JPH0217926Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217926Y2 JPH0217926Y2 JP13189684U JP13189684U JPH0217926Y2 JP H0217926 Y2 JPH0217926 Y2 JP H0217926Y2 JP 13189684 U JP13189684 U JP 13189684U JP 13189684 U JP13189684 U JP 13189684U JP H0217926 Y2 JPH0217926 Y2 JP H0217926Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- solid rubber
- contact
- glass
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 17
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- 239000011521 glass Substances 0.000 description 16
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 9
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 9
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 7
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- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は粘着剤や接着剤の類を用いることなく
それ自体で水漏れを完全防止することができるウ
インドシールドウエザーストリツプに関する。
それ自体で水漏れを完全防止することができるウ
インドシールドウエザーストリツプに関する。
[従来技術]
自動車のフロントガラス部やリヤウインド部
等、ガラスが車体へ固定的に取付けられる窓枠部
分にはウインドシールドウエザーストリツプ(以
下単にストリツプと省略する)が利用されてい
る。
等、ガラスが車体へ固定的に取付けられる窓枠部
分にはウインドシールドウエザーストリツプ(以
下単にストリツプと省略する)が利用されてい
る。
従来、この種のストリツプは一般に、ソリツド
ゴム製の押出成形品又はソリツドゴム製の芯体に
部分的に発泡ゴムが同時一体押出成形されて成る
もので、ガラスの端部と嵌合する溝形状のガラス
当接部及び車体のフランジと嵌合する溝形状の車
体当接部、更にはガラス当接部又は車体当接部の
一部を構成するリツプ等、これらが適宜形成され
ている長尺物である。
ゴム製の押出成形品又はソリツドゴム製の芯体に
部分的に発泡ゴムが同時一体押出成形されて成る
もので、ガラスの端部と嵌合する溝形状のガラス
当接部及び車体のフランジと嵌合する溝形状の車
体当接部、更にはガラス当接部又は車体当接部の
一部を構成するリツプ等、これらが適宜形成され
ている長尺物である。
しかし、かかる従来のストリツプには次のよう
な欠点がある。すなわち、ストリツプを介して車
体にガラスを固定する場合、該ストリツプに形成
されている前記のような溝形状部にリツプの補助
を得てガラスの端部や車体のフランジを嵌合して
も、これだけでは水漏れを完全防止できない。そ
こで、該嵌合部に粘着剤や接着剤の類を押し込ん
で水漏れ防止を図つているが、このような押し込
み作業はそれ自体面倒であるし、実際には外部か
ら押し込み量を確認できないため、押し込み量の
不足によつて水漏れが生じたり、逆にかかる不都
合を避けるため過剰に押し込めば溢れ出た粘着剤
や接着剤の類を拭き取らなければならない。
な欠点がある。すなわち、ストリツプを介して車
体にガラスを固定する場合、該ストリツプに形成
されている前記のような溝形状部にリツプの補助
を得てガラスの端部や車体のフランジを嵌合して
も、これだけでは水漏れを完全防止できない。そ
こで、該嵌合部に粘着剤や接着剤の類を押し込ん
で水漏れ防止を図つているが、このような押し込
み作業はそれ自体面倒であるし、実際には外部か
ら押し込み量を確認できないため、押し込み量の
不足によつて水漏れが生じたり、逆にかかる不都
合を避けるため過剰に押し込めば溢れ出た粘着剤
や接着剤の類を拭き取らなければならない。
そこで、吸水性樹脂を含む水密部材を利用した
ストリツプを種々開発し、従来のストリツプの防
水リツプに適用し、ソリツドゴム製の基体に一体
押出成形することで、組付け生産性および防水性
が向上するストリツプが得られた。
ストリツプを種々開発し、従来のストリツプの防
水リツプに適用し、ソリツドゴム製の基体に一体
押出成形することで、組付け生産性および防水性
が向上するストリツプが得られた。
しかし、このストリツプでは防水リツプ部がす
べて水密部材であり、吸水による膨潤方向が規制
できないため、シール圧として必要な面圧が期待
どおり得られない場合がある。
べて水密部材であり、吸水による膨潤方向が規制
できないため、シール圧として必要な面圧が期待
どおり得られない場合がある。
すなわち、小さな間隙があれば防水リツプ(水
密部材)が膨潤して当接面の間隙を塞ぐことがで
きるが、圧力差からくる水の吸込み現象に対して
は、シール面の間隙が塞がれていても、その面圧
がある程度確保されないと期待どおりの防水効果
