JPS63268995A

JPS63268995A - スクロ−ル形圧縮機

Info

Publication number: JPS63268995A
Application number: JP10184787A
Authority: JP
Inventors: Masao Ozu; 政雄小津
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-04-27
Filing date: 1987-04-27
Publication date: 1988-11-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は主にエアコンに用いられるスクロール形圧縮機
に係り、特に圧縮機本体のケースへの取付固定構造を改
良したスクロール形圧縮機に関する。

（従来の技術）スクロール形圧縮機の圧縮機本体は、第７図に示すよう
に、フレーム１、動翼（旋回スクロール）２、静翼（固
定スフ［コール）３、シャフト４、モータ５、ロータ６
およびステータ７からなる。

圧縮機本体は、フレーム１の外周部をメインケース８の
いんろう部９に圧入することにより固定されている。

（発明が解決しようとする問題点）上記のように、メインケース８のいんろう部９にフレー
ム゛１の外周部を圧入固定する方式では、フレーム１の
外周面部およびメインケース８のいんろう部９の加工は
旋盤加工によらなければならない。このため、生産性が
悪い。また、フレーム１は鋳物材料であり、フレーム１
とメインケース８とを溶接することは困難である。

本発明は上記事情を考慮してなされたもので、低コスト
で生産性に優れたスクロール形圧縮機を提供することを
目的とする。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）本発明は、圧縮機本体をケースとばぼ同径のディスク板
を介し−Ｃケースに取り付（）てなるものである。

（作用）ディスク板は圧縮機本体のフレームにボルト等を用いて
固定される。フレームに固定されたディスク板は、例え
ば、メインケース上に載置され、メインケースとその上
部を被う上部ケースとの間で挟持された侵、ケースに溶
接固定される。

（実施例）１ス下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、１０は有底筒体状のメインケースであ
り、１１はその上部間口を被う上部ケースである。ケー
ス°１０．’ｌｌ内には圧縮機本体が収納固定される。

圧縮機本体はフレーム１２と、フレーム１２の中央ジャ
ーナル部に回転自在に支持されたシャフト１３と、シャ
フト１３上端のクランク部１４にその下部ボス部が向合
された８Ｍ１５と、動翼１５上部の渦巻状の羽根部にそ
の下部の渦巻状の羽根部が嵌合されて圧縮部を構成する
静翼１６と、フレー・ムコ２下端に固定されたモータ１
７のスデータ１８と、シャフト１３に圧入されたロータ
１９とから主に構成されている。

２０はディスク板であり、ディスク板２０は第３図に示
すように円環状の板材でその周方向に沿ってボルト２１
が挿通される庫通孔２２が設けられている。ディスク板
２０は第２図に示すように静翼１６をフレーム１２に取
り付ける際、静翼１６とともにボルト２１でフレーム゛
１２に固定される。ディスク板２０の外径はメインケー
ス１０の外径とほぼ等しく、メインケース″１０Ｉ：に
ディスク板２ｏが載せられる。フレーム１２の外径を図
示のようにメインケース１０の内径よりも若干小さくし
、フレーム１２とメインケース１０との間に隙間を設け
てもよく、この場合、フレーム１２の外周部の加工はい
らなくなる。

上部ケース１１の下部はプレス加ＩＩにより拡径されて
おり、上部ケース１１の下部がディスク板２ｏおよびメ
インケース１ｏの外周に被せられ、上部ケース１１とメ
インケース１０との間でディスク板２０がサンドイッチ
状に押し付けられる。

その後、上部ケース１１の下端部とメインケース１０の
外周面部は全周をアーク溶接される〈溶接部２３）。か
くして、圧縮機本体はディスク板２０を介して間接的に
ケース１０．１１に固定されることになる。ディスク板
２０は容易にプレス加工ができ、従来のような旋盤加工
は不要となるので、生産性が極めて高い。またディスク
板２０は静翼取付用のボルト２１によりフレーム１２に
固定されるので、他の特別な部品はいらない。その上、
静翼がアルミニウムのような比較的に軟かい材料の場合
には、ディスク板がワッシャの代用にもなる。

次に第４図、第５図により本発明の第２の実施例を説明
する。

この実施例では、ディスク板２０の外周部２０ａがＬ字
状に折り曲げられてメインケース１０に被せられた状態
になる。そして、ディスク板２０の外周部２０ａに−Ｌ
部ケース１１が被せられて全周溶接される（溶接部２４
）。ディスク板２０は通常鋼板製でケース１０．１１と
同系材ｆ’１であり、容易に溶接可能である。この全周
溶接によりディスク板２０上方のケース上部空間は下部
空間と完全に隔離されシールドされた形となる。

即ち、ケース内上部に吐出マフラー室２５が形成された
こととなり、第１図に示すような吐出マフラ２６が不要
となる。なお、ディスク板２０と静Ｉ）ｉＪ１６のフラ
ンジ部とのシール性が心配なときには図示のようなパツ
キン２７を用いてもよい。

第６図は第３の実施例を示づ゛もので、ディスク板２０
の外周部２０ａは上方に立ち上がらせて折り曲げられて
おり、これにメインケース１０の外側からレーザー照射
（全周）によりディスク板２０とメインケース１０が固
定されている（レーザー溶接部２７）。ディスク板２０
がメインケース１０と同系材料であれば、板どうしが溶
解して部分的に全周にわたり接合する。この実施例でも
ディスク板２０の上方のケース内には吐出マフラー室２
５が形成される。なお、メインケース１０の上端ど上部
ケース゛１１との間もアーク溶接される（溶接部２Ｂ）
。

［発明の効果コ以上要するに本発明によれば、フレームの外周部をケー
スのいんろう部に圧入固定するのではなく、圧縮機本体
をディスク板を介してケースに固定する方式なので、フ
レーム外周部の旋盤加工が不要となる。更に、ディスク
板はプレス加工によって容易に製造できる。またディス
ク板とケースとの溶接接合も容易であり、ケースのいん
ろう部の加工も省略できる。これらＪｚす、本発明の圧
縮機は生産性が極めてよい。

【図面の簡単な説明】

第′１図は本発明に係るスクロール形圧縮機の′；５１
の実施例を示す縦断面図、第２図は同圧縮機の要部拡大
断面図、第３図は第゛１図のディスク板の斜視図、第４
図、第５図は本発明の第２の実施例を示すもので、第４
図は圧縮機全体の縦断面図、第５図は第４図の要部拡大
断面図、第６図は本発明の第３の実施例を示す断面図、
第７図は従来のスクロール形圧縮機の縦断面図である。図中、１はフレーム、２は動翼、３は静翼、４はシャフ
ト、５はモータ、６はロータ、７はステータ、８はメイ
ンケース、９はいんろう部、１０はメインケース、１１
は］二部ケース、１２はフレーム、１３はシャフト、１
５は動翼、１６は静翼、１７はモータ、２０はディスク
板、２１はボルト、２３．２４．２８は溶接部、２５は
マフラー室、２６は吐出マフラ、２７はレーザー溶接部
である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　ケースとほぼ同径の外周部を有し圧縮機本体の
フレームに固定されたディスク板を介して、圧縮機本体
がケースに取り付けられていることを特徴とするスクロ
ール形圧縮機。
（２）　上記ディスク板が上記フレームに静翼とともに
ボルト締め固定されている特許請求の範囲第１項記載の
スクロール形圧縮機。
（３）　上記ディスク板が上記ケースにその全周にわた
って溶接固定されている特許請求の範囲第１項又は第２
項記載のスクロール形圧縮機。