JP2001141306A - 温風暖房機 - Google Patents

温風暖房機

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JP2001141306A
JP2001141306A JP32400599A JP32400599A JP2001141306A JP 2001141306 A JP2001141306 A JP 2001141306A JP 32400599 A JP32400599 A JP 32400599A JP 32400599 A JP32400599 A JP 32400599A JP 2001141306 A JP2001141306 A JP 2001141306A
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JP
Japan
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heating
hot air
temperature
blowing
chaos
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Pending
Application number
JP32400599A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumiko Hara
由美子 原
Yasumichi Kobayashi
保道 小林
Hideki Omori
英樹 大森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32400599A priority Critical patent/JP2001141306A/ja
Publication of JP2001141306A publication Critical patent/JP2001141306A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成の石油温風暖房機または電気温風
暖房機は、加熱手段を一定の加熱量でまた一定の送風量
で動作させており、暖房効果が十分ではないという課題
を有している。 【解決手段】 制御手段4が加熱手段2の発熱量または
送風手段1の送風量を時間的に不規則に制御するように
して、温感を持続させて、自律神経への影響を持続させ
て、リラックス状態を増進できる温風暖房機としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間的に不規則な
温風を発生し、人体の自律神経に作用させることでリラ
ックス状態を増進できる暖房を行う温風暖房機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について、図24を用いて説
明する。加熱手段1は灯油またはヒータを熱源として、
輻射照射部2から図示してない送風手段によって輻射熱
を照射している。前記加熱手段1の加熱量と送風手段の
送風風量とは、図示していない制御装置によって制御さ
れている。また3は、加熱手段2またはその周囲の温度
を測定する温度センサである。
【0003】以上の構成で、制御装置は温度センサ3の
検知温度情報に基づいて、加熱手段2を制御して室内を
暖房するものである。
【0004】
【発明が解決する課題】従来の構成の石油温風暖房機ま
たは電気温風暖房機は、暖房効果が十分ではないという
課題を有している。
【0005】すなわち、従来の構成のものは、加熱手段
2を一定の加熱量でまた一定の送風量で動作させてい
る、または、温度センサ3の測定値が目標値となるよう
に加熱手段2の加熱量を規則的に変更し、一定量の温風
を送風するように動作させているものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、制御手段が加
熱手段の発熱量または送風手段の送風量を時間的に不規
則に制御するようにして、温感を持続させて、自律神経
への影響を持続させて、リラックス状態を増進できる温
風暖房機としているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、制御
手段が加熱手段の発熱量または送風手段の送風量を時間
的に不規則に制御するようにして、温感を持続させて、
自律神経への影響を持続させて、リラックス状態を増進
できる温風暖房機としているものである。
【0008】請求項2に記載した発明は、制御手段はカ
オス信号発生手段によって送風手段または加熱手段を制
御するようにして、カオスの持つ不規則性によって順化
が生じにくく、またパイコネ効果によって体の表面のみ
でなく全身の温度分布を均一化でき、リラックスの効果
の高い温風暖房機としているものである。
【0009】請求項3に記載した発明は、制御手段は、
加熱手段または送風手段が発生する温風の送風量の時間
平均値が所定の値を維持するように制御するようにし
て、暖房の強さを所定値に保ちながら、時間的に不規則
な暖房によるリラックスの効果の高い温風暖房機として
いるものである。
【0010】請求項4に記載した発明は、制御手段は、
温風時間平均値入力手段に設定された時間平均値となる
ように加熱手段または送風手段を制御するようにして、
使用者の好みの強さの暖房を行いながら時間的に不規則
な暖房によるリラックスの効果の高い温風暖房機として
いるものである。
【0011】請求項5に記載した発明は、制御手段は、
加熱手段または送風手段が発生する温風の温度と風量の
最大値を所定値以下となるように制御するようにして、
カオスの効果を実現しながらも、必要以上に大きい加熱
量が出現しない、リラックスの効果の高い温風暖房機と
しているものである。
【0012】請求項6に記載した発明は、制御手段は、
加熱手段または送風手段が発生する温風の温度と風量の
最小値を所定値以上となるように制御するようにして、
