JPS63153592A - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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JPS63153592A
JPS63153592A JP62072349A JP7234987A JPS63153592A JP S63153592 A JPS63153592 A JP S63153592A JP 62072349 A JP62072349 A JP 62072349A JP 7234987 A JP7234987 A JP 7234987A JP S63153592 A JPS63153592 A JP S63153592A
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有三 奥平
一哲 梅岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、音波を遮断したり吸収したりする必要のある
場所に用いられて音響特性を制御する消音装置であって
、通気性を有するように構成した消音装置、および通気
性を必要としない消音装置に関するものである。前者は
窓や換気ダクトに用いたり、ポイッ、エンジン、あるい
はファン等の騒音源を囲む防音カバーなどに利用するこ
とが考えられ、後者はりスニングルーム、楽器演奏室、
ホール等の壁や天井に施工されることにより、残響音を
吸収しておのおのの用途に最適な音場を容易に作り出す
ことに利用される。
[背景技術] 従来より音波の遮断や音波の吸収という目的で提供され
ている消音装置としては、グラスウールやロックウール
等のいわゆる多孔質吸音材を用いたもの、あるいは楽器
演奏室等に使用されでいる合板やパーティクルボードや
それらの有孔板を用いたもの等が一般的である。これら
の消音装置は、消音できる周波数領域の設計変更だで外
なかったり、十分な消音性能を得ようとすると寸法が大
きくなったりするという問題がある。また、多孔質吸音
材では一般に通気性が得にくいから、用途が限定される
という問題がある。
[発明の目的1 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、消音できる周波数領域についての設
計の自由度が高く、しかも通気型、非通気型のいずれに
も対応できる消音装置を提供することにある。
[発明の開示] (基本原理1) 本発明では、粘弾性を有した材料により薄肉に形成され
た管体を消音要素の基本とするものであって、まずこの
ような管体により消音効果が生じる原理を説明する。
以下の説明では管体よりなる消音要素1として第2図に
示すような両端が開放された円筒体を例示する。このよ
うな円筒体内を音波が通過する際の音響的効果を軸方向
の微少部分4xについで考えると、電気音響等価変換に
より第3図のような等価電気回路を考えることができる
。すなわち、円筒体内の気体のイナータンスLa、管内
の気体の音響キャパシタンスCa、管壁のイナータンス
Lu+。
管壁のコンプライアンス0111%および管壁のコンダ
クタンスGwにより、消音要素の音響特性が決定される
のである。円筒体の内周面の半径をr1管壁の肉厚をt
、円筒体の微少部分の内周表面積を5(=2πrax)
、円筒体の単位長さあたりの質量をm(=2πrtpI
II: ρ四は管壁の密度)、管壁のヤング率をE1管
壁コンダクタンスの比例定数をに1管内の気体の密度を
ρ、管内の気体の体積弾性率をK、音波の角周波数をω
(=2πf二fは周波数)とすれば、各パラメータはそ
れぞれ次式で表わされる。
La=ρ/5 Ca=S/K LL11=+n/4π2 r 2 Cu+=2πr3/Et Gu+=fω したがって、消音要素は次式で表わされる共振周波数f
rを有することになる。
fr= 1 /(2x (Lu+ ・Cl)”2)=(
E/ρ、)l/2/2πr すなわち、共振周波数付近の周波数が消音要素1内を通
過するときには、上述した管壁の微少部分が音波に対し
て共振し、第2図に矢印で示すように、管壁が半径方向
に振動するのであり、管壁の振動に起因する音波のヒス
テリシス損により消音要素1内の音波は急速に滅貨する
のである。つまり、消音要素1は音波の周波数に対して
第4図に示すような減衰係数αを有することが理論的に
推測される。
この理論を確認するために、第5図に示す装置を用いて
減衰係数α[1−’]の周波数特性を測定したところ、
第6図に示すような結果が得られた。
測定装置は、消音要素1の軸方向の一端から消音要素1
内に音波を送出するスピーカ11と、消音要素1内に挿
入され、消音要素1内の一所での音を拾うプローブマイ
クロホン12と、スピーカ11に入力される電気信号を
発生するノイズジェネレータ13お上り増幅回路14と
、プローブマイクロホン12で拾った音を増幅する計測
用増幅回路15と、計測用増幅回路15より出力される
音圧レベルをノイズジェネレータ13の発振周波数に対
応して記録する記録計16とで構成されている。消音要
素1としては、シリコン系ゴムで内径が25 [a+z
]、管壁の肉厚が0 、3 [in]の円筒体を用い、
下表のような物性を有する2種類のシリコン系ゴムにつ
いて測定を行なった。ここに、ヤング率についでは複素
弾性率計測装置、すなわち粘弾性スペクトロメータによ
り測定した。
この測定結果から10 [cz]あたりの音波の減衰量
は最大で20〜25[dB]であることがわかり、減衰
係数の周波数特性の傾向や、ヤング率の変化による共振
周波数の偏移等がほぼ理論に合致することが確認された
(実施例1) 本実施例では、第1図に示すように、平行に配設された
一対の保持パネル2,3間に複数個の消音要素1が保持
された構成となっている。消音要素1は両端が開放され
