JP2001134932A - ディスク基板及び射出成形装置 - Google Patents

ディスク基板及び射出成形装置

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JP2001134932A
JP2001134932A JP31429399A JP31429399A JP2001134932A JP 2001134932 A JP2001134932 A JP 2001134932A JP 31429399 A JP31429399 A JP 31429399A JP 31429399 A JP31429399 A JP 31429399A JP 2001134932 A JP2001134932 A JP 2001134932A
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injection molding
mold
magnetic disk
disk
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JP31429399A
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Yasuyuki Imai
康之 今井
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク基板の変形や偏芯を防止する。 【解決手段】 基板2の回転中心となる軸位置に、この
基板2と一体に形成された凸部4を設ける。そして、こ
の凸部4を位置決めに用いてスピンドルモータ10の回
転軸11に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体の基
板として用いられるディスク基板に関する。また、本発
明は、樹脂材料を射出成形することにより、情報記録媒
体の基板として用いられるディスク基板を作製する射出
成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円板状の基板を備える情報記録媒体は、
情報信号の記録及び/又は再生(以下、記録再生とい
う。)が行われる記録再生層の構成や、記録再生方式の
違いにより、例えば、再生専用の光ディスク、情報信号
の書き換え又は追記が可能な磁気ディスク、光磁気ディ
スク、及び相変化型光ディスクなどに分類される。
【0003】ところで、例えば、従来から広く利用され
ているCD(Compact Disc)やMD(Mini Disc)等の
ような情報記録媒体では、その基板が樹脂材料によって
形成されている。樹脂材料は、安価で軽量であるため、
情報記録媒体における基板の材料として用いることによ
り、製品の低コスト化、小型軽量化、ひいては高転送レ
ート化や低消費電力化を実現することが容易となる。そ
のため、近年では、従来、ガラス材料や金属材料によっ
て基板が形成されていたハードディスクなどにおいて
も、その基板に樹脂材料を用いることが提案されてい
る。
【0004】従来の情報記録媒体は、図10に示すよう
に、樹脂材料によって略円板状に形成された基板100
の中心に内周穴100aが穿孔されている。そして、従
来の情報記録媒体は、例えば、以下のような構成によ
り、記録再生時に回転駆動を行うスピンドルモータ10
1に対して、基板100が固定されている。
【0005】すなわち、従来の情報記録媒体は、例え
ば、図10に示すように、スピンドルモータ101の回
転軸102の先端部が、基板100の内周穴100aよ
りもやや小さい径とされた円筒状の突起部102aと、
この内周穴100aよりもやや大きい径とされた座面1
02bとによって構成されている。そして、回転軸10
2の突起部102aを基板100の内周穴100aに挿
通し、反対側からクランパ103と称される円板状の部
品を被せて、このクランパ103と回転軸102とを螺
子104等の固定手段によって締め付け固定することに
より、基板100とスピンドルモータ101とを固定し
ている。
【0006】また、従来の情報記録媒体は、記録再生装
置に対して着脱自在に用いる場合に、例えば、図11に
示すような構成とされることによって、基板100とス
ピンドルモータ101とが着脱自在に固定されている。
なお、図11においては、図10と同一又は同等の部材
について同じ符号を付し、説明を省略する。
【0007】この場合には、基板100は、ハブ座金1
10を備える。ハブ座金110は、金属材料によって形
成されており、基板100の内周穴100aよりもやや
小さい径とされた円筒状の突起部110aと、この内周
穴100aよりもやや大きい径とされた座面110bと
によって構成されている。そして、突起部110aを基
板100の内周穴100aに挿通し、反対側からクラン
パ103を被せて、このクランパ103とハブ座金11
0とを螺子104等の固定手段によって締め付け固定さ
れている。
【0008】また、スピンドルモータ101における回
転軸102の先端部には、マグネット(図示せず。)が
備えられている。情報記録媒体に対して記録再生を行う
際には、このマグネットがハブ座金110に吸着固定
