JP3158005B2 - 暖房機の制御装置 - Google Patents
暖房機の制御装置Info
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- JP3158005B2 JP3158005B2 JP04397395A JP4397395A JP3158005B2 JP 3158005 B2 JP3158005 B2 JP 3158005B2 JP 04397395 A JP04397395 A JP 04397395A JP 4397395 A JP4397395 A JP 4397395A JP 3158005 B2 JP3158005 B2 JP 3158005B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
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- Control Of Combustion (AREA)
- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、快適な室温制御を行う
ことができる石油ファンヒータなどの暖房機の制御装置
に関する。
ことができる石油ファンヒータなどの暖房機の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石油ファンヒーターなどの暖房機
では温風の風量や温度をゆらがせて、使用者に快適感を
与えることが一般的に行われてきた。図7はそのような
従来からある暖房機の外観を示す側面図である。同図に
おいて、10は対流送風機、11はルーバ、12は操作
部、13は室温サーミスタである。以上のように構成さ
れた従来の暖房機に付き、以下にその動作を説明する。
では温風の風量や温度をゆらがせて、使用者に快適感を
与えることが一般的に行われてきた。図7はそのような
従来からある暖房機の外観を示す側面図である。同図に
おいて、10は対流送風機、11はルーバ、12は操作
部、13は室温サーミスタである。以上のように構成さ
れた従来の暖房機に付き、以下にその動作を説明する。
【0003】室内の空気は、暖房機背面に設けられた対
流送風機10によって暖房機内に取り込まれ、暖房機内
で発生する熱風と混合された後、温風となって暖房機前
面のルーバ11から室内へ放出される。暖房機上部には
操作部12が設けられ、温度設定手段(図示せず)が取
り付けられている。
流送風機10によって暖房機内に取り込まれ、暖房機内
で発生する熱風と混合された後、温風となって暖房機前
面のルーバ11から室内へ放出される。暖房機上部には
操作部12が設けられ、温度設定手段(図示せず)が取
り付けられている。
【0004】暖房機背面には室温検知手段としての室温
サーミスタ13が取り付けられており、上述の温度設定
手段により予め設定された設定温度と室温サーミスタ1
3により検知された温度との差によって暖房機の発熱量
を変化させることが可能となっている。
サーミスタ13が取り付けられており、上述の温度設定
手段により予め設定された設定温度と室温サーミスタ1
3により検知された温度との差によって暖房機の発熱量
を変化させることが可能となっている。
【0005】また、操作部12内には暖房機の暖房開始
からの時間をカウントするためのタイマー手段(図示せ
ず)が設けられており、暖房開始後の経過時間と室温サ
ーミスタ13の温度との関係を測定する。暖房機の暖房
開始後、室温サーミスタ13の温度が設定温度に達する
と、発熱量を経時的に変化させ、室温にゆらぎを与える
ものである。
からの時間をカウントするためのタイマー手段(図示せ
ず)が設けられており、暖房開始後の経過時間と室温サ
ーミスタ13の温度との関係を測定する。暖房機の暖房
開始後、室温サーミスタ13の温度が設定温度に達する
と、発熱量を経時的に変化させ、室温にゆらぎを与える
ものである。
【0006】図8に、暖房開始後の時間と室温の変化と
の関係を示す。暖房機を点火直後、暖房機は高発熱量で
一気に室温サーミスタ13で検知した室温を上昇させる
が、検知した室温が設定温度に近づくにつれて、次第に
発熱量を下げ、検知した室温が設定温度で安定するよう
に発熱量を自動的に調整する。検知した室温が安定して
一定の温度が続くと、快適感が次第に損なわれるため、
発熱量を適当な周期で変化させ、室温にゆらぎを与え、
快適性を向上させるものである。さらにこの揺らぎとし
ては、定常的な変化では体感的に慣れやすいので、いわ
