JP3173275B2 - 貯湯式給湯器 - Google Patents
貯湯式給湯器Info
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- JP3173275B2 JP3173275B2 JP6496194A JP6496194A JP3173275B2 JP 3173275 B2 JP3173275 B2 JP 3173275B2 JP 6496194 A JP6496194 A JP 6496194A JP 6496194 A JP6496194 A JP 6496194A JP 3173275 B2 JP3173275 B2 JP 3173275B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貯湯式の給湯器に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の貯湯式給湯器を例にとり図5を用
いて説明する。図5に示す貯湯式給湯器は貯湯タンク1
と、貯湯タンク1内の水を下部より取り出し上部へ戻す
循環ポンプ2と、循環ポンプ2により循環される水を加
熱するヒータ3と、ヒータ3で加熱された水の温度を検
出する温度検出器4と、制御器5からなる。循環ポンプ
2は直流電圧で動作し、入力される直流電圧値の大きさ
に比例して回転数が変化する。制御器5は循環ポンプ2
に制御信号として直流電圧を出力し動作させ、貯湯タン
ク1内の水をヒータ3へ送った後、ヒータ3へ通電を行
い、循環ポンプ2により送り込まれた水を加熱する。ヒ
ータ3の発熱量は一定であるので加熱された水の温度は
循環ポンプ2による循環水量で決定される。制御器5は
予め設定された温度と温度検出器4で検出される温度が
一致するように循環ポンプ2に出力する制御信号の電圧
値を変化させる。加熱された水は貯湯タンク1の上部へ
送り込まれるので、所望の温度の湯を貯湯することが可
能となる。
いて説明する。図5に示す貯湯式給湯器は貯湯タンク1
と、貯湯タンク1内の水を下部より取り出し上部へ戻す
循環ポンプ2と、循環ポンプ2により循環される水を加
熱するヒータ3と、ヒータ3で加熱された水の温度を検
出する温度検出器4と、制御器5からなる。循環ポンプ
2は直流電圧で動作し、入力される直流電圧値の大きさ
に比例して回転数が変化する。制御器5は循環ポンプ2
に制御信号として直流電圧を出力し動作させ、貯湯タン
ク1内の水をヒータ3へ送った後、ヒータ3へ通電を行
い、循環ポンプ2により送り込まれた水を加熱する。ヒ
ータ3の発熱量は一定であるので加熱された水の温度は
循環ポンプ2による循環水量で決定される。制御器5は
予め設定された温度と温度検出器4で検出される温度が
一致するように循環ポンプ2に出力する制御信号の電圧
値を変化させる。加熱された水は貯湯タンク1の上部へ
送り込まれるので、所望の温度の湯を貯湯することが可
能となる。
【0003】制御器5が循環ポンプ2の回転数を制御す
る際に、制御器5が出力できる制御信号の出力範囲に対
して、実際に循環ポンプ2が動作する動作範囲は異な
る。即ち、制御器5から出力される制御信号が一定レベ
ル未満の間は循環ポンプ2は停止しまたは、ポンプ回転
数が少ない状態にあり、循環水量がほとんど0に等しい
状態となる。制御信号が一定レベルを超えてから循環ポ
ンプ2の回転数が上がり充分な循環水量を得られる。そ
のため、制御器5は循環流量が0にならないような制御
信号レベルを制御信号の下限リミット値として持つ必要
がある。
る際に、制御器5が出力できる制御信号の出力範囲に対
して、実際に循環ポンプ2が動作する動作範囲は異な
る。即ち、制御器5から出力される制御信号が一定レベ
ル未満の間は循環ポンプ2は停止しまたは、ポンプ回転
数が少ない状態にあり、循環水量がほとんど0に等しい
状態となる。制御信号が一定レベルを超えてから循環ポ
ンプ2の回転数が上がり充分な循環水量を得られる。そ
のため、制御器5は循環流量が0にならないような制御
信号レベルを制御信号の下限リミット値として持つ必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の貯湯
式給湯器では制御信号に対して、循環ポンプ2により循
環される水の流量はポンプの個体差や循環路の配管長、
配管径等の条件によりばらつく。従って、制御信号が下
限リミット値にあっても、循環流量がほぼ0に等しい場
合が発生する。循環流量がほとんど0の状態ではヒータ