(チャッキング)することにより、基板100とスピン
ドルモータ101とが固定される。
【0009】ところで、上述したような情報記録媒体の
基板100を作製するためには、従来から一般的に、射
出成形法が用いられている。
【0010】射出成形法では、例えば、図12に示すよ
うな射出成形装置120が用いられる。射出成形装置1
20は、加熱されて溶融した樹脂材料を射出成形するこ
とにより、略円板状の基板100を作製する装置であ
る。
【0011】射出成形装置120では、第1の金型部1
21と、この第1の金型部121に対向して接離自在に
配設された第2の金型部122とによって、基板100
に対応したキャビティ123が構成される。なお、図1
2は、射出成形装置120のうち、キャビティ123部
分だけを拡大して示す要部拡大断面図である。
【0012】第2の金型部122には、キャビティ12
3の中央に相当する部分に、上述した基板100の内周
穴100aを打ち抜くための円筒形状とされたパンチ1
24が配設されている。パンチ124の外周部分には、
キャビティ123内に成形された基板100を離型する
ためのエジェクタ125が配設されている。また、パン
チ124の中央部には、このパンチ124が内周穴10
0aを打ち抜いたときに形成されるスプルー100bを
離型するためのスプルーエジェクタ126が配設されて
いる。また、第1の金型部121には、第2の金型部1
22のパンチ124に対する裏当て材として、スプルー
ブッシュ127が配設されている。
【0013】そして、射出成形装置120は、先ず、第
1の金型部121と第12の金型部122とを接合した
状態で、キャビティ123内に溶融した樹脂材料を射出
し、基板100を成形する。次に、パンチ124によ
り、基板100の内周穴100aを打ち抜く。このとき
打ち抜かれた部分がスプルー100bとなる。次に、第
1の金型部121と第2の金型部122とを離し、スプ
ルーエジェクタ126により、スプルー100bを基板
100から除去する。次に、エジェクタ125により、
基板100を第2の金型部122から離型する。
【0014】このようにして、射出成形装置120を用
いた射出成形を行うことにより、内周穴100aが形成
された基板100を作製している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな射出成形装置120では、パンチ124、エジェク
タ125、及びスプルーエジェクタ126が、第2の金
型部122に対して各々独立した部品とされ、射出成形
時にそれぞれ摺動動作を行う。そして、射出成形装置1
20においては、これらの部品を高精度に設計した場合
であっても、部品加工公差や成形条件・成形環境の違い
により、加工精度を向上させることには限界があった。
【0016】また、これらの部品は、摺動動作を行うた
めに、周囲の部品に対して微小な間隙をあけて配設され
ている。そのため、射出成形時に、この間隙に樹脂材料
が流入し、最終的に完成する基板100の内周穴100
aの近傍に、図13に示すような縦バリ130や、段差
部131が形成されてしまうといった問題があった。な
お、図13は、図12中矢印Bで示す囲み部分における
基板100の要部拡大断面図である。
【0017】このように基板100に縦バリ130や段
差部131が形成されてしまうと、クランパ103やハ
ブ座金110を取り付ける際に、例えば、図14に示す
ように、基板100が撓んでしまう虞が生じる。この場
合に、従来の情報記録媒体は、記録再生時に回転駆動さ
れると、面ぶれが発生し、良好な記録再生動作を行うこ
とが困難となる虞があった。
【0018】また、基板100に設けられた内周穴10
0aは、図10及び図11に示したように、回転軸10
2の突起部102aや、ハブ座金110の突起部110
aを挿通しやするするために、これら突起部102aや
突起部110aの径よりもやや大きな径で形成されてい
る。このため、従来の情報記録媒体は、記録再生時に回
転駆動されると、偏芯が生じ、良好な記録再生動作を行
うことが困難となる虞があった。
【0019】また、樹脂材料によって形成される基板1
00は、クランパ103やハブ座金110よりも機械的
強度が低いために、これらクランパ103やハブ座金1
10の平坦度や締め付けトルク等の影響を受けて、変形
してしまいやすい。そのため、従来の情報記録媒体で
は、そのクランプ位置を、基板100の内周穴100a
の端部ではなく、内周穴100a周辺の平坦部に設定さ
れている。また、従来の情報記録媒体では、偏芯が生じ
た場合でも、クランパ103が縦バリ130や段差部1
31の影響を受けることがないように、これら縦バリ1
30や段差部131が形成される領域を見越して、内周
穴100aよりも外側にクランプ領域が設定されてい
る。
【0020】しかしながら、情報記録媒体や記録再生装
置は、近年、一層の小型化・薄型化が望まれている。こ
れに伴って、基板100の径や厚さを小さくしてゆく
と、クランプ領域や内周穴径をますます小さく設計する
ことが必要となり、この基板100をスピンドルモータ
101に対して軸を合わせて正確に固定することが困難
