JP2001132746A - 摺動装置 - Google Patents

摺動装置

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JP2001132746A
JP2001132746A JP31610499A JP31610499A JP2001132746A JP 2001132746 A JP2001132746 A JP 2001132746A JP 31610499 A JP31610499 A JP 31610499A JP 31610499 A JP31610499 A JP 31610499A JP 2001132746 A JP2001132746 A JP 2001132746A
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JP
Japan
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spacer
sliding
shaft
rolling element
rolling
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JP31610499A
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Mitsuru Yamazaki
充 山崎
Toyoji Kazama
豊司 風間
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Nippon Bearing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Bearing Co Ltd
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Publication date
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/37Loose spacing bodies
    • F16C33/3706Loose spacing bodies with concave surfaces conforming to the shape of the rolling elements, e.g. the spacing bodies are in sliding contact with the rolling elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、転動体及びスペーサが摩耗して
も該転動体間からスペーサが脱落したりしない実用性,
耐久性に秀れた摺動装置を提供するものである。 【解決手段】 軸1と該軸1に被嵌される摺動体2とか
ら成り、この摺動体2には、軸1に対して該摺動体2を
摺動せしめる転動機構が設けられ、この転動機構は、軸
1及び摺動体2に当接する複数の転動体4により構成さ
れ、隣接する転動体4間にはスペーサ5が配設されてい
る摺動装置であって、スペーサ5には該スペーサ5を伸
長して転動体4を押圧せしめる伸長機構6が設けられて
いるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸に対して摺動体
が摺動する摺動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図1,
2に図示したような、軸1と該軸1に被嵌される摺動体
2とから成り、この摺動体2には、負荷部3aと無負荷
部3bと両者を連結するリターン部3cが設けられ、軸
1には負荷部3dが設けられ、前記摺動体2の負荷部3
a,無負荷部3b及びリターン部3c並びに軸1の負荷
部3dとで転動体無限循環路3が設けられ、この転動体
無限循環路3には複数の転動体4が設けられ、隣接する
転動体4間にはスペーサ5が配設された摺動装置では、
特開平6−173946号のように、隣接するボール4
間に合成樹脂製で且つ円柱状のスペーサ5が配設されて
いるものが提案されている。
【0003】このスペーサ5は、ボール4と当接する面
が該ボール4の曲面に合致する凹湾曲面に形成されてお
り、また、ボール4のように循環方向には転動したりせ
ず、ボール4と一緒にボール無限循環路3内を移動する
だけである。また、このスペーサ5がボール4間に配設
されていると、該スペーサ5の存在故に、ボール4の摩
耗速度を低減する効果や、ボール4が転動する際の転動
音を低減する効果が発揮される。この効果は、具体的に
は、下記の作用により発揮される。
【0004】 スペーサ5が存在しない場合、隣接す
るボール4同志は“点”で当接することになるが、スペ
ーサ5が存在する場合、転動するボール4とスペーサ5
とは“面”で当接する為、ボール4とスペーサ5との単
位当接面積当たりの押圧荷重が小さくなる。
【0005】 ボール4同志が当接する場合、該当接
部位において該ボール4同志の表面が互いに反対方向へ
移動する為、摺接速度がボール4の転動速度の二倍とな
るが、スペーサ5とボール4とが当接する場合、スペー
サ5は転動しない為、スペーサ5に対するボール4の摺
