JPH04241786A - 密閉形圧縮機 - Google Patents
密閉形圧縮機Info
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- JPH04241786A JPH04241786A JP123191A JP123191A JPH04241786A JP H04241786 A JPH04241786 A JP H04241786A JP 123191 A JP123191 A JP 123191A JP 123191 A JP123191 A JP 123191A JP H04241786 A JPH04241786 A JP H04241786A
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- compressor
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- electric motor
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 14
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 14
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 6
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 5
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
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- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密閉形圧縮機に係り、
特に電動機部と圧縮機部を連結する回転軸に対する軸受
構造の改良に関する。
特に電動機部と圧縮機部を連結する回転軸に対する軸受
構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、空気調和機に採用される圧縮
機は、能力可変幅を容易、かつ確実に拡大可能なインバ
ータ方式を採用し、この運転周波数を最適条件に適用す
るよう変化させたものが一般的となっている。そして、
上記圧縮機における圧縮機構部の構造として、従来から
ロータリ式のものが多用されていたが、これよりも振動
騒音がより低減され、かつ圧縮効率が高いスクロール式
の実用化が盛んになっている。
機は、能力可変幅を容易、かつ確実に拡大可能なインバ
ータ方式を採用し、この運転周波数を最適条件に適用す
るよう変化させたものが一般的となっている。そして、
上記圧縮機における圧縮機構部の構造として、従来から
ロータリ式のものが多用されていたが、これよりも振動
騒音がより低減され、かつ圧縮効率が高いスクロール式
の実用化が盛んになっている。
【0003】その一例を、図5に示す。1は密閉容器で
あり、この密閉容器1内には、電動圧縮機本体2が収容
される。この電動圧縮機本体2は、下部側に電動機部3
、上部側にスクロール圧縮機構部4が配置され、回転軸
5によって連設される。上記電動機部3は、回転軸5に
嵌着されるロータ6と、この外周面に狭小の間隙を存す
るステータ7とからなる。上記ステータ7は、モータカ
バー8とともにフレーム9にボルト10…を用いて取付
け固定がなされている。
あり、この密閉容器1内には、電動圧縮機本体2が収容
される。この電動圧縮機本体2は、下部側に電動機部3
、上部側にスクロール圧縮機構部4が配置され、回転軸
5によって連設される。上記電動機部3は、回転軸5に
嵌着されるロータ6と、この外周面に狭小の間隙を存す
るステータ7とからなる。上記ステータ7は、モータカ
バー8とともにフレーム9にボルト10…を用いて取付
け固定がなされている。
【0004】そして、モータカバー8の中心部には、給
油ポンプ11が設けられいて、上記回転軸5の下端部が
挿入連結される。上記給油ポンプ11は、密閉容器1の
内底部に形成される油溜り部12の潤滑油に浸漬される
。したがって、上記回転軸5が回転すれば、給油ポンプ
11は油溜り部12の潤滑油を回転軸5を介して上記ス
クロール圧縮機構部4の各摺動部分に給油できるように
なっている。
油ポンプ11が設けられいて、上記回転軸5の下端部が
挿入連結される。上記給油ポンプ11は、密閉容器1の
内底部に形成される油溜り部12の潤滑油に浸漬される
