JP2003136144A - 曲げ加工装置 - Google Patents

曲げ加工装置

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JP2003136144A
JP2003136144A JP2001342542A JP2001342542A JP2003136144A JP 2003136144 A JP2003136144 A JP 2003136144A JP 2001342542 A JP2001342542 A JP 2001342542A JP 2001342542 A JP2001342542 A JP 2001342542A JP 2003136144 A JP2003136144 A JP 2003136144A
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JP
Japan
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mold
die
bending apparatus
punch
bending
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JP2001342542A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Mizushima
尋幸 水島
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げ加工装置において、設置スペースを節約
すると共にコンパクト化を図り、金型交換時間を短縮
し、交換金型の断面形状の種類を拡大し、ステップベン
ド加工に対応することを同時に満足させることにある。 【解決手段】 上部テーブル20と下部テーブル21に
装着された金型によりワークWの曲げ加工を行う曲げ加
工装置は、上下方向と前後方向に移動自在であってワー
クWの位置決めを行うバックゲージ装置を有している。
このバックゲージ装置を構成するストレッチ32の上部
と下部に、複数種類の金型を格納する金型格納部1、2
を設けた。また、上記金型格納部1、2の上方と下方
に、上下方向と前後方向と移動自在であって傾斜自在な
金型交換部3、4を設け、該金型交換部3、4に、複数
種類の金型を把持する金型把持部材5、6を旋回自在に
取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は曲げ加工装置、特に
設置スペースを節約すると共にコンパクト化を図り、金
型交換時間を短縮し、交換金型の断面形状の種類を拡大
し、ステップベンド加工に対応させることを同時に満足
する曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】従来より、プレスブレーキにおける金型交
換装置としては、次のようなものがある。
【0004】例えば図12(A)に示すように、所定の
断面形状の金型を交換する金型交換装置61、62があ
る。
【0005】図12(A)において、例えば、上部テー
ブル60の前部の金型交換装置61を、ラム60の下端
まで近付けることにより、所定の断面形状のパンチPを
上部テーブル60の下端に装着する。
【0006】また、例えば図12(B)に示すように、
所定の長さ(幅)の金型を交換する金型交換装置63が
ある。
【0007】図12(B)において、例えば、金型交換
装置63内に格納されているパンチのうちで所定の長さ
のものを選択し、その所定の長さのパンチPを上部テー
ブル64の下端まで搬送し、該所定の長さのパンチPを
該上部テーブル64の下端に装着する。
【0008】また、例えば図12(C)に示すように、
ワークを金型取付け位置である金型ステーションに移動
させながら加工を行うステップペンド加工仕様の金型交
換装置がある。
【0009】図12(C)において、例えば、金型ラッ
ク65内において、予め金型ステーションST1、ST
2、ST3、ST4ごとに所定のパンチPを配置し、各
パンチPが配置された金型ホルダ66を、上部テーブル
67の下端に装着する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】しかし、図12(A)の金型交換装置6
1、62では、交換すべきパンチPとダイDの断面形状
の種類が少なく、例えば2、3種類の断面形状の金型し