2での水温の上昇が温度検出器4まで伝わらず、湯温の
制御が不可能となり所望の湯温が得られない。また、上
記条件のばらつきにより下限リミット値に対して循環流
量が多すぎる場合も問題となる。循環流量が多くなるほ
どヒータ2で加熱できる温度上昇量は減少する。従っ
て、必要な温度上昇量に対応する適切な循環流量より
も、下限リミット値での循環流量が多いと水温を設定温
度まで上昇させることができず所望の湯温が得られな
い。
式給湯器では制御信号に対して、循環ポンプ2により循
環される水の流量はポンプの個体差や循環路の配管長、
配管径等の条件によりばらつく。従って、制御信号が下
限リミット値にあっても、循環流量がほぼ0に等しい場
合が発生する。循環流量がほとんど0の状態ではヒータ
2での水温の上昇が温度検出器4まで伝わらず、湯温の
制御が不可能となり所望の湯温が得られない。また、上
記条件のばらつきにより下限リミット値に対して循環流
量が多すぎる場合も問題となる。循環流量が多くなるほ
どヒータ2で加熱できる温度上昇量は減少する。従っ
て、必要な温度上昇量に対応する適切な循環流量より
も、下限リミット値での循環流量が多いと水温を設定温
度まで上昇させることができず所望の湯温が得られな
い。
【0005】そこで本発明は下限リミット値に対して循
環流量が多すぎても、下限リミット値を適切な値に補正
することで所望の湯温を得ることのできる貯湯式給湯器
を提供することを第一の目的としている。
環流量が多すぎても、下限リミット値を適切な値に補正
することで所望の湯温を得ることのできる貯湯式給湯器
を提供することを第一の目的としている。
【0006】第二の目的は下限リミット値に対して循環
流量が少なすぎても、下限リミット値を適切な値に補正
することで所望の湯温を得ることのできる貯湯式給湯器
を提供することにある。
流量が少なすぎても、下限リミット値を適切な値に補正
することで所望の湯温を得ることのできる貯湯式給湯器
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明の貯湯式給湯器は、貯湯手段と、前記貯
湯手段の貯留水を下部より取り出し上部に戻すように循
環する循環手段と、前記循環手段により循環される水を
加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱された湯
の温度を検出する湯温検出手段と、前記湯温検出手段か
ら出力される湯温検出信号と前記加熱手段による加熱目
標値とを比較し前記湯温検出信号を前記加熱目標値に一
致するよう前記加熱手段の動作信号及び前記循環手段の
能力を変更する循環手段制御信号とを出力する制御手段
と、前記湯温検出信号と前記循環手段制御信号の値に基
づいて前記循環手段制御信号の下限リミット値を変更し
て前記循環手段の能力範囲を調節する補正手段からな
り、前記制御手段が前記循環手段を制御中に前記循環手
段制御信号が前記下限リミット値に達した後、前記湯温
検出信号が前記加熱目標値に対し第一の所定値以上低
く、かつ所定時間内に前記湯温検出信号が第二の所定値
以上変化しない場合は、前記補正手段は前記下限リミッ
ト値を第三の所定値分変更して前記循環手段の能力範囲
を広げるようにしたものである。
るために本発明の貯湯式給湯器は、貯湯手段と、前記貯
湯手段の貯留水を下部より取り出し上部に戻すように循
環する循環手段と、前記循環手段により循環される水を
加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱された湯
の温度を検出する湯温検出手段と、前記湯温検出手段か
ら出力される湯温検出信号と前記加熱手段による加熱目
標値とを比較し前記湯温検出信号を前記加熱目標値に一
致するよう前記加熱手段の動作信号及び前記循環手段の
能力を変更する循環手段制御信号とを出力する制御手段
と、前記湯温検出信号と前記循環手段制御信号の値に基
づいて前記循環手段制御信号の下限リミット値を変更し
て前記循環手段の能力範囲を調節する補正手段からな
り、前記制御手段が前記循環手段を制御中に前記循環手
段制御信号が前記下限リミット値に達した後、前記湯温
検出信号が前記加熱目標値に対し第一の所定値以上低
く、かつ所定時間内に前記湯温検出信号が第二の所定値
以上変化しない場合は、前記補正手段は前記下限リミッ
ト値を第三の所定値分変更して前記循環手段の能力範囲
を広げるようにしたものである。
【0008】また、第二の目的を達成するために本発明
の貯湯式給湯器は、貯湯手段と、前記貯湯手段の貯留水
