JP2001133406A - 呈色反応テープ式ガス測定装置を用いたモニタリングシステム - Google Patents

呈色反応テープ式ガス測定装置を用いたモニタリングシステム

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JP2001133406A
JP2001133406A JP31262299A JP31262299A JP2001133406A JP 2001133406 A JP2001133406 A JP 2001133406A JP 31262299 A JP31262299 A JP 31262299A JP 31262299 A JP31262299 A JP 31262299A JP 2001133406 A JP2001133406 A JP 2001133406A
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gaseous chemical
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Yasue Nojima
康恵 野島
Takashi Kishi
貴士 岸
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス測定装置の流入側の配管の汚染と測定気
体中のアンモニアやアミン類の温度と湿度に影響されな
いモニタリングシステムを提供する。 【解決手段】 測定するガスを気体中のガス状化学物質
捕捉体を搭載した浄化ポートに通したガスで呈色反応テ
ープ式ガス測定装置の流入側の配管をパージしたあと、
選択された測定ポートからのガス状化学物質を含む気体
で呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管を事前
吸引させ、その後測定を行うことにより、呈色反応テー
プ式ガス測定装置の測定結果を安定させる測定方法と、
気体中のガス状化学物質濃度の温度・湿度補正をするモ
ニタリングシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低濃度の気体中の
アンモニアまたはアミン類をモニタリングするためのモ
ニタリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の気中濃度モニタリングシステムに
おいては、特開平10−106913に記載されている
ように、気体中のガス状化学物質をモニタリングする測
定装置は、測定するガス濃度が変動している/または複
数箇所の濃度域が異なる場所を測定する場合において、
測定装置の流入側の配管が、選択された測定ポートの測
定を行う前の測定時に採取された気体中のガス状化学物
質の汚染を受け、選択されている測定ポートの測定に影
響を与えてしまうため、選択された測定ポートの測定を
開始する前に、測定装置の流入側の配管へ、選択された
測定ポートに採取された気体中のガス状化学物質を任意
時間、事前吸引をしたあと、選択された測定ポートの測
定を行うことにより、測定装置の流入側配管の影響を受
けずに測定を行えるように対策を講じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、低濃度の気体中
アンモニアまたはアミン類を測定する呈色反応テープ式
ガス測定装置において、1つまたは複数の測定ポートで
測定を行う場合も、測定装置の流入側の配管が、1回前
の測定または選択された測定ポートの測定を行う前の測
定時に採取された気体中のガス状化学物質の汚染を受け
てしまい、上記対策を施さなければ、測定装置の流入側
配管が測定結果に誤差を招くという問題があった。しか
し、高濃度のアンモニアまたはアミン類を測定した場
合、上記対策によっては、アンモニアまたはアミン類を
完全に置換することが困難または長時間を要するため
に、短時間で安定した測定結果を得ることができないと
いう問題があった。
【0004】呈色反応テープ式ガス測定装置の呈色反応
テープにおいては、フルオレセイン系染料と強酸性有機
酸を保湿材とともに紙葉体の担体に担持させているた
め、保湿材に取り込まれた水素イオン濃度がアルカリ側
に変移し、無色透明であったフルオレセイン系染料が水
素イオン濃度に対応した濃度で発色するという呈色反応
機構を採っている。このため、気体中の温度、湿度が変
化すると、それに伴い呈色反応テープ式ガス測定装置の
測定結果も、気体中の温度・湿度の影響を受けて測定結
果に誤差を招くという問題があった。
【0005】上記の従来技術の課題を解決するには、気
体中のアンモニアまたはアミン類に汚染された呈色反応
テープ式ガス測定装置の流入側の配管について、呈色反
