JP2001133017A - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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Abstract
行することのできる空気調和装置を提供する。 【解決手段】 複数台の室外ユニット1a,1bと複数
台の室内ユニット3a〜3fとを同一系統の冷媒配管で
接続した空気調和装置において、室内ユニット3a〜3
fからのオイル回収条件が成立した場合、運転中の室外
ユニットの運転を継続すると共に、室内ユニットをグル
ープ化して同一グループGに入るすべての室内ユニット
3a〜3fの室内電動式膨脹弁35を開放して、これら
室内ユニットのオイルを運転中の室外ユニットに回収す
るものである。
Description
ットを室内ユニットから延びるユニット間配管に並列に
つないだ空気調和装置に関する。
セパレータとを有し、このオイルセパレータで分離され
たオイルを戻し管を介して前記圧縮機に戻す室外ユニッ
トを複数台備え、これらの室外ユニットを複数台の室内
ユニットから延びるユニット間配管に並列につなぐと共
に、各室外ユニットにおけるオイル量を計測し、いずれ
かの室外ユニットのオイル量が不足した場合、他の室外
ユニットからオイルを回収して各室外ユニット間のオイ
ル量をバランスさせる手段を備えた空気調和装置が知ら
れている(特開平5−240520号公報)。
ニットに余剰のオイルが存在しなければならず、他の室
外ユニットにも余剰のオイルが存在しない場合、従来、
複数台の室内ユニットから順にオイルを回収している。
継続し、一台の室内ユニットの室内側電動弁を開放し、
この一台の室内ユニットからオイル回収をした後、つぎ
の一台の室内ユニットの室内側電動弁を開放して、この
一台の室内ユニットからオイルを回収し、このような制
御を繰り返すことによって、すべての室内ユニットから
オイルを順に回収するようにしている。
構成では、室内ユニット1台当たりのオイル回収に要す
る時間が約30分かかるため、例えば室内ユニット6台
のシステムでは合計180分の時間がかかるといった問
題がある。
技術が有する課題を解消し、室内ユニットからのオイル
回収を短時間で実行することのできる空気調和装置を提
供することにある。
複数台の室外ユニットと複数台の室内ユニットとを同一
系統の冷媒配管で接続した空気調和装置において、室内
ユニットからのオイル回収条件が成立した場合、運転中
の室外ユニットの運転を継続すると共に、室内ユニット
をグループ化して同一グループに入るすべての室内ユニ
ットの室内電動式膨脹弁を開放し、これら室内ユニット
のオイルを運転中の室外ユニットに一度に回収するオイ
ル回収制御手段を備えたことを特徴とするものである。
ットと複数台の室内ユニットとを同一系統の冷媒配管で
接続した空気調和装置において、運転中の室外ユニット
にオイル不足が発生し、残りの室外ユニットのすべてが
オイル不足であった場合、運転中の室外ユニットの運転
を継続すると共に、室内ユニットをグループ化して同一
グループに入るすべての室内ユニットの室内電動式膨脹
弁を開放し、これら室内ユニットのオイルを運転中の室
外ユニットに一度に回収するオイル回収制御手段を備え
たことを特徴とするものである。
ットと複数台の室内ユニットとを同一系統の冷媒配管で
接続した空気調和装置において、所定時間が経過した場
合、運転中の室外ユニットの運転を継続すると共に、室
内ユニットをグループ化して同一グループに入るすべて
の室内ユニットの室内電動式膨脹弁を開放し、これら室
内ユニットのオイルを運転中の室外ユニットに一度に回
収するオイル回収制御手段を備えたことを特徴とするも
のである。
のグループ化は前回のオイル回収時にオイル回収が行わ
れていない室内ユニットを優先してグループ化すること
を特徴とするものである。
のグループ化はグループ化される室内ユニットの総合能
力が一定能力を超えないようにグループ化することを特
徴とするものである。
のにおいて、前記グループ化される室内ユニットの総合
能力の算出は、停止中の室内ユニットは全能力を加算
し、運転中の室内ユニットは全能力の半分を加算して算
出することを特徴とするものである。
の図面を参照して説明する。
を示し、3a〜3fは室内ユニットを示している。室外
ユニット1aは、アキュームレータ10aと、ガスエン
ジン駆動による圧縮機11aと、オイルセパレータ12
aと、四方弁13aと、室外熱交換器14aと、室外電
動式膨脹弁15aとで構成されている。なお、17aは
室外熱交換器14aのファンである。
を含めて、室外ユニット1aと同じであるので、説明を
