JP4398025B2 - 折曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折曲げ加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、折曲げ加工機は図12に示されているように、トップダイ201とボトムダイ203との協働によってワークを挟圧固定した後に、トップダイ201、ボトムダイ203から後方向へ突出したワークWの突出部を上方向又は下方向へ折り曲げるものである。
【0003】
折曲げ寸法が短辺寸法Sと長辺寸法LとからなるワークWを折曲げ加工する際には、通常、トップダイ201の長さが長辺寸法Lに設定されてから、この状態で短辺寸法Sの部分の短辺折曲げ加工が行われる。
【0004】
次いで、長辺寸法Lの部分の長辺折曲げ加工が行われる。トップダイ201の長さは常時長辺寸法Lの長さに設定された状態であり、トップダイ201のATC(自動金型交換装置)により金型交換を行って長さ調整を行う必要がないので効率的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の折曲げ加工装置においては、折曲げ加工前のパンチング加工などの板取り工程においてワークWにバーリング加工などの成形加工が施されていると、上述した折曲げ方法では成形加工部を潰してしまうので、トップダイ201の下面に成形加工部を逃げるための“逃げ溝”を加工するという“逃げ加工”を行い、成形加工部を潰さないように保護していた。この場合、トップダイ201の強度が弱くなり、且つワーククランプ力が弱くなるために高精度の曲げ加工を行えないという問題点があった。
【0006】
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、折曲げ工程前に予め成形加工が施されているワークを折曲げ加工する際に、成形加工部を潰してしまうなどの影響を与えることなく、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折曲げ加工を行い得る折曲げ加工方法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の折曲げ加工方法は、左右方向に延伸して設けたボトムダイと、このボトムダイに対向した長さを有すると共に上下動可能なトップダイとの協働によって予め成形加工部を有するワークを押圧固定した状態のもとで、ボトムダイ、トップダイから後方ヘ突出したワークを、ベンドビームにより上方向または下方向ヘ折曲げる際に、ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位置情報を制御装置に入力し、この入力された長辺寸法に基づいて、機械センター方向ヘ連結集合・離散移動自在な多数の分割金型からなるトップダイの長さを前記長辺寸法に設定し、この長辺寸法に設定されたトップダイに対して、前記入力された成形加工部が前記短辺寸法部を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合、前記機械センター側の分割金型の短辺寸法分から外方の分割金型を外方ヘ移動せしめることにより、前記入力された前記成形加工部を回避せしめる隙間を形成し、この隙間を形成した後に、前記トップダイにてワークの折曲げ短辺をクランプして短辺折曲げ加工を行い、前記短辺折曲げ加工終了後、前記ワークの長辺を割り出し位置決めした後に前記トップダイに形成した前記隙間を埋めるべく前記外方に移動された分割金型を原位置ヘ復帰移動せしめ、この長辺寸法に復帰された前記トップダイにて前記ワークの折曲げ長辺をクランプした後に長辺折曲げ加工を行い、かつまた、前記成形加工部が前記長辺寸法部分を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合には、前記入力された長辺寸法に基づいて、この成形加工部を回避せしめる隙間を開けてトップダイの長さを設定して、長辺曲げ加工を行うことを特徴とするものである
【0008】
したがって、折曲げ工程前に予め成形加工が施されているワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づいて、分割金型が選定されてトップダイが長辺寸法の長さに設定される。短辺折曲げ加工時は、成形加工部の位置や幅寸法の情報に基づいて、分割金型の短辺寸法分から外方の分割金型が外方へ移動されて成型加工部を回避する隙間が形成されるので、トップダイにて成形加工部を潰すことなくワークがクランプされて短辺折曲げ加工が行われる。
【0009】
さらに、長辺折曲げ加工時には、上記の隙間を埋めるように分割金型が移動され、容易にトップダイが長辺寸法の長さに復帰されるので、短時間で長辺曲げ加工に移動される。成形加工部に悪影響を与えることなく、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折曲げ加工が行われる。また、成形加工部が前記長辺寸法部分を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合には、入力された長辺寸法に基づいて、この成形加工部を回避せしめる隙間を開けてトップダイの長さを設定して、長辺曲げ加工が行われる
【0013】
請求項によるこの発明の折曲げ加工装置は、左右方向に延伸して設けたボトムダイと、このボトムダイに対向した長さを有すると共に上下動可能なトップダイとの協働によって予め成形加工部を有するワークを押圧固定した状態のもとで、ボトムダイ、トップダイから後方ヘ突出したワークを、ベンドビームにより上方向または下方向ヘ折曲げる折曲げ加工装置において、前記トップダイを機械センターに対して連結集合・離散移動自在な多数の分割金型とから構成すると共に前記多数の分割金型を移動せしめる分割金型移動手段を設け、ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位置情報を入力するワーク寸法入力手段とを設け、予め入力された成形加工部が前記短辺寸法部を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合、ワークの短辺折曲げ加工時に、入力された長辺寸法に基づいてトップダイの長さを前記長辺寸法に設定すべく各分割金型を機械センター方向ヘ連結集合せしめた後に、機械センター側の分割金型の短辺寸法部の位置に前記成形加工部を回避する隙間を開けるべく前記短辺寸法分から外方の分割金型を外方ヘ移動せしめる指令を前記分割金型移動手段に与えると共に、ワークの長辺折曲げ加工時に、前記外方に移動された分割金型を原位置ヘ復帰移動せしめる指令を前記分割金型移動手段に与え、かつまた、前記成形加工部が前記長辺寸法部分を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合は、前記入力された長辺寸法に基づいて、この成形加工部を回避せしめる隙間を開けてトップダイの長さを設定する指令を前記分割金型移動手段に与える指令部を備えた制御装置を設けてなることを特徴とするものである
【0014】
したがって、請求項1記載の作用と同様であり、折曲げ工程前に予め成形加工が施されているワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づいて、分割金型が選定されてトップダイが長辺寸法の長さに設定される。短辺折曲げ加工時は、成形加工部の位置や幅寸法の情報に基づいて、分割金型の短辺寸法分から外方の分割金型が外方へ移動されて成型加工部を回避する隙間が形成されるので、トップダイにて成形加工部を潰すことなくワークがクランプされて短辺折曲げ加工が行われる。
【0015】
さらに、長辺折曲げ加工時には、上記の隙間を埋めるように分割金型が移動され、容易にトップダイが長辺寸法の長さに復帰されるので、短時間で長辺曲げ加工に移動される。成形加工部に悪影響を与えることなく、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折曲げ加工が行われる。また、成形加工部が前記長辺寸法部分を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合には、入力された長辺寸法に基づいて、この成形加工部を回避せしめる隙間を開けてトップダイの長さを設定して、長辺曲げ加工が行われる
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の折曲げ加工方法及びその装置の実施の形態について、しごき折曲げ加工装置を例にとって図面を参照して説明する。
【0020】
図4を参照するに、本実施の形態に係わる折曲げ加工装置1の前側にはワークテーブル装置3が配置されている。ワークテーブル装置3はすでに例えば特開平1−309729号公報などで知られているように公知であるから、詳細な説明を省略するが、ワークテーブル装置3のワークテーブル5上にワークが搬入されて載置される。ワークテーブル装置5に備えられたワーククランプ装置7でワークをクランプすると共に、ワーク旋回装置9で必要に応じて旋回されるものである。
【0021】
したがって、ワークテーブル5上に搬入されて載置されたワークは、ワークのほぼ真中をワーククランプ装置7でクランプされて折曲げ加工装置1側へ必要な移動量だけ移動されることにより、ワークの一辺に折曲げ加工が行われる。次いで、ワークを後退させると共にワーク旋回装置9で例えば90度旋回させた後、前進させてワークの他辺に折曲げ加工が行われる。上述の要領でワークの四辺に折曲げ加工が行われることにより、例えば箱形状の曲げ製品が得られるのである。
【0022】
折曲げ加工装置1は固定フレーム11を備えており、この固定フレーム11の上方には枢軸13を支点として昇降フレーム15が図4において上下方向へ揺動自在に設けられている。
【0023】
固定フレーム11の前部(図4において左部)には下部フレーム17が画定されており、この下部フレーム17上には左右方向(図4において紙面に対して直交した方向)へ延伸した固定金型としてのボトムダイ19が設けられている。昇降フレーム15の前部には上部フレーム21が固定されており、この上部フレーム21の下部はボトムダイ19と対向した可動金型としての交換可能なトップダイ23が設けられている。このトップダイ23のほば中央部には金型交換ユニット25が設けられている。
