JP2001140775A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
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- JP2001140775A JP2001140775A JP32619699A JP32619699A JP2001140775A JP 2001140775 A JP2001140775 A JP 2001140775A JP 32619699 A JP32619699 A JP 32619699A JP 32619699 A JP32619699 A JP 32619699A JP 2001140775 A JP2001140775 A JP 2001140775A
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- Japan
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- fixed
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- spiral body
- front housing
- diameter
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2230/00—Manufacture
- F04C2230/60—Assembly methods
- F04C2230/603—Centering; Aligning
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固定渦巻体と可動渦巻体の相対位置を微調整
することができるスクロール型圧縮機を提供する。 【解決手段】 固定渦巻体と可動渦巻体とを互いにかみ
合わせてこれらの間に複数の作動空間を形成し、可動渦
巻体を固定渦巻体に対して公転運動させて作動空間内の
流体を圧縮するスクロール型圧縮機であって、固定渦巻
体若しくは固定渦巻体を収容固定するリアハウジング
と、可動渦巻体の側から固定渦巻体若しくはリアハウジ
ングに当接して可動渦巻体の背後にクランク室を形成す
るフロントハウジングとに、固定渦巻体と可動渦巻体の
相対位置決め用ピン穴がそれぞれ2個形成され、固定渦
巻体若しくはリアハウジングに形成されたピン穴の径と
フロントハウジングに形成されたピン穴の径とが異な
る。
することができるスクロール型圧縮機を提供する。 【解決手段】 固定渦巻体と可動渦巻体とを互いにかみ
合わせてこれらの間に複数の作動空間を形成し、可動渦
巻体を固定渦巻体に対して公転運動させて作動空間内の
流体を圧縮するスクロール型圧縮機であって、固定渦巻
体若しくは固定渦巻体を収容固定するリアハウジング
と、可動渦巻体の側から固定渦巻体若しくはリアハウジ
ングに当接して可動渦巻体の背後にクランク室を形成す
るフロントハウジングとに、固定渦巻体と可動渦巻体の
相対位置決め用ピン穴がそれぞれ2個形成され、固定渦
巻体若しくはリアハウジングに形成されたピン穴の径と
フロントハウジングに形成されたピン穴の径とが異な
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクロール型圧縮機
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固定渦巻体と可動渦巻体とを互いにかみ
合わせてこれらの間に複数の作動空間を形成し、可動渦
巻体を固定渦巻体に対して公転運動させて作動空間内の
流体を圧縮するスクロール型圧縮機においては、従来、
固定渦巻体若しくは固定渦巻体を収容固定するリアハウ
ジングと、可動渦巻体の側から固定渦巻体若しくはリア
ハウジングに当接して可動渦巻体の背後にクランク室を
形成するフロントハウジングとに、ピン穴をそれぞれ2
個形成し、2本の単一径のピンを、固定渦巻体若しくは
リアハウジングのピン穴と、当該ピン穴に対峙するフロ
ントハウジングのピン穴とに挿入して、固定渦巻体と可
動渦巻体の相対位置決めを行っていた。