省略する。
34aと、室内電動式膨脹弁35a(以下「室内メカ弁
35a」という。)とで構成されている。なお、室内ユ
ニット3b〜3fについては、以下の構成を含めて、室
内ユニット3aと同じであるので、説明を省略する。各
室内ユニット3a〜3fは例えばそれぞれ能力が異なる
ものとする。この室内ユニット3a,3bからは、ガス
管5及び液管7からなるユニット間配管が延び出し、こ
のユニット間配管には、室外ユニット1a,1bが並列
に接続されている。
から吐出される冷媒中の潤滑油を分離するものであり、
ここで分離された潤滑油は常時オイル戻し管21aと強
制オイル戻し管22aとを通じて圧縮機11aに戻され
る。常時オイル戻し管21aにはキャピラリーチューブ
24aが設けられ、このキャピラリーチューブ24aに
よって圧縮機11aに戻されるオイルに流路抵抗がかけ
られる。この常時オイル戻し管21aはオイルセパレー
タ12aの中程につながれ、これがつながれた位置より
もオイルセパレータ12a内のオイルの油面が上回る限
りにおいて、この常時オイル戻し管21aを通じてオイ
ルが常時圧縮機11aの吸込管に戻される。強制オイル
戻し管22aには開閉弁23a,25aが設けられる。
この強制オイル戻し管22aは、オイルセパレータ12
aの底部につながれ、開閉弁23a,25aを開くこと
によってオイルセパレータ12a内のオイルが強制的に
圧縮機11aの吸込管に戻される。
管22a,22bどうしは、バランス管51によりつな
がれる。このバランス管51は、第3の補助管53aを
通じて、四方弁13aとチェッキ弁18aとの間につな
がれ、第3の補助管53aには第3の開閉弁55aが設
けられる。
が図示の位置に切り替わると、バランス管51は室外熱
交換器14aに連通する。
にフロートスイッチからなる油面センサSa、Sbが取
り付けられ、各油面センサSa、Sbによって室外ユニ
ット1a,1bにおけるオイル量を計測し、運転中のい
ずれかの室外ユニット1a,1bのオイル量が不足した
場合、余剰のオイルを保有する他の停止中を含む室外ユ
ニット1a,1bからオイルを回収して各室外ユニット
1a,1b間のオイル量をバランスさせる制御が行われ
る。また、他の室外ユニット1a,1bに余剰のオイル
が無い場合、複数台の室内ユニット1a,1bからオイ
ルを順に回収する制御が実行される。
ーを参照して説明する。まずスタート(S1)して、冷
房運転が行われている時に(S2)、圧縮機11aのオ
イル量に不足があるか否かが判断される(S3)。この
判断は油面センサSaからの信号に基づいて行われる。
ないから、そのまゝ冷房制御を継続し、YESであれ
ば、オイル不足であるから、ほかに十分なオイル量を有
する室外ユニット1bが有るか否かを確認する(S
4)。S4の確認は、油面センサSbからの信号に基づ
いて行われる。
ット有りとなれば、その室外ユニットからオイルを回収
するための制御を実行する(S5)。例えば、一方の室
外ユニット1aのオイル量が不足し、他方の室外ユニッ
ト1bからオイルを回収する場合、一方の室外ユニット
1aの開閉弁23aを閉じ、開閉弁(オイル回収弁)2
5aを開く。また、他方の室外ユニット1bの開閉弁
(バランス弁)23bを開き、オイル回収弁25bを閉
じ、第3の開閉弁(フラッシング弁)55bを開く。そ
して、両室外ユニット1a,1bを運転する。
オイルセパレータ12b内のオイルが、点線矢印で示す
ように、バランス弁23b、バランス管51、さらには
一方の室外ユニット1aにおけるオイル回収弁25aを
経て圧縮機11aの吸込管に回収される(S5)。
管の洗い流し制御を実行する(S6)。この場合、他方
の室外ユニット1bにおけるフラッシング弁55bを開
く。これが開かれると、高圧冷媒の圧力によって、バラ
ンス管51内のオイルが一方の室外ユニット1aに向け
て勢いよく押し流される。このS6の制御は、約10秒
間程度実行され、これがタイムアウトすると(S7)、
S2の冷房制御に移行する。なお、図2において、フロ
ーは冷房時の流れを示しているが、暖房時の処理も同じ
である。
オイル量の多い方から少ない方にオイルを流して油量を
調整した後に、バランス管51内に高圧冷媒が導かれ、
この高圧冷媒により、バランス管51内に残留するオイ
ルが、圧縮器11aの戻し管21aに送り出されるの
で、オイル量の調整後に、オイルがバランス管51内に
残留することはない。従って、開閉弁(電磁弁)の耐久
性は向上し、それが誤動作したり、液封が生じたりする
ことはない。また、高圧冷媒によるバイパス管51の洗
い流し制御を実行するので、室外ユニット間の距離が長
いとしても、即ち、バイパス管51の長さが長いとして