となってしまう。また、基板100を薄く形成した場合
に、基板100自体の機械的強度が低下するため、基板
100にクランパ103を取り付ける際の締め付け力の
僅かな変化によって、この基板100に変形が生じやす
くなってしまう。
【0021】また、上述した射出成形装置120には、
一般的に、基板100の内周穴100aを打ち抜きやす
くするために、パンチ124に温度調節機構が設けてあ
る。したがって、基板100の小型化・薄型化に伴っ
て、内周穴100aの径が小さくなると、パンチ124
の径も小さくなり、このパンチ124に温度調節機構を
設けることが困難となってしまう。
【0022】そこで、本発明は、上述した従来の問題を
解決して、ディスク基板の構造、及びその射出成形装置
の構造を改良することにより、縦バリや段差部が形成さ
れてしまうことがなく、変形を防止して面ぶれや偏芯の
発生を低減することができるとともに、小型化・薄型化
を図った場合であっても十分な機械的強度を確保するこ
とができるディスク基板及び射出成形装置を提供するこ
とを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク基
板は、情報記録媒体の基板として用いられるディスク基
板である。そして、回転中心となる軸位置に、一体に形
成された凸部を少なくとも1つ備えている。
【0024】以上のように構成された本発明に係るディ
スク基板は、従来のディスク基板のように内周穴を位置
決めに用いることなく、凸部を位置決めに用いてクラン
パ等の部品を取り付けることができる。
【0025】また、本発明に係る射出成形装置は、樹脂
材料を射出成形することにより、情報記録媒体の基板と
して用いられるディスク基板を作製する射出成形装置で
ある。また、第1の金型部と、この第1の金型部に対向
して接離自在に配設された第2の金型部とによって、デ
ィスク基板に対応したキャビティが構成される。そし
て、上記キャビティ内に射出成形されたディスク基板
を、上記第1及び第2の金型部のうちの一方に備えられ
たエジャクタ部によって離型することにより、ディスク
基板における回転中心となる軸位置に、少なくとも1つ
の凸部を一体に形成する。
【0026】以上のように構成された本発明に係る射出
成形装置は、従来の射出成形装置のようにパンチによっ
て内周穴を打ち抜かないので、ディスク基板の加工精度
を向上することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスク基板
の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。以下では、本発明に係るディスク基板を適用した
一構成例として、図1及び図2に示すような磁気ディス
ク1について説明する。
【0028】磁気ディスク1は、記録再生装置に搭載さ
れて用いられる情報記録媒体である。磁気ディスク1
は、情報信号の記録及び/又は再生(以下、記録再生と
いう。)が行われる際に、記録再生装置の浮上スライダ
に取り付けられた磁気ヘッドが主面上を浮上走行し、こ
の磁気ヘッドにより情報信号に応じた磁気信号の記録再
生が行われる。
【0029】なお、本発明に係るディスク基板は、磁気
ディスク1への適用に限定されるものではなく、例え
ば、再生専用の光ディスクや、情報信号の書き換え又は
追記が可能な各種情報記録媒体の基板に対して適用する
ことができる。
【0030】磁気ディスク1は、図1及び図2に示すよ
うに、基板2の両主面2a,2b上に、情報信号の記録
再生が磁気的に行われる記録再生層3が、それぞれ薄膜
状に形成されてなる。記録再生層3は、例えば、CoP
t合金や、CoPtCr合金を主成分とする磁性材料な
どによって、薄膜状に形成されている。磁気ディスク1
においては、記録再生装置の磁気ヘッド(図示せず。)
により、この記録再生層3に対して、情報信号に応じた
磁気信号の記録再生が行われる構成とされている。
【0031】なお、磁気ディスク1においては、例え
ば、基板2と記録再生層3との間に下地層を設けるとし
てもよい。これにより、記録再生層3の磁気特性を向上
させたり、記録再生層3の基板2に対する密着性を向上
させることができる。また、例えば、磁気ヘッドとの潤
滑性を高める目的で、記録再生層3の最表面側に保護膜
が形成されているとしてもよい。また、記録再生層3
は、基板2の両主面2a,2bのうちの一方だけに形成
されていてもよい。
【0032】基板2は、硬質材料によって、所定の厚さ
で略円板形状に形成されている。基板2は、例えば、ア
ルミニウム等の金属材料、合成石英ガラス等のガラス材
料、或いは各種樹脂材料によって形成することができ
る。樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネート樹
脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂
などを挙げることができる。
【0033】なお、磁気ディスク1において、基板2
は、樹脂材料によって形成されていることが望ましい。
これにより、基板2は、射出成形法を用いて作製するこ
とができ、ガラス材料や金属材料により形成する場合と