ゆる「1/fゆらぎ」等で快適性を向上するものであ
る。
の関係を示す。暖房機を点火直後、暖房機は高発熱量で
一気に室温サーミスタ13で検知した室温を上昇させる
が、検知した室温が設定温度に近づくにつれて、次第に
発熱量を下げ、検知した室温が設定温度で安定するよう
に発熱量を自動的に調整する。検知した室温が安定して
一定の温度が続くと、快適感が次第に損なわれるため、
発熱量を適当な周期で変化させ、室温にゆらぎを与え、
快適性を向上させるものである。さらにこの揺らぎとし
ては、定常的な変化では体感的に慣れやすいので、いわ
ゆる「1/fゆらぎ」等で快適性を向上するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな従来の暖房機の制御方法では、使用する部屋の状況
(例えば部屋の大きさ、断熱具合、換気率、外気温度
等)がゆらぎの制御に対して全く考慮されておらず、ゆ
らぎ制御をしたために室温変化が激しくなったり、ある
いは室温が下がりすぎたりするということが生じるとい
う問題点がある。
うな従来の暖房機の制御方法では、使用する部屋の状況
(例えば部屋の大きさ、断熱具合、換気率、外気温度
等)がゆらぎの制御に対して全く考慮されておらず、ゆ
らぎ制御をしたために室温変化が激しくなったり、ある
いは室温が下がりすぎたりするということが生じるとい
う問題点がある。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み成されたもので
あり、部屋の状況に適応して温度をゆらがせ、快適性の
向上した暖房機の制御装置を提供することを目的とす
る。
あり、部屋の状況に適応して温度をゆらがせ、快適性の
向上した暖房機の制御装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の暖房機の制御装置は、請求項1では、室温
に応じた値を有する室温信号を出力する室温検出手段
と、暖房開始とともに時間計測して経過時間信号を出力
するタイマー手段と、この経過時間信号と上記室温信号
により室温の上昇具合を判断し、上記室温信号が予め定
められた設定値に達した場合に発熱量を経時的に変化さ
せてゆらぎを与えるゆらぎ付与手段と、上記室温の上昇
具合によりゆらぎの発熱量変動周期の制御範囲を変化さ
せる変化手段とを備えるものである。
に、本発明の暖房機の制御装置は、請求項1では、室温
に応じた値を有する室温信号を出力する室温検出手段
と、暖房開始とともに時間計測して経過時間信号を出力
するタイマー手段と、この経過時間信号と上記室温信号
により室温の上昇具合を判断し、上記室温信号が予め定
められた設定値に達した場合に発熱量を経時的に変化さ
せてゆらぎを与えるゆらぎ付与手段と、上記室温の上昇
具合によりゆらぎの発熱量変動周期の制御範囲を変化さ
せる変化手段とを備えるものである。
【0010】また、請求項2では、上記ゆらぎ付与手段
は、始動時に該制御装置の発熱量変動周期のうちで比較
的周期の短いパターンから上記ゆらぎを始めることを特
徴とするものである。
は、始動時に該制御装置の発熱量変動周期のうちで比較
的周期の短いパターンから上記ゆらぎを始めることを特
徴とするものである。
【0011】また、請求項3では、上記ゆらぎ付与手段
は、上記設定値と上記室温信号の値との差が一定の値を
越えたとき、上記変化手段における上記発熱量変動周期
の制御範囲を変化させることを特徴とするものである。
は、上記設定値と上記室温信号の値との差が一定の値を
越えたとき、上記変化手段における上記発熱量変動周期
の制御範囲を変化させることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記した構成により、請求項1では、室温検出
手段が室温に応じた値を有する室温信号を出力し、また
暖房開始とともにタイマー手段が時間計測して経過時間
信号を出力して、この経過時間信号と上記室温信号によ
りゆらぎ付与手段は、室温の上昇具合を判断し、上記室
温信号が予め定められた設定値に達した場合に発熱量を
経時的に変化させてゆらぎを与え、さらに変化手段が上
記室温の上昇具合によりゆらぎの発熱量変動周期の制御
範囲を変化させるので、部屋の状況に適応して温度をゆ
らがせ、快適性の向上することとなる。
手段が室温に応じた値を有する室温信号を出力し、また
暖房開始とともにタイマー手段が時間計測して経過時間
信号を出力して、この経過時間信号と上記室温信号によ
りゆらぎ付与手段は、室温の上昇具合を判断し、上記室
温信号が予め定められた設定値に達した場合に発熱量を