も、潤滑油が残留することはなく、上記の弊害を確実に
解消することができる。
a、1b間のオイル量がバランスし、全体的なオイル量
バランス制御(S5〜S7)が終了する。
ニット無しとなれば、もはや室外ユニット1a,1bに
回収できるオイルは無いのであるから 、「室内ユニッ
トからのオイル回収条件が成立した」(S8)とされ
て、以降、複数台の室内ユニット3a〜3fからオイル
を順に回収する制御が実行される。
るに先だって、運転中の室外ユニットの運転を継続し、
例えばその圧縮機の回転数を低速回転とすると共に(S
9)、複数台の室内ユニットを以下のようにグループ化
する(S10)。なお、圧縮機の回転数は必ずしも低速
回転とする必要はない。
収時にオイル回収が行われていない室内ユニットを優先
してグループ化する。グループ化される室内ユニット
の総合能力が一定能力を超えないようにグループ化す
る。この一定能力とは、例えば一台の室外ユニットの能
力に相当する能力とする。グループ化される室内ユニ
ットの総合能力の算出は、停止中の室内ユニットはその
まま全能力を加算し、運転中の室内ユニットは全能力の
半分を加算して算出する。
ルが能力相当分だけ寝込んでいるのに対し、運転中の室
内ユニットには回収すべきオイルが能力相当分だけ寝込
んでいないと推定されるからである。
回収時に4台の室内ユニット3a〜3dのオイル回収が
行われていない場合、これら室内ユニット3a〜3dを
優先して、オイル回収すべき室内ユニットをグループ化
する。この場合、の条件に従って、グループ化される
室内ユニットの総合能力が一定能力を超えないようにグ
ループ化される。さらに、の条件に従って、4台の室
内ユニット3a〜3dの総合能力が算出される。
止中で、他の室内ユニット3c、3dが運転中であると
すると、まず、停止中のもの(冷媒の寝込みが多い。)
を優先して、室内ユニット3aの能力(X1)と室内ユ
ニット3bの能力(X2)とを合計する。この合計値
(X1+X2)が、一台の室外ユニットの能力Yに満た
ない場合、運転中の室内ユニット3cの半分の能力1/
2(X3)を加算する。この合計値(X1+X2+1/
2(X3))が、一台の室外ユニットの能力Yに満たな
い場合、さらに運転中の室内ユニット3dの半分の能力
1/2(X4)を加算する。この合計値(X1+X2+
1/2(X3)+1/2(X4))が、一台の室外ユニ
ットの能力Yを超えた場合、加算する前の3台の室内ユ
ニット3a〜3cでグループ化する。
3台の室内ユニット3a〜3c)がグループ化された場
合、同一グループGに入るすべての室内ユニット3の室
内電動式膨脹弁35が開放され、オイル回収が実行され
る(S11)。
止中の室内ユニットの室内電動(パルスモータ)式膨脹
弁にあっては、所定の弁開度(例えば、全開を480パ
ルスとした場合、100パルス程度。)に設定され、運
転中の室内ユニットの室内電動式膨脹弁にあっては、運
転時の弁開度に一定の開度を加えた弁開度(例えば、運
転時の弁開度+αパルス。)に設定する。
れ、それが終了すると、他の室内ユニット3すべてのオ
イル回収制御が終了したか否かが判定される(S1
2)。これが終了していない場合、すべての室内ユニッ
トのオイル回収を終了するまで、室内ユニットのグルー
プ化を含めて上記制御が繰り返される。
は、図示を省略したコントローラ(オイル回収制御手
段)が司る。
ユニットは一度にオイル回収されるので、一回あたりの
時間が従来通り30分であったとしても、例えば二回の
グループに分けてオイル回収が実行されたとすれば、合
計60分の時間で終了するので、従来のものに比べて短
時間で実行することができる。
のように、圧縮機の回転数を低速回転に制御することが
可能になる(S9)。
ットから回収される冷媒が、液冷媒の状態でアキューム
レータを経て圧縮機に回収される。従って、一度に多量
のオイルを回収しようとすると、液バックを起こし、圧
縮機が破損するおそれがある。圧縮機の回転数を低速回
転に制御して、上記オイル回収制御を実行すれば、その
分だけ一度に多量の冷媒が圧縮機に戻されることがな
く、液バックが未然に防止され、圧縮機の破損が防止さ
れる。
したが、本発明は、これに限定されるものでないことは
明らかである。
にオイル不足が発生し、残りの室外ユニットのすべてが
オイル不足であった場合、これを「室内ユニットからの
オイル回収条件が成立した」としているが、これに限定
されず、所定時間が経過した場合、すなわち定期的に、
図2のS9以降の制御を実行するようにしてもよいこと
は明らかである。
ットは一度にオイル回収されるので、一回あたりのオイ
ル回収時間が従来通りであったとしても、数回のグルー