比較して、簡便且つ効率よく大量生産することができ
る。また、磁気ディスク1は、基板2が樹脂材料によっ
て形成されていることにより、軽量化を図ることができ
る。これにより、この磁気ディスク1を回転駆動する記
録再生装置の消費電力を低減することができる。また、
これにより、磁気ディスク1の回転数を増大することが
容易となり、高転送レート化を図ることができる。
【0034】また、基板2には、図1に示すように、回
転中心となる軸位置に、円筒形状の凸部4が、一方の主
面2aから所定の高さ及び径で一体に形成されている。
この凸部4は、図2に示すように、磁気ディスク1を記
録再生装置に備えられるスピンドルモータ10の回転軸
11に取り付ける際に、これら磁気ディスク1及び回転
軸11の双方の回転中心を位置合わせする目的で設けら
れている。
【0035】磁気ディスク1は、図2に示すように、記
録再生装置におけるスピンドルモータ10の回転軸11
に設けられた凹部11aに対して、凸部4を嵌合される
ことにより、回転軸11に固定される。回転軸11は、
凸部4の径よりも大きな径とされており、その端面の中
心部に凸部4の径よりもやや小とされる径で円筒形状に
形成された凹部11aが形成されている。また、回転軸
11は、その端面における凹部11aの周囲が平坦に形
成されており、この平坦部が磁気ディスク1を支持する
座面11bを構成している。すなわち、磁気ディスク1
は、凸部4が回転軸11の凹部11aに嵌合されること
により、この回転軸11に固定されるとともに、凸部4
の周囲の主面2aが回転軸11の座面11bによって支
持された状態で、スピンドルモータ10の回転軸11に
取り付けられる。
【0036】磁気ディスク1は、上述したように、凸部
4を用いて回転軸11に取り付けられることから、クラ
ンパや螺子等の固定部材が不要となり、記録再生装置の
部品点数を減らして、この記録再生装置の低コスト化に
貢献することができる。
【0037】また、磁気ディスク1における基板2は、
従来のディスク基板と異なり、内周穴が形成されていな
い。そのため、例えば射出成形によって成形した際に内
周穴の周辺に生じる縦バリや段差部が形成されてしまう
ことがない。したがって、磁気ディスク1は、凸部4の
周囲の主面2aを平坦に形成することが容易となる。ま
た、磁気ディスク1では、凸部4が基板2と一体に形成
されているため、基板2の製造後にクランパ等を取り付
ける場合と比較して、基板2を製造する際に、より高精
度に凸部4の位置決めを行うことができる。
【0038】したがって、磁気ディスク1は、図2に示
すように回転軸11に取り付ける際に、撓みや偏芯が生
じてしまうことを防止することができる。これにより、
磁気ディスク1は、記録再生時に高速で回転駆動される
ことにより生じる面ぶれを低減して、高精度で良好な記
録再生を行うことが可能となる。
【0039】さらに、磁気ディスク1は、従来の情報記
録媒体のようにクランパ等の部品を必要とせず、凸部4
を用いることによって、回転軸11に直接取り付けるこ
とができる。そのため、磁気ディスク1は、基板2の両
主面2a,2bにクランパ等の部品を装着するための余
裕を確保することが不要となる。したがって、磁気ディ
スク1は、記録再生装置や磁気ディスク1自体の小型化
・薄型化に伴って、その径を小さくして作製した場合で
あっても、両主面2a,2b上に形成された記録再生層
3に対して、その最外周部から最内周部まで最大限有効
に利用して記録再生を行うことができる。すなわち、記
憶容量の増大を図ることができる。
【0040】なお、磁気ディスク1においては、その基
板2に形成される凸部4の数に限定されるものではな
く、回転中心となる軸位置に、少なくとも1つ形成され
ていればよい。例えば、図3に示すように、矢印Aで示
す磁気ディスク1の軸位置を中心として、複数の凸部4
が形成されていてもよい。磁気ディスク1は、このよう
に複数形成された凸部4によって回転軸11に取り付け
られることにより、スピンドルモータ10によって付与
される駆動力を、より確実に享受することができるよう
になる。
【0041】また、磁気ディスク1においては、図4に
示すように、凸部4が形成されている基板2の主面2a
側に向けて幅広となるような傾斜が、この凸部4に設け
られていることが望ましい。これにより、磁気ディスク
1を回転軸11に取り付ける際に、より確実且つ高精度
に双方の中心軸を合わせることができる。なお、凸部4
をこのような形状で形成した場合には、回転軸11の凹
部11aにも同様な傾斜を設けることが望ましい。これ
により、凸部4と凹部11aとの接触面積を確保するこ
とができる。また、凸部4に傾斜を設けず、回転軸11
の凹部11aだけに傾斜を設けるとしても、双方の中心
軸を確実且つ高精度に合わせることができる。
【0042】さらに、上述の説明においては、凸部4が
円筒形状で形成されているとしたが、磁気ディスク1に
おいては、図5に示すように、凸部4における基板2の
主面2aと平行な断面の形状が多角形とされていること
が望ましい。磁気ディスク1は、断面形状が多角形とな
るように形成された凸部4によって回転軸11に取り付