カオスの効果を実現しながらも、低加熱量によって暖房
効果が低下することがなく、リラックスの効果の高い温
風暖房機としているものである。
【0013】請求項7に記載した発明は、制御手段は、
加熱手段または送風手段が発生する温風の温度と風量の
最大値と最小値との変化幅を所定値以下となるように制
御するようにして、カオスの効果を実現しながらも必要
な加熱量の変化幅を越える不都合な加熱量とすることが
なく、リラックスの効果の高い温風暖房機としているも
のである。
【0014】請求項8に記載した発明は、制御手段は、
温風最大値入力手段に設定された最大値以下となるよう
に加熱手段または送風手段を制御するようにして、使用
者の好みに応じて設定された最大値を維持しながらカオ
スの効果を発揮でき、リラックスの効果の高い温風暖房
機としているものである。
【0015】請求項9に記載した発明は、制御手段は、
温風最小値入力手段に設定された最小値以上となるよう
に加熱手段または送風手段を制御するようにして、使用
者の好みに応じて設定された最小値を維持しながらカオ
スの効果を発揮でき、リラックスの効果の高い温風暖房
機としているものである。
【0016】請求項10に記載した発明は、制御手段
は、温風変化幅入力手段に設定された変化幅以下となる
ように加熱手段または送風手段を制御するようにして、
温風の温度と風量の変化幅を使用者が好みに応じて設定
でき、カオスの効果を発揮でき、リラックスの効果の高
い温風暖房機としているものである。
【0017】請求項11に記載した発明は、カオス信号
発生手段は、カオス演算式によってカオス信号を発生す
るようにして、簡単な構成の制御装置を使用でき、リラ
ックスの効果の高い温風暖房機としているものである。
【0018】請求項12に記載した発明は、カオス信号
発生手段は、カオス数列に基づいてカオス信号を発生す
るようにして、簡単な構成の制御装置を使用でき、リラ
ックスの効果の高い温風暖房機としているものである。
【0019】請求項13に記載した発明は、カオス信号
発生手段を複数使用するようにして、状態に応じた最適
なカオス信号による暖房を行うことができ、リラックス
の効果の高い温風暖房機としているものである。
【0020】請求項14に記載した発明は、制御手段は
動作開始後の経過時間によって、使用するカオス信号発
生手段を変更するようにして、状態に応じた最適なカオ
ス信号による暖房を行うことができ、リラックスの効果
の高い温風暖房機としているものである。
【0021】請求項15に記載した発明は、制御手段は
目標温度と現在温度の差に応じて、使用するカオス信号
発生手段を変更するようにして、状態に応じた最適なカ
オス信号による暖房を行うことができ、リラックスの効
果の高い温風暖房機としているものである。
【0022】請求項16に記載した発明は、制御手段
は、スイッチによってカオス信号発生手段の信号を受け
るかどうかを選択するようにして、状態に応じて動作モ
ードを使い分けることができる温風暖房機としている。
【0023】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて説明する。図1は、本実施例の構成を示すブロッ
ク図である。1は送風手段で、ファンモータによって構
成しており、いる。2は加熱手段であり、灯油またはヒ
ータを熱源として使用しており、必要に応じて燃焼量あ
るいは通電量を調整できる調整手段を備えている。加熱
手段2の近傍には温度を検知する温度センサ3を設けて
いる。温度センサ3の検知温度情報は、制御手段4に伝
達されている。制御手段4は、不規則信号発生手段5が
有している不規則信号を、タイマー6のタイマー信号と
温度センサ3の検知温度信号に応じて決まる適切なタイ
ミングで出力して、前記送風手段1の送風風量と、加熱
手段2の加熱量を制御している。
【0024】以下、本実施例の動作について説明する。
温熱生理学によって次のことが確認されている。「皮膚
の温刺激により皮膚交感神経が抑制され、冷刺激により
亢進される。」(入來まさみ編 「体温調整の仕組
み」;分光堂 1995年)、「温付近の温度で皮膚に
持続的な加温、冷却を加えても、温覚、冷覚は一過性に
起こるのみで順応が起こる」(新生理科学大系9 感覚
の生理学)。
【0025】すなわち、自律神経である皮膚交感神経は
温められると抑制され、皮膚交感神経が抑制されると人
体はよりリラックスした状態となる。また、人体の感温
器官には「温かさ」を感じる温受容器と「冷たさ」を感
じる冷受容器の二種類がある。それぞれの受容器は温度
によって感度が異なるものである。温受容器は冷受容器
よりも高温で感度が高い。また、共に、同じ温度にさら
されると反応しなくなるという特徴がある。
【0026】前記現象を裏付ける事実として、従来の暖
房機で暖房した場合、暖房を開始した直後は暖かさを良
く感じるが、時間の経過に従って次第に暖かさを感じな
くなるということがある。これは、暖房開始時には温受
容器が反応するが、次第に温受容器が順化、すなわち慣
れによる感度の低下反応が生じて、暖かさを感じなくな
るためである。
【0027】図2は、前記順化が生ずるまでの時間と、
人体に加わる温度との間の関係を示す特性図である。図
2の縦軸は加えた温度差を示しており、横軸は順化が生
ずるまでの時間を示している。図2からわかるように、
人体に通常加えうるような数度の温度差の場合は、数分
で順化が生じて暖かさを感じなくなるものである。
【0028】図3は、温受容器と冷受容器の活性度の温
度特性を示している。図3の縦軸には各受容器の活性度
を、横軸には温度を示している。冷受容器は温度T1以
下で活性特性を有している。すなわち、温度T1以下で
冷たさあるいは寒さを感じるものであり、温度T1以上
では冷受容器は活性化せず、寒さを感じることはない。
従って、温度T2から温度T1への温度変化を与えた場
合は、暖かさを感じる度合いは低下するが、寒さは感じ
ないものである。
【0029】図4は、従来の温風暖房機による暖房を行
