JP2001140416A - 屋根上太陽電池モジュ−ルの取付け金具及び取付け構造並びに太陽電池モジュ−ル搭載屋根 - Google Patents

屋根上太陽電池モジュ−ルの取付け金具及び取付け構造並びに太陽電池モジュ−ル搭載屋根

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JP2001140416A
JP2001140416A JP32830399A JP32830399A JP2001140416A JP 2001140416 A JP2001140416 A JP 2001140416A JP 32830399 A JP32830399 A JP 32830399A JP 32830399 A JP32830399 A JP 32830399A JP 2001140416 A JP2001140416 A JP 2001140416A
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roof
cell module
module
mounting
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Tetsuya Aoyama
哲也 青山
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
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    • Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽電池モジュ−ルを支持する脚部材、この脚
部材を波形屋根の山部に固定するための固定部材を用い
て太陽電池モジュ−ルを波形屋根に取り付ける場合、固
定部材を力学的に改良すると共に施工性の向上を図る。 【解決手段】太陽電池モジュ−ルを波形屋根に取付ける
ための取付け金具であり、太陽電池モジュ−ルを支持す
る脚部材２２と、該脚部材２２を波形屋根の山部１０に
固定する固定部材２１を備え、上端部２１１において締
結される固定部材の左右クランプ片２１０，２１０で波
形屋根の山部１０が挾持され、前記左右クランプ片２１
０，２１０の上端部２１１，２１１と脚部材下端部２２
１が共通の締結部材２３で締結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュ−ル
を波形屋根に取付ける場合に使用される取付け金具及び
この取付け金具を用いた同モジュ−ルの屋根上取付け構
造並びに同モジュ−ル搭載屋根に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近来、住宅用補助電源として太陽電池モ
ジュ−ルを用いることが奨励されており、屋根上への太
陽電池モジュ−ルの取付け構造が種々提案されている。
【０００３】本出願人においては、折版屋根等の波形屋
根に太陽電池モジュ−ルを取付けるのに、図１０に示す
ように、太陽電池モジュ−ル３’に脚部材２２’を固着
し、片側辺を楔型爪２１２’に形成し上辺中央に垂直ボ
ルト２３０’を植設した下方開口の枠形主部材２１０’
と前方側を楔型爪２１２０’に形成した上方開口の枠形
補助部材２１００’とねじ込みボルト２３’とからなる
固定部材Ａ’を垂直ボルト２３０’において前記脚部材
２２の下端部に結着し、前記固定部材Ａ’を波形屋根の
山部１０’にねじ込みボルト２３’のねじ込みによって
固定することを提案した（特開平９−１７７２７２
号）。
【０００４】この取付け構造によれば、屋根材や野地板
に釘を打ち込む必要がないので、屋根の防水性を元のま
まに保持でき、雨仕舞のための付帯工事を必要としな
い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記固定部材の固定強
度は、ボルトのねじ込みによる主部材の曲げ反力ｆによ
り与えられ、この反力に対する主部材側辺の横方向移動
に伴い主部材が曲げ変形され、この曲げ変形に基づき曲
げ反力が発生される。而して、主部材の変形に伴い主部
材上辺が移動され、垂直ボルトの位置が折版の山部中央
からずらされる。
【０００６】また、固定部材の主部材の上辺の長さが長
く、この上辺の曲げ変形で上記のボルトねじ込み力の一
部が吸収される結果、前記の曲げ反力ｆがそれだけ減少
され、固定部材の固定強度の低減が余儀なくされる。