を下部より取り出し上部に戻すように循環する循環手段
と、前記循環手段により循環される水を加熱する加熱手
段と、前記加熱手段により加熱された湯の温度を検出す
る湯温検出手段と、前記湯温検出手段から出力される湯
温検出信号と前記加熱手段による加熱目標値とを比較し
前記湯温検出信号を前記加熱目標値に一致するよう前記
加熱手段の動作信号及び前記循環手段の能力を変更する
循環手段制御信号とを出力する制御手段と、前記湯温検
出信号と前記循環手段制御信号の値に基づいて前記循環
手段制御信号の下限リミット値を変更して前記循環手段
の能力範囲を調節する補正手段からなり、前記制御手段
が前記循環手段を制御中、前記湯温検出信号が前記加熱
目標値に対し第四の所定値以上高い状態になったとき、
前記補正手段は前記下限リミット値を第五の所定分だけ
前記循環手段の能力範囲を狭める側に変更した後、前記
湯温検出信号と加熱目標値との関係において前記下限リ
ミット値を補正することで適正な循環手段の能力範囲を
設定するようにしたものである。
の貯湯式給湯器は、貯湯手段と、前記貯湯手段の貯留水
を下部より取り出し上部に戻すように循環する循環手段
と、前記循環手段により循環される水を加熱する加熱手
段と、前記加熱手段により加熱された湯の温度を検出す
る湯温検出手段と、前記湯温検出手段から出力される湯
温検出信号と前記加熱手段による加熱目標値とを比較し
前記湯温検出信号を前記加熱目標値に一致するよう前記
加熱手段の動作信号及び前記循環手段の能力を変更する
循環手段制御信号とを出力する制御手段と、前記湯温検
出信号と前記循環手段制御信号の値に基づいて前記循環
手段制御信号の下限リミット値を変更して前記循環手段
の能力範囲を調節する補正手段からなり、前記制御手段
が前記循環手段を制御中、前記湯温検出信号が前記加熱
目標値に対し第四の所定値以上高い状態になったとき、
前記補正手段は前記下限リミット値を第五の所定分だけ
前記循環手段の能力範囲を狭める側に変更した後、前記
湯温検出信号と加熱目標値との関係において前記下限リ
ミット値を補正することで適正な循環手段の能力範囲を
設定するようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明は、上記の構成によって、制御信号が下
限リミット値に達したときに、湯温検出信号が加熱目標
値に対して低い温度で安定している場合、現在の下限リ
ミット値が大きすぎると判定でき、補正手段は下限リミ
ット値を所定量減少し更新する。下限リミット値の減少
により、以後の制御では湯温は加熱目標値まで上昇させ
ることができる。また、制御中に湯温検出信号が加熱目
標値を大幅に超えた場合、現在の下限リミット値が低す
ぎたため循環流量がほぼ0に等しくなったと判定でき
る。即ち、循環流量がほぼ0に等しいと加熱手段での温
度上昇が温度検出手段に伝わらず、以降の循環手段の制
御が遅れ、湯温が急激に上昇するためである。このとき
は補正手段は下限リミット値を所定量増大し更新する。
下限リミット値の増大により、以後の制御では循環流量
をほぼ0に等しくさせること無く、制御の遅れによる急
激な湯温の温度上昇を防ぐことができる。従って、流量
センサ等の流量検知手段を用いなくても、様々な要因に
より変化する循環手段の特性に対して適切な制御信号の
下限リミット値を設定でき、加熱目標値に対して過不足
のない安定した湯温の湯を供給できる。
限リミット値に達したときに、湯温検出信号が加熱目標
値に対して低い温度で安定している場合、現在の下限リ
ミット値が大きすぎると判定でき、補正手段は下限リミ
ット値を所定量減少し更新する。下限リミット値の減少
により、以後の制御では湯温は加熱目標値まで上昇させ
ることができる。また、制御中に湯温検出信号が加熱目
標値を大幅に超えた場合、現在の下限リミット値が低す
ぎたため循環流量がほぼ0に等しくなったと判定でき
る。即ち、循環流量がほぼ0に等しいと加熱手段での温
度上昇が温度検出手段に伝わらず、以降の循環手段の制
御が遅れ、湯温が急激に上昇するためである。このとき
は補正手段は下限リミット値を所定量増大し更新する。
下限リミット値の増大により、以後の制御では循環流量
をほぼ0に等しくさせること無く、制御の遅れによる急
激な湯温の温度上昇を防ぐことができる。従って、流量
センサ等の流量検知手段を用いなくても、様々な要因に
より変化する循環手段の特性に対して適切な制御信号の
下限リミット値を設定でき、加熱目標値に対して過不足