った場合に、温受容器と冷受容器の反応特性を示す特性
図である。すなわち、温風暖房機によって図4(c)に
示しているような輻射量Ptを一定とする暖房を行った
ときには、温受容器は図4(a)に示しているように暖
房を開始した直後に活性化して暖かさを感じるが、数分
後には順化して暖かさは感じなくなるものである。また
設定している温度が、ある程度高いため、冷受容器は図
4cに示しているように反応を生じていないものであ
る。結論的にこの状態は、温度低下はないため寒さを感
じるわけではないが、積極的な暖かさの感覚は少なくな
るといえるものである。
【0030】以上の理由から、本実施例では、制御手段
4は前記しているように、不規則信号発生手段5から受
けた不規則信号によって送風手段1と加熱手段2を制御
しているものである。この不規則信号は、図5に示して
いるような特性となっている。図5は、制御手段4から
不規則信号を受けて、送風手段1と加熱手段2が動作し
たときの、加熱手段2が発生する輻射量Ptの時間的な
変化の状態を示している。また図6は、図5に示してい
るような不規則な熱輻射を受けたときに、人体の温受容
器と冷受容器の反応の時間的な特性を示している。
【0031】すなわち、人体が受ける熱輻射量Ptが図
5に示しているような不規則な変化をすると、図5
(a)に示しているように温受容器は順化を起こさない
ものである。もちろん、輻射量の増減に応じて温受容器
の感度すなわち反応量は増減するものであるが、反応量
のレベルが時間の経過に伴って低下することはないもの
である。なお、このとき冷受容器は、加熱手段2の輻射
温度が高いために、図5(b)に示しているように反応
しないものである。
【0032】図7は本実施例の制御手段4が有している
制御プログラムを示すフローチャートである。図示して
いないスイッチがオンされて、制御手段4が動作を開始
すると、ステップ1でタイマー6から時刻を読み込み、
この時刻をt1として記憶する。続いてステップ2で、
制御手段4は不規則信号発生手段5に保存されている不
規則信号を読み込んでPt、Ftとして認識する。ステ
ップ3で制御手段4は加熱手段2の発熱量をPtに制御
する。すなわち、電気温風暖房機の場合は、ヒータに対
する通電量をこのPtに合致するように制御する。また
石油温風暖房機の場合は、灯油の燃焼量がこのPtに合
致するように制御する。また同時に、送風手段1の送風
風量をFtに制御する。続いてステップ4で、所定時間
dの経過を待ち、ステップ5で終了するかどうかを確認
し、終了しない場合はステップ1に戻り、ステップ1か
らステップ5の動作を繰り返す。
【0033】このようにして制御手段4は、所定時間d
の間隔で、加熱手段2の発熱量と送風手段1の送風風量
を制御するものである。このとき、本実施例では所定時
間dを例えば1分としている。この1分という時間は、
人体の自律神経に影響を与えることができる十分な長さ
である。所定時間dの設定を例えば1秒とすると、自律
神経に影響を与えることが出来ず、温風量を不規則に変
化させてリラックスの反応を引き起こす効果は望めな
い。
【0034】なお、前記説明では、制御手段4は、加熱
手段2の発熱量Ptと送風手段1の送風風量Ftを共に
調整するようにしているが、加熱手段2の発熱量Ptを
一定とし送風手段1の送風風量Ftだけを調整するよう
にしても良いものである。また、加熱手段2の発熱量P
tを調整して、送風手段1の送風風量Ftを一定として
も良いものである。
【0035】以上のように本実施例によれば、加熱手段
2と、送風手段1と、加熱手段2の温度を検知する温度
検知手段3と、前記温度検知手段3の検知温度情報に基
づいて、加熱手段2または送風手段1を制御する制御手
段4とを備え、前記制御手段4は加熱手段2の発熱量ま
たは送風手段1の送風量を時間的に不規則に制御する構
成として、温感を持続させて、自律神経への影響を持続
させて、リラックス状態を増進できる温風暖房機を実現
するものである。
【0036】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図8は、本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、制御手段4はカオス信号
発生手段15のカオス信号によって、送風手段1または
加熱手段2を時間的に不規則に制御する信号を作り出し
ている。カオス信号演算手段15は、カオスの演算を行
ってカオス信号を出力している。本実施例では、制御手
段4、カオス信号演算手段15、タイマー6はマイクロ
コンピュータで実現している。
【0037】以下、カオス信号を用いた温風暖房につい
て説明する。カオスは自然界に豊富に見られる現象であ
り、一見不規則に見えるがいわゆるランダムではなく、
簡単な数式で作り出すことが出来て、時間的に不規則な
ものである。自然界では例えば、炭火やたき火などによ
る熱はカオス性を持つものであるし、また、脈波をはじ
め人体の機構もカオス性を有しているものである。たき
火やひなたぼっこの心地よさは、供給される熱が一定で
はなく時間的な不規則性を持つことによって、人体の温
受容器を活性化させて暖かさを感じ続けることによるも
のである。不規則な信号が特にカオスであることで人体
への影響度合いを高め、これらの自然の心地よさを再現
できるものである。また、カオス信号に従った温風暖房
を行うことでパイコネ効果によって温度分布を均一にす
るので、暖房効果をあげることが出来るものである。
【0038】以下、本実施例の動作について説明する。
図9は、カオス信号発生手段15が有しているカオス信
号の形状を示している。すなわち、縦軸はカオス信号X
nを、横軸は時間nを示している。すなわち、実施例1
で説明した図9の不規則信号と同様の不規則信号となっ
ているものである。
【0039】制御手段4は、使用者が温風暖房を開始す
ると1番目のカオス信号X1を読みとり、これに対応し
た加熱量Pt、例えばPt=Xn*P0+P1を発生す
るように加熱手段2へ制御信号を出力する。また、同様