合わせてこれらの間に複数の作動空間を形成し、可動渦
巻体を固定渦巻体に対して公転運動させて作動空間内の
流体を圧縮するスクロール型圧縮機においては、従来、
固定渦巻体若しくは固定渦巻体を収容固定するリアハウ
ジングと、可動渦巻体の側から固定渦巻体若しくはリア
ハウジングに当接して可動渦巻体の背後にクランク室を
形成するフロントハウジングとに、ピン穴をそれぞれ2
個形成し、2本の単一径のピンを、固定渦巻体若しくは
リアハウジングのピン穴と、当該ピン穴に対峙するフロ
ントハウジングのピン穴とに挿入して、固定渦巻体と可
動渦巻体の相対位置決めを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の位置決め構造で
は、固定渦巻体若しくはリアハウジングとフロントハウ
ジングの相対位置が一義的に決まり、ひいては固定渦巻
体と可動渦巻体の相対位置が一義的に決まってしまうの
で、許容公差内での部材寸法の相違に対応して固定渦巻
体と可動渦巻体の相対位置を微調整することができず、
圧縮機性能不良や消費馬力増大を招く場合があった。本
発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、固定渦巻
体と可動渦巻体の相対位置を微調整することができるス
クロール型圧縮機を提供することを目的とする。
は、固定渦巻体若しくはリアハウジングとフロントハウ
ジングの相対位置が一義的に決まり、ひいては固定渦巻
体と可動渦巻体の相対位置が一義的に決まってしまうの
で、許容公差内での部材寸法の相違に対応して固定渦巻
体と可動渦巻体の相対位置を微調整することができず、
圧縮機性能不良や消費馬力増大を招く場合があった。本
発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、固定渦巻
体と可動渦巻体の相対位置を微調整することができるス
クロール型圧縮機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、固定渦巻体と可動渦巻体とを互
いにかみ合わせてこれらの間に複数の作動空間を形成
し、可動渦巻体を固定渦巻体に対して公転運動させて作
動空間内の流体を圧縮するスクロール型圧縮機であっ
て、固定渦巻体若しくは固定渦巻体を収容固定するリア
ハウジングと、可動渦巻体の側から固定渦巻体若しくは
リアハウジングに当接して可動渦巻体の背後にクランク
室を形成するフロントハウジングとに、固定渦巻体と可
動渦巻体の相対位置決め用ピン穴がそれぞれ2個形成さ
れ、固定渦巻体若しくはリアハウジングに形成されたピ
ン穴の径とフロントハウジングに形成されたピン穴の径
とが異なることを特徴とするスクロール型圧縮機を提供
する。
に、本発明においては、固定渦巻体と可動渦巻体とを互
いにかみ合わせてこれらの間に複数の作動空間を形成
し、可動渦巻体を固定渦巻体に対して公転運動させて作
動空間内の流体を圧縮するスクロール型圧縮機であっ
て、固定渦巻体若しくは固定渦巻体を収容固定するリア
ハウジングと、可動渦巻体の側から固定渦巻体若しくは
リアハウジングに当接して可動渦巻体の背後にクランク
室を形成するフロントハウジングとに、固定渦巻体と可
動渦巻体の相対位置決め用ピン穴がそれぞれ2個形成さ
れ、固定渦巻体若しくはリアハウジングに形成されたピ
ン穴の径とフロントハウジングに形成されたピン穴の径
とが異なることを特徴とするスクロール型圧縮機を提供
する。
【0005】本発明に係るスクロール型圧縮機において
は、固定渦巻体若しくはリアハウジングに形成された2
個のピン穴の径とフロントハウジングに形成された2個
のピン穴の径が異なるので、小径部と大径部の相対位置
関係がそれぞれ異なる複数の段付ピンを用意しておけ
ば、固定渦巻体若しくはリアハウジングとフロントハウ
ジングの相対位置を種々に微調整して、固定渦巻体と可
動渦巻体の相対位置を種々に微調整することができる。
は、固定渦巻体若しくはリアハウジングに形成された2
個のピン穴の径とフロントハウジングに形成された2個
のピン穴の径が異なるので、小径部と大径部の相対位置
関係がそれぞれ異なる複数の段付ピンを用意しておけ
ば、固定渦巻体若しくはリアハウジングとフロントハウ
