JP2001132038A - バルブ開閉制御装置およびトイレ便器洗浄装置 - Google Patents

バルブ開閉制御装置およびトイレ便器洗浄装置

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JP2001132038A
JP2001132038A JP31314299A JP31314299A JP2001132038A JP 2001132038 A JP2001132038 A JP 2001132038A JP 31314299 A JP31314299 A JP 31314299A JP 31314299 A JP31314299 A JP 31314299A JP 2001132038 A JP2001132038 A JP 2001132038A
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valve
knob
valve opening
opening
closing control
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JP31314299A
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English (en)
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Masaki Tomita
勝紀 冨田
Kenichi Ito
謙一 伊藤
Masataka Mizutani
優孝 水谷
Shigeru Ozawa
滋 小澤
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Inax Corp
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Inax Corp
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する地域特性や水圧による流量変化に合
わせた凍結防止用モードを設定できるように多種の常開
位置モードを得ることができるバルブ開閉制御装置及び
トイレ便器洗浄装置を提供する。 【解決手段】 モータ駆動により操作軸5を駆動してバ
ルブ操作手段11,12を動作させてバルブの開閉状態
を制御するバルブ開閉制御装置1であって、バルブが常
に開いた状態を持続する常開位置を設けると共に、その
常開位置におけるバルブの開き量を可変とするバルブ開
度可変機構を設けている。なお、バルブ開度可変機構
は、操作軸5に固定された操作ノブ6と、この操作ノブ
6と相対回転可能な調整用ノブ7とから構成され、調整
用ノブ7を回動させることにより当接部75とケース4
に形成された被当接部(図示省略)との距離を適宜設定
し、これによってバルブの開度を調整し、バルブを通過
する流体量を制御するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、便器に水
を流すための洗浄装置の排水バルブの開閉制御等を行う
バルブ開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗浄タンク内のバルブ部材を
モータで開閉駆動することにより、洗浄タンク内の洗浄
用水を、大・小の2段階のいずれかの量となるように自
動で便器に流す自動洗浄水供給装置が種々提案されてい
る。例えば、特開平8−311956号公報記載の自動
洗浄装置の駆動装置は、図8に示すように、ハウジング
101と、ハウジング101内に配置されたモータ10
2と、駆動ギア103が固定された出力軸104と、モ
ータ102の駆動力を駆動ギア103に伝達する中間伝
達部105と、から主に構成されている。
【0003】出力軸104は、ハウジング101内を貫
通してその両側がハウジング101から突出するように
なっている。この出力軸104は、モータ102の回転
駆動力によって双方向に回転駆動される。出力軸104
のハウジング101から突出している部分の一側には、
操作ハンドル(図示省略)が取り付けられている。一
方、他端側は、洗浄タンク(図示省略)内に突出するよ
うになっており、この突出部分には洗浄タンク内のバル
ブ部材(図示省略)が吊り下げられている。
【0004】中間伝達部105は、モータ102の出力
軸102aに固定されたウォーム107と噛み合うウォ
ームホイール108を一側に形成すると共に、他側に小
ギア109を形成した伝達歯車110と、小ギア109
