JP2630069B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2630069B2
JP2630069B2 JP40232690A JP40232690A JP2630069B2 JP 2630069 B2 JP2630069 B2 JP 2630069B2 JP 40232690 A JP40232690 A JP 40232690A JP 40232690 A JP40232690 A JP 40232690A JP 2630069 B2 JP2630069 B2 JP 2630069B2
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shell
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正一郎 原
元一 浮岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば冷凍装置等に
搭載されるスクロール圧縮機に係り、要部を構成する密
閉容器と揺動スクロールを駆動する主軸を支承するフレ
ームとの溶接に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スクロール圧縮機において、揺動
スクロールを駆動する主軸の一端を支承する軸受を支持
するサブフレームを、密閉シェルの側壁にスポット溶接
で固着したものがある。図4はこの種従来のスクロール
圧縮機の構成を示す断面図である。
【0003】図において、1は台板1a上に渦巻体1b
を突設させて構成される固定スクロール、2は台板2a
上に渦巻体2bが突設された揺動スクロール、3は一側
に鍔部3aを有し、その上端面で台板1aを固定支持す
るとともに、鍔部3aにより中央部に形成される凹所3
b内に揺動スクロール2を旋回可能に載置するフレーム
で、他側には軸方向に突出して形成され後述する主軸の
一端を支承する軸受部3cを有している。
【0004】4は円筒状に形成され上部内周壁に鍔部3
aが焼嵌めにより固定されるセンターシェル4aと、そ
の両端に周囲を連続溶接で固定され各開放端を閉鎖する
皿状のエンドシェル4bとで構成される密閉シェル、5
は両渦巻体1b、2b間に形成される圧縮室、6は台板
1aとエンドシェル4bとの間に形成される高圧室、7
は台板1aの中央部を貫通し圧縮室5と高圧室6とを連
通する吐出口である。
【0005】8は図4における線V−Vに沿う断面を表
した図5に示すように、中央部にフレーム3の軸受部3
cと対をなす軸受部8aを有するとともに、外側面に放
射状に形成された複数のリブ8bを有するサブフレーム
で、各リブ8bの外側面はセンターシェル4aの下部内
周壁に点溶接で固着されている。9は一端がフレーム3
の軸受部3c、他端がサブフレーム8の軸受部8aでそ
れぞれ支承され、且つ一端側が揺動スクロール2に回転
可能に連結された主軸受で、中央部にサブフレーム8に
設けられるポンプ装置10を介して供給される潤滑油が
流通する穴9aが貫通して形成されている。
【0006】11はフレーム3の下方に形成される低圧
室、12はこの低圧室11内に配設され主軸9を回転駆
動させるための電動機で、主軸9に圧入等により固定さ
れた電動機ロータと、センターシェル4aの側壁内面に
固定された電動機ステータとで構成されている。13は
センターシェル4aの側壁に装着され、電動機12へ給
電するためのガラス端子である。
【0007】ここで、サブフレーム8およびエンドシェ
ル4bのセンターシェル4aへの溶接による固定につい
て更に詳細に説明する。図5に示されるように、先ず、
サブフレーム8の各リブ8bの外側面をセンターシェル
4aの内周壁に沿って所定の位置まで挿入し、リブ8b
とセンターシェル4aとをアークスポット溶接して固定
する。このアークスポット溶接の溶接点を14a,14
b,14cで示す。なお、このサブフレーム8の固定の
際には、フレーム3に対してサブフレーム8が数μm〜
数10μmのオーダーで同軸となるよう各部品の精度は
管理される。
【0008】次に、エンドシェル4bをセンターシェル
4aに軽圧入した後、通常は、1本の溶接トーチを用い
て、トーチを移動または両シェル4a,4b側を回転さ
せて全周を連続的にアーク溶接して密閉する。このアー
ク溶接の溶接の開始点を15aで示す。
【0009】上記のように構成された従来のスクロール
圧縮機は、一般に良く知られているように次のように動
作する。すなわち、電動機12によって駆動された主軸
9はフレーム3の軸受部3cおよびサブフレーム8の軸
受部8aに支承されて回転し、揺動スクロール2を旋回
運動させる。これにより低圧室11内の低圧冷媒ガスは