中心軸が一直線となった円筒形に粘弾性を有したシリコ
ン系ゴム等の材料により薄肉に形成されており、保持パ
ネル2,3間で互いの軸方向を平行とするとともにほぼ
等間隔離間して規則的に配列されている。両保持パネル
2.3には消音要素1の開口部に合致するようにそれぞ
れ円形の透孔4が形成されている。各消音要素1は上述
した原理に基づいて動作するから、消音要素1を通過す
る音波のうち消音要素1の共振周波数付近の音波が減衰
するのである。
消音要素1は上述のように直管状であり流通抵抗が小さ
いから、通気性を保つことができる。また、消音要素1
の内径や管壁の肉厚、あるいは消音要素1を形成する材
料のヤング率や密度を変えることにより、消音要素1の
共振周波数を任意に設定できるから、騒音源の最大音圧
レベルとなる周波数付近に合致するように消音要素1の
共振周波数を設定して高い消音効果をあげることができ
る。また、構成が簡単であるから、材料コストが低減さ
れるとともに、軽量となるものである。
(実施例2) 本実施例では実施例1の構成に加えて、第7図に示すよ
うに、両保持パネル2,3間に吸音体5が介装された構
成を有している。吸音体5はグラスウール、ウレタン等
よりなり、消音要素1の周壁外周を略全周に亘って囲む
形で配設されている。
すなわち、吸音体5における消音要素1が配設される部
分には表裏に貫通する断面円形の貫通孔6が形成されて
いる。貫通孔6の内周面の半径は消音要素1の外周面の
半径よりも大きく設定されており、消音要素1の外周面
と貫通孔6の内周面との間には若干の隙間7が形成され
、消音要素1の振動が吸音体5により阻害されないよう
になっている。
また、消音要素1が近接して配置されている状態で吸音
体5がない場合には、消音要素1の管壁の振動による放
射音により、消音要素1の外部空間の音圧が上昇して消
音要素1の管壁の振動が阻害されることがあるが、吸音
体5が存在していることにより、それらの放射音や反射
音による影響が防止されるのであり、一層高い消音効果
が得られるのである。
(実施例3) 上記各実施例では清音要素1の両端部を保持パネル2,
3により保持する構成としたが、本実施例は、第8図に
示すように、吸音体5により消音要素1を保持する構成
としたものである。吸音体5は実施例2と同様にグラス
ウール、ウレタン等で形成されている。また、消音要素
1の両端は吸音体5の両面に露出して開放されている。
吸音体5において消音要素1が配設される部分には実施
例2と同様に吸音体5の表裏に貫通する断面円形の貫通
孔6が形成されている。貫通孔6の両端部には内鍔状の
保持突N18が形成されて保持突部8の先m緑で消音要
素1の両端部が保持される。貫通孔6の中間部において
は内周面の半径が消音要素1の外周面の半径よりも大き
く設定されている。
すなわち、貫通孔6の中間部においては消音要素1の外
周面との間に隙間7を形成するのであって、消音要素1
が通過音波に共振する際の振動を阻害しないようにして
いる。このような、比較的厚い吸音体5を消音要素1の
保持に用いることにより、吸音体5を通過する音波を減
少させることができ、しかも実施例2と同様に消音要素
1の放射音や周囲からの反射音の影響を防止することが
できるのである。
(実施例4) 上述の各実施例では、各消音要素1が等しい径に形成さ
れていたが、本実施例では、第9図に示すように、開口
径の異なる2種類の消音要素1a。
1bを並設している。この構成により消音効果の生じる
共振周波数fr++fr2を独立した2周波数に設定す
ることができるのであり、両方の共振周波数fr+tf
r2が近接している場合には、第10図に破線で示すよ
うに、音波が減衰する周波数帯域を広げることになり、
また、騒音源の音圧レベルの周波数特性においてピーク
が2つ以上あるような場合には、第11図に示すように
、各ピーク周波数に各消音要素1 a、 1 bの共振
周波数を合致させで消音することがで鯵る。W&10図
および第11図においで実線は各消音要素1 at 1
 &の周波数特性を示し、破線は両消音要i1a、lb
を合成した周波数特性を示す。組み合わせる消音要素1
a、1bは2種類に限定されるものではなく、3種類以
上を組み合わせて用いてもよい。また、消音要素1を保
持する構成は、実施例1ないし実施例3のいずれのi成
でもよい。
(実施例5) 上記各実施例では、各消音要素」の構成材料を均質とし
ていたが、第12図および第13図に示すように、本実
施例では消音要素1の軸方向において異なる2種類の材
料で形成された消音要素1c、ldを接合することによ
り1つの消音要素1を形成している。すなわも、消音要
素1の共振周波数は基本原理で説明したように、管壁材
料のヤング率と密度との関数となっているから、ヤング
率と密度とのうち少なくともいずれが一方が異なる材料
で形成された一対の消音要素1c、1.dを軸方向にお
いて接合すれば、1つの消音要素1に2つの共振周波数
を付与することかできるのである。
動作は実施例4とほぼ同様であり、両共振周波数を近接
させれば、音波が減液する周波数帯域を広げることがで
きるのであり、両共振周波数を離して設定すれば、異な
る2周波数に音圧レベルのピークを有する騒音源に対応
させることができるのである。ここでも、2種類の消音
要素1を軸方向に接続する構成に限定されるものではな
く、3種類以上の消音要素1を軸方向に接続してもよい
また、消音要素1の保持構造として、第13図には実施
例1と同様の構造を例示しているが、実施例2や実施例
3の構成としてもよいのはもちろんのことである。
(実施例6) 上述の各実施例においては、1つの消音要素1について
は軸方向のどの位置でも同一の半径を有する断面形状に
形成されていたが、本実施例では第14図および第15
図に示すように、消音要素1の軸方向において異なる2