のない安定した湯温の湯を供給できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の貯湯式給湯器の一実施例を図
1〜図4に基づいて説明する。図1に本発明の一実施例
としての貯湯式給湯器の構成を示す。1は貯湯手段で、
貯湯手段1の下部に貯留している水は循環手段2が動作
することにより貯湯手段1の下部より上部へ送られる。
循環手段2はポンプを有し、制御手段5から出力される
制御信号の変化によりポンプ回転数を変化させるよう構
成されている。制御手段5から循環手段2へ入力される
制御信号の変化は直流電圧信号の直流電圧値の増減、あ
るいはパルス信号のHiレベル期間とLoレベル期間の
比率の変化により行う。本実施例では制御信号は直流電
圧信号とし、その直流電圧値の変化可能範囲は0Vから
5Vとして説明する。循環手段2は制御手段5から入力
される制御信号の直流電圧値が高いほどポンプの回転数
を増やし、水の循環量が多くなる。加熱手段3は循環手
段2によって送られる水を加熱するもので、制御手段5
により加熱または非加熱の状態が切り換えられる。加熱
手段3の発熱量は一定であるので、加熱手段3で加熱さ
れた後の水の温度は循環手段2による循環水量によって
決まる。即ち、循環水量が多くなると加熱後の水温は下
がる方向、反対に循環水量が少なくなると水温は上がる
方向に変化する。加熱手段3で加熱された後の水温は温
度検出手段4で検出される。制御手段5は予め設定され
た、または使用者が設定した加熱目標値と、温度検出手
段4から入力される温度検出信号が一致するように循環
手段2へ出力する制御信号の値を調節する。加熱手段3
で加熱された水は貯湯手段1の上部へ送られるので、貯
湯手段1に所望の温度の湯を貯湯することができる。
1〜図4に基づいて説明する。図1に本発明の一実施例
としての貯湯式給湯器の構成を示す。1は貯湯手段で、
貯湯手段1の下部に貯留している水は循環手段2が動作
することにより貯湯手段1の下部より上部へ送られる。
循環手段2はポンプを有し、制御手段5から出力される
制御信号の変化によりポンプ回転数を変化させるよう構
成されている。制御手段5から循環手段2へ入力される
制御信号の変化は直流電圧信号の直流電圧値の増減、あ
るいはパルス信号のHiレベル期間とLoレベル期間の
比率の変化により行う。本実施例では制御信号は直流電
圧信号とし、その直流電圧値の変化可能範囲は0Vから
5Vとして説明する。循環手段2は制御手段5から入力
される制御信号の直流電圧値が高いほどポンプの回転数
を増やし、水の循環量が多くなる。加熱手段3は循環手
段2によって送られる水を加熱するもので、制御手段5
により加熱または非加熱の状態が切り換えられる。加熱
手段3の発熱量は一定であるので、加熱手段3で加熱さ
れた後の水の温度は循環手段2による循環水量によって
決まる。即ち、循環水量が多くなると加熱後の水温は下
がる方向、反対に循環水量が少なくなると水温は上がる
方向に変化する。加熱手段3で加熱された後の水温は温
度検出手段4で検出される。制御手段5は予め設定され
た、または使用者が設定した加熱目標値と、温度検出手
段4から入力される温度検出信号が一致するように循環
手段2へ出力する制御信号の値を調節する。加熱手段3
で加熱された水は貯湯手段1の上部へ送られるので、貯
湯手段1に所望の温度の湯を貯湯することができる。
【0011】図2は加熱手段3が加熱状態にあるときの
温度検出信号、循環手段制御信号、循環手段ポンプ回転
数の関係を表したものである。図2の区間Aにおいて温
度検出信号は加熱目標値より低温の状態であるので、循
環手段2のポンプ回転数を下げるために制御手段5によ
り循環手段制御信号は低下され続けることを示す。
温度検出信号、循環手段制御信号、循環手段ポンプ回転
数の関係を表したものである。図2の区間Aにおいて温
度検出信号は加熱目標値より低温の状態であるので、循
環手段2のポンプ回転数を下げるために制御手段5によ
り循環手段制御信号は低下され続けることを示す。
【0012】図2の区間Bでは、循環手段制御信号は出
力できる範囲の最低値である0Vまで至っていないが、
循環手段2のポンプ回転数は既に0になっていることを
示す。温度検出手段4は加熱手段3と貯湯手段1上部と
の間の循環流路に配設されているので、循環流量が0で
ない場合は、加熱手段3内で加熱された水の温度と温度
検出手段4で検出される水の温度は等しくなるが、循環
流量が0の場合は温度差が生じる。
