JP2002205552A - 自動車用ドアウェザーストリップの型成形部 - Google Patents

自動車用ドアウェザーストリップの型成形部

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JP2002205552A
JP2002205552A JP2001002545A JP2001002545A JP2002205552A JP 2002205552 A JP2002205552 A JP 2002205552A JP 2001002545 A JP2001002545 A JP 2001002545A JP 2001002545 A JP2001002545 A JP 2001002545A JP 2002205552 A JP2002205552 A JP 2002205552A
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door frame
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    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/80Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】ドアフレームの外周端面に取付けられる基底
部と、ドアフレーム外周突縁の内面に弾接するリップを
有し、上記基底部は上辺部及び上辺部から縦辺部に至る
コーナ部にかけての部分をドアフレーム外周端面に両面
粘着テープにより接着し、他の部分をクリップにより止
着する自動車用ドアウェザーストリップにおいて、上記
基底部に両面粘着テープの車外側の側面を覆うリップ部
を突設し、上記リップと、ドアフレーム外周突縁との間
より侵入した水が粘着テープ終端の隙間より車内側に入
り込むのを防止する。 【解決手段】基底部21に基底リップ27を一体形成し
て両面粘着テープ25を基底リップ27に貼着し、粘着
テープ25を覆うリップ部26を粘着テープ25と密着
させると共にドアフレーム外周端面1aに当てゝ水密に
する。リップとドアフレーム外周端縁との間より侵入し
た水は型成形部に達すると、リップ部26に沿って流れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動車のドア周り
に取付けられるドアウェザーストリップ、ことにドアの
コーナ部、例えば図1に示すA、B、C、D部のコーナ
部に取付けられる型成形部に関する。
【0002】
【従来技術】図2は、自動車のドア周りに取付けられる
ウェザーストリップの一例を示すもので、ドアフレーム
1の外周端面1aに両面粘着テープ2により取付けられ
る基底部3と、ドアを閉じたとき、車体のドア開口の周
縁4に圧接する中空状のシール部5と、車外側の側面か
ら外方に突設され、ドアフレーム1の外周突縁1bの内
面に弾接するリップ7と、ドアを閉じたとき車体のドア
開口の端縁に圧接するサブリップ8とよりなっている。
【0003】こうしたウェザーストリップにおいては、
洗車時に水圧によりサブリップ8が図2の矢印方向で示
す車室内側に押し込まれ、リップ7とドアフレーム外周
突縁1bとの間より水が侵入することがあっても、両面
粘着テープ2により車室内側への水洩れを防ぐことがで
きるが、両面粘着テープ2による取付けは、基底部3に
両面粘着テープ2を貼着しておき、離型紙を剥がしなが
ら基底部3をドアフレーム外周端部1aに押し付けてい
かねばならず、基底部3へ、両面粘着テープ2を蛇行し
ないように貼着していくのは手間がかゝり、しかも粘着
テープはクリップによる止着に比べ、コスト高となる嫌
いがある。
【0004】そこでドア周りに取付けられるウェザース
トリップのうち、図3に示す縦辺部9aでは、例えリッ
プ7とフレーム外周突縁1bとの間より水が侵入するこ
とがあっても、侵入した水は外周端面1aに沿って流下
し、車室内へ洩れるおそれがないことから、図4に示す
ように縦辺部9aをクリップK止めし(図4参照)、ウ
ェザーストリップの位置決めをしてから上辺部9c及び
