JP2001138827A - 自動車用遮音性シール材 - Google Patents

自動車用遮音性シール材

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JP2001138827A
JP2001138827A JP32142299A JP32142299A JP2001138827A JP 2001138827 A JP2001138827 A JP 2001138827A JP 32142299 A JP32142299 A JP 32142299A JP 32142299 A JP32142299 A JP 32142299A JP 2001138827 A JP2001138827 A JP 2001138827A
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JP
Japan
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automobile
metal sheet
lip
sound insulation
sealing material
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JP32142299A
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English (en)
Inventor
Fumio Harada
文雄 原田
Nobuaki Ono
悦旦 大野
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Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
    • B60J10/75Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for sealing the lower part of the panes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の自動車用シール材は、遮音性を高める
ための有効な手段が施されていないので、遮音性が十分
ではなく、車外騒音が容易に室内に透過してしまうこと
である。 【解決手段】 ウエストシール,グラスラン,ドアウエ
ザーストリップ等のゴム製または熱可塑性エラストマー
を含む合成樹脂製の自動車用シール材において、少なく
とも、メタルシート17aまたはメタル粉末17bで構
成した遮音材17を前記シール材のリップ部11の表面
または内部に、そのリップ部11がシールする間隙部分
Gを塞ぐ状態で設けて、車外騒音の室内への透過を阻止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、自動車に取付け
られるドアウエザーストリップ,グラスラン,ウエスト
シール等のシール材に遮音性を持たせた遮音性シール材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1および図2を参照して説明する。
ドアウエザーストリップ,グラスラン,ウエストシール
等の自動車用シール材には、水,空気,塵の遮断と共
に、室外騒音の遮断が重要機能として要求されている。
限りある化石燃料および炭酸ガスによる地球温暖化問題
等に対応すべく、低騒音の電気自動車等が実用化されて
いる昨今の自動車業界において、自動車用シール材に対
する遮音性向上の要求は一層強くなってきている。
【0003】しかしながら、例えばドアアウターパネル
21に取付けられるウエストシール(シール材40)の
リップ部41の内部に、当該リップ部41の剛性や弾性
を高めるために金属製や樹脂製のインサートを埋設する
手段はこれまで創案されているものの、遮音性を高める
ための効果的な手段は施されていない。従って、従来の
自動車用シール材40では、必ずしも十分な遮音効果を
得ることができていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、従来の自動車用シール材40は、遮音性を高める
ための効果的な手段が施されていないので、遮音性に問
題があり、車外騒音が容易に室内に透過してしまうこと
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】 図1および図3乃至図
10を参照して説明する。本発明は、ウエストシール,
グラスラン,ドアウエザーストリップ等のゴム製または
合成樹脂製の自動車用シール材において、車外騒音の室
内への透過を阻止すべく、少なくとも、メタルシート1
7aまたはメタル粉末17bで構成した遮音材17を前
記シール材のリップ部11の表面または内部に、リップ
部11がシールする間隙部分を塞ぐ状態で設けてなるも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】 本発明の一実施形態を、図1お
よび図3を参照して説明する。この遮音性シール材10
は、自動車のドアパネル20のウエストライン24に取
付けられ、昇降動するドアガラス23に摺接し、ドアパ