に送風風量がFtとなるように、送風手段1を制御す
る。次に2番目のカオス信号X2を読みとり、同様にし
て加熱量と送風風量を制御する。こうして、暖房が終了
するまで加熱手段2と送風手段1を制御するものであ
る。このため、加熱手段2と送風手段1は、カオス信号
の大きさに応じた温度と風量の温風を発生することが出
来る。
【0040】次に、カオス信号演算手段15の動作につ
いて説明する。ここで、カオス信号を作り出す関数は、
例えば(数1)に示しているようなものである。
【0041】 F(X)=1―|2X―1| (0≦X≦1) (数1) (数1)に示している関数は、グラフに表すと図10に
示している関数F(X)となる。以下では前記関数F
(X)を用いて、カオス信号Xnを発生する方法につい
て説明する。まず、時系列Xnの最初の値をX0とし、
それを時系列Xnの初期値とする。次にX0をF(X)
に代入して計算した結果を、n=1番目の値X1とす
る。さらに、X1をF(X)に代入して計算し、X2を
求め、同様にX3をX2から求める。以上の手続きを繰
り返すことにより、時系列X0,X1,X2・・・・X
nを求めることができる。これをグラフに表すと図11
になる。
【0042】なお、上記のカオス信号演算手段15では
上記のF(X)を用いたが、この関数以外にもカオスを
発生するような関数は(数2)に示しているロジスティ
ック関数やへノン関数などがある。
【0043】 F(X)=4・X・(1−X) (0≦X≦1) (数2) 次に、カオス信号演算手段15のアルゴリズムについ
て、図12に基づいて説明する。図12はカオス信号演
算手段15のアルゴリズムを説明するフローチャートで
ある。ステップ121で、時間を表すパラメータをn=
0とし、ステップ122でカオス関数F(Xn)の初期
値をX0とする。ステップ123でF(Xn)を計算
し、その結果をn+1番目の値Xn+1に代入して記憶
する。続いてステップ124で。nに1加え、ステップ
125で終了であるかどうかをチェックして終了でなけ
れば、ステップ121〜125を繰り返すものである。
【0044】以上のように本実施例によれば、制御手段
4はカオス信号発生手段15によって送風手段1または
加熱手段2を制御するようにして、自然界に豊富に見ら
れるカオス信号に従って加熱量を制御するため、カオス
の持つ不規則性によって順化が生じにくく、またパイコ
ネ効果によって体の表面のみでなく全身の温度分布を均
一化でき、リラックスの効果の高い温風暖房機を実現す
るものである。
【0045】また本実施例によれば、カオス信号発生手
段15は、カオス演算式によってカオス信号を発生する
ようにしているため、簡単な構成の制御装置を使用で
き、リラックスの効果の高い温風暖房機を実現できるも
のである。
【0046】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図13は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、制御手段4はカオス信号
記憶手段17が記憶しているカオス数列を読み込むこと
によってカオス信号を出力しているものである。
【0047】すなわち本実施例では、カオス信号記憶手
段17にはあらかじめN個のカオス数列が記憶されてい
る。制御手段4は、まず、温風暖房を開始すると1番目
のカオス信号X1を読みとり、所定の閾値X0と比較す
る。カオス信号X1が閾値X0より大きい場合は発生を
オンとし、カオス信号X1が閾値X0以下の場合は発生
をオフとする。次に2番目のカオス信号X2を読みと
り、同様の工程により制御信号を出力する。記憶されて
いるカオス数列の数Nまでこの工程を繰り返した後、再
びX1に戻って同じ動作を繰り返す。このように暖房が
終了するまで発生オン、オフの制御信号をカオス信号X
nから作成し、暖房が終了するとその工程を終了する。
このようにして、カオス信号に従ってオン、オフの切り
替えのみで簡易的にカオス数列の大きさに応じた温風を
発生することが出来る。
【0048】以上のように本実施例によれば、カオス信
号発生手段は、カオス数列に基づいてカオス信号を発生
する構成として、カオス演算が不可能な低機能のマイク
ロコンピュータであっても使用できる温風暖房機を実現
できるものである。
【0049】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。図14は、本実施例の構成を示すブ
ロック図である。本実施例では、制御手段4に入力手段
20を接続している。入力手段20は、使用者が好みの
輻射量を設定するものであり、加熱手段2または送風手
段1が発生する温風の送風量の時間平均値Pcを、ある
いは、加熱手段2または送風手段1が発生する温風の温
度と風量の最大値と最小値との変化幅Wを設定するもの
である。
【0050】図15は、入力手段20に、使用者が好み
の輻射量の時間平均値Pcと、加熱手段2または送風手
段1が発生する温風の温度と風量の最大値と最小値との
変化幅Wとを設定していた場合に、制御手段4が送風手
段1または加熱手段2に出力する制御信号を示してい
る。すなわち、制御手段4は入力手段20から前記信号
を受けると、カオス信号発生手段15から受けたカオス
信号Xnについて、(数3)に示すような変換を行うも
のである。
【0051】 Pt=Pc+W*(Xn−0.5) (数3) このため、図15に示しているように、制御手段4が送
風手段1または加熱手段2に出力する制御信号は、平均
値がPc、最大値がPc+W/2、最小値がPc−W/
2となるものである。
【0052】また、図16は、入力手段20に、使用者
が好みの輻射量の最大値Pmaxと好みの輻射量の最小
値Pminを設定した場合に、制御手段4が送風手段1
または加熱手段2に出力する制御信号を示している。す
なわち、制御手段4は入力手段20から前記信号を受け
ると、カオス信号発生手段15から受けたカオス信号X
nについて、前記設定された輻射量の最大値Pmaxと