接速度はボール4の転動速度と同一となり、よって、ボ
ール4の摺接摩耗が1/2となり、更に、この摺接音も
低減される。
【0006】しかし、このスペーサ5が設けられたタイ
プでは、ボール4やスペーサ5の摩耗が進行すると、図
2に図示したように、ボール4とスペーサ5との隙間が
広がり、該スペーサ5がボール4間から外れ、ボール無
限循環路3から脱落してしまうという問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するもので、
転動体及びスペーサが摩耗しても該転動体間からスペー
サが脱落したりしない実用性,耐久性に秀れた摺動装置
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】軸1と該軸1に被嵌される摺動体2とから
成り、この摺動体2には、軸1に対して該摺動体2を摺
動せしめる転動機構が設けられ、この転動機構は、軸1
及び摺動体2に当接する複数の転動体4により構成さ
れ、隣接する転動体4間にはスペーサ5が配設されてい
る摺動装置であって、スペーサ5には該スペーサ5を伸
長して転動体4を押圧せしめる伸長機構6が設けられて
いることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0010】また、軸1と該軸1に被嵌される摺動体2
とから成り、この摺動体2には、負荷部3aと無負荷部
3bと両者を連結するリターン部3cが設けられ、軸1
には負荷部3dが設けられ、前記摺動体2の負荷部3
a,無負荷部3b及びリターン部3c並びに軸1の負荷
部3dとで転動体無限循環路3が設けられ、この転動体
無限循環路3には複数の転動体4が設けられ、隣接する
転動体4間にはスペーサ5が配設された摺動装置であっ
て、スペーサ5には該スペーサ5を伸長して転動体4を
押圧せしめる伸長機構6が設けられていることを特徴と
する摺動装置に係るものである。
【0011】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
摺動装置において、伸長機構6は、転動体4の摩耗,ス
ペーサ5の摩耗や弾性変形若しくは転動体無限循環路3
の摩耗に追従してスペーサ5を伸長するように構成され
ていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0012】また、請求項1〜3いずれか1項に記載の
摺動装置において、スペーサ5はスペーサ半体7を重合
した構成であり、このスペーサ半体7間には伸長部材8
が設けられ、この伸長部材8の伸長により該スペーサ半
体7が転動体4を押圧せしめるように構成されているこ
とを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0013】また、請求項4記載の摺動装置において、
伸長部材8として、発条,合成樹脂材若しくは所定温度
で伸長する形状記憶部材が採用されていることを特徴と
する摺動装置に係るものである。
【0014】また、請求項1〜5いずれか1項に記載の
摺動装置において、スペーサ5の転動体4と当接する当
接面9は転動体4の外周面形状に合致する当接面9に形
成され、スペーサ5若しくはスペーサ半体7には転動体
4に潤滑油を供給する潤滑油溜部10が設けられているこ
とを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0015】また、請求項1〜6いずれか1項に記載の
摺動装置において、スペーサ5が両端部が径大で中央部
が径小な鼓型であることを特徴とする摺動装置に係るも
のである。
【0016】また、軸1と該軸1に被嵌される摺動体2
とから成り、この摺動体2には、負荷部3aと無負荷部
3bと両者を連結するリターン部3cが設けられ、軸1
には負荷部3dが設けられ、前記摺動体2の負荷部3
a,無負荷部3b及びリターン部3c並びに軸1の負荷
部3dとで転動体無限循環路3が設けられ、この転動体
無限循環路3には複数の転動体4が設けられ、隣接する
転動体4間にはスペーサ5が配設された摺動装置であっ
て、スペーサ5が両端部が径大で中央部が径小な鼓型で
あることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0017】また、軸1と該軸1に被嵌される摺動体2
とから成り、この摺動体2には、軸1に対して該摺動体
2を摺動せしめる転動機構が設けられ、この転動機構
は、軸1及び摺動体2に当接する複数の転動体4により
構成され、隣接する転動体4間にはスペーサ5が配設さ
れている摺動装置であって、スペーサ5の転動体4と当
接する当接面9は転動体4の外周面形状に合致する当接
面9に形成され、スペーサ5若しくはスペーサ半体7に
は転動体4に潤滑油13を供給する潤滑油溜部10が設けら
れていることを特徴とする摺動装置に係るものである。
【0018】
【発明の作用及び効果】転動体4及びスペーサ5の摩耗
が進行しても、伸長機構6によってスペーサ5が伸長す
るから、転動体4とスペーサ5との隙間が広がらず、転
動体4間からスペーサ5が脱落したりしないことにな
る。
【0019】また、例えば、転動体4が転動体無限循環