に常時係合し小ギア109の周囲を公転する遊星ギア1
11と、小ギア109と遊星ギア111とを互いに回転
自在に係合し合うように連結する連結レバー112と、
から構成されている。
【0005】このように構成された駆動装置は、モータ
102を所定の方向に駆動させると、その駆動力がウォ
ーム107からウォームホイール108に伝達され、ウ
ォームホイール108と小ギア109が一体的に、図8
における矢示A1方向に回転する。すると、この小ギア
109に係合している遊星ギア111が、小ギア109
の回転方向(矢示A1)に伴って小ギア109の周囲
を、矢示B1方向に公転(移動)し、駆動ギア103に
係合する。これによって、駆動ギア103が、モータ1
02の駆動力を受けて出力軸104と一体的に矢示C1
方向に回転し、大洗浄用の洗浄水がタンクより流出する
ようになっている。なお、このとき、出力軸104に吊
り下げられたバルブ部材の自重により、駆動ギア103
は、矢示C2方向に付勢された状態であり、この付勢力
に打ち勝ちながらモータ102の駆動力によって矢示C
1方向に回転することとなる。
【0006】また、この駆動装置は、モータ102を逆
回転させると、上述した動作とは反対方向に動作する。
すなわち、小ギア109は、矢示A2方向に回転し、遊
星ギア111は、矢示B2方向に公転(移動)して駆動
ギア103に係合する。これによって、駆動ギア103
が、モータ102の駆動力を受けて出力軸104と一体
的に逆回転し、小洗浄用の洗浄水がタンクより流出する
ようになっている。
【0007】このように、上述した駆動装置は、遊星ギ
ア111がモータ102の回転方向に伴って小ギア10
9の周囲を公転し、その回転力を駆動ギア103に伝達
するようになっているので、モータ102の正逆双方向
の回転力が出力軸104に伝達可能となり、一方向への
回転を大洗浄用、他方向への回転を小洗浄用とすること
ができる。なお、遊星ギア111を駆動ギア103に係
合しない位置に停止させると、モータ102と出力軸1
04との関係は断絶される。そのため、出力軸104を
操作する操作レバー(図示省略)は、モータ102に対
してフリーとなり、手動で操作レバーを回動させて、大
洗浄もしくは小洗浄用の洗浄水を流すことも可能となっ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来より、トイレ便器
の洗浄装置においては、通常、大・小2モードの洗浄モ
ードを備えており、上述した自動洗浄装置もこの2モー
ドの使いわけを、モータ102による駆動及び手動の双
方で行うことができるようになっている。一方、トイレ
便器の洗浄装置は、洗浄水が凍るおそれのある冬季期間
においては、バルブを常時開とし、洗浄水をちょろちょ
ろ流すことによって凍結を防止する必要も生じる。
【0009】しかしながら、上述の自動洗浄装置におい
ては、その凍結防止モード、すなわちバルブを若干開い
た状態を維持することにより水を常時流して洗浄水の凍
結を防止するモードに関しては全く考慮されていない。
そのため、凍結防止のためにバルブを若干開いた状態を
維持するには、このような装置の機構を用いて操作する
のではなく、バルブを直接、手や専用のツマミ等で開
き、その状態をストッパー等で維持する必要がある。す
なわち、従来の自動洗浄装置には、凍結防止のために所
定量バルブを開放しておく機能は備えられていない。
【0010】なお、凍結防止のためにストッパー等でバ
ルブを開いた状態を保持する場合、そのバルブの開き量
は一義的に決まってしまう。そのため、常開位置を設定
できる洗浄装置を、極寒の地域で使用する場合であって
も、温暖な地域で使用する場合であっても、バルブは開
き量はいずれの地域でも同量となり、地域特性に合致し
た凍結防止用の開き量とはならない。また、上述の自動
洗浄装置においては、設置場所等により水圧の変化が生
じ、この結果、バルブを通過する流量に変化が生じる
が、バルブの開き量が一定となっている場合、この問題
にも対処できない。
【0011】本発明の目的は、上述の問題点を解決する
ためになされたものであり、例えば、使用する地域特性
に合わせた凍結防止用モードを設定できるバルブ開閉制
御装置を提供することにある。さらに、多種の常開位置
モードを得ることができ、たとえばその使用する地域特
性や設置場所等に応じて適切な凍結防止用モードを設定
できるトイレ便器洗浄装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、バルブの開閉状態を制御するバルブ開閉