【０００７】すなわち、上記固定部材の主部材の応力状
態は、主部材の一方の側辺の楔型爪を回転支点、他方の
側辺のボルト螺挿箇所を移動支点とするラ−メンにより
概ね把握でき、図１０における固定金具の高さｈ、巾ｗ
を各辺の寸法とする図４に示すラ−メンに基づき、ボル
トのねじ込みによる主部材側辺の横方向移動δに伴う前
記の曲げ反力ｆを求めると、
【０００８】
【数１】 ｆ＝δＥＩ／〔ｈ2（ｗ＋２ｈ／３）〕 （１） であたえられ（ただし、Ｉは主部材の断面２次モ−メン
ト、Ｅはヤング率）、ｗが長くなるほど、ｆが小とな
る。
【０００９】従って、図１０に示した取付け構造では、
固定部材の主部材の巾ｗが広く、この巾が固定部材の固
定強度にネガティブに作用する。
【００１０】また、前記したように、ボルト２３’のね
じ込みにによる主部材２１０’の変形に伴い垂直ボルト
２３０’の位置が波形屋根山部１０’の中央からずらさ
れるから、固定部材の両支点の荷重分担にアンバランス
が生じ、固定部材で把持された屋根山部に偶力が作用
し、当該山部がそれだけ厳しい力学的状態に曝されるこ
とになる。
【００１１】従って、図１０に示す屋根上太陽電池モジ
ュ−ルの取付け構造は、力学的に改良すべきところがあ
る。
【００１２】更に、太陽電池モジュ−ルの一支持箇所当
たりのボルトが３ヵ所と多く、しかも、ねじ込みボルト
の頭部が波形屋根の谷部に臨んでおり、そのボルト頭部
への工具の差し込みが容易ではないから、施工性にも問
題がある。
【００１３】本発明の目的は、太陽電池モジュ−ルを支
持する脚部材、この脚部材を波形屋根の山部に固定する
ための固定部材を用いて太陽電池モジュ−ルを波形屋根
に取り付ける場合、固定部材を力学的に改良すると共に
施工性の向上を図ることにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る屋根上太陽
電池モジュ−ルの取付け金具は、太陽電池モジュ−ルを
波形屋根に取付けるための取付け金具であり、太陽電池
モジュ−ルを支持する脚部材と、該脚部材を波形屋根の
山部に固定する固定部材を備え、上端部において締結さ
れる固定部材の左右クランプ片で波形屋根の山部が挾持
され、前記左右クランプ片の上端部と脚部材下端部が共
通の締結部材で締結されていることを特徴とする構成で
ある。
【００１５】本発明に係る屋根上太陽電池モジュ−ルの
一の取付け構造は、前記取付け金具を用いた太陽電池モ
ジュ−ルの取付け構造であり、前記モジュ−ルの所定箇
所を支持する脚部材の長さ調整により前記モジュ−ルの
受光面が所定の勾配にされていることを特徴とする構成
である。
【００１６】本発明に係る屋根上太陽電池モジュ−ルの
他の取付け構造は、前記の取付け金具と太陽電池モジュ
−ル接続金具を用いた太陽電池モジュ−ルの取付け構造
であり、互いに隣合うモジュ−ルの一方が前記接続金具
の一端部と共に脚部材の上端部に結着され、前記接続金
具の他端部に他方のモジュ−ルが結着されていることを
特徴とする構成であり、他方の前記モジュ−ルを前記接
続金具の他端部に結着するための結着部材としてのボル
トをタップ付き平座金により当該モジュ−ルに予め固定
しておくこともできる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。
【００１８】図１の（イ）は本発明に係る取付け金具の
一例を固定前の状態で示す斜視図、図１の（ロ）は同じ
く固定状態で示す正面図である。
【００１９】図１において、１は波形屋根、例えば、波
形に折り曲げ加工したプラスチック被覆鋼板で葺いた折
版屋根であり、通常、補強材により補強され、図２の
（イ）はその補強材の一例を示している。
【００２０】図２の（イ）において、１１はハット状基
台、１２は基台上面に波形屋根の山部間隔と等しい間隔
で溶接により固定したサドルコアである。
【００２１】図２の（ロ）及び（ハ）〔図２の（ロ）の
ハ−ハ断面図〕は上記補強材で補強した波形屋根を示
し、天井根太１２０と直角方向に上記補強材１１を所定
の間隔で載設し、その上にロ−ル巻き折版１を展開し、
折版１の山部１０内に補強材１１のサドルコア１２を内
在させてある。
【００２２】更に、図１において、２１は金属製、例え
ば鋼板製の固定部材を、２２は金属製、例えば鋼板製の
脚部材をそれぞれ示し、固定部材２１は、上端部におい
てボルト２３で締結される左右のクランプ片２１０，２
１０により構成され、脚部材２２の下端部２２１を左右