種類の半径の消音要素1 e、 1 fを接合した構成
となっている。画情音要素1 e、 1 fの接合部分
には7ランジ9が形成され、画情音要素1 e、 1 
fが連続するようになっている。したがって、実施例5
と同様に1つの消音要素1の軸方向において異なる共振
周波数を設定できるのであり、実施例5と同様に動作す
る。上述のように消音要素1の内径を1段階のみ変化さ
せるものには限定されず、2段階以上変化させるように
してもよいのはもちろんのことである。また、消音要素
1の保持構造は実施例1から実施例3のいずれの構造で
もよい。
(実施例7) 本実施例では、第16図および第17図に示すように、
消音要素1が軸方向の一端部からの距離に応じて連続的
に半径を大きくする切頭円錐状に形成されている。した
がって、消音要素1の長手方向の各微少部分での共振周
波数が連続的に変化するのであり、広い周波数帯域に亘
って消音効果を得ることがでトるのである。消音要素1
の保持構造は実施例1ないし実施例3のいずれの構造で
もよい。
(実施例8) 上記各実施例は、消音要素1の両端を開放して通気性を
持たせるように形成したが、本実施例では、壁面や天井
面に使用する場合であって、通気性が不要な場合に用い
る例を示す。すなわち、第18図お上V第19図に示す
ように、透孔4を有した第1の保持パネル2と透孔のな
い第2の保持パネル3とが平行に配設され、両保持パネ
ル2゜3間に複数個の消音要素1が保持されている。第
1の保持パネル2の透孔4は消音要素1の開口部に合致
し、消音要素1の他方の開口部は第2の保持パネル3に
より閉塞されている。第19図に示すように、保持パネ
ル2の透孔4がら消音要素1に導入される音波のうち消
音要素1の共振周波数付近の音波は消音要素1の管壁を
振動させることにより減衰させられ、また第2の保持パ
ネル3での反射波も消音要素1内で滅貨させられるから
、結果として吸音されるのである。このようにして、消
音要素1内を通過する特定の周波数の音波を吸音するこ
とができるのである。
(実施例9) 実施例8では、各消音要素1として同材料により同寸法
に形成したものを用いていたが、本実施例は第20図に
示すように、消音要素1の内周面の半径が異なる複数種
類の消音要素1を形成し、これら複数種類の消音要素1
を両保持パネル2゜3間に保持して構成される。この構
成により、各消音要素1の共振周波数が異なることにな
り、吸音の周波数範囲が広がるのである。また、消音要
素1の内周面の半径のほかに、管壁材料のヤング率や密
度を変えても同等の効果が得られるものである。
(実施例10) 実施例8および実施例9よりも一層高い吸音特性を得る
には、消音要素1内にできるだけ多くの音波を導入する
ことが前提条件となるので、消音要素1の音波導入側の
端部から見たインピーダンスが自由空間と整合するよう
に、本実施例では、第21図のように、消音要素1の音
波導入側の端部に先端はど開口径の大きくなる集音ホー
ン31を設けている。ここで、集音ホーン31はローカ
ット特性を有するから、その遮断周波数は消音要素1の
共振周波数frよりも低く設定される。集音ホーン31
はエキスボネンシャルホーンであって、中心軸の軸方向
をX方向とするとともに最小径となる位置に原点を設定
し、径が大きくなる向きを正とすると、位fixにおけ
る断面積Sが次式で表わされる形状となっている。
S = S o φexp(m l1x)ユニに、So
は原点における断面積、ωは任意の正数である。このよ
うに一端に集音ホーン31が接合された消音要素1は、
集音ホーン31の先端開口に合致する透孔4を有した保
持パネル2と、透孔4が形成されていない保持パネル3
との間に配設され、集音ホーン31とは反対側の一端が
保持パネル3により閉塞される。以上の構成により、実
施例8と同様に消音要素1の共振周波数付近の音波を吸
音することができるのである。集音ホーン31としては
上述したような断面が円形のエキスポネンシャルホーン
ばかりでなく、第22図(a)〜(d)に示すような各
種形状のものを用いることができる。
(実施例11) 実施例10では、各消音要素1が同一特性に設定されで
いたが、上述したように消音要素1は内周面の半径と管
壁材料のヤング率と管壁材料の密度との少なくともいず
れか一つを変えることにより、共振周波数を任意に設定
できるから、異なる周波数特性に設定された複数種類の
消音要素1を用いることにより、吸音できる周波数範囲
を広げることができる。すなわち、第23図に示すよう
に、消音要素1の内周面の半径、管壁材料のヤング率、
管壁材料の密度のうちの少なくとも一要素が異なる複数
種類の消音要素1を形成し、これら複数種類の消音要素
1を一対の保持パネル2,3間に保持して構成する。こ
の構成により、各消音要素1の共振周波数を変えること
ができ、吸音の周波数範囲が広がるのである。
(基本1F12) 以下の実施例12ないし実施例27においては粘弾性材
料よりなる内管と、剛体よりなる外管とを空間部を介し
て配設した二重管を消音要素1とするものであって、こ
のような二重管についてはここに、Eは内管の管壁材料
のヤング率、ρ―は内管の管壁材料の密度、rは内管の
内周面の半径、ρは空気の密度、Cは空気中の音速、t
は内管の肉厚、dは内管と外管との間に形成された空間
部の厚みの平均値である。この理論式を確認するために
実測を行なったところ、次表の結果を得ることができた
このように上式が傾向として正しいことが証明された。
以下の実施例ではこの消音要素1を基本形としている。
(実施例12) 本実施例の消音要素1は、第24図に示すように、粘弾
性材料よりなる薄肉の円管を内管32とし、この内管3
2の外周に空間部34を介して外管33を配設した二重
管であって、空間部34は軸方向の両端で蓋板35によ
り閉塞されている。