上辺部9cから縦辺部9aに至るコーナ部9bのみを両
面粘着テープ2により取付けることも行われている。
【0005】この方法によると、粘着テープによる取付
作業の手間が軽減され、コストも低減することができる
が、次のような問題があった。すなわち、図4に示すよ
うに両面粘着テープ2の終端Eでは基底部3と、ドアフ
レーム外周端面1aとの間に三角形状の隙間11ができ
るため、侵入した水が粘着テープ2に沿って流れ落ち、
粘着テープ終端Eの三角形状の隙間11より図3の矢印
で示す車室内側へ入り込むことがある。
【0006】この問題を解消するため、特開2000−
190736号には、図5に示すように、型成形部にリ
ップ7の内側に更にシールリップ12を突設してドアフ
レーム外周突縁1bに弾接させ、二重にシールしてリッ
プ7とドアフレーム外周突縁1bとの間より侵入した水
がシールリップ12上を流れ、粘着テープ終端の隙間1
1より車室内側に入り込ませないようにしたドアウェザ
ーストリップが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ドアフレームは製作
上、ドアフレーム外周端面の形状やクリップを止着する
孔の位置にばら付きを生ずることが避けられず、そのた
めウェザーストリップの基底部に取付けたクリップをド
アフレーム外周端面に形成した孔に押し込んで止着し仮
止めしたとき、コーナ部でドアフレームを正面より見て
基底部3とドアフレーム外周端面1aとの間に図6に示
すように隙間13ができることがあり、このため基底部
3に貼着した粘着テープをドアフレーム外周端面1aに
押し付けることが部分的にできなくなり、そのため接着
が不十分となり、水洩れを生ずるおそれがある。
【0008】また、特開2000−190736号に示
されるウェザーストリップでは、型成形部においては図
5に示すように、リップ7とシールリップ12の二重シ
ール構造となっているため、リップ7とドアフレーム外
周突縁1bの間より侵入した水はシールリップ12で遮
ぎられるが、上辺部の押出成形部では図5に示すような
シールリップ12がないためリップ7とドアフレーム外
周突縁1bの間より侵入した水は両面粘着テープ2で止
められたのちコーナ側へ伝い流れ、図5に示すシールリ
ップ12と、ドアフレーム外周突縁1bとドアフレーム
外周端面1aの連結部分であるドアフレームコーナ部分
1cとで形成される隙間10を通って流れ落ち、図3に
示すものと同様、粘着テープ2の終端に達して上記三角
形状の隙間11より車室内側に入り込むおそれがある。
【0009】特開2000−190736号に示される
ものには、図5に示すように基底部3に粘着テープ2を
覆う突起3aが形成されてるが、この突起3aは接着時
にドアフレーム外周端面に当たって粘着テープの押込み
が阻害されることがないように、粘着テープ2の厚みよ
り低くしてあるため、粘着テープ2の終端に上述する三
角形状の隙間が形成されるのは避けられず、水が入り込
むのを防ぐことができない。
【0010】したがって本発明の第1の目的は、ドアフ
レームの外周端面の形状やクリップ押込み孔の位置が製
作誤差によりばら付くことがあっても両面粘着テープに
よりコーナ部のドアフレーム外周端面に確実に接着する
ことができる自動車用ドアウェザーストリップの型成形
部を提供しようとするものであり、第2の目的は、縦辺
部をクリップ止めし、上辺部からコーナ部に至るまでを
両面粘着テープにより接着した自動車用ドアウェザース
トリップにおいて、粘着テープの終端に形成される三角
形状の隙間から水が車室内側へ入り込むことがないよう
にしたドアウェザーストリップの型成形部を提供しよう
とするものである。
【0011】更に第3の目的は、上記第1及び第2の目
的を達成することができる自動車用ドアウェザーストリ
ップの型成形部を提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】請求項1に係わる発明は、第1の目
的を達成する自動車用ドアウェザーストリップの型成形
部に関するもので、図15及び図16に示すように、ド
アフレーム1の外周端面1aに両面粘着テープ25によ