ジングの相対位置を種々に微調整して、固定渦巻体と可
動渦巻体の相対位置を種々に微調整することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係るスクロール
型圧縮機を説明する。図1に示すように、本実施例に係
るスクロール型圧縮機は、固定渦巻体1と可動渦巻体2
とを備えている。固定渦巻体1と可動渦巻体2とは互い
にかみ合い、複数の作動空間3を形成している。リアケ
ーシング4が固定渦巻体1に当接固定され、固定渦巻体
1の背後に吐出室5を形成している。フロントハウジン
グ6が固定渦巻体1に当接し、可動渦巻体2の背後にク
ランク室7を形成している。
型圧縮機を説明する。図1に示すように、本実施例に係
るスクロール型圧縮機は、固定渦巻体1と可動渦巻体2
とを備えている。固定渦巻体1と可動渦巻体2とは互い
にかみ合い、複数の作動空間3を形成している。リアケ
ーシング4が固定渦巻体1に当接固定され、固定渦巻体
1の背後に吐出室5を形成している。フロントハウジン
グ6が固定渦巻体1に当接し、可動渦巻体2の背後にク
ランク室7を形成している。
【0007】クランク室7内に主軸8が配設されてい
る。主軸8はラジアルベアリング9を介してフロントハ
ウジング6に回転可能に支持されている。主軸8の一端
はフロントハウジング6の外部へ突出している。電磁ク
ラッチ10が、ラジアルベアリング11を介してフロン
トハウジング6に回転可能に支持されている。主軸8の
他端に偏心ピン12が固定されている。ブッシュ13が
偏心ピン12に摺動可能に外嵌合している。ブッシュ1
3はラジアルベアリング14を介して可動渦巻体2の背
面に形成されたボス2a内に収容されている。可動渦巻
体2とフロントハウジング6の端面との間にスラストプ
レート15が配設されている。可動渦巻体2とフロント
ハウジング6の端面との間にピンアンドリングカップリ
ング16が配設されている。
る。主軸8はラジアルベアリング9を介してフロントハ
ウジング6に回転可能に支持されている。主軸8の一端
はフロントハウジング6の外部へ突出している。電磁ク
ラッチ10が、ラジアルベアリング11を介してフロン
トハウジング6に回転可能に支持されている。主軸8の
他端に偏心ピン12が固定されている。ブッシュ13が
偏心ピン12に摺動可能に外嵌合している。ブッシュ1
3はラジアルベアリング14を介して可動渦巻体2の背
面に形成されたボス2a内に収容されている。可動渦巻
体2とフロントハウジング6の端面との間にスラストプ
レート15が配設されている。可動渦巻体2とフロント
ハウジング6の端面との間にピンアンドリングカップリ
ング16が配設されている。
【0008】固定渦巻体1の端面の周縁部に、且つ固定
渦巻体1の中心を挟んで互いに反対側の位置に、2個の
有底小径ピン穴1bが形成されている。小径ピン穴1b
に対峙して、フロントハウジング6の端面の周縁部に、
且つフロントハウジング6の中心を挟んで互いに反対側
の位置に、2個の貫通大径ピン穴6aが形成されてい
る。フロントハウジング6は複数のボルト17により、
固定渦巻体1に固定されている。
渦巻体1の中心を挟んで互いに反対側の位置に、2個の
有底小径ピン穴1bが形成されている。小径ピン穴1b
に対峙して、フロントハウジング6の端面の周縁部に、
且つフロントハウジング6の中心を挟んで互いに反対側
の位置に、2個の貫通大径ピン穴6aが形成されてい
る。フロントハウジング6は複数のボルト17により、
固定渦巻体1に固定されている。
【0009】本実施例に係るスクロール型圧縮機におい
ては、図示しない駆動源の動力が電磁クラッチ10を介
して主軸8の前記一端に伝達され、主軸8が回転駆動さ
れる。主軸8の回転に伴って可動渦巻体2が主軸8の軸
線X回りに公転運動し、入口ポート18から圧縮機へ流
入した流体が作動空間3へ取り込まれ、作動空間3が体
積を減少させつつ固定渦巻体1の中心へ向けて移動し、
作動空間3内の流体が圧縮される。作動空間3内の圧縮
された流体は固定渦巻体1に形成された吐出口を通って
吐出室5へ吐出し、出口ポート19を介して圧縮機から
流出する。ピンアンドリングカップリング16により、