したがって、内管32の外側に音波が回り込んで内管3
2の振動が阻害されることが防止されている。また、こ
の消音要素1は剛体よりなる外管33に覆われているか
ら、壁面等に埋込配設して使用することが可能である。
以下に消音効果に関する比較実験を示す。比較対象とな
るのは第25図および第26図に示す各消音要素1であ
り、以下のように構成した。第25図に示す消音要素1
は肉厚4■のアクリル樹脂よりなる剛体の内径54[i
uy]の円管、第26図に示す消音要素1は肉厚4[x
zlのアクリル樹脂よりなる剛体の外被36の内側面に
肉厚20 [11]のウレタン7オームよりなる吸音材
層37を内張すして内径を54 [+uylとした円管
であり、軸方向の両端において外被36に内鍔35を形
成し吸音材層37の端部を覆った。本実施例構成の消音
要素1は肉厚4 [xzlのアクリル樹脂よりなる剛体
の外管33内に肉厚0 、3 [11]で内径が54 
[*x]であるシリコンゴムよりなる粘弾性材料(ヤン
グ率7.OX 105[N/m2]、密度1187 [
kg/a+’])の内#i32を配置し、内管32と外
管33との間に略20肩肩の空間部34を設けた構成と
した。また、蓋板35は外筒33の軸方向の両端から延
設された形状とし、蓋板35の内側縁に内筒32を接続
することにより、空間部34を密閉した。これらの消音
要素1はすべて軸方向においては長さを1Octに設定
した。
これら、3種類の消音要素1をそれぞれ第27図に示す
ように、遮音壁26内に両端を開放した状態で設置し、
消音要素1の一方の開口面より1[2]離れた位置から
スピーカ27により騒音を発生し、消音要素1の入口お
よび出口で各周波数における音圧をそれぞれマイクロホ
ン28.29により検出し、両者の差を消音要素1の各
周波数における1 0 [cz]あたりの消音量として
示したのが第28図である。この図によれば、600〜
1300Hzの周波数領域において消音要素1が他の消
音要素1よりも消音量ががなり大きいことがわかる。こ
こで、第28図中の破線は第25図構成、実線は第26
図構成、一点鎖線は本実施例構成にそれぞれ対応する。
(実施例13) 本実施例は第29図に示すように、外管33の断面形状
を矩形とした以外は実施例12と同様である。
上記原理で示した理論式のように、二重管の場合に共振
周波数は、空間部34の平均の厚み、すなわち、空間部
34の体積の関数となっているから、実施例12のよう
に外W33の断面形状が円形であるか、本実施例のよう
に外管33の断面形状が矩形であるかにかかわらず、空
間部34の体積が等しければほぼ同等の消音効果を得る
ことができるのである。この点を確認するために、実施
例12と本実施例との比較を行ない第30図に示す結果
を得た。ここに、実線は実施例12に対応し、破線は本
実施例に対応する。また、測定に用いた消音要素1は以
下の条件に設定した。すなわち、実施例12の消音要素
1としては、内管32の内径を54[肩l]、外管33
の外径を104 [zy]とし、本実施例の消音要素1
としては、内管32の内径を54 [xzl、外W33
の縦横寸法を92[111X 92 [11]とした。
また、両者ともに軸方向の長さを100 [xzlとし
、内管32の材料としてはヤング率2,8 X 10 
’[N/肩2]、肉厚0 、3 [w++]のシリコン
ゴムを用い、外管33の材料としては肉厚3 [xzl
のアクリル板を用いた。第30図から明らかなように、
空間部34の体積が略等しい場合に消音特性(共振周波
数)にほとんど差が生じないという結果が得られた。
(実施例14) 本実施例は第31図に示すように、実施例12に示した
消音要素1を多数の透孔4が穿設された一対の保持パネ
ル2,3間に並設したものである。
各消音要素1は内管32の軸方向の両端を開放した形で
保持パネル2.3に装着されている。このように、消音
要素1の両端部に保持パネル2.3を配置したことによ
り、消音要素1内への入射音波の乱れが防止でき、また
パネルの表面を平面状とすることができるのである。
(実施例15) 本実施例は第32図に示すように、実施例13に示した
消音要素1に相当する形状の複数の消音要素1を一対の
保持パネル2,3間に並設したものである。すなわち、
一対の保持パネル2.3問の空間を密閉する外殻19を
設け、この外殻19と保持パネル2,3とに囲まれた空
間内を仕切板20により格子状に仕切って複数の区画に
分割して外殻19と仕切板20とにより外管33を形成
し、各区間内にそれぞれ内管32を配設した形状となっ
ている。したがって、各区画ごとにそれぞれ消音要素1
が形成されるのであり、形成された消音要素1は実施例
13に示した消音要素1と同等の構成となるものである
。内管32は両端が開放された状態で保持パネル2,3
に装着される。
この構成により、実施例14に比較して保持パネル2,
3の単位面積当たりの内管32の数を多くすることがで
き、その結果、単位面積当たりの通気量を大きくするこ
とができる。他の効果については実施例14と同等であ
る。
(実施例16) 本実施例は第33図に示すように、消音要素1を多数の
透孔4が穿設された保持パネル2に装着したものである
。実施例14では消音要素1が両持ちとなっているが、
本実施例では片持ちとじている。すなわち、保持パネル
2には消音要素1の内IfI32の開口径に等しい開口
径を有する透孔4が多数穿設されており、内管32の開
口部分をこの透孔4に合致させて保持バ葎ル2の一面に
消音要素1を取り付けたものである。消音要素1の外管
33は剛体であるから、保持パネル2に外管33を結合
することで、消音要素1を片持ちとすることができるの
である。この構成では、実施例14に比較して保持パネ
ルが1枚少なくなっているが、音源が保持パネル2の前
