JP2001140626A - 内燃機関におけるブローバイガスのオイルミスト分離装置 - Google Patents

内燃機関におけるブローバイガスのオイルミスト分離装置

Info

Publication number
JP2001140626A
JP2001140626A JP32388199A JP32388199A JP2001140626A JP 2001140626 A JP2001140626 A JP 2001140626A JP 32388199 A JP32388199 A JP 32388199A JP 32388199 A JP32388199 A JP 32388199A JP 2001140626 A JP2001140626 A JP 2001140626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blow
oil
gas
bottom plate
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32388199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3477676B2 (ja
Inventor
Tsuneo Ariumi
常夫 有海
Keita Nishikawa
啓太 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP32388199A priority Critical patent/JP3477676B2/ja
Publication of JP2001140626A publication Critical patent/JP2001140626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3477676B2 publication Critical patent/JP3477676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブローバイガス導入口13とブローバイガス
出口10とを備えた分離室8内に、迷路通路15又は容
積拡張型等の分離手段を備え、更に、前記分離室の底板
8bにオイル落とし孔11を設けて成るオイルミスト分
離装置において、前記オイル落とし孔からのオイルの排
出を円滑にして、オイルの消費量の低減を図る。 【解決手段】 前記分離室8内に、当該分離室の底板に
対する上げ底板14を設けて、この上げ底板14の上面
に、前記迷路通路15又は容積の拡張等の分離手段を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関におい
て、ヘッドカバー又はクランクケースにおけるブローバ
イガスを、前記内燃機関における吸気系等のブローバイ
ガス処理部に抽出する場合に、このブローバイガス中に
おけるオイルミストを分離する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオイルミスト分離装置
は、例えば、特開平9−88544号公報等に記載され
ているように、シリンダブロックの下面におけるオイル
パン又はシリンダヘッドの上面におけるヘッドカバーの
一部に、分離室を設け、この分離室に、クランクケース
又はヘッドカバー内のブローバイガスを当該分離室内に
導入するブローバイガス導入口と、当該分離室から吸気
系等のブローバイガス処理部へのブローバイガス出口と
を設け、このブローバイガス導入口から分離室内に導入
したブローバイガス中のオイルミストを、前記分離室内
にブローバイガス導入口とブローバイガス出口とを連通
するように設けた迷路通路又は容積拡張型等の分離手段
にて分離し、この分離したオイルを、前記分離室の底板
に前記クランクケース内又はヘッドカバー内に開口する
ように穿設したオイル落とし孔から排出するという構成
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、内部に迷
路通路又は容積拡張型等の分離手段を設けた分離室の底
板に、オイル落とし孔をヘッドカバー又はクランクケー
ス内に開口するように穿設するという構成において、前
記オイル落とし孔は、圧力が最も低いブローバイガス出
口に、迷路通路又は容積の拡張等の分離手段を介して連
通していることにより、このオイル落とし孔を挟んでの
圧力差が大きくて、このオイル落とし孔からも可成りの
量のブローバイガスが分離室内に流入しているから、前
記オイル落とし孔からのオイルの排出が悪く、換言する
と、分離室内で分離したオイルを分離室から円滑に排出
することができず、オイルの消費量が多くなるという問
題があった。
【0004】本発明は、この問題を解消することを技術
的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「ブローバイガスの分離室と、この分
離室へのブローバイガス導入口と、この分離室からのブ
ローバイガス出口とから成り、前記分離室内に、前記ブ
ローバイガス導入口とブローバイガス出口とを連通する
迷路通路又は容積拡張型等の分離手段を備え、更に、前
記分離室の底板に、当該分離室からのオイル落とし孔を
備えて成るオイルミスト分離装置において、前記分離室
内に、当該分離室の底板に対する上げ底板を設けて、こ
の上げ底板の上面に、前記迷路通路又は容積の拡張等の
分離手段を設ける。」という構成にした。
【0006】
【発明の作用・効果】このように、分離室内に、上げ底
板を、分離室における底板との間に隙間を形成するよう
に設けて、この上げ底板の上面に、分離室へのブローバ
イガス導入口と分離室からのブローバイガス出口とを連
通する迷路通路又は容積の拡張等の分離手段を設けたこ
とにより、前記オイル落とし孔が、迷路通路又は容積拡
張等の分離手段を介してブローバイガス出口に連通する
ことを、前記上げ底板にて回避することができるから、
このオイル落とし孔を挟んでの圧力差を小さくすること
ができる。
【0007】従って、本発明によると、前記オイル通し
孔から分離室内に流入するブローバイガスを少量に留め
ることができるから、この分、当該オイル落とし孔から
のオイルの排出を円滑にできて、オイルの消費量の低減
を確実に達成できる効果を有する。
【0008】また、請求項2に記載したように、前記ブ
ローバイガス導入口と前記分離室との間に、適宜内容積
の導入室を設けることにより、ブローバイガス中に同伴
するオイルを、この導入室においても分離することがで
きるから、オイルを分離することの性能を向上でき、前
記効果をより助長できるのである。
【0009】更にまた、請求項3に記載したように、前
記分離室を、オイルパンに、当該分離室の一部がオイル
パン内に開口するように設け、この開口部を塞ぐ蓋板
に、前記上げ底板を取付けると共に、前記オイルパン内
におけるオイルの吹き上がりを阻止するバッフル板を一
体に設けることにより、蓋板とバッフル板とを一つの部
品にて兼用できるから、迷路通路又は容積拡張等の分離
手段を備えた上げ底板を、分離室内に対して容易に装着
することができるばかりか、オイルパン内にバッフル板
を設ける場合に、部品点数及び組み立て手数が増大する
ことを回避できる利点を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1及び図2の図面について説明する。
【0011】この図において、符号1は、シリンダブロ
ック2におけるシリンダの軸線3をクランク軸4の方向
から見て水平面5に対して斜め上向きに適宜角度θだけ