力できる範囲の最低値である0Vまで至っていないが、
循環手段2のポンプ回転数は既に0になっていることを
示す。温度検出手段4は加熱手段3と貯湯手段1上部と
の間の循環流路に配設されているので、循環流量が0で
ない場合は、加熱手段3内で加熱された水の温度と温度
検出手段4で検出される水の温度は等しくなるが、循環
流量が0の場合は温度差が生じる。
【0013】図2の区間Cでは温度検出手段4で検出さ
れる水温に対し、加熱手段3内の水温は点線で示すよう
に高温となっていることを示す。
れる水温に対し、加熱手段3内の水温は点線で示すよう
に高温となっていることを示す。
【0014】制御手段5は温度検出手段4から入力され
る温度検出信号に基づいて動作しているので、図2の区
間Dにおいて温度検出信号が加熱目標値を超えてから循
環手段2のポンプ回転数を上げるよう循環手段制御制御
信号を上げ始める。循環手段制御信号が上げられポンプ
が回転し始めると、温度検出手段4での水温と加熱手段
3内の水温は等しくなり温度検出信号は急速に上昇す
る。温度検出信号が急速に上昇するので、制御手段5は
循環手段制御信号を急速に上昇させ、出力できる範囲の
最高値まで至る。
る温度検出信号に基づいて動作しているので、図2の区
間Dにおいて温度検出信号が加熱目標値を超えてから循
環手段2のポンプ回転数を上げるよう循環手段制御制御
信号を上げ始める。循環手段制御信号が上げられポンプ
が回転し始めると、温度検出手段4での水温と加熱手段
3内の水温は等しくなり温度検出信号は急速に上昇す
る。温度検出信号が急速に上昇するので、制御手段5は
循環手段制御信号を急速に上昇させ、出力できる範囲の
最高値まで至る。
【0015】図2の区間Eでは制御手段5により循環流
量が最大にされたことで、加熱手段で加熱される水の温
度が急速に下がり、加熱目標値以下になったことを示
す。以後、前述の図2の区間Aから区間Eまでの動作を
繰り返すこととなり、加熱手段3で加熱される水の温度
は加熱目標値に対して振動するハンチング状態に陥る。
量が最大にされたことで、加熱手段で加熱される水の温
度が急速に下がり、加熱目標値以下になったことを示
す。以後、前述の図2の区間Aから区間Eまでの動作を
繰り返すこととなり、加熱手段3で加熱される水の温度
は加熱目標値に対して振動するハンチング状態に陥る。
【0016】このようなハンチング状態を防ぐために
は、循環手段2の循環流量を0にしないことが必要であ
る。従って、制御手段5は循環手段制御出力の出力でき
る全ての範囲を使用するのではなく、循環手段2の循環
流量が0とならないぎりぎりのポイントを循環手段制御
出力の下限リミット値として決定すればよい。しかし、
下限リミット値を決めても一つの循環手段制御信号に対
して、循環手段2により循環される水の流量はポンプの
個体差や循環路の配管長、配管径等の条件によりばらつ
く。従って、循環手段制御信号が下限リミット値にあっ
ても、循環手段2の循環流量が少なすぎたり、または循
環流量が多すぎる場合が発生する。循環流量が多すぎる
と所望の温度まで水を昇温させることができないという
不具合が発生する。従って、循環手段制御信号の下限リ
ミット値はいかなる条件下にあっても適切な値に設定し
なければならない。
は、循環手段2の循環流量を0にしないことが必要であ
る。従って、制御手段5は循環手段制御出力の出力でき
る全ての範囲を使用するのではなく、循環手段2の循環
流量が0とならないぎりぎりのポイントを循環手段制御
出力の下限リミット値として決定すればよい。しかし、
下限リミット値を決めても一つの循環手段制御信号に対
して、循環手段2により循環される水の流量はポンプの
個体差や循環路の配管長、配管径等の条件によりばらつ
く。従って、循環手段制御信号が下限リミット値にあっ
ても、循環手段2の循環流量が少なすぎたり、または循
環流量が多すぎる場合が発生する。循環流量が多すぎる
と所望の温度まで水を昇温させることができないという
不具合が発生する。従って、循環手段制御信号の下限リ
ミット値はいかなる条件下にあっても適切な値に設定し
なければならない。
【0017】図3は循環手段制御信号に下限リミット値
を設け、加熱手段3が加熱状態にあるときの温度検出信
号、循環手段制御信号、循環手段ポンプ回転数の関係を
表したものである。図3の区間Aにおいて温度検出信号
は加熱目標値より低温の状態であるので、循環手段2の
ポンプ回転数を下げるために制御手段5により循環手段
制御信号は低下され続けることを示す。
を設け、加熱手段3が加熱状態にあるときの温度検出信
