JP2001133026A - 空調設備用消音器 - Google Patents

空調設備用消音器

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JP2001133026A
JP2001133026A JP31465199A JP31465199A JP2001133026A JP 2001133026 A JP2001133026 A JP 2001133026A JP 31465199 A JP31465199 A JP 31465199A JP 31465199 A JP31465199 A JP 31465199A JP 2001133026 A JP2001133026 A JP 2001133026A
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JP
Japan
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duct
silencer
sheath tube
flexible
air
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Withdrawn
Application number
JP31465199A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadaaki Kuroda
忠明 黒田
Tsutomu Wada
力 和田
Naoto Nagayama
直人 永山
Takashi Yoshida
崇 吉田
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Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストが安く、軽量、通気抵抗が小さくかつ
全ての周波数域における消音効果の高い空調設備用消音
器を提供する。 【解決手段】 空調設備のダクト経路中に配される消音
フレキシブルダクト1と、消音フレキシブルダクト1の
周囲を覆う鞘管2とを設ける。消音フレキシブルダクト
1外周面と、鞘管2内周面との間に空気層を形成すると
よい。鞘管2の両端開口を閉じる蓋3を有していること
がある。鞘管2が、可撓性を有していることが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調設備のダクト
中に配される空調設備用消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】空調設備中には、送風ファンやダンパな
ど、騒音源となる装置が存在する。そこで、空調設備の
消音を行うために、空調設備中のダクトの内側に吸音材
を張る、あるいは、ダクト経路中に専用の消音器を設け
る、等の手段がとられる。
【0003】ダクトの内側に吸音材を張る、という手段
は、ダクト製作とともに行うことができるため、コスト
が低くすむという利点があるが、消音効果が十分でな
く、また消音効果のばらつきが大きいという問題があ
る。
【0004】一方、ダクト経路中に挿入される専用の消
音器は、例えば、箱形のケーシング内面にグラスウール
等の消音材を装着すると共に、内部に消音スプリット板
等を設けて流路を分割したものである。
【0005】このような消音器を用いれば、充分な消音
効果を得ることができる。しかしながら、この種の専用
の消音器に対する需要は少なく、規格化が進まないた
め、一般に、専用の消音器は少量多品種の生産となる。
このため、消音器の価格が高くなるという問題がある。
また、専用の消音器は重量が大きく、通気抵抗も大きい
という問題もある。
【0006】一方、近年、ダクト工事の簡易化を図るた
め、室内への空気吹出口とダクトとの接続に、保温も兼
ねた消音フレキシブルダクトと呼ばれるものが大量に使
用されるようになってきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】該消音フレキシブルダ
クトは、室内空気吹出口個々に取り付けられるため大量
の需要があり、コストが安いという利点がある。しかし
ながら、騒音の低周波数域成分の多くは、実際には消音
フレキシブルダクトの外部へ漏れてしまい、該消音フレ
キシブルダクトを騒音のエネルギを吸収すべき消音器と
してみれば、充分な消音効果が得られていないという問
題がある。
【0008】本発明の目的は、上記課題を解決した、コ
ストが安く、軽量、通気抵抗が小さくかつ全ての周波数
域における消音効果の高い空調設備用消音器を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するために、本発明の空調設備用消音器は、空
調設備のダクト経路中に配される消音フレキシブルダク
トと、消音フレキシブルダクトの周囲を覆う鞘管とを備
えたものである。
【0010】消音フレキシブルダクトおよび鞘管は市販
のものを用いることができるので、消音器を安価に構成
することができる。そして、この消音器の場合、消音フ
レキシブルダクトから漏れた騒音は、鞘管によって反射
されて外部への漏洩が低減されるので消音機能が高くな
る。また、通気抵抗は消音フレキシブルダクトと変わら
ない。さらに、専用の消音器に比して軽量でありかつ通
気抵抗も小さい。
【0011】上記の消音器において、消音フレキシブル
ダクト外周面と、鞘管内周面との間に空気層を形成する
ことが好ましい。
【0012】この消音器においては、消音フレキシブル
ダクトから漏れた騒音が、空気層の干渉等によって有効
に消音されるので、さらに消音効果が高くなる。
【0013】さらに、上記の消音器において、鞘管の両
端開口を閉じる蓋を設けることが好ましい。
【0014】この場合、消音器から騒音が外部に漏れる
ことがなく、さらに消音効果が高くなる。
【0015】また、消音器の鞘管としては、騒音を閉じ
