JP2011095222A - トンネルの内壁検査システムおよびトンネルの内壁検査方法 - Google Patents

トンネルの内壁検査システムおよびトンネルの内壁検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することができ、トンネル内壁のコンクリート面検査に要する費用を大幅に低減させることができるトンネルの内壁検査システムを提供する。
【解決手段】トンネルの内壁検査システムは、レーザスキャナ式測域センサやビデオカメラ1などによって、トンネル内壁の断面形状を光学的に測定し、測定されたトンネル内壁の断面形状に基づいて、トンネル内壁の動画を撮像し、トンネル内壁の動画データを生成する複数のビデオカメラ3b、3c、3d、3e等の位置および角度を自動的に調整して、トンネル内壁の動画データを生成し、生成されたトンネル内壁の動画データに基づいて、トンネル内壁のコンクリート面7の状態を検査するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネルの内壁検査システムおよびトンネルの内壁検査方法に関するものであり、さらに詳細には、短時間に、かつ、自動的に、トンネルの内壁を検査することができるトンネルの内壁検査システムおよびトンネルの内壁検査方法に関するものである。
地下鉄などのトンネルにおいては、経時的に、内壁のコンクリートにクラックなどの欠陥が生じることがあるため、定期的に、トンネルの内壁を検査して、補修することが必要不可欠である。
このような場合、従来は、複数のビデオカメラが搭載された車両を走行させつつ、複数のビデオカメラを用いて、トンネル内壁のコンクリート面を撮影し、得られた画像データに基づいて、トンネル内壁の欠陥の有無などを検査していた。
トンネル内壁のコンクリート面を撮影し、得られた画像データに基づいて、トンネル内壁のコンクリート面の欠陥の有無などを精度良く検査するためには、内壁の断面形状に応じて、複数のビデオカメラの位置および角度を調整することが必要不可欠であるが、同じトンネルでも、内壁の断面形状は一定ではなく、場所によって異なるため、これまでは、トンネルの内壁の断面形状が変わるたびに、複数のビデオカメラが搭載された車両を停止させて、オペレータが、手作業でトンネルの内壁の断面形状に合わせて、複数のビデオカメラの位置および角度を調整して、トンネル内壁のコンクリート面を撮影せざるを得なかった。
しかしながら、地下鉄などのトンネルはきわめて長く、トンネルの内壁の断面形状が変わるたびに、車両を停止させて、複数のビデオカメラの位置および角度を調整して、トンネル内壁のコンクリート面を撮影することは繁雑であるだけでなく、トンネルの内壁検査に、きわめて長時間を要し、きわめて非効率であった。
さらに、地下鉄などのトンネルの場合には、乗客や車両の安全を図るために、頻繁に、トンネル内壁のコンクリートの状態を検査することが必要であり、これまでは、トンネルの内壁検査に、膨大な時間と費用を要するという問題があった。
したがって、本発明は、短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することができ、トンネル内壁のコンクリート面検査に要する費用を大幅に低減させることができるトンネルの内壁検査システムを提供することを目的とするものである。
さらに、本発明の目的は、短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することができ、トンネル内壁のコンクリート面検査に要する費用を大幅に低減させるトンネルの内壁検査方法を提供することにある。
本発明のかかる目的は、トンネル内壁の動画データに基づいて、トンネル内壁の状態を検査するトンネル内壁検査システムであって、トンネル内壁の断面形状を光学的に測定し、トンネル内壁断面形状測定データを生成する光学的トンネル内壁断面形状測定手段と、トンネル内壁の動画を撮像し、トンネル内壁の動画データを生成する複数の動画撮像手段と、前記複数の動画撮像手段のそれぞれに対応して設けられ、対応する動画撮像手段の位置および角度を変化させる複数の駆動手段と、前記光学的トンネル内壁断面形状測定手段によって生成されたトンネル内壁断面形状測定データにしたがって、前記複数の駆動手段の少なくとも一部に駆動信号を出力して、対応する動画撮像手段の位置および/または角度を調整する制御手段を備えたことを特徴とするトンネル内壁検査システムによって達成される。
本発明によれば、トンネル内壁検査システムは、光学的トンネル内壁断面形状測定手段によって、トンネル内壁の断面形状を光学的に測定して、生成したトンネル内壁断面形状測定データに基づいて、制御手段が、トンネル内壁の動画データを生成する複数の動画撮像手段のそれぞれに対応して設けられ、対応する動画撮像手段の位置および角度を変化させる複数の駆動手段の少なくとも一部に駆動信号を出力して、対応する動画撮像手段の位置および/または角度を自動的に調整するように構成されているから、トンネル内壁の断面形状が変わったときに、制御手段によって、少なくとも一部の動画撮像手段の位置および/または角度が自動的に調整され、トンネル内壁の断面形状が変わるたびに、複数の動画撮像手段を搭載した車両を停止させて、手動で、複数の動画撮像手段の位置および/または角度を調整する必要はなく、したがって、短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することができ、トンネル内壁のコンクリート面の検査に要する費用を大幅に低減させることが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記光学的トンネル内壁断面形状測定手段、前記複数の動画撮像手段、前記複数の駆動手段および前記制御手段を搭載し、走行可能な車両を備えている。
本発明の好ましい実施態様においては、前記光学的トンネル内壁断面形状測定手段が、前記トンネル内壁に向けて、レーザビームを発し、前記トンネル内壁に照射されるレーザビームの投光波形の位相と、前記トンネル内壁によって反射され、受光したレーザビームの受光波形の位相との位相差に基づいて、前記トンネル内壁までの距離を測定し、前記レーザビームによって、前記トンネル内壁を走査して、前記トンネル内壁の各点までの距離を測定し、前記トンネルの内壁断面形状を光学的に測定するレーザスキャナ式測域センサによって構成されている。