号、循環手段制御信号、循環手段ポンプ回転数の関係を
表したものである。図3の区間Aにおいて温度検出信号
は加熱目標値より低温の状態であるので、循環手段2の
ポンプ回転数を下げるために制御手段5により循環手段
制御信号は低下され続けることを示す。
【0018】図3の区間Bでは循環手段制御信号が下限
リミット値に至ったので、下限リミット値以下には下げ
られない状態を示す。図3の区間Cでは循環流量が多す
ぎるため加熱目標値より低い温度で水温が安定したこと
を示す。時間t1の間の温度検出信号の温度上昇がa℃
以下であることから補正手段6は設定した下限リミット
値が大きすぎたと判断する。従って、補正手段6は下限
リミット値をbVだけ小さくし、制御手段5は補正され
た下限リミット値に基づき制御を続ける。
リミット値に至ったので、下限リミット値以下には下げ
られない状態を示す。図3の区間Cでは循環流量が多す
ぎるため加熱目標値より低い温度で水温が安定したこと
を示す。時間t1の間の温度検出信号の温度上昇がa℃
以下であることから補正手段6は設定した下限リミット
値が大きすぎたと判断する。従って、補正手段6は下限
リミット値をbVだけ小さくし、制御手段5は補正され
た下限リミット値に基づき制御を続ける。
【0019】図3区間Dでは下限リミット値が下げられ
たことにより循環手段2のポンプ回転数を更に下げるこ
とができたため水温が上昇したが、再び加熱目標値以下
で水温が安定したことを示す。図3の区間Eでは区間
C、Dと同様に補正手段6が下限リミット値を下げたた
め水温が上昇し加熱目標値まで到達したことを示す。従
って、下限リミット値に対して循環流量が多すぎても、
補正により適切な循環流量が得られるといえる。また、
このときの下限リミット値は加熱目標値までの温度上昇
に必要なぎりぎりの循環流量なので、加熱手段3に入っ
てくる水の温度が上昇しない限り湯温は加熱目標値を超
えることはない。従って、この下限値をもとに制御を行
えば加熱目標値に対して湯温がオーバーシュートするこ
とも防ぐことができる。
たことにより循環手段2のポンプ回転数を更に下げるこ
とができたため水温が上昇したが、再び加熱目標値以下
で水温が安定したことを示す。図3の区間Eでは区間
C、Dと同様に補正手段6が下限リミット値を下げたた
め水温が上昇し加熱目標値まで到達したことを示す。従
って、下限リミット値に対して循環流量が多すぎても、
補正により適切な循環流量が得られるといえる。また、
このときの下限リミット値は加熱目標値までの温度上昇
に必要なぎりぎりの循環流量なので、加熱手段3に入っ
てくる水の温度が上昇しない限り湯温は加熱目標値を超
えることはない。従って、この下限値をもとに制御を行
えば加熱目標値に対して湯温がオーバーシュートするこ
とも防ぐことができる。
【0020】図4は図3と同様に循環手段制御信号に下
限リミット値を設け、加熱手段3が加熱状態にあるとき
の温度検出信号、循環手段制御信号、循環手段ポンプ回
転数の関係を表したものである。図4の区間Aにおいて
温度検出信号は加熱目標値より低温の状態であるので、
循環手段2のポンプ回転数を下げるために制御手段5に
より循環手段制御信号は低下され続けることを示す。
限リミット値を設け、加熱手段3が加熱状態にあるとき
の温度検出信号、循環手段制御信号、循環手段ポンプ回
転数の関係を表したものである。図4の区間Aにおいて
温度検出信号は加熱目標値より低温の状態であるので、
循環手段2のポンプ回転数を下げるために制御手段5に
より循環手段制御信号は低下され続けることを示す。
【0021】図4の区間Bでは、循環手段制御信号は下
限リミット値にで至っているが、循環手段2のポンプ回
転数は既に0になっていることを示す。循環流量が0に
なっているので、図4の区間Cは図2での区間CからE
までと同じ状態となっていることを示す。しかし、補正
手段6は図4の区間Cにおいて温度検出信号が加熱目標
値よりc℃以上になった時点で設定した下限リミット値
が小さすぎたと判断する。よって、補正手段6は下限リ
ミット値をdVだけ大きくし制御を続ける。
限リミット値にで至っているが、循環手段2のポンプ回
転数は既に0になっていることを示す。循環流量が0に
なっているので、図4の区間Cは図2での区間CからE
までと同じ状態となっていることを示す。しかし、補正
手段6は図4の区間Cにおいて温度検出信号が加熱目標
値よりc℃以上になった時点で設定した下限リミット値
が小さすぎたと判断する。よって、補正手段6は下限リ