傾斜したスラント型の内燃機関を示す。
【0012】この内燃機関1におけるシリンダブロック
2の下部のクランクケース2aの下面には、底部にオイ
ル溜め部7を備えたオイルパン6が結合されている。
【0013】このオイルパン6の内部には、天井板8a
と底板8bとを有する適宜内容積の分離室8が、当該分
離室8における一部がオイルパン6内に開口するように
設けられていると共に、この分離室8に連通する適宜内
容積の導入室9が、オイルパン6内に開口するように設
けられ、更に、前記分離室8の天井板8aには、吸気系
(図示せず)等のブローバイガス処理部へのブローバイ
ガス出口10が設けられ、前記分離室の底板8bには、
オイルパン6内へオイル落とし孔11が穿設されてい
る。
【0014】また、前記分離室8及び前記導入室9にお
けるオイルパン6内への開口部には、これらを塞ぐ蓋板
12が取付けられ、この蓋板12には、当該蓋板12の
うち前記導入室9の一端部の部分にブローバイガス導入
口13が前記シリンダブロック2におけるクランクケー
ス2a内に開口するように設けられると共に、前記分離
室8内の部分に当該分離室8の底板8bに対する上げ底
板14が取付けられ、この上げ底板14の上面に、前記
ブローバイガス出口10に向かって渦巻状にした迷路通
路15が設けられている。
【0015】更にまた、前記蓋板12には、オイルパン
6におけるオイル溜め部7から前記クランクケース2a
へのオイルの吹き上がりを阻止するバッフル板16が一
体的に設けられている。
【0016】この構成において、クランクケース2a内
におけるブローバイガスは、ブローバイガス導入口13
から導入室9内に入り、ここでオイルがある程度分離さ
れたのち分離室8内に流入する。
【0017】次いで、ブローバイガスは、分離室8内か
ら渦巻状にした迷路通路15を通り、ここでオイルを分
離されたのち、ブローバイガス出口10から吸気系等の
ブローバイガス処理部に導かれる一方、前記導入室9及
び迷路通路15にて分離されたオイルは、前記分離室8
の底板8bの上面に溜まり、この底板8bに穿設したオ
イル落とし孔11から排出されるのである。
【0018】なお、前記実施の形態は、スラント型の内
燃機関に適用した場合であったが、シリンダの軸線3を
鉛直又は略鉛直にした縦型の内燃機関に対しても適用で
きることはいうまでもなく、また、分離室をオイルパン
に設けることに代えて、シリンダヘッドの上面を覆うヘ
ッドカバーに設ける場合に適用することができ、更に
は、前記上げ底板14の上面に設ける分離手段として
は、前記迷路通路15に限らず、容積拡張型等のその他
の形式にしても良いことは勿論である。
【0019】また、前記実施の形態の場合、前記上げ底
板14の周囲は、分離室8の内側面に対してその間から
オイルの排出を許容するだけの隙間を残してできるだて
近接することが好ましく、場合によっては、前記上げ底
板14の周囲を分離室8の内側面に密接し、この上げ底
板14に底板8bへのオイルの排出を許容する孔を穿設
するように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断正面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 シリンダブロック 2a クランクケース 6 オイルパン 8 分離室 8b 分離室の底板 9 導入室 10 ブローバイガス出口 11 オイル落とし孔 12 蓋板 13 ブローバイガス導入口 14 上げ底板 15 迷路通路 16 バッフル板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブローバイガスの分離室と、この分離室へ
    のブローバイガス導入口と、この分離室からのブローバ
    イガス出口とから成り、前記分離室内に、前記ブローバ
    イガス導入口とブローバイガス出口とを連通する迷路通
    路又は容積拡張型等の分離手段を備え、更に、前記分離
    室の底板に、当該分離室からのオイル落とし孔を備えて
    成るオイルミスト分離装置において、 前記分離室内に、当該分離室の底板に対する上げ底板を
    設けて、この上げ底板の上面に、前記迷路通路又は容積
    の拡張等の分離手段を設けたことを特徴とする内燃機関
    におけるブローバイガスのオイルミスト分離装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1の記載において、前記ブロー
    バイガス導入口と前記分離室との間に、適宜内容積の導
    入室を設けたことを特徴とする内燃機関におけるブロー
    バイガスのオイルミスト分離装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1又は2の記載において、前記
    分離室を、内燃機関におけるオイルパンに、当該分離室
    の一部がオイルパン内に開口するように設け、この開口
    部を塞ぐ蓋板に、前記上げ底板を取付けると共に、前記
    オイルパン内におけるオイルの吹き上がりを阻止するバ
    ッフル板を一体に設けたことを特徴とする内燃機関にお
    けるブローバイガスのオイルミスト分離装置。
JP32388199A 1999-11-15 1999-11-15 内燃機関におけるブローバイガスのオイルミスト分離装置 Expired - Lifetime JP3477676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32388199A JP3477676B2 (ja) 1999-11-15 1999-11-15 内燃機関におけるブローバイガスのオイルミスト分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32388199A JP3477676B2 (ja) 1999-11-15 1999-11-15 内燃機関におけるブローバイガスのオイルミスト分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001140626A true JP2001140626A (ja) 2001-05-22
JP3477676B2 JP3477676B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=18159653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32388199A Expired - Lifetime JP3477676B2 (ja) 1999-11-15 1999-11-15 内燃機関におけるブローバイガスのオイルミスト分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3477676B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7210471B2 (en) 2003-07-11 2007-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Breather chamber structure for internal combustion engine and internal combustion engine
JP2020056338A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 ダイハツ工業株式会社 スラント型内燃機関