経時的に変化させてゆらぎを与え、さらに変化手段が上
記室温の上昇具合によりゆらぎの発熱量変動周期の制御
範囲を変化させるので、部屋の状況に適応して温度をゆ
らがせ、快適性の向上することとなる。
【0013】また、請求項2では、ゆらぎ付与手段は、
始動時に該制御装置の発熱量変動周期のうちで比較的周
期の短いパターンから上記ゆらぎを始めるので、急激な
室温変化を防止するから快適性の向上することとなる。
始動時に該制御装置の発熱量変動周期のうちで比較的周
期の短いパターンから上記ゆらぎを始めるので、急激な
室温変化を防止するから快適性の向上することとなる。
【0014】また、請求項3では、ゆらぎ付与手段は、
上記設定値と上記室温信号の値との差が一定の値を越え
たとき、上記変化手段における上記発熱量変動周期の制
御範囲を変化させるので、部屋の状況に適応して温度を
ゆらがせ、快適性の向上することとなる。
上記設定値と上記室温信号の値との差が一定の値を越え
たとき、上記変化手段における上記発熱量変動周期の制
御範囲を変化させるので、部屋の状況に適応して温度を
ゆらがせ、快適性の向上することとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の暖房機の制御装置に付き、図
面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実
施例における暖房機の制御装置の構成を示す回路図であ
り、石油ファンヒータに応用した例である。同図におい
て、13は室温サーミスタ、14はマイクロコンピュー
タ、15は室温設定スイッチ、16は送油ポンプ、17
はフォトリレー、18は燃焼用ヒータ、19はトライア
ック、20は燃焼器、21は電源クロックである。以上
のように構成された本発明の暖房機の制御装置につい
て、以下にその動作を説明する。なお、外観は図7に示
した従来の暖房機と同一である。
面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実
施例における暖房機の制御装置の構成を示す回路図であ
り、石油ファンヒータに応用した例である。同図におい
て、13は室温サーミスタ、14はマイクロコンピュー
タ、15は室温設定スイッチ、16は送油ポンプ、17
はフォトリレー、18は燃焼用ヒータ、19はトライア
ック、20は燃焼器、21は電源クロックである。以上
のように構成された本発明の暖房機の制御装置につい
て、以下にその動作を説明する。なお、外観は図7に示
した従来の暖房機と同一である。
【0016】暖房機に取り付けられた室温サーミスタ1
3により、常時室温が操作部12内のマイクロコンピュ
ータ14に入力され、また操作部12に取り付けられた
室温設定スイッチ15により、使用者の希望の設定温度
がマイクロコンピュータ14に入力される。この両者の
比較から暖房機の発熱量が決定される。
3により、常時室温が操作部12内のマイクロコンピュ
ータ14に入力され、また操作部12に取り付けられた
室温設定スイッチ15により、使用者の希望の設定温度
がマイクロコンピュータ14に入力される。この両者の
比較から暖房機の発熱量が決定される。
【0017】マイクロコンピュータ14からパルス信号
を送油ポンプ16に出力することにより、燃焼器20へ
の送油量が制御され、またマイクロコンピュータ14か
らフォトリレー17へ出力することにより、トライアッ
ク19を制御して燃焼用ヒータ18に通電し、送油量に
適した燃焼状態を保持できるように制御する。このよう
にして燃焼器20から所定の発熱量が得られる。
を送油ポンプ16に出力することにより、燃焼器20へ
の送油量が制御され、またマイクロコンピュータ14か
らフォトリレー17へ出力することにより、トライアッ
ク19を制御して燃焼用ヒータ18に通電し、送油量に
適した燃焼状態を保持できるように制御する。このよう
にして燃焼器20から所定の発熱量が得られる。
【0018】一方、タイマー手段として操作部12内に
取り付けられた電源クロック21からマイクロコンピュ
ータ14への入力によって時間計測が可能となり、機器
の運転開始からの経過時間がカウントされ、またゆらぎ
制御時の発熱量切り替え時間も制御する。このような石
油ファンヒータにつき、更に詳しく図2の流れ図を参照
しながら説明する。
取り付けられた電源クロック21からマイクロコンピュ
ータ14への入力によって時間計測が可能となり、機器
の運転開始からの経過時間がカウントされ、またゆらぎ
制御時の発熱量切り替え時間も制御する。このような石