制御装置において、バルブを所定時間開放する全開位置
と、バルブを閉じる全閉位置と、バルブが常に開いた状
態を持続する常開位置を設けると共に、その常開位置に
おけるバルブの開き量を可変とするバルブ開度可変機構
を設けている。
【0013】そのため、常開位置において種々の開モー
ドを設定でき、バルブを通過する流体の流し方を種々の
ものとできる。また、このバルブを水道の蛇口やトイレ
便器洗浄装置等に使用した場合、凍結防止モード用とし
てバルブを常開とさせることができ、さらにその開度状
態を種々変更できるため、バルブを通過する流体量を調
節することが可能となる。この結果、例えば、きわめて
寒い地域では多くの水を流し、それ程寒くない地域では
僅かな水の流しっぱなしを行い、凍結をその地域と合わ
せて効果的に防止することができる。また、水圧の関係
で流量の多い場所に設置される場合は、常開位置におけ
るバルブの開度を狭く設定したりすることもできる。
【0014】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、バルブ開度可変機構は、バルブの開度
状態を操作する操作軸を所定角度で保持してバルブの開
度状態を所定量に維持する操作軸位置保持手段を有し、
この操作軸位置保持手段は操作軸を保持する角度を所定
範囲内において選択可能なものとし、バルブの開度状態
を可変としている。そのため、操作軸の角度を適宜選択
するだけでバルブの開度状態を種々変更でき、バルブを
通過する水量を調節することができる。
【0015】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、操作軸位置保持手段は、操作軸と一体
的に回転するカム車と、このカム車のカム面に当接する
と共にバルブを動作させるためのバルブ操作部材と、カ
ム面の形状に伴い所定方向に回動しようとする操作軸の
回動を規制する回動規制手段と、から構成されている。
そのため、複雑な制御回路等を設けることなく、比較的
単純なメカ構成で、上述した凍結防止モード等のための
バルブの常開状態を維持させることができる。
【0016】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、カム車を初期状態から所定方向へ所定
角度回動させることによりバルブが常開位置となる状態
が始まり、さらに同方向へカム車を回動させることによ
りバルブの開き量が徐々に減少するように、カム車のカ
ム面形状を形成している。そのため、カム車及び操作軸
の回転角度に応じて、常開位置におけるバルブの開度を
調節することが可能となり、上述した凍結防止モード等
のためのバルブの常開状態を容易に変動させることがで
きる。
【0017】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、回動規制手段は、操作軸に一体的に固
定された操作ノブと、この操作ノブと同軸上に配置され
かつラジアル方向において操作ノブとの相対位置を調節
することが可能な調整用ノブと、この調整用ノブに設け
られた当接部と、操作軸を支持するケースの外面に設け
られ当接部と当接可能な被当接部とから構成され、当接
部と被当接部との相対距離を調整することにより当接部
と被当接部との当接位置において保持される操作軸の保
持角度を設定するものとなっている。そのため、複雑な
制御回路等を設けることなく、比較的単純なメカ構成
で、操作軸の保持角度を設定することができる。また、
操作ノブを持って操作するという単純な操作で各種の常
開位置モードを設定でき、扱い易いものとなる。
【0018】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、調整用ノブは、ラジアル方向への相対
回転によりスラスト方向に相対移動する第1調整部材及
び第2調整部材と、第2調整部材に挿通固定された固定
ピンと、この固定ピンにスラスト方向に当接する斜面を
有し第2調整部材のスラスト方向の動作により固定ピン
からの力を受けてラジアル方向に回転可能でかつ当接部
を備えた第3調整部材とから構成され、第1調整部材と
第2調整部材とを相対回転させることによって、当接部
と被当接部との相対距離を調整可能としている。そのた
め、斜面に固定ピンを当接させる単純な構成で、常開位
置の操作軸の角度を細かく設定できる。このため、バル
ブを通過する流体量を種々なものとでき、非常に多種の
モードを簡単に得ることができる。