ネル20とドアガラス23との間のシール性を確保する
合成樹脂製のウエストシールである。このウエストシー
ルは、芯金14を埋設しドアアウターパネル21に組付
く基部12と、その基部12から立設され植毛15を有
する外周面でドアガラス23に摺接する二つのリップ部
11とで構成されている。
【0007】この二つのリップ部11内には、それぞれ
アルミニウム製でやや肉厚のメタルシート17aが、そ
のリップ部11がシールする間隙部分G(ドアパネル2
0とドアガラス23との間の間隙)を塞ぐ状態で、かつ
当該リップ部の長手方向の全長にわたって埋設されてお
り、これによって、車外騒音が室内へ透過するのを確実
に阻止している。すなわち、車外からリップ部11に伝
わった騒音は、リップ部11のメタルシート17aに当
たった後、車外へ効果的に戻される。メタルシート17
aは、リップ部11の外周部を構成する樹脂より比重が
大きく、従って、車外騒音をより効果的に反射および散
乱させることができ、また、合成樹脂との境界部分で吸
収することができるからである。なお、二つのリップ部
11のそれぞれにメタルシート17aを埋設したことに
より、遮音効果をより高いものとすることができてい
る。
【0008】本実施形態において、リップ部11にメタ
ルシート17aを埋設したことによって当該リップ部1
1の剛性が増加し、メタルシート17aを埋設していな
いリップ部11と比較して弾性変形し難いものとなる
が、係る点を考慮して、リップ部11の基端部分に窪み
16を設けている。こうすることによって、リップ部1
1に十分な弾性を与え、ドアガラス23とのシール性も
これまで通り満足できるものとしている。
【0009】本発明の第二実施形態を、図1および図4
を参照して説明する。この遮音性シール材10は、ドア
パネル20に取付けられると共にボディパネル30に弾
接し、両者間のシール性を確保するドアウエザーストリ
ップであり、基部12と中空シール部13とリップ部1
1とで構成される。リップ部11には、アルミニウム製
で肉厚のメタルシート17aが埋設されており、このメ
タルシート17aによって車外騒音を反射および散乱あ
るいは吸収することによって、室内への透過を未然に阻
止している。なお、本実施形態においても、メタルシー
ト17aが、リップ部11内に、そのリップ部11がシ
ールする間隙部分G(ドアパネル20とボディパネル3
0との間の間隙)を塞ぐ状態で埋設されている。また、
第一実施形態と同様に、リップ反力は窪み16により調
整することができる。
【0010】本発明の第三実施形態を、図1および図5
を参照して説明する。この遮音性シール材10は、ドア
サッシュ22に取付けられてドアガラス23に摺接し、
当該ドアサッシュ22とドアガラス23との間のシール
性を得るためのグラスランであり、基部12と二つのリ
ップ部11とで構成されている。二つのリップ部11に
は、それぞれアルミニウム製のメタルシート17aが間
隙部分G(ドアサッシュ22とドアガラス23との間の
間隙)を塞ぐ状態で埋設されており、このメタルシート
17aによって車外騒音を反射および散乱させる等して
室内への透過を阻止している。また、第一・第二実施形
態と同様に、リップ反力は窪み16により調整すること
ができる。
【0011】前記第一乃至第三実施形態においては、図
6に示すように、各遮音性シール材10のリップ部11
にメタルシート17aを埋設したが、本発明はこうした
構成に限定されるものではない。また、メタルシート1
7aに代えてメタル粉末17bを用いることができる。
従って、本発明は、少なくとも、図7乃至図11に示す
構成を含む。
【0012】図7は、リップ部11の外表面にメタルシ
ート17aを貼付け等によって設けたものを示してい
る。この構成では、リップ部11の上下両面にメタルシ
ート17aを設けているので、二枚のメタルシート17
aで高い遮音性を発揮することができる。
【0013】図8は、リップ部11の内部に、メタルシ
ート17aをゴム又は合成樹脂製のフィルム19でサン
ドイッチ状に包含したものを埋設したものを示してい
る。また、図9は、同じくメタルシート17aをゴム又
は樹脂製のフィルム19でサンドイッチ状に包含したも
のを、リップ部11の外表面に設けたものである。これ
らの構成にあっては、メタルシート17aと共に、フィ
ルム19にも車外騒音を反射、吸収等するはたらきがあ
るので、より遮音効果が高められる。
【0014】図10には、メタル粉末17bを合成樹脂
材中に混入し、その合成樹脂材でリップ部11を形成し
たものを示す。このような構成においては、主として、
リップ部11内へ透過した車外騒音がメタル粉末17b
によって多方向へ反射および散乱し、リップ部11の樹
脂に吸収されるので室内への透過が低減される。
【0015】図11に示す構成は、同じくメタル粉末1
7bをリップ部11の内部に形成した中空部18に流し
込んだものである。メタル粉末17bは中空部18内で
当該中空部18の形状に対応してほぼ板状となるので、
肉厚のメタルシート17aと同様に高い遮音性を発揮す
る。
【0016】なお、メタルシート17aおよびメタル粉
末17bは、アルミニウム,鉄,ステンレス,クロム,
ニッケル等で構成することができる他、マイラーフィル
ムへのアルミニウム等を蒸着させたもの、あるいは、ア
ルミニウムシートをポリプロピレンでサンドイッチ状と
したもの(例えば、三菱化学製のアルポリック)とする
ことができる。さらに、各種の無機材料で構成すること
もできる。
【0017】
【発明の効果】 本発明は、ゴム製または合成樹脂製の
自動車用シール材において、メタルシート17a等で構
成した遮音材17をシール材のリップ部11の表面また
は内部に、当該リップ部11がシールする間隙部分Gを
塞ぐ状態で設けたので、当該メタルシート17a等で車
外騒音を反射等して室内への透過を未然に阻止すること
ができる。これによって、車外騒音を遮断した快適な室
内空間を現出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シール材が取付けられる自動車を示す側面図
である。
【図2】 従来例を示すA−A断面図である。
【図3】 本発明の第一実施形態を示すA−A断面図で
ある。
【図4】 本発明の第二実施形態を示すB−B断面図で
ある。
【図5】 本発明の第三実施形態を示すC−C断面図で
ある。
【図6】 本発明において肉厚のメタルシートを使用し
た構成を示す一部垂直断面図である。
【図7】 本発明においてメタルシートを使用した他の
構成を示す一部垂直断面図である。
【図8】 本発明においてメタルシートを使用した他の
構成を示す一部垂直断面図である。
【図9】 本発明においてメタルシートを使用したさら
に他の構成を示す一部垂直断面図である。
【図10】 本発明においてメタル粉末を使用した構成
を示す一部垂直断面図である。
【図11】 本発明においてメタル粉末を使用した他の
構成を示す一部垂直断面図である。
【符号の説明】
10 遮音性シール材 11 リップ部 12 基部 13 中空シール部 14 芯金 15 植毛 16 窪み 17 遮音材 17a メタルシート 17b メタル粉末 18 中空部 19 フィルム 20 ドアパネル 21 ドアアウターパネル 22 ドアサッシュ 23 ドアガラス 24 ウエストライン 30 ボディパネル 40 シール材 41 リップ部 G 間隙部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月12日(1999.11.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 シール材が取付けられる自動車を示す側面図
である。
【図2】 従来例を示すA−A断面図である。
【図3】 本発明の第一実施形態を示すA−A断面図で
ある。
【図4】 本発明の第二実施形態を示すB−B断面図で
ある。
【図5】 本発明の第三実施形態を示すC−C断面図で
ある。
【図6】 本発明において肉厚のメタルシートを使用し
た構成を示す一部垂直断面図である。
【図7】 本発明においてメタルシートを使用した他の
構成を示す一部垂直断面図である。
【図8】 本発明においてメタルシートを使用した他の
構成を示す一部垂直断面図である。
【図9】 (イ),(ロ),(ハ)はいずれも本発明に
おいてメタルシートを使用したさらに他の構成を示す一
部垂直断面図である。
【図10】 本発明においてメタル粉末を使用した構成
を示す一部垂直断面図である。
【図11】 本発明においてメタル粉末を使用した他の
構成を示す一部垂直断面図である。
【符号の説明】 10 遮音性シール材 11 リップ部 12 基部 13 中空シール部 14 芯金 15 植毛 16 窪み 17 遮音材 17a メタルシート 17b メタル粉末 18 中空部 19 フィルム 20 ドアパネル 21 ドアアウターパネル 22 ドアサッシュ 23 ドアガラス 24 ウエストライン 30 ボディパネル 40 シール材 41 リップ部 G 間隙部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエストシール,グラスラン,ドアウエ
    ザーストリップ等のゴム製または合成樹脂製の自動車用
    シール材において、車外騒音の室内への透過を阻止すべ
    く、少なくとも、メタルシート(17a)またはメタル
    粉末(17b)で構成した遮音材(17)を前記シール
    材のリップ部(11)の表面または内部に、該リップ部
    (11)がシールする間隙部分(G)を塞ぐ状態で設け
    てなる自動車用遮音性シール材。
JP32142299A 1999-11-11 1999-11-11 自動車用遮音性シール材 Pending JP2001138827A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001301469A (ja) * 2000-04-26 2001-10-31 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk 自動車用ウェザーストリップ
JP2013107608A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Toyota Motor Corp 車両用ドア構造

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