本発明の好ましい実施態様によれば、レーザスキャナ式測域センサによって、トンネル内壁の断面形状が、前記トンネル内壁までの距離という数値化した値として生成されるから、トンネル内壁の断面形状を数値化するソフトウエアを要することなく、制御手段によって、トンネルの内壁断面形状に応じて、複数の動画撮像手段の位置および/または角度が最適値になるように調整することが可能になるから、一層簡易に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することが可能になる。
本発明の別の好ましい実施態様においては、前記光学的トンネル内壁断面形状測定手段が、レーザビームを発するレーザ光源と、ビデオカメラとによって構成されている。
本発明のされに好ましい実施態様においては、前記動画撮像手段がビデオカメラによって構成されている。
本発明のされに好ましい実施態様においては、トンネルの内壁検査システムが、さらに、前記複数の動画撮像手段によって生成されたトンネル内壁の動画データに基づいて、トンネル内壁の状態を検査する検査手段を備えている。
本発明の前記目的はまた、トンネル内を走行しつつ、前記トンネルの内壁断面形状を光学的に測定して、トンネル内壁断面形状測定データを生成し、生成されたトンネル内壁断面形状測定データに基づいて、複数の動画撮像手段のうち、少なくとも一部の動画撮像手段の位置および/または角度を調整し、前記複数の動画撮像手段によってトンネル内壁を撮像して、トンネル内壁の動画データを生成し、前記複数の動画撮像手段によって生成されたトンネル内壁の動画データに基づいて、トンネル内壁の状態を検査することを特徴とするトンネルの内壁検査方法によって達成される。
本発明によれば、トンネル内を走行しつつ、トンネル内壁の断面形状を光学的に測定して、トンネル内壁断面形状測定データを生成し、生成したトンネル内壁断面形状測定データに基づいて、複数の動画撮像手段のうち、少なくとも一部の動画撮像手段の位置および/または角度を自動的に調整し、複数の動画撮像手段によってトンネル内壁を撮像して、トンネル内壁の動画データを生成し、複数の動画撮像手段によって生成されたトンネル内壁の動画データに基づいて、トンネル内壁の状態を検査するように構成されているから、トンネル内壁の断面形状が変わるたびに、複数の動画撮像手段を搭載した車両を停止させて、手動で、複数の動画撮像手段の位置および/または角度を調整する必要はなく、したがって、短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することができ、トンネル内壁のコンクリート面の検査に要する費用を大幅に低減させることが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、レーザスキャナ式測域センサによって、前記トンネル内壁にレーザビームを照射し、前記トンネル内壁に照射されたレーザビームの投光波形の位相と、前記トンネル内壁によって反射され、受光したレーザビームの受光波形の位相との位相差に基づいて、前記トンネル内壁までの距離を測定し、前記レーザビームにより、前記トンネル内壁を走査して、前記トンネル内壁の各点までの距離を測定し、前記トンネルの内壁断面形状を光学的に測定するように構成されている。
本発明の好ましい実施態様によれば、レーザスキャナ式測域センサによって、トンネル内壁の断面形状が、前記トンネル内壁までの距離という数値化した値として生成されるから、トンネル内壁の断面形状を数値化するソフトウエアを要することなく、制御手段によって、トンネルの内壁断面形状に応じて、複数の動画撮像手段の位置および/または角度が最適値になるように調整することが可能になるから、一層簡易に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することが可能になる。
本発明の別の好ましい実施態様においては、ビデオカメラによって前記トンネルの内壁断面形状を光学的に測定するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記動画撮像手段がビデオカメラによって構成されている。
本発明によれば、短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することができ、トンネル内壁のコンクリート面検査に要する費用を大幅に低減させることができるトンネルの内壁検査システムを提供することが可能になる。
また、本発明によれば、短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面を自動的に検査することができ、トンネル内壁のコンクリート面検査に要する費用を大幅に低減させるトンネルの内壁検査方法を提供することが可能になる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムの略側面図である。 図2は、図1のX−X線に沿った略断面図である。 図3は、図1および図2に示されたトンネルの内壁検査システムの検出系、駆動系および制御系を示すブロックダイアグラムである。 図4は、本発明の別の好ましい実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムの略側面図である。 図5は、図4に示されたトンネルの内壁検査システムの検出系、駆動系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
以下、添付図面に基づいて、本発明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムの略側面図であり、図2は、図1のX‐X線に沿った略断面図である。
本実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムは、地下鉄などの鉄道トンネルの内壁のコンクリート面の状態を検査するように構成されている。
図1および図2に示されるように、本実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムは、トンネル内壁の断面形状を検出するトンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1と、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1の前方のトンネル内壁のコンクリート面7に向かって、レーザビームを発するレーザ光源2と、互いに、位置および角度を異にする9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iと、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの両脇に配置され、ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iがトンネル内壁面の動画データを生成する際に、トンネル内壁面を照明する9対の照明器具4、4(図1には、一対の照明器具4、4のみが示され、図2においては、照明器具4、4は省略されている)を備え、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1、レーザ光源2、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iならびに照明器具4、4は、いずれも、作業台車10に搭載されており、作業台車10は、モーターカー11によって、レール12上を走行可能に構成されている。