可動渦巻体2の自転が防止される。
ては、図示しない駆動源の動力が電磁クラッチ10を介
して主軸8の前記一端に伝達され、主軸8が回転駆動さ
れる。主軸8の回転に伴って可動渦巻体2が主軸8の軸
線X回りに公転運動し、入口ポート18から圧縮機へ流
入した流体が作動空間3へ取り込まれ、作動空間3が体
積を減少させつつ固定渦巻体1の中心へ向けて移動し、
作動空間3内の流体が圧縮される。作動空間3内の圧縮
された流体は固定渦巻体1に形成された吐出口を通って
吐出室5へ吐出し、出口ポート19を介して圧縮機から
流出する。ピンアンドリングカップリング16により、
可動渦巻体2の自転が防止される。
【0010】軸線Xに直交する面内での固定渦巻体1と
可動渦巻体2の相対位置関係が適正でないと、固定渦巻
体1の渦巻壁と可動渦巻体2の渦巻壁との間の隙間が不
適正になり、圧縮性能不良や消費馬力増を招くおそれが
ある。許容公差内での部材寸法差があるので、圧縮機の
組み立ての際に、軸線Xに直交する面内での固定渦巻体
1と可動渦巻体2の相対位置関係を、圧縮機毎に微調整
して適正範囲に収める必要がある。軸線Xに直交する面
内での固定渦巻体1と可動渦巻体2の相対位置関係は、
前記面内での固定渦巻体1とフロントハウジング6の相
対位置関係によって規制される。本実施例に係るスクロ
ール型圧縮機においては、小径ピン穴1bと大径ピン穴
6aとを対峙させているので、固定渦巻体1とフロント
ハウジング6とを組付ける際に、予め用意した、小径ピ
ン穴1b適合する小径部と大径ピン穴6aに適合する大
径部とを有し小径部と大径部の相対位置関係がそれぞれ
異なる複数の位置決め用ピンの中から適当なピンを選択
し、当該ピンを小径ピン穴1bと大径ピン穴6aとに挿
入することにより、図2(a)〜(e)に示すように、
軸線Xに直交する面内での小径ピン穴1bと大径ピン穴
6aの相対位置関係を種々に微調整して、軸線Xに直交
する面内での固定渦巻体1とフロントハウジング6の相
対位置関係を種々に微調整し、ひいては軸線Xに直交す
る面内での固定渦巻体1と可動渦巻体2の相対位置関係
を種々に微調整することができる。
可動渦巻体2の相対位置関係が適正でないと、固定渦巻
体1の渦巻壁と可動渦巻体2の渦巻壁との間の隙間が不
適正になり、圧縮性能不良や消費馬力増を招くおそれが
ある。許容公差内での部材寸法差があるので、圧縮機の
組み立ての際に、軸線Xに直交する面内での固定渦巻体
1と可動渦巻体2の相対位置関係を、圧縮機毎に微調整
して適正範囲に収める必要がある。軸線Xに直交する面
内での固定渦巻体1と可動渦巻体2の相対位置関係は、
前記面内での固定渦巻体1とフロントハウジング6の相
対位置関係によって規制される。本実施例に係るスクロ
ール型圧縮機においては、小径ピン穴1bと大径ピン穴
6aとを対峙させているので、固定渦巻体1とフロント
ハウジング6とを組付ける際に、予め用意した、小径ピ
ン穴1b適合する小径部と大径ピン穴6aに適合する大
径部とを有し小径部と大径部の相対位置関係がそれぞれ
異なる複数の位置決め用ピンの中から適当なピンを選択
し、当該ピンを小径ピン穴1bと大径ピン穴6aとに挿
入することにより、図2(a)〜(e)に示すように、
軸線Xに直交する面内での小径ピン穴1bと大径ピン穴
6aの相対位置関係を種々に微調整して、軸線Xに直交
する面内での固定渦巻体1とフロントハウジング6の相
対位置関係を種々に微調整し、ひいては軸線Xに直交す
る面内での固定渦巻体1と可動渦巻体2の相対位置関係
を種々に微調整することができる。
【0011】図2(a)〜(e)を詳述すると、図2
(a)は、固定渦巻体1の中心とフロントハウジング6
の中心が一致し小径ピン穴1bの中心と大径ピン穴6a
の中心とが一致した状態で固定渦巻体1と可動渦巻体2
の適正な相対位置関係が得られる場合を示し、図2
(b)、(c)は公差により、固定渦巻体1に対してフ
ロントハウジング6を図2(a)の状態から並行移動さ
せた状態で固定渦巻体1と可動渦巻体2の適正な相対位
置関係が得られる場合を示し、図2(d)は公差によ
り、固定渦巻体1に対してフロントハウジング6を図2
(a)の状態から回転移動させた状態で固定渦巻体1と
