JP2000104527A - エンジンのブリーザ構造 - Google Patents

エンジンのブリーザ構造

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JP2000104527A
JP2000104527A JP10270730A JP27073098A JP2000104527A JP 2000104527 A JP2000104527 A JP 2000104527A JP 10270730 A JP10270730 A JP 10270730A JP 27073098 A JP27073098 A JP 27073098A JP 2000104527 A JP2000104527 A JP 2000104527A
Authority
JP
Japan
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chamber
breather
inlet
oil
blow
Prior art date
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Pending
Application number
JP10270730A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kobayashi
正明 小林
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのブリーザ構造において、オイル消
費量を低減する。 【解決手段】 バッフルプレート1にブリーザ室3にブ
ローバイガスを導入するブリーザ入口11を形成し、バ
ッフルプレート1の下側にブリーザ入口11が開口する
インレット室5を画成するインレットカバー30を備
え、インレットカバー30にインレット室5と動弁室1
0を結ぶブローバイガス取り入れ口35を形成するもの
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのブリー
ザ構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃焼室からクランク室またはシリンダヘ
ッド上の動弁室に吹き抜けたブローバイガスを流出させ
るエンジンにあっては、ロッカカバーの内側にバッフル
プレートを取付けてブリーザ室を画成し、ブローバイガ
スがブリーザ室を通る過程でこれに含まれるオイル分を
分離させ、ブローバイガスと共にオイル分が持ち去られ
ることを防止するものがあった。
【0003】従来、この種のエンジンのブリーザ構造と
して、例えば特開平9−206934号公報、特開平9
−189212号公報、特開平7−180609号公
報、特開平5−42622号公報に開示されたものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、車両の走行時にエンジンが揺
れるのに伴い動弁室からオイルがバッフルプレート上に
流入してブローバイガスと共にもち去られ、オイル消費
を増大させる可能性があった。
【0005】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、エンジンのブリーザ構造において、オイル消
費量を低減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、動弁室を
画成するロッカカバーを備え、ロッカカバーの内側にバ
ッフルプレートを取付け、ロッカカバーとバッフルプレ
ートの間にブローバイガスを通してこれに含まれるオイ
ルを分離するブリーザ室を画成し、ブリーザ室からブロ
ーバイガスを流出させるエンジンのブリーザ構造に適用
する。
【0007】そして、バッフルプレートにブリーザ室に
ブローバイガスを導入するブリーザ入口を形成し、バッ
フルプレートの下側にブリーザ入口が開口するインレッ
ト室を画成するインレットカバーを備え、インレットカ
バーにインレット室と動弁室を結ぶブローバイガス取り
入れ口を形成するものとした。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、ブロ
ーバイガス取り入れ口を箱状のインレットカバーの側壁
部に形成し、ブローバイガス取り入れ口をブリーザ入口
とオフセットして形成するものとした。
【0009】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、バッフルプレートにブリーザ室からオイルを流出
させるオイル出口を形成し、バッフルプレートの下側に
オイル出口が開口するアウトレット室を画成するアウト
レットカバーを備え、アウトレットカバーにアウトレッ
ト室と動弁室を結ぶオイル落とし穴を形成するものとし
た。
【0010】第4の発明は、第1から第3のいずれか一
つの発明において、オイル落とし穴を箱状のアウトレッ
トカバーの底壁部に形成し、オイル落とし穴をオイル出
口とオフセットして形成するものとした。
【0011】
【発明の作用および効果】第1の発明において、ブリー