か交換できない。
【0012】また、図12(B)の金型交換装置63で
は、その構造上中央の金型しか交換できず、そのため、
ステップペンド加工ができない。
【0013】更に、図12(C)の金型交換装置では、
図示するように、金型ラック65が機械の外部に設置さ
れているので、設置スペースが必要であり、また、金型
交換時間が長くなる。
【0014】この設置スペースについては、図12
(A)、図12(B)の金型交換装置に関しても同様で
あり、両者は、図示するように、いずれもテーブルに取
り付けられているので、余分な設置スペースが必要であ
り、また、外部に剥きだしになっているので、嵩張って
いる。
【0015】本発明の目的は、曲げ加工装置において、
設置スペースを節約すると共にコンパクト化を図り、金
型交換時間を短縮し、交換金型の断面形状の種類を拡大
し、ステップベンド加工に対応することを同時に満足さ
せることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、図1〜図11に示すように、上部テーブ
ル20と下部テーブル21に装着された金型によりワー
クWの曲げ加工を行う曲げ加工装置において、上下方向
と前後方向に移動自在であってワークWの位置決めを行
うバックゲージ装置を有し、該バックゲージ装置を構成
するストレッチ32の上部と下部に、複数種類の金型を
格納する金型格納部1、2を設けたことを特徴とする曲
げ加工装置と、上記金型格納部1、2を有する曲げ加工
装置であって、上記金型格納部1、2の上方と下方に、
上下方向と前後方向と移動自在であって傾斜自在な金型
交換部3、4を設け、該金型交換部3、4に、複数種類
の金型を把持する金型把持部材5、6を旋回自在に取り
付けたことを特徴とする曲げ加工装置という技術的手段
を講じている。
【0017】上記本発明の構成によれば、金型格納部1
(図1)、2と金型交換部3、4が、いずれも曲げ加工
装置に内蔵されているので、設置スペースを節約すると
共にコンパクト化を図ることができる。
【0018】また、金型を金型セット治具24、25に
(図3)固定しておき、この金型セット治具24、25
に対して、金型交換部3(図6)、4側の金型把持部材
をチャック5、6で構成すると共に該チャック5(図
8)、6を例えば90°の角度で配置し、上部テーブル
20側と(図2)下部テーブル21側のクランプホルダ
19と23をモジュラー金型ホルダで構成すれば、金型
交換部3、4を上部テーブル20、下部テーブル21に
接近した状態で(例えば図11(A)に相当)、金型格
納部1、2側に戻すことなく、4種類の断面形状の金型
(例えば図8のパンチP1、P2、P3、P4)交換を
行いながら所定の工程を有する曲げ加工を行うことがで
きるので(例えば図11(B)、図11(E)に相
当)、金型交換時間を短縮し、交換対象である金型の断
面形状の種類を拡大することができる。
【0019】更に、金型格納部1、2に、所定の金型ス
テーションに合うように金型を櫛歯状に配置しておけば
(図4)、金型交換時間を短縮し、交換金型の断面形状
の種類を拡大しながら(図10、図11)、ステップベ
ンド加工に対応させることができる。
【0020】従って、本発明によれば、曲げ加工装置に
おいて、設置スペースを節約すると共にコンパクト化を
図り、金型交換時間を短縮し、交換金型の断面形状の種
類を拡大し、ステップベンド加工に対応することを同時
に満足させることが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
の形態を示す全体図である。
【0022】図1に示す曲げ加工装置は、例えばプレス
ブレーキである。
【0023】このプレスブレーキは、機械本体の両側
(X軸方向)に側板22を有し、該側板22の(図4)
上部には油圧シリンダ20A、20Bが取り付けられて
いる。
【0024】上記油圧シリンダ20A、20Bを作動さ
せると、後述するクランプホルダ19(図2)を介し
て、金型セット治具24を有するパンチPが装着された
上部テーブル20が、即ちラム20が上下動するように
なっている。
【0025】また、ラム20の直下には、クランプホル
ダ23を介して、金型セット治具25を有するダイDが
装着された下部テーブル21が設けられている。
【0026】更に、上記下部テーブル21の後方には、
バックゲージ装置の突当30が配置され、該突当30に
ワークWを当接させて位置決めするようになっている。
