JP2001137951A - 折曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents

折曲げ加工方法及びその装置

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JP2001137951A JP32873499A JP32873499A JP2001137951A JP 2001137951 A JP2001137951 A JP 2001137951A JP 32873499 A JP32873499 A JP 32873499A JP 32873499 A JP32873499 A JP 32873499A JP 2001137951 A JP2001137951 A JP 2001137951A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め成形加工が施されているワークを折曲げ
加工する際に、成形加工部に影響を与えることなく、効
率的な折曲げ加工を行う。 【解決手段】 予め成形加工が施されているワークの折
曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づいて分割金型L1〜L
13,R1〜R13が選定されてトップダイ23が長辺
寸法Lに合わせた長さに設定される。短辺折曲げ加工時
は、成形加工部Fの位置や幅寸法の情報に基づいて、分
割金型の短辺寸法分から外方の分割金型L5〜L13,
R5〜R13が外方へ向けて移動されて成型加工部Fを
回避する隙間A1,A2が形成される。このトップダイ
23にて成形加工部Fを潰すことなくワークWがクラン
プされて短辺折曲げ加工が行われる。長辺折曲げ加工時
は、上記の隙間A1,A2が埋められるように分割金型
が移動することにより、容易にトップダイ23が長辺寸
法の長さに復帰され、この状態のトップダイ23にてワ
ークWがクランプされて長辺折曲げ加工が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折曲げ加工方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折曲げ加工機は図12に示されて
いるように、トップダイ201とボトムダイ203との
協働によってワークを挟圧固定した後に、トップダイ2
01、ボトムダイ203から後方向へ突出したワークW
の突出部を上方向又は下方向へ折り曲げるものである。
【0003】折曲げ寸法が短辺寸法Sと長辺寸法Lとか
らなるワークWを折曲げ加工する際には、通常、トップ
ダイ201の長さが長辺寸法Lに設定されてから、この
状態で短辺寸法Sの部分の短辺折曲げ加工が行われる。
【0004】次いで、長辺寸法Lの部分の長辺折曲げ加
工が行われる。トップダイ201の長さは常時長辺寸法
Lの長さに設定された状態であり、トップダイ201の
ATC(自動金型交換装置)により金型交換を行って長
さ調整を行う必要がないので効率的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の折曲
げ加工装置においては、折曲げ加工前のパンチング加工
などの板取り工程においてワークWにバーリング加工な
どの成形加工が施されていると、上述した折曲げ方法で
は成形加工部を潰してしまうので、トップダイ201の
下面に成形加工部を逃げるための“逃げ溝”を加工する
という“逃げ加工”を行い、成形加工部を潰さないよう
に保護していた。この場合、トップダイ201の強度が
弱くなり、且つワーククランプ力が弱くなるために高精
度の曲げ加工を行えないという問題点があった。
【0006】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、折曲げ工程前に予め成形加工
が施されているワークを折曲げ加工する際に、成形加工
部を潰してしまうなどの影響を与えることなく、且つ余
分なATC動作を必要とせずに効率的な折曲げ加工を行
い得る折曲げ加工方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の折曲げ加工方法は、左右方
向に延伸して設けたボトムダイと、このボトムダイに対
向した長さを有すると共に上下動可能なトップダイとの
協働によって予め成形加工部を有するワークを押圧固定
した状態のもとで、ボトムダイ、トップダイから後方へ
突出したワークを、ベンドビームにより上方向または下
方向へ折曲げる際に、ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法
情報と成形加工部の位置情報を制御装置に入力し、この
入力された長辺寸法に基づいて、機械センター方向へ連
結集合・離散移動自在な多数の分割金型からなるトップ
ダイの長さを前記長辺寸法に設定し、この長辺寸法に設
定されたトップダイに対して、機械センター側の分割金
型の短辺寸法分から外方の分割金型を外方へ移動せしめ
ることにより、予め入力された成形加工部を回避せしめ
る隙間を形成し、この隙間を形成した後に、上記のトッ
プダイにてワークの折曲げ短辺をクランプし短辺折曲げ
加工を行い、上記の短辺折曲げ加工終了後、前記ワーク
の長辺を割り出し位置決めした後にトップダイに形成し
た隙間を埋めるべく上記の外方に移動された分割金型を
原位置へ復帰移動せしめ、この長辺寸法に復帰されたト
ップダイにて前記ワークの折曲げ長辺をクランプした
後、長辺折曲げ加工を行うことを特徴とするものであ
る。
【0008】したがって、折曲げ工程前に予め成形加工
が施されているワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に
基づいて、分割金型が選定されてトップダイが長辺寸法
の長さに設定される。短辺折曲げ加工時は、成形加工部
の位置や幅寸法の情報に基づいて、分割金型の短辺寸法
分から外方の分割金型が外方へ移動されて成型加工部を
回避する隙間が形成されるので、トップダイにて成形加
工部を潰すことなくワークがクランプされて短辺折曲げ
加工が行われる。
【0009】さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間
を埋めるように分割金型が移動され、容易にトップダイ
が長辺寸法の長さに復帰されるので、短時間で長辺折曲
げ加工に移行される。成形加工部に悪影響を与えること
なく、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折
曲げ加工が行われる。
【0010】請求項2によるこの発明の折曲げ加工方法