り取付けられる基底部28と、ドアを閉じたとき、車体
のドア開口周縁4に圧接する中空状のシール部22を有
する自動車用ドアウェザーストリップにおいて、基底部
28にドアフレーム1のコーナ部9bの外周端面1aに
弾接する基底リップ27を一体形成し、該基底リップ2
7に両面粘着テープ25を貼着してコーナ部9bの外周
端面1aに接着することを特徴とする。
【0013】本発明によると、ドアフレームの外周端面
の形状やクリップ押込み孔の位置の製作誤差により図6
に示すように基底部28と、ドアフレーム外周端面1a
との間に隙間13ができると、基底リップ27が拡が
り、逆に隙間13がないか、小さくなると、基底リップ
27が押込まれることにより、上記製作誤差のバラ付き
が吸収される。
【0014】請求項2に係わる発明は、第2の目的を達
成する自動車用ドアウェザーストリップの型成形部に関
するもので、図7及び図13〜図16に示すように、ド
アフレーム1の外周端面1aに取付けられる基底部2
1、28と、車外側の側面から外方に突設され、ドアフ
レーム外周突縁1bの内面に弾接するリップ23を有
し、上記基底部21、28は、上辺部9c及び上辺部9
cから縦辺部9aに至るコーナ部9bにかけての部分を
ドアフレーム外周端面1aに両面粘着テープ25により
接着し、他の部分をクリップにより止着する自動車用ド
アウェザーストリップにおいて、上記基底部21、28
に両面粘着テープ25の車外側の側面を覆うリップ部2
6を突設し、該リップ部26を上記粘着テープ側面に密
着して粘着テープ側面との間を水密にすると共に、両面
粘着テープ25をドアフレーム外周端面1aに押し付け
て接着したとき、上記ドアフレーム外周端面1aに接し
て該外周端面1aとの間を水密にすることを特徴とす
る。
【0015】本発明の作用を図7により説明する。上辺
部のリップと、ドアフレーム外周突縁の間より侵入した
水Wは、両面粘着テープ25の側面に達し、該側面を伝
ってリップ部26に達しても、粘着テープ25の間及び
ドアフレーム外周端面1aの間が水密になっているため
矢印で示すようにリップ部26に沿って縦片部に流れ落
ち、図4に示すような粘着テープ2の終端Eに形成され
た隙間11に入り込むことはない。型成形部のリップ2
3とドアフレーム外周突縁1bの間より侵入した水はリ
ップ部26上をそのまゝ縦辺部まで流れ落ちる。
【0016】請求項3に係わる発明は、請求項2に係わ
る発明において、上記リップ部26がコーナ部において
上記リップ23に接続されることを特徴とする。本発明
によると、型成形部の上辺部9cにおいてリップ23と
ドアフレーム外周突縁1bの間より侵入した水は、リッ
プ部26に沿い、ついでリップ23に沿って流れて縦辺
部に流れ落ちる。
【0017】請求項4に係わる発明は、第2の目的を達
成する別の自動車用ドアウェザーストリップの型成形部
に関するもので、図8及び図12〜図16に示すよう
に、ドアフレーム1の外周端面1aに取付けられる基底
部21、28と、車外側の側面から外方に突設され、ド
アフレーム外周突縁1bの内面に弾接するリップ23を
有し、上記基底部21、28は、上辺部9c及び上辺部
9cから縦辺部9aに至るコーナ部9bにかけての部分
をドアフレーム外周端面に両面粘着テープ25により接
着し、他の部分をクリップにより止着する自動車用ドア
ウェザーストリップにおいて、上記基底部21、28に
両面粘着テープ25の車外側の側面を覆うリップ部26
を突設し、該リップ部26を上記ドアフレーム外周端面
1aに接して該外周端面1aとの間を水密にすると共
に、リップ部端部26aを厚みを小さくして上記両面粘
着テープ25と、基底部21の間に延長させたことを特
徴とする。
【0018】本発明の作用を図8及び図9により説明す
る。図8及び図9は、リップ部26の端部26aの厚み
を先に向かうにつれ小さくした例を示すもので、図8の
矢印方向に流れる水Wはリップ部26の彎曲した先端部
26aに当たると、ドアフレーム外周端面1aとの間が
水密で、粘着テープ25との間も先端部26aで遮ぎら
れるためリップ部26に沿って縦辺部に流れ落ち、粘着
テープ終端に形成される上記隙間に入り込むことはな
い。