【0027】この状態で、ラム20を下降させれば、よ
く知られているように、パンチPとダイDの協働により
ワークWに所定の曲げ加工が施される。
【0028】この場合、上部テーブル20と下部テーブ
ル21のクランプホルダ19と23は、いずれもモジュ
ラー金型ホルダにより構成されている。
【0029】これらモジュラー金型ホルダと、後述する
金型格納部1、2側の係止具38、40(図3)、及び
金型交換部3、4側の金型把持部材5、6に(図2)に
対応させるべく、本発明は、各金型に、後述する金型セ
ット治具24、25を取り付けている。
【0030】例えば、金型セット治具24は、図2に示
すように、その基端部24Aが、ネジ28でパンチPに
固定されている。
【0031】上記金型セット治具24の基端部24Aに
は、金型交換部3側の金型把持部材を構成するチャック
5の爪5A、5Bに対応した穴29Aが形成されてい
る。
【0032】また、金型セット治具24の先端部24B
には、上記クランプホルダ19を構成するモジュラー金
型ホルダのピン27、並びに金型格納部1(図3)側の
係止具38を構成するチャック爪38A、38Bに対応
したV溝29Bが形成されている。
【0033】この構成により、例えばクランプホルダ1
9は(図2)、油圧シリンダ26を作動し、ピン27を
金型セット治具24側の先端部24BのV溝29Bに押
圧せしめれば、金型セット治具24はロックされ、パン
チPを上部テーブル20に装着することができる。
【0034】また、例えば、上記図2の状態で、金型交
換部3側のチャック5を金型セット治具24に接近さ
せ、爪5A、5Bを、閉じたままで(アンクランプ状
態)基端部24Aの穴29Aに挿入した後開く。
【0035】これにより、爪5A、5Bは、穴29Aと
嵌合することにより(クランプ状態)、チャック5は金
型セット治具24を介してパンチPをチャックし、それ
を把持することができる。
【0036】また、前記したように、金型交換部3側の
チャック5の爪5A、5Bが、金型セット治具24側の
穴29Aと嵌合している場合に(クランプ状態)、その
爪5A、5Bを閉じて(アンクランプ状態)穴29Aか
ら引き抜く。
【0037】これにより、チャック5は、パンチPを解
放することができる。
【0038】更に、例えば、金型格納部1側(図3)の
係止具38を構成するチャックを開いた状態で、パンチ
Pに固定された前記金型セット治具24を挿入した後、
該チャックの爪38A、38Bを閉じてV溝29Bに押
圧すれば、該金型セット治具24はロックされ、パンチ
Pを金型格納部1に係止して、格納することができる。
【0039】従って、本発明によれば、このような金型
セット治具24、25を用いることにより、金型交換部
3、4と金型格納部1、2間(例えば図10(C)、図
10(E)に相当)、金型交換部3、4と上部テーブル
20又は下部テーブル21間(例えば図11(A)〜図
11(C)に相当)における金型交換時間が極めて迅速
に行われ、金型交換時間の短縮化に寄与することができ
る。
【0040】一方、前記バックゲージ装置の突当30は
(図1)、その本体31に取り付けられ、該本体31は
ストレッチ32上をX軸方向に移動し、該ストレッチ3
2は長手方向(X軸方向)に延伸している(図4)。
【0041】上記ストレッチ32は(図1)、シリンダ
33により上下動し、該シリンダ33は、スライダ34
上に立設されている。
【0042】また、スライダ34は、図示するように、
下部テーブル21に取り付けられたY軸ガイド35、3
6に滑り結合していると共に、モータM1で回転駆動す
るボールねじ37に螺合している。
【0043】これにより、上記突当30を加工前に予め
左右方向(X軸方向)と前後方向(Y軸方向)と上下方
向(Z軸方向)に移動させ、該突当30に前記したよう
にワークWを突き当てて位置決めするようになってい
る。
【0044】上記ストレッチ32の(図1)後部には、
長手方向(X軸方向)に延びるラックボード39が取り
付けられ、該ラックボード39の上面と下面には、金型
格納部1、2が設けられている。
【0045】このうち、ラックボード39の(図3)上
面の金型格納部1は、例えばパンチPを、下面の金型格
納部2は、例えばダイDを格納する。
【0046】上記金型格納部1、2は、いずれも係止具
38、40を有し、該係止具38、40により、金型を
所定位置に係止しておくようになっている。
【0047】この係止具38、40は(図1)、前後方