【0019】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、操作ノブと調整用ノブのいずれか一方
に外歯歯車を備え、他方に外歯歯車と噛合する内歯歯車
を設け、これら外歯歯車と内歯歯車との噛み合い位置を
ラジアル方向に移動することによって当接部と被当接部
との相対距離を調整可能としている。そのため、歯車の
噛み合い位置をずらすという単純な構成で、常開位置の
操作軸の角度を細かく調節できる。また、歯車同士の噛
合であり、調整作業がスムーズに行えると共に内歯と外
歯の噛合のためコンパクトな構成とすることができる。
【0020】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、外歯歯車と内歯歯車とは、操作ノブと
調整用ノブとを相対的にスラスト方向に移動させること
によって噛み合い位置をラジアル方向へ移動可能として
いる。そのため、歯車の噛み合い位置を容易にずらすこ
とが可能となり、これによって簡単に常開位置の操作軸
の角度を細かく調節できる。
【0021】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、外歯歯車と内歯歯車との噛み合いを保
持すると共に、噛み合い位置をずらすために調整用ノブ
をケース側に押し込むと、この押し込み動作によって圧
縮され、押し込み力を緩めると伸張して調整用ノブを操
作用ノブ側へ復帰させるバネ部材が設けられている。そ
のため、外歯歯車と内歯歯車との噛み合いを容易にずら
すことができ、しかも噛み合い位置においては確実に噛
み合うものとなる。
【0022】また、他の発明は、上述したバルブ開閉制
御装置に加えて、操作ノブと調整用ノブとはラジアル方
向に噛み合い位置を移動可能なラチェット機構を介して
連結されている。そのため、ラチェットの噛み合い位置
をずらすという単純な構成で、常開位置の操作軸の角度
を細かく調節できる。また、ラチェットの噛合であり、
調整作業がスムーズに行えると共にコンパクトな構成と
することができる。
【0023】また、本発明は、バルブの開閉状態を制御
してトイレ便器に流す流体量を制御するトイレ便器洗浄
装置において、上述の各バルブ開閉制御装置を備えたも
のとなっている。そのため、常開位置において種々の開
モードを設定でき、バルブを通過する流体の流し方を種
々のものとできる。また、凍結防止モード用としてバル
ブを常開とさせることができ、さらにその開度状態を種
々変更できるため、バルブを通過する流体量を調節する
ことも可能となる。この結果、きわめて寒い地域では多
くの水を流し、それ程寒くない地域では僅かな水の流し
っぱなしを行い、凍結をその地域と合わせて効果的に防
止することができる。さらには、水圧の関係で流量の多
い場所に設置する場合は、常開位置におけるバルブの開
度を狭く設定したりして、バルブを通過する流体の量を
適宜調整することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態におけるバルブ開閉制御装置を、図1から図5に基づ
き説明する。なお、この第1の実施の形態では、バルブ
開閉制御装置をトイレ便器洗浄装置のバルブの開閉を行
うための駆動装置として説明するが、この例に限らず、
本発明のバルブ開閉制御装置は、他の装置、たとえば水
道の蛇口や温水器等におけるバルブの開閉を行うものと
しても良い。
【0025】図1及び図2に示すように、バルブ開閉制
御装置1は、ステッピングモータで構成されるモータ2
や減速輪列3等の駆動機構を内部に収納したケース4
と、このケース4に回動自在に支持された操作軸5と、
を有している。なお、ケース4内には、モータ2等の
他、モータ4の蓋となる中地板41と、操作軸5の周囲
に嵌め込まれた出力歯車5aと、操作軸5の一部と、出
力歯車5a及び操作軸5の回動角度位置をイニシャライ
ズ時に検出するための位置検出手段としてのフォトイン
タラプタ15が配置されている。
【0026】操作軸5は、ケース4内に収納されたモー
タ2の駆動力あるいは手動にて回動可能となっており、
両端をケース4の外部へ突出させるようにケース4に挿
通されている。そして、操作軸5の一端でケース4から
突出された部分には、手動時操作用の操作ノブ6が一体
的に取り付けられていると共に、この操作ノブ6と同軸
上に配置されかつラジアル方向において操作ノブ6との
相対位置を調節可能な調節用ノブ7を備えている。さら
に、操作軸5の他端には、操作軸5と一体的に回動する
駆動軸52が接続されており、この駆動軸52がケース
4から突出されている。この駆動軸52には、操作軸5