【0019】本発明においては、図8に示すように、両
面粘着テープ25に添着されるリップ部26は粘着テー
プ25側面より離れて粘着テープ側面との間に隙間が形
成されるようになっても差し支えがない。したがって両
面粘着テープ25の取付け作業が容易となる。
【0020】また本発明でいう厚みとは、基底部21、
28の幅方向と高さ方向のどちらか一方の厚みでも、両
方の厚みでもよい。すなわち図10に示すように、先端
部に行くにつれて、幅方向のみを小さくしてもよいし、
図11に示すように高さ方向のみを小さくしてもよく、
また図12に示すように幅方向と高さ方向を共に小さく
するようにしてもよい。なお、リップ部26の端部26
aは、リップ部26の上端にのみに設定するのが望まし
い。
【0021】請求項5に係わる発明は、第3の目的を達
成する自動車用ドアウェザーストリップの型成形部に関
するもので、請求項1に係わる発明において、図7及び
図14に示すように、上記基底リップ27に両面粘着テ
ープ25の車外側の側面を覆うリップ部26を突設し、
該リップ部26を上記粘着テープ25側面に密着して粘
着テープ側面との間を水密にすると共に、両面粘着テー
プ25をドアフレーム外周端面1aに押し付けて接着し
たとき、上記ドアフレーム外周端面1aに接して該外周
端面1aとの間を水密にすることを特徴とする。本発明
によると、請求項1及び2に係わる上記発明の作用を併
せて生ずる。
【0022】請求項6に係わる発明は、第3の目的を達
成する別の自動車用ドアウェザーストリップの型成形部
に関するもので、請求項1に係わる発明において、図8
及び図9に示すように、上記基底リップ27に両面粘着
テープ25の車外側の側面を覆うリップ部26を突設
し、該リップ部26を上記ドアフレーム外周端面1aに
接して該外周端面1aとの間を水密にすると共に、リッ
プ部端部26aの厚みを小さくして上記両面粘着テープ
25と基底リップ27の間に延長させたことを特徴とす
る。本発明においては、請求項1及び3に係わる上記発
明の作用を併せて生ずる。
【0023】請求項7に係わる発明は、請求項2ないし
6に係わる発明の上述するリップ部26を両面粘着テー
プ25と同程度の弾力性のある素材、例えばスポンジゴ
ムで形成したことを特徴とする。本発明によると、リッ
プ部26の高さを両面粘着テープ25の厚みと同程度と
しても、両面粘着テープ25の押し付けを阻害すること
がなく、リップ部26を粘着テープ25と共にドアフレ
ーム外周端面1aに押し付けることによりドアフレーム
外周端面1aに密着し、水密がより確実に行われる。
【0024】
【発明の実施の形態】図13は、本発明に係わる自動車
用ドアウェザーストリップの型成形部を示すものであ
り、図14は図13のB〜B線断面を示すもので、ドア
フレーム1の外周端面1aに取付けられる基底部21
と、ドアを閉じたとき車体のドア開口の周縁4に圧接す
る中空状のシール部22と、車外側の側面から側方に突
設され、ドアフレーム1の外周突縁1bの内面に弾接す
るリップ23と、ドアを閉じたとき、車体のドア開口の
端縁に圧接するサブリップ24とよりなり、上記外周端
面1aに上辺部9c及び上辺部9cから縦辺部9aに至
るコーナ部9bを両面粘着テープ25により、縦辺部9
aをクリップK(図4参照)により止着した自動車用ド
アウェザーストリップにおいて、基底部21の車外側の
側端縁にドアフレーム外周端面1aを覆うリップ部26
を突出形成し、該リップ部26を中間部より分岐してリ
ップ23に接続しており、両面粘着テープ25はリップ
部26に密着して該リップ部26との間を水密にし、か
つ粘着テープ25をリップ部26がドアフレーム外周端
面1aに当たるまでドアフレーム外周端面1aに押し付
けて接着することにより、リップ部26がドアフレーム
外周端面1aに接し、該外周端面1aとの間が水密とな
るようにしている。
【0025】本実施形態によると、リップ23とドアフ
レーム外周突縁1bとの間より侵入した水は、型成形部
端に達すると、リップ部26が両面粘着テープ25側面
に密着すると共に、ドアフレーム外周端面1aに接し
て、粘着テープ25及びドアフレーム外周端面1aの間
が水密になっているため、リップ部26に沿い、ついで