ミット値をdVだけ大きくし制御を続ける。
【0022】図4の区間Dでは下限リミット値が大きく
されたことにより、循環手段2のポンプは停止まで至ら
ず温度検出信号は加熱目標値以下で安定していることを
示す。図4の区間E以後の動作は図3の区間D、Eでの
動作と同じである。前述の下限リミット値を小さく補正
する場合はbVずつ下限リミット値を補正した。今回下
限リミット値を大きく補正する場合はdVずつ下限リミ
ット値を補正した。このときbVは極めて小さい値に、
dVはbVに対して極めて大きい値に設定するのが望ま
しい。下限リミット値を下げていくときにbVが小さけ
れば、下限リミット値を小さくしすぎて循環流量が0に
なってしまうことが防げる。また、下限リミット値を上
げていくときにdVが大きければ、下限リミット値をな
かなか適正な値まで補正できずハンチング状態がしばら
く続くということが防げる。
されたことにより、循環手段2のポンプは停止まで至ら
ず温度検出信号は加熱目標値以下で安定していることを
示す。図4の区間E以後の動作は図3の区間D、Eでの
動作と同じである。前述の下限リミット値を小さく補正
する場合はbVずつ下限リミット値を補正した。今回下
限リミット値を大きく補正する場合はdVずつ下限リミ
ット値を補正した。このときbVは極めて小さい値に、
dVはbVに対して極めて大きい値に設定するのが望ま
しい。下限リミット値を下げていくときにbVが小さけ
れば、下限リミット値を小さくしすぎて循環流量が0に
なってしまうことが防げる。また、下限リミット値を上
げていくときにdVが大きければ、下限リミット値をな
かなか適正な値まで補正できずハンチング状態がしばら
く続くということが防げる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の貯湯式給湯器によ
れば、循環手段制御信号の下限リミット値に対して循環
流量が多すぎる場合に、補正手段により下限リミット値
を循環流量が少なくなる方向に補正することができ、加
熱目標値を下回ることなく所望の湯温を得ることができ
る。また、下限リミット値に対して循環流量が少なすぎ
る場合に、補正手段により下限リミット値を循環流量が
多くなる方向に補正することができ、加熱目標値を上回
ることなく所望の湯温を得ることができる。よって、機
器を構成する部品の特性ばらつきや、設置工事時に決定
される配管条件等の様々な要因に関係なく常に最適な制
御出力下限リミット値を設定でき、湯温のハンチングや
昇温不足等の不具合をなくした安定した湯温を供給する
ことができる。また、下限リミット値の設定に際して流
量検出手段を用いなくてもよいので、安価で構成が容易
となる。
れば、循環手段制御信号の下限リミット値に対して循環
流量が多すぎる場合に、補正手段により下限リミット値
を循環流量が少なくなる方向に補正することができ、加
熱目標値を下回ることなく所望の湯温を得ることができ
る。また、下限リミット値に対して循環流量が少なすぎ
る場合に、補正手段により下限リミット値を循環流量が
多くなる方向に補正することができ、加熱目標値を上回
ることなく所望の湯温を得ることができる。よって、機
器を構成する部品の特性ばらつきや、設置工事時に決定
される配管条件等の様々な要因に関係なく常に最適な制
御出力下限リミット値を設定でき、湯温のハンチングや
昇温不足等の不具合をなくした安定した湯温を供給する
ことができる。また、下限リミット値の設定に際して流
量検出手段を用いなくてもよいので、安価で構成が容易
となる。
【図1】本発明の一実施例の貯湯式給湯器のブロック図
【図2】同制御出力信号に下限リミット値を設けない場
合の制御状態を示す図
合の制御状態を示す図
【図3】同下限リミット値の補正を実施した場合の制御
状態第一の例を示す図
状態第一の例を示す図
【図4】同下限リミット値の補正を実施した場合の制御
状態第二の例を示す図
状態第二の例を示す図
【図5】従来の貯湯式給湯器のブロック図
1 貯湯手段 2 循環手段 3 加熱手段 4 温度検出手段 5 制御手段 6 補正手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−282760(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/18 302
Claims (2)
- 【請求項1】 貯湯手段と、前記貯湯手段の貯留水を下
部より取り出し上部に戻すように循環する循環手段と、