輻射量の最小値Pminを超える部分は削除する変換を
行うものである。
【0053】このため、図16に示しているように、制
御手段4が送風手段1または加熱手段2に出力する制御
信号は、最大値がPmaxを越えることがなく、また最
小値がPminを下回るものではないものである。
【0054】以上のように本実施例によれば、制御手段
4が、加熱手段2または送風手段1が発生する温風の送
風量の時間平均値が所定の値を維持するように制御する
ようにして、暖房の強さを所定値に保ちながら、時間的
に不規則な暖房によるリラックスの効果の高い温風暖房
機を実現するものである。
【0055】また本実施例によれば、制御手段4が、入
力手段20に設定された時間平均値となるように加熱手
段2または送風手段4を制御するようにして、使用者の
好みの強さの暖房を行いながら時間的に不規則な暖房に
よるリラックスの効果の高い温風暖房機を実現するもの
である。
【0056】また本実施例によれば、制御手段4が、加
熱手段2または送風手段4が発生する温風の温度と風量
の最大値が所定値以下となるように制御して、カオスの
効果を実現しながらも、必要以上に大きい加熱量が出現
しない、リラックスの効果の高い温風暖房機を実現する
ものである。
【0057】また本実施例によれば、制御手段4が、加
熱手段2または送風手段4が発生する温風の温度と風量
の最小値を所定値以上となるように制御して、カオスの
効果を実現しながらも、低加熱量によって暖房効果が低
下することがなく、リラックスの効果の高い温風暖房機
を実現するものである。
【0058】また本実施例によれば、制御手段4が加熱
手段2または送風手段1が発生する温風の温度と風量の
最大値と最小値との変化幅を所定値以下となるように制
御するわようにして、カオスの効果を実現しながらも必
要な加熱量の変化幅を越える不都合な加熱量とすること
がなく、リラックスの効果の高い温風暖房機を実現する
ものである。
【0059】また本実施例によれば、制御手段4が、加
熱手段2または送風手段1が発生する温風の最大値を設
定された値以下となるように制御して、使用者の好みに
応じて設定された最大値を維持しながらカオスの効果を
発揮でき、リラックスの効果の高い温風暖房機を実現す
るものである。
【0060】また本実施例によれば、制御手段4が、加
熱手段2または送風手段1が発生する温風の最小値を設
定された値以上となるように制御して、使用者の好みに
応じて設定された最小値を維持しながらカオスの効果を
発揮でき、リラックスの効果の高い温風暖房機を実現す
るものである。
【0061】また本実施例によれば、制御手段4が、加
熱手段2または送風手段1が発生する温風の風量と温度
の変化幅が設定された値以下となるように制御できるた
め、温風の温度と風量の変化幅を使用者が好みに応じて
設定でき、カオスの効果を発揮でき、リラックスの効果
の高い温風暖房機を実現するものである。
【0062】(実施例5)続いて本発明の第5の実施例
について説明する。図17は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、制御手段4はカオス信号
1記憶手段26とカオス信号2記憶手段27の信号を受
けてカオス信号を発生しているものである。カオス信号
2記憶手段27は、カオス信号1記憶手段26が記憶し
ているカオス信号とは異なるカオス信号を記憶している
ものである。制御手段4は、本実施例では、タイマー6
から温風暖房を開始してからの経過時間を示す信号を受
けると、カオス信号1記憶手段26からカオス信号2記
憶手段27に使用するカオス信号を変更するものであ
る。
【0063】図18は、本実施例とした場合に制御手段
4が送風手段1あるいは加熱手段2を制御するカオス信
号Xnと、この信号によって送風手段1あるいは加熱手
段2がて動作した結果、装置から輻射される輻射量の特
性を示している。
【0064】すなわち、暖房を開始したときは、通常は
使用者が寒い戸外から戻ったときであり、強い暖房によ
って早く体表面の温度を上げたいものであるため、カオ
ス信号1記憶手段が記憶しているカオス信号1を使用す
るものである。こうして、暖房を開始してから所定の時
間t1が経過すると、今度はゆっくりとした暖房でゆっ
くりと暖まりたいものである。このため、時間t1が経
過するとカオス信号2記憶手段が記憶しているカオス信
号2を使用するものである。
【0065】図19は、本実施例の制御手段4が有して
いる制御プログラムを示すフローチャートである。制御
手段4が動作を開始すると、ステップ231でタイマー
6の計時時刻を読み込みt1として記憶する。次にステ
ップ232で、カオス信号1記憶手段26に保存されて
いる一番目のカオス数列を読み込み、P1tとして認識
する。次にステップ233で、送風手段1あるいは加熱
手段2をP1tで制御する。次にステップ234で所定
時間dの経過を待ち、ステップ235で時刻tcが経過
したかどうかを確認し、tcが経過するまでステップ2
31からステップ235を繰り返して、順次カオス信号
1を読み込みながら温風量を制御する。時間tcが経過
すると、カオス信号2記憶手段27からのカオス信号に
より同様の動作を繰り返す。
【0066】以上のように本実施例によれば、カオス信
号発生手段を複数とした構成として、状態に応じた最適
なカオス信号による暖房を行うことができ、リラックス
の効果の高い温風暖房機を実現するものである。
【0067】また本実施例によれば、制御手段4は動作
開始後の経過時間によって、使用するカオス信号発生手
段を変更する構成として、状態に応じた最適なカオス信
号による暖房を行うことができ、リラックスの効果の高
い温風暖房機を実現するものである。
【0068】(実施例6)続いて本発明の第6の実施例
について説明する。図20は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、温度検知手段30の検知