こめる機能から密度の高い金属製のものが望ましい。そ
こで、ダクト材として大量に使用されている、安価な金
属製ダクトが使用できる。さらに、該消音器を屈曲した
場所に用いるために、該金属製ダクトは可撓性を有して
いることが好ましい。
【0016】この消音器は、ダクト経路中の屈曲した場
所にも用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照して
本発明の空調設備用消音器について説明する。
【0018】消音器は、消音フレキシブルダクト(1)
と、消音フレキシブルダクト(1)の周囲を覆う鞘管(2)
と、鞘管(2)の両端開口を閉じる蓋(3)とを有したもので
ある。
【0019】例示した消音フレキシブルダクト(1)は、
市販されている公知のものである。一般的な消音フレキ
シブルダクト(1)としては、スパイラル状になされた鋼
線(11)と、鋼線(11)の内側に巻かれたグラスネット(14)
と、鋼線(11)の外側に巻かれたグラスウール(12)と、グ
ラスウール(12)の外側を覆うポリ塩化ビニル製筒状部材
(13)とよりなるものがある。
【0020】鞘管(2)は、例えば、一般市販の鉄製フレ
キシブル管により構成されたものである。鞘管(2)の長
さは消音フレキシブルダクト(1)の長さより長く、鞘管
(2)内に消音フレキシブルダクト(1)が収められる。さら
に、鞘管(2)の内径は、消音フレキシブルダクト(1)の外
径より大きく、消音フレキシブルダクト(1)と鞘管(2)と
の間に空気層が形成されている。
【0021】蓋(3)の中央部には貫通孔があけられてお
り、消音フレキシブルダクト(1)に一端側部が差し込ま
れたニップル(5)の他端側部が、この貫通孔から鞘管(2)
外部へ出されて、空調設備のダクト(6)に接続されるよ
うになされている。
【0022】上記のように構成された消音器において
は、騒音の高周波数域成分が消音フレキシブルダクト
(1)によって消音され、消音フレキシブルダクト(1)から
漏れた騒音の低周波数域成分が鞘管(2)および蓋(3)によ
って、遮断されかつ鞘管(2)と蓋(3)との間の空気層によ
って消音されるので騒音を全周波数域にわたって有効に
消音できる。
【0023】なお、鞘管(2)および消音フレキシブルダ
クト(1)の径および長さは、消音器を用いる空調設備ご
とに適宜適当な値を選択すればよい。
【0024】例えば、消音フレキシブルダクト(1)の径
を小さくし、鞘管(2)の径を大きくして消音フレキシブ
ルダクト(1)と鞘管(2)との間に形成される空気層の厚さ
を大きくすると、騒音の低周波数域成分(例えば、50
0Hz以下)をさらに、有効に消音できる。例えば、空
気層を100mm程度に設定すると、専用の市販消音器
でも消音しにくい63Hzという低周波音が7dB/m
という高い値で消音できる。また、騒音が大きい場合な
どは、消音フレキシブルダクト(1)および鞘管(2)の長さ
を長くすればよい。
【0025】なお、上記実施形態においては、消音フレ
キシブルダクト(1)は、鋼線(11)と、グラスネット(14)
と、グラスウール(12)と、ポリ塩化ビニル製筒状部材(1
3)とにより構成されているが消音フレキシブルダクトの
構成はこれに限られない。さらに、鞘管は市販の鉄製フ
レキシブル管により構成されているが、鞘管を、アルミ
ニウム製フレキシブル管やアルミニウムまたは剛直であ
るが一般市販のスパイラル状ダクトにより構成してもよ
い。また、美感等の要請によりステンレス製ダクトも使
用できることは自明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消音器の縦断面図である。
【図2】同消音器の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
(1) 消音フレキシブルダクト (2) 鞘管 (3) 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永山 直人 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株式 会社大氣社内 (72)発明者 吉田 崇 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 株式 会社大氣社内 Fターム(参考) 3L080 AD01 AE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調設備のダクト経路中に配される消
    音フレキシブルダクトと、消音フレキシブルダクトの周
    囲を覆う鞘管とを備えた空調設備用消音器。
  2. 【請求項2】 消音フレキシブルダクト外周面と、鞘
    管内周面との間に空気層が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の空調設備用消音器。
  3. 【請求項3】 鞘管の両端開口を閉じる蓋を有してい
    る請求項1または2に記載の空調設備用消音器。
  4. 【請求項4】 鞘管が、可撓性を有していることを特
    徴とする請求項1〜3までのいずれか1項に記載の空調
    設備用消音器。
JP31465199A 1999-11-05 1999-11-05 空調設備用消音器 Withdrawn JP2001133026A (ja)

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ID=18055905

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101481028B1 (ko) * 2013-06-04 2015-01-14 조철휘 건물 공조용 소음기

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Effective date: 20070109