のクランプ片上端部２１１，２１１で挾み、これらの上
端部２１１，２１１と脚部材２２の下端部２２１とをボ
ルト２３で締結してある。
【００２３】上記固定部材２１は左右対称とし、各クラ
ンプ片２１０には折版山部１０のくびれ部１０１に係止
させる楔型爪２１２を形成してある。
【００２４】上記固定部材２１においては、上端部２１
１，２１１がボルト２３で締結された左右クランプ片２
１０，２１０の曲げ反力で折版山部１０を挾持し、その
挾持力が固定強度として評価される。
【００２５】上記の各クランプ片の形状は、ボルトによ
り締結した状態のもとで内面全体を折版山部に接触させ
得る形状とすることが理想的であり、折版山部の外郭に
固定部材の内郭を可及的に同じにすることが望ましい。
例えば、図３の（イ）に示す折版山部１０に対し、図３
の（ロ）に示すような形状のクランプ片とすることが望
ましい。しかし、多少の非接触部が生じても、前記挾持
力を所定値に設定できるものであればよく、図３の
（ハ）に示すような折り曲げ形状とすることも可能であ
る。
【００２６】上記固定部材の挾持力、すなわち、固定強
度は、左右クランプ片の広がりに対する曲げ反力で与え
られるから、既述したように、図４のラ−メンにおける
曲げ反力ｆで把握できる。
【００２７】而して、本発明に係る取付け金具の固定部
材では、ラ−メンの巾ｗを実質的に前記折版山部１０の
巾に等しくでき、従来例の固定部材の巾よりも充分に小
さくできるから、前記の式（１）から明らかな通り、ラ
−メン変位量δの同一のもとで曲げ反力ｆを大きくで
き、それだけ固定強度を強くできる。
【００２８】また、脚部材２２が固定部材２１の中央に
位置し、荷重の作用点が常に折版山部１０の中央に位置
するから、左右のクランプ片２１０，２１０にアンバラ
ンスなく荷重を負担させ得、同上山部１０への偶力の作
用を回避でき、同山部をそれだけ機械的に安全に保持で
きる。
【００２９】本発明により波形屋根上に取り付けられる
太陽電池モジュ−ルは、多結晶シリコンウエハからなる
太陽電池セルを所定の配列で接続し、これらセルを受光
面側の透明基板と裏面側の保護板とで挾み、かつ両板の
間を透明な樹脂充填剤で封止し、外周に金属製枠体を装
着した構成である。
【００３０】本発明に係る取付け金具を用いて太陽電池
モジュ−ルを波形屋根上に取り付けるには、図５の
（イ）に示すように固定部材２１と脚部材２２とをボル
ト２３で仮止めし、この状態で脚部材２２の先端折曲部
２２２を、図５の（ロ）に示す裏向けのモジュ−ル３の
枠体３１のボルト穴３２にボルトで結着し、次いで、図
５の（ハ）に示すように、固定部材２１を折版山部１０
に嵌め、而るのち、ボルト２３の締め付けにより固定部
材２１の両クランプ片２１０，２１０で折版山部１０を
挾持すると共に固定部材２１と脚部材２２の下端部とを
最終的に締結し、これにて取付けを終了する。
【００３１】太陽電池モジュ−ルの受光方向が真南の場
合は、受光面の角度を３０°とし、同受光方向が東また
は西に向くほど受光面の角度を小さくすることが発電効
率上有効であり、請求項２に係る屋根上太陽電池モジュ
−ルの取付け構造では、図６の（イ）に示すように、前
記モジュ−ル３の所定箇所を支持する脚部材２２の長さ
調整により前記モジュ−ル３の受光面を所定の勾配にし
ており、脚部材２２には長さ調節自在の伸縮式脚部材を
使用することもできる。
【００３２】勿論、屋根勾配が発電効率上のほぼ最適勾
配である場合は、全脚部材の高さを等しくしてモジュ−
ルの勾配を屋根勾配と同じにすることができる。
【００３３】上記脚支持構造の安定性を向上させるため
に、図６の（ロ）に示すように筋脚部材２２０を組み込
んでトラス構造とすることもできる。後述する図８のよ
うに相互に接続する太陽電池モジュ−ル間を隙間なく配
設すると、風による荷重を大きく受けることになるが、
このような構成にすることによって耐風圧性を大きくで
きる。また、固定部材と脚部材とのボルト締結を２本の
ボルトで行うこともでき、図７の（イ）、（ロ）はこの
場合に使用する固定部材のクランプ片を示している。更
に、図７の（ハ）、（ニ）に示すように、クランプ片の
上端締結部にフランジ２１３や、図７の（ホ）、（ヘ）
に示すように、折り返し２１４を形成してその締結部の
強度アップを図ることもできる。
【００３４】図８は請求項３に係る屋根上太陽電池モジ
ュ−ルの取付け構造の一例を示し、前記の取付け金具Ａ
の外にプレ−ト状接続金具４を使用し、互いに隣合うモ