向(Y軸方向)に複数配置され、これにより、ラックボ
ード39の上面と下面には、複数種類の形状の金型、例
えばパンチP1(図10(A))、P2、P3を格納す
ることができる。
【0048】また、例えば係止具38に(図4)、前記
金型セット治具24ごとパンチP1〜P5を、所定の金
型ステーションに合うように櫛歯状に配置しておけば、
このパンチP1〜P5を、金型セット治具24ごと金型
交換部3を介して係止具38から取り出してラム20に
装着することにより、本発明によれば、ステップベンド
加工が可能となる。
【0049】上記係止具38、40は(図3)、既述し
たように、例えばチャックにより構成されている。
【0050】これにより、上部チャック38の爪38
A、38Bと、下部チャック40の爪40A、40Bを
閉じ、パンチPの金型セット治具24側のV溝29B
と,ダイDの金型セット治具25側のV溝30Bに押圧
すれば、各金型セット治具24、25はロックされ、パ
ンチPとダイDを金型格納部1に係止して、格納するこ
とができる。
【0051】また、上記係止具38、40は、ラックボ
ード39に内蔵したシリンダ41、42を介して上下動
する。
【0052】この構成により、例えば金型格納部1に格
納されたパンチP2を(図10(D))、金型交換部3
側に引き渡す場合には、シリンダ41を(図3)作動
し、該パンチP2を(図10(D))係止した係止具3
8を上昇させる。
【0053】そして、パンチP2の金型セット治具24
が、金型交換部3側のチャック6の位置に来たときに、
係止具38を停止させ、パンチP2を金型交換部3側に
引き渡した後(図10(E))、空になった係止具38
を下降させ、該パンチP2が戻って来るまでラックボー
ド39上で待機させる。
【0054】上記構成を有する金型格納部1(図1)、
2の上方と下方には、金型交換部3、4が設けられてい
る。
【0055】この金型交換部3、4のうちで、上方金型
交換部3は、前記した上部の金型格納部1と上部テーブ
ル20との間を往復し、また、下方金型交換部4は、下
部の金型格納部2と下部テーブル21との間を往復する
ことにより、それぞれ金型交換を行う(例えば図10、
図11に相当)。
【0056】即ち、プレスブレーキの側板22の(図
4、図5、図7(A))内側には、Y軸ガイド12が敷
設され、該Y軸ガイド12には、スライダ11が滑り結
合している。
【0057】このスライダ11には、ベルト13が取り
付けられ、一方の左側の(図5)ベルト13は、前後に
配置された従動プーリ47に、他方の右側のベルト13
は、同様に前後に配置された駆動プーリ46と従動プー
リ47にそれぞれ巻回されている。
【0058】この場合、後方の従動プーリ47と駆動プ
ーリ46は、トーションバー44により、前方の従動プ
ーリ47どうしは、トーションバー45により、それぞ
れ連結されている。
【0059】また、左側のスライダ11には(図6)、
モータM2が取り付けられ、該モータM2には、L字型
部材10上のシリンダ9が結合している。
【0060】上記シリンダ9のピストンロッド9Aの先
端には、ベアリング15が取り付けられ、該ベアリング
15には、トーションバー43が回転自在に支持されて
いる。
【0061】このトーションバー43の左端部には、歯
車16が取り付けられ、該歯車16は歯車17と噛み合
い、該歯車17は、前記ベアリング15にコ字状部材1
8を介して取り付けられたモータM3に結合している。
【0062】上記トーションバー43には、ベアリング
15の右側近傍において、ブロック14が取り付けら
れ、該ブロック14には、既述した金型把持部材を構成
するチャック5、6が取り付けられている。
【0063】チャック5、6のうち、前方のチャック5
は、例えば所定の種類の断面形状を有するパンチP1
を、後方のチャック6は、他の異なる所定の種類の断面
形状を有するパンチP2を、それぞれ把持するようにな
っている。
【0064】上記トーションバー43の右端部は(図
4、図5)、同様のベアリング15に回転自在に支持さ
れ、該ベアリング15の左側近傍において、トーション
バー43には、同様のチャック5、6を有するブロック
14が取り付けられている。
【0065】また、この右側のベアリング15は、右側
のピストンロッド9Aの先端に取り付けられ、右側のL
字型部材10上のシリンダ9は、ベアリング7に回転自
在に支持され、該ベアリング7は、既述したスライダ1