図1に示されるように、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iは、矢印Aで示される作業台車10の進行方向に対して、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1およびレーザ光源2の後方で、作業台車10に取付けられている。
図1には図示されていないが、本実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムは、さらに、9台のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iのそれぞれに対応して設けられ、対応するビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度を調整可能な9つのモータを備え、これらは、作業台車10に搭載されている。
図1において、参照符号15は、ビデオカメラ1、レーザ光源2、照明器具4、ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i、パーソナルコンピュータ30などに電力を供給する発電機である。
図1に示されるように、作業台車10上には、パーソナルコンピュータ30が搭載されている。
図3は、本実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムの検出系、駆動系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図3に示されるように、トンネルの内壁検査システムの検出系は、トンネル内壁断面形状を検出して、トンネル内壁断面形状画像データを生成するトンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1と、トンネル内壁のコンクリート面7を撮影可能な9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iを備えている。
また、図3に示されるように、トンネルの内壁検査システムの駆動系は、レーザ光源2をオン・オフするレーザ光源駆動手段21と、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1をオン・オフさせるカメラスイッチ23と、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iを同時にオン・オフさせるカメラスイッチ24と、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iのそれぞれに対応して設けられ、対応するビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度を調整可能なモータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iを備えている。
図3に示されるように、本実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムの制御系は、パーソナルコンピュータ30を備え、パーソナルコンピュータ30は、CPU35と、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1によって生成されたトンネル内壁断面形状撮像データに基づいて、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度の最適値を算出するビデオカメラ位置決定プログラムが格納されたROM31と、各種データを記憶するハードディスク32を内蔵している。
パーソナルコンピュータ30のCPU35は、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1により生成されたトンネル内壁断面形状撮像データに基づき、ROM31に格納されたビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度の最適値を算出し、こうして、算出された各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度の最適値に基づいて、各モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに出力されるべきビデオカメラ位置設定信号を生成し、各モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに出力するように構成されている。
図3において、参照符号33で示されているのは、パーソナルコンピュータの電源スイッチである。
以上のように構成された本実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムは、以下のようにして、トンネルの内壁のコンクリート面7を検査する。
まず、オペレータによって、パーソナルコンピュータ30の電源スイッチ33がオンされると、パーソナルコンピュータ30のCPU35によって、ROM31に格納されたビデオカメラ位置決定プログラムが読み出される。
次いで、オペレータによって、モーターカー11のモータが操作されると、その内壁のコンクリート面7を検査すべきトンネル部分に向けて、モーターカー11および作業台車10が、レール12上を、所定の速度で走行を開始する。
作業台車10が内壁のコンクリート面7を検査すべきトンネル部分の近傍に達すると、オペレータによって、レーザ光源駆動手段21が操作され、レーザ光源2から、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1の前方のコンクリート面7に向かって、レーザビームが放出され、さらに、オペレータによって、カメラスイッチ23およびカメラスイッチ24が操作され、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1および9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iがオンされる。