路3内で循環する循環機構の場合、転動体4及びスペー
サ5の良好な循環運動が維持される。
【0020】本実施例は、上述のように構成したから、
転動体及びスペーサが摩耗しても該転動体間からスペー
サが脱落しない実用性,耐久性に秀れた摺動装置とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図3,4は第一実施例、図5は第
二実施例、図6は第三実施例、図8は第四実施例を図示
したものであり、以下に説明する。
【0022】第一実施例は、軸1と該軸1に被嵌される
摺動体2とから成り、この摺動体2には、負荷部3aと
無負荷部3bと両者を連結するリターン部3cが設けら
れ、軸1には負荷部3dが設けられ、前記摺動体2の負
荷部3a,無負荷部3b及びリターン部3c並びに軸1
の負荷部3dとで転動体無限循環路3が設けられ、この
転動体無限循環路3には複数の転動体4が設けられ、隣
接する転動体4間にはスペーサ5が配設された摺動装置
であって、スペーサ5には該スペーサ5を循環方向へ伸
長せしめる伸長機構6が設けられているものである。
【0023】転動体4としては、ボール4が採用されて
いる。尚、円筒状のコロでも同様である。
【0024】スペーサ5としては、円筒状のスペーサ5
が採用されている。
【0025】また、所定部位のスペーサ5は循環方向に
二分割されたスペーサ半体7が重合された構成になって
おり、前記伸長機構6として、このスペーサ半体7間に
は伸長部材8が設けられ、この伸長部材8の伸長により
スペーサ5の転動体4と当接する当接面9を該転動体4
に押圧せしめるように構成されている。尚、全てのスペ
ーサ5が伸長する構成であっても同様であるが、所定部
位(図面では4箇所だけ)のスペーサ5だけが伸長する
構成の方がコスト安となる。
【0026】また、スペーサ5の転動体4と当接する当
接面9は、転動体4の転動面に合致する凹湾曲面に設定
されている。
【0027】また、伸長部材8としては、発条8aが採
用されている。
【0028】また、第一実施例では、一方のスペーサ半
体7aには発条8aを保持する保持部11が設けられ、他
方のスペーサ半体7bには前記保持部11に保持された発
条8aの押圧位置を位置決めする位置決部12が設けられ
ている。従って、発条8aはスペーサ半体7間で良好に
位置決めされ、該発条8aの伸長作用が良好に保持され
ることになる。
【0029】尚、二つのスペーサ半体7に伸長部材8の
端部を夫々固定する方法等でも、同様に該伸長部材8の
伸長作用が良好に発揮される。
【0030】第一実施例は上述のように構成したから、
転動体4の摩耗,スペーサ5の摩耗若しくは転動体無限
循環路3の摩耗の進行により隣接する転動体4間の距離
が広がっても、この摩耗の進行に追従して発条8aが伸
長し、この発条8aの伸長作用によってスペーサ半体7
同志の間隔が広がり、必然的にスペーサ5が伸長して該
スペーサ5の当接面9と転動体4との当接は自動的に保
持され、転動体4間からスペーサ5が脱落することが防
止されることになる実用性に秀れた摺動装置となる。
【0031】また、このスペーサ5の伸長作用によりス
ペーサ5の当接面9と転動体4とが常に良好に当接する
ことになるから、無駄な挙動がなく、転動体4の良好な
転動及び循環が達成されることになる実用性に秀れた摺
動装置となる。
【0032】また、スペーサ5が転動体4と安定した状
態で当接することになるので、スペーサ5外周部等に付
着しているグリース等も必要以上に消費されたりせず、
必要最小限の供給によって給脂期間の長いクリーンな摺
動装置となる。
【0033】また、転動体4やスペーサ5や転動体無限
循環路3の寸法誤差も、このスペーサ5の伸長作用によ
り吸収されることになり、転動体4の良好な転動及び循
環が達成されることになる実用性に秀れた摺動装置とな
る。
【0034】また、転動体4間に配設されているスペー
サ5の内の幾つかだけを伸長作用を有するスペーサ5に
置換することで既存の摺動装置でも転動体4の転動及び
循環を良好にすることができる。
【0035】尚、第一実施例は転動体無限循環路3に配
設された転動体4間のスペーサ5を伸長させるものであ
るが、転動体4が有限ストロークするタイプの摺動装置
であっても同様である。
【0036】第二実施例は、伸長作用を有するスペーサ
5として、一方のスペーサ半体7aと他方のスペーサ半
体7bとが圧縮された合成樹脂材8bを介して連設され
ているスペーサ5が採用されているものである。
【0037】この圧縮された合成樹脂材8bは常時スペ
ーサ半体7を押圧している。従って、転動体4の摩耗,
スペーサ5の摩耗若しくは転動体無限循環路3の摩耗の
進行により隣接する転動体4間の距離が広がると、この
摩耗の進行に追従して前記合成樹脂材8bの押圧作用に
よりスペーサ半体7同志の間隔が広がり、必然的にスペ
ーサ5が伸長して該スペーサ5の当接面9と転動体4と
の当接は自動的に保持され、転動体4間からスペーサ5
が脱落することが防止される。
【0038】また、その余は第一実施例と同様である。
【0039】第三実施例は、伸長作用を有するスペーサ
5として、一方のスペーサ半体7aと他方のスペーサ半
体7bとが所定温度(回復温度域)で伸長する形状記憶