1に取り付けられている。
【0066】この構成により、モータM4を(図5)駆
動すると、駆動プーリ46が回転し、該駆動プーリ46
の回転力はトーションバー44を介して後方の従動プー
リ47に伝達され、両回転力は、両側のベルト13を介
して、トーションバー45で連結された前方の従動プー
リ47に伝達される。
【0067】これにより、両側のベルト13が前後方向
に移動し、スライダ11が前後方向に移動することによ
り、金型交換部3のチャック5、6も前後方向に移動す
る(例えば図10(C))。
【0068】また、上記左右のシリンダ9を(図4)同
期して作動すると、両側のピストンロッド9Aが上下動
する。
【0069】これにより、金型交換部3、4のトーショ
ンバー43で連結された両側のチャック5、6も上下動
する(例えば図10(E))。
【0070】更に、モータM2を(図4)駆動すると、
左側のシリンダ9が回転して傾斜し、その回転力は、左
側のピストンロッド9Aと左側のベアリング15、トー
ションバー43、及び右側のベアリング15と右側のピ
ストンロッド9Aを介して、右側のシリンダ9に伝達さ
れる。
【0071】これにより、両側のシリンダ9が同期して
回転することにより、金型交換部3全体が、傾斜自在と
なる(例えば図11(A))。
【0072】更にまた、モータM3を(図4)駆動する
と、その回転力は、歯車17、16を介してトーション
バー43に伝達される。
【0073】これにより、トーションバー43に取り付
けられた両側のブロック14が回転するので、金型把持
部材である前記チャック5、6が、ピストンロッド9A
に対して旋回する(例えば図11(C))。
【0074】このように、金型交換部3は、全体とし
て、上下動方向と前後方向に移動自在であって傾斜自在
となり、更に、その金型把持部材5、6が旋回すること
により、金型格納部1・上部テーブル20間とで金型交
換を行う(図10、図11)。
【0075】上記金型把持部材を構成するチャック5、
6は、既述したように(例えば図6)、ブロック14の
前後方向に、180°の角度をなして一直線上に配置さ
れている(図7(B))。
【0076】しかし、本発明では、これに限定されるこ
とはなく、例えば図8に示すように、もう一組のチャッ
ク5、6を、直交配置し、各チャックを所定の角度、例
えば90°の角度で配置することができる。
【0077】これにより、本発明によれば、4種類の断
面形状の金型が把持できるようになり、交換金型の断面
形状の種類を拡大することができる。
【0078】図9は、もう一方の下方の金型交換部4を
示す図である。
【0079】既述した上方の金型交換部3とは(図1〜
図6)、該上方金型交換部3については(図6)、金型
把持部材であるチャック5、6が下方に設置されている
のに対して、下方金型交換部4のチャック5、6が、上
方に設置されて点で両者は異なる。
【0080】しかし、他の構成要素については、下方金
型交換部4は、上方金型交換部3と同様であり、その説
明は省略する。
【0081】以下、前記構成を有する本発明の動作を図
10、図11に基づいて説明する。
【0082】(1)金型格納部1と金型交換部3間の動
作。
【0083】この場合、バックゲージ装置のラックボー
ド39の上面には(図10(A))、パンチP1、P
2、P3が格納できるようになっているものとする。
【0084】この状態で、金型交換部3側のパンチP3
をラックボード39に戻し、新たにパンチP2を取り出
し、後述するように、パンチP1、P2を用いて曲げ加
工を行う(図11(B)、図11(E))。
【0085】先ず、図10(A)に示すように、金型交
換部3側のパンチP3を、予めラックボード39上のパ
ンチP3を格納すべき係止具38の直上方で待機させた
状態で、該係止具38を上昇させる。
【0086】次に、図10(B)に示すように、上昇す
る係止具38が、パンチP3の金型セット治具24に当
接したときに、金型交換部3側のチャック6が金型セッ
ト治具24を解放すると同時に、該金型セット治具24
は係止具38側に把持される。
【0087】その後、図10(C)に示すように、係止
具38は下降し、それに係止しているパンチP3がラッ
クボード39に戻され、パンチP3を解放した金型交換
部3は、金型格納部1に格納されているパンチP2の位
置まで移動する。
【0088】次いで、図10(D)に示すように、パン
チP2を係止した係止具3を上昇させ、その金型セット