方に位置しているときには、実施例14と同等の効果を
奏するものである。
(実施例17) 実施例16では透孔4を有した保持パネル2に消音要素
1を配設しているが、本実施例は第34図に示すように
、消音要素1の軸方向において音源とは反対側の一端面
を剛体である保持パネル3により閉塞したものであり、
1枚の保持パネル3に多数個の消音要素1を配置してい
る。
この構成により、内管32の共振周波数付近の音波であ
って消音要素1内に入射した音波は、保持パネル3に到
達するまでに内管32のヒステリシス損により減衰し、
さらに保持パネル3で反射された反射音がもう一度減衰
するのである。このように、音波が内管32内で2回減
衰させられるから、減衰量が大きくなるものである。
(実施例18) 本実施例は第35図に示すように、開口径の異なる2種
類の消音要素1i、ljを中心軸を平行として複数個並
設したものであって、開口面をほぼ同一平面上に揃えて
いる。
この構成により、消音要素IL1jの共振周波数をそれ
ぞれ独立した2周波数に設定することがでトるのであり
、両共振周波数が近接している場合には、実施例4と同
様に音波が減衰する周波数帯域を広げることができるの
である。また、両共振周波数を離せば異なる2周波数の
音波を減衰させることができる。ここでは消音要素1i
、ljを2種類としているが、3種類以上の消音要素1
を設けてもよいのはもちろんことである。
(実施例19) 本実施例では、第36図に示すように、消音要素1の軸
方向において異なる材質の内管32a、32bを接合し
て消音要素1を形成したものである。
すなわち、内管32a、32bの管壁材料のヤング率と
密度とのうちの少なくとも一方が異なるようにしている
のである。すなわち、二重管である消音要素1の共振周
波数は内管32a*32bの管壁材料のヤング率や密度
の関数となっているから、ヤング率や密度の異なる材料
よりなる一対の内管3’2a*32bを軸方向に接続す
ることにより、消音要素1が実施例18と同様に2種の
異なる共振周波数を持つことになる。したがって、音波
を減衰させる周波数帯域を広げたり、あるいは異なる2
周波数の音波を減衰させることが可能となるのである。
ここで、2種類の内管32a*32bを接続しているが
、3種類以上を接続してもよいのはもちろんのことであ
る。
(実施例20) 本実施例では、第37図に示すように、異なる内径を有
する2種類の内管32c、32dを軸方向に接合して消
音要素1を形成したものである。この構成によっても実
施例18と同様の作用効果を奏することになる。また、
異なる径を有する2種類の内管32c、32dを接続し
ているが、異なる径を有する3種類以上の内管を消音要
素1の軸方向に沿って段階的に径が変化するように接続
してもよい。
(実施例21) 本実施例では、第38図に示すように、消音要素1の軸
方向において軸方向の一端部からの距離に応じて連続的
に内径が変化する切頭円錐状の内管2を用いている。こ
の構成により、消音要素1の各微少部分での共振周波数
が連続的に変化するのであり、結果的に広い周波数帯域
で吸音効果を得ることができるのである。
(実施例22) 本実施例では第39図に示すように、径の異なる2個の
二重管を用いて消音要素1を形成したものであって、一
方の内管32e内に他方の外管33fを収め、各内管3
2e、32Fと外管33e、33fとを同軸的かつ入子
状に配置したものである。
この構成では、異なる径の内管32e、32fを用いて
いるから実施例20と同等の作用効果が得られ、しかも
省スペースとなっている。
(実施例23) 本実施例の消音要素1は、第40図に示すように、実施
例12に開示した消音要素1の内管32の内周に吸音材
層39を形成したものである。
以下に消音効果に関する比較実験を示す。比較対象とな
るのは第25図に示した形状の消音要素1と、実施例1
2に開示した消音要素1とであり、以下のように寸法を
設定した。すなわち、第25図に示した形状の消音要素
1は肉厚4 [111]のアクリル樹脂よりなる剛体の
内径76 [z肩]の円管とし、実施例12に開示した
形状の消音要素1は内管32を肉厚0 、3 [uzl
で内径76 [a+z]のシリコンゴ15(ヤング率7
 、OX 10 ”[N/II]、密度1187[Ay
/z3])とするとともに外管33を肉厚4 [j++
y]のアクリル樹脂よりなる剛体とし、内管32と外管
33との間に略25[肩肩]の空間部34を形成した構
成としている。また、この消音要素1の内管32の内周
面に肉厚5 [11]のウレタン7オームよりなる吸音
材M39を内張すして本実施例の消音要素1としている
。これらの消音要素1を軸方向の長さを10[czlと
して実施例12と同様の測定方法で消音効果を測定した
ところ、第41図に示すような結果が得られた。ここに
、破線は第25図に示した形状の消音要素1、一点鎖線
は実施例12、実線は本実施例にそれぞれ対応している
。この図から明らかなように、吸音材層39を設けたこ
とにより1000〜2000 [Hzlの高音域におい
て消音量が大きくなるものである。すなわち、粘弾性材
料よりなる内管32と吸音材層39との相乗的効果によ
り、幅広い周波数領域(500〜2000 [Hzl)
においで消音効果が得られるのである。
(実施例24) 本実施例は、第42図に示すように、外管33の断面形
状を矩形状としたものであって、他の構戒については実
施例23と同様である。
(実施例25) 本実施例は、第43図に示すように、一対の保持パネル
2.3間に実施例23の消音要素1を複数個並設したも
のであって、両保持パネル2,3はそれぞれ消音要素1
の内管32の開口部に合致する透孔4を有している。こ
の構成により消音要素1への入射音波の乱れが保持パネ
ル2,3で防止されるようになっている。