応テープ式ガス測定装置の測定に影響を与えないような
対策を講じることと、気体中のアンモニアまたはアミン
類濃度の温度・湿度の影響を受けた測定結果が出ないよ
うにすることが不可欠となる。
【0006】そこで、本発明は、気体中にアンモニアま
たはアミン類に汚染された呈色反応テープ式ガス測定装
置において、その流入側の配管が、呈色反応テープ式ガ
ス測定装置の測定に影響を与えないようにできる測定器
と、呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管につ
いて、前に測定したガスの影響を早くなくし、かつ次に
測定するガスで馴染ませて、呈色反応テープ式ガス測定
装置の測定結果を短時間で安定させる測定方法と、気体
中のアンモニアまたはアミン類濃度の温度・湿度補正す
ることができる測定方法を備えた、呈色反応テープ式ガ
ス測定装置を用いたモニタリングシステムを提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、1つまたは複数の測定個所において、
呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管に任意の
時間、気体中のガス状化学物質捕捉体を通したガスを供
給することの出来る多点測定器と、呈色反応テープ式ガ
ス測定装置の流入側の配管を、気体中のガス状化学物質
捕捉体を搭載した浄化ポートから1〜600分の任意時
間、呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管をパ
ージしたあと、選択された測定ポートの気体中のガス状
化学物質で呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配
管を1〜150分の時間、事前吸引し、呈色反応テープ
式ガス測定装置の測定結果を安定させる測定方法、呈色
反応テープ式ガス測定装置において、気体中のガス状化
学物質の温度・湿度を測定し、その結果により呈色反応
テープ式ガス測定装置の気体中のアンモニアまたはアミ
ン類濃度を補正する測定方法と、多点測定器のポート選
択の制御と、温度・湿度の測定結果の記憶と、呈色反応
テープ式ガス測定装置の制御と測定結果を記憶する特徴
と、上記で記憶した情報をコンピュータの記憶媒体に転
送する特徴を備えたデータ処理器と、を備える。
【0008】すなわち、本発明は、次の構成からなるも
のである。 (1)呈色反応テープ式ガス測定装置を用いたモニタリ
ングシステムにおいて、気体中のガス状化学物質を採取
するための1つまたは複数のポートと、呈色反応テープ
式ガス測定装置の流入側の配管をパージするための気体
中のガス状化学物質捕捉体を搭載した浄化ポートを備え
ていることを特徴とする多点測定器。 (2)前記(1)項記載の多点測定器において、前記気
体中のガス状化学物質が、アルカリ性または酸性の場合
には、イオン交換により捕捉し、有機ガスの場合には、
活性炭により捕捉する気体中のガス状化学物質捕捉体を
備えていることを特徴とする浄化ポート。
【0009】(3)呈色反応テープ式ガス測定装置を用
いたモニタリングシステムにおいて、呈色反応テープ式
ガス測定装置の流入側の配管を、気体中のガス状化学物
質捕捉体を搭載した浄化ポートから1分〜600分の時
間、呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管をパ
ージしたあと、選択された測定ポートの気体中のガス状
化学物質で、呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の
配管を1〜150分の時間事前吸引し、呈色反応テープ
式ガス測定装置の測定結果を安定させることを特徴とす
る測定方法。 (4)呈色反応テープ式ガス測定装置を用いたモニタリ
ングシステムにおいて、採取された気体中のガス状化学
物質の温度・湿度を測定し、その結果により気体中のガ
ス状化学物質濃度を補正することを特徴とする請求項3
記載の測定方法。
【0010】(5)ガス検出テープの搬送路に対向して
配置された発光手段を収容し、気体中のガス状化学物質
をガス検出テープに供給するガス導入口を有する測定ヘ
ッドと、測定開始により作動し、また前受光手段からの
信号が基準値に一致した時点で停止する計時手段と、前
計時手段の時間を検量線データに基づいて気体中のガス
状化学物質濃度に変換する手段を備えている呈色反応テ
ープ式ガス測定装置と、前記(1)に記載の多点測定器
のポート選択制御と、前記(2)に記載の温度・湿度測
定方法を備えた温度・湿度測定器の測定結果の情報と、
上記呈色反応テープ式ガス測定装置の制御と測定結果の