温度情報を制御手段4に伝達している。制御手段4は、
温度検知手段30の検知温度情報に基づいて使用するカ
オス信号をカオス信号1記憶手段26あるいはカオス信
号2記憶手段27のどちらかに切り替えるようにしてい
るものである。
【0069】すなわち、室温が冷えた状態で温風暖房を
始めたとき、つまり目標温度と現在温度の差が大きい間
は強い暖房を行って早く温度を上げるようにしている。
また、温度検知手段30の検知温度が所定の温度を超え
て、目標温度と現在温度との差が少なくなると、ゆっく
りした暖房を行うようにしているものである。
【0070】図21は、本実施例の制御手段4が備えて
いる制御プログラムを示すフローチャートである。制御
手段4は、動作を開始すると、ステップ251でタイマ
ー6から時刻を読み込み、t1として記憶する。次にス
テップ252でカオス信号1記憶手段26が保存してい
る一番目のカオス信号を読み込んで、P1tとして認識
する。次にステップ253で、前記P1tとなるように
送風手段1あるいは加熱手段2を制御する。ステップ2
54で所定時間dの経過を待ち、ステップ255で室温
Taが目標温度Tmに達したかどうかを確認する。室温
Taが目標温度Tmに達するまでの間、ステップ251
からステップ255を繰り返し、順次カオス信号1を読
み込みながら温風量を制御する。室温Taが目標温度T
mに達すると、使用するカオス信号をカオス信号2記憶
手段27として、同様のステップを繰り返すものであ
る。
【0071】以上のように本実施例によれば、制御手段
4は目標温度と現在温度の差に応じて、使用するカオス
信号発生手段を変更する構成として、状態に応じた最適
なカオス信号による暖房を行うことができ、リラックス
の効果の高い温風暖房機を実現するものである。
【0072】(実施例7)次に、本発明の第7の実施例
について説明する。図22は本実施例の構成を示すブロ
ック図である。本実施例は、石油温風暖房機を示してい
るが、電気温風暖房機としても同様の思想を適用できる
ものである。
【0073】本実施例では、加熱手段として、燃焼室8
を使用している。燃焼室8は、内部に灯油を収容してお
り、点火電極13によって点火された灯油が筒体7内で
燃焼し、図示していない送風手段による送風によって燃
焼による輻射熱を筒体7から放射するものである。前記
燃焼室8の灯油は、図示していない灯油缶に接続してい
る燃料用モータ10から送油パイプ9を介して供給され
ているものである。また、空気用ファン12は外部から
空気を吸引して空気用パイプ11を介して燃焼室8内に
空気を供給し、前記燃料用モータ10が供給する灯油と
混合されることによって適切な空燃比の可燃性燃料とし
ている。前記燃料用モータ10と、空気用ファン12
と、送風手段とは燃焼制御手段31によって制御されて
いる。燃焼制御手段31は、マイクロコンピュータを有
しており、前記各実施例で説明しているカオス信号演算
手段15と、タイマー6と、温度センサ3の信号によっ
て燃料用モータ10と、空気用ファン12を制御してい
るものである。なおこのとき、本実施例ではスイッチ3
2を備えている。スイッチ32は、カオス状態での動作
を開始または継続するか、カオス状態での動作を停止す
るためのスイッチである。なお、前記送風手段について
は、必ずしも必要ではないものである。
【0074】以下、本実施例の動作について説明する。
図23は、本実施例の燃焼制御手段31が有している制
御プログラムを示すフローチャートである。燃焼制御手
段31は動作を開始すると、ステップ291でタイマー
6から時刻を読み込み、t1として記憶する。続いてス
テップ292で、スイッチ32がオンかどうかを判定す
る。スイッチ32がオンであれば、ステップ293に、
オフの場合はステップ295に進む。ステップ293で
は、カオス信号演算手段15が演算するカオス信号また
はカオス信号演算手段15が有しているカオス数列を読
み込んで、この値を燃焼量Ptとして認識し、ステップ
294で燃料用モータ10と空気用ファン12とを制御
して燃焼量Ptを実現する。また、スイッチ32がオフ
の場合は、ステップ295で燃焼量を一定値Pcとして
認識し、燃料用モータ10と空気用ファン12とを制御
して燃焼量Pcを実現する。いずれも場合も、ステップ
296で時間dの経過を待ち、ステップ297で終了す
るかどうかを確認し、終了しない場合ステップ291か
らステップ297を繰り返す。
【0075】このようにして、筒体7から輻射される熱
エネルギーは、カオス信号演算手段15によって演算さ
れたカオス信号、またはカオス信号演算手段15が記憶
しているカオス数列を読み込むことによって決定された
カオス信号によって、時間的に不規則なものとしてい
る。また、図24は本実施例の石油温風暖房機の燃焼量
または輻射量の特性を示す特性図である。すなわち、ス
イッチ32がオフされている間は、カオス信号Xnが発
生していないため、燃焼量または輻射量Ptは一定とな
っており、スイッチ32がオンされている間だけは燃焼
量または輻射量がカオス信号Xnに対応する時間的な不
規則な燃焼量または輻射量Ptとなっているものであ
る。
【0076】以上のように本実施例によれば、スイッチ
32をオンオフすることによって、カオス状態での燃焼
制御と、一定条件での燃焼制御を自由に使い分けること
ができるものであり、状態に応じて動作モードを使い分
けることができる温風暖房機を実現するものである。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、加熱手段
と、送風手段と、加熱手段の温度を検知する温度検知手
段と、前記温度検知手段の検知温度情報に基づいて、加
熱手段または送風手段を制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は加熱手段の発熱量または送風手段の送風量
を時間的に不規則に制御する構成として、温感を持続さ
せて、自律神経への影響を持続させて、リラックス状態