材8cを介して連設されているスペーサ5が採用されて
いるものである。
【0040】形状記憶材8cは、形状記憶合金若しくは
形状記憶樹脂のいずれを使用しても良い。
【0041】また、この第三実施例では、スペーサ5
(スペーサ半体7)の転動体4と当接する当接面9は転
動体4の外周面形状に合致する凹湾曲状の当接面9に形
成され、このスペーサ5には転動体4に潤滑油13を供給
する潤滑油溜部10が設けられている。この保持凹部10に
は潤滑油が詰入され、転動体4の転動の際、該保持凹部
10から潤滑油13が転動体4の表面に供給される。
【0042】第三実施例は上述のように構成したから、
転動体4の摩耗,スペーサ5の摩耗若しくは転動体無限
循環路3の摩耗の進行により隣接する転動体4間の距離
が広がっても、形状記憶材8cを所定温度に加熱するこ
とにより、該形状記憶材8cがスペーサ半体7を押圧伸
長し、必然的にスペーサ5が伸長して該スペーサ5の当
接面9と転動体4との当接が保持され、転動体4間から
スペーサ5が脱落することが防止されることになる実用
性に秀れた摺動装置となる。
【0043】また、転動体4にはスペーサ5の潤滑油溜
部10から潤滑油13が供給されるから、転動体4の良好な
転動及び循環が長時間維持されることになる実用性に秀
れた摺動装置となる。
【0044】また、スペーサ5の転動体4と当接する当
接面9は転動体4の湾曲面に合致する当接面9に形成さ
れているから、潤滑油溜部10に保持された潤滑油13がス
ペーサ5と転動体4との隙間から漏洩することが可及的
に防止されることになる実用性,清浄性に秀れた摺動装
置となる。
【0045】尚、潤滑油溜部10に直接潤滑油13を入れて
おく構成によらず、例えば、スペーサ自身が含油性を有
していて含油されていた潤滑油13が転動体4に供給され
るように構成しても良い。また、潤滑油溜部10に潤滑油
13を含油せしめたスポンジ等の含油材を挿入しても良
い。
【0046】また、その余は第一,第二実施例と同様で
ある。
【0047】ところで、このスペーサ5の径(循環方向
視の径)は、転動体4の径よりも径小に設定されている
(図7参照)。なぜなら、例えば、スペーサ5の径が転
動体4の径と同一であると、リターン部3cにおいて、
該円筒状のスペーサ5の周面が該リターン部3cに当接
してしまい、転動体4及びスペーサ5のスムーズな循環
が困難になるからである。
【0048】尚、リターン部3cのアール度合い(図中
符号R)が大きければ、スペーサ5の径を転動体4の径
に近づけることができるが、この場合、必然的にリター
ン部3cが長くなり、負荷部3aと無負荷部3bとの間
隔を広げねばならず、ボール無限循環路3が大きくなっ
てしまうという問題が発生してしまう為、根本的な解決
とはならない。
【0049】第四実施例は、この問題点を解決するもの
で、スペーサ5が両端部が径大で中央部が径小な鼓型に
構成されているものである。
【0050】スペーサ5が鼓型であると、スペーサ5の
転動体4と当接する当接面9を可及的に大きくすること
ができ、よって、スペーサ5本来の作用効果の内、特に
隣接する転動体4同志に加えられる押圧荷重の減少が高
まる。また、保持凹部10を形成する場合にも大きなもの
を形成することができる為、保持できる潤滑油13の多く
できる。また、スペーサ5自体が大きくなり、スペーサ
5を転動体4間に配設する作業も容易に行える。また、
スペーサ5間に安定性良く転動体4を保持できる(転動
体4間にスペーサ5を安定性良く保持できるといっても
良い。)為、転動体4の転動並びに該スペーサ5及び転
動体4の循環が良好に行われる。
【0051】また、スペーサ5の中央部及び該中央部の
近傍が径小となる為、リターン部3cのアールがきつく
ても該リターン部3cの内周壁にスペーサ5の側面がぶ
つかったりせず、負荷部3aと無負荷部3bとの距離が
狭いコンパクトな転動体無限循環路3であっても、該ス
ペーサ5及び転動体4の循環を良好に行うことができ
る。
【0052】また、リターン部3cでの移動性に秀れる
為、必然的に循環方向に長いスペーサ5を採用すること
もできる。
【0053】また、第四実施例では、鼓型のスペーサ5
にも循環方向に伸長する伸長機構6が設けられている。
【0054】この伸長機構6は第一〜第三実施例のいず
れのものを採用しても良い。また、伸長部材8を使用す
る場合、スペーサ5の径が大きい為、伸長部材8も径大
のものを使用することができ、組み付けが容易になる
等、この点においても、スペーサ5が鼓型であるという
構成は実用性に秀れる。
【0055】また、その余は第一〜第三実施例と同様で
ある。
【0056】尚、上記第一〜第四実施例は、軸と,外筒
内にブッシュが挿入された摺動体とから成る摺動装置
や、軸に対して摺動体に所定トルクを付与することによ
り摺動体が摺動するスプライン装置や、軸は上部が開口
した凹溝に形成され、この凹溝内に摺動体が被嵌され、
この摺動体には該摺動体を精密摺動するネジ棒が挿入さ
れるネジ孔が設けられ、このネジ孔に挿入されたネジ棒
の回動により摺動体が摺動する構成の摺動装置などであ
っても同様に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】摺動装置の一例の説明部分断面図である。