固定スクロール1および揺動スクロール2の各渦巻1
b,2bで形成される圧縮室5内に吸い込まれ、圧縮さ
れて高圧冷媒ガスとなった後、吐出口7より高圧室6内
に吐出され密閉シェル4外に送出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は以上のように構成されているので、エンドシェル4
bとセンターシェル4aとをアーク溶接した場合、溶融
金属が固まり始めるのは溶接開始点15a近傍となる。
したがって、エンドシェル4bはセンターシェル4aの
溶接開始点15a側に引きつけられる。しかしながら、
この時点ではエンドシェル4bがセンターシェル4aの
中で径方向に自由に移動できるので、図6に示すように
溶接開始点15aの反対側のエンドシェル4bとセンタ
ーシェル4aとの間に隙間ができ、溶接による内部応力
は発生しない。
【0011】その後、溶接の進行した径路に沿って溶融
金属は漸次硬化し、それに伴ってセンターシェル4aの
各部はエンドシェル4bに引きつけられ、内側に倒れ込
むように変形する。このセンターシェル4aの内側への
倒れ込み変形量は、エンドシェル4bとセンターシェル
4aとの隙間の大きさにほぼ比例するので、センターシ
ェル4aの溶接開始点15aとは反対側、すなわちアー
クスポット溶接の溶接点14a方向の変形が最も大きく
なり、この時、図7に示すようにこの変形(図中矢印で
示す)とともにサブフレーム4bも溶接開始点15a側
に若干移動するため、フレーム3に対するサブフレーム
4bの同軸度が悪くなり、これが許容限度を越えると両
軸受部3c、8aで支承される主軸9の回転が悪くなり
性能に支障をきたすといった問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、エンドシェルを溶接してもフレ
ームに対するサブフレームの同軸度の悪化をきたすこと
なく、主軸の回転がスムーズで性能に支障をきたすこと
のないスクロール圧縮機を提供することを目的とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクロー
ル圧縮機は、センターシェルとエンドシェルとを固着す
る連続溶接の溶接開始点を、センターシェルにサブフレ
ームを固着するスポット溶接の溶接点の1つとセンター
シェルの円周上同方向に配したものである。
【0014】
【作用】この発明におけるスクロール圧縮機のセンター
シェルは、主としてサブフレームが固着されるスポット
溶接の溶接点から離れた位置で変形を起こし、サブフレ
ームに影響を与えることなく同軸度の悪化を防止する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1はこの発明の一実施例におけるスクロール圧縮機の
要部を示す断面図で、従来例における図5に相当するも
のである。本実施例におけるスクロール圧縮機が図4に
おける従来のスクロール圧縮機と異なる点は、図1に示
すようにエンドシェル4bをセンターシェル4aに固着
するための溶接の開始点16aを、サブフレーム8をセ
ンターシェル4aに固着するためのスポット溶接の溶接
点14aと同方向にしたことである。
【0016】上記のように構成されるこの発明の一実施
例においても従来のものと同様に、先ず、サブフレーム
8の各リブ8bの外側面をセンターシェル4aの内周壁
に沿って所定の位置まで挿入し、リブ8bとセンターシ
ェル4aとをアークスポット溶接して固定する。次に、
エンドシェル4bをセンターシェル4aに軽圧入した
後、1本の溶接トーチを用いて、トーチを移動または両
シェル4a,4b側を回転させ全周を連続的にアーク溶
接して密閉する。
【0017】上記のようにエンドシェル4bとセンター
シェル4aとをアーク溶接した場合、溶融金属が固まり
始めるのは溶接開始点16a近傍となる。したがって、
エンドシェル4bはセンターシェル4aの溶接開始点1
6a側に引きつけられる。しかしながら、この時点では
エンドシェル4bがセンターシェル4aの中で径方向に
自由に移動できるので、図2に示すように溶接開始点1
6aと溶接点14aとは反対側のエンドシェル4bとセ
ンターシェル4aとの間に隙間ができ、溶接による内部
応力は発生しない。
【0018】その後、溶接の進行した径路に沿って溶融
金属は漸次硬化し、それに伴ってセンターシェル4aの
各部はエンドシェル4bに引きつけられ、内側に倒れ込
むように変形する。このセンターシェル4aの内側への
倒れ込み変形量は、エンドシェル4bとセンターシェル
4aとの隙間の大きさにほぼ比例するので、溶接開始点
16aと溶接点14aとは反対側、すなわち、溶接点1
4bと14cとの中間の方向の変形が最も大きくなり、