(実施例26) 本実施例の消音要素1は、第44図および第45図に示
すように、実施例13で示した消音要素1の内管32内
にグラスウールやロックウールよりなる吸音体40を充
填した構成を有している。
すなわち、粘弾性を有する材料よりなる内管32と、内
管32の外周に空間部34を介して配設された外管33
と、空間部34を密閉する蓋板35と、内管32内に充
填された吸音体40とにより構成されている。一方の蓋
板35は内管32の軸方向の一面を閉塞している。
この構成を有する消音要素1について消音効果を実測し
たところ、第46図に示すような結果が得られた。ここ
で、内管32は、ヤング率7.OX 105[N /x
E、密度1100 [kg/wコ]、肉厚0゜3[真贋
]、内周面の半径150 [11]、軸の長さ20[z
zlとし、吸音体40は密度48 !Jg/*’]、厚
み25 [111、直径290[夏z]のグラスウール
とし、外管33および蓋板34は肉厚5[■]のアクリ
ル板を用い、外管33の外周は60011z]X 60
0[肩zlX 30 [zzlとした。以上の構成によ
り、第46図に示すように、広い周波数域に亘り吸音率
が0.4程度となった。
比較対象として、第47図に示すような吸音体40を装
着しない消音要素1と、第49図に示すような形状の吸
音体40のみとについて測定を行なったところ、それぞ
れ第48図と第50図とに示す結果が得られた。消音要
素lおよび吸音体40の材質、寸法は上述した条件に設
定した。第48図および第50図から、吸音体40のな
い消音要素1では500Hz以下の低音域での消音効果
が高く、吸音体40は500H7,以上の高音域での消
音効果に優れていることがわかる。したがって、両者を
組み合わせた相乗効果により、本実施例では低音域から
高音域までの広い周波数帯域に亘って高い消音効果が得
られるのである。
本実施例においては、内管32の軸方向の一面を閉塞し
ているが、音波が軸方向の両側から入射するような場所
で用いる場合には軸方向の両面を開放する形状とすれば
よい。
また、実施例23ないし実施例26のように吸音材を組
み合わせる構成は、実施例18ないし実施例21のいず
れの構成にも適用可能であって、そのような構成は適宜
選択しうるものである。
(実施例27) 本実施例は、第51図に示すように、直方体状に形成さ
れた外殻19の相対向する一対の壁面にそれぞれ複数の
透孔4を形成し、両壁面の透孔4間に内管32を架設し
た構造としたものであって、内管32の外周面と外91
9の内周面との間に空間部34が形成された構成を有し
ている。この構戒では、外殻19が二重管における外管
と同等の作用をするのであり、内管32の外周に音波が
回り込むことを防止し、かつ外殻19が保持パネルと同
等の作用をして内管32に入射する音波の乱れを防止す
るのである。したがって、二重管を一対の保持パネル間
に並設した構成と同等の効果を奏することができるもの
である。
なお、上記いずれの実施例においても消音要素1の断面
形状は円形や矩形に限定されるものではなく、三角、六
角等の形状としてもよい。また、上記各実施例では消音
要素1の軸を一直線としているが、通気性が特に問題に
ならないときには、釉を屈曲させた形状としてもよい。
(応用例) 本発明に係る消音装置は以下のような場所に用いること
ができる。応用例については、通気性を有するように構
成した消音装置と、通気性のない消音装置とに区別して
説明する。
まず、通気性を有するように構成した消音装置Aの第1
の応用例としては、第52図ないし第54図に示すよう
に、窓への使用がある。すなわち、従来の窓においては
、室内の換気をしたり室内に風を取り入れたりしようと
して窓を開くと、屋外の騒音が室内に伝播されたり、室
内に配置されたテレビ、ピアノ等の音が屋外に伝播され
て不快感を生じることがあった。したがって、窓からの
通気を維持した状態で音波の伝播を防止したいという要
求が生じるのであって、この要求を満たすために、本発
明の消音装置を用いることができる。
第52図に示す装置Bは、一対の支持フレーム50間に
複数の消音装置Aを支軸51により回動自在に架設した
ものであって、消音装置Aは消音要素1の軸方向に直交
し、かつ支軸51に直交する方向に複数個配列されてい
る。また、各消音装置Aは消音要素1の軸方向の寸法よ
りも、配列方向(第52図中の上下方向)の寸法が天外
く設定されている。しかるに、この装置Bを第54図に
示すように窓52に装着すれば、消音要素1を通じて通
気は行なわれるが、音波は消音要素1内で減液Lffi
内外でほとんど伝W!されないのである。ここに、窓5
2に装着するのであるから、採光を阻害しないように、
消音要素1を保持する部材についてはアクリルやガラス
等の透明体が用いられる。
また、消音要素1としては、通気性を維持するために流
通抵抗の小さい直管状のものが望ましい。
騒音等が発生していない情況では、第53図に示すよう
に、各消音装置Aを支軸51の回りに回転させ、各消音
要素1の軸方向を支持フレーム50と平行にすれば、窓
52の開口量が多くなり一屑よく換気を行なうことがで
きる。なお、常に騒音が生じているような場所では、消
音装置Aを回転させて開口量を変える必要がないから、
上述した各実施例のうちパネル状に形成された消音装置
をそのまま窓52に装着すればよい。
通気性を有する消音装置Aは、上述した窓への応用の他
、第55図に示すように、通気ダクト20内に配設した
り、第56図に示すように、換気扇21の防音カバー2
2の開口部に配設したり、あるいは第57図に示すよう
に、ボイラーやエンジン等の騒音源23の周囲を囲む防
音カバーとして利用することができる。
通気性を有していない消音装置の場合には、壁や天井に
用いることができる。すなわち、一般にリスニングルー
ムや楽器演奏室等においては、吸収面と反射面とを適宜