油ファンヒータにつき、更に詳しく図2の流れ図を参照
しながら説明する。
【0019】ステップ#200において運転を開始し、
ステップ#205において運転開始後、暖房機の操作部
12内に設けられたタイマー手段(図示せず)により、
運転開始からの経過時間がカウントされ、また暖房機背
面に取り付けられた室温サーミスタ13により常に室温
をモニターしておくことで、経過時間に対する室温の上
昇率を測定することができる。この室温上昇率を大(2
℃/分以上)、中(1℃/分〜2℃/分)、小(1℃/
分以下)の3通りにステップ#210で分類する。
ステップ#205において運転開始後、暖房機の操作部
12内に設けられたタイマー手段(図示せず)により、
運転開始からの経過時間がカウントされ、また暖房機背
面に取り付けられた室温サーミスタ13により常に室温
をモニターしておくことで、経過時間に対する室温の上
昇率を測定することができる。この室温上昇率を大(2
℃/分以上)、中(1℃/分〜2℃/分)、小(1℃/
分以下)の3通りにステップ#210で分類する。
【0020】これにより、室温上昇率が「大」の場合に
はステップ#215においてゆらぎ室温制御時の発熱量
変動周期が長い制御範囲A(後に詳解する)に、室温上
昇率が「中」の場合には発熱量変動周期が中程度の制御
範囲B(後に詳解する)に、室温上昇率が「小」の場合
には発熱量変動周期が短い制御範囲C(後に詳解する)
に設定される。この後、ステップ#230において、室
温が暖房機の温度設定手段(マイクロコンピュータ14
内)により予め設定された設定温度まで上昇したのち、
暖房機はゆらぎ室温制御運転に入り、ステップ#215
〜225で設定された発熱量変動周期の制御範囲で制御
されるものである。
はステップ#215においてゆらぎ室温制御時の発熱量
変動周期が長い制御範囲A(後に詳解する)に、室温上
昇率が「中」の場合には発熱量変動周期が中程度の制御
範囲B(後に詳解する)に、室温上昇率が「小」の場合
には発熱量変動周期が短い制御範囲C(後に詳解する)
に設定される。この後、ステップ#230において、室
温が暖房機の温度設定手段(マイクロコンピュータ14
内)により予め設定された設定温度まで上昇したのち、
暖房機はゆらぎ室温制御運転に入り、ステップ#215
〜225で設定された発熱量変動周期の制御範囲で制御
されるものである。
【0021】図3の(a)は、運転開始後の経過時間と
検知される室温の関係を示す図であり、図3の(b)
は、上述の発熱量変動周期の制御範囲を示す図である。
部屋の断熱具合が良い場合や外気温が高くなった場合に
は、運転開始後の室温の上昇が早く、図3の(a)の実
線1のような温度上昇を示す。この場合には発熱量を低
下させても室温が下がりにくい為、発熱量変動周期が長
周期の図3の(b)の制御範囲Aを選択することによ
り、低発熱量運転時間を長く取ることができるので、室
温を所定の温度幅でゆらがせることが可能となる。
検知される室温の関係を示す図であり、図3の(b)
は、上述の発熱量変動周期の制御範囲を示す図である。
部屋の断熱具合が良い場合や外気温が高くなった場合に
は、運転開始後の室温の上昇が早く、図3の(a)の実
線1のような温度上昇を示す。この場合には発熱量を低
下させても室温が下がりにくい為、発熱量変動周期が長
周期の図3の(b)の制御範囲Aを選択することによ
り、低発熱量運転時間を長く取ることができるので、室
温を所定の温度幅でゆらがせることが可能となる。
【0022】逆に部屋の断熱具合が良くない場合や外気
温が低い場合には、運転開始後の室温上昇が遅く、図3
の(a)の二点鎖線3のような検出室温の上昇を示す。
この場合は、発熱量を低下させると室温が下がりやすい
ため、発熱量変動周期が制御範囲Aよりも短周期の領域
を持つ図3の(b)の制御範囲Cを選択することによ
り、低発熱量運転時間を短くとって室温を所定の温度幅
でゆらがせ、ゆらぎ室温制御中に室温が下がりすぎない
ようにする。
温が低い場合には、運転開始後の室温上昇が遅く、図3
の(a)の二点鎖線3のような検出室温の上昇を示す。
この場合は、発熱量を低下させると室温が下がりやすい
ため、発熱量変動周期が制御範囲Aよりも短周期の領域
を持つ図3の(b)の制御範囲Cを選択することによ
り、低発熱量運転時間を短くとって室温を所定の温度幅
でゆらがせ、ゆらぎ室温制御中に室温が下がりすぎない
ようにする。
【0023】検出した室温上昇が両者の中間である図3
の(a)の 一点鎖線2のような場合は、発熱量変動周
期も両者の中間領域をもつ図3の(b)の制御範囲Bを