が得られないといつた構造上の原因がある。
密部材)が膨潤して当接面の間隙を塞ぐことがで
きるが、圧力差からくる水の吸込み現象に対して
は、シール面の間隙が塞がれていても、その面圧
がある程度確保されないと期待どおりの防水効果
が得られないといつた構造上の原因がある。
[考案が解決しようとする問題点]
そこで、この考案は防リツプが吸水膨潤した際
に膨潤方向を一定方向に拘束してシール面の面圧
を確保せんとするものである。
に膨潤方向を一定方向に拘束してシール面の面圧
を確保せんとするものである。
[問題点を解決するための手段]
上記課題を解決するために、この考案は第1図
ないし第3図に示すように、窓ガラス用溝および
車体フランジ用溝に一体成形されてなる防水リツ
プを水密部材層とソリツドゴム部材層の2層リツ
プに構成し、第2層リツプのソリツドゴム部材層
を窓ガラス面および車体フランジ側に当接するよ
う成形せしめてある。
ないし第3図に示すように、窓ガラス用溝および
車体フランジ用溝に一体成形されてなる防水リツ
プを水密部材層とソリツドゴム部材層の2層リツ
プに構成し、第2層リツプのソリツドゴム部材層
を窓ガラス面および車体フランジ側に当接するよ
う成形せしめてある。
したがつて、防水リツプの水密部材層が吸水し
て膨潤しても、当接側のソリツドゴム部材層は膨
張しないために、水密部材層の膨潤方向が一定方
向に拘束されるため、当接面に垂直な方向に圧力
が働き、当接面のシール圧を確保することができ
るものである。
て膨潤しても、当接側のソリツドゴム部材層は膨
張しないために、水密部材層の膨潤方向が一定方
向に拘束されるため、当接面に垂直な方向に圧力
が働き、当接面のシール圧を確保することができ
るものである。
[実施例]
第1図ないし第3図は本考案の実施例に示すも
のである。
のである。
実施例において、ストリツプSはソリツドゴム
性の基体1に同材質のソリツドゴム部材層22,
32と、水密部材層21,31とから構成される
2層リツプ2,3を同時一体押出成形されてなる
長尺物である。4は車体、5はガラスで2層リツ
プ2,3はそれぞれソリツドゴム部材層22,3
2を車体4の当接面、ガラス5の当接面に直接に
接するように成形されており、該ソリツドゴム部
材層22,32のそれぞれ反対側面に水密部材層
21,31が一体的に成形されている。
性の基体1に同材質のソリツドゴム部材層22,
32と、水密部材層21,31とから構成される
2層リツプ2,3を同時一体押出成形されてなる
長尺物である。4は車体、5はガラスで2層リツ
プ2,3はそれぞれソリツドゴム部材層22,3
2を車体4の当接面、ガラス5の当接面に直接に
接するように成形されており、該ソリツドゴム部
材層22,32のそれぞれ反対側面に水密部材層
21,31が一体的に成形されている。
第1図はストリツプSの車体当接部41の状態
を、また、第2図はストリツプSのガラス当接部
51の状態を示し、ストリツプSは2層リツプ
2,3によつてそれぞれ車体当接部41およびガ
ラス当接部51の一部を構成するよう成形されて
いる。
を、また、第2図はストリツプSのガラス当接部
51の状態を示し、ストリツプSは2層リツプ
2,3によつてそれぞれ車体当接部41およびガ
ラス当接部51の一部を構成するよう成形されて
いる。
水密部材21,31は吸水性樹脂を含んで成
り、例えば基体1と同一素材であるソリツドゴム
に吸水性樹脂を混合した材料が使用される。かか
る吸水性樹脂は通常高吸水性のアクリル系共重合
体であり、既に市販されてるものとして例えばア
クアキープ(商品名、製鉄化学工業製)がある。
これらは、水と接触すると自重の数百倍の水を吸
水して膨潤し、しかも著しく保水性能の強いもの
である。第3図は第1図の車体当接部41におけ
る2層リツプ2が水を吸収した状態を例示する部
分拡大図であり、吸水性樹脂を含んで成る水密部
材層21が水を吸収して破線から実線の位置に膨
潤した結果、2層リツプ2が車体4の当接面に強
く密着することによつて、水漏れを完全に防止す
ることができる。これは、2層リツプを構成する
ソリツドゴム部材層22は伸びないため、水密部
材層21は膨潤方向を一方向に拘束され、当接面
のシール圧力を確保することができるのである。
第2図のガラス当接部51においても前記第3図
の車体当接部41の例示説明と全く同様の作用に
よりガラス5の端末部の当接面に2層リツプ3が
強く密着することにより水漏れを完全に防止する
ことができる。
り、例えば基体1と同一素材であるソリツドゴム
に吸水性樹脂を混合した材料が使用される。かか
る吸水性樹脂は通常高吸水性のアクリル系共重合
体であり、既に市販されてるものとして例えばア
クアキープ(商品名、製鉄化学工業製)がある。
これらは、水と接触すると自重の数百倍の水を吸
水して膨潤し、しかも著しく保水性能の強いもの
である。第3図は第1図の車体当接部41におけ
る2層リツプ2が水を吸収した状態を例示する部
分拡大図であり、吸水性樹脂を含んで成る水密部
材層21が水を吸収して破線から実線の位置に膨
潤した結果、2層リツプ2が車体4の当接面に強
く密着することによつて、水漏れを完全に防止す
ることができる。これは、2層リツプを構成する
ソリツドゴム部材層22は伸びないため、水密部
材層21は膨潤方向を一方向に拘束され、当接面
のシール圧力を確保することができるのである。
第2図のガラス当接部51においても前記第3図
の車体当接部41の例示説明と全く同様の作用に
よりガラス5の端末部の当接面に2層リツプ3が