【図2】従来例の説明図である。
【図3】第一実施例の説明図である。
【図4】第一実施例の要部の説明拡大図である。
【図5】第二実施例の要部の説明拡大図である。
【図6】第三実施例の要部の説明拡大図である。
【図7】従来例の説明図である。
【図8】第四実施例の要部の説明拡大図である。
【符号の説明】
1 軸 2 摺動体 3 転動体無限循環路 3a 負荷部 3b 無負荷部 3c リターン部 3d 負荷部 4 転動体 5 スペーサ 6 伸長機構 7 スペーサ半体 8 伸長部材 8a 発条 8b 合成樹脂材 8c 形状記憶材 9 当接面 10 潤滑油溜部 13 潤滑油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J101 AA02 AA32 AA44 AA64 BA22 FA31 3J104 AA03 AA20 AA23 AA36 AA64 AA69 AA74 AA76 BA16 DA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と該軸に被嵌される摺動体とから成
    り、この摺動体には、軸に対して該摺動体を摺動せしめ
    る転動機構が設けられ、この転動機構は、軸及び摺動体
    に当接する複数の転動体により構成され、隣接する転動
    体間にはスペーサが配設されている摺動装置であって、
    スペーサには該スペーサを伸長して転動体を押圧せしめ
    る伸長機構が設けられていることを特徴とする摺動装
    置。
  2. 【請求項2】 軸と該軸に被嵌される摺動体とから成
    り、この摺動体には、負荷部と無負荷部と両者を連結す
    るリターン部が設けられ、軸には負荷部が設けられ、前
    記摺動体の負荷部,無負荷部及びリターン部並びに軸の
    負荷部とで転動体無限循環路が設けられ、この転動体無
    限循環路には複数の転動体が設けられ、隣接する転動体
    間にはスペーサが配設された摺動装置であって、スペー
    サには該スペーサを伸長して転動体を押圧せしめる伸長
    機構が設けられていることを特徴とする摺動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載の摺動
    装置において、伸長機構は、転動体の摩耗,スペーサの
    摩耗や弾性変形若しくは転動体無限循環路の摩耗に追従
    してスペーサを伸長するように構成されていることを特
    徴とする摺動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項に記載の摺動
    装置において、スペーサはスペーサ半体を重合した構成
    であり、このスペーサ半体間には伸長部材が設けられ、
    この伸長部材の伸長により該スペーサ半体が転動体を押
    圧せしめるように構成されていることを特徴とする摺動
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の摺動装置において、伸長
    部材として、発条,合成樹脂材若しくは所定温度で伸長
    する形状記憶部材が採用されていることを特徴とする摺
    動装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか1項に記載の摺動
    装置において、スペーサの転動体と当接する当接面は転
    動体の外周面形状に合致する当接面に形成され、スペー
    サ若しくはスペーサ半体には転動体に潤滑油を供給する
    潤滑油溜部が設けられていることを特徴とする摺動装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項に記載の摺動
    装置において、スペーサが両端部が径大で中央部が径小
    な鼓型であることを特徴とする摺動装置。
  8. 【請求項8】 軸と該軸に被嵌される摺動体とから成
    り、この摺動体には、負荷部と無負荷部と両者を連結す
    るリターン部が設けられ、軸には負荷部が設けられ、前
    記摺動体の負荷部,無負荷部及びリターン部並びに軸の
    負荷部とで転動体無限循環路が設けられ、この転動体無
    限循環路には複数の転動体が設けられ、隣接する転動体
    間にはスペーサが配設された摺動装置であって、スペー
    サが両端部が径大で中央部が径小な鼓型であることを特
    徴とする摺動装置。
  9. 【請求項9】 軸と該軸に被嵌される摺動体とから成
    り、この摺動体には、軸に対して該摺動体を摺動せしめ
    る転動機構が設けられ、この転動機構は、軸及び摺動体
    に当接する複数の転動体により構成され、隣接する転動
    体間にはスペーサが配設されている摺動装置であって、
    スペーサの転動体と当接する当接面は転動体の外周面形
    状に合致する当接面に形成され、スペーサ若しくはスペ
    ーサ半体には転動体に潤滑油を供給する潤滑油溜部が設
    けられていることを特徴とする摺動装置。
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