及び駆動軸52と一体的に回転し図1(A)に示すよう
なカム面形状を備えた第1及び第2のカム車8,9が備
えられている。
【0027】第1のカム車8のカム面8aと当接可能な
位置には、トイレ便器洗浄装置の開閉式バルブ(図示省
略で以下バルブAという)を動作させるためのバルブ操
作部材11が備えられている。同様に、第2のカム車9
のカム面9aと当接可能な位置には、トイレ便器洗浄装
置の開閉式バルブ(図示省略で以下バルブBという)を
動作させるためのバルブ操作部材12が備えられてい
る。そして、バルブ開閉制御装置1は、モータ2による
駆動もしくは手動によって操作軸5及び駆動軸52を回
動させると、この操作軸5及び駆動軸52の回動により
第1及び第2のカム車8,9がそれぞれ回転する。これ
によって、第1及び第2のカム車8,9のカム面8a,
9aに当接しているバルブ操作部材11,12が、その
カム面8a,9aの形状に伴って動作してバルブの開閉
状態を制御し、洗浄タンク(図示省略)からトイレ便器
に流す洗浄水の量を制御するようになっている。なお、
本実施の形態では、カム車8,9を備え、2つのバルブ
A,Bを動作させるようにしているが、特に2つとする
必要はなく、カム車及びバルブを各1つとしても良い
し、各3つ以上としてもよい。
【0028】なお、この第1の実施の形態のバルブ開閉
制御装置1は、モータ2の駆動によって2つのバルブ
A,Bの開閉状態を制御すると共に、これを手動によっ
ても行えるような構成となっている。すなわち、後述す
るように、モータ2と操作軸5とは、初期状態において
クラッチ機構(図示省略)により連結が外れた状態とな
っており、クラッチ機構をオンすることにより繋がって
モータ2の駆動力が操作軸5に伝達されるようになって
いる。そして、クラッチ機構がオフとなっている場合
(初期状態)においては、手動にて操作ノブ6を操作し
て操作軸5を回動させることが可能となっている。
【0029】またさらに、本実施の形態のバルブ開閉制
御装置1は、バルブA,Bが共に常に開いた状態を持続
する常開位置となるような常開位置モード(凍結防止モ
ード)を備えている。この常開位置モードは、操作軸5
がモータ2による駆動方向とは反対方向へ所定角度回動
させた位置で位置保持されることにより、バルブA,B
が共に常に開いた常態を維持するモードのことをいう。
この常開位置モードは、操作ノブ6を用いて手動で操作
することにより、操作軸5を回動させることによりなさ
れる。
【0030】なお、この常開位置モードとなる操作軸5
の保持位置(角度)は、初期状態(0度)から反対方向
へ45度〜85度回転させた位置となっており(図3及
び図4参照)、この角度の範囲内では適宜設定可能とな
っている。また、操作軸5を位置保持させた回動角度に
おける第1及び第2のカム8,9のカム面8a,9aの
形状にしたがって、両バルブA,Bの開き量が可変する
ようになっている。このことを実現するための構成、す
なわち、常開位置における洗浄水の流量を可変とすべく
バルブA,Bの開放状態を変動させるバルブ開度可変機
構については、後述する。
【0031】モータ2は、軸方向に2分割されたケース
4の図2における底面側に配置されている。このモータ
2の出力軸2aは、ケース4内に載置されモータ2の蓋
となっている中地板41を挿通して突出するように配置
されている。そして、このモータ2の出力軸2aの先端
部分に形成されたピニオン2bには、減速輪列3の最初
段となる第1歯車31が係合している。
【0032】減速輪列3は、モータ2の駆動力を操作軸
5へ伝達する伝達手段となっており、第1歯車31と、
第2歯車となるクラッチ歯車32と、最終段となる第3
歯車33とから構成されている。第1歯車31及び第3
歯車33は、それぞれ中地板41とケース4とに両端を
支持された軸42a,42bに回転自在に支持されてい
る。一方、第1歯車31と第3歯車33との間に配置さ
れたクラッチ歯車32は、揺動リンク機構31aによっ
て第1歯車31の周囲を公転可能とされている。すなわ
ち、クラッチ歯車32は、軸方向上下に配置された揺動
板31b,31bに両端を支持され、中地板41とケー
ス4との間で移動自在に案内された揺動軸43に回転自
在に支持されている。
【0033】このクラッチ歯車32は、クラッチ(図示
省略)がオンとなり、これによって揺動板31b,31
bが揺動すると、第1歯車31の回転方向に移動して第
3歯車33と係合するようになっている。これによっ
て、モータ2の駆動力が第1歯車31、クラッチ歯車3