を増進できる温風暖房機を実現するものである。
【0078】請求項2に記載した発明は、制御手段はカ
オス信号発生手段によって送風手段または加熱手段を制
御する構成として、カオスの持つ不規則性によって順化
が生じにくく、またパイコネ効果によって体の表面のみ
でなく全身の温度分布を均一化でき、リラックスの効果
の高い温風暖房機を実現するものである。
【0079】請求項3に記載した発明は、制御手段は、
加熱手段または送風手段が発生する温風の送風量の時間
平均値が所定の値を維持するように制御する構成とし
て、暖房の強さを所定値に保ちながら、時間的に不規則
な暖房によるリラックスの効果の高い温風暖房機を実現
するものである。
【0080】請求項4に記載した発明は、制御手段は、
温風時間平均値入力手段に設定された時間平均値となる
ように加熱手段または送風手段を制御する構成として、
使用者の好みの強さの暖房を行いながら時間的に不規則
な暖房によるリラックスの効果の高い温風暖房機を実現
するものである。請求項5に記載した発明は、制御手段
は、加熱手段または送風手段が発生する温風の温度と風
量の最大値を所定値以下となるように制御する構成とし
て、カオスの効果を実現しながらも、必要以上に大きい
加熱量が出現しない、リラックスの効果の高い温風暖房
機を実現するものである。
【0081】請求項6に記載した発明は、制御手段は、
加熱手段または送風手段が発生する温風の温度と風量の
最小値を所定値以上となるように制御する構成として、
カオスの効果を実現しながらも、低加熱量によって暖房
効果が低下することがなく、リラックスの効果の高い温
風暖房機を実現するものである。
【0082】請求項7に記載した発明は、制御手段は、
加熱手段または送風手段が発生する温風の温度と風量の
最大値と最小値との変化幅を所定値以下となるように制
御する構成として、カオスの効果を実現しながらも必要
な加熱量の変化幅を越える不都合な加熱量とすることが
なく、リラックスの効果の高い温風暖房機を実現するも
のである。
【0083】請求項8に記載した発明は、制御手段は、
温風最大値入力手段に設定された最大値以下となるよう
に加熱手段または送風手段を制御する構成として、使用
者の好みに応じて設定された最大値を維持しながらカオ
スの効果を発揮でき、リラックスの効果の高い温風暖房
機を実現するものである。
【0084】請求項9に記載した発明は、制御手段は、
温風最小値入力手段に設定された最小値以上となるよう
に加熱手段と送風手段とを制御する構成として、使用者
の好みに応じて設定された最小値を維持しながらカオス
の効果を発揮でき、リラックスの効果の高い温風暖房機
を実現するものである。
【0085】請求項10に記載した発明は、制御手段
は、温風変化幅入力手段に設定された変化幅以下となる
ように加熱手段と送風手段とを制御する構成として温風
の温度と風量の変化幅を使用者が好みに応じて設定で
き、カオスの効果を発揮でき、リラックスの効果の高い
温風暖房機を実現するものである。
【0086】請求項11に記載した発明は、カオス信号
発生手段は、カオス演算式によってカオス信号を発生す
る構成として、簡単な構成の制御装置を使用でき、リラ
ックスの効果の高い温風暖房機を実現するものである。
【0087】請求項12に記載した発明は、カオス信号
発生手段は、カオス数列に基づいてカオス信号を発生す
る構成として、簡単な構成の制御装置を使用でき、リラ
ックスの効果の高い温風暖房機を実現するものである。
【0088】請求項13に記載した発明は、カオス信号
発生手段は複数とした構成として、状態に応じた最適な
カオス信号による暖房を行うことができ、リラックスの
効果の高い温風暖房機を実現するものである。
【0089】請求項14に記載した発明は、制御手段は
動作開始後の経過時間によって、使用するカオス信号発
生手段を変更する構成として、状態に応じた最適なカオ
ス信号による暖房を行うことができ、リラックスの効果
の高い温風暖房機を実現するものである。
【0090】請求項15に記載した発明は、制御手段は
目標温度と現在温度の差に応じて、使用するカオス信号
発生手段を変更する構成として、状態に応じた最適なカ
オス信号による暖房を行うことができ、リラックスの効
果の高い温風暖房機を実現するものである。
【0091】請求項16に記載した発明は、制御手段
は、スイッチによってカオス信号発生手段の信号を受け
るかどうかを選択する構成として、状態に応じて動作モ
ードを使い分けることができる温風暖房機を実現するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である温風暖房機の構成
を示すブロック図
【図2】同、人体の感温特性の順化を示す説明図
【図3】同、人体の温受容器と冷受容器の活性度の特性
を示す説明図
【図4】一定条件での暖房を行ったときの、人体の温受
容器と冷受容器の反応量の特性を示す説明図 (a)温受容器の反応特性を示す図 (b)冷受容器の反応特性を示す図 (c)輻射量の特性を示す図
【図5】本発明の第1の実施例での温風暖房機の輻射量
の時間特性を示す説明図
【図6】(a)同、温受容器の反応特性を示す図 (b)同、冷受容器の反応特性を示す図
【図7】同、制御手段が有している制御プログラムを示
すフローチャート
【図8】本発明の第2の実施例である温風暖房機の構成
を示すブロック図
【図9】同、カオス信号発生手段が有しているカオス信
号の形状を示す説明図
【図10】同、カオス信号発生手段が有しているカオス
関数を示す説明図
【図11】同、カオス関数によってカオス信号を計算す
る方法を説明する説明図
【図12】同、制御手段が有している制御プログラムを
示すフローチャート
【図13】本発明の第3の実施例である温風暖房機の構
成を示すブロック図
【図14】本発明の第4の実施例である温風暖房機の構
成を示すブロック図
【図15】同、制御手段による制御特性を説明する説明
【図16】同、使用者が好みの輻射量の最大値と好みの
輻射量の最小値を設定した場合に、制御手段による制御