。したがって、上記回転軸5が回転すれば、給油ポンプ
11は油溜り部12の潤滑油を回転軸5を介して上記ス
クロール圧縮機構部4の各摺動部分に給油できるように
なっている。
【0005】上記スクロール圧縮機構部4は、上記フレ
ーム9の中心部に設けられる主軸受部9aに、軸承具1
3を介して上記回転軸5の上端部を回転自在に枢支する
。上記回転軸5の軸承具13嵌合部の上部にはバランサ
14が嵌着され、さらにこの上部には、その中心軸が、
これより下部の部分の中心軸とは偏心する偏心部5aと
なっている。
ーム9の中心部に設けられる主軸受部9aに、軸承具1
3を介して上記回転軸5の上端部を回転自在に枢支する
。上記回転軸5の軸承具13嵌合部の上部にはバランサ
14が嵌着され、さらにこの上部には、その中心軸が、
これより下部の部分の中心軸とは偏心する偏心部5aと
なっている。
【0006】上記偏心部5aに、旋回スクロール翼15
が旋回自在に枢支される。旋回スクロール翼15は、鏡
板部15aと、この鏡板部15aの上面側に一体に設け
られる渦巻状の翼部15bとからなる。上記鏡板部15
aの下面側と、上記フレーム9上面側との間にはオルダ
ムリング16が介在され、上記旋回スクロール翼15の
旋回運動にともなう自転を規制するようになっている。
が旋回自在に枢支される。旋回スクロール翼15は、鏡
板部15aと、この鏡板部15aの上面側に一体に設け
られる渦巻状の翼部15bとからなる。上記鏡板部15
aの下面側と、上記フレーム9上面側との間にはオルダ
ムリング16が介在され、上記旋回スクロール翼15の
旋回運動にともなう自転を規制するようになっている。
【0007】上記旋回スクロール翼15の翼部15bに
は、固定スクロ−ル翼17の翼部17bが噛合しいてい
る。この固定スクロール翼17は、上記翼部17bと、
この翼部17bと一体に形成され、かつ上記フレーム9
の周端部上面に取付け固定される鏡板部17aとからな
る。上記鏡板部17aの略中心部には吐出ポート18が
設けられていて、これを鏡板17a上部に載設されるバ
ルブカバー19が囲繞する。さらに上記鏡板部17aの
側面に吐出管20が接続され、上記バルブカバー19内
部である上記吐出ポート18と連通される。
は、固定スクロ−ル翼17の翼部17bが噛合しいてい
る。この固定スクロール翼17は、上記翼部17bと、
この翼部17bと一体に形成され、かつ上記フレーム9
の周端部上面に取付け固定される鏡板部17aとからな
る。上記鏡板部17aの略中心部には吐出ポート18が
設けられていて、これを鏡板17a上部に載設されるバ
ルブカバー19が囲繞する。さらに上記鏡板部17aの
側面に吐出管20が接続され、上記バルブカバー19内
部である上記吐出ポート18と連通される。
【0008】上記吐出管20は、密閉容器1を貫通して
外部に突出し、ここでは図示しない凝縮器と連通される
。なお、上記密閉容器1には図示しない蒸発器と連通す
る吸込管21が接続され、冷媒ガスを密閉容器1内に導
入するようになっている。
外部に突出し、ここでは図示しない凝縮器と連通される
。なお、上記密閉容器1には図示しない蒸発器と連通す
る吸込管21が接続され、冷媒ガスを密閉容器1内に導
入するようになっている。
【0009】しかして、上記密閉容器1内に導かれた冷
媒ガスは、旋回運動をなす旋回スクロール翼15の翼部
15bと、固定スクロ−ル翼17の翼部17bとの間に
形成される圧縮室S内に吸い込まれる。上記旋回スクロ
ール翼15の旋回運動にともなって、上記圧縮室Sは徐
々に中心部方向に移動されるとともに、その容積が縮小
して、取込んだ冷媒ガスを圧縮する。上記圧縮室Sが吐
出ポート18に対向したところで、上記冷媒ガスは所定
圧まで圧縮された状態となり、バルブカバー19内に導
かれ、さらに吐出管20を介して凝縮器に吐出されるこ
とになる。
媒ガスは、旋回運動をなす旋回スクロール翼15の翼部
15bと、固定スクロ−ル翼17の翼部17bとの間に
形成される圧縮室S内に吸い込まれる。上記旋回スクロ
ール翼15の旋回運動にともなって、上記圧縮室Sは徐
々に中心部方向に移動されるとともに、その容積が縮小
して、取込んだ冷媒ガスを圧縮する。上記圧縮室Sが吐
出ポート18に対向したところで、上記冷媒ガスは所定
圧まで圧縮された状態となり、バルブカバー19内に導
かれ、さらに吐出管20を介して凝縮器に吐出されるこ
とになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記スクロ
ール圧縮機構部4を駆動する上記回転軸5は、上記フレ
ーム9の主軸受部9aに軸承具13を介して回転自在に