その結果、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1によって、トンネル内壁のコンクリート面7が撮像されて、トンネル内壁断面形状撮像データがパーソナルコンピュータ30のCPU35に出力される。
トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1から、トンネル内壁断面形状撮像データを受けると、パーソナルコンピュータ30のCPU35は、ROM31に格納されたビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、トンネル内壁断面形状撮像データを解析して、トンネル内壁の断面形状を決定し、こうして決定されたトンネル内壁の断面形状に基づき、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの最適位置および最適角度を算出し、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度が、最適位置および最適角度になるように、モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに、それぞれ、ビデオカメラ位置設定信号を出力する。
その結果、トンネル内壁の断面形状に対して、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度が最適位置および最適角度に調整され、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iによって、トンネル内壁画像データが生成されて、パーソナルコンピュータ30のCPU35に入力される。
9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iからCPU35にトンネル内壁画像データが入力されると、CPU35は、トンネル内壁画像データをハードディスク32に保存する。
トンネル内壁の断面形状が変化すると、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1から入力されるトンネル内壁断面形状撮像データが、トンネル内壁の断面形状の変化に応じて、変化し、パーソナルコンピュータ30のCPU35は、ビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、トンネル内壁の断面形状を決定する。
こうして決定されたトンネル内壁の断面形状はそれまでのトンネル内壁の断面形状とは異なっているから、パーソナルコンピュータ30のCPU35は、こうして決定されたトンネル内壁の断面形状に基づき、ビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの最適位置および最適角度を算出し、算出された各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの最適位置および最適角度に基づいて、各モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに出力するビデオカメラ位置設定信号を生成して、各モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに出力する。
その結果、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度が最適値になるように、対応するモータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iによって、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iが移動される。
同様にして、パーソナルコンピュータ30のCPU35は、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1から入力されたトンネル内壁断面形状撮像データに基づいて、トンネル内壁の断面形状が変化したと判定するたびに、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度が最適値になるように移動させる。
その結果、検査が必要なトンネル内壁のコンクリート面7のすべてが、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iによって撮像され、トンネル内壁面撮像データが生成されたと、オペレータが判定すると、レーザビームを放出するレーザ光源2と、レーザ光源駆動手段21、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1をオン・オフさせるカメラスイッチ23と、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iを同時にオン・オフさせるカメラスイッチ24と、対応するビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度を調整可能なモータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iと、パーソナルコンピュータ30の電源スイッチ33がオフされて、トンネルの内壁面の撮像が完了する。
その後、コンピュータ(図示せず)により、9台のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの撮像データに基づき、トンネル内壁面検査プログラムにしたがって、トンネル内壁のコンクリート面7の状態、たとえば、クラックなどの欠陥がないかどうかが検査される。