は、左右方向に延伸して設けたボトムダイと、このボト
ムダイに対向した長さを有すると共に上下動可能なトッ
プダイとの協働によって予め成形加工部を有するワーク
を押圧固定した状態のもとで、ボトムダイ、トップダイ
から後方へ突出したワークを、ベンドビームにより上方
向または下方向へ折曲げる際に、ワークの折曲げ短辺と
長辺の寸法情報と成形加工部の位置情報を制御装置に入
力し、この入力された長辺寸法に基づいて、機械センタ
ー方向へ連結集合・離散移動自在な多数の分割金型と各
種寸法の異なる多数のセンタ金型から選定されたセンタ
金型とからなるトップダイの長さを前記長辺寸法に設定
し、この長辺寸法に設定されたトップダイに対して、前
記センタ金型を小さい寸法のセンタ金型と交換して前記
分割金型を機械センター側へ移動せしめることにより、
予め入力された成形加工部を回避せしめる隙間を形成
し、この隙間を形成した後に、上記のトップダイにてワ
ークの折曲げ短辺をクランプし短辺折曲げ加工を行い、
上記の短辺折曲げ加工終了後、前記ワークの長辺を割り
出し位置決めした後にトップダイに形成した隙間を埋め
るべく上記の小さい寸法のセンタ金型を元のセンタ金型
に交換せしめてトップダイを長辺寸法に復帰せしめ、こ
の長辺寸法に復帰されたトップダイにて前記ワークの折
曲げ長辺をクランプした後、長辺折曲げ加工を行うこと
を特徴とするものである。
【0011】したがって、折曲げ工程前に予め成形加工
が施されているワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に
基づいて、センタ金型と分割金型が選定されてトップダ
イが長辺寸法の長さに設定される。短辺折曲げ加工時
は、成形加工部の位置や幅寸法の情報に基づいて、前記
センタ金型が小さい寸法のセンタ金型と交換されて分割
金型が機械センター側へ移動されて成型加工部を回避す
る隙間が形成されるので、トップダイにて成形加工部を
潰すことなくワークがクランプされて短辺折曲げ加工が
行われる。
【0012】さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間
を埋めるように上記の小さい寸法のセンタ金型が元のセ
ンタ金型に交換されて容易にトップダイが長辺寸法の長
さに復帰されるので、短時間で長辺折曲げ加工に移行さ
れる。成形加工部に悪影響を与えることなく、且つ余分
なATC動作を必要とせずに効率的な折曲げ加工が行わ
れる。
【0013】請求項3によるこの発明の折曲げ加工装置
は、左右方向に延伸して設けたボトムダイと、このボト
ムダイに対向した長さを有すると共に上下動可能なトッ
プダイとの協働によって予め成形加工部を有するワーク
を押圧固定した状態のもとで、ボトムダイ、トップダイ
から後方へ突出したワークを、ベンドビームにより上方
向または下方向へ折曲げる折曲げ加工装置において、前
記トップダイを機械センターに対して連結集合・離散移
動自在な多数の分割金型とから構成すると共に前記多数
の分割金型を移動せしめる分割金型移動手段を設け、ワ
ークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位置
情報を入力するワーク寸法入力手段と、ワークの短辺折
曲げ加工時に、入力された長辺寸法に基づいてトップダ
イの長さを前記長辺寸法に設定すべく各分割金型を機械
センター方向へ連結集合せしめた後に、機械センター側
の分割金型の短辺寸法分の位置に前記成形加工部を回避
する隙間を開けるべく前記短辺寸法分から外方の分割金
型を外方へ移動せしめる指令を前記分割金型移動手段に
与えると共に、ワークの長辺折曲げ加工時に、上記の外
方に移動された分割金型を原位置へ復帰移動せしめる指
令を前記分割金型移動手段に与える指令部と、を備えた
制御装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0014】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、折曲げ工程前に予め成形加工が施されているワー
クの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づいて、分割金型
が選定されてトップダイが長辺寸法の長さに設定され
る。短辺折曲げ加工時は、成形加工部の位置や幅寸法の
情報に基づいて、分割金型の短辺寸法分から外方の分割
金型が外方へ移動されて成型加工部を回避する隙間が形
成されるので、トップダイにて成形加工部を潰すことな
くワークがクランプされて短辺折曲げ加工が行われる。
【0015】さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間
を埋めるように分割金型が移動され、容易にトップダイ
が長辺寸法の長さに復帰されるので、短時間で長辺折曲
げ加工に移行される。成形加工部に悪影響を与えること
なく、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折
曲げ加工が行われる。
【0016】請求項4によるこの発明の折曲げ加工装置
は、左右方向に延伸して設けたボトムダイと、このボト
ムダイに対向した長さを有すると共に上下動可能なトッ
プダイとの協働によって予め成形加工部を有するワーク
を押圧固定した状態のもとで、ボトムダイ、トップダイ
から後方へ突出したワークを、ベンドビームにより上方
向または下方向へ折曲げる折曲げ加工装置において、前
記トップダイを機械センターに対して連結集合・離散移
動自在な多数の分割金型とセンタ金型とから構成すると
共に前記多数の分割金型を移動せしめる分割金型移動手
段を設け、前記センタ金型を各種寸法の異なる多数のセ
ンタ金型の中から交換せしめる金型交換ユニットを設
け、ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部
の位置情報を入力するワーク寸法入力手段と、ワークの
短辺折曲げ加工時に、入力された長辺寸法に基づいてト
ップダイの長さを前記長辺寸法に設定すべく各分割金型
を機械センター方向へ連結集合せしめた後に、機械セン
ター側の分割金型の短辺寸法分の位置に前記成形加工部
を回避する隙間を開けるべく前記センタ金型を小さい寸
法のセンタ金型と交換して分割金型を機械センター側へ
移動せしめる指令を前記金型交換ユニットと分割金型移
動手段に与えると共に、ワークの長辺折曲げ加工時に、
トップダイに形成した隙間を埋めるべく上記の小さい寸
法のセンタ金型を元のセンタ金型に交換せしめて長辺寸
法に復帰せしめる指令を前記金型交換ユニットと分割金
型移動手段に与える指令部と、を備えた制御装置を設け
てなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、請求項2記載の作用と同様で
あり、折曲げ工程前に予め成形加工が施されているワー
クの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づいて、センタ金
型と分割金型が選定されてトップダイが長辺寸法の長さ
に設定される。短辺折曲げ加工時は、成形加工部の位置
や幅寸法の情報に基づいて、前記センタ金型が小さい寸
法のセンタ金型と交換されて分割金型が機械センター側
へ移動されて成型加工部を回避する隙間が形成されるの
で、トップダイにて成形加工部を潰すことなくワークが
クランプされて短辺折曲げ加工が行われる。
【0018】さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間
を埋めるように上記の小さい寸法のセンタ金型が元のセ
ンタ金型に交換されて容易にトップダイが長辺寸法の長
さに復帰されるので、短時間で長辺折曲げ加工に移行さ
れる。成形加工部に悪影響を与えることなく、且つ余分
なATC動作を必要とせずに効率的な折曲げ加工が行わ
れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の折曲げ加工方法及
びその装置の実施の形態について、しごき折曲げ加工装
置を例にとって図面を参照して説明する。
【0020】図4を参照するに、本実施の形態に係わる
折曲げ加工装置1の前側にはワークテーブル装置3が配
置されている。ワークテーブル装置3はすでに例えば特
開平1−309729号公報などで知られているように
公知であるから、詳細な説明を省略するが、ワークテー
ブル装置3のワークテーブル5上にワークが搬入されて
載置される。ワークテーブル装置5に備えられたワーク
クランプ装置7でワークをクランプすると共に、ワーク
旋回装置9で必要に応じて旋回されるものである。
【0021】したがって、ワークテーブル5上に搬入さ
れて載置されたワークは、ワークのほぼ真中をワークク
ランプ装置7でクランプされて折曲げ加工装置1側へ必
要な移動量だけ移動されることにより、ワークの一辺に
折曲げ加工が行われる。次いで、ワークを後退させると
共にワーク旋回装置9で例えば90度旋回させた後、前
進させてワークの他辺に折曲げ加工が行われる。上述の
要領でワークの四辺に折曲げ加工が行われることによ
り、例えば箱形状の曲げ製品が得られるのである。
【0022】折曲げ加工装置1は固定フレーム11を備
えており、この固定フレーム11の上方には枢軸13を
支点として昇降フレーム15が図4において上下方向へ
揺動自在に設けられている。
【0023】固定フレーム11の前部(図4において左
部)には下部フレーム17が画定されており、この下部
フレーム17上には左右方向(図4において紙面に対し
て直交した方向)へ延伸した固定金型としてのボトムダ
イ19が設けられている。昇降フレーム15の前部には
上部フレーム21が固定されており、この上部フレーム
21の下部はボトムダイ19と対向した可動金型として
の交換可能なトップダイ23が設けられている。このト
ップダイ23のほば中央部には金型交換ユニット25が
設けられている。
【0024】上部フレーム21の上部における可動フレ
ーム15上には例えば偏心カムを備えた上下動駆動機構
27が設けられている。この上下動駆動機構27にはギ
ヤ29が備えられていて、このギヤ29には別のギヤ3
1を介して駆動ギヤ33が噛合されている。この駆動ギ
ヤ33には固定フレーム15に設けられた駆動モータ3
5の出力軸が装着されている。上下動機構27にはアー
ム部材37の一端が一体化されていると共にアーム部材
37の他端が下部フレーム17に枢軸39でもって装着
されている。
【0025】上記構成により、駆動モータ35を駆動せ
しめると、駆動ギや33が回転される。この駆動ギヤ3
3の回転によりギヤ31,29を介して上下動駆動機構
27の偏心カムが回転される。この偏心カムの回転によ
りアーム部材37が枢軸39を支点として下降されるか
ら、上部フレーム21を介してトップダイ23が下降さ
れることになる。したがって、ボトムダイ19上に載置
されたワークは、トップダイ23の下降で、ボトムダイ
19とトップダイ23との協働で押圧固定されることと
なる。
【0026】固定フレーム11,昇降フレーム15には
それぞれ回動可能な正,逆曲げ用向け金型41A,41
Bが設けられている。この曲げ金型41A,41Bには
回動アーム部材43,45の一端が設けられており、こ
の回動アーム部材43,45の他端が前後勤(図4にお
いて左右動)自在な曲げフレーム47に設けられてい
る。回動アーム部材43,45が上下動される駆動機構
はすでに公知であるから説明を省略する。
【0027】上記構成により、ボトムダイ19とトップ
ダイ23とで押圧固定されたワークに、回動アーム部材
43あるいは回転アーム部材45を上下方向に揺動せし
めることによって、曲げ金型41Aあるいは曲げ金型4
1Bが揺動されて正曲げあるいは逆曲げの折曲げ加工が
行われることになる。
【0028】上部フレーム21の下部には、図5に示さ
れているように、金型支持用ビーム49が設けられてい
る。この金型支持用ビーム49の長手方向すなわち図5
において左右方向におけるほぼ中央部には金型交換ユニ
ット25に備えられた交換可能なセンタ金型Cが設けら
れている。この交換可能なセンタ金型Cの左右部におけ
る金型支持用ビーム49は左側中抜き用金型L0を介し
てトップダイの分割金型としての例えば左側基準金型L
1〜L13が、また右側中抜き金型R0を介して右側基
準金型R1〜R13が設けられている。センタ金型Cと
しては例えば5mm単位毎のセンタ金型C1〜C20を
備えて交換可能となっている。
【0029】各左側,右側基準金型L1〜L13,R1
〜R13の上部には多数の分割金型を移動せしめるため
の分割金型移動手段としての例えば金型選択シリンダ5
1が設けられている。また、金型支持用ビーム49には
開閉用シリンシダ53L,53Rが備えられており、こ
の開閉用シリンダ53L,53Rを作動させて各金型選
択シリンダ51を選択し、作動せしめることによって、
左側、右側基準金型L1〜L13、R1〜R13のうち
のどれかがそれぞれ選択されて、基準金型の長さが所望
の長さに決定されるものである。
【0030】交換可能なセンタ金型Cは、上部フレーム
21のほぼ中央部に設けられた金型交換ユニット25に
よって行われる。しかも、センタ金型Cの各種交換用セ
ンタ金型C1〜C20の20個は金型交換ユニット25
の上方における上部フレーム21に取付けられた金型マ