ジュ−ルの一方３ａを前記接続金具４の一端部４ａと共
に脚部材２２の上端部２２２に結着し、前記接続金具４
の他端部４ｂに他方のモジュ−ル３ｂを結着してあり、
一の取付け金具Ａを２個の太陽電池モジュ−ル３ａ，３
ｂに共用しているので、接続金具部品４が新たに必要と
されるにもかかわらず、全体の部材数を少なくでき、部
品数の減少及び作業工数の減少によりコスト低減を図る
ことができる。
【００３５】更に、全モジュ−ルの枠体が接続金具によ
り電気的に導通されているので、何れか一個のモジュ−
ルの枠体をア−スすることにより全モジュ−ルを接地で
き、接地工事も容易である。更に、従来では隣接する太
陽電池モジュ−ル間に隙間が不可避的に発生して見映え
が悪かったが、モジュ−ル間の隙間がなり、外観的にも
見映えがよくなる。
【００３６】図８に示す屋根上太陽電池モジュ−ルの取
付け構造を施工するには、固定部材２１と脚部材２２と
をボルト２３で仮止めし、この状態で脚部材２２の上端
折曲部２２２をボルト２３１によりプレ−ト状接続金具
４の一端側ボルト孔４１ａを通してモジュ−ル３ａの裏
面の枠体のボルト穴に螺結し、またプレ−ト状接続金具
４の他端部をボルト２３２によりボルト孔４１ｂを通し
て他方モジュ−ル３ｂの裏面の枠体のボルト穴に螺結
し、次いで、固定部材２１の左右クランプ片２１０，２
１０を折版山部１０に嵌め、而るのち、両クランプ片上
端部２１１，２１１と脚部材下端部２２１とをボルト２
３の増し締めにより締結すると共に折版山部１０を両ク
ランプ片２１０，２１０で挾持し、これにて取付けを終
了することができる。
【００３７】上記実施例では、太陽電池モジュ−ル裏面
の枠体面にボルト穴を設け、脚部材上端折曲部のボルト
孔に挿通したボルトを前記枠体面のボルト孔に螺結する
ことにより脚部材を太陽電池モジュ−ルに結着している
が、モジュ−ル枠体の両側に水平フランジを設け、この
フランジにボルト孔を設け、このボルト孔に上側からボ
ルトを挿通し、この挿通ボルトに脚部材上端折曲部のボ
ルト孔を通し、ナットを締め付けて脚部材をモジュ−ル
に結着することもでき、図９の（イ）に示す屋根上太陽
電池モジュ−ルの取付け構造はこの結着方式を使用して
いる。
【００３８】図９の（イ）に示す屋根上太陽電池モジュ
−ルの取付け構造を施工するには、一方のモジュ−ル３
ａの接続金具４を挾んでの脚部材上端折曲部２２２への
ボルト２３１による結着、脚部材下端部２２１と両クラ
ンプ片上端部２１１，２１１とのボルト２３による増し
締めによる締結と両クランプ片２１０，２１０による折
版山部１０の挾持を行い、次いで、ボルト２３２をタッ
プ付き平座金５の螺合で固定した他方のモジュ−ル３ｂ
のそのボルト２３２を既に固定されている接続金具４の
他端部のボルト孔４１ｂに挿通し、この挿通ボルトにナ
ットを螺結して他方のモジュ−ル３ｂの固定を終了する
ことができる。
【００３９】この施工方式によれば、他方のモジュ−ル
に予めボルトを固定し、このボルトをガイドピンとして
既固定の接続金具他端部のボルト孔に挿通することによ
り他方のモジュ−ルを簡単に仮固定できるので、一層の
作業性の向上を図ることができる。
【００４０】なお、図９の（イ）において、６はモジュ
−ル３ａ，３ｂ相互の上面をタップ付き平座金５の使用
にもかかわらず面一にするためのスペ−サであり、素孔
の平座金を使用でき、図９の（ロ）に示すように、接続
金具４に予め粘着テ−プ等により一体としておくことが
好ましい。
【００４１】
【発明の効果】請求項１の発明に係る太陽電池モジュ−
ルの取付け金具は、波形屋根の山部を固定部材で両側か
ら挾持する構成であるが、その巾を前記山部と実質的に
等しくして可能な最小巾としているから、固定強度を大
きくでき、また、荷重を支持する脚部材を固定部材の上
部中央に結着して波形屋根の山部中央に荷重を作用させ
るようにしているから、その山部への偶力の作用を排除
して同山部の安全な応力状態を保証できる。しかも、ボ
ルト締め付け箇所の減少（ボルト本数を従来の３本から
２本に減少）、固定部材と脚部材とのボルト締結を波形
屋根山部上の広い空間で行い得ること等により施工性を
向上できる。
【００４２】従って、太陽電池モジュ−ルを波形屋根上
に強固・安定に優れた施工性で取付けることができる。
【００４３】また、請求項２の発明に係る屋根上太陽電
池モジュ−ルの取付け構造によれば、太陽電池モジュ−
ルを前記の強固・安定、かつ優れた施工性を保持しつつ
最適の受光面を確保できるので、太陽電池モジュ−ルを
効率良く発電させることができる。
【００４４】また、請求項３の発明に係る屋根上太陽電
池モジュ−ルの取付け構造によれば、複数箇の太陽電池
モジュ−ルを取付ける場合、取付け金具の個数を半減で
き、かつ、一個のモジュ−ルを接地するだけで全モジュ
−ルの接地を行うことができ、モジュ−ル間の隙間をな
くして横方向に連続して配設できるので、見映えがよく
なり、前記の強固・安定を保持しつつ施工性の一層の向
上を図ることができる。
【００４５】更に、請求項４の発明に係る屋根上太陽電
池モジュ−ルの取付け構造によれば、複数箇の太陽電池
モジュ−ルを取付ける場合、互いに隣合う一方のモジュ
−ルを取付けたのち、他方のモジュ−ルにボルトを固定
し、このボルトをガイドピンとしてそのモジュ−ルを仮
固定できるので、請求項３の発明よりも一層の施工性の
向上を図ることができる。
【００４６】そして、請求項５の発明に係る太陽電池搭
載屋根によれば、取付け施工費が低廉で、取付け強度も
大きくなり、発電に必要な所望枚数の太陽電池モジュ−
ルを屋根面積の制限を受けることなく、取付け容易で安
価に太陽電池モジュ−ル搭載屋根を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】請求項１の発明に係る屋根上太陽電池モジュ−
ルの取付け金具を示す図面である。
【図２】本発明により太陽電池モジュ−ルが取付けられ
る波形屋根を示す図面である。
【図３】請求項１の発明に係る屋根上太陽電池モジュ−
ルの取付け金具のクランプ片の各種形状を示す図面であ
る。
【図４】請求項１の発明に係る屋根上太陽電池モジュ−
ルの取付け金具の固定強度を説明するための図面であ
る。
【図５】図１に示す取付け金具を用いての太陽電池モジ
ュ−ルの取付け施工を示すための図面である。
【図６】請求項２の発明に係る屋根上太陽電池モジュ−
ルの取付け構造を示す図面である。
【図７】本発明において使用する取付け金具のクランプ
片の異なる形状を示す図面である。
【図８】請求項３の発明に係る屋根上太陽電池モジュ−
ルの取付け構造を示す図面である。
【図９】請求項４の発明に係る屋根上太陽電池モジュ−
ルの取付け構造を示す図面である。
【図１０】従来の屋根上太陽電池モジュ−ルの取付け構
造を示す図面である。
【符号の説明】
１ 波形屋根 １０ 山部 ２１ 固定部材 ２１０ クランプ片 ２２ 脚部材 ２３ ボルト ３ 太陽電池モジュ−ル ３ａ 太陽電池モジュ−ル ３ｂ 太陽電池モジュ−ル ４ 接続金具 ５ タップ式平座金

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】太陽電池モジュ−ルを波形屋根に取付ける
    ための取付け金具であり、太陽電池モジュ−ルを支持す
    る脚部材と、該脚部材を波形屋根の山部に固定する固定
    部材を備え、上端部において締結される固定部材の左右
    クランプ片で波形屋根の山部が挾持され、前記左右クラ
    ンプ片の上端部と脚部材下端部が共通の締結部材で締結
    されていることを特徴とする屋根上太陽電池モジュ−ル
    の取付け金具。
  2. 【請求項２】請求項１の取付け金具を用いた太陽電池モ
    ジュ−ルの取付け構造であり、前記モジュ−ルの所定箇
    所を支持する脚部材の長さ調整により前記モジュ−ルの
    受光面が所定の勾配に設定されていることを特徴とする
    屋根上太陽電池モジュ−ルの取付け構造。
  3. 【請求項３】請求項１の取付け金具と太陽電池モジュ−
    ル接続金具を用いた太陽電池モジュ−ルの取付け構造で
    あり、互いに隣合うモジュ−ルの一方が前記接続金具の
    一端部と共に脚部材の上端部に結着され、前記接続金具
    の他端部に他方のモジュ−ルが結着されていることを特
    徴とする屋根上太陽電池モジュ−ルの取付け構造。
  4. 【請求項４】他方の前記モジュ−ルを前記接続金具の他
    端部に結着するための結着部材としてのボルトがタップ
    付き平座金により当該モジュ−ルに予め固定されている
    請求項３記載の屋根上太陽電池モジュ−ルの取付け構
    造。
  5. 【請求項５】請求項２〜４何れか記載の取付け構造によ
    り太陽電池モジュ−ルを取り付けた太陽電池モジュ−ル
    搭載屋根。
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