プに分けてオイル回収が実行されることにより、従来の
ものに比べて短時間でオイル回収を実行することができ
る。
である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数台の室外ユニットと複数台の室内ユ
ニットとを同一系統の冷媒配管で接続した空気調和装置
において、 室内ユニットからのオイル回収条件が成立した場合、運
転中の室外ユニットの運転を継続すると共に、室内ユニ
ットをグループ化して同一グループに入るすべての室内
ユニットの室内電動式膨脹弁を開放し、これら室内ユニ
ットのオイルを運転中の室外ユニットに一度に回収する
オイル回収制御手段を備えたことを特徴とする空気調和
装置。 - 【請求項2】 複数台の室外ユニットと複数台の室内ユ
ニットとを同一系統の冷媒配管で接続した空気調和装置
において、 運転中の室外ユニットにオイル不足が発生し、残りの室
外ユニットのすべてがオイル不足であった場合、運転中
の室外ユニットの運転を継続すると共に、室内ユニット
をグループ化して同一グループに入るすべての室内ユニ
ットの室内電動式膨脹弁を開放し、これら室内ユニット
のオイルを運転中の室外ユニットに一度に回収するオイ
ル回収制御手段を備えたことを特徴とする空気調和装
置。 - 【請求項3】 複数台の室外ユニットと複数台の室内ユ
ニットとを同一系統の冷媒配管で接続した空気調和装置
において、 所定時間が経過した場合、運転中の室外ユニットの運転
を継続すると共に、室内ユニットをグループ化して同一
グループに入るすべての室内ユニットの室内電動式膨脹
弁を開放し、これら室内ユニットのオイルを運転中の室
外ユニットに一度に回収するオイル回収制御手段を備え
たことを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項4】 前記室内ユニットのグループ化は前回の
オイル回収時にオイル回収が行われていない室内ユニッ
トを優先してグループ化することを特徴とする請求項1
ないし3のいずれかに記載の空気調和装置。 - 【請求項5】 前記室内ユニットのグループ化はグルー
プ化される室内ユニットの総合能力が一定能力を超えな
いようにグループ化することを特徴とする請求項1ない
し4のいずれかに記載の空気調和装置。 - 【請求項6】 前記グループ化される室内ユニットの総
合能力の算出は、停止中の室内ユニットは全能力を加算
し、運転中の室内ユニットは全能力の半分を加算して算
出することを特徴とする請求項5記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31082999A JP3754249B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31082999A JP3754249B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001133017A true JP2001133017A (ja) | 2001-05-18 |
JP3754249B2 JP3754249B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=18009913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31082999A Expired - Lifetime JP3754249B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | 空気調和装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3754249B2 (ja) |
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-
1999
- 1999-11-01 JP JP31082999A patent/JP3754249B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP7375490B2 (ja) | 2019-11-21 | 2023-11-08 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和装置 |
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JP3754249B2 (ja) | 2006-03-08 |
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