選択することにより、室温を所定の温度幅で揺らがせる
ことができる。
の(a)の 一点鎖線2のような場合は、発熱量変動周
期も両者の中間領域をもつ図3の(b)の制御範囲Bを
選択することにより、室温を所定の温度幅で揺らがせる
ことができる。
【0024】さて、図4の(a)は、ゆらぎ室温制御開
始時の発熱量変動周期と検出した室温の変化を示す図で
あり、図4の(b)は、発熱量変動周期の制御範囲と個
々の周期を示す図である。運転開始後、室温が上昇し、
室温が安定した時点Tからゆらぎ室温制御を開始する。
ここまでの動作は、図1にて説明した通りである。
始時の発熱量変動周期と検出した室温の変化を示す図で
あり、図4の(b)は、発熱量変動周期の制御範囲と個
々の周期を示す図である。運転開始後、室温が上昇し、
室温が安定した時点Tからゆらぎ室温制御を開始する。
ここまでの動作は、図1にて説明した通りである。
【0025】検出した室温が安定した時点の暖房機の発
熱量Q1をそれより低い発熱量Q2とを交互に切り替えて
安定時の室温よりやや低い範囲で検出した室温をゆらが
せる。この場合、揺らぎ室温制御開始直後の低発熱量Q
2での運転時間が長いと、室温が急激に低下するため、
制御範囲A(周期T1〜Tn)のうち、最も短い周期T1
にてゆらぎ室温制御を開始する。
熱量Q1をそれより低い発熱量Q2とを交互に切り替えて
安定時の室温よりやや低い範囲で検出した室温をゆらが
せる。この場合、揺らぎ室温制御開始直後の低発熱量Q
2での運転時間が長いと、室温が急激に低下するため、
制御範囲A(周期T1〜Tn)のうち、最も短い周期T1
にてゆらぎ室温制御を開始する。
【0026】その後、徐々に長い周期に切り替えてゆ
く。このようにすれば、ゆらぎ室温制御開始直後の検出
した室温の変化を小さく抑え、次第に大きな変化にして
ゆく個とが出来、体感的にも快適となる。このときの周
期T1の値としては約10分以内が妥当である。
く。このようにすれば、ゆらぎ室温制御開始直後の検出
した室温の変化を小さく抑え、次第に大きな変化にして
ゆく個とが出来、体感的にも快適となる。このときの周
期T1の値としては約10分以内が妥当である。
【0027】さて、図5は、本発明の第2の実施例にお
ける動作を示す流れ図である。ハードウェア構成は、図
1に示した第1の実施例と同一であり、説明を省略す
る。運転開始から揺らぎ開始までのステップ#500〜
#530までは、図2におけるステップ#200〜#2
30と同一であり、説明を省略する。
ける動作を示す流れ図である。ハードウェア構成は、図
1に示した第1の実施例と同一であり、説明を省略す
る。運転開始から揺らぎ開始までのステップ#500〜
#530までは、図2におけるステップ#200〜#2
30と同一であり、説明を省略する。
【0028】本実施例では、ゆらぎ室温制御運転中は、
予め暖房機に設定されている温度変動幅Δθより室温変
動が大きいか否かを常にステップ#535で判断して制
御している。検出した室温の変動がΔθよりも小さけれ
ば、ステップ#530に戻ってそのままの制御範囲の設
定で運転を継続し、逆にもし検出した室温の変動がΔθ
よりも大きくなれば、後述のように制御範囲の設定を変
更して運転するものである。
予め暖房機に設定されている温度変動幅Δθより室温変
動が大きいか否かを常にステップ#535で判断して制
御している。検出した室温の変動がΔθよりも小さけれ
ば、ステップ#530に戻ってそのままの制御範囲の設
定で運転を継続し、逆にもし検出した室温の変動がΔθ
よりも大きくなれば、後述のように制御範囲の設定を変
更して運転するものである。
【0029】図6の(a)に運転開始後の経過時間と検
出した室温の関係を、図6の(b)に発熱量変動周期の
制御範囲を示す。暖房機運転開始後、室温が上昇してゆ
らぎ室温制御運転に入り、制御範囲Aで運転中に時刻T
1に室温が低下して検出した室温の変動が予め設定され
ている温度変動幅Δθより大きくなった場合に、暖房機
の制御としては、発熱量を増加して検出した室温を設定
温度まで上昇させ、そのときの時刻T2以降は発熱量変
動周期の少し短い制御範囲Bに変更して運転を継続す
る。
出した室温の関係を、図6の(b)に発熱量変動周期の
制御範囲を示す。暖房機運転開始後、室温が上昇してゆ
らぎ室温制御運転に入り、制御範囲Aで運転中に時刻T
1に室温が低下して検出した室温の変動が予め設定され
ている温度変動幅Δθより大きくなった場合に、暖房機
の制御としては、発熱量を増加して検出した室温を設定
温度まで上昇させ、そのときの時刻T2以降は発熱量変