可動渦巻体2の適正な相対位置関係が得られる場合を示
し、図2(e)は公差により、固定渦巻体1に対してフ
ロントハウジング6を図2(a)の状態から回転移動さ
せ且つ並行移動させた状態で固定渦巻体1と可動渦巻体
2の適正な相対位置関係が得られる場合を示す。
(a)は、固定渦巻体1の中心とフロントハウジング6
の中心が一致し小径ピン穴1bの中心と大径ピン穴6a
の中心とが一致した状態で固定渦巻体1と可動渦巻体2
の適正な相対位置関係が得られる場合を示し、図2
(b)、(c)は公差により、固定渦巻体1に対してフ
ロントハウジング6を図2(a)の状態から並行移動さ
せた状態で固定渦巻体1と可動渦巻体2の適正な相対位
置関係が得られる場合を示し、図2(d)は公差によ
り、固定渦巻体1に対してフロントハウジング6を図2
(a)の状態から回転移動させた状態で固定渦巻体1と
可動渦巻体2の適正な相対位置関係が得られる場合を示
し、図2(e)は公差により、固定渦巻体1に対してフ
ロントハウジング6を図2(a)の状態から回転移動さ
せ且つ並行移動させた状態で固定渦巻体1と可動渦巻体
2の適正な相対位置関係が得られる場合を示す。
【0012】固定渦巻体1とフロントハウジング6の相
対位置関係を微調整して固定渦巻体1と可動渦巻体2の
相対位置関係を適正化した後、固定渦巻体1に形成した
貫通穴にボルト17を挿通し、ボルト17をフロントハ
ウジング6に形成したネジ穴に螺合させて、フロントハ
ウジング6を固定渦巻体1に固定する。固定渦巻体1に
形成したボルト17挿通用の貫通穴は、固定渦巻体1と
フロントハウジング6の相対位置関係の微調整を吸収す
るのに十分な径を有している。フロントハウジング6を
固定渦巻体1に固定した後、不要となった位置決め用ピ
ンを大径貫通ピン穴6a側から引き抜いて除去する。不
要の部材を完成したスクロール型圧縮機に残さないこと
により、スクロール型圧縮機の部品点数が減少し、スク
ロール型圧縮機の製造コストが減少する。小径ピン穴1
bを有底とし、固定渦巻体1を貫通させないことによ
り、ピン穴の形成による固定渦巻体1の強度低下が抑制
される。
対位置関係を微調整して固定渦巻体1と可動渦巻体2の
相対位置関係を適正化した後、固定渦巻体1に形成した
貫通穴にボルト17を挿通し、ボルト17をフロントハ
ウジング6に形成したネジ穴に螺合させて、フロントハ
ウジング6を固定渦巻体1に固定する。固定渦巻体1に
形成したボルト17挿通用の貫通穴は、固定渦巻体1と
フロントハウジング6の相対位置関係の微調整を吸収す
るのに十分な径を有している。フロントハウジング6を
固定渦巻体1に固定した後、不要となった位置決め用ピ
ンを大径貫通ピン穴6a側から引き抜いて除去する。不
要の部材を完成したスクロール型圧縮機に残さないこと
により、スクロール型圧縮機の部品点数が減少し、スク
ロール型圧縮機の製造コストが減少する。小径ピン穴1
bを有底とし、固定渦巻体1を貫通させないことによ
り、ピン穴の形成による固定渦巻体1の強度低下が抑制
される。
【0013】上記実施例では、固定渦巻体1にフロント
ハウジング6を固定したが、固定渦巻体を収容固定する
リアハウジングにフロントハウジングを固定するように
構成されたスクロール型圧縮機にも、本発明を適用する
ことができる。上記実施例では、固定渦巻体1に有底小
径ピン穴1bを形成し、フロントハウジング6に貫通大
径ピン穴6aを形成したが、固定渦巻体1に貫通大径ピ
ン穴を形成し、フロントハウジング6に有底小径ピン穴
を形成しても良い。この場合には、フロントハウジング
6に形成するピン穴を有底とすることにより、フロント
ハウジング6の強度低下が抑制される。
ハウジング6を固定したが、固定渦巻体を収容固定する
リアハウジングにフロントハウジングを固定するように
構成されたスクロール型圧縮機にも、本発明を適用する
ことができる。上記実施例では、固定渦巻体1に有底小
径ピン穴1bを形成し、フロントハウジング6に貫通大
径ピン穴6aを形成したが、固定渦巻体1に貫通大径ピ
ン穴を形成し、フロントハウジング6に有底小径ピン穴
を形成しても良い。この場合には、フロントハウジング
6に形成するピン穴を有底とすることにより、フロント