配置することにより、残響時間を制御して音響特性を調
節するのであって、このような用途における吸音面は施
工のしやすさ等から厚みが5011以下のパネル状であ
るのが望ましい。しかしながら、一般に用いられでいる
合板やパーティクルボードやそれらの有孔板の場合には
、裏面側に50〜500131の空気層が必要となるか
ら、施工によって部屋が狭くなる等の問題が発生する。
一方、本発明の消音装置は、壁や天井の厚みとは無関係
に吸音周波数を設定できるから、消音要素の軸方向の長
さを小さく設定して薄型に形成できかつ500H7,以
下の低音域を吸音することができるものであるから、リ
スニングルームや楽器演奏室等の音響特性を考慮する必
要のある部屋の壁や天井を本発明の消音装置によって形
成すれば、施工が容易になり、また部屋を狭くすること
もないのである。さらに、消音要素の開口径、管壁のヤ
ング率や密度を変化させることにより、所望の周波数帯
域を吸音させることができるから、設計の自由度が高い
という利、αを有するものである。また、グラスウール
やロックウール等のいわゆる多孔質の吸音材と併用すれ
ば、低音域から高音域までほぼ均一な吸音率を得ること
ができ、望ましい音響特性が得やすいという利点を有す
るのである。なお、通気性を有する消音装置であっても
消音要素1の軸方向の一面を壁や天井に密着させて配置
すれば、通気性のない消音装置と同等の作用効果を奏す
るものである。
[発明の効果] 本発明は上述したように、粘弾性を有する材料の管体か
らなる消音要素を具備して成るものであり、管体の管壁
の共振を利用して管体内に入射する音波を減衰させるか
ら、管体の寸法や物性を変えることにより、消音効果の
生じる周波数領域を自由に設計することができ、従来の
消音装置に比較して設計の自由度が高いという利点を有
するのである。また、このような消音要素は消音効果の
生じる周波数領域が管体の軸方向の長さには依存せず、
しかも単位長さ当たりの消音量が比較的大きいから、薄
型の消音装置とすることができるという利、貞を有する
ものである。さらに、本発明の併合発明は、粘弾性を有
する材料の管体を内管とし、剛体よりなる管体を外管と
した二重管を消音要素としているから、内管の外側に回
り込んだ音波により内管の振動が阻害されるということ
がなく、安定した消音効果が得られるという利点を有す
るものである。また、外管が剛体であるから、施工時に
おける取り扱いが容易になるという利息を有する。さら
に、本発明の別の併合発明は、粘弾性を有する管体内に
吸音材を納装した消音要素を具備しているから、粘弾性
材料よりなる管体による低音域での消音効果と吸音材に
よる高音域での消音効果との相乗効果が得られ、その結
果、低音域から高音域まで十分な消音効果が得られると
いう利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1を示す一部切欠斜視図、第2
図は同上に用いる消音要素を示す斜視図、第3図は同上
に用いる消音要素の電気音響等価変換による等価回路図
、第4図は同上に用いる消音要素の動作説明図、第5図
は同上に用いる消音要素の性能測定の測定装置を示す概
略構成図、第6図は同上に用いる消音要素の動作説明図
、第7図は本発明の実施例2を示す一部切欠斜視図、第
8図は本発明の実施例3を示す一部切欠斜視図、第9図
は本発明の実施例4を示す正面図、第10図および第1
1図は同上の動作説明図、第12図は本発明の実施例5
に使用する消音要素を示す斜視図、第13図は同上の斜
視図、第14図は本発明の実施例6に使用する消音要素
を示す斜視図、第15図は同上の側面図、第16図は本
発明の実施例7に使用する消音要素を示す斜視図、第1
7図は同上の側面図、第18図は本発明の実施例8を示
す一部切欠斜視図、第19図は同上の断面図、第20図
は本発明の実施例9を示す斜視図、第21図は本発明の
実施例10を示す一部切欠斜視図、第22図(a)〜(
d)は同上に使用する集音ホーンを示す斜視図、第23
図は本発明の実施例11を示す一部切欠斜視図、第24
図は本発明の実施例12を示す一部切欠斜視図、第25
図および第26図は同上に対する比較例を示す一部切欠
斜視図、第27図は同上の消音性能を測定する測定装置
の概略構成図、第28図は同上の動作説明図、第29図
は本発明の実施例13を示す一部切欠斜視図、第30図
は同上の動作説明図、第31図は本発明の実施例14を
示す斜視図、第32図は本発明の実施例15を示す一部
切欠斜視図、第33図は本発明の実施例]6を示す斜視
図、第34図は本発明の実施例17を示す斜視図、第3
5図は本発明の実施例18を示す斜視図、略36図は本
発明の実施例19を示す斜視図、第37図は本発明の実
施例20を示す斜視図、第38図は本発明の実施例21
を示す斜視図、第39図は本発明の実施例22を示す斜
視図、第40図は本発明の実施例23を示す一部切欠斜
視図、第41図は同上の動作説明図、第42図は本発明
の実施例24を示す一43一 部切欠斜視図、第43図は本発明の実施例25を示す斜
視図、第44図は本発明の実施例26を示す一部切欠斜
視図、第45図は同上の断面図、第46図は同上の動作
説明図、第47図は同上の比較例を示す一部切欠斜視図
、第48図は第47図゛ に示した装置の動作説明図、
第49図は同上の他の比較例を示す斜視図、第50図は
第49図に示した装置の動作説明図、第51図は本発明
の実施例27を示す一部切欠斜視図、第52図は本発明
の窓への応用例を示す斜視図、第53図は同上の側面図
、第54図は同上の使用例を示す斜視図、第55図は本
発明の通気ダクトへの応用例を示す断面図、第56図は
本発明のファンへの応用例を示す一部切欠斜視図、第5
7図は本発明の防音カバーとしての応用例を示す側面図
である。 1は消音要素、32は内管、33は外管、34は空間部