2及び第3歯車33を経て操作軸5に設けられた出力歯
車5aに伝達され、操作軸5及び駆動軸52が回転する
ようになっている。なお、出力歯車5aは、モータ2の
駆動もしくは手動により正方向側へ回動すると、内部に
配置されたコイル5bが巻き締まり、手動の際に手を離
すか、またはモータ駆動の際はクラッチをオフとする
と、開放されるように構成されている。このコイル5b
は、操作軸5を手動で回動させた際に、操作軸5を原点
位置まで戻すためのものとなっている。
【0034】一方、クラッチ歯車32は、クラッチがオ
フとなっている場合は、第3歯車33との係合が外れる
ようになっている。この状態においては、モータ2と操
作軸5との連結が外れており、手動にて操作軸5を回動
させることが可能となる。なお、モータ2による駆動の
場合、通常はモータ2の回転を逆方向とすることで元の
位置へ復帰させるようにしている。しかし、停電によっ
てモータ2への通電が絶たれると、操作軸5はコイル5
bによって元に戻ることとなり、流しっぱなしの状態を
避けることができる。また、モータ2の回転を逆方向と
することで操作軸を元の位置へ復帰させるのではなく、
モータ2への通電を断ち、コイル5bの復帰力で元の位
置(0度)へ戻すようにしてもよい。
【0035】なお、本実施の形態のバルブ開閉制御装置
1では、図3及び図4に示すように、上述したモータ2
の駆動力によって回動する操作軸5の回動範囲は、初期
状態(0度)より正方向(CW方向)へ180度となっ
ている。第1のカム車8のカム面8aにより動作するバ
ルブ操作部材11は、操作軸5が初期状態(0度)の場
合はその動作量が0mmとなっている。そして、バルブ
操作部材11は、操作軸5の回転が正方向(CW方向)
に45度を超えた位置から押し込まれバルブAを開放さ
せる方向に動作し80度となった際にその動作量が最大
の7mmとなりバルブAを全開させる。そして、バルブ
操作部材11は、操作軸5の回転が100度を超えた位
置から動作量が減少してバルブAを閉め135度の時に
動作量が0mmとなってバルブAを全閉させる。その
後、180度までの間、バルブ操作部材11側のバルブ
Aは全閉状態を維持する。
【0036】一方、第2のカム車9のカム面9aにより
動作するバルブ操作部材12は、操作軸5が初期状態
(0度)の場合は、バルブ操作部材11と同様、その動
作量が0mmとなっている。このバルブ操作部材12
は、操作軸5の回転が初期状態(0度)から正方向(C
W方向)に135度を超えるまで、その状態を維持す
る。そして、135度を超えた位置からバルブBを開放
させる方向に動作し170度となった際にその動作量が
最大の7mmとなりバルブBを全開させる。その後、1
80度までの間、バルブ操作部材12側のバルブBは全
開状態を維持する。なお、この動作範囲における操作軸
5の駆動に関しては、上述したように初期状態時におい
てクラッチ機構がオフとなっているため、初期状態時に
手動によって0〜180度まで回動させることが可能で
ある。
【0037】また、図3及び図4に示すように、本実施
の形態のバルブ開閉制御装置1は、手動で操作軸5を初
期状態(0度)から負方向(CCW方向)へ動作させる
ことにより、凍結防止用となる常開位置モードとなる。
この常開位置モードにおいては、以下に説明するバルブ
開度可変機構の一部となる操作軸位置保持手段によっ
て、操作軸5は位置保持をされたままその状態を維持さ
れるように構成されている。なお、この常開位置モード
は、操作軸5の保持位置(角度)の設定を変更すること
によりバルブA,Bの開き量を変更することができるよ
うになっている。そのため、バルブA,Bを通過する洗
浄水の流量を適宜変更することが可能となっている。
【0038】操作軸位置保持手段は、上述したカム車
8,9と、カム車8,9のカム面8a,9aにそれぞれ
当接するバルブ操作部材11,12と、カム面8a,9
aの形状に伴い所定方向に回動しようとする操作軸5及
び駆動軸52の回動を規制する回動規制手段とから構成
されている。すなわち、操作軸5及び駆動軸52は、カ
ム面8a,9aのそれぞれの形状に伴い、初期位置とな
る0度から負方向側へ45度以上となる位置において
は、その位置よりさらに負方向に一体的に回動しようと
する。すなわち、カム車8,9には、各々−35度の位
置に大径となる上死点が設けられており、この上死点を
超えるとさらに負の方向に操作軸5及び駆動軸52が回
動しようとするように構成されている。そして、負方向
へ回動しようとする力に抗して、回動規制手段によって
その回動を阻止することにより、その位置において操作