ガジン55に収納されている。
【0031】金型交換ユニット25の詳細としては、図
6に示されているように、上部フレーム21の下部に図
6の紙面に対して垂直方向(図5において左右方向)へ
延伸した複数の平行なガイドレール57が敷設されてい
る。このガイドレール57にはガイドブロック59を介
して左右方向へ移動自在な可動フレーム61が設けられ
ている。この可動フレーム61の後部にはナット部材6
3が設けられている。
【0032】このナット部材63には図6の紙面に垂直
方向へ延伸した回転自在なボールねじ65が螺合されて
おり、このボールねじ65の図5において左端は上部フ
レーム21の左側に設けた駆動モータ67の出力軸にプ
ーリ、ベルト等の回転伝達装置により駆動されるように
構成されている。
【0033】上記構成により、駆動モータ67の駆動に
よるボールねじ65の回転によりナット部材63が図6
の紙面に垂直方向へ移動されるから、可動フレーム61
がガイドブロック59を介してガイドレール57に案内
されて図6の紙面に垂直方向へ移動されることになる。
【0034】可動フレーム61には旋回用駆動モータ6
9が設けられており、この旋回用駆動モータ69の出力
軸には駆動ギヤ71が装着されている。この駆動ギヤ7
1には中間ギヤ73を介して従動ギヤ75が噛合されて
いる。この従動ギヤ75にはセンタアーム77が装着さ
れている。このセンタアーム77の下端にはセンタ金型
Cが交換可能に備えられている。
【0035】上記構成により、旋回用駆動モータ69の
駆動により駆動ギヤ71が回転され、中間ギヤ73,従
動ギヤ75を介してセンタアーム77が図6において時
計方向に旋回されて、センタ金型Cが実線の位置から2
点鎖線の位置まで旋回されることになる。
【0036】左側,右側中抜き金型L0,R0の上部は
金型支持用ビーム49に図5において左右方向に延伸し
て回転自在に支承されるボールねじ79の左,右ねじ7
9L,79Rに螺合されており、ボールねじ79は可動
フレーム61に設けた中抜き金型移動用駆動モータ80
の出力軸にプーリ、ベルト等の回転伝達装置により駆動
されるように構成されている。
【0037】上記構成により、中抜き金型移動用駆動モ
ータ80の駆動により上記の回転伝達装置を介してボー
ルねじ79の左,右ねじ79L,79Rが回転されるこ
とによって、左,右中抜き金型L0,R0が互いに接近
したり、あるいは離反されることになる。
【0038】図6を参照するに、センタアーム77の下
端には金型ホルダ81が図示せざる昇降駆動装置により
上下動自在に設けられており、金型ホルダ81の下部に
はセンタ金型Cをクランプ・アンクランプするクランプ
アーム(図示省略)が金型クランプシリンダ83により
駆動可能に設けられている。
【0039】金型交換ユニット25の上方位置にあって
上部フレーム21の前側には、図6に示されているよう
に、金型マガジン55が設けられている。この金型マガ
ジン55はドラムフレーム85を備えており、このドラ
ムフレーム85の両側には金型ドラム87R(87L)
が設けられている。図6ではR側が図示されている。
【0040】ドラムフレーム85の上下には図6の紙面
に垂直方向へ延伸した回転自在な回転軸89,91が装
着されている。この回転軸89,91の両端側にはスプ
ロケット93R(93L),95R(95L)が装着さ
れている。スプロケット93Rと95R(及び93Lと
95L)とにはチェーン97R(97L)が巻回されて
いる。このチェーン97R(97L)には図6に示され
ているように、金型保持部材99を介して交換可能なセ
ンタ金型Cが両側でそれぞれ10個ずつ着脱可能に装着
されている。このセンタ金型Cは例えば5mm単位毎の
幅を異にしてC1〜C20まで収納されている。
【0041】ドラムフレーム85には金型ドラム87
R,87Lを回転せしめる回転用駆動モータ101が取
付けられており、この回転用駆動モータ101の出力軸
に装着された駆動スプロケット103と、回転軸91に
装着された従勤スプロケット105とにはチェーン10
7が巻回されている。
【0042】上記構成により、回転用駆動モータ101
の駆動により駆動スプロケット103、チェーン10
7、従動スプロケット105、回転軸91が回転される
ので、チェーン97R,97Lが走行回転される。した
がって、チェーン97R,97Lに設けられた変換可能
なセンタ金型Cが走行回転されて、図6において下側の
交換位置KR(KL)に所望のセンタ金型Cが位置決め
されることとなる。
【0043】上記構成により、センタ金型Cの交換動作
を説明すると、センタアーム77は旋回上昇可の機械セ
ンターCL(図5において左右中央)に位置決めされ
る。旋回用駆動モータ69の駆動によりセンタアーム7
7が旋回されて、図6に示されているように、実線の位
置から2点鎖線の位置まで上昇する。この上昇されたセ
ンタアーム77は駆動モータ67の駆動により金型ドラ
ム87R,87Lの交換位置KL又はKRの位置まで移
動される。
【0044】金型クランプシリンダ83の作動によりア
ンクランプの状態にされたセンタ金型Cが、交換位置の
空の金型保持部材99に自動的に装着されると共にセン
タ金型Cが金型クランプシリンダ83から外れる。次
に、所望のセンタ金型Cが交換位置KL又はKRに位置
決めされて金型クランプシリンダ83の先端に装着され
クランプされる。
【0045】この所望のセンタ金型Cは駆動モータ67
の駆動により機械センターCLに位置決めされる。この
状態で旋回用駆動モータ69の駆動によりセンタアーム
77が旋回して下降される。中抜き金型L0,R0が中
抜き金型駆動用駆動モータの駆動で金型寸法セット位置
に位置決めされることにより、センタ金型Cの交換動作
が終了する。
【0046】上記の数mmピッチ毎の一体式の複数のセ
ンタ金型Cからワークの長さに応じて必要な長さのセン
タ金型Cが選択され、金型の長さが容易に短時間で調整
される。
【0047】再び図5を参照するに、開閉用シリンダ5
3R,53Lに装着されたロッド部材109R,109
Lには最外基準金型R13,L13が取付けられてい
る。
【0048】上記構成により、開閉用シリンダ53R,
53Lを作動させるとロッド部材109R,109Lを
介して最外基準金型R13,L13が図5において点線
で示されているように外側へ移動されることになる。
【0049】金型支持用ビーム49には左右方向へ延伸
したガイドレール111(図7を参照)が敷設されてお
り、このガイドレール111には左、右側中抜き金型L
0,R0;各左側、右側基準金型L1〜L13,R1〜
R13が移動自在に設けられている。
【0050】例えば図7、図8および図9に示されてい