ザ入口の動弁室側がインレットカバーによって覆われて
いることにより、エンジンの揺れにより動弁室のオイル
がブリーザ入口を通ってブリーザ室に流入することが抑
えられ、オイル消費量を低減できる。
【0012】第2の発明において、箱状のインレットカ
バーの側壁部に開口したブローバイガス取り入れ口がブ
リーザ入口に対してオフセットされているため、エンジ
ンの揺れ等によりオイルがブローバイガス取り入れ口か
らブリーザ入口へと流入することを抑えられ、オイル消
費量を低減できる。
【0013】第3の発明において、オイル出口の動弁室
側がアウトレットカバーによって覆われていることによ
り、エンジンの揺れにより動弁室のオイルがブリーザ入
口を通ってブリーザ室に流入することが抑えられ、オイ
ル消費量を低減できる。
【0014】第4の発明において、箱状をしたアウトレ
ットカバーの底壁部に開口したオイル落とし穴がオイル
出口に対してオフセットされているため、エンジンの揺
れ等によりオイルがオイル落とし穴からオイル出口へと
逆流することを抑えられ、オイル消費量を低減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0016】図1に示すように、ディーゼルエンジンに
備えられるロッカカバー2の内側にはバッフルプレート
1が取付けられ、両者の間にブリーザ室3が画成され、
ブローバイガスがブリーザ室3を通過する過程でブロー
バイガス中に含まれるオイル分が分離されるようになっ
ている。
【0017】バッフルプレート1の下方には動弁室10
が画成され、動弁室10には図示しないシリンダヘッド
上にロッカアーム等の動弁機構が収装され、吸・排気弁
を開閉駆動するようになっている。
【0018】図5に示すように、樹脂製ロッカカバー2
は、シリンダヘッドに対する接合フランジ28と、バッ
フルプレート1に対する接合フランジ29等が一体形成
される。ロッカカバー2にはブリーザ室3の天井壁部2
0から下方に突出してバッフルプレート1に接合する複
数の横リブ21,22と縦リブ23,24,25,26
が形成される。各リブ21〜26は図2に矢印で示すよ
うにブローバイガスを蛇行させて、ブローバイガス中に
含まれるオイルの分離を促すようになっている。
【0019】ロッカカバー2の天井壁部20に凹状に窪
むブリーザ出口室27が形成される。オイルが分離され
たブローバイガスは出口室27から出口管9を通って流
出するようになっている。
【0020】図2に示すように、バッフルプレート1は
平らな金属板により形成され、6つの穴17に挿通する
ビスを介してロッカカバー2に締結される。
【0021】バッフルプレート1にはブリーザ室3にブ
ローバイガスを導入するブリーザ入口11と、ブローバ
イガス中から分離されるオイルを動弁室10へと流出さ
せるオイル出口12が形成される。
【0022】図3、図4に示すように、バッフルプレー
ト1の下側にはブリーザ入口11が開口するインレット
室5がインレットカバー30によって画成される。イン
レットカバー30は箱状に形成され、その前後と右側に
形成されたフランジ部31,32,33がバッフルプレ
ート1の下面にスポット溶接により固着される。
【0023】インレットカバー30にはその左側壁部3
4にブローバイガス取り入れ口35が形成される。ブロ
ーバイガス取り入れ口35はロッカカバー2の左側壁部
39に面して開口している。
【0024】ブローバイガス取り入れ口35は左側壁部
34の前部に開口し、ブリーザ入口11に対して前方に
オフセットして形成される。
【0025】インレットカバー30の底部36から突出
する堤部37が設けられる。堤部37はブローバイガス
取り入れ口35とブリーザ入口11の間に配置される。
底部36には堤部37より後部に位置して2つのオイル
落とし穴38が形成されている。
【0026】バッフルプレート1の下側にはオイル出口
12を覆うアウトレット室7がアウトレットカバー40
によって画成される。アウトレットカバー40は箱状に
形成され、その前後左右に形成されたフランジ部41,
42,43,44がバッフルプレート1の下面にスポッ
ト溶接により固着される。
【0027】アウトレットカバー40にはその底壁部4
6に2つのオイル落とし穴45が形成される。各オイル
落とし穴45は底壁部46の右側部分に開口し、オイル
出口12に対して右方向にオフセットして形成される。
【0028】以上のように構成される本発明の実施の形
態につき、次に作用を説明する。
【0029】図2の矢印はブローバイガスの流れを示し
ており、動弁室10のブローバイガスはブローバイガス
取り入れ口35からインレット室5に流入し、インレッ
ト室5からブリーザ入口11を通ってバッフルプレート
1上のブリーザ室3に流入する。
【0030】ブローバイガスがブリーザ室3にて各リブ
21〜26を介して蛇行して流れる過程で、ブローバイ
ガス中に含まれるオイルが分離される。ブリーザ室3に
てオイルが分離されたブローバイガスは出口室27から
出口管9を通って流出する。
【0031】ブリーザ室3にてブローバイガスから分離
されたオイルは、オイル出口12を通ってアウトレット