本実施態様においては、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1によって、トンネルのコンクリート面7が撮像されて、トンネル内壁断面形状撮像データがパーソナルコンピュータ30のCPU35に入力され、パーソナルコンピュータ30のCPU35によって、入力されたトンネル内壁断面形状撮像データに基づいて、ビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、9台のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度の最適値が算出され、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iに割り当てられたモータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iによって、自動的に、9台のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iが最適位置および最適角度に移動され、最適位置および最適角度に位置する各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iによって、トンネル内壁のコンクリート面7が撮像されるように構成されている。
したがって、本実施態様によれば、トンネル内壁の断面形状が変わるたびに、車両を停止させて、オペレータが、手作業で、トンネル内壁の断面形状に合わせて、複数のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度を調整する必要がなく、短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面7を撮像し、得られた撮像データに基づいて、クラックの有無などのトンネル内壁のコンクリート面7の状態を自動的に検査することが可能になるから、トンネル内壁のコンクリート面検査に要する費用を大幅に低減させることが可能になる。
図4は、本発明の別の好ましい実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムの略側面図であり、図5は、図4に示されたトンネルの内壁検査システムの検出系、駆動系および制御系を示すブロックダイアグラムである。
図4および図5に示されるように、本実施態様においては、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1およびレーザビームを放出するレーザ光源2に代えて、レーザスキャナ式測域センサ40が用いられており、レーザスキャナ式測域センサ40をオン・オフする電源スイッチ41が設けられている点を除いて、本実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムは、図1ないし図3に示されたトンネルの内壁検査システムと同様である。
図4に示されたレーザスキャナ式測域センサ40は、トンネル内壁のコンクリート面7に向けて、レーザビームを発し、トンネル内壁のコンクリート面7に照射されるレーザビームの投光波形の位相と、トンネル内壁のコンクリート面7によって反射され、レーザスキャナ式測域センサ40が受光したレーザビームの受光波形の位相との位相差に基づいて、トンネル内壁のコンクリート面7までの距離を測定し、トンネル内壁のコンクリート面7のレーザビームが照射された部分とレーザスキャナ式測域センサ40との間の距離データの形で、トンネル内壁断面形状撮像データを生成するように構成されている。
レーザスキャナ式測域センサ40としては、たとえば、北陽電機株式会社製の「UTM-30LX」などが好ましく使用することができる。
レーザスキャナ式測域センサ40によって測定されたトンネルの内壁断面形状データは、パーソナルコンピュータ30のCPU35に出力される。
以上のように構成された本実施態様にかかるトンネルの内壁検査システムは、以下のようにして、トンネルの内壁のコンクリート面7を検査する。
まず、オペレータによって、パーソナルコンピュータ30の電源スイッチ33がオンされると、パーソナルコンピュータ30のCPU35によって、ROM31に格納されたビデオカメラ位置決定プログラムが読み出される。
次いで、オペレータによって、モーターカー11のモータが操作されると、その内壁のコンクリート面7を検査すべきトンネル部分に向けて、モーターカー11および作業台車10が、レール12上を、所定の速度で走行を開始する。
作業台車10が内壁のコンクリート面7を検査すべきトンネル部分の近傍に達すると、オペレータによって、レーザスキャナ式測域センサ40の電源スイッチ41がオンされ、レーザスキャナ式測域センサ40から、トンネル内壁のコンクリート面7に向けて、レーザビームが放出され、トンネル内壁のコンクリート面7が順次、レーザビームによって走査され、レーザスキャナ式測域センサ40とトンネル内壁のコンクリート面7のレーザビームによって走査された部分までの距離が測定され、トンネル内壁断面形状データが、トンネル内壁のコンクリート面7のレーザビームが照射された部分とレーザスキャナ式測域センサ40との間の距離データの形で生成される。
こうして生成されたトンネル内壁断面形状データは、レーザスキャナ式測域センサ40から、パーソナルコンピュータ30のCPU35に出力される。
レーザスキャナ式測域センサ40からトンネル内壁断面形状データを受けると、パーソナルコンピュータ30のCPU35は、ROM31に格納されたビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、トンネル内壁断面形状撮像データを解析して、トンネル内壁の断面形状を決定し、こうして決定されたトンネル内壁の断面形状に基づき、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの最適位置および最適角度を算出し、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度が、最適位置および最適角度になるように、モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに、それぞれ、ビデオカメラ位置設定信号を出力する。
その結果、トンネル内壁の断面形状に対して、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度が自動的に最適位置および最適角度に調整され、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iによって、トンネル内壁画像データが生成されて、パーソナルコンピュータ30のCPU35に入力される。
9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iからCPU35にトンネル内壁画像データが入力されると、CPU35は、トンネル内壁画像データをハードディスク32に保存する。
トンネル内壁の断面形状が変化すると、レーザスキャナ式測域センサ40から入力されるトンネル内壁断面形状撮像データが、トンネル内壁の断面形状の変化に応じて、変化し、パーソナルコンピュータ30のCPU35は、ビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、トンネル内壁の断面形状を決定する。