特性を説明する説明図
【図17】本発明の第5の実施例である温風暖房機の構
成を示すブロック図
【図18】同、制御手段による制御特性を説明する説明
【図19】同、制御手段が有している制御プログラムを
示すフローチャート
【図20】本発明の第6の実施例である温風暖房機の構
成を示すブロック図
【図21】同、制御手段が有している制御プログラムを
示すフローチャート
【図22】本発明の第7の実施例である温風暖房機の構
成を示すブロック図
【図23】同、燃焼制御手段が有している制御プログラ
ムを示すフローチャート
【図24】従来の構成の温風暖房機を示す説明図
【符号の説明】
1 送風手段 2 加熱手段 3 温度センサ 4 制御手段 5 不規則信号発生手段 6 タイマー 7 筒体 8 燃焼室 9 送油パイプ 10 燃料用モータ 11 空気パイプ 12 空気用ファン 13 点火電極 15 カオス信号発生手段 17 カオス信号記憶手段 20 入力手段 26 カオス信号1記憶手段 27 カオス信号2記憶手段 31 燃焼制御手段 32 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L028 EA01 EB03 EC02 EC04 3L071 AA01 AB06 AC01 AC02 AE00 AF06 AG01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段と、送風手段と、加熱手段の温
    度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の検知
    温度情報に基づいて、加熱手段または送風手段を制御す
    る制御手段とを備え、前記制御手段は加熱手段の発熱量
    または送風手段の送風量を時間的に不規則に制御する温
    風暖房機。
  2. 【請求項2】 制御手段はカオス信号発生手段によって
    送風手段または加熱手段を制御する請求項1に記載した
    温風暖房機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、加熱手段または送風手段が
    発生する温風の送風量の時間平均値が所定の値を維持す
    るように制御する請求項1または2に記載した温風暖房
    機。
  4. 【請求項4】 制御手段は、温風時間平均値入力手段に
    設定された時間平均値となるように加熱手段または送風
    手段を制御する請求項1から3のいずれか1項に記載し
    た温風暖房機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、加熱手段または送風手段が
    発生する温風の温度と風量の最大値を所定値以下となる
    ように制御する請求項1から4のいずれか1項に記載し
    た温風暖房機。
  6. 【請求項6】 制御手段は、加熱手段または送風手段が
    発生する温風の温度と風量の最小値を所定値以上となる
    ように制御する請求項1から5のいずれか1項に記載し
    た温風暖房機。
  7. 【請求項7】 制御手段は、加熱手段または送風手段が
    発生する温風の温度と風量の最大値と最小値との変化幅
    を所定値以下となるように制御する請求項1から6のい
    ずれか1項に記載した温風暖房機。
  8. 【請求項8】 制御手段は、温風最大値入力手段に設定
    された最大値以下となるように加熱手段または送風手段
    を制御する請求項1から7のいずれか1項に記載した温
    風暖房機。
  9. 【請求項9】 制御手段は、温風最小値入力手段に設定
    された最小値以上となるように加熱手段と送風手段とを
    制御する請求項1から8のいずれか1項に記載した温風
    暖房機。
  10. 【請求項10】 制御手段は、温風変化幅入力手段に設
    定された変化幅以下となるように加熱手段と送風手段と
    を制御する請求項1から9のいずれか1項に記載した温
    風暖房機。
  11. 【請求項11】 カオス信号発生手段は、カオス演算式
    によってカオス信号を発生する請求項2に記載した温風
    暖房機。
  12. 【請求項12】 カオス信号発生手段は、カオス数列に
    基づいてカオス信号を発生する請求項2に記載した温風
    暖房機。
  13. 【請求項13】 カオス信号発生手段は複数とした請求
    項2に記載した温風暖房機。
  14. 【請求項14】 制御手段は動作開始後の経過時間によ
    って、使用するカオス信号発生手段を変更する請求項1
    3に記載した温風暖房機。
  15. 【請求項15】 制御手段は目標温度と現在温度の差に
    応じて、使用するカオス信号発生手段を変更する請求項
    13に記載した温風暖房機。
  16. 【請求項16】 制御手段は、スイッチによってカオス
    信号発生手段の信号を受けるかどうかを選択する請求項
    2から15のいずれか1項に記載した温風暖房機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009020125A1 (ja) 2007-08-07 2009-02-12 Daikin Industries, Ltd. 生理機能活性化方法及び装置
US8140191B2 (en) 2005-07-11 2012-03-20 Panasonic Corporation Environment control device, environment control method, environment control program, and computer-readable recording medium containing the environment control program

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