リップ23に沿って流れて縦辺部に流れ落ちる。図15
及び図16は、別の態様を示すもので、同図において、
図13及び図14と同じ構造のものは、同一符号で示し
てある。
【0026】本実施形態においては、上記基底部21を
肉厚の基底部28に形成して、該基底部28に車外側側
面より切込み29を入れ、両端及び奥が基底部21と繋
がる基底リップ27を袋状に形成して、該基底リップ2
7を両面粘着テープ25によりドアフレーム外周端面1
aに接着したものである。
【0027】本実施形態においても、リップ23とドア
フレーム外周突縁1bとの間より侵入した水は、リップ
部26に沿って流れ、袋状をなす基底リップ27により
形成される隙間29に流入しても、該隙間29より流出
して縦辺部に流れ落ち、型成形部に達してからは、粘着
テープ25に沿って流れることはないため、粘着テープ
終端に形成される上述の三角形状の隙間より車室内側に
入り込むことはない。
【0028】なお、上述する上辺部9c及びコーナ部9
bに取付けられる基底部21、28には、比較的長い間
隔をおいて車両前後方向及び車両左右方向の位置決め用
のクリップを設け、このクリップにより基底部21、2
8を上記外周端面1aに位置決めしつつ粘着テープ25
で接着してもよい。位置決め用のクリップを設ける場合
には、クリップを避けるために、粘着テープ25の幅を
基底部21、28の底面のほぼ半分とし、粘着テープ2
5を基底部21、28の車外側の端部に沿うように貼着
してもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1に係わる発明によると、ドアフ
レームの外周端面の形状やクリップ押込み孔の位置が製
作誤差によりばら付くことがあっても、基底リップが拡
がったり、押し込まれたりすることによりばら付きが吸
収され、粘着テープをドアフレーム外周端面に確実に接
着することができる。
【0030】請求項2ないし4に係わる発明によると、
両面粘着テープによる接着が、上辺部からコーナ部に掛
けて行われ、粘着テープ終端に三角形状の隙間が形成さ
れても、上辺部のリップとドアフレーム外周突縁との間
より侵入した水が型成形部に達したのちは、リップ部に
遮ぎられて粘着テープに沿って伝い流れることはなく、
したがって上記隙間に流入することはない。
【0031】請求項5及び6に係わる発明においては、
上述の請求項1及び2、3に係わる発明の効果を併せて
奏することができる。請求項7に係わる発明において
は、リップ部をドアフレーム外周端面に弾接させること
ができることにより、より確実に水密にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の側面図。
【図2】従来のドアウェザーストリップの断面図。
【図3】従来のドアウェザーストリップの要部の斜視
図。
【図4】粘着テープ終端に形成される隙間を示す図。
【図5】従来のドアウェザーストリップの型成形部の断
面図。
【図6】基底部とドアフレーム外周端面との間に隙間が
形成された状態を示す図。
【図7】リップ部の作用を示す図。
【図8】リップ部の別の態様を示す図。
【図9】図8のA−A線断面図。
【図10】リップ先端の形状を示す斜視図。
【図11】リップ部先端の別の形状を示す斜視図。
【図12】リップ部先端部の更に別の形状を示す斜視
図。
【図13】本発明に係わるドアウェザーストリップの型
成形部の斜視図。
【図14】図13のB−B線断面図。
【図15】ドアウェザーストリップの型成形部の別の例
の傾斜図。
【図16】図15のC−C線断面図。
【符号の説明】
1・・ドアフレーム 1a・・外周端面 1b・・外周突縁 2、25・・両面粘着テープ 3、21、28・・基底部 3a・・突起 4・・ドア開口の周縁 5、22・・シール部 7、23・・リップ 8、24・・サブリップ 9a・・縦辺部 9b・・コーナ部 9c・・上辺部 10、11、13、29・・隙間 12・・シールリップ 26・・リップ部 26a・・リップ部先端部 27・・基底リップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアフレーム1の外周端面1aに両面粘着
    テープ25により取付けられる基底部28と、ドアを閉
    じたとき、車体のドア開口周縁4に圧接する中空状のシ
    ール部22を有する自動車用ドアウェザーストリップに
    おいて、基底部28にドアフレーム1のコーナ部9bの
    外周端面1aに弾接する基底リップ27を一体形成し、
    該基底リップ27に両面粘着テープ25を貼着してコー
    ナ部9bの外周端面1aに接着することを特徴とする自
    動車用ドアウェザーストリップの型成形部。
  2. 【請求項2】ドアフレーム1の外周端面1aに取付けら
    れる基底部21、28と、車外側の側面から外方に突設
    され、ドアフレーム外周突縁1bの内面に弾接するリッ
    プ23を有し、上記基底部21、28は、上辺部9c及
    び上辺部9cから縦辺部9aに至るコーナ部9bにかけ
    ての部分をドアフレーム外周端面1aに両面粘着テープ
    25により接着し、他の部分をクリップにより止着する
    自動車用ドアウェザーストリップにおいて、上記基底部
    21、28に両面粘着テープ25の車外側の側面を覆う
    リップ部26を突設し、該リップ部26を上記粘着テー
    プ側面に密着して粘着テープ側面との間を水密にすると
    共に、両面粘着テープ25をドアフレーム外周端面1a
    に押し付けて接着したとき、上記ドアフレーム外周端面
    1aに接して該外周端面1aとの間を水密にすることを
    特徴とする自動車用ドアウェザーストリップの型成形
    部。
  3. 【請求項3】上記リップ部26がコーナ部において上記
    リップ23に接続されることを特徴とする請求項2記載
    の自動車ドアウェザーストリップの型成形部。
  4. 【請求項4】ドアフレーム1の外周端面1aに取付けら
    れる基底部21、28と、車外側の側面から外方に突設
    され、ドアフレーム外周突縁1bの内面に弾接するリッ
    プ23を有し、上記基底部21、28は、上辺部9c及
    び上辺部9cから縦辺部9aに至るコーナ部9bにかけ
    ての部分をドアフレーム外周端面に両面粘着テープ25
    により接着し、他の部分をクリップにより止着する自動
    車用ドアウェザーストリップにおいて、上記基底部2
    1、28に両面粘着テープ25の車外側の側面を覆うリ
    ップ部26を突設し、該リップ部26を上記ドアフレー
    ム外周端面1aに接して該外周端面1aとの間を水密に
    すると共に、リップ部端部26aを厚みを小さくして上
    記両面粘着テープ25と、基底部21の間に延長させた
    ことを特徴とする自動車用ドアウェザーストリップの型
    成形部。
  5. 【請求項5】上記基底リップ27に両面粘着テープ25
    の車外側の側面を覆うリップ部26を突設し、該リップ
    部26を上記粘着テープ25側面に密着して粘着テープ
    側面との間を水密にすると共に、両面粘着テープ25を
    ドアフレーム外周端面1aに押し付けて接着したとき、
    上記ドアフレーム外周端面1aに接して該外周端面1a
    との間を水密にすることを特徴とする請求項1記載の自
    動車用ドアウェザーストリップの型成形部。
  6. 【請求項6】上記基底リップ27に両面粘着テープ25
    の車外側の側面を覆うリップ部26を突設し、該リップ
    部26を上記ドアフレーム外周端面1aに接して該外周
    端面1aとの間を水密にすると共に、リップ部端部26
    aの厚みを小さくして上記両面粘着テープ25と基底リ
    ップ27の間に延長させたことを特徴とする請求項1記
    載の自動車用ドアウェザーストリップの型成形部。
  7. 【請求項7】上記リップ部26を両面粘着テープ25と
    同程度の弾力性のある素材で形成したことを特徴とする
    請求項2ないし6のいづれかの請求項に記載の自動車用
    ドアウェザーストリップの型成形部。
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