こうして決定されたトンネル内壁の断面形状はそれまでのトンネル内壁の断面形状とは異なっているから、パーソナルコンピュータ30のCPU35は、こうして決定されたトンネル内壁の断面形状に基づき、ビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの最適位置および最適角度を算出し、算出された各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの最適位置および最適角度に基づいて、各モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに出力するビデオカメラ位置設定信号を生成して、各モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに出力する。
その結果、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度が最適値になるように、対応するモータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iによって、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iが移動される。
同様にして、パーソナルコンピュータ30のCPU35は、レーザスキャナ式測域センサ40から入力されたトンネル内壁断面形状撮像データに基づいて、トンネル内壁の断面形状が変化したと判定するたびに、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度が最適値になるように移動させる。
その結果、検査が必要なトンネル内壁のコンクリート面7のすべてが、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iによって撮像され、トンネル内壁面撮像データが生成されたと、オペレータが判定すると、レーザスキャナ式測域センサ40の電源スイッチ41と、9つのビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iを同時にオン・オフさせるカメラスイッチ24と、対応するビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度を調整可能なモータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iと、パーソナルコンピュータ30の電源スイッチ33がオフされて、トンネルの内壁面の撮像が完了する。
その後、コンピュータ(図示せず)により、9台のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの撮像データに基づき、トンネル内壁面検査プログラムにしたがって、トンネル内壁のコンクリート面7の状態、たとえば、クラックなどの欠陥がないかどうかが検査される。
本実施態様においては、レーザスキャナ式測域センサ40によって、トンネルのコンクリート面7との距離が測定されて、トンネル内壁断面形状撮像データが、位置データの形で、パーソナルコンピュータ30のCPU35に入力され、パーソナルコンピュータ30のCPU35によって、入力されたトンネル内壁断面形状撮像データに基づいて、ビデオカメラ位置決定プログラムにしたがって、9台のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度の最適値が算出され、各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iに割り当てられたモータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iによって、自動的に、9台のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iが最適位置および最適角度に移動され、最適位置および最適角度に位置する各ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iによって、トンネル内壁のコンクリート面7が撮像されるように構成されている。
したがって、本実施態様によれば、トンネル内壁の断面形状が変わるたびに、車両を停止させて、オペレータが、手作業で、トンネル内壁の断面形状に合わせて、複数のビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3iの位置および角度を調整する必要がなく、短時間に、かつ、効率的に、トンネル内壁のコンクリート面7を撮像し、得られた撮像データに基づいて、クラックの有無などのトンネル内壁のコンクリート面7の状態を自動的に検査することが可能になるから、トンネル内壁のコンクリート面検査に要する費用を大幅に低減させることが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、図1ないし図3に示された実施態様においては、トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ1、レーザ光源2、ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i、照明器具4、モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20i、レーザ光源駆動手段21、カメラスイッチ23、カメラスイッチ24およびパーソナルコンピュータ30は作業台車10に搭載され、図4および図5に示された実施態様においては、レーザスキャナ式測域センサ40、電源スイッチ41、ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i、照明器具4、モータ20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20i、カメラスイッチ23、カメラスイッチ24およびパーソナルコンピュータ30は作業台車10に搭載され、作業台車10が、モーターカー11によってレール12上を走行可能に構成されているが、作業台車10自体が自走機能を有するように構成すれば、モーターカー11を設けることは必ずしも必要でない。
