JPH0642470A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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Publication number
JPH0642470A
JPH0642470A JP22348191A JP22348191A JPH0642470A JP H0642470 A JPH0642470 A JP H0642470A JP 22348191 A JP22348191 A JP 22348191A JP 22348191 A JP22348191 A JP 22348191A JP H0642470 A JPH0642470 A JP H0642470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
discharge cover
fixed scroll
centering
pressure chamber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22348191A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuzo Ukai
徹三 鵜飼
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP22348191A priority Critical patent/JPH0642470A/ja
Publication of JPH0642470A publication Critical patent/JPH0642470A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状ハウジング8aにデイスチャージカバー31
を溶接する際の熱歪みによってデイスチャージカバー31
と固定スクロール1との相対位置がずれるのを防止す
る。 【構成】 デイスチャージカバー31、固定スクロール1
及びケーシング6に穿設された芯出穴101 、102 、103
に芯出部材104 を挿通した状態でデイスチャージカバー
31を筒状ハウジング8aに溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型圧縮機に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2及び図3には従来のスクロール型圧
縮機の1例が示されている。密閉ハウジング8は筒状ハ
ウジング8aと、この上部を閉じるアッパーハウジング8b
とからなり、この内部をデイスチャージカバー31で仕切
ることによってその上方に高圧側44が形成され、下方に
低圧側45が形成されている。筒状ハウジング8aの上端外
周にデイスチャージカバー31の外周が嵌合して溶接さ
れ、このデイスチャージカバー31の外周にアッパーハウ
ジング8bの下端が溶接されている。低圧側45の内部には
その上部にスクロール型圧縮機構Cが、下部に電動モー
タMが配設され、これらは回転シヤフト5を介して互い
に連動連結されている。電動モータMはロータMaとステ
ータMbとからなり、ロータMaは回転シヤフト5に固定さ
れ、ステータMbは筒状ハウジング8aに圧入することによ
って固定されている。
【0003】スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール
1及び旋回スクロール2を備えている。固定スクロール
1は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラップ12と
を備え、この端板11の中央部には吐出ポート13が設けら
れている。旋回スクロール2は端板21とこの内面に立設
されたうず巻状ラップ22とを備え、この端板21の外面に
立設されたボス23内にドライブブッシュ54が旋回軸受73
を介して回転自在に嵌装され、このドライブブッシュ54
に穿設されたスライド穴55内に回転シャフト5の上端か
ら突出する偏心ピン53がスライド自在に嵌合されてい
る。
【0004】固定スクロール1と旋回スクロール2とを
相互に所定距離だけ偏心させ、かつ、 180°だけ角度を
ずらせて相互に噛み合わせることによって複数個の密閉
空間24が形成されている。旋回スクロール2は筒状ハウ
ジング8aに固定されたケーシング6上に摺動自在に支持
され、旋回スクロール2とケーシング6との間には旋回
スクロール2の公転旋回運動を許容するが、その自転を
阻止するオルダムリンク等からなる自転阻止機構3が配
設されている。
【0005】固定スクロール1の外周に形成されたフラ
ンジ14とケーシング6の上端に突設された突起6bとの間
に薄板状の支持バネ32が配設され、この支持バネ32の両
端はボルト36によってフランジ14に締結され、中央部は
ボルト37によって突起6bに締結されている。このように
して固定スクロール1は支持バネ32を介して浮上自在に
ケーシング6に支持されている。
【0006】固定スクロール1の端板11の背面にはその
中心を中心とする同芯の円筒状フランジ15、16が上方に
向かって突設されている。これらフランジ15、16とデイ
スチャージカバー31の下面に下方に向かって突設された
円筒状フランジ38とを摺動自在に嵌合させることによっ
てこれらによって囲まれる中間圧室40が形成されてい
る。そして、この中間圧室40の内周側には高圧室42が形
成され、また、外周側には低圧室43が形成されている。
フランジ15とフランジ38との摺動面にはシールリング50
が介装され、フランジ16とフランジ38との摺動面にはシ
ールリング37が介装されており、これらシールリング37
及び50によって中間圧室40が密封状態に保持されてい
る。
【0007】中間圧室40は端板11に穿設された導圧孔41
を介してガスを圧縮途中の密閉空間24と連通している。
回転シャフト5の上端部はケーシング6に設けた上部軸
受71に軸承され、下端はスティ74に設けた下部軸受72に
軸承されている。
【0008】電動モータMを駆動すると、回転シヤフト
5、偏心ピン53、ドライブブッシュ54、ボス23等からな
る旋回駆動機構によって旋回スクロール2が駆動され、
旋回スクロール2は自転阻止機構3によって自転を阻止
されながら公転旋回半径を半径とする円軌道上を公転旋
回運転する。
【0009】すると、ガスが吸入管82を経て低圧側45内
に入り、図示しない経路を経て密閉空間24内に吸入され
る。そして、旋回スクロール2の公転旋回運動により密
閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮されながら中
央部に至り、吐出ポート13より高圧室42を経て高圧側44
に入り、ここから吐出管83を経て外部に吐出される。こ
の際、高圧室42及び中間圧室40内のガス圧力による背圧
荷重によって固定スクロール1は旋回スクロール2に押
付けられ、密閉空間24内からガスが漏洩するのを抑制す
る。密閉空間24内に液体が吸入されたときは、固定スク
ロール1が浮上してその液体を逃がすことによってスク
ロール型圧縮機構Cの破損を阻止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
型圧縮機においては、固定スクロール1の端板11の背面
側に形成された高圧室42、中間圧室40及び低圧室43はシ
ールリング37、50によって密封されているが、デイスチ
ャージカバー31を筒状ハウジング8aに溶接する過程でデ
イスチャージカバー31が熱歪みによってずれることがあ
る。すると、デイスチャージカバー31と固定スクロール