るように、右側基準金型R1,R2の上部内側には複数
のボルト113で摺動部材115が取付けられており、
この摺動部材115はガイドレール111に摺動自在に
設けられている。また、右側基準金型R1,R2にはロ
ッド部材117が設けられており、ロッド部材117の
一端には係合部としての凸部119が設けられている。
また、右側基準金型R1,R2には凸部119に対する
被係合部としての凹部121が設けられている。例えば
右側基準金型R1の凸部119が隣りの右側基準金型R
2の凹部121に係脱自在に設けられている。
【0051】また、右側基準金型R1,R2には固定手
段としての金型選択シリンダ51が設けられている。右
側基準金型R1,R2に設けられて金型選択シリンダ5
1に装着された固定部としての連結ピン123と、ロッ
ド部材117に設けられた被固定部としての連結用テー
パ穴125とで構成されている。
【0052】上記構成により、開閉用シリンダ53R,
53Lを作動させてロッド部材109R,109Lを内
側に移動せしめると、例えば右側基準金型R1に対して
右側基準金型R2が内側(図8において左側)ヘ移動す
ることにより右側基準金型R1におけるロッド部材11
7の一端に設けられた係合部である凸部119に、右側
基準金型R2におけるロッド部材117の他端に設けら
れた被係合部である凹部121が係合されることにな
る。また、逆の動作を行うことにより凸部119に対し
て凹部121が外れることになる。
【0053】また、各金型選択シリンダ51を作動させ
て連結ピン123を図8において上方へ移動せしめる
と、連結ピン123が各ロッド部材117に設けられた
連結用テーパ穴125に挿入され連結されてクランプさ
れることになる。また、逆の動作を行うことにより、連
結用テーパ穴125から連結ピン123が外れてアンク
ランプされることになる。
【0054】右側基準金型R1,R2のみをとらえて説
明したが、それ以外の金型においても同様の構造、作用
をなしているものである。
【0055】図10を参照するに、制御装置127とし
ては、中央処理装置としてのCPU129に、予めバー
リング加工などの成形加工部を有するワークWの材質、
形状、折曲げ長辺寸法Lや短辺寸法Sなどのワーク寸
法、また成形加工部の大きさや位置などの折曲げ加工条
件等のデータや加工プログラムを入力するワーク寸法入
力手段としての例えば入力装置131と表示装置133
と、入力されたデータや加工プログラムを記憶するメモ
リ135が電気的に接続されている。
【0056】また、上記のCPU129には、ワークの
短辺折曲げ加工時において、入力された長辺寸法Lに基
づいてトップダイ23の長さを前記長辺寸法Lに設定す
べく各基準金型を機械センターCLに向けて連結集合せ
しめた後に、機械センター側の基準金型の短辺寸法Sの
分の位置に予め入力された成形加工部を回避する隙間を
開けるべく前記短辺寸法S分から外方の基準金型を外方
へ向けて移動せしめる指令を開閉用シリンダ53R,5
3Lに与える指令部137が電気的に接続されている。
さらに指令部137では、ワークの長辺折曲げ加工時に
おいて、トップダイ23に形成した隙間を埋めるべく上
記の外方に移動された基準金型を原位置へ復帰移動せし
める指令を開閉用シリンダ53R,53Lに与える。
【0057】以上の折曲げ加工装置1を用いて、例えば
図2に示されているように折曲げ寸法が短辺寸法Sと長
辺寸法Lで、箱形に折り曲げられるワークWを一例とし
て説明する。しかも、このワークWは短辺寸法Sを折り
曲げる際に邪魔になる箇所にバーリング等の成形加工部
Fが設けられている。
【0058】この曲げ加工手順としては、短辺寸法Sの
部分を折り曲げてから長辺寸法Lの部分を折り曲げる。
したがって、長辺寸法Lの部分を折り曲げるときには既
に短辺寸法Sが折り曲げられているので、トップダイ2
3は長辺寸法Lの長さに合わせて基準金型を選択する必
要がある。
【0059】図1(A)を参照するに、予めワーク情報
として入力された制御装置127のメモリ135内のワ
ーク寸法情報に基づいて指令部137の指令により、ト
ップダイ23はワークWの長辺寸法Lの長さに合わせる
ようにセンタ金型Cと基準金型が選択されて、例えば機
械センターCLに向けて集結移動されたセンタ金型C
2、左側、右側中抜き金型L0,R0さらに左側、右側
基準金型L1〜L6,R1〜R6の幅を加えた幅が長辺
寸法Lの寸法となるように調整される。
【0060】なお、この例では説明を分かりやすくする
ために便宜上、図2における隙間A1と隙間A2とは同
じ寸法とし、左右の成形加工部Fの位置座標(x1,y
1)と(x2,y2)も機械センターCLから振り分け
て同じ距離にあるとし、図1(A)〜(D)ではR側を
図示している。
【0061】次いで、ワークWの短辺寸法Sの部分を折
曲げ加工する際に、図1(B)に示されているようにワ
ークWの成形加工部Fの位置から左側、右側基準金型L
5,R5を回避せしめて隙間を形成するために、左側、
右側基準金型L5〜L13、R5〜R13をそれぞれ外
方へ退避させなければならない。
【0062】このときには、左側、右側基準金型L5〜
L13、R5〜R13の各金型における一端の凸部11
9は外側の金型における凹部121にインローにて係合
しているので、前述したように上記各金型における金型
選択シリンダ51を作動せしめて連結ピン123により
連結用テーパ穴125に挿入されて左側基準金型L5〜
L13及び右側基準金型R5〜R13が連結される。
【0063】この状態において開閉用シリンダ53R,
53Lが作動してロッド部材109R,109Lが外方
へ移動されることにより、最外位置にある左側、右側基
準金型L13,R13が外方へ移動されるから、左側、
右側基準金型L5〜L12、R5〜R12もそれぞれ同
方向ヘガイドレール111に案内されて移動される。し
たがって、左側、右側基準金型L4,R4と、左側、右
側基準金型L5,R5との間に成形加工部Fの位置を回
避するための所定寸法の隙間A1及びA2が生じること
となる。なお、この隙間寸法は作業者が任意に指定する
こともでき、通常は基準金型1〜2個分の寸法であれば
よい。
【0064】なお、このときワークWを押圧固定すべく
ワークWに載置された金型すなわち、センタ金型C、左
側、右側中抜き金型L0,R0および左側、右側基準金
型L1〜L4,R1〜R4は、摺動部材115のプリロ
ードにて支持されているため、別段固定装置を設ける必
要がなく、また、固定手段の金型選択シリンダ51を作
動せしめてアンクランプ状態とされている。
【0065】なお、ワークWの短辺寸法Sの部分が図1
(B)の2点鎖線に示されているように折り曲げられる