室7に流下し、アウトレット室7からオイル落とし穴4
5を通って動弁室10に流下する。
【0032】図3、図4に示すように、ブリーザ入口1
1がインレットカバー30によって覆われていることに
より、エンジンの揺れにより動弁室10のオイルがブリ
ーザ入口11を通ってブリーザ室3に流入することが抑
えられる。
【0033】箱状のインレットカバー30の左側壁部3
4に開口したブローバイガス取り入れ口35は、ブリー
ザ入口11に対して前方にオフセットされているため、
エンジンの揺れ等によりオイルがブローバイガス取り入
れ口35からブリーザ入口11へと流入することを抑え
られる。
【0034】さらに、インレットカバー30の底部36
から突出した堤部37は、エンジンの揺れ等によりブロ
ーバイガス取り入れ口35からインレット室5を通って
ブリーザ入口11へと向かうオイルの流れをせき止め
る。
【0035】オイル出口12がアウトレットカバー40
によって覆われていることにより、エンジンの揺れによ
り動弁室10のオイルがブリーザ入口11を通ってブリ
ーザ室3に流入することが抑えられる。
【0036】箱状をしたアウトレットカバー40の底壁
部46に開口した2つのオイル落とし穴45はオイル出
口12に対してオフセットされているため、エンジンの
揺れ等によりオイルがオイル落とし穴45からオイル出
口12へと逆流することを抑えられる。
【0037】こうして、動弁室10のオイルがブリーザ
室3に流入することが抑えられるため、オイルが出口管
9を通って流出することを防止し、オイル消費量を低減
できる。
【0038】まお、バッフルプレート1とインレットカ
バー30およびアウトレットカバー40を樹脂等により
一体形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すロッカカバー等の斜
視図。
【図2】同じくバッフルプレート等の斜視図。
【図3】同じくバッフルプレート等の平面図。
【図4】同じくバッフルプレート等の側面図。
【図5】同じくロッカカバーの平面図。
【符号の説明】
1 バッフルプレート 2 ロッカカバー 3 ブリーザ室 5 インレット室 7 アウトレット室 9 ブリーザ出口管 10 動弁室 11 ブリーザ入口 12 オイル出口 30 インレットカバー 35 ブローバイガス取り入れ口 40 アウトレットカバー 45 オイル落とし穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動弁室を画成するロッカカバーを備え、 前記ロッカカバーの内側にバッフルプレートを取付け、 前記ロッカカバーと前記バッフルプレートの間にブロー
    バイガスを通してこれに含まれるオイルを分離するブリ
    ーザ室を画成し、 前記ブリーザ室からブローバイガスを流出させるエンジ
    ンのブリーザ構造において、 前記バッフルプレートに前記ブリーザ室へブローバイガ
    スを導入するブリーザ入口を形成し、 前記バッフルプレートの下側に前記ブリーザ入口が開口
    する前記インレット室を画成するインレットカバーを備
    え、 前記インレットカバーに前記インレット室と前記動弁室
    を結ぶブローバイガス取り入れ口を形成したことを特徴
    とするエンジンのブリーザ構造。
  2. 【請求項2】前記ブローバイガス取り入れ口を箱状をし
    た前記インレットカバーの側壁部に形成し、 前記ブローバイガス取り入れ口を前記ブリーザ入口とオ
    フセットして形成したことを特徴とする請求項1に記載
    のエンジンのブリーザ構造。
  3. 【請求項3】前記バッフルプレートに前記ブリーザ室か
    らオイルを流出させるオイル出口を形成し、 前記バッフルプレートの下側にオイル出口が開口するア
    ウトレット室を画成するアウトレットカバーを備え、 前記アウトレットカバーに前記アウトレット室と前記動
    弁室を結ぶオイル落とし穴を形成したことを特徴とする
    請求項1または2に記載のエンジンのブリーザ構造。
  4. 【請求項4】前記オイル落とし穴を箱状をした前記アウ
    トレットカバーの底壁部に形成し、 前記オイル落とし穴を前記オイル出口とオフセットして
    形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一
    つに記載のエンジンのブリーザ構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007016664A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Toyota Motor Corp 内燃機関のオイル戻し構造
JP2008115800A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Nissan Motor Co Ltd ロッカカバーのオイルセパレータ構造

Cited By (3)

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