軸5が位置保持されるようになっている。
【0039】なお、操作軸5を位置保持する角度は、図
3及び図4に示すように、−45度〜−85度の範囲に
おいて適宜選択可能なものとなっている。すなわち、回
動規制手段によって操作軸5の回動を規制する位置を、
−45度〜−85度の範囲において適宜変更できるよう
になっている。なお、図3は、操作軸5の回動方向を図
2において矢示III方向から見た図となっている。
【0040】回動規制手段は、上述した操作軸5に一体
的に固定された操作ノブ6と、この操作ノブ6と同軸上
に配置されかつラジアル方向において操作ノブ6との相
対位置を調節することが可能な調整用ノブ7と、この調
整用ノブ7によって位置が調節される当接部75と、ケ
ース4の外面に設けられ当接部75と当接可能な被当接
部44と、から構成されている。そして、調整用ノブ7
によって位置調節される当接部75とケース4に形成さ
れた被当接部44との相対距離を調整することにより、
操作軸5と共に回動する当接部75が被当接部44に突
き当たるまでの角度を可変とする。そして、両者の当接
位置において保持される操作軸5の保持角度を−45度
〜−85度の間の所定角度とするようになっている。
【0041】操作ノブ6は、操作軸5の一端にネジ止め
固定されている。このため、操作ノブ6を手動にて回動
させると、操作軸5が一体的に回動するようになってい
る。一方、調整用ノブ7は、ラジアル方向への相対回転
によりスラスト方向へ相対移動する第1調整部材71及
び第2調整部材72と、第2調整部材72に挿通固定さ
れた固定ピン72aと、この固定ピン72aにスラスト
方向に当接する斜面73aを有し第2調整部材72のス
ラスト方向への動作により固定ピン72aからの力を受
けてラジアル方向に回転する第3調整部材73から構成
されている。なお、この第3調整部材73に当接部75
が一体に設けられている。
【0042】第1調整部材71は、操作ノブ6の平面部
6aと当接する当接面71aを備えた円形部71bと、
この円形部71bの中心部に形成された軸部71cとを
有している。円形部71bの外周部分は、操作ノブ6と
調整ノブ7とのラジアル方向における相対位置を調節す
る際に、手動で回転させるためのつまみ部となってい
る。この円形部71bの中心部分には、操作軸5の端部
を挿通する挿通孔71dが形成されており、この挿通孔
71dから突出された操作軸5の端部に上述したように
操作ノブ6が固定されている。また、軸部71cには、
挿通孔71dに連通する円形の孔部71eが形成されて
おり、この孔部71eの内周にはネジ部71fが設けら
れている。なお、この孔部71e内には第2調整部材7
2が配置され、その第2調整部材72の内側の部分にさ
らに操作軸5が配置された構成となっている。
【0043】第2調整部材72は、筒形状で形成されて
おり、第1調整部材71とスラスト方向に重なるように
操作軸5に挿通されている。そして、この第2調整部材
72の外周面の第1調整部材71側の部分には、第1調
整部材71のネジ部71fと螺合するネジ部72bが形
成されている。また、この第2調整部材72には、固定
ピン72aが挿通固定されている。この固定ピン72a
は、両端を第2調整部材72の筒状の壁に固定され、か
つ操作軸5に形成された長孔51内を挿通するように配
置されている。このように構成された第2調整部材72
は、操作ノブ6を手で抑えながら第1調整部材71をラ
ジアル方向に回転させると、ネジ部72bが第1調整部
材71のネジ部71fと螺合することにより、第1調整
部材71に対して相対的にスラスト方向へ移動するよう
になっている。
【0044】すなわち、上述の調整動作時、第2調整部
材72は、調整用ノブ7の第1調整部材71を回転させ
ることによりラジアル方向への力を受け回転しようとす
る。これによって、固定ピン72aもラジアル方向への
力を受け回転しようとする。しかしながら、固定ピン7
2aは、この調整動作時には操作ノブ6と共に回転しな
い操作軸5の長孔51内に挿通されており、ラジアル方
向への回転を規制されているためラジアル方向へは回転
できない。一方、この長孔51は、スラスト方向へは固
定ピン72aがフリーに動作できるような形状となって
いるため、第2調整部材72は第1調整部材71からの
ラジアル方向への力を受けると、スラスト方向へ移動す
る。この結果、第2調整部材72は、第1調整部材71
を回転させることにより、第1調整部材71に対して相
対的にスラスト方向へ移動するようになっている。
【0045】そして、第3調整部材73は、第2調整部