けられることにより、凸部4を円筒形状で形成した場合
と比較して、スピンドルモータ10によって付与される
駆動力を、より確実に享受することができるようにな
る。このとき、凸部4の断面形状としては、例えば3角
形や4角形だけでなく、半円形などのように、直線と円
弧とを組み合わせた形状とすることもできる。
【0043】また、上述の説明においては、凸部4が回
転軸11の凹部11aと嵌合することにより磁気ディス
ク1と回転軸11とが固定されるとしたが、例えば、凸
部4及び凹部11aを双方の中心軸の位置決めとして利
用し、接着剤や螺子等のような固定手段によって磁気デ
ィスク1と回転軸11とを固定してもよい。
【0044】以上の説明においては、磁気ディスク1を
直接回転軸11に取り付けるとしたが、磁気ディスク1
は、例えば、図6に示すように、例えば、金属材料によ
って形成されたハブ20を凸部4に対して取り付け、こ
のハブ20をマグネットによりチャッキングすることに
よってスピンドルモータ10の回転軸11に固定する構
成としてもよい。これにより、磁気ディスク1は、記録
再生装置に対して着脱自在に用いることが可能となる。
【0045】この場合には、ハブ20の一主面に、凸部
4に対応する凹部20aを設けるとともに、凹部20a
の周囲を平坦に形成する。すなわち、この平坦部が、磁
気ディスク1を支持する座面20bを構成する。そし
て、磁気ディスク1は、回転軸11に取り付ける場合と
同様にして、凸部4がハブ20の凹部20aに嵌合され
ることにより、ハブ20に固定されることとなる。
【0046】また、このとき、磁気ディスク1とハブ2
0とをより確実に固定する目的で、図6に示すように、
凸部4を中心軸の位置決めに用いるとともに、ハブ20
を挿通する螺子21を凸部4の下方から螺合してもよ
い。あるいは、図7に示すように、凸部4の側方から螺
子21を螺合してもよい。また、接着剤等のような他の
固定手段を用いて、磁気ディスク1とハブ20とを固定
してもよい。
【0047】次に、本発明に係る射出成形装置について
説明する。以下では、本発明を適用した一構成例とし
て、図8に示すような射出成形装置50について説明す
る。
【0048】射出成形装置50は、樹脂材料を射出成形
することにより、上述した磁気ディスク1の基板2を作
製する装置である。射出成形装置50は、樹脂材料を投
入する材料投入部と、投入した樹脂材料を溶融する加熱
部と、溶融された樹脂材料を射出部と、射出された樹脂
材料が成形される金型部とを備える。射出成形装置50
は、金型部を除き、材料投入部、加熱部、及び射出部の
構成を、従来から用いられている射出成形装置と同等の
構成とすることができる。そのため、以下の説明におい
ては、本発明に係る射出成形装置50の要部である金型
部についてのみ説明することとする。
【0049】射出成形装置50において、金型部は、図
8に示すように、基板2の一方の主面を形成する固定金
型51と、この固定金型51に対向して接離自在に配設
され、基板2の他方の主面を形成する可動金型52と、
基板2の外周側面を形成する外周金型53とを備える。
射出成形装置50では、固定金型51と可動金型52と
を型締めした状態において、これら固定金型51、可動
金型52、及び外周金型53が基板2を形成するキャビ
ティ54を構成する。
【0050】可動金型52は、図示しない駆動機構によ
って固定金型51に対して接離動作する。また、外周金
型53は、固定金型51の外周部分に円環状に取り付け
られた固定側外周金型53aと、可動金型52の外周部
分に円環状に取り付けられた可動側外周金型53bとに
より構成される。この外周金型53は、基板2の外周側
面を形成する。
【0051】固定金型51の中央部には、射出成形され
た基板2を離型するためのエジェクタ55が備えられて
いる。エジェクタ55は、固定金型51における基板2
の主面を形成する面(以下、形成面51aという。)に
対して垂直方向に摺動動作する。エジェクタ55は、基
板2を射出成形する際に、その端面が固定金型51の形
成面51aと略同一面を構成する位置に固定されてい
る。そして、エジェクタ55は、基板2が射出成形され
た後に可動金型52が固定金型51から離されたとき
に、固定金型51の形成面51aから外方に突出し、基
板2を押し出して固定金型51から離型する。
【0052】可動金型52の中央部には、基板2を形成
する樹脂材料を射出するためのノズル56が備えられて
いる。ノズル56は、その一端を可動金型52における
基板2の主面を形成する面(以下、形成面52aとい
う。)に露出して備えられているとともに、この端面が
形成面52aと略同一面を構成するように配設されてい
る。また、ノズル56は、その他端を射出成形装置50
の射出部に接続されており、この射出部から樹脂材料が
供給されるとともに、形成面52a側の端部に設けられ
た射出口56aから樹脂材料をキャビティ54内に射出
する。
【0053】また、ノズル56の射出口56aは、上述
した基板2の凸部4と対応する形状とされている。すな
わち、射出口56aには、所定の深さ及び径で円筒形状
の凹部が形成されている。これにより、射出成形装置5
0においては、キャビティ54内に樹脂材料が充填され