また、前記実施態様においては、トンネルの内壁検査システムは、地下鉄などの鉄道トンネルの内壁のコンクリート面7の状態を検査するように構成されているが、本発明は、地下鉄などの鉄道トンネルの内壁のコンクリート面7の状態を検査する場合に限定されるものではなく、道路トンネルの内壁のコンクリート面の状態検査や、水路トンネルの内壁のコンクリート面の状態検査に用いることもできる。道路トンネルの内壁のコンクリート面の状態を検査する場合には、レール上12を走行可能な作業台車10およびモーターカー11に代えて、トラックなどの自動車が用いられ、水路トンネルの内壁のコンクリート面の状態を検査する場合には、レール上12を走行可能な作業台車10およびモーターカー11に代えて、手押し台車が用いられる。
さらに、図1に示された実施態様においては、トンネルの内壁検査システムは、ビデオカメラ1、レーザ光源2、照明器具4、ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i、パーソナルコンピュータ30などに電力を供給する電源として、発電機15を備え、図4に示された実施態様においては、トンネルの内壁検査システムは、レーザスキャナ式測域センサ40、照明器具4、ビデオカメラ3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i、パーソナルコンピュータ30などに電力を供給する電源として、発電機15を備えているが、トンネルの内壁検査システムが、発電機15を備えていることは必ずしも必要ではなく、発電機15に代えて、電源として、バッテリー電源を用いることもでき、また、換気ができない水路トンネルの内壁のコンクリート面の状態を検査する場合には、トンネルの内壁検査システムは、発電機15に代えて、バッテリー電源を備えている。
1 トンネル内壁断面形状測定用のビデオカメラ
2 レーザ光源
3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3i ビデオカメラ
4 照明器具
7 トンネル内壁のコンクリート面
10 作業台車
11 モーターカー
12 レール
15 発電機
20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20i モータ
21 レーザ光源駆動手段
23 カメラスイッチ
24 カメラスイッチ
30 パーソナルコンピュータ
31 ROM
32 ハードディスク
33 パーソナルコンピュータの電源スイッチ
35 CPU
40 レーザスキャナ式測域センサ
41 レーザスキャナ式測域センサの電源スイッチ

Claims (10)

  1. トンネル内壁の動画データに基づいて、トンネル内壁の状態を検査するトンネル内壁検査システムであって、トンネル内壁の断面形状を光学的に測定し、トンネル内壁断面形状測定データを生成する光学的トンネル内壁断面形状測定手段と、トンネル内壁の動画を撮像し、トンネル内壁の動画データを生成する複数の動画撮像手段と、前記複数の動画撮像手段のそれぞれに対応して設けられ、対応する動画撮像手段の位置および角度を変化させる複数の駆動手段と、前記光学的トンネル内壁断面形状測定手段によって生成されたトンネル内壁断面形状測定データにしたがって、前記複数の駆動手段の少なくとも一部に駆動信号を出力して、対応する動画撮像手段の位置および/または角度を調整する制御手段を備えたことを特徴とするトンネル内壁検査システム。
  2. 前記光学的トンネル内壁断面形状測定手段、前記複数の動画撮像手段、前記複数の駆動手段および前記制御手段を搭載し、走行可能な車両を備えたことを特徴とする請求項1に記載のトンネル内壁検査システム。
  3. 前記光学的トンネル内壁断面形状測定手段が、前記トンネル内壁に向けて、レーザビームを発し、前記トンネル内壁に照射されるレーザビームの投光波形の位相と、前記トンネル内壁によって反射され、受光したレーザビームの受光波形の位相との位相差に基づいて、前記トンネル内壁までの距離を測定し、前記レーザビームによって、前記トンネル内壁を走査して、前記トンネル内壁の各点までの距離を測定し、前記トンネルの内壁断面形状を光学的に測定するレーザスキャナ式測域センサによって構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のトンネル内壁検査システム。
  4. 前記光学的トンネル内壁断面形状測定手段が、レーザビームを発するレーザ光源と、ビデオカメラとによって構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のトンネル内壁検査システム。
  5. 前記動画撮像手段がビデオカメラによって構成されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のトンネルの内壁検査システム。
  6. さらに、前記複数の動画撮像手段によって生成されたトンネル内壁の動画データに基づいて、トンネル内壁の状態を検査する検査手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のトンネル内壁検査システム。
  7. トンネル内を走行しつつ、前記トンネルの内壁断面形状を光学的に測定して、トンネル内壁断面形状測定データを生成し、生成されたトンネル内壁断面形状測定データに基づいて、複数の動画撮像手段のうち、少なくとも一部の動画撮像手段の位置および/または角度を調整し、前記複数の動画撮像手段によってトンネル内壁を撮像して、トンネル内壁の動画データを生成し、前記複数の動画撮像手段によって生成されたトンネル内壁の動画データに基づいて、トンネル内壁の状態を検査することを特徴とするトンネルの内壁検査方法。
  8. レーザスキャナ式測域センサによって、前記トンネル内壁にレーザビームを照射し、前記トンネル内壁に照射されたレーザビームの投光波形の位相と、前記トンネル内壁によって反射され、受光したレーザビームの受光波形の位相との位相差に基づいて、前記トンネル内壁までの距離を測定し、前記レーザビームによって、前記トンネル内壁を走査して、前記トンネル内壁の各点までの距離を測定し、前記トンネルの内壁断面形状を光学的に測定することを特徴とする請求項7に記載のトンネルの内壁検査方法。
  9. ビデオカメラによって前記トンネルの内壁断面形状を光学的に測定することを特徴とする請求項7に記載のトンネルの内壁検査方法。
  10. 前記動画撮像手段がビデオカメラによって構成されたことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載のトンネルの内壁検査方法。
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