治具24が、金型交換部3側のチャック6の位置に来た
ときに、該チャック6が、金型セット治具24に接近し
てそれをチャックすることにより、パンチP2を把持す
ると同時に、係止具38が該金型セット治具24を解放
する。
【0089】その後、図10(E)に示すように、空に
なった係止具38は下降し、上方を向いたパンチP2、
下方を向いたパンチP1をそれぞれ把持した金型交換部
3は、上昇し、その後、図10(F)に示すように、ラ
ム20に接近する。
【0090】(2)金型交換部3とラム20間の動作。
【0091】ラム20に接近した金型交換部3は、図1
1(A)に示すように、モータM2を駆動してシリンダ
9を回転させると共に、該シリンダ9を作動してピスト
ンロッド9Aを上下動させ、更に、モータM3を駆動し
てブロック14を回転させる。
【0092】これにより、金型交換部3は、図示するよ
うな傾斜した状態で、チャック5で把持したパンチP1
の金型セット治具24を、ラム20の下端のクランプホ
ルダ19に当接させ、金型セット治具24を介してパン
チP1をラム20に装着すると同時に、該金型セット治
具24をチャック5から解放する。
【0093】その後、図11(B)に示すように、パン
チP2だけを把持した金型交換部3を、ラム20から退
避させた後、該ラム20を下降させれば、前記装着した
パンチP1とその直下のダイDによりワークWに所定の
曲げ加工が行われる。
【0094】曲げ加工後は、図11(C)に示すよう
に、ラム20を上昇させると共に、該ラム20に金型交
換部3を再度接近させ、ラム20側のクランプホルダ1
9からパンチP1を解放して、それを金型交換部3で掴
み直し、モータM3を駆動してブロック14を時計方向
に回転させる。
【0095】これにより、金型交換部3が把持している
パンチP1、P2の位置を反転させ、パンチP1を上方
に、パンチP2を下方に向ける。
【0096】この状態で、金型交換部3は、図11
(D)に示すように、前記図11(A)と同じ動作によ
り、今度は、下方に向けたパンチP2を、金型セット治
具24を介してラム20に装着する。
【0097】そして、図11(E)に示すように、パン
チP1だけを把持した金型交換部3を、ラム20から退
避させた後、該ラム20を下降させれば、前記装着した
パンチP2とその直下のダイDにより、同じワークWに
所定の曲げ加工が行われる。
【0098】曲げ加工後は、図11(F)に示すよう
に、ラム20を上昇させると共に、今度は、ラム20側
のクランプホルダ19からパンチP2を解放して、それ
を金型交換部3で掴み直し、その後、金型交換部3がラ
ム20から離反し、次の金型交換のために金型格納部へ
戻る。
【0099】このようにして、図10と図11の動作を
繰り返すことにより、本発明の金型格納部1、2と金型
交換部3、4は、所定の動作を行うことにより、曲げ加
工が行われる。
【0100】尚、上記本実施形態においては、本発明を
構成する金型格納部1、2と金型交換部3、4のうち、
上部金型格納部1と、上方金型交換部3について詳述し
たが、下部金型格納部2と、下方金型交換部4について
も同様の構成を有し、同様の作用・効果を奏する。
【0101】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、曲げ加
工装置において、設置スペースを節約すると共にコンパ
クト化を図り、金型交換時間を短縮し、交換金型の断面
形状の種類を拡大し、ステップベンド加工に対応するこ
とを同時に満足させるという技術的効果を奏することと
なった。
【0102】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明を構成する上部テーブル20、下部テー
ブル21の金型装着機構を示す図である。
【図3】本発明を構成する金型格納部1、2の詳細図で
ある。
【図4】本発明を構成する上方金型交換部3の全体正面
図である。
【図5】本発明を構成する上方金型交換部3の全体上面
図である。
【図6】本発明を構成する上方金型交換部3の詳細斜視
図である。
【図7】本発明を構成する上方金型交換部3の図5の矢
印Aから見た正面図と、図5の矢印Bから見た側面図で
ある。
【図8】本発明を構成する金型把持部材の他の実施形態
を示す図である。
【図9】本発明を構成する下方金型交換部4の詳細斜視
図である。
【図10】本発明を構成する金型格納部1と金型交換部
3間の動作説明図である。