て、基板2が成形される際に、基板2と一体に凸部4を
形成するすることができる。
【0054】なお、射出成形装置50においては、射出
口56aに複数の凹部が形成されていてもよい。これに
より、基板2に複数の凸部4を形成することができる。
また、射出口56aの凹部は、円筒形状とせずに、キャ
ビティ54に向けて幅広となるような漏斗状に形成して
もよい。これにより、基板2の凸部4に、基板2の主面
2a側に向けて幅広となるような傾斜を設けることがで
きる。さらに、射出口56aの凹部は、円筒形状とせず
に、断面形状が多角形となる形状で形成されていてもよ
い。これにより、基板2の凹部4を、その断面形状が多
角形となるように形成することができる。
【0055】以上のように構成された射出成形装置50
は、基板2を射出成形する際に、以下で説明するように
して動作する。
【0056】先ず、射出成形装置50の材料投入部に基
板2の材料となる樹脂材料を投入する。次に、射出成形
装置50は、材料投入部に投入された樹脂材料を、加熱
部で加熱して溶融する。次に、溶融した樹脂材料を、射
出部からノズル56を介して、金型部のキャビティ54
に射出する。このとき、固定金型51と可動金型52と
を型締め状態としておく。
【0057】このようにして、キャビティ54内に射出
された樹脂材料は、冷却されて固化することにより、基
板2が成形される。その後、可動金型52を駆動機構
(図示せず。)によって駆動することにより、この可動
金型52を固定金型51から離す。そして、固定金型5
1側に張り付いている基板2を、エジェクタ55を形成
面51aから突出させることにより、この固定金型51
から離型し、基板2が完成する。
【0058】上述したように、射出成形装置50は、従
来の射出成形装置に備えられているような、基板2の中
央部に内周穴を打ち抜くためのパンチを備えずに構成さ
れており、基板2の中央部に内周穴を打ち抜かずに基板
2を作製する。したがって、射出成形装置50は、中央
部に凸部4が一体に形成された基板2を作製することが
できる。
【0059】また、射出成形装置50は、内周穴を打ち
抜かずに基板2を作製することから、例えば、磁気ディ
スク1の小型化・薄型化を図るために、径や厚さの小さ
な基板2を作製する場合であっても、この基板2を高精
度に成形することができる。また、内周穴を打ち抜かな
いことから、パンチや、パンチに必要となる温度調節機
構を備える必要がない。したがって、装置構成を簡略化
できるとともに、摺動部品の部品点数を低減することが
できるために、メンテナンスが容易となる。
【0060】また、射出成形装置50は、基板2の内周
穴を打ち抜かないことから、スプルーが生じることがな
く、樹脂材料を有効に利用して基板2を作製することが
できる。したがって、材料コストを低減することできる
とともに、省資源化に貢献することができる。
【0061】さらに、射出成形装置50は、パンチやス
プルーエジェクタ等のような摺動部品を備える必要がな
いことから、基板2の主面に縦バリや段差部が形成され
てしまうことがなく、基板2の主面を平滑に作製するこ
とができる。そのため、基板2を用いて作製された磁気
ディスク1においては、従来のように内周穴を有する磁
気ディスクと比較して、記録再生を行う領域をより広く
確保することが可能となる。したがって、射出成形装置
50を用いて基板2を作製することにより、同サイズ
で、より大容量な磁気ディスク1を実現することができ
る。
【0062】なお、上述の説明においては、基板2の凸
部4に対応する凹部を、可動金型52に備えられるノズ
ル56の射出口56aに設けるとしたが、本発明に係る
射出成形装置においては、このような構成に限定される
ものではない。射出成形装置50の金型部は、例えば、
図9に示すような構成とすることもできる。なお、図9
においては、図8に示す構成と同一又は同等の部材につ
いては同一の符号を付している。
【0063】すなわち、射出成形装置50においては、
ノズル56の射出口56aを、可動金型52の形成面5
2aと略同一面を構成するように平坦に形成する。そし
て、型締め状態において、エジェクタ55を固定金型5
1の形成面51aから奥に引き込めた状態で樹脂材料を
充填するとしてもよい。
【0064】これにより、基板2は、固定基板51側
に、エジェクタ55が摺動する穴部に相当する形状で凸
部4が形成される。この場合には、固定金型51に備え
るエジェクタ55の数、エジェクタ55の断面形状、或
いはエジェクタ55が摺動する穴部の端部形状等を選択
することにより、基板2に形成される凸部4の数や形状
を決定することができる。
【0065】つぎに、以下では、上述した射出成形装置
50を用いて、樹脂材料によって基板2を実際に作製
し、スピンドルモータ10の回転軸11に取り付けたと
きの変形及び偏芯を測定した実験例について説明する。
【0066】実験例1 上述した射出成形装置50を用いて、外径95mm、厚
さ1.27mmの基板2を作製した。また、この基板2
には、外径5mm、高さ5mmの円筒形状で凸部4を形
成した。以上のように作製した基板2の凸部4を、スピ