枢支され、いわば片持ち状態になっている。なお、上記
回転軸5の下端部は、モータカバー8に支持される上記
給油ポンプ11に挿入掛合していて、モータカバー8に
よる積極的な回転軸5の軸受構造とは言い難い。そのた
め、上記主軸受部9aに大きな荷重がかかることとなり
、上記ロータ6の振れ回りが発生し易く、回転軸5の円
滑な回転が損なわれる不具合がある。
ール圧縮機構部4を駆動する上記回転軸5は、上記フレ
ーム9の主軸受部9aに軸承具13を介して回転自在に
枢支され、いわば片持ち状態になっている。なお、上記
回転軸5の下端部は、モータカバー8に支持される上記
給油ポンプ11に挿入掛合していて、モータカバー8に
よる積極的な回転軸5の軸受構造とは言い難い。そのた
め、上記主軸受部9aに大きな荷重がかかることとなり
、上記ロータ6の振れ回りが発生し易く、回転軸5の円
滑な回転が損なわれる不具合がある。
【0011】このような不具合を除去するため、たとえ
ば特開平1−105782号公報には、回転軸の下端部
を下部軸受を介して支持体で枢支する構成が開示されて
いる。上記下部軸受としては、すべり軸受や玉軸受が用
いられている。
ば特開平1−105782号公報には、回転軸の下端部
を下部軸受を介して支持体で枢支する構成が開示されて
いる。上記下部軸受としては、すべり軸受や玉軸受が用
いられている。
【0012】このような下部軸受を用いることにより、
上記回転軸5は、その上下端部が回転自在に枢支される
、いわゆる両持ち構造になって、回転振れのない円滑な
回転が保証されるようになった。
上記回転軸5は、その上下端部が回転自在に枢支される
、いわゆる両持ち構造になって、回転振れのない円滑な
回転が保証されるようになった。
【0013】しかしながら、上記両持ち構造でもまだ問
題があって、下部軸受として、すべり軸受や玉軸受を採
用しているので、部品精度や組立精度を高い精度にする
ためには、特に主軸受に対する下部軸受である副軸受の
直角度を極めて高い精度となるよう調整しなければなら
ない。そのために、調整作業に手間がかかり、コスト面
のリスクが大きく、かつ信頼性に欠けるなどの不具合が
ある。
題があって、下部軸受として、すべり軸受や玉軸受を採
用しているので、部品精度や組立精度を高い精度にする
ためには、特に主軸受に対する下部軸受である副軸受の
直角度を極めて高い精度となるよう調整しなければなら
ない。そのために、調整作業に手間がかかり、コスト面
のリスクが大きく、かつ信頼性に欠けるなどの不具合が
ある。
【0014】本発明は、上述したような事情に鑑みなさ
れたものであり、その目的とするところは、電動機部と
スクロール圧縮機構部とを連結する回転軸を両持ち構造
とするとともに、直接回転軸に嵌合する軸承具の種類を
限定することにより、部品精度や組立精度を極端に高く
する必要がなく、かつたとえ広範囲の運転周波数にわた
る運転をなしても、主軸受における負荷の低減およびロ
ータの振れ回りの低減を得て、高効率で高信頼性を図っ
た密閉形圧縮機を提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、電動機部と
スクロール圧縮機構部とを連結する回転軸を両持ち構造
とするとともに、直接回転軸に嵌合する軸承具の種類を
限定することにより、部品精度や組立精度を極端に高く
する必要がなく、かつたとえ広範囲の運転周波数にわた
る運転をなしても、主軸受における負荷の低減およびロ
ータの振れ回りの低減を得て、高効率で高信頼性を図っ
た密閉形圧縮機を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、密閉容器内に、回転軸を介して電動機部と
圧縮機部を連結する電動圧縮機本体を収容したものにお
いて、上記回転軸は、その圧縮機側端部を軸承具を介し
て主軸受に回転自在に枢支し、その電動機部側を軸承具
を介して副軸受に回転自在に枢支してなり、上記主軸受
側の軸承具をコロ軸受とし、上記副軸受側の軸承具を自
動調芯玉軸受としたことを特徴とする密閉形圧縮機であ
る。
に本発明は、密閉容器内に、回転軸を介して電動機部と
圧縮機部を連結する電動圧縮機本体を収容したものにお
いて、上記回転軸は、その圧縮機側端部を軸承具を介し
て主軸受に回転自在に枢支し、その電動機部側を軸承具
を介して副軸受に回転自在に枢支してなり、上記主軸受
側の軸承具をコロ軸受とし、上記副軸受側の軸承具を自
動調芯玉軸受としたことを特徴とする密閉形圧縮機であ
る。
【0016】
【作用】上記副軸受側の軸承具である自動調芯玉軸受の