情報を記憶する手段と、上記で記憶した情報をコンピュ
ータの記憶媒体に転送する手段を備えたデータ処理器と
を備えたことを特徴とするモニタリングシステム。
【0011】なお、前記(5)に記載の呈色反応テープ
式ガス測定装置を用いたモニタリングシステムにおい
て、前記気体中のガス状化学物質は200μg/m3
下の低濃度アンモニアまたはアミン類であることが好ま
しい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき説明する。図1は、本発明のモニタリングシステム
を示す概略構成図である。モニタリングシステムは、電
磁弁7〜10と、電磁弁7の前段に気体中のガス状化学
物質捕捉体6を備えている多点測定器1と、温度・湿度
センサーを搭載した温度・湿度測定装置11と、呈色反
応テープ式ガス測定装置16と、データ処理器15を備
えている。
【0013】多点測定器1は、複数の電磁弁7〜10を
備えている。電磁弁7は、気体中のガス状化学物質類捕
捉体6を介して浄化ポート2に接続されている。電磁弁
8〜10は、測定ポート3〜5に接続されている。浄化
ポート2は、気体中のガス状化学物質捕捉体6に気体を
通過させ、気体中のアンモニアまたはアミン類を捕捉さ
せ、アンモニアまたはアミン類を除去したガスは、共有
配管P10、P12と温度・湿度測定装置11を介し
て、図示しない呈色反応テープ式ガス測定装置16内の
吸引ポンプにより吸引される。
【0014】浄化ポート2は、気体中のガス状化学物質
捕捉体6の負荷を少なくするために、気体中のアンモニ
アまたはアミン類濃度が低い場所に配置することが望ま
しい。この際、そこの気体中のアンモニアまたはアミン
濃度が200μg/m3 以下であることが好ましい。浄
化ポート2に備えてある気体中のガス状化学物質捕捉体
6は、イオン交換基をグラフト重合法により付加させ
た、アンモニアまたはアミン類を除去できる性質を有す
る不織布を用いることが望ましい。
【0015】測定ポート3〜5は、気体中のガスを吸引
するためのポートで、各測定ポートによりその濃度の測
定域が異なる。選択された測定ポートの気体中のアンモ
ニアまたはアミン類は、共有配管P10、P12と温度
・湿度測定装置11を介して、図示しない呈色反応テー
プ式ガス測定装置16内の吸引ポンプから吸引される。
なお、測定時には、複数の電磁弁8〜10の1つだけが
開き、他の電磁弁は閉じている。開いている電磁弁に接
続された浄化ポートまたは測定ポートからガスが吸引さ
れる。
【0016】図2は、データ処理器の構成を示す一例で
あり、このデータ処理器は、測定結果入力部18と制御
信号入力部19と制御演算部20とメモリ21とインタ
ーフェイス部22を備える。測定結果入力部18は、図
1の呈色反応テープ式ガス測定装置16が、図1の多点
測定器1で選択された測定ポート3〜5を介して吸引さ
れた気体中のアンモニアまたはアミン類濃度を測定終了
した時点で、ケーブル17を介して測定結果と、ケーブ
ル14を介して温度・湿度測定装置内の温度・湿度結果
が入力される。
【0017】制御信号入出力部19は、図1の呈色反応
テープ式ガス測定装置16と図1の多点測定器1の制御
信号入出力部であり、図1の呈色反応テープ式ガス測定
装置16の1測定が終了すると、測定終了信号が入力さ
れ、測定結果入力部18を介して、気体中のアンモニア
またはアミン類の測定結果と温度・湿度結果がメモリ2
1に格納され、同時に、メモリ21に格納されている制
御演算動作に従い、ケーブル13を介して図1の多点測
定器1の測定ポート3〜5または浄化ポート2の切り換
えまたは保持を行う。
【0018】メモリ21には、測定条件の他に制御演算
部20に様々な制御演算動作を行わせるためのプログラ
ムと、測定結果入力部18から入力された測定結果、お
よびそれに付随する情報が格納されている。測定条件に
は、選択された測定ポートの電磁弁8〜10の開閉タイ
ミング、測定順序、測定回数、及び図1の共有配管P1
0、P12と図1の温度・湿度測定装置11に選択され
た測定ポートで採取された気体中のアンモニアまたはア
ミン類を事前吸引する時間と、図1の浄化ポートで図1
の気体中のガス状化学物質捕捉体6を介した気体中のガ
スを、図1の共有配管P10、P12と図1の温度・湿
度測定装置11を通気する時間、及び図1の電磁弁7の
開閉タイミングがある。インターフェイス部22は、メ
モリ21に格納された情報をコンピュータの記憶媒体に
転送する機能と、コンピュータから送信された測定条件
等の様々な情報を、メモリ21に格納する機能を有す
る。
【0019】図3は、呈色反応テープ式ガス測定装置の
構成を示す一例であり、ガス吸引部23はテープ24の
搬送経路に対向させて配置され、テープ24に対向する