ンドルモータ10の回転軸11に設けられた凹部11a
に合わせることにより位置決めを行い、これら基板2と
回転軸11とを接着剤を用いて固定した。
【0067】そして、基板2の外周部における変形量を
測定したところ、回転軸11への取り付けに起因する変
形は全くみられなかった。これは、回転軸11に対する
基板2の固定部分において、基板2に厚み方向の力が加
わっていないためである。
【0068】また、上述と同様にして作製した複数の基
板2をそれぞれ回転軸11に固定し、各々の基板2の偏
芯量を測定したところ、この偏芯量の最大値は、2.5
μmであった。なお、この偏芯量の値は、スピンドルモ
ータ10における機械的な回転精度を加算した値であ
る。
【0069】さらに、上述したようにして回転軸11に
固定した基板2を、所定の高さから落下させた後に、記
録トラックのずれ量を測定したところ、落下後には、5
トラック分のずれがみられた。
【0070】実験例2 つぎに、従来の磁気ディスクと同様に、中央部に内周穴
を有する基板を樹脂材料によって作製した。このとき作
製した基板は、外径95mm、厚さ1.27mmとし、
内周穴の径を25mmとした。そして、この基板を、ク
ランパを用いて螺子止めすることにより、スピンドルモ
ータ10の回転軸11に固定した。
【0071】このとき、螺子の締め付けトルクを2kg
/cm2とした場合に、基板の外周部における変形量を
測定したところ、外周部で40μm持ち上がってしまっ
ていることが確認された。なお、基板の外周部における
変形量は、螺子の締め付けトルクに比例して増大する。
【0072】また、上述と同様にして、内周穴を有する
基板を複数作製してクランパを用いて回転軸11に固定
し、各々の基板の偏芯量を測定したところ、この偏芯量
は、25〜40μmであった。これは、実験例1で作製
した基板2の偏芯量と比較して10倍以上である。実験
例2において、このような大きな偏芯がみられるのは、
射出成形装置のパンチの偏芯を考慮して、内周穴の径
を、回転軸11の径に比べてプラス公差で作製した影響
による。また、実験例2のように、基板2をクランパを
用いて回転軸11に固定する場合には、螺子の取り付け
及び取り外しを繰り返すことにより、偏芯量が変化する
ことが確認された。
【0073】さらに、クランパを用いて回転軸11に固
定した基板を、実験例1の場合と同様にして、所定の高
さから落下させた後に、記録トラックのずれ量を測定し
たところ、落下後には、100トラック分のずれがみら
れた。これは、実験例1の結果と比較して20倍程度の
ずれ量である。
【0074】実験例1及び実験例2の結果から明らかで
あるように、本発明を適用して、一体に形成された凸部
4を用いて回転軸11に固定した基板2は、従来構造で
回転軸11に固定される場合と比較して、変形及び偏芯
が格段に少なく、さらに、落下等による衝撃に対しても
強いことが判る。
【0075】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明に係るデ
ィスク基板は、従来の情報記録媒体に用いられている基
板のように内周穴を位置決めに用いることなく、凸部を
位置決めに用いてクランパ等の部品を取り付けることが
できる。また、内周穴が形成されていないことから、縦
バリや段差部が形成されてしまうことがなく、クランパ
等の部品を高精度に取り付けることが可能となって、記
録再生時に回転駆動される場合に生じる面ぶれや偏芯を
防止することができる。さらに、内周穴が形成されてい
ないことから、小型化・薄型化を図ることが容易となる
とともに、この場合においても機械的強度の低下を防止
することができる。また、内周穴を形成しないことか
ら、加工コストを低減することができるとともに、情報
記録媒体として完成するまでに必要な部品点数を減らし
て、製品コストの低減に貢献することができる。
【0076】また、本発明に係る射出成形装置は、従来
の射出成形装置のようにパンチによって内周穴を打ち抜
かないので、ディスク基板の加工精度を向上することが
できる。また、従来の射出成形装置と比較して、パンチ
のような摺動部品が少ないことから、メンテナンスが容
易となり、ランニングコストを低減することができる。
また、本発明に係る射出成形装置では、内周穴を打ち抜
かないことから、作製するディスク基板に縦バリや段差
部が形成されてしまうことがなく、変形が防止されて面
ぶれや偏芯の発生が低減されたディスク基板を作製する
ことができる。さらに、内周穴を打ち抜かないことか
ら、作製するディスク基板の小型化・薄型化を図る場合
であっても、機械的強度が十分に確保されたディスク基
板を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ディスクを示す概略斜視
図である。
【図2】同磁気ディスクを記録再生装置のスピンドルモ
ータに固定した状態を示す概略断面図である。
【図3】同磁気ディスクの凸部を別の構成とした場合の
一例を示す平面図である。
【図4】同磁気ディスクの凸部を別の構成とした場合の
他の一例を示す概略断面図である。
【図5】同磁気ディスクの凸部を別の構成とした場合の
さらに他の一例を示す平面図である。