前記循環手段により循環される水を加熱する加熱手段
と、前記加熱手段により加熱された湯の温度を検出する
湯温検出手段と、前記湯温検出手段から出力される湯温
検出信号と前記加熱手段による加熱目標値とを比較し前
記湯温検出信号を前記加熱目標値に一致するよう前記加
熱手段の動作信号及び前記循環手段の能力を変更する循
環手段制御信号とを出力する制御手段と、前記湯温検出
信号と前記循環手段制御信号の値に基づいて前記循環手
段制御信号の下限リミット値を変更して前記循環手段の
能力範囲を調節する補正手段からなり、前記制御手段が
前記循環手段を制御中に前記循環手段制御信号が前記下
限リミット値に達した後、前記湯温検出信号が前記加熱
目標値に対し第一の所定値以上低く、かつ所定時間内に
前記湯温検出信号が第二の所定値以上変化しない場合
は、前記補正手段は前記下限リミット値を第三の所定値
分変更して前記循環手段の能力範囲を広げるようにした
貯湯式給湯器。 - 【請求項2】 貯湯手段と、前記貯湯手段の貯留水を下
部より取り出し上部に戻すように循環する循環手段と、
前記循環手段により循環される水を加熱する加熱手段
と、前記加熱手段により加熱された湯の温度を検出する
湯温検出手段と、前記湯温検出手段から出力される湯温
検出信号と前記加熱手段による加熱目標値とを比較し前
記湯温検出信号を前記加熱目標値に一致するよう前記加
熱手段の動作信号及び前記循環手段の能力を変更する循
環手段制御信号とを出力する制御手段と、前記湯温検出
信号と前記循環手段制御信号の値に基づいて前記循環手
段制御信号の下限リミット値を変更して前記循環手段の
能力範囲を調節する補正手段からなり、前記制御手段が
前記循環手段を制御中、前記湯温検出信号が前記加熱目
標値に対し第四の所定値以上高い状態になったとき、前
記補正手段は前記下限リミット値を第五の所定分だけ前
記循環手段の能力範囲を狭める側に変更した後、前記湯
温検出信号と加熱目標値との関係において前記下限リミ
ット値を補正することで適正な循環手段の能力範囲を設
定するようにした貯湯式給湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6496194A JP3173275B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 貯湯式給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6496194A JP3173275B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 貯湯式給湯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07280349A JPH07280349A (ja) | 1995-10-27 |
JP3173275B2 true JP3173275B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=13273156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6496194A Expired - Fee Related JP3173275B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 貯湯式給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173275B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4473269B2 (ja) * | 2005-02-18 | 2010-06-02 | パナソニック株式会社 | コージェネレーションシステム |
JP5188086B2 (ja) * | 2006-10-27 | 2013-04-24 | 京セラ株式会社 | 燃料電池装置 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6496194A patent/JP3173275B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07280349A (ja) | 1995-10-27 |
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