ときは、トップダイ23の長さ寸法つまり機械センター
CLに集結された左側基準金型L4から右側基準金型R
4までの長さは短辺寸法Sの寸法以上であれば良いの
で、同じである必要はない。また、成形加工部Fの位置
を回避するための所定寸法の隙間A1及びA2が生じて
いる状態であるので、成形加工部Fが潰されることはな
い。
【0066】次いで、ワークWの長辺寸法Lの部分を折
曲げ加工する際に、ワークWが割り出し位置決めされて
から、左側基準金型L4とL5の隙間A1と、右側基準
金型R4とR5の隙間A2を埋めるために、開閉用シリ
ンダ53R,53Lが作動してロッド部材109R,1
09Lが機械センターCLに向けて移動されることによ
り、最外位置にある左側、右側基準金型L13,R13
が機械センターCLに向けて移動されるから、左側、右
側基準金型L5〜L12、R5〜R12もそれぞれ同方
向ヘガイドレール111に案内されて移動される。左側
基準金型L4とL5、右側基準金型R4とR5はそれぞ
れ係合されて図1(A)と同じ状態になる。
【0067】次いで、トップダイ23がワークWの長辺
寸法Lの寸法にされるためには、図1(C)に示されて
いるように左側、右側基準金型L7〜L13、R7〜R
13をそれぞれ外方へ退避させなければならない。この
ときには、L7とR7の各金型における金型選択シリン
ダ51を作動せしめて連結ピン123が連結用テーパ穴
125から抜脱されて左側基準金型L6とL7、右側基
準金型R6とR7がアンクランプ状態にされる。
【0068】そして、左側、右側基準金型L8〜L1
3、R8〜R13の各金型における金型選択シリンダ5
1を作動せしめて左側基準金型L7〜L13及び右側基
準金型R7〜R13が連結される。
【0069】この状態において開閉用シリンダ53R,
53Lが作動してロッド部材109R,109Lが外方
へ移動されることにより、最外位置にある左側、右側基
準金型L13,R13が外方へ移動されることに伴っ
て、左側、右側基準金型L7〜L12、R7〜R12も
それぞれ同方向ヘガイドレール111に案内されて移動
される。つまり、折曲げ加工に不必要な金型が退避され
ることとなる。
【0070】次いで、ワークWの長辺寸法Lの部分が機
械センターCLに集結移動された左側基準金型L6から
右側基準金型R6までの全長L寸法のトップダイ23に
より押圧固定され、図1(C)の2点鎖線に示されてい
るように折り曲げられる。
【0071】以上のように、短時間で行われる基準金型
の幅寄せ工程により所定の位置に隙間A1及びA2を形
成することができるので、ワークWに予め成形されてい
るバーリング加工のような成形加工部Fが潰されること
なく、折曲げ加工が行われる。また、従来のようにトッ
プダイ23の下面にワークWの成形加工部Fを逃げるた
めの“逃げ加工”が行われる必要がないのでトップダイ
23の強度が低下しないから、高精度の折曲げ加工が行
われる。
【0072】他の実施の形態としては、図1(D)を参
照するに、図1(A)に示されているように予めワーク
情報のワーク寸法に基づいて、トップダイ23がワーク
Wの長辺寸法Lに合わせるように調整されてから、ワー
クWの短辺寸法Sの部分を折曲げ加工する際に、ワーク
Wの成形加工部Fは左側、右側基準金型L4,R4に位
置しているので、この左側、右側基準金型L4,R4を
回避せしめて隙間A1及びA2を形成するために、金型
交換ユニット25を用いてセンタ金型Cをセンタ金型C
2から例えば幅狭のセンタ金型C13に交換して左側、
右側基準金型L1〜L4、R1〜R4をそれぞれ機械セ
ンター側へ退避させることもできる。
【0073】なお、ワークWの長辺寸法Lの部分を折曲
げ加工する際には、金型交換ユニット25を用いてセン
タ金型Cを幅狭のセンタ金型C13から再びセンタ金型
C2に交換してトップダイ23がワークWの長辺寸法L
の寸法に復帰されてから、図1(C)に示されているよ
うに折曲げ加工に不必要な左側、右側基準金型L7〜L
13、R7〜R13金型が退避される。次いで長辺寸法
Lの部分が折曲げ加工される。
【0074】さらに、他の実施の形態としては、図11
を参照するに、CAM/CAD139や自動プログラミ
ング装置141などのサーバー的機能を有する親局によ
り、三面図から展開図あるいは立体姿図が作成された
後、この図形情報として上記の展開図あるいは立体姿図
が子局としての折曲げ加工装置1の制御装置127へ送
られる。
【0075】親局から送られてくる図形情報としての展
開図あるいは立体姿図には短辺寸法S及び長辺寸法Lな
どの寸法形状の他にバーリング加工などの成形加工部F
の位置情報が含まれている。
【0076】上記の加工情報に基づいて、前述した実施
の形態と同様に、短辺折曲げ加工から長辺折曲げ加工を
行う際には、まず短辺加工時にトップダイ23の長さを
長辺寸法Lに設定される。つまり、図2において分割金
型a1と分割金型a2と分割金型a3の合計の寸法が長
辺寸法Lとなるよう設定される。上記の成形加工部Fの
位置情報に基づいて制御装置127内にて、成形加工部
Fを回避すべくトップダイ23の長辺寸法Lの所定の位
置に隙間A1及びA2を形成せしめる。
【0077】なお、隙間A1及びA2の寸法は親局から
の図形情報により成形加工部Fの幅寸法Eに基づいて決
定される。つまり、折曲げ加工装置1の制御装置127
内にて図形情報に基づいてトップダイ23中に隙間A1
及びA2を開ける位置と隙間A1及びA2の寸法が決定
されることとなる。実際の隙間寸法は成形加工部Fの幅
寸法に余裕の寸法を加えたものとなる。したがって、短
辺寸法Sが折り曲げられるときはワークWは所定位置に
所定寸法の隙間A1及びA2を開けた長辺寸法Lとなる
ように各基準金型により構成されたトップダイ23によ
ってクランプされることとなる。
【0078】また、前述した実施の形態と同様に、短辺
折曲げから長辺折曲げへの移行は単に隙間A1及びA2
を埋めるべく所定の分割金型を隙間分だけ移動させるだ
けでよいので短時間にて行うことができる。
【0079】図3を参照するに、トップダイ23が長辺
寸法Lに構成されてから長辺折曲げ加工が行われる際
に、ワークWの長辺寸法Lの部分に成形加工部Fがある
ためにこの成形加工部Fが潰されるという問題があると
しても、前述した実施の形態の場合と同様に行うことが
できる。
【0080】つまり、予め図形情報により長辺寸法側の
成形加工部Fの位置寸法と成形加工部Fの幅寸法が把握
できるので、トップダイ23に所定位置に所定寸法の隙
間A3及びA4を開けて、この隙間寸法隙間A3とA4
の分を入れたトップダイ23の全長が長辺寸法Lと同様
になるよう設定することにより、成形加工部Fを潰すこ
となく且つワーククランプ力を極端に落とすことなく長
辺折曲げ加工を行うことができる。
【0081】なお、この発明は、前述した実施の形態に
限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、そ
の他の態様で実施できるものである。
【0082】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、折曲げ
工程前に予め成形加工を有するワークの折曲げ短辺と長
辺の寸法情報に基づいて分割金型を選定することによ
り、トップダイを長辺寸法の長さに設定できる。短辺折
曲げ加工時は、成形加工部の位置や幅寸法の情報に基づ
いて、分割金型の短辺寸法分から外方の分割金型を外方
へ移動することにより、成型加工部を回避する隙間を形
成できるので、トップダイにて成形加工部を潰すことな
くワークをクランプでき短辺折曲げ加工を行える。
【0083】さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間
を埋めるように分割金型を移動することにより、容易に
トップダイを長辺寸法の長さに復帰できるので、短時間
で長辺折曲げ加工に移行できる。したがって、成形加工
部に悪影響を与えることなく、且つ余分なATC動作を
必要とせずに効率的な折曲げ加工を行うことができる。
【0084】請求項2の発明によれば、折曲げ工程前に
予め成形加工が施されているワークの折曲げ短辺と長辺
の寸法情報に基づいて、センタ金型と分割金型を選定す
ることにより、トップダイを長辺寸法の長さに設定でき
る。短辺折曲げ加工時は、成形加工部の位置や幅寸法の
情報に基づいて、前記センタ金型を小さい寸法のセンタ
金型に交換して分割金型を機械センター側へ移動するこ
とにより、成型加工部を回避する隙間を形成できるの
で、トップダイにて成形加工部を潰すことなくワークが
クランプでき短辺折曲げ加工を行える。
【0085】さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間
を埋めるように上記の小さい寸法のセンタ金型を元のセ
ンタ金型に交換することにより、容易にトップダイを長
辺寸法の長さに復帰できるので、短時間で長辺折曲げ加
工に移行できる。成形加工部に悪影響を与えることな
く、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折曲
げ加工を行うことができる。
【0086】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、折曲げ工程前に予め成形加工を有す
るワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づいて分割
金型を選定することにより、トップダイを長辺寸法の長
さに設定できる。短辺折曲げ加工時は、成形加工部の位
置や幅寸法の情報に基づいて、分割金型の短辺寸法分か
ら外方の分割金型を外方へ移動することにより、成型加
工部を回避する隙間を形成できるので、トップダイにて
成形加工部を潰すことなくワークをクランプでき短辺折
曲げ加工を行える。
【0087】さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間
を埋めるように分割金型を移動することにより、容易に
トップダイを長辺寸法の長さに復帰できるので、短時間
で長辺折曲げ加工に移行できる。したがって、成形加工
部に悪影響を与えることなく、且つ余分なATC動作を
必要とせずに効率的な折曲げ加工を行うことができる。
【0088】請求項4の発明によれば、請求項2記載の
効果と同様であり、折曲げ工程前に予め成形加工が施さ
れているワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づい
て、センタ金型と分割金型を選定することにより、トッ
プダイを長辺寸法の長さに設定できる。短辺折曲げ加工
時は、成形加工部の位置や幅寸法の情報に基づいて、前
記センタ金型を小さい寸法のセンタ金型に交換して分割
金型を機械センター側へ移動することにより、成型加工
部を回避する隙間を形成できるので、トップダイにて成
形加工部を潰すことなくワークがクランプでき短辺折曲
げ加工を行える。
【0089】さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間
を埋めるように上記の小さい寸法のセンタ金型を元のセ
ンタ金型に交換することにより、容易にトップダイを長
辺寸法の長さに復帰できるので、短時間で長辺折曲げ加
工に移行できる。成形加工部に悪影響を与えることな
く、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折曲
げ加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、(A)〜
(C)は成形加工部を回避して折曲げ加工が行われると
きを示し、(D)は他の例を示す状態説明図である。
【図2】本発明の実施の形態で用いられるワークの形状
と金型配置を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態で用いられるワークの形状
と他の金型配置を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態で用いられる折曲げ加工装
置の右側面図である。
【図5】図4のおける矢視Vを示す折曲げ加工装置の部
分的な正面図である。
【図6】図5のおける矢視VIを示す折曲げ加工装置の
部分的な拡大右側面図である。
【図7】図5のおける矢視VIIの拡大詳細図である。
【図8】図7における平面図である。
【図9】図7における矢視IX−IX線に沿った断面図
である。
【図10】制御装置のブロック図である。
【図11】本発明の他の実施の形態を示すもので、ワー
クの図形情報の入力システムである。
【図12】従来例を示すもので、ワークに対する金型配
置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 折曲げ加工装置 19 ボトムダイ 21 上部フレーム 23 トップダイ 25 金型交換ユニット 27 上下動駆動機構 41 曲げ金型 51 金型選択シリンダ(分割金型移動手段) 53 開閉用シリンシダ 55 金型マガジン 127 制御装置 129 CPU 131 入力装置(ワーク寸法入力手段) 135 メモリ 137 指令部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に延伸して設けたボトムダイ
    と、このボトムダイに対向した長さを有すると共に上下
    動可能なトップダイとの協働によって予め成形加工部を
    有するワークを押圧固定した状態のもとで、ボトムダ
    イ、トップダイから後方へ突出したワークを、ベンドビ
    ームにより上方向または下方向へ折曲げる際に、 ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位
    置情報を制御装置に入力し、 この入力された長辺寸法に基づいて、機械センター方向
    へ連結集合・離散移動自在な多数の分割金型からなるト
    ップダイの長さを前記長辺寸法に設定し、 この長辺寸法に設定されたトップダイに対して、機械セ
    ンター側の分割金型の短辺寸法分から外方の分割金型を
    外方へ移動せしめることにより、予め入力された成形加
    工部を回避せしめる隙間を形成し、 この隙間を形成した後に、上記のトップダイにてワーク
    の折曲げ短辺をクランプし短辺折曲げ加工を行い、 上記の短辺折曲げ加工終了後、前記ワークの長辺を割り
    出し位置決めした後にトップダイに形成した隙間を埋め
    るべく上記の外方に移動された分割金型を原位置へ復帰
    移動せしめ、 この長辺寸法に復帰されたトップダイにて前記ワークの
    折曲げ長辺をクランプした後、長辺折曲げ加工を行うこ
    とを特徴とする折曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 左右方向に延伸して設けたボトムダイ
    と、このボトムダイに対向した長さを有すると共に上下
    動可能なトップダイとの協働によって予め成形加工部を
    有するワークを押圧固定した状態のもとで、ボトムダ
    イ、トップダイから後方へ突出したワークを、ベンドビ
    ームにより上方向または下方向へ折曲げる際に、 ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位
    置情報を制御装置に入力し、 この入力された長辺寸法に基づいて、機械センター方向
    へ連結集合・離散移動自在な多数の分割金型と各種寸法
    の異なる多数のセンタ金型から選定されたセンタ金型と
    からなるトップダイの長さを前記長辺寸法に設定し、 この長辺寸法に設定されたトップダイに対して、前記セ
    ンタ金型を小さい寸法のセンタ金型と交換して前記分割
    金型を機械センター側へ移動せしめることにより、予め
    入力された成形加工部を回避せしめる隙間を形成し、 この隙間を形成した後に、上記のトップダイにてワーク
    の折曲げ短辺をクランプし短辺折曲げ加工を行い、 上記の短辺折曲げ加工終了後、前記ワークの長辺を割り
    出し位置決めした後にトップダイに形成した隙間を埋め
    るべく上記の小さい寸法のセンタ金型を元のセンタ金型
    に交換せしめてトップダイを長辺寸法に復帰せしめ、 この長辺寸法に復帰されたトップダイにて前記ワークの
    折曲げ長辺をクランプした後、長辺折曲げ加工を行うこ
    とを特徴とする折曲げ加工方法。
  3. 【請求項3】 左右方向に延伸して設けたボトムダイ
    と、このボトムダイに対向した長さを有すると共に上下
    動可能なトップダイとの協働によって予め成形加工部を
    有するワークを押圧固定した状態のもとで、ボトムダ
    イ、トップダイから後方へ突出したワークを、ベンドビ
    ームにより上方向または下方向へ折曲げる折曲げ加工装
    置において、 前記トップダイを機械センターに対して連結集合・離散
    移動自在な多数の分割金型とから構成すると共に前記多
    数の分割金型を移動せしめる分割金型移動手段を設け、 ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位
    置情報を入力するワーク寸法入力手段と、ワークの短辺
    折曲げ加工時に、入力された長辺寸法に基づいてトップ
    ダイの長さを前記長辺寸法に設定すべく各分割金型を機
    械センター方向へ連結集合せしめた後に、機械センター
    側の分割金型の短辺寸法分の位置に前記成形加工部を回
    避する隙間を開けるべく前記短辺寸法分から外方の分割
    金型を外方へ移動せしめる指令を前記分割金型移動手段
    に与えると共に、ワークの長辺折曲げ加工時に、上記の
    外方に移動された分割金型を原位置へ復帰移動せしめる
    指令を前記分割金型移動手段に与える指令部と、を備え
    た制御装置を設けてなることを特徴とする折曲げ加工装
    置。
  4. 【請求項4】 左右方向に延伸して設けたボトムダイ
    と、このボトムダイに対向した長さを有すると共に上下
    動可能なトップダイとの協働によって予め成形加工部を
    有するワークを押圧固定した状態のもとで、ボトムダ
    イ、トップダイから後方へ突出したワークを、ベンドビ
    ームにより上方向または下方向へ折曲げる折曲げ加工装
    置において、 前記トップダイを機械センターに対して連結集合・離散
    移動自在な多数の分割金型とセンタ金型とから構成する
    と共に前記多数の分割金型を移動せしめる分割金型移動
    手段を設け、 前記センタ金型を各種寸法の異なる多数のセンタ金型の
    中から交換せしめる金型交換ユニットを設け、 ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位
    置情報を入力するワーク寸法入力手段と、ワークの短辺
    折曲げ加工時に、入力された長辺寸法に基づいてトップ
    ダイの長さを前記長辺寸法に設定すべく各分割金型を機
    械センター方向へ連結集合せしめた後に、機械センター
    側の分割金型の短辺寸法分の位置に前記成形加工部を回
    避する隙間を開けるべく前記センタ金型を小さい寸法の
    センタ金型と交換して分割金型を機械センター側へ移動
    せしめる指令を前記金型交換ユニットと分割金型移動手
    段に与えると共に、ワークの長辺折曲げ加工時に、トッ
    プダイに形成した隙間を埋めるべく上記の小さい寸法の
    センタ金型を元のセンタ金型に交換せしめて長辺寸法に
    復帰せしめる指令を前記金型交換ユニットと分割金型移
    動手段に与える指令部と、を備えた制御装置を設けてな
    ることを特徴とする折曲げ加工装置。
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