図3に示すようにセンターシェル4aの側壁は変形(図
中矢印で示す)するが、サブフレーム8とセンターシェ
ル4aとの溶接点14aとは勿論のこと、溶接点14
b、14cとも位置が離れているため、サブフレーム8
に及ぼす影響は小さく、フレーム3に対するサブフレー
ム8の同軸度の悪化も防止される。
【0019】尚、上記一実施例におけるエンドシェル4
bの溶接開始点16aは、サブフレーム8のアークスポ
ット溶接点14aと同方向であるものを示したが、他の
アークスポット溶接点14b、14cと同方向であって
も同様の効果を奏することは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によればセンタ
ーシェルとエンドシェルとを固着する連続溶接の溶接開
始点を、センターシェルにサブフレームを固着するスポ
ット溶接の溶接点の1つのセンターシェルの円周上同方
向に配したので、エンドシェルの溶接によってセンター
シェルが変形してもサブフレームに影響を及ぼさず、主
軸の回転がスムーズで性能に支障をきたすことのないス
クロール圧縮機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるスクロール圧縮機
の要部を示す断面図である。
【図2】図1におけるサブフレームの溶接時における状
態を示す断面図である。
【図3】図1におけるセンターシェルの溶接時における
変形の状態を示す断面図である。
【図4】従来のスクロール圧縮機の全体構成を示す断面
図である。
【図5】図4における線V−Vに沿う断面を示す断面図
である。
【図6】従来のサブフレームの溶接時における状態を示
す断面図である。
【図7】従来のセンターシェルの溶接時における変形の
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 2 揺動スクロール 3 フレーム 8 サブフレーム 9 主軸 14a 溶接点 14b 溶接点 14c 溶接点 16a 溶接開始点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒のセンターシェルの両端を皿状のエ
    ンドシェルで覆い周囲を連続溶接で固着してなる密閉シ
    ェルと、この密閉シェル内に収納されるとともに吸入さ
    れた冷媒ガスを渦巻同士を組み合わせることによって形
    成される圧縮室内で漸次圧縮して吐出する固定および揺
    動スクロールと、電動機により回転し上記揺動スクロー
    ルを駆動する主軸と、上記センターシェルに外周部が固
    着され上記主軸の一端を支承するフレームと、上記セン
    ターシェルに外周部がスポット溶接で固着され上記主軸
    の他端を支承するサブフレームとを備えたスクロール圧
    縮機において、上記センターシェルと上記エンドシェル
    とを固着する連続溶接の溶接開始点を、上記センターシ
    ェルに上記サブフレームを固着するスポット溶接の溶接
    点の1つと上記センターシェルの円周上同方向に配した
    ことを特徴とするクロール圧縮機。
JP40232690A 1990-10-04 1990-12-14 スクロール圧縮機 Expired - Lifetime JP2630069B2 (ja)

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US07/770,931 US5215451A (en) 1990-10-04 1991-10-04 Scroll type compressor having stepped assembling portions on the center shell
KR1019910017438A KR950004541B1 (ko) 1990-10-04 1991-10-04 스크롤압축기 및 그 제조방법
US07/956,295 US5228196A (en) 1990-10-04 1992-10-05 Method for preparing a scroll compressor
US08/056,871 US5328340A (en) 1990-10-04 1993-05-05 Scroll type compressor, having welded end shells and shaft subframe

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JPH04214976A JPH04214976A (ja) 1992-08-05
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