【図6】同磁気ディスクをハブに固定する場合の一例を
示す概略断面図である。
【図7】同磁気ディスクをハブに固定する場合の他の一
例を示す概略断面図である。
【図8】本発明を適用した射出成形装置を示す要部拡大
概略図である。
【図9】同射出成形装置を別の構成とした場合の一例を
示す要部拡大概略図である。
【図10】従来の情報記録媒体のスピンドルモータに対
する固定状態を示す概略図である。
【図11】従来の情報記録媒体のハブに対する固定状態
を示す概略図である。
【図12】従来の射出成形装置を示す要部拡大概略図で
ある。
【図13】同射出成形装置により作製された基板の要部
を示す図であり、図12中矢印Bで示す囲み部分を拡大
して示す概略図である。
【図14】同射出成形装置により作製された基板のハブ
に対する固定状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク、2 基板、3 記録再生層、4 凸
部、10 スピンドルモータ、11 回転軸、50 射
出成形装置、51 固定金型、52 可動金型、53
外周金型、54 キャビティ、55 エジェクタ、56
ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29C 45/40 B29C 45/40 B29L 17:00 B29L 17:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体の基板として用いられるデ
    ィスク基板であって、 回転中心となる軸位置に、一体に形成された凸部を少な
    くとも1つ備えていることを特徴とするディスク基板。
  2. 【請求項2】 上記凸部は、記録再生装置に備えられる
    回転駆動手段の回転軸に対する位置合わせに用いられる
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク基板。
  3. 【請求項3】 上記凸部には、基板主面側に向けて幅広
    となるような傾斜が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のディスク基板。
  4. 【請求項4】 上記凸部は、基板主面と平行な断面の形
    状が多角形とされていることを特徴とする請求項1記載
    のディスク基板。
  5. 【請求項5】 樹脂材料を射出成形することにより、情
    報記録媒体の基板として用いられるディスク基板を作製
    する射出成形装置であって、 第1の金型部と、この第1の金型部に対向して接離自在
    に配設された第2の金型部とによって、ディスク基板に
    対応したキャビティが構成されるとともに、 上記キャビティ内に射出成形されたディスク基板を、上
    記第1及び第2の金型部のうちの一方に備えられたエジ
    ェクタ部によって離型することにより、ディスク基板に
    おける回転中心となる軸位置に、少なくとも1つの凸部
    を一体に成形することを特徴とする射出成形装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003085659A1 (fr) * 2002-04-04 2003-10-16 Tdk Corporation Procede de distribution de substrats dans un dispositif de formation de film pour la formation de substrats en forme de disque, mecanisme de distribution de substrat et masque utilises dans ce procede et procede de production de support d'enregistrement en forme de disque au moyen de ce procede
WO2004001737A1 (ja) * 2002-06-20 2003-12-31 Tdk Corporation 円板状基板用成膜装置に対する基板の受け渡し方法、当該方法に用いられる基板受け渡し機構および基板ホルダ、および当該方法を用いたディスク状記録媒体の製造方法
WO2004001738A1 (ja) * 2002-06-20 2003-12-31 Tdk Corporation 円板状基板用成膜装置に対する基板の受け渡し方法、当該方法に用いられる基板受け渡し機構および基板ホルダ、および当該方法を用いたディスク状記録媒体の製造方法

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JP2004022153A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Tdk Corp 円板状基板用成膜装置に対する基板の受け渡し方法、当該方法に用いられる基板受け渡し機構および基板ホルダ、および当該方法を用いたディスク状記録媒体の製造方法
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