JP2001135905A - 電気部品リード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板と使用電気部品リードの電気
的且つ機械的な接続強度を確保する。 【解決手段】 その断面形状が星型の電気部品リード
１、Ｈ型の電気部品リード２、＋型の電気部品リード３
又は＋型の電気部品リード４を採用する。このようにし
て、はんだの馴染み面積を広くし電気的及び機械的強度
を強くする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品リードに
関し、特に、プリント配線板と使用電気部品リードの電
気的且つ機械的な接続強度を確保した電気部品リードに
関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、プリント配線板とそれに使用さ
れる電気部品リードの電気的且つ機械的な接続強度を確
保するためには、ハトメを使用したりはんだを多く使用
したりしてはんだの接地面積を多くしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そのためプリント配線
板と使用部品の電気的且つ機械的強度が必要な場所に、
ハトメやはんだ盛り追加工事を追加していた。このため
製造工程では、ハトメ打ち機を保有し、尚且つそのスペ
ースを確保していた。尚且つその作業に従事する作業者
を保有しなければならなかった。

【０００４】本発明の目的は、ハトメやはんだ盛り追加
工事をせずに、プリント配線板と電気的且つ機械的に接
続強度を確保できる電気部品リードを提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用
する。すなわち、本発明の電気部品リードは、その断面
形状を多角形としたことを特徴としている。好ましく
は、この断面形状を、星型、Ｈ型又は＋型としたことを
特徴としている。

【０００６】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図１（ａ）乃至図１
（ｄ）は、本発明の実施の形態を説明するための電気部
品リードの斜視図である。図２（ａ）は図１（ａ）に示
す電気部品リードのはんだの馴染む範囲を説明するため
の斜視図であり、図２（ｂ）は図１（ａ）に示す電気部
品リードにはんだを付けた状態を示す斜視図である。図
３は、本発明の実施の形態の電気部品リードをプリント
配線板にはんだ付けした状態を示す断面図である。

【０００７】図４（ａ）は従来の電気部品リードのはん
だの馴染む範囲を説明するための斜視図であり、図４
（ｂ）は従来の電気部品リードにはんだを付けた状態を
示す斜視図である。図５は、従来の電気部品リードをプ
リント配線板にはんだ付けした状態を示す断面図であ
る。

【０００８】図１（ａ）に示すように、本実施の形態の
電気部品リード１は、通常の形状である円形ではなく多
角形としており、はんだの接地面積を広く取るために、
その断面を星型に加工している。また、図１（ｂ）に示
すように、本実施の形態の電気部品リード２は、はんだ
の接地面積を広く取るためにその断面をＨ型に加工して
いる。また、図１（ｃ）に示すように、本実施の形態の
電気部品リード３は、はんだの接地面積を広く取るため
にその断面を＋型に加工している。さらにまた、図１
（ｄ）に示すように、本実施の形態の電気部品リード４
は、図１（ｃ）に示す断面が＋型の電気部品リード３と
は異なる形状でその断面を＋型に加工している。

【０００９】図１（ａ）に示す電気部品リード１では、
はんだを付けたときには、図２（ａ）に示すように、は
んだの馴染む範囲５を平面に展開するとはんだの馴染む
範囲６となり、はんだ７を付けた状態は、図２（ｂ）に
示すようになる。さらに、図１（ａ）に示す電気部品リ
ード１をプリント配線板８にはんだ９ではんだ付けする
と図３のようになる。

【００１０】従来の電気部品リード１１では、はんだを
付けたときには、図４（ａ）に示すように、はんだの馴
染む範囲１５を平面に展開するとはんだの馴染む範囲１
６となり、はんだ１７を付けた状態は、図４（ｂ）に示
すようになる。さらに、図４に示す従来の電気部品リー
ド１１をプリント配線板１８にはんだ１９ではんだ付け
すると図５のようになる。

【００１１】本実施の形態の電気部品リード１、２、３
及び４によれば、従来の電気部品リード１１と比較して
はんだの接地面積が増えるので、ハトメやはんだ盛り追
加工事をせずに、プリント配線板との電気的且つ機械的
な接続強度を確保できる。

【００１２】本発明の好ましい実施の形態について説明
したが、本発明はかかる実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で他の形状と
することもできるであろう。すなわち、電気的機械的強
度を増すために、多種多用な形状を採用でき、形状を変
える事ではんだの接地面積が広くなり、はんだの接地面
を拡大させることができる。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
はんだの接地面積が増えるので、プリント配線板と電気
部品リードのはんだの結合が電気的及び機械的に強度が
増し、ハトメやはんだ盛り工事追加をする必要が無くな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）乃至（ｄ）は、本発明の実施の形態を説
明するための電気部品リードの斜視図である。

【図２】（ａ）は図１（ａ）に示す電気部品リードのは
んだの馴染む範囲を説明するための斜視図であり、
（ｂ）は図１（ａ）に示す電気部品リードにはんだを付
けた状態を示す斜視図である。

【図３】本発明の実施の形態の電気部品リードをプリン
ト配線板にはんだ付けした状態を示す断面図である。

【図４】（ａ）は従来の電気部品リードのはんだの馴染
む範囲を説明するための斜視図であり、（ｂ）は従来の
電気部品リードにはんだを付けた状態を示す斜視図であ
る。

【図５】従来の電気部品リードをプリント配線板にはん
だ付けした状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１、２、３、４ 電気部品リード ５ はんだの馴染む範囲 ６ 平面にしたはんだの馴染む範囲 ７ はんだ ８ プリント配線板

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 その断面形状を多角形とした電気部品リ
   ード。
2. 【請求項２】 前記断面形状を、星型、Ｈ型又は＋型と
   したことを特徴とする請求項１記載の電気部品リード。