強く密着することにより水漏れを完全に防止する
ことができる。
第4図は従来の水密部材のみで成形された防水
リツプ2′による車体当接部4における作用状態
を例示する部分拡大図であり、防水リツプが全て
水密部材であり、防水リツプ2′の膨潤方向が規
制されないため、破線で示すように車体当接部4
1の間隙部を塞ぐことはできても、圧力差から来
る水の吸込み現象に対しては、シール圧として必
要な面圧が期待どおり得られない場合があり、完
壁な防水性能が確保できないのである。
リツプ2′による車体当接部4における作用状態
を例示する部分拡大図であり、防水リツプが全て
水密部材であり、防水リツプ2′の膨潤方向が規
制されないため、破線で示すように車体当接部4
1の間隙部を塞ぐことはできても、圧力差から来
る水の吸込み現象に対しては、シール圧として必
要な面圧が期待どおり得られない場合があり、完
壁な防水性能が確保できないのである。
[考案の効果]
この考案を自動車等の車両のフロントウインド
部やリヤウインド部等のウインドガラスを車体に
固定的に取付けるときは、防水リツプを水密部材
層とソリツドゴム部材層の2層にし、車体当接部
およびガラス当接部の当接面側にソリツドゴム部
材層が接せられるので、水密部材層の膨潤は、ソ
リツドゴム部材層によつて拘束され膨潤方向が当
接面に直角な方向のみとなり、その結果として前
記ガラス当接部および車体当接部の当接面に向つ
て面圧が加わるようになりシール圧力を向上させ
ることができる。
部やリヤウインド部等のウインドガラスを車体に
固定的に取付けるときは、防水リツプを水密部材
層とソリツドゴム部材層の2層にし、車体当接部
およびガラス当接部の当接面側にソリツドゴム部
材層が接せられるので、水密部材層の膨潤は、ソ
リツドゴム部材層によつて拘束され膨潤方向が当
接面に直角な方向のみとなり、その結果として前
記ガラス当接部および車体当接部の当接面に向つ
て面圧が加わるようになりシール圧力を向上させ
ることができる。
従つて、粘着剤や接着剤等の類を用いることな
くそれ自体の膨潤によつて水漏れを完全に防止す
ることのできる利点がある。
くそれ自体の膨潤によつて水漏れを完全に防止す
ることのできる利点がある。
第1図および第2図は本考案の各別の一実施例
を示す部分拡大図、第3図は第1図に示した本考
案に係わる防水リツプが水を吸水した状態を例示
する部分拡大図、第4図は従来の防水リツプが水
を吸水した状態を例示する部分拡大図である。 1……ストリツプ基体、2,3……2層リツ
プ、21,31……水密部材層、22,32……
ソリツドゴム部材層、4……車体、41……車体
当接部、5……ガラス、51……ガラス当接部、
S……ストリツプ。
を示す部分拡大図、第3図は第1図に示した本考
案に係わる防水リツプが水を吸水した状態を例示
する部分拡大図、第4図は従来の防水リツプが水
を吸水した状態を例示する部分拡大図である。 1……ストリツプ基体、2,3……2層リツ
プ、21,31……水密部材層、22,32……
ソリツドゴム部材層、4……車体、41……車体
当接部、5……ガラス、51……ガラス当接部、
S……ストリツプ。
Claims (1)
- ソリツドゴムにより形成された基体の長手方向
に沿つて、窓ガラスおよび車体のフランジに嵌合
する窓ガラス用溝および車体フランジ用溝が設け
られ、該溝には、窓ガラス端末や車体フランジと
当接するリツプを前記基体に一体成形されてなる
ウインドシールドウエザーストリツプにおいて、
前記リツプを水密部材層とソリツドゴム部材層の
2層リツプに構成し、第2層リツプのソリツドゴ
ム部材層を窓ガラス面あるいは車体フランジ側に
当接するように成形したウインドシールドウエザ
ーストリツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13189684U JPS6145233U (ja) | 1984-08-29 | 1984-08-29 | ウインドシ−ルドウエザ−ストリツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13189684U JPS6145233U (ja) | 1984-08-29 | 1984-08-29 | ウインドシ−ルドウエザ−ストリツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6145233U JPS6145233U (ja) | 1986-03-26 |
JPH0217926Y2 true JPH0217926Y2 (ja) | 1990-05-21 |
Family
ID=30690468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13189684U Granted JPS6145233U (ja) | 1984-08-29 | 1984-08-29 | ウインドシ−ルドウエザ−ストリツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6145233U (ja) |
-
1984
- 1984-08-29 JP JP13189684U patent/JPS6145233U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6145233U (ja) | 1986-03-26 |
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