【図11】本発明を構成する金型交換部3と上部テーブ
ル20間の動作説明図である。
【図12】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1、2 金型格納部 3、4 金型交換部 5、6 金型把持部材 7、15 ベアリング 9 金型交換部3、4のシリンダ 10 L字型部材 11 金型交換部3、4のスライダ 12、35、36 Y軸ガイド 13 ベルト 14 ブロック 15 ベアリング 16、17 歯車 18 コ字状部材 19、23 クランプホルダ 20 上部テーブル(ラム) 21 下部テーブル 22 側板 24、25 金型セット治具 26 クランプホルダ19、23の油圧シリンダ 27 ピン 28 ネジ 29A、30A 金型セット治具24、25の基端部2
4A、25Aの穴 29B、30B 金型セット治具24、25の先端部2
4B、25BのV溝 30 突当 31 突当30の本体 32 ストレッチ 33 バックゲージ装置のシリンダ 34 バックゲージ装置のスライダ 37 バックゲージ装置のボールねじ 38、40 係止具 39 ラックボード 41、42 金型格納部1、2のシリンダ 43、44、45 トーションバー 46 駆動プーリ 47 従動プーリ D ダイ M1〜M4 モータ P パンチ W ワーク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部テーブルと下部テーブルに装着され
    た金型によりワークの曲げ加工を行う曲げ加工装置にお
    いて、 上下方向と前後方向に移動自在であってワークの位置決
    めを行うバックゲージ装置を有し、該バックゲージ装置
    を構成するストレッチの上部と下部に、複数種類の金型
    を格納する金型格納部を設けたことを特徴とする曲げ加
    工装置。
  2. 【請求項2】 上記金型格納部が、ストレッチの後部に
    設けられたラックボードを有し、該ラックボードの上面
    上に複数種類の上金型を、下面上に複数種類の下金型を
    それぞれ格納する請求項1記載の曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】 上記ラックボードの上面と下面には、上
    金型と下金型を係止する係止具が上下動自在に設けられ
    ている請求項2記載の曲げ加工装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1記載の金型格納部を有する
    曲げ加工装置であって、 上記金型格納部の上方と下方に、上下方向と前後方向に
    移動自在であって傾斜自在な金型交換部を設け、該金型
    交換部に、複数種類の金型を把持する金型把持部材を旋
    回自在に取り付けたことを特徴とする曲げ加工装置。
  5. 【請求項5】 上記金型交換部が、側板の内側に敷設さ
    れた前後方向のガイドと、該ガイドに沿って移動するス
    ライダを有し、一方のスライダにモータを介して取り付
    けられたシリンダのピストンロッドと、他方のスライダ
    にベアリングを介して取り付けられたシリンダのピスト
    ンロッドとが、トーションバーにより連結されている請
    求項4記載の曲げ加工装置。
  6. 【請求項6】 上記トーションバーの両端部は、ピスト
    ンロッドの先端のベアリングにより回転自在に支持さ
    れ、該トーションバーの一端部が歯車機構を介してモー
    タに結合している請求項5記載の曲げ加工装置。
  7. 【請求項7】 上記各ベアリングの近傍内側には、金型
    把持部材が取り付けられ、該金型把持部材はブロックを
    有し、該ブロックには、チャックが所定の角度で配置さ
    れている請求項4、又は6記載の曲げ加工装置。
  8. 【請求項8】 上記金型が金型セット治具を有し、該金
    型セット治具の先端部には、金型格納部側の係止具を構
    成するチャック爪と、上部テーブル、下部テーブル側の
    クランプホルダを構成するモジュラー金型ホルダのピン
    に対応したV溝が形成され、該金型セット治具の基端部
    には、金型交換部側の金型把持部材を構成するチャック
    爪に対応した穴が形成されている請求項1、又は4記載
    の曲げ加工装置。
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