ハウジング6の強度低下が抑制される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係るスク
ロール型圧縮機においては、固定渦巻体若しくはリアハ
ウジングに形成された2個のピン穴の径とフロントハウ
ジングに形成された2個のピン穴の径が異なるので、小
径部と大径部の相対位置関係がそれぞれ異なる複数の段
付ピンを用意しておけば、固定渦巻体若しくはリアハウ
ジングとフロントハウジングの相対位置を種々に微調整
して、固定渦巻体と可動渦巻体の相対位置を種々に微調
整することができる。
ロール型圧縮機においては、固定渦巻体若しくはリアハ
ウジングに形成された2個のピン穴の径とフロントハウ
ジングに形成された2個のピン穴の径が異なるので、小
径部と大径部の相対位置関係がそれぞれ異なる複数の段
付ピンを用意しておけば、固定渦巻体若しくはリアハウ
ジングとフロントハウジングの相対位置を種々に微調整
して、固定渦巻体と可動渦巻体の相対位置を種々に微調
整することができる。
【図1】本発明の実施例に係るスクロール型圧縮機の側
断面図である。
断面図である。
【図2】固定渦巻体に形成する有底小径ピン穴とフロン
トハウジングに形成する貫通大径ピン穴の相対位置関係
を示す図である。
トハウジングに形成する貫通大径ピン穴の相対位置関係
を示す図である。
1 固定渦巻体 1b 有底小径ピン穴 2 可動渦巻体 6 フロントハウジング 6a 貫通大径ピン穴
Claims (3)
- 【請求項1】 固定渦巻体と可動渦巻体とを互いにかみ
合わせてこれらの間に複数の作動空間を形成し、可動渦
巻体を固定渦巻体に対して公転運動させて作動空間内の
流体を圧縮するスクロール型圧縮機であって、固定渦巻
体若しくは固定渦巻体を収容固定するリアハウジング
と、可動渦巻体の側から固定渦巻体若しくはリアハウジ
ングに当接して可動渦巻体の背後にクランク室を形成す
るフロントハウジングとに、固定渦巻体と可動渦巻体の
相対位置決め用ピン穴がそれぞれ2個形成され、固定渦
巻体若しくはリアハウジングに形成されたピン穴の径と
フロントハウジングに形成されたピン穴の径とが異なる
ことを特徴とするスクロール型圧縮機。 - 【請求項2】 固定渦巻体若しくはリアハウジングに形
成されたピン穴とフロントハウジングに形成されたピン
穴の中、大径のピン穴は貫通穴であることを特徴とする
請求項1に記載のスクロール型圧縮機。 - 【請求項3】 固定渦巻体若しくはリアハウジングに形
成されたピン穴とフロントハウジングに形成されたピン
穴の中、小径のピン穴は有底穴であることを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載のスクロール型圧縮機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32619699A JP2001140775A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | スクロール型圧縮機 |
US09/712,943 US6364644B1 (en) | 1999-11-17 | 2000-11-16 | Scroll-type fluid displacement apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32619699A JP2001140775A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | スクロール型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001140775A true JP2001140775A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18185098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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