面には通孔25が穿孔してあり、パイプ26を介して図
示しない吸引ポンプからの負圧が作用している。測定ヘ
ッド部27は、ガス吸引部23の通孔25に対向するテ
ープ24の他面側に配置されており、テープに対向する
面には通孔28が穿孔してあり、ガス吸引部23の通孔
25と対向する位置に、ガス導入口31が形成された遮
光容器として構成されており、内部に発光ダイオード2
9とフォトダイオード30とを、テープ24上に形成さ
れた反応痕を検出できるような入反射関係をもたせて配
置して構成されている。
【0020】図示しない吸引ポンプからパイプ26に吸
引圧を作用させると、ガス導入口31から測定ヘッド部
27に測定ガスが吸い込まれる。このガスは、通孔28
から検出用テープ24を経由して通孔25から外部に排
出される。測定ガスであるアンモニアまたはアミン類
は、テープ24を通過する過程でテープ24上の保湿材
に取り込まれ、水素イオン濃度をアルカリ側に変移さ
せ、これにより無色透明であったフルオレセイン系染料
が、水素イオン濃度に対応した濃度で発色する。
【0021】このようにして測定が一定時間経過、また
はテープ24の発色が一定の発色をした時点で、吸引を
停止して反応痕の光学的濃度の測定に移る。発光ダイオ
ード29からの光は、テープ24表面に形成された反応
痕の光学濃度に応じて吸収を受けるので、測定開始前の
光学的濃度、つまりテープ24のバックグラウンドの光
学的濃度と反応痕の光学的濃度の差を求めることによ
り、アンモニアガスまたはアミン類ガスの濃度を知るこ
とができる。1測定が終了した時点で、巻き取りリール
32を駆動して、テープ24の未使用部分を測定領域に
移動させる。
【0022】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこの実施例のみに限定されるものではな
い。
【0023】実施例1 図4に、本発明の測定方法で気体中のアンモニアを測定
した結果を示すが、図中a1−a2、a3−a4線が測
定ポート3のアンモニアガス濃度で、図中b1−b2線
が測定ポート4のアンモニアガス濃度で、図中c1−c
2線が測定ポート5のアンモニアガス濃度で、図中
(d)点が測定ポートの切り替わり後のアンモニアガス
濃度である。図中a1−a2、a3−a4線、b1−b
2線及びc1−c2線は測定を行う前に、測定ポート3
は、c2からa3間に、測定ポート4は、a2からb1
間に、測定ポート5はb2からc1間に、気体中のガス
状化学物質捕捉体を搭載した浄化ポートから15分間通
気させ、呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管
をパージしたあと、選択された測定ポートと呈色反応テ
ープ式ガス測定装置の流入側の配管に、選択された測定
ポートの気体中のアンモニアまたはアミン類を15分
間、事前吸引させてから呈色反応テープ式ガス測定装置
で測定を行った結果である。図中(d1〜d15)点
は、測定ポート切り替わり時に、上記配管のパージ及び
事前吸引を行わない場合の、呈色反応テープ式ガス測定
装置で測定を行った結果である。
【0024】図4の測定回数とアンモニア濃度変化よ
り、本発明の測定方法は、気体中のアンモニアまたはア
ミン類に汚染された呈色反応テープ式ガス測定装置の流
入側の配管の影響を受けることなく、呈色反応テープ式
ガス測定装置の測定を行えることが認められた。上記例
では配管のパージ時間を15分、事前吸引を15分とし
たが、測定する気体中のアンモニアまたはアミン類濃度
により測定条件を任意設定できる。
【0025】実施例2 図5に本発明の温度・湿度補正を行った測定結果を示す
が、図中(a)点が温度・湿度補正を行う前の測定結果
で、図中(b)点が温度・湿度補正後の測定結果であ
る。なお、測定を行った温度は20〜25℃、湿度は4
0〜60%RHで経時変化した。図5の測定回数とアン
モニア濃度変化より、温度・湿度補正後で0〜55%補
正され、気体中のアンモニアまたはアミン類の温度・湿
度の影響を受けることなく、呈色反応テープ式ガス測定
装置の測定を行えることが認められた。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、気中濃度モニタリング
システムにおいて、高濃度のアンモニアまたはアミン類
を測定した場合においても、測定ポートの測定に際して
測定結果に誤差を招くことがなく、正確な測定を行うこ
とができ、しかも短時間に安定した測定結果を得ること
ができる。さらに、気体中のアンモニアまたはアミン類
の温度・湿度補正をすることができるので、より正確な