である。 代理人 弁理士 石 1)艮 七 =44− (1−山)mv蓋V (1−山)1釘擦Y (山り01/日ρ)1憂層 9 さ  8  さ さ  8 一欺+ 14開昭63−153592 (23)9 目 8  
慕 さ  8 メ榊、吐

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粘弾性を有する材料の管体からなる消音要素を具
    備して成ることを特徴とする消音装置。
  2. (2)上記消音要素が複数個並設されて成ることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の消音装置。
  3. (3)開口面積の異なる複数種類の消音要素が並設され
    て成ることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    消音装置。
  4. (4)ヤング率と密度とのうちの少なくともいずれか一
    方が異なる複数種類の消音要素が並設されで成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の消音装置。
  5. (5)上記消音要素は軸方向において断面積が順次変化
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の消
    音装置。
  6. (6)上記消音要素は軸方向においてヤング率と密度と
    のうちの少なくともいずれか一方が変化することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の消音装置。
  7. (7)上記消音要素の音源とは反対側の一端が閉塞され
    て成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    消音装置。
  8. (8)粘弾性を有する材料よりなる内管と、内管の外周
    との間に空間部を介して内管を囲む外管とからなる消音
    要素を具備して成ることを特徴とする消音装置。
  9. (9)上記消音要素が複数個並設されて成ることを特徴
    とする特許請求の範囲第8項に記載の消音装置。
  10. (10)上記内管の開口面積の異なる複数種類の消音要
    素が並設されて成ることを特徴とする特許請求の範囲第
    9項に記載の消音装置。
  11. (11)上記内管のヤング率と密度とのうちの少なくと
    もいずれか一方が異なる複数種類の消音要素が並設され
    て成ることを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の
    消音装置。
  12. (12)上記内管は軸方向において断面積が順次変化す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の消音
    装置。
  13. (13)上記内管は軸方向においてヤング率と密度との
    うちの少なくともいずれか一方が変化することを特徴と
    する特許請求の範囲第8項に記載の消音装置。
  14. (14)上記消音要素の音源とは反対側の一端が閉塞さ
    れて成ることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載
    の消音装置。
  15. (15)粘弾性を有する材料よりなる管体内に吸音材が
    納装された消音要素を具備して成ることを特徴とする消
    音装置。
  16. (16)粘弾性を有する材料よりなり吸音材が納装され
    た上記管体を内管とし、内管の外周との間に空間部を介
    して内管を囲む外管が設けられた消音要素を具備して成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第15項に記載の消
    音装置。
  17. (17)上記吸音材が上記管体の内周面に内張りされて
    成ることを特徴とする特許請求の範囲第15項または第
    16項に記載の消音装置。
  18. (18)上記吸音材が上記管体内に充填されて成ること
    を特徴とすることを特徴とする特許請求の範囲第15項
    または第16項に記載の消音装置。
  19. (19)上記消音要素が複数個並設されて成ることを特
    徴とする特許請求の範囲第17項または第18項に記載
    の消音装置。
  20. (20)開口面積の異なる複数種類の消音要素が並設さ
    れて成ることを特徴とする特許請求の範囲第17項また
    は第18項に記載の消音装置。
  21. (21)上記管体のヤング率と密度とのうちの少なくと
    もいずれか一方が異なる複数種類の消音要素が並設され
    て成ることを特徴とする特許請求の範囲第17項または
    第18項に記載の消音装置。
  22. (22)上記消音要素は軸方向において断面積が順次変
    化することを特徴とする特許請求の範囲第17項または
    第18項に記載の消音装置。
  23. (23)上記管体は軸方向においてヤング率と密度との
    うちの少なくともいずれか一方が変化することを特徴と
    する特許請求の範囲第17項または第18項に記載の消
    音装置。
  24. (24)上記消音要素の音源とは反対側の一端が閉塞さ
    れて成ることを特徴とする特許請求の範囲第17項また
    は第18項に記載の消音装置。
  25. (25)粘弾性材料よりなる管体が窓の内外に両端を開
    放した形で窓に装着されて成ることを特徴とする消音装
    置。
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