1との相対位置に狂いが生じてシールリング37、50の密
封不良をもたらし、この結果、固定スクロール1に安定
した背圧荷重を負荷することができないという不具合が
あった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、筒状ハウジングにデイスチャージカバーを溶接
するとともに固定スクロールを上記筒状ハウジングに固
定されたケーシングに浮上自在に支持し、この固定スク
ロールの背面と上記デイスチャージカバーとの間に中間
圧室を形成してなるスクロール型圧縮機において、上記
デイスチャージカバーと上記固定スクロールとの相対位
置或いは上記デイスチャージカバーと上記固定スクロー
ル及び上記ケーシングとの相対位置を規制するための芯
出穴を少なくとも2箇所設け、この芯出穴に芯出部材を
挿通して上記デイスチャージカバーを上記筒状ハウジン
グに溶接したことを特徴とするスクロール型圧縮機にあ
る。
【0012】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、芯出穴に芯出部材を挿通した状態でデイスチャージ
カバーが筒状ハウジングに溶接されるので、この溶接過
程でデイスチャージカバーに生じる歪が阻止され、従っ
て、デイスチャージカバーと固定スクロールとの相対位
置がずれることはない。
【0013】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示されている。デ
イスチャージカバー31、フランジ14及びケーシング6に
は各々対応する位置に芯出穴101 、102 、103 が穿設さ
れている。これら芯出穴は少なくとも2個所穿設されて
おればよく、本例ではスクロール型圧縮機構Cの中心に
対して対称の位置に設置されている。
【0014】しかして、固定スクロール1の端板11の背
面に突設されたフランジ15、16とデイスチャージカバー
31の下面に突設されたフランジ38とを適正相対位置で嵌
合させ、次いで、芯出穴101 、102 、103 に芯出ピン10
4 を挿通してこの状態でデイスチャージカバー31を筒状
ハウジング8aに溶接する。この溶接過程でデイスチャー
ジカバー31及び筒状ハウジング8aが熱膨張して変形しよ
うとするが芯出穴101 、102 、103 に芯出ピン104 が挿
入されていることにより両者の相対変位が抱束されてい
るので、溶接に伴う歪みが阻止される。従って、デイス
チャージカバー31と固定スクロール1とは適正相対位置
に維持されるので、高圧室42、中間室40及び低圧室43は
シールリング37、50によって良好に密封され、各々の圧
力を保持する。このため、固定スクロール1に安定した
背圧荷重を負荷することができる。溶接が完了した後
は、デイスチャージカバー31の芯出穴101 を塞ぎその後
デイスチャージカバー31とアッパーハウジング8bとを溶
接する。
【0015】なお、この実施例ではデイスチャージカバ
ー31、固定スクロール1及びケーシング6にそれぞれ芯
出穴101 、102 、103 を設けた場合について示したが、
デイスチャージカバー31及び固定スクロール1に芯出穴
を設け、これに芯出ピンを挿通しても良い。
【0016】
【発明の効果】本発明においては、デイスチャージカバ
ーと固定スクロールとの相対位置或いはデイスチャージ
カバーと固定スクロール及びケーシングとの位置を規制
する芯出穴に芯出部材を挿通してデイスチャージカバー
を筒状ハウジングに溶接したため、デイスチャージカバ
ーと固定スクロールとの相対位置のずれを阻止しうる。
この結果、中間圧室等の密封不良を解消できるので、固
定スクロールに安定した背圧荷重を負荷することがで
き、従って、信頼性のあるスクロール型圧縮機を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【図2】従来のスクロール型圧縮機を示す縦断面図であ
る。
【図3】第2図のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 31 デイスチャージカバー 40 中間圧室 2 旋回スクロール 8a 筒状ハウジング 6 ケーシング 101 、102 、103 芯出穴 104 芯出部材
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ハウジングにデイスチャージカバー
    を溶接するとともに固定スクロールを上記筒状ハウジン
    グに固定されたケーシングに浮上自在に支持し、この固
    定スクロールの背面と上記デイスチャージカバーとの間
    に中間圧室を形成してなるスクロール型圧縮機におい
    て、上記デイスチャージカバーと上記固定スクロールと
    の相対位置或いは上記デイスチャージカバーと上記固定
    スクロール及び上記ケーシングとの相対位置を規制する
    ための芯出穴を少なくとも2箇所設け、この芯出穴に芯
    出部材を挿通して上記デイスチャージカバーを上記筒状
    ハウジングに溶接したことを特徴とするスクロール型圧
    縮機。
JP22348191A 1991-08-08 1991-08-08 スクロール型圧縮機 Withdrawn JPH0642470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22348191A JPH0642470A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 スクロール型圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22348191A JPH0642470A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 スクロール型圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0642470A true JPH0642470A (ja) 1994-02-15

Family

ID=16798811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22348191A Withdrawn JPH0642470A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 スクロール型圧縮機

Country Status (1)

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JP (1) JPH0642470A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6364644B1 (en) * 1999-11-17 2002-04-02 Sanden Corporation Scroll-type fluid displacement apparatus
US6984115B1 (en) * 2004-11-02 2006-01-10 Chyn Tec. International Co., Ltd. Axial sealing structure of scroll compressor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6364644B1 (en) * 1999-11-17 2002-04-02 Sanden Corporation Scroll-type fluid displacement apparatus
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981112