【0024】
上部フレーム21の上部における可動フレーム15上には例えば偏心カムを備えた上下動駆動機構27が設けられている。この上下動駆動機構27にはギヤ29が備えられていて、このギヤ29には別のギヤ31を介して駆動ギヤ33が噛合されている。この駆動ギヤ33には固定フレーム15に設けられた駆動モータ35の出力軸が装着されている。上下動機構27にはアーム部材37の一端が一体化されていると共にアーム部材37の他端が下部フレーム17に枢軸39でもって装着されている。
【0025】
上記構成により、駆動モータ35を駆動せしめると、駆動ギや33が回転される。この駆動ギヤ33の回転によりギヤ31,29を介して上下動駆動機構27の偏心カムが回転される。この偏心カムの回転によりアーム部材37が枢軸39を支点として下降されるから、上部フレーム21を介してトップダイ23が下降されることになる。したがって、ボトムダイ19上に載置されたワークは、トップダイ23の下降で、ボトムダイ19とトップダイ23との協働で押圧固定されることとなる。
【0026】
固定フレーム11,昇降フレーム15にはそれぞれ回動可能な正,逆曲げ用向け金型41A,41Bが設けられている。この曲げ金型41A,41Bには回動アーム部材43,45の一端が設けられており、この回動アーム部材43,45の他端が前後勤(図4において左右動)自在な曲げフレーム47に設けられている。回動アーム部材43,45が上下動される駆動機構はすでに公知であるから説明を省略する。
【0027】
上記構成により、ボトムダイ19とトップダイ23とで押圧固定されたワークに、回動アーム部材43あるいは回転アーム部材45を上下方向に揺動せしめることによって、曲げ金型41Aあるいは曲げ金型41Bが揺動されて正曲げあるいは逆曲げの折曲げ加工が行われることになる。
【0028】
上部フレーム21の下部には、図5に示されているように、金型支持用ビーム49が設けられている。この金型支持用ビーム49の長手方向すなわち図5において左右方向におけるほぼ中央部には金型交換ユニット25に備えられた交換可能なセンタ金型Cが設けられている。この交換可能なセンタ金型Cの左右部における金型支持用ビーム49は左側中抜き用金型L0を介してトップダイの分割金型としての例えば左側基準金型L1〜L13が、また右側中抜き金型R0を介して右側基準金型R1〜R13が設けられている。センタ金型Cとしては例えば5mm単位毎のセンタ金型C1〜C20を備えて交換可能となっている。
【0029】
各左側,右側基準金型L1〜L13,R1〜R13の上部には多数の分割金型を移動せしめるための分割金型移動手段としての例えば金型選択シリンダ51が設けられている。また、金型支持用ビーム49には開閉用シリンシダ53L,53Rが備えられており、この開閉用シリンダ53L,53Rを作動させて各金型選択シリンダ51を選択し、作動せしめることによって、左側、右側基準金型L1〜L13、R1〜R13のうちのどれかがそれぞれ選択されて、基準金型の長さが所望の長さに決定されるものである。
【0030】
交換可能なセンタ金型Cは、上部フレーム21のほぼ中央部に設けられた金型交換ユニット25によって行われる。しかも、センタ金型Cの各種交換用センタ金型C1〜C20の20個は金型交換ユニット25の上方における上部フレーム21に取付けられた金型マガジン55に収納されている。
【0031】
金型交換ユニット25の詳細としては、図6に示されているように、上部フレーム21の下部に図6の紙面に対して垂直方向(図5において左右方向)へ延伸した複数の平行なガイドレール57が敷設されている。このガイドレール57にはガイドブロック59を介して左右方向へ移動自在な可動フレーム61が設けられている。この可動フレーム61の後部にはナット部材63が設けられている。
【0032】
このナット部材63には図6の紙面に垂直方向へ延伸した回転自在なボールねじ65が螺合されており、このボールねじ65の図5において左端は上部フレーム21の左側に設けた駆動モータ67の出力軸にプーリ、ベルト等の回転伝達装置により駆動されるように構成されている。
【0033】
上記構成により、駆動モータ67の駆動によるボールねじ65の回転によりナット部材63が図6の紙面に垂直方向へ移動されるから、可動フレーム61がガイドブロック59を介してガイドレール57に案内されて図6の紙面に垂直方向へ移動されることになる。
【0034】
可動フレーム61には旋回用駆動モータ69が設けられており、この旋回用駆動モータ69の出力軸には駆動ギヤ71が装着されている。この駆動ギヤ71には中間ギヤ73を介して従動ギヤ75が噛合されている。この従動ギヤ75にはセンタアーム77が装着されている。このセンタアーム77の下端にはセンタ金型Cが交換可能に備えられている。
【0035】
上記構成により、旋回用駆動モータ69の駆動により駆動ギヤ71が回転され、中間ギヤ73,従動ギヤ75を介してセンタアーム77が図6において時計方向に旋回されて、センタ金型Cが実線の位置から2点鎖線の位置まで旋回されることになる。
【0036】
左側,右側中抜き金型L0,R0の上部は金型支持用ビーム49に図5において左右方向に延伸して回転自在に支承されるボールねじ79の左,右ねじ79L,79Rに螺合されており、ボールねじ79は可動フレーム61に設けた中抜き金型移動用駆動モータ80の出力軸にプーリ、ベルト等の回転伝達装置により駆動されるように構成されている。
【0037】
上記構成により、中抜き金型移動用駆動モータ80の駆動により上記の回転伝達装置を介してボールねじ79の左,右ねじ79L,79Rが回転されることによって、左,右中抜き金型L0,R0が互いに接近したり、あるいは離反されることになる。
【0038】
図6を参照するに、センタアーム77の下端には金型ホルダ81が図示せざる昇降駆動装置により上下動自在に設けられており、金型ホルダ81の下部にはセンタ金型Cをクランプ・アンクランプするクランプアーム(図示省略)が金型クランプシリンダ83により駆動可能に設けられている。
【0039】
金型交換ユニット25の上方位置にあって上部フレーム21の前側には、図6に示されているように、金型マガジン55が設けられている。この金型マガジン55はドラムフレーム85を備えており、このドラムフレーム85の両側には金型ドラム87R(87L)が設けられている。図6ではR側が図示されている。
【0040】
ドラムフレーム85の上下には図6の紙面に垂直方向へ延伸した回転自在な回転軸89,91が装着されている。この回転軸89,91の両端側にはスプロケット93R(93L),95R(95L)が装着されている。スプロケット93Rと95R(及び93Lと95L)とにはチェーン97R(97L)が巻回されている。このチェーン97R(97L)には図6に示されているように、金型保持部材99を介して交換可能なセンタ金型Cが両側でそれぞれ10個ずつ着脱可能に装着されている。このセンタ金型Cは例えば5mm単位毎の幅を異にしてC1〜C20まで収納されている。
【0041】
ドラムフレーム85には金型ドラム87R,87Lを回転せしめる回転用駆動モータ101が取付けられており、この回転用駆動モータ101の出力軸に装着された駆動スプロケット103と、回転軸91に装着された従勤スプロケット105とにはチェーン107が巻回されている。
【0042】
上記構成により、回転用駆動モータ101の駆動により駆動スプロケット103、チェーン107、従動スプロケット105、回転軸91が回転されるので、チェーン97R,97Lが走行回転される。したがって、チェーン97R,97Lに設けられた変換可能なセンタ金型Cが走行回転されて、図6において下側の交換位置KR(KL)に所望のセンタ金型Cが位置決めされることとなる。
【0043】
上記構成により、センタ金型Cの交換動作を説明すると、センタアーム77は旋回上昇可の機械センターCL(図5において左右中央)に位置決めされる。旋回用駆動モータ69の駆動によりセンタアーム77が旋回されて、図6に示されているように、実線の位置から2点鎖線の位置まで上昇する。この上昇されたセンタアーム77は駆動モータ67の駆動により金型ドラム87R,87Lの交換位置KL又はKRの位置まで移動される。
【0044】
金型クランプシリンダ83の作動によりアンクランプの状態にされたセンタ金型Cが、交換位置の空の金型保持部材99に自動的に装着されると共にセンタ金型Cが金型クランプシリンダ83から外れる。次に、所望のセンタ金型Cが交換位置KL又はKRに位置決めされて金型クランプシリンダ83の先端に装着されクランプされる。
【0045】
この所望のセンタ金型Cは駆動モータ67の駆動により機械センターCLに位置決めされる。この状態で旋回用駆動モータ69の駆動によりセンタアーム77が旋回して下降される。中抜き金型L0,R0が中抜き金型駆動用駆動モータの駆動で金型寸法セット位置に位置決めされることにより、センタ金型Cの交換動作が終了する。
【0046】
上記の数mmピッチ毎の一体式の複数のセンタ金型Cからワークの長さに応じて必要な長さのセンタ金型Cが選択され、金型の長さが容易に短時間で調整される。
【0047】
再び図5を参照するに、開閉用シリンダ53R,53Lに装着されたロッド部材109R,109Lには最外基準金型R13,L13が取付けられている。
【0048】
上記構成により、開閉用シリンダ53R,53Lを作動させるとロッド部材109R,109Lを介して最外基準金型R13,L13が図5において点線で示されているように外側へ移動されることになる。
【0049】
金型支持用ビーム49には左右方向へ延伸したガイドレール111(図7を参照)が敷設されており、このガイドレール111には左、右側中抜き金型L0,R0;各左側、右側基準金型L1〜L13,R1〜R13が移動自在に設けられている。
【0050】
例えば図7、図8および図9に示されているように、右側基準金型R1,R2の上部内側には複数のボルト113で摺動部材115が取付けられており、この摺動部材115はガイドレール111に摺動自在に設けられている。また、右側基準金型R1,R2にはロッド部材117が設けられており、ロッド部材117の一端には係合部としての凸部119が設けられている。また、右側基準金型R1,R2には凸部119に対する被係合部としての凹部121が設けられている。例えば右側基準金型R1の凸部119が隣りの右側基準金型R2の凹部121に係脱自在に設けられている。
【0051】
また、右側基準金型R1,R2には固定手段としての金型選択シリンダ51が設けられている。右側基準金型R1,R2に設けられて金型選択シリンダ51に装着された固定部としての連結ピン123と、ロッド部材117に設けられた被固定部としての連結用テーパ穴125とで構成されている。
【0052】
上記構成により、開閉用シリンダ53R,53Lを作動させてロッド部材109R,109Lを内側に移動せしめると、例えば右側基準金型R1に対して右側基準金型R2が内側(図8において左側)ヘ移動することにより右側基準金型R1におけるロッド部材117の一端に設けられた係合部である凸部119に、右側基準金型R2におけるロッド部材117の他端に設けられた被係合部である凹部121が係合されることになる。また、逆の動作を行うことにより凸部119に対して凹部121が外れることになる。
【0053】
また、各金型選択シリンダ51を作動させて連結ピン123を図8において上方へ移動せしめると、連結ピン123が各ロッド部材117に設けられた連結用テーパ穴125に挿入され連結されてクランプされることになる。また、逆の動作を行うことにより、連結用テーパ穴125から連結ピン123が外れてアンクランプされることになる。
【0054】
右側基準金型R1,R2のみをとらえて説明したが、それ以外の金型においても同様の構造、作用をなしているものである。
【0055】
図10を参照するに、制御装置127としては、中央処理装置としてのCPU129に、予めバーリング加工などの成形加工部を有するワークWの材質、形状、折曲げ長辺寸法Lや短辺寸法Sなどのワーク寸法、また成形加工部の大きさや位置などの折曲げ加工条件等のデータや加工プログラムを入力するワーク寸法入力手段としての例えば入力装置131と表示装置133と、入力されたデータや加工プログラムを記憶するメモリ135が電気的に接続されている。
【0056】
また、上記のCPU129には、ワークの短辺折曲げ加工時において、入力された長辺寸法Lに基づいてトップダイ23の長さを前記長辺寸法Lに設定すべく各基準金型を機械センターCLに向けて連結集合せしめた後に、機械センター側の基準金型の短辺寸法Sの分の位置に予め入力された成形加工部を回避する隙間を開けるべく前記短辺寸法S分から外方の基準金型を外方へ向けて移動せしめる指令を開閉用シリンダ53R,53Lに与える指令部137が電気的に接続されている。さらに指令部137では、ワークの長辺折曲げ加工時において、トップダイ23に形成した隙間を埋めるべく上記の外方に移動された基準金型を原位置へ復帰移動せしめる指令を開閉用シリンダ53R,53Lに与える。
【0057】
以上の折曲げ加工装置1を用いて、例えば図2に示されているように折曲げ寸法が短辺寸法Sと長辺寸法Lで、箱形に折り曲げられるワークWを一例として説明する。しかも、このワークWは短辺寸法Sを折り曲げる際に邪魔になる箇所にバーリング等の成形加工部Fが設けられている。
【0058】
この曲げ加工手順としては、短辺寸法Sの部分を折り曲げてから長辺寸法Lの部分を折り曲げる。したがって、長辺寸法Lの部分を折り曲げるときには既に短辺寸法Sが折り曲げられているので、トップダイ23は長辺寸法Lの長さに合わせて基準金型を選択する必要がある。
【0059】
図1(A)を参照するに、予めワーク情報として入力された制御装置127のメモリ135内のワーク寸法情報に基づいて指令部137の指令により、トップダイ23はワークWの長辺寸法Lの長さに合わせるようにセンタ金型Cと基準金型が選択されて、例えば機械センターCLに向けて集結移動されたセンタ金型C2、左側、右側中抜き金型L0,R0さらに左側、右側基準金型L1〜L6,R1〜R6の幅を加えた幅が長辺寸法Lの寸法となるように調整される。
【0060】
なお、この例では説明を分かりやすくするために便宜上、図2における隙間A1と隙間A2とは同じ寸法とし、左右の成形加工部Fの位置座標(x1,y1)と(x2,y2)も機械センターCLから振り分けて同じ距離にあるとし、図1(A)〜(D)ではR側を図示している。
【0061】
次いで、ワークWの短辺寸法Sの部分を折曲げ加工する際に、図1(B)に示されているようにワークWの成形加工部Fの位置から左側、右側基準金型L5,R5を回避せしめて隙間を形成するために、左側、右側基準金型L5〜L13、R5〜R13をそれぞれ外方へ退避させなければならない。
【0062】
このときには、左側、右側基準金型L5〜L13、R5〜R13の各金型における一端の凸部119は外側の金型における凹部121にインローにて係合しているので、前述したように上記各金型における金型選択シリンダ51を作動せしめて連結ピン123により連結用テーパ穴125に挿入されて左側基準金型L5〜L13及び右側基準金型R5〜R13が連結される。
【0063】
この状態において開閉用シリンダ53R,53Lが作動してロッド部材109R,109Lが外方へ移動されることにより、最外位置にある左側、右側基準金型L13,R13が外方へ移動されるから、左側、右側基準金型L5〜L12、R5〜R12もそれぞれ同方向ヘガイドレール111に案内されて移動される。したがって、左側、右側基準金型L4,R4と、左側、右側基準金型L5,R5との間に成形加工部Fの位置を回避するための所定寸法の隙間A1及びA2が生じることとなる。なお、この隙間寸法は作業者が任意に指定することもでき、通常は基準金型1〜2個分の寸法であればよい。
【0064】
なお、このときワークWを押圧固定すべくワークWに載置された金型すなわち、センタ金型C、左側、右側中抜き金型L0,R0および左側、右側基準金型L1〜L4,R1〜R4は、摺動部材115のプリロードにて支持されているため、別段固定装置を設ける必要がなく、また、固定手段の金型選択シリンダ51を作動せしめてアンクランプ状態とされている。
【0065】
なお、ワークWの短辺寸法Sの部分が図1(B)の2点鎖線に示されているように折り曲げられるときは、トップダイ23の長さ寸法つまり機械センターCLに集結された左側基準金型L4から右側基準金型R4までの長さは短辺寸法Sの寸法以上であれば良いので、同じである必要はない。また、成形加工部Fの位置を回避するための所定寸法の隙間A1及びA2が生じている状態であるので、成形加工部Fが潰されることはない。
【0066】
次いで、ワークWの長辺寸法Lの部分を折曲げ加工する際に、ワークWが割り出し位置決めされてから、左側基準金型L4とL5の隙間A1と、右側基準金型R4とR5の隙間A2を埋めるために、開閉用シリンダ53R,53Lが作動してロッド部材109R,109Lが機械センターCLに向けて移動されることにより、最外位置にある左側、右側基準金型L13,R13が機械センターCLに向けて移動されるから、左側、右側基準金型L5〜L12、R5〜R12もそれぞれ同方向ヘガイドレール111に案内されて移動される。左側基準金型L4とL5、右側基準金型R4とR5はそれぞれ係合されて図1(A)と同じ状態になる。
【0067】
次いで、トップダイ23がワークWの長辺寸法Lの寸法にされるためには、図1(C)に示されているように左側、右側基準金型L7〜L13、R7〜R13をそれぞれ外方へ退避させなければならない。このときには、L7とR7の各金型における金型選択シリンダ51を作動せしめて連結ピン123が連結用テーパ穴125から抜脱されて左側基準金型L6とL7、右側基準金型R6とR7がアンクランプ状態にされる。
【0068】
そして、左側、右側基準金型L8〜L13、R8〜R13の各金型における金型選択シリンダ51を作動せしめて左側基準金型L7〜L13及び右側基準金型R7〜R13が連結される。
【0069】
この状態において開閉用シリンダ53R,53Lが作動してロッド部材109R,109Lが外方へ移動されることにより、最外位置にある左側、右側基準金型L13,R13が外方へ移動されることに伴って、左側、右側基準金型L7〜L12、R7〜R12もそれぞれ同方向ヘガイドレール111に案内されて移動される。つまり、折曲げ加工に不必要な金型が退避されることとなる。
【0070】
次いで、ワークWの長辺寸法Lの部分が機械センターCLに集結移動された左側基準金型L6から右側基準金型R6までの全長L寸法のトップダイ23により押圧固定され、図1(C)の2点鎖線に示されているように折り曲げられる。
【0071】
以上のように、短時間で行われる基準金型の幅寄せ工程により所定の位置に隙間A1及びA2を形成することができるので、ワークWに予め成形されているバーリング加工のような成形加工部Fが潰されることなく、折曲げ加工が行われる。また、従来のようにトップダイ23の下面にワークWの成形加工部Fを逃げるための“逃げ加工”が行われる必要がないのでトップダイ23の強度が低下しないから、高精度の折曲げ加工が行われる。
【0072】
他の実施の形態としては、図1(D)を参照するに、図1(A)に示されているように予めワーク情報のワーク寸法に基づいて、トップダイ23がワークWの長辺寸法Lに合わせるように調整されてから、ワークWの短辺寸法Sの部分を折曲げ加工する際に、ワークWの成形加工部Fは左側、右側基準金型L4,R4に位置しているので、この左側、右側基準金型L4,R4を回避せしめて隙間A1及びA2を形成するために、金型交換ユニット25を用いてセンタ金型Cをセンタ金型C2から例えば幅狭のセンタ金型C13に交換して左側、右側基準金型L1〜L4、R1〜R4をそれぞれ機械センター側へ退避させることもできる。
【0073】
なお、ワークWの長辺寸法Lの部分を折曲げ加工する際には、金型交換ユニット25を用いてセンタ金型Cを幅狭のセンタ金型C13から再びセンタ金型C2に交換してトップダイ23がワークWの長辺寸法Lの寸法に復帰されてから、図1(C)に示されているように折曲げ加工に不必要な左側、右側基準金型L7〜L13、R7〜R13金型が退避される。次いで長辺寸法Lの部分が折曲げ加工される。
【0074】
さらに、他の実施の形態としては、図11を参照するに、CAM/CAD139や自動プログラミング装置141などのサーバー的機能を有する親局により、三面図から展開図あるいは立体姿図が作成された後、この図形情報として上記の展開図あるいは立体姿図が子局としての折曲げ加工装置1の制御装置127へ送られる。
【0075】
親局から送られてくる図形情報としての展開図あるいは立体姿図には短辺寸法S及び長辺寸法Lなどの寸法形状の他にバーリング加工などの成形加工部Fの位置情報が含まれている。
【0076】
上記の加工情報に基づいて、前述した実施の形態と同様に、短辺折曲げ加工から長辺折曲げ加工を行う際には、まず短辺加工時にトップダイ23の長さを長辺寸法Lに設定される。つまり、図2において分割金型a1と分割金型a2と分割金型a3の合計の寸法が長辺寸法Lとなるよう設定される。上記の成形加工部Fの位置情報に基づいて制御装置127内にて、成形加工部Fを回避すべくトップダイ23の長辺寸法Lの所定の位置に隙間A1及びA2を形成せしめる。
【0077】
なお、隙間A1及びA2の寸法は親局からの図形情報により成形加工部Fの幅寸法Eに基づいて決定される。つまり、折曲げ加工装置1の制御装置127内にて図形情報に基づいてトップダイ23中に隙間A1及びA2を開ける位置と隙間A1及びA2の寸法が決定されることとなる。実際の隙間寸法は成形加工部Fの幅寸法に余裕の寸法を加えたものとなる。したがって、短辺寸法Sが折り曲げられるときはワークWは所定位置に所定寸法の隙間A1及びA2を開けた長辺寸法Lとなるように各基準金型により構成されたトップダイ23によってクランプされることとなる。
【0078】
また、前述した実施の形態と同様に、短辺折曲げから長辺折曲げへの移行は単に隙間A1及びA2を埋めるべく所定の分割金型を隙間分だけ移動させるだけでよいので短時間にて行うことができる。
【0079】
図3を参照するに、トップダイ23が長辺寸法Lに構成されてから長辺折曲げ加工が行われる際に、ワークWの長辺寸法Lの部分に成形加工部Fがあるためにこの成形加工部Fが潰されるという問題があるとしても、前述した実施の形態の場合と同様に行うことができる。
【0080】
つまり、予め図形情報により長辺寸法側の成形加工部Fの位置寸法と成形加工部Fの幅寸法が把握できるので、トップダイ23に所定位置に所定寸法の隙間A3及びA4を開けて、この隙間寸法隙間A3とA4の分を入れたトップダイ23の全長が長辺寸法Lと同様になるよう設定することにより、成形加工部Fを潰すことなく且つワーククランプ力を極端に落とすことなく長辺折曲げ加工を行うことができる。
【0081】
なお、この発明は、前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施できるものである。
【0082】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、折曲げ工程前に予め成形加工を有するワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づいて分割金型を選定することにより、トップダイを長辺寸法の長さに設定できる。短辺折曲げ加工時は、成形加工部の位置や幅寸法の情報に基づいて、分割金型の短辺寸法分から外方の分割金型を外方へ移動することにより、成型加工部を回避する隙間を形成できるので、トップダイにて成形加工部を潰すことなくワークをクランプでき短辺折曲げ加工を行える。
【0083】
さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間を埋めるように分割金型が移動することにより、容易にトップダイが長辺寸法の長さに復帰できるので、短時間で長辺折曲げ加工に移動できる。したがって、成形加工部に悪影響を与えることなく、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折曲げ加工を行うことができる。また、成形加工部が前記長辺寸法部分を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合には、入力された長辺寸法に基づいて、この成形加工部を回避せしめる隙間を開けてトップダイの長さを設定して長辺曲げ加工を行うことができる
【0086】
請求項の発明によれば、請求項1記載の発明と同様であり、折曲げ工程前に予め成形加工を有するワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報に基づいて分割金型を選定することにより、トップダイを長辺寸法の長さに設定できる。短辺折曲げ加工時は、成形加工部の位置や幅寸法n情報に基づいて、分割金型の短辺寸法分から外方の分割金型を外方へ移動することにより、成形加工部を回避する隙間を形成できるので、トップダイにて成形加工部を潰すことなくワークをクランプでき短辺折曲げ加工を行える。
【0087】
さらに、長辺折曲げ加工時は、上記の隙間を埋めるように分割金型が移動することにより、容易にトップダイが長辺寸法の長さに復帰できるので、短時間で長辺折曲げ加工に移動できる。したがって、成形加工部に悪影響を与えることなく、且つ余分なATC動作を必要とせずに効率的な折曲げ加工を行うことができる。また、成形加工部が前記長辺寸法部分を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合には、入力された長辺寸法に基づいて、この成形加工部を回避せしめる隙間を開けてトップダイの長さを設定して長辺曲げ加工を行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、(A)〜(C)は成形加工部を回避して折曲げ加工が行われるときを示し、(D)は他の例を示す状態説明図である。
【図2】本発明の実施の形態で用いられるワークの形状と金型配置を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態で用いられるワークの形状と他の金型配置を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態で用いられる折曲げ加工装置の右側面図である。
【図5】図4のおける矢視Vを示す折曲げ加工装置の部分的な正面図である。
【図6】図5のおける矢視VIを示す折曲げ加工装置の部分的な拡大右側面図である。
【図7】図5のおける矢視VIIの拡大詳細図である。
【図8】図7における平面図である。
【図9】図7における矢視IX−IX線に沿った断面図である。
【図10】制御装置のブロック図である。
【図11】本発明の他の実施の形態を示すもので、ワークの図形情報の入力システムである。
【図12】従来例を示すもので、ワークに対する金型配置を示す平面図である。
【符号の説明】
1 折曲げ加工装置
19 ボトムダイ
21 上部フレーム
23 トップダイ
25 金型交換ユニット
27 上下動駆動機構
41 曲げ金型
51 金型選択シリンダ(分割金型移動手段)
53 開閉用シリンシダ
55 金型マガジン
127 制御装置
129 CPU
131 入力装置(ワーク寸法入力手段)
135 メモリ
137 指令部

Claims (2)

  1. 左右方向に延伸して設けたボトムダイと、このボトムダイに対向した長さを有すると共に上下動可能なトップダイとの協働によって予め成形加工部を有するワークを押圧固定した状態のもとで、ボトムダイ、トップダイから後方ヘ突出したワークを、ベンドビームにより上方向または下方向ヘ折曲げる際に、ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位置情報を制御装置に入力し、この入力された長辺寸法に基づいて、機械センター方向ヘ連結集合・離散移動自在な多数の分割金型からなるトップダイの長さを前記長辺寸法に設定し、この長辺寸法に設定されたトップダイに対して、前記入力された成形加工部が前記短辺寸法部を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合、前記機械センター側の分割金型の短辺寸法分から外方の分割金型を外方ヘ移動せしめることにより、前記入力された前記成形加工部を回避せしめる隙間を形成し、この隙間を形成した後に、前記トップダイにてワークの折曲げ短辺をクランプして短辺折曲げ加工を行い、前記短辺折曲げ加工終了後、前記ワークの長辺を割り出し位置決めした後に前記トップダイに形成した前記隙間を埋めるべく前記外方に移動された分割金型を原位置ヘ復帰移動せしめ、この長辺寸法に復帰された前記トップダイにて前記ワークの折曲げ長辺をクランプした後に長辺折曲げ加工を行い、かつまた、前記成形加工部が前記長辺寸法部分を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合には、前記入力された長辺寸法に基づいて、この成形加工部を回避せしめる隙間を開けてトップダイの長さを設定して、長辺曲げ加工を行うことを特徴とする折曲げ加工方法
  2. 左右方向に延伸して設けたボトムダイと、このボトムダイに対向した長さを有すると共に上下動可能なトップダイとの協働によって予め成形加工部を有するワークを押圧固定した状態のもとで、ボトムダイ、トップダイから後方ヘ突出したワークを、ベンドビームにより上方向または下方向ヘ折曲げる折曲げ加工装置において、前記トップダイを機械センターに対して連結集合・離散移動自在な多数の分割金型とから構成すると共に前記多数の分割金型を移動せしめる分割金型移動手段を設け、ワークの折曲げ短辺と長辺の寸法情報と成形加工部の位置情報を入力するワーク寸法入力手段とを設け、予め入力された成形加工部が前記短辺寸法部を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合、ワークの短辺折曲げ加工時に、入力された長辺寸法に基づいてトップダイの長さを前記長辺寸法に設定すべく各分割金型を機械センター方向ヘ連結集合せしめた後に、機械センター側の分割金型の短辺寸法分の位置に前記成形加工部を回避する隙間を開けるべく前記短辺寸法分から外方の分割金型を外方ヘ移動せしめる指令を前記分割金型移動手段に与えると共に、ワークの長辺折曲げ加工時に、前記外方に移動された分割金型を原位置ヘ復帰移動せしめる指令を前記分割金型移動手段に与え、かつまた、前記成形加工部が前記長辺寸法部分を折曲げる際に邪魔になる位置に在る場合には、前記入力された長辺寸法に基づいて、この成形加工部を回避せしめる隙間を開けてトップダイの長さを設定する指令を前記分割金型移動手段に与える指令部を備えた制御装置を設けてなることを特徴とする折曲げ加工装置
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