許容調芯角度は、たとえば玉軸受の許容調芯角度よりも
かなり大であり、そのため主軸受に対する副軸受の直角
度の許容値を多くとることができる。したがって、部品
精度や組立精度を特別よくすることなく、しかも広範囲
の運転周波数において、主軸受の負荷低減とロータの振
れ回りが低減する。
許容調芯角度は、たとえば玉軸受の許容調芯角度よりも
かなり大であり、そのため主軸受に対する副軸受の直角
度の許容値を多くとることができる。したがって、部品
精度や組立精度を特別よくすることなく、しかも広範囲
の運転周波数において、主軸受の負荷低減とロータの振
れ回りが低減する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
説明する。
【0018】図1に、たとえば空気調和機に用いられる
横置き形のスクロール式圧縮機を示す。その構成のほと
んど大部分は、先に図5で説明した立て形のスクロール
式圧縮機と同一であり、同一部品は同番号を付して新た
な説明は省略する。
横置き形のスクロール式圧縮機を示す。その構成のほと
んど大部分は、先に図5で説明した立て形のスクロール
式圧縮機と同一であり、同一部品は同番号を付して新た
な説明は省略する。
【0019】上記電動機部3とスクロール圧縮機構部4
とを連結する回転軸5の端部には、先に説明したものと
は構成が異なるが、同一の作用をなす給油ポンプ11が
設けられている。また、回転軸5のスクロール圧縮機構
部4側である一端部は、軸承具13を介してフレーム9
の主軸受部9aに枢支される。
とを連結する回転軸5の端部には、先に説明したものと
は構成が異なるが、同一の作用をなす給油ポンプ11が
設けられている。また、回転軸5のスクロール圧縮機構
部4側である一端部は、軸承具13を介してフレーム9
の主軸受部9aに枢支される。
【0020】上記軸承具13として、コロ軸受を用いる
必要がある。上記回転軸5の電動機部3側である他端部
は、新たに設けられる副軸受25に軸承具26を介して
枢支される。上記副軸受25は、密閉容器1の内周面に
嵌合される板体であり、この副軸受25の中心部に上記
回転軸5を枢支する軸承具26が嵌着される。上記軸承
具26は、自動調芯玉軸受を用いる必要がある。
必要がある。上記回転軸5の電動機部3側である他端部
は、新たに設けられる副軸受25に軸承具26を介して
枢支される。上記副軸受25は、密閉容器1の内周面に
嵌合される板体であり、この副軸受25の中心部に上記
回転軸5を枢支する軸承具26が嵌着される。上記軸承
具26は、自動調芯玉軸受を用いる必要がある。
【0021】上記自動調芯玉軸受26をなお説明すると
、これは図2に示すように、インナレース26aとアウ
タレース26bとの間に複数個のベアリングボール26
c…を二列に並べて介在されてなる。ここで、上記アウ
タレース26bは先に述べた副軸受25に嵌着され、固
定側となる。上記インナレース26aは、回転軸5に嵌
着され、回転側となる。
、これは図2に示すように、インナレース26aとアウ
タレース26bとの間に複数個のベアリングボール26
c…を二列に並べて介在されてなる。ここで、上記アウ
タレース26bは先に述べた副軸受25に嵌着され、固
定側となる。上記インナレース26aは、回転軸5に嵌
着され、回転側となる。
【0022】上記インナレース26aの軸芯は、アウタ
レース26bの軸芯に対してある範囲内であれば、傾い
ても円滑な回転をなすことが保証されている。ここでは
、その許容調芯角θは最大4°である。
レース26bの軸芯に対してある範囲内であれば、傾い
ても円滑な回転をなすことが保証されている。ここでは
、その許容調芯角θは最大4°である。
【0023】なお、上記アウタレース26bの外径寸法
Dは、上記副軸受25に嵌着するよう設定され、インナ
レース26aの内径寸法dは、回転軸5に嵌着するよう
設定された寸法である。これらの幅寸法Bは、複数のベ
アリングボール26c…を二列に並べて介在するのに必
要な寸法である。
Dは、上記副軸受25に嵌着するよう設定され、インナ
レース26aの内径寸法dは、回転軸5に嵌着するよう
設定された寸法である。これらの幅寸法Bは、複数のベ
アリングボール26c…を二列に並べて介在するのに必
要な寸法である。
【0024】これに対して従来より副軸受の軸承具とし
て用いられる、たとえば図4に示すような玉軸受Tの許
容調芯角は、最大でも0.2°であって、ほとんど許容
されないのに等しい。なお、ここでアウタレースTbの
外径寸法Dと、インナレースTaの内径寸法dは、先に
説明した自動調芯玉軸受26と同一であり、かつ幅寸法
Bは、複数のベアリングボールTc…を一列に並べて介
在するのに必要な寸法である。
て用いられる、たとえば図4に示すような玉軸受Tの許
容調芯角は、最大でも0.2°であって、ほとんど許容
されないのに等しい。なお、ここでアウタレースTbの
外径寸法Dと、インナレースTaの内径寸法dは、先に
説明した自動調芯玉軸受26と同一であり、かつ幅寸法
Bは、複数のベアリングボールTc…を一列に並べて介
在するのに必要な寸法である。
【0025】しかして、上記回転軸5の回転にともなっ
て、上記スクロール圧縮機構部4は駆動され、冷媒ガス
を圧縮して吐出する。このとき、上記回転軸5はその一
端部がコロ軸受13を介して主軸受部9aに枢支され、
他端部が自動調芯玉軸受26を介して副軸受25に枢支
される。上記自動調芯玉軸受26は、回転軸5の回転振
れがあっても、最大4°までの範囲内であれば、自動的
に調芯して芯ずれを規制する。したがって、回転軸5は
常に極めて円滑な回転をなす。
て、上記スクロール圧縮機構部4は駆動され、冷媒ガス
を圧縮して吐出する。このとき、上記回転軸5はその一
端部がコロ軸受13を介して主軸受部9aに枢支され、
他端部が自動調芯玉軸受26を介して副軸受25に枢支
される。上記自動調芯玉軸受26は、回転軸5の回転振
れがあっても、最大4°までの範囲内であれば、自動的
に調芯して芯ずれを規制する。したがって、回転軸5は
常に極めて円滑な回転をなす。
【0026】また、回転軸5の副軸受25側の軸承具2
6として自動調芯玉軸受を用いたから、主軸受部9aに
対する副軸受25の直角度の許容値が、従来のたとえば
玉軸受の場合よりも大きくとることができる。そして、
このような自動調芯玉軸受26を用いた場合は、部品精
度や組立精度を特別良くすることなく、しかも広範囲に
亘る運転周波数において、主軸受9a部における負荷低
減と、上記ロータ6の振れ回りが低減する。
6として自動調芯玉軸受を用いたから、主軸受部9aに
対する副軸受25の直角度の許容値が、従来のたとえば
玉軸受の場合よりも大きくとることができる。そして、
このような自動調芯玉軸受26を用いた場合は、部品精
度や組立精度を特別良くすることなく、しかも広範囲に
亘る運転周波数において、主軸受9a部における負荷低
減と、上記ロータ6の振れ回りが低減する。
【0027】なお、上記実施例においては、自動調芯玉
軸受26を備えた板体からなる副軸受25を密閉容器1
の内周壁に嵌着させたが、これに限定されるものではな
く、たとえば図3に示すようにしてもよい。すなわち、
電動機部3側端部にモータカバー8を設け、このモータ
カバー8で副軸受を兼用させる。なお、上記図1と同一
構成部品については同番号を付して新たな説明は省略す
る。
軸受26を備えた板体からなる副軸受25を密閉容器1
の内周壁に嵌着させたが、これに限定されるものではな
く、たとえば図3に示すようにしてもよい。すなわち、
電動機部3側端部にモータカバー8を設け、このモータ
カバー8で副軸受を兼用させる。なお、上記図1と同一
構成部品については同番号を付して新たな説明は省略す
る。
【0028】具体的には、モータカバー8を貫通する回
転軸5の貫通部分に、上記自動調芯玉軸受26を嵌着す
る。上記モータカバー8は、図5に示したものと同様、
フレーム9にステータ7とともにボルト10により取付
け固定される。そしてさらに、上記モータカバー8を密
閉容器1の内周壁に固着する必要がある。
転軸5の貫通部分に、上記自動調芯玉軸受26を嵌着す
る。上記モータカバー8は、図5に示したものと同様、
フレーム9にステータ7とともにボルト10により取付
け固定される。そしてさらに、上記モータカバー8を密
閉容器1の内周壁に固着する必要がある。
【0029】特にこのような横置き形の圧縮機の特徴と
して、上記ステータ7の自重による影響で回転軸5端部
の芯ずれが生じ易いが、上記モータカバー8を密閉容器
1に取付け固定し、かつモータカバー8に自動調芯玉軸
受26を介して回転軸5端部を枢支することにより、ス
テータ7の自重による影響をなくして回転軸5の芯ずれ
を阻止できる。
して、上記ステータ7の自重による影響で回転軸5端部
の芯ずれが生じ易いが、上記モータカバー8を密閉容器
1に取付け固定し、かつモータカバー8に自動調芯玉軸
受26を介して回転軸5端部を枢支することにより、ス
テータ7の自重による影響をなくして回転軸5の芯ずれ
を阻止できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転軸の圧縮機側端部をコロ軸受を介して主軸受に回転自
在に枢支し、その電動機部側を自動調芯玉軸受を介して
副軸受に回転自在に枢支したから、部品精度や組立精度
を特別高くすることなく、広範囲に亘る運転周波数にお
いて、主軸受の負荷低減とロータの振れ回りの低減を図
り、高効率および高信頼性を得られるとう効果を奏する
。
転軸の圧縮機側端部をコロ軸受を介して主軸受に回転自
在に枢支し、その電動機部側を自動調芯玉軸受を介して
副軸受に回転自在に枢支したから、部品精度や組立精度
を特別高くすることなく、広範囲に亘る運転周波数にお
いて、主軸受の負荷低減とロータの振れ回りの低減を図
り、高効率および高信頼性を得られるとう効果を奏する
。
【図1】本発明の一実施例を示す、スクロール式の密閉
形圧縮機の縦断面図。
形圧縮機の縦断面図。
【図2】同実施例の、自動調芯玉軸受の縦断面図。
【図3】他の実施例の、スクロール式の密閉形圧縮機の
縦断面図。
縦断面図。
【図4】従来例の、玉軸受の縦断面図。
【図5】従来例の、スクロール式の密閉形圧縮機の縦断
面図。
面図。
1…密閉容器、5…回転軸、3…電動機部、4…スクロ
ール圧縮機部、2…電動圧縮機本体、9a…主軸受部、
13…コロ軸受、25…副軸受、26…自動調芯玉軸受
。
ール圧縮機部、2…電動圧縮機本体、9a…主軸受部、
13…コロ軸受、25…副軸受、26…自動調芯玉軸受
。
Claims (1)
- 【請求項1】密閉容器内に、回転軸を介して電動機部と
圧縮機部を連結する電動圧縮機本体を収容したものにお
いて、上記回転軸は、その圧縮機側端部を軸承具を介し
て主軸受に回転自在に枢支し、その電動機部側を軸承具
を介して副軸受に回転自在に枢支してなり、上記主軸受
側の軸承具をコロ軸受とし、上記副軸受側の軸承具を自
動調芯玉軸受としたことを特徴とする密閉形圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP123191A JPH04241786A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP123191A JPH04241786A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 密閉形圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04241786A true JPH04241786A (ja) | 1992-08-28 |
Family
ID=11495701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP123191A Pending JPH04241786A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04241786A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6364644B1 (en) * | 1999-11-17 | 2002-04-02 | Sanden Corporation | Scroll-type fluid displacement apparatus |
JP2009250031A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Nsk Ltd | スクロール型コンプレッサ用転がり軸受 |
CN111788394A (zh) * | 2018-03-05 | 2020-10-16 | 三菱电机株式会社 | 压缩机 |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP123191A patent/JPH04241786A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6364644B1 (en) * | 1999-11-17 | 2002-04-02 | Sanden Corporation | Scroll-type fluid displacement apparatus |
JP2009250031A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Nsk Ltd | スクロール型コンプレッサ用転がり軸受 |
CN111788394A (zh) * | 2018-03-05 | 2020-10-16 | 三菱电机株式会社 | 压缩机 |
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