動周期の少し短い制御範囲Bに変更して運転を継続す
る。
【0030】発熱量変動周期を短くすることにより、室
温の低下を抑えるものである。もし制御範囲Bにてゆら
ぎ室温制御運転中にも室温変動が予め設定されている変
動幅Δθよりも大きくなればさらに発熱量変動周期の短
い制御範囲Cへ設定を変更して運転継続するものであ
る。
温の低下を抑えるものである。もし制御範囲Bにてゆら
ぎ室温制御運転中にも室温変動が予め設定されている変
動幅Δθよりも大きくなればさらに発熱量変動周期の短
い制御範囲Cへ設定を変更して運転継続するものであ
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の暖房機の制御装置
によれば、請求項1では、室温検出手段が室温に応じた
値を有する室温信号を出力し、また暖房開始とともにタ
イマー手段が時間計測して経過時間信号を出力して、こ
の経過時間信号と上記室温信号によりゆらぎ付与手段
は、室温の上昇具合を判断し、上記室温信号が予め定め
られた設定値に達した場合に発熱量を経時的に変化させ
てゆらぎを与え、さらに変化手段が上記室温の上昇具合
によりゆらぎの発熱量変動周期の制御範囲を変化させる
ので、部屋の状況に適応して温度をゆらがせ、快適性の
向上できるという効果がある。
によれば、請求項1では、室温検出手段が室温に応じた
値を有する室温信号を出力し、また暖房開始とともにタ
イマー手段が時間計測して経過時間信号を出力して、こ
の経過時間信号と上記室温信号によりゆらぎ付与手段
は、室温の上昇具合を判断し、上記室温信号が予め定め
られた設定値に達した場合に発熱量を経時的に変化させ
てゆらぎを与え、さらに変化手段が上記室温の上昇具合
によりゆらぎの発熱量変動周期の制御範囲を変化させる
ので、部屋の状況に適応して温度をゆらがせ、快適性の
向上できるという効果がある。
【0032】換言すれば、暖房機を使用する部屋の状
況、例えば部屋の広さ、断熱具合、換気率、外気温など
に応じた快適な室温環境を得ることができるという効果
もある。
況、例えば部屋の広さ、断熱具合、換気率、外気温など
に応じた快適な室温環境を得ることができるという効果
もある。
【0033】また、請求項2では、ゆらぎ付与手段は、
始動時に該制御装置の発熱量変動周期のうちで比較的周
期の短いパターンから上記ゆらぎを始めるので、急激な
室温変化を防止するから快適性の向上という効果があ
る。
始動時に該制御装置の発熱量変動周期のうちで比較的周
期の短いパターンから上記ゆらぎを始めるので、急激な
室温変化を防止するから快適性の向上という効果があ
る。
【0034】また、請求項3では、ゆらぎ付与手段は、
上記設定値と上記室温信号の値との差が一定の値を越え
たとき、上記変化手段における上記発熱量変動周期の制
御範囲を変化させるので、また運転中に生じる状況の変
化、例えば外気温や換気具合の変化などにも柔軟に対応
できるため、体感的快適性が向上できるという効果があ
る。また、部屋の状況に適応して温度をゆらがせ、快適
性の向上という効果もある。
上記設定値と上記室温信号の値との差が一定の値を越え
たとき、上記変化手段における上記発熱量変動周期の制
御範囲を変化させるので、また運転中に生じる状況の変
化、例えば外気温や換気具合の変化などにも柔軟に対応
できるため、体感的快適性が向上できるという効果があ
る。また、部屋の状況に適応して温度をゆらがせ、快適
性の向上という効果もある。
【図1】 本発明の第1の実施例に係る暖房機の制御装
置の回路図である。
置の回路図である。
【図2】 同実施例における暖房機の制御装置の動作を
示す流れ図である。
示す流れ図である。
【図3】 同実施例における検出した室温の変化と発熱
量変動周期の変化範囲を示す図である。
量変動周期の変化範囲を示す図である。
【図4】 同実施例における検出した室温の変化と発熱
量変動周期の変化範囲を更に詳しく示す図である。
量変動周期の変化範囲を更に詳しく示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施例における暖房機の制御
装置の動作を示す流れ図である。
装置の動作を示す流れ図である。
【図6】 同実施例における検出した室温の変化と発熱
量変動周期の変化範囲を示す図である。
量変動周期の変化範囲を示す図である。
【図7】 本発明に係る従来からの暖房機の外観を示す
側面図である。
側面図である。
【図8】 従来の暖房機における室温の変化を示す図で
ある。
ある。