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7210471B2 (en) 2003-07-11 2007-05-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Breather chamber structure for internal combustion engine and internal combustion engine
JP2020056338A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 ダイハツ工業株式会社 スラント型内燃機関
JP7189718B2 (ja) 2018-09-28 2022-12-14 ダイハツ工業株式会社 スラント型内燃機関

Also Published As

Publication number Publication date
JP3477676B2 (ja) 2003-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4249504B2 (ja) オイルセパレータ構造及びオイルセパレータユニット
US4958613A (en) Internal combustion engine with crankcase ventilation system
JP3845750B2 (ja) ブローバイガスのオイル分離装置
JPH08284634A (ja) ブローバイガスの気液分離装置
JP2004204811A (ja) ブローバイガスのオイルセパレータ装置
JP2003041922A (ja) エンジンのチェーンカバー
JP2001140626A (ja) 内燃機関におけるブローバイガスのオイルミスト分離装置
JP2000038915A (ja) 内燃機関のブリーザ室構造
JP4294949B2 (ja) ロッカーカバー
JP4442813B2 (ja) 内燃機関におけるブローバイガスのオイル分離装置
JP2002235520A (ja) エンジンのブリーザ装置
US7032555B2 (en) Motorcycle engine cam cover
JPH0645612Y2 (ja) Dohcエンジンのブローバイガス還元装置
JP3013389B2 (ja) エンジンのブリーザ室構造
KR0140448B1 (ko) 내연기관의 오일 분리기 구조
JPH1030423A (ja) エンジンのロッカカバー装置
CN217080597U (zh) 一种气缸盖罩
JP2002242650A (ja) エンジン用気液分離装置
JP2587577Y2 (ja) ヘッドカバーのオイルセパレータ
JPH051613Y2 (ja)
JP4110079B2 (ja) 内燃機関のヘッドカバー
JPH0442485Y2 (ja)
JPH0627784Y2 (ja) エンジンヘツドカバ−のブリ−ザ装置
JP2000104527A (ja) エンジンのブリーザ構造
JP3769971B2 (ja) エンジンのブリーザ構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101003

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 9