測定結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモニタリングシステムを示す概略構成
図を示す。
【図2】本発明におけるデータ処理器の構成の一例を表
わすブロック図を示す。
【図3】呈色反応テープ式ガス測定装置の構成を示す一
実施例を示す概略構成図である。
【図4】呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管
を、パージ及び選択された測定ポートの測定ガスで事前
吸引させてから、呈色反応テープ式ガス測定装置で測定
したときの測定回数と測定結果を示すグラフである。
【図5】温度及び湿度補正したときの測定回数と測定結
果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 多点測定器 2 浄化ポート 3〜5 測定ポート 6 ガス状化学物質捕捉体 7〜10 電磁弁 P10,P12 共有配管 13,14,17 ケーブル 11 温度・湿度測定装置 15 データ処理器 16 呈色反応テープ式ガス測定装置 18 測定結果入力部 19 制御信号入出力部 20 制御演算部 21 メモリ 22 インターフェイス部 23 ガス吸引部 24 テープ 25,28 通孔 26 パイプ 27 測定ヘッド部 29 発光ダイオード 30 フォトダイオード 31 ガス導入口
フロントページの続き Fターム(参考) 2G042 AA01 BB06 BD13 BE01 BE02 CB01 DA08 EA20 FA11 FB05 HA07 2G054 AA01 AA07 AB10 BB20 CA05 CA11 CA30 EB05 EB20 FA32 FA33 FA44 FA50 GB10 GE02 JA05 JA06 JA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呈色反応テープ式ガス測定装置を用いた
    モニタリングシステムにおいて、気体中のガス状化学物
    質を採取するための1つまたは複数のポートと、呈色反
    応テープ式ガス測定装置の流入側の配管をパージするた
    めの気体中のガス状化学物質捕捉体を搭載した浄化ポー
    トを備えていることを特徴とする多点測定器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多点測定器において、前
    記気体中のガス状化学物質が、アルカリ性または酸性の
    場合には、イオン交換により捕捉し、有機ガスの場合に
    は、活性炭により捕捉する気体中のガス状化学物質捕捉
    体を備えていることを特徴とする浄化ポート。
  3. 【請求項3】 呈色反応テープ式ガス測定装置を用いた
    モニタリングシステムにおいて、呈色反応テープ式ガス
    測定装置の流入側の配管を、気体中のガス状化学物質捕
    捉体を搭載した浄化ポートから1分〜600分の時間、
    呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管をパージ
    したあと、選択された測定ポートの気体中のガス状化学
    物質で、呈色反応テープ式ガス測定装置の流入側の配管
    を1〜150分の時間事前吸引し、呈色反応テープ式ガ
    ス測定装置の測定結果を安定させることを特徴とする測
    定方法。
  4. 【請求項4】 呈色反応テープ式ガス測定装置を用いた
    モニタリングシステムにおいて、採取された気体中のガ
    ス状化学物質の温度・湿度を測定し、その結果により気
    体中のガス状化学物質濃度を補正することを特徴とする
    請求項3記載の測定方法。
  5. 【請求項5】 ガス検出テープの搬送路に対向して配置
    された発光手段を収容し、気体中のガス状化学物質をガ
    ス検出テープに供給するガス導入口を有する測定ヘッド
    と、測定開始により作動し、また前受光手段からの信号
    が基準値に一致した時点で停止する計時手段と、前計時
    手段の時間を検量線データに基づいて気体中のガス状化
    学物質濃度に変換する手段を備えている呈色反応テープ
    式ガス測定装置と、請求項1に記載の多点測定器のポー
    ト選択制御と、請求項2に記載の温度・湿度測定方法を
    備えた温度・湿度測定器の測定結果の情報と、上記呈色
    反応テープ式ガス測定装置の制御と測定結果の情報を記
    憶する手段と、上記で記憶した情報をコンピュータの記
    憶媒体に転送する手段を備えたデータ処理器とを備えた
    ことを特徴とするモニタリングシステム。
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