13 サーミスタ 14 マイクロコンピュータ 15 室温設定スイッチ 16 送油ポンプ 17 フォトリレー 18 燃焼用ヒーター 19 トライアック 20 燃焼器 21 電源クロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 305 F23N 5/14 370 F24D 19/10 G05D 23/19
Claims (3)
- 【請求項1】 室温に応じた値を有する室温信号を出力
する室温検出手段と、暖房開始とともに時間計測して経
過時間信号を出力するタイマー手段と、この経過時間信
号と上記室温信号により室温の上昇具合を判断し、上記
室温信号が予め定められた設定値に達した場合に発熱量
を経時的に変化させてゆらぎを与えるゆらぎ付与手段
と、上記室温の上昇具合によりゆらぎの発熱量変動周期
の制御範囲を変化させる変化手段を備えた暖房機の制御
装置において、 前記ゆらぎ付与手段は、検出した室温が安定した時点の
発熱量と、それより低い発熱量とを交互に切り替えると
ともに、前記室温が安定した時点の発熱量での運転は、
室温が設定温度になるまで温度上昇させるよう制御し
て、設定室温よりやや低い範囲で室温をゆらがせるゆら
ぎ制御を行い、かつ、始動時に該制御装置の発熱量変動
周期のうちで比較的周期の短いパターンから上記ゆらぎ
を始めることを特徴とする暖房機の制御装置。 - 【請求項2】 室温に応じた値を有する室温信号を出力
する室温検出手段と、暖房開始とともに時間計測して経
過時間信号を出力するタイマー手段と、この経過時間信
号と上記室温信号により室温の上昇具合を判断し、上記
室温信号が予め定められた設定値に達した場合に発熱量
を経時的に変化させてゆらぎを与えるゆらぎ付与手段
と、上記室温の上昇具合によりゆらぎの発熱量変動周期
の制御範囲を変化させる変化手段を備えた暖房機の制御
装置において、 前記ゆらぎ付与手段は、検出した室温が安定した時点の
発熱量と、それより低い発熱量とを交互に切り替えると
ともに、前記室温が安定した時点の発熱量での運転は、
室温が設定温度になるまで温度上昇させるよう制御し
て、設定室温よりやや低い範囲で室温をゆらがせるゆら
ぎ制御を行い、かつ、始動時に該制御装置の発熱量変動
周期のうちで最も周期の短いパターンから上記ゆらぎを
始めることを特徴とする暖房機の制御装置。 - 【請求項3】 上記ゆらぎ付与手段は、上記設定値と上
記室温信号の値との差が一定の値を越えたとき、上記変
化手段における上記発熱量変動周期の制御範囲を変化さ
せることを特徴とする請求項1若しくは請求項2の何れ
か一項に記載の暖房機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04397395A JP3158005B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 暖房機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04397395A JP3158005B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 暖房機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08240343A JPH08240343A (ja) | 1996-09-17 |
JP3158005B2 true JP3158005B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=12678668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04397395A Expired - Fee Related JP3158005B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 暖房機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158005B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP04397395A patent/JP3158005B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08240343A (ja) | 1996-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |