JP2001138559A - 感熱式プリンタ - Google Patents

感熱式プリンタ

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JP2001138559A
JP2001138559A JP32614799A JP32614799A JP2001138559A JP 2001138559 A JP2001138559 A JP 2001138559A JP 32614799 A JP32614799 A JP 32614799A JP 32614799 A JP32614799 A JP 32614799A JP 2001138559 A JP2001138559 A JP 2001138559A
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Japan
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color
thermal
thermal head
feed roller
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JP32614799A
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Hayami Sugiyama
早実 杉山
Shigeyuki Kawamura
茂之 川村
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷時間の短縮を図った感熱式プリンタを提
供する。 【解決手段】 制御部は、パルスモータ32を回転させ
ることにより、フィードローラ23を回転させ、TAペ
ーパ20を搬送させる。TAペーパ20の搬送ととも
に、サーマルヘッド21によってY色の印刷が行なわれ
る。次いで、Y色定着ランプ25が点灯し、TAペーパ
20へY色の定着処理が行われる。Y色の印刷が完了す
ると、フィードローラ27を回転させることにより、T
Aペーパ20の搬送方向を反転させて搬送する。そし
て、サーマルヘッド21によってM色の印刷が行われた
後、M色の定着が行われる。M色の印刷が完了後、フィ
ードローラ23が回転することにより、TAペーパ20
の搬送方向がさらに反転し、Y色の印刷が行われた搬送
方向と同一の方向へ搬送され、サーマルヘッド21によ
ってC色の印刷が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント時間の短
縮を図った感熱式プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱紙(以下、「TA(Thermo−
Autochrome)ペーパ」と称す)を用いた、従
来の感熱式のフルカラープリンタについて、図6を用い
て説明する。印刷動作が行われる前の初期状態において
は、サーマルヘッド1とピンチローラ4は上方に上がっ
ており、それぞれ、プラテンローラ2とフィードローラ
3から離れている。この状態において、電源が投入さ
れ、印刷動作が開始されると、TAペーパカセット12
に保管されたTAペーパ11は、繰り出しローラ5によ
ってガイドローラ6へ送出される。
【0003】次に、TAペーパ11は、ガイドローラ6
に案内され、サーマルヘッド1とプラテンローラ2の間
を通過し、フィードローラ3とピンチローラ4の間まで
送り込まれる。そして、上方に持ち上がっていたサーマ
ルヘッド1と、ピンチローラ4は、下方に下がり、TA
ペーパ11は、サーマルヘッド1とピンチローラ4によ
って、プラテン2とフィードローラ3に圧接される。そ
して、フィードローラ3が一定速度で正回転(反時計周
り)し、サーマルヘッド1は、Y(イエロー)色の感熱
発色の印刷を行う。
【0004】Y色の印刷の先頭部がフィードローラ3の
左側に現れ始めると、Y色定着ランプ7が点灯し、TA
ペーパ11へ光が照射される。Y色の感熱発色プリント
が終了すると、サーマルヘッド1が上方に上がり、TA
ペーパ11の終端部がフィードローラ3に到達した時点
で、光定着量が一定になるように、シャッタ13が徐々
に右方に移動し、最終的にTAペーパ11の表面全体を
覆う。そして、Y色定着ランプ7が消灯すると、シャッ
タ13は、左側へ移動し,元の位置まで戻される。
【0005】次に,フィードローラ3が逆回転(時計周
り)し、TAペーパ11の印刷が開始された先頭部が、
サーマルヘッド1の発熱部直下に到達するまでTAペー
パ11が逆送される。そして、M(マゼンタ)色定着ラ
ンプ9とY色定着ランプ7は、一体に上方にスライドさ
れる。このとき、M(マゼンタ)色定着ランプ9は、光
を照射する所定の位置までスライドされる。
【0006】次に、サーマルヘッド1は、下方に下が
り、TAペーパ11をプラテンローラ2へ圧接し、M色
の印刷を開始する。フィードローラ3は、M色の印刷が
開始されると同時に、正回転し、TAペーパ11を左側
へ搬送する。M色が印刷された先頭部が、フィードロー
ラ3の左側へ現れると、M色定着ランプ9が点灯し、T
Aペーパ11へ光が照射され、M色の光定着が行われ
る。また、M色の感熱発色プリントが終了すると、サー
マルヘッド1が上方に上がる。
【0007】次に,フィードローラ3が逆回転(時計周
り)し、TAペーパ11の印刷が開始された先頭部が、
サーマルヘッド1の発熱部直下に到達するまでTAペー
パ11が逆送される。そして、サーマルヘッド1が下方
に下がり、TAペーパ11はプラテンローラ2へ圧接さ
れ、C(シアン)色が印刷される。印刷が完了すると、
TAペーパ11は、排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の感熱式プリンタは、用紙を搬送する一方向においての
み印刷を行っているため、1色の印刷動作毎に、TAペ
ーパを戻さなければならず、印刷動作が完了するまでに
長時間を要していた。本発明はこのような事情に鑑みて
なされたもので、その目的は、印刷時間の短縮を図った
感熱式プリンタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、複数の異な
る色相に発色する発色層が設けられた感熱紙に対し、サ
ーマルヘッドによって加熱処理を行うことにより、カラ
ー印刷を行う感熱式プリンタにおいて、前記感熱紙を前
記サーマルヘッドに当接した状態で第1の方向およびそ
れと反対の第2の方向へ移動させる移動手段と、前記サ
ーマルヘッドの一方の側方に設けられ、第1のカラーを
定着させる第1の光定着手段と、前記サーマルヘッドの
他方の側方に設けられ、第2のカラーを定着させる第2
の光定着手段とを具備し、前記サーマルヘッドに対し前
記感熱紙を往復運動させて印刷を行うことを特徴とす
る。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記移動手段が、前記サーマルヘッドの一
方の隣接した側部に設けられた第1のピンチローラおよ
び第1のフィードローラと、他方の隣接した側部に設け
られた第2のピンチローラおよび第2のフィードローラ
と、前記第1、第2のフィードローラを駆動するパルス
モータであることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記第1のピンチローラおよび第1のフィ
ードローラの近傍に設けられ、前記感熱紙の先端を検出
する第1のセンサと、前記第2のピンチローラおよび第
2のフィードローラの近傍に設けられ、前記感熱紙の先
端を検出する第2のセンサと、前記第1のセンサおよび
前記第2のセンサの検出結果に基づき、前記感熱紙の印
刷開始位置を前記サーマルヘッドの直下まで移動させる
距離に応じたパルス数を前記パルスモータへ供給する印
刷開始位置決定手段とを具備することを特徴とする。請
求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3記載の発
明において、前記第1のカラーの定着終了時点におい
て、前記第1の光定着手段からの光を遮断するシャッタ
を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。図1は、この発明の第一
の実施形態による感熱式プリンタの構成を示す概略構成
図、図3は、図3における制御部50の接続状態を説明
するためのブロック図である。これらの図において、2
0は、紙や合成紙等の支持体に発色剤、顕色剤が塗布さ
れたTAペーパである。21は、プラテンローラ22と
接する面に発熱部を有しており、この発熱部とプラテン
ローラ22がTAペーパ20を挟み、発熱部がTAペー
パ20へ加熱処理を行うことにより、TAペーパ20を
加熱発色させるサーマルヘッドである。このサーマルヘ
ッド21の加熱処理動作は、制御部50から出力される
制御信号に基づき、TAペーパ20の搬送方向に対し
て、TAペーパ20への印刷動作が行われる。
【0013】フィードローラ23とピンチローラ24
は、TAペーパ20を挟み、プーリ31から伝達される
回転力を受けてフィードローラ23が回転し、TAペー
パ20を搬送する。25は、TAペーパ20へY(イエ
ロー)色を定着させる光を照射するY色定着ランプであ
る。26は、Y色定着ランプ25から照射される光をT
Aペーパ20へ反射し、光の照射効率を上げる反射板で
ある。
【0014】フィードローラ27とピンチローラ28
は、TAペーパ20を挟み、プーリ33から伝達される
回転力をうけてフィードローラ27が回転し、TAペー
パ20を搬送する。29は、M(マゼンタ)色の印刷が
行われた後、M色をTAペーパ20へ定着させるM色定
着ランプである。30は、M色定着ランプ29から照射
される光をTAペーパ20へ反射し、光の照射効率を上
げる反射板である。
【0015】パルスモータ32は、制御部50から出力
されるパルスの数に応じて、一定回転角ずつ回転する。
このパルスモータ32の回転軸には、プーリ39が取り
付けられ、このプーリ39がベルト34を介してプーリ
31およびプーリ33と連結されている。これにより、
フィードローラ23およびフィードローラ27が回転駆
動される。
【0016】センサ45は、発光素子と受光素子によっ
て構成され、発光素子から照射された光を受光素子が受
光する。TAペーパ20が、ピンチローラ24とフィー
ドローラ23の間を通過する際、この発光素子から受光
素子へ照射される光を遮断する。これにより、TAペー
パ20が、ピンチローラ24とフィードローラ23の間
へ到達したことを検出できる。そして、検出結果を制御
部50へ出力する。
【0017】ピンチローラ28とフィードローラ27の
間にも同様に、発光素子と受光素子によって構成される
センサ46が設けられ、TAペーパ20が、ピンチロー
ラ28とフィードローラ27の間へ到達したことを検出
し、検出結果を制御部50へ出力する。
【0018】次に、制御部50について説明する。制御
部50は、図3に示すように各部と接続されており、ピ
ンチローラ24とピンチローラ28の上下動作の制御、
サーマルヘッド21の加熱処理、センサ45とセンサ4
6から出力される検出信号に基づきパルスモータ32の
回転動作、Y色定着ランプ25とM色定着ランプ29の
点灯および消灯、シャッタ40の開閉動作等の制御を行
う(詳細は後述する)。
【0019】次に、上述した構成における装置の動作に
ついて図1および図2を用いて説明する。まず、図1に
おいて、サーマルヘッド21とプラテンローラ22、ピ
ンチローラ24とフィードローラ23は接しているが、
印刷が開始される前の初期状態においては、サーマルヘ
ッド21とピンチローラ24が上方に持ち上がってお
り、それぞれ、プラテンローラ22とフィードローラ2
3から離れている。
【0020】この状態において、印刷が開始されると、
TAペーパ20は、給紙ローラによって、図1の左側か
ら矢印方向へ搬送され、フィードローラ27とピンチロ
ーラ28の間と、サーマルヘッド21とプラテンローラ
22の間を通過する。そして、TAペーパ20の送り方
向に対し先頭である部分(以下、「先端部」と称す)が
フィードローラ23とピンチローラ24の間に達する
と、センサ45によってTAペーパ20が到達したこと
が検出され、検出信号が制御部50へ出力される。
【0021】制御部50は、センサ45から検出信号を
受けると、ピンチローラ24を下方に下げ、フィードロ
ーラ23と圧接させることにより、TAペーパ20を挟
持させ、また、サーマルヘッド21を下方に下げ、プラ
テンローラ22と圧接させることにより、TAペーパ2
0を挟持させる。
【0022】そして、制御部50は、TAペーパ20の
先端部から印刷開始位置まで搬送する距離に応じたパル
ス数をパルスモータ32へ出力する。パルスモータ32
は、出力されたパルス数に応じて回転し、ベルト34と
プーリ31を介してフィードローラ23を回転させ、T
Aペーパ20の印刷開始位置をサーマルヘッド21の直
下まで搬送させる。
【0023】次に、制御部50は、印刷する画像に応じ
たY(イエロー)色の加熱処理動作の制御を行う。次い
で、制御部50は、パルスモータ32を回転させ、フィ
ードローラ23を回転させることにより、TAペーパ2
0を矢印方向へ搬送させながら、印刷動作の制御を行
う。
【0024】次に、制御部50は、印刷された先端部
が、フィードローラ23とピンチローラ24の間を通過
する距離に応じたパルスをパルスモータ32へ出力した
後、Y色定着ランプ25を点灯させ、TAペーパ20の
Y色を定着させる。これにより、以後、TAペーパは、
サーマルヘッド21から熱が加えられてもY色は発色し
ない。
【0025】Y色の印刷動作が完了した後、制御部50
は、Y色の印刷がされた終了部がフィードローラ23の
右側まで搬送されると、パルスモータ32の回転を停止
させる。そして、シャッタ40を一定速度で左側に移動
させ、TAペーパ20表面のY色の定着量が一定になる
ようにTAペーパ表面を覆い、Y色定着ランプ25から
照射される光を遮断する。
【0026】次に、制御部50は、シャッタ40がTA
ペーパ20の前面を覆った後、Y色定着ランプ25を消
灯させ、シャッタ40を右側の所定の位置まで移動させ
る。次いで、サーマルヘッド21を上方に持ち上げ、サ
ーマルヘッド21とプラテンローラ22を離間させる。
そして、フィードローラ23を反時計周りに回転させ、
TAペーパ20の終端部を図2に示す矢印方向へ搬送さ
せる。
【0027】TAペーパ20が搬送され、センサ46に
よってTAペーパ20の先端部が検出されると、制御部
50は、ピンチローラ28を下方に下げフィードローラ
27へ圧接させ、サーマルヘッド21を下方に下げプラ
テンモータ22へ圧接させる。また、ピンチローラ24
を上方へ上げ、ピンチローラ24とフィードローラ23
を離間させる。そして、フィードローラ27を回転させ
ることにより、図2に示す矢印方向へTAペーパ20を
搬送させる。
【0028】そして、制御部50は、TAペーパ20の
先端部からM(マゼンタ)色の印刷開始位置まで搬送す
る距離に応じたパルス数をパルスモータ32へ出力す
る。パルスモータ32は、出力されたパルス数に応じて
回転し、ベルト34とプーリ33を介してフィードロー
ラ27を回転させ、TAペーパ20のM色の印刷開始位
置をサーマルヘッド21の直下まで搬送させる。
【0029】次に、制御部50は、印刷する画像に応じ
たM色の加熱処理動作の制御を行う。次いで、制御部5
0は、パルスモータ32を回転させ、フィードローラ2
7を回転させることにより、TAペーパ20を矢印方向
へ搬送させながら、印刷動作の制御を行う。これによ
り、TAペーパ20へM色の印刷が行われる。
【0030】次に、制御部50は、印刷された先端部
が、フィードローラ27とピンチローラ28間を通過す
る距離に応じたパルスをパルスモータ32へ出力した
後、M色定着ランプ29を点灯させ、TAペーパ20に
M色を定着させる。これにより、以後、TAペーパは、
サーマルヘッド21から熱が加えられてもM色は発色し
ない。
【0031】M色の印刷動作が完了した後、制御部50
は、M色の印刷がされた終了部がフィードローラ27の
左側まで搬送させた後、M色の定着に必要な所定の時間
に応じて、パルスモータ32の回転を停止させる。その
後、M色定着ランプ29を消灯させ、サーマルヘッド2
1を上方に持ち上げ、サーマルヘッド21とプラテンロ
ーラ22を離間させる。そして、フィードローラ29を
時計周りに回転させ、TAペーパ20の終端部を図1に
示す矢印方向へ搬送させる。
【0032】TAペーパ20が搬送され、センサ45に
よってTAペーパ20の先端部が検出されると、制御部
50は、ピンチローラ24を下方に下げフィードローラ
23へ圧接させ、サーマルヘッド21を下方に下げプラ
テンモータ22へ圧接させる。また、ピンチローラ28
を上方へ上げ、ピンチローラ28とフィードローラ27
を離間させる。そして、フィードローラ23を回転させ
ることにより、図1に示す矢印方向へTAペーパ20を
搬送させる。
【0033】そして、制御部50は、TAペーパ20の
先端部からC(シアン)色の印刷開始位置まで搬送する
距離に応じたパルス数をパルスモータ32へ出力する。
パルスモータ32は、出力されたパルス数に応じて回転
し、ベルト34とプーリ31を介してフィードローラ2
3を回転させ、TAペーパ20のC色の印刷開始位置を
サーマルヘッド21の直下まで搬送させる。
【0034】次に、制御部50は、印刷する画像に応じ
たC色の加熱処理動作の制御を行う。次いで、制御部5
0は、パルスモータ32を回転させ、フィードローラ2
7を回転させることにより、TAペーパ20を矢印方向
へ搬送させながら、C色の印刷動作の制御を行う。これ
により、TAペーパ20へC色の印刷が行われる。C色
の印刷が完了した後、制御部50は、排紙ローラによっ
てTAペーパ20を排出し、印刷処理を完了する。
【0035】次に、他の実施例について図4および図5
を用いて説明する。図4および図5は、図1におけるパ
ルスモータ32から出力された動力の伝達手段を、ベル
ト34、プーリ31、プーリ33、プーリ39からアイ
ドルギヤ37、クラッチ35、クラッチ36に替えてい
る。
【0036】図4において、パルスモータ32の回転軸
は、ギヤ38を介してアイドルギヤ37に連結され、さ
らに、アイドルギヤ37にはクラッチ35およびクラッ
チ36が連結されている。クラッチ35がフィードロー
ラ23と連結され、クラッチ36が開放されている場
合、パルスモータ32が回転することによって、この図
に示す矢印方向(右側)へTAペーパが搬送される。
【0037】一方、図5は、クラッチ35が開放され、
クラッチ36がフィードローラ27と連結されている場
合である。この場合、パルスモータ32が回転すること
によって、この図に示す矢印方向(左側)へTAペーパ
が搬送される。この実施例においては、クラッチ35お
よびクラッチ36の連結と開放の動作は、制御部50に
よって制御される。また、図4および図5においては、
クラッチ35、クラッチ36の連結と開放によって回転
力が伝達されるため、ピンチローラ24とピンチローラ
28は、常にフィードローラ23とフィードローラ27
へ圧接される。他の印刷動作については第1の実施形態
と同様に行われるため、その説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感熱紙をサーマルヘッドに当接した状態で第1の方向お
よびそれと反対の第2の方向へ移動させる移動手段と、
サーマルヘッドの一方の側方に設けられ、第1のカラー
を定着させる第1の光定着手段と、サーマルヘッドの他
方の側方に設けられ、第2のカラーを定着させる第2の
光定着手段とを具備し、サーマルヘッドに対し前記感熱
紙を往復運動させて印刷を行うようにしたので、一色の
印刷が完了する毎に感熱材料を戻す動作が必要なくなる
ので,印刷動作に要する時間を短縮することができる効
果が得られる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の感熱式プリンタにさらに、第1のピンチローラおよ
び第1のフィードローラの近傍に前記感熱紙の先端を検
出する第1のセンサを設け、第2のピンチローラおよび
第2のフィードローラの近傍に感熱紙の先端を検出する
第2のセンサを設け、第1のセンサおよび第2のセンサ
の検出結果に基づき、感熱紙の印刷開始位置をサーマル
ヘッドの直下まで移動させるようにした。従って、印刷
位置にずれを生ずることなく、各色を所定の位置で発色
させることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一の実施形態による感熱式プリ
ンタの構成を示す概略構成図である。
【図2】 M(マゼンタ)色を印刷する場合の装置の動
作を説明するための概略構成図である。
【図3】 図3における制御部50の接続状態を説明す
るためのブロック図である。
【図4】 この発明の第二の実施形態における感熱式プ
リンタの構成を示す概略構成図である。
【図5】 図4に示す感熱式プリンタにおいて、搬送方
向が反転した状態を表わす概略構成図である。
【図6】 従来の感熱式プリンタの動作を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
20 TAペーパ 21 サーマルヘッド 22 プラテンローラ 23、27 フィードローラ 24、28 ピンチローラ 25 Y(イエロー)色定着ランプ 26、30 反射板 29 M(マゼンタ)色定着ランプ 31、33 プーリ 32 パルスモータ 34 ベルト 35,36 クラッチ 37 アイドルギヤ 38 ギヤ 39 プーリ 40 シャッタ 45、46 センサ 50 制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる色相に発色する発色層が設
    けられた感熱紙に対し、サーマルヘッドによって加熱処
    理を行うことにより、カラー印刷を行う感熱式プリンタ
    において、 前記感熱紙を前記サーマルヘッドに当接した状態で第1
    の方向およびそれと反対の第2の方向へ移動させる移動
    手段と、 前記サーマルヘッドの一方の側方に設けられ、第1のカ
    ラーを定着させる第1の光定着手段と、 前記サーマルヘッドの他方の側方に設けられ、第2のカ
    ラーを定着させる第2の光定着手段と、 を具備し、前記サーマルヘッドに対し前記感熱紙を往復
    運動させて印刷を行うことを特徴とする感熱式プリン
    タ。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、前記サーマルヘッドの
    一方の隣接した側部に設けられた第1のピンチローラお
    よび第1のフィードローラと、他方の隣接した側部に設
    けられた第2のピンチローラおよび第2のフィードロー
    ラと、前記第1、第2のフィードローラを駆動するパル
    スモータである請求項1に記載の感熱式プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記第1のピンチローラおよび第1のフ
    ィードローラの近傍に設けられ、前記感熱紙の先端を検
    出する第1のセンサと、 前記第2のピンチローラおよび第2のフィードローラの
    近傍に設けられ、前記感熱紙の先端を検出する第2のセ
    ンサと、 前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの検出結果に
    基づき、前記感熱紙の印刷開始位置を前記サーマルヘッ
    ドの直下まで移動させる距離に応じたパルス数を前記パ
    ルスモータへ供給する印刷開始位置決定手段と、 を具備することを特徴とする請求項2記載の感熱式プリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のカラーの定着終了時点におい
    て、前記第1の光定着手段からの光を遮断するシャッタ
    を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記
    載の感熱式プリンタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017056647A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社寺岡精工 印刷装置及び印刷方法

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JP2017056647A (ja) * 2015-09-17 2017-03-23 株式会社寺岡精工 印刷装置及び印刷方法

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