
図である。
してのレール断面摩耗測定装置について、(a)が光学
系等の正面図であり、(b)が信号処理系等のブロック
図である。
【図4】 従来のレール断面摩耗測定装置についてその
光学系等の構造を示す斜視図および正面図である。
光学系等の構造を示す斜視図および正面図である。
1 レール 2 検測車 3 車輪 10 光学部(レール断面摩耗測定装置、レール断面測
定装置) 10a 右側光学部格納箱(二分した光学系の一
方の格納部) 10b 左側光学部格納箱(二分した光学系の他
方の格納部) 11 スリット光源(光切断線の照射手段) 11a 右側レーザ発光部(二分したスリット光
源の一方) 11b 左側レーザ発光部(二分したスリット光
源の他方) 12 スリット部材(光切断線の照射手段) 12a 右側スリット部材(二分したスリット部
材の一方) 12b 左側スリット部材(二分したスリット部
材の他方) 13 スリット光(光切断線) 13a 右側スリット光(二分したスリット光の
一方) 13b 左側スリット光(二分したスリット光の
他方) 14 CCDカメラ(撮像装置、撮像手段) 15 スリット像(レール表面における光切断線の
映像) 15a 右側スリット像(分離しても良いスリッ
ト像の一方) 15b 左側スリット像(分離しても良いスリッ
ト像の他方) 16a 右側フィルタ(スリット像を弁別する手
段の一方) 16b 左側フィルタ(スリット像を弁別する手
段の他方) 20 補助機構部 30 信号処理部(レール断面摩耗測定装置、レール断
面測定装置) 31 メインコントローラ(主制御装置) 32,33,34 インターフェイス(I/F、サブコ
ントローラ) 40 断面信号処理装置(データ処理手段) 41 フレームメモリ(画像データ記憶手段) 41a レール半画像(座標変換前の画像、
レール画像) 41b レール全画像(座標変換後の画像、
レール断面像) 42 プログラムメモリ 42a 基準点選定ルーチン(座標変換前処
理) 42b 正規化ルーチン(座標変換処理) 42c 摩耗量算出ルーチン(座標変換後処
理) 42d パラメータ変更ルーチン(パラメー
タの更新手段) 43 RAM(書換データ保持手段) 43a 基準点データ(顎点情報、レールあ
ご位置) 44 ROM(EEPROM、固定的データ保
持手段) 44a 座標変換パラメータ(複数組のパラ
メータ) 44b 測定基準データ(基準画像に基づく
測定情報) 50 調整用治具(パラメータの確定および設定手段、
更新補助手段)
定装置) 10a 右側光学部格納箱(二分した光学系の一
方の格納部) 10b 左側光学部格納箱(二分した光学系の他
方の格納部) 11 スリット光源(光切断線の照射手段) 11a 右側レーザ発光部(二分したスリット光
源の一方) 11b 左側レーザ発光部(二分したスリット光
源の他方) 12 スリット部材(光切断線の照射手段) 12a 右側スリット部材(二分したスリット部
材の一方) 12b 左側スリット部材(二分したスリット部
材の他方) 13 スリット光(光切断線) 13a 右側スリット光(二分したスリット光の
一方) 13b 左側スリット光(二分したスリット光の
他方) 14 CCDカメラ(撮像装置、撮像手段) 15 スリット像(レール表面における光切断線の
映像) 15a 右側スリット像(分離しても良いスリッ
ト像の一方) 15b 左側スリット像(分離しても良いスリッ
ト像の他方) 16a 右側フィルタ(スリット像を弁別する手
段の一方) 16b 左側フィルタ(スリット像を弁別する手
段の他方) 20 補助機構部 30 信号処理部(レール断面摩耗測定装置、レール断
面測定装置) 31 メインコントローラ(主制御装置) 32,33,34 インターフェイス(I/F、サブコ
ントローラ) 40 断面信号処理装置(データ処理手段) 41 フレームメモリ(画像データ記憶手段) 41a レール半画像(座標変換前の画像、
レール画像) 41b レール全画像(座標変換後の画像、
レール断面像) 42 プログラムメモリ 42a 基準点選定ルーチン(座標変換前処
理) 42b 正規化ルーチン(座標変換処理) 42c 摩耗量算出ルーチン(座標変換後処
理) 42d パラメータ変更ルーチン(パラメー
タの更新手段) 43 RAM(書換データ保持手段) 43a 基準点データ(顎点情報、レールあ
ご位置) 44 ROM(EEPROM、固定的データ保
持手段) 44a 座標変換パラメータ(複数組のパラ
メータ) 44b 測定基準データ(基準画像に基づく
測定情報) 50 調整用治具(パラメータの確定および設定手段、
更新補助手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D057 AB01 2F065 AA52 AA63 BB11 CC35 DD06 FF01 FF02 FF04 FF09 FF61 GG03 GG04 GG21 HH05 HH12 HH14 JJ03 JJ05 JJ26 LL08 LL13 LL15 LL22 LL28 LL30 LL53 LL62 MM07 MM16 NN06 NN08 QQ00 QQ24 QQ31 QQ42 TT04 2F069 AA24 AA62 BB25 DD15 GG07 JJ01 RR07
Claims (5)
- 【請求項1】レールに対してスリット光を照射するとと
もにその像を撮ってレール断面像を求めるレール断面測
定装置において、前記スリット光が照射方向の異なる複
数のものからなり、それぞれの像が区別して撮られるこ
とを特徴とするレール断面測定装置。 - 【請求項2】前記スリット光がレーザ光であり、それぞ
れの像が干渉フィルタにて区別されることを特徴とする
請求項1記載のレール断面測定装置。 - 【請求項3】前記レール断面像を求める際に撮った画像
データに対して座標変換処理を含む所定の画像処理を施
すとともに、前記スリット光が複数であるのに対応して
前記座標変換処理用のパラメータが複数組保持されてい
ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された
レール断面測定装置。 - 【請求項4】前記パラメータを各組毎に更新しうる手段
が設けられていることを特徴とする請求項3記載のレー
ル断面測定装置。 - 【請求項5】前記スリット光が複数であるのに対応して
光学系格納部が複数に分かれていることを特徴とする請
求項1乃至請求項4の何れかに記載されたレール断面測
定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32617599A JP2001141427A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | レール断面測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32617599A JP2001141427A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | レール断面測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001141427A true JP2001141427A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18184889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32617599A Pending JP2001141427A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | レール断面測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001141427A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-11-16 JP JP32617599A patent/JP2001141427A/ja active Pending
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Legal Events
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