材72とスラスト方向に重なるように操作軸5に挿通さ
れた筒部73bと、この筒部73bの一端に形成された
鍔部73cと、当接部75とを有している。筒部73b
には、第2調整部材72側の端部からスパイラル状に切
り込みを入れることによって形成された斜面73aが設
けられている。この斜面73aには、第2調整部材72
の固定ピン72aがスラスト方向で当接している。その
ため、第3調整部材73は、固定ピン72aが図2にお
いて下方向(矢示X1方向)に押し下げられると、固定
ピン72aから力を受けて矢示X2方向に回動する。一
方、第3調整部材73は、固定ピン72aが図2におい
て上方向に押し上げられると、固定ピン72aと斜面7
3aとの当接が離れ固定ピン72aと斜面73aとの間
に隙間が生じることとなる。これにより、第3調整部材
73は第2調整部材72からの力を受けることなく、こ
の隙間の分だけ矢示X2とは反対の方向へ回動可能とな
る。
【0046】また、鍔部73cは、ケース4に凸状に形
成され操作軸5を回動自在に支持する軸支承部45に当
接するようになっている。そして、この鍔部73cの外
周端には、軸支承部45の外側部分に突出するように形
成された凸状の当接部75が形成されている。一方、ケ
ース4の軸支承部45の外側部分には、この当接部75
と当接可能な被当接部44が設けられている。
【0047】なお、調整用ノブ7に形成された当接部7
5とケース4の外面に形成された被当接部44とのラジ
アル方向における位置関係は、図5に示すようになって
いる。なお、図5は、当接部75と被当接部44との位
置関係を、図2における矢示III方向から示した図と
なっている。この図5に示したのは、上述した常開位置
モードの可変範囲における最大流量位置の−45度に操
作軸5の保持位置を設定した状態である。すなわち、こ
の状態において操作軸5は、調整用ノブ7及び操作ノブ
6と共に矢示Y2側へ回動しようとしている。しかしな
がら、調整用ノブ7の当接部75のラジアル方向におけ
る端面75aが、当接部44のラジアル方向における端
面44aに当接しているため、これ以上矢示Y2方向へ
回転することができないようになっている。
【0048】このように図5に示した状態から、回動可
能な方向へ、調整用ノブ7の第1調整部材71を操作用
ノブ6に対して相対的にラジアル方向へ回転させる。こ
れによって、第2調整部材72が第1調整部材71に対
して相対回転しかつスラスト方向へ動作する。これによ
って、斜面73aと固定ピン72aとの間に隙間が生
じ、第3調整部材73がラジアル方向(−45度からさ
らに負方向)へ回転可能となる。このような動作によ
り、結果的に当接部75を図5において矢示Y1方向へ
移動させる。すると、当接部75と被当接部44との距
離が開くこととなる。
【0049】なお、図5に示した状態(−45度)より
負方向(CCW方向)へさらに回動した位置(例えば、
−60度の位置)を保持位置とし、この位置から正方向
(CW方向)側に戻す調整を行う場合、第1調整部材7
1の回転により第2調整部材72がスラスト方向(この
場合図2において下方向)へ移動し、これによって固定
ピン72aの力を受けた第3調整部材73がラジアル方
向へ回転することとなる。このような動作により、結果
的に当接部75を移動させる。すると、当接部75と被
当接部44との距離が狭くなる。
【0050】このような調整動作によって、当接部75
を備えた調整用ノブ7およびこの調整用ノブ7と共に回
動する操作軸5は、その距離が開いた分だけ矢示Y2方
向へ移動可能となる。このように当接部75を当接状態
から矢示Y1方向へ移動させることによって、操作軸5
の保持位置を−45度からさらに負の方向へ移動させる
ことができる一方、−45度側に戻すことも可能となっ
ている。すなわち、本実施の形態のバルブ開閉制御装置
1は、調整用ノブ7の第1調整部材71と第2調整部材
72とを相対回転させることにより、当接部75と被当
接部44との相対距離を調整し、これによって常開位置
モードにおけるバルブの開き量を可変とする構成となっ
ている。
【0051】なお、常開位置モードの可変範囲において
最も0度側に近い位置である−45度では、図4に示す
ように、2つのバルブA,Bは共に全開の半分程度開放
される。この状態は、トイレ便器洗浄用装置の凍結防止
モードにおいて最も洗浄水の流量を大きくした設定であ
る。この状態からさらに負の方向へ操作軸5の保持位置
を移動させると、2つのバルブA,Bの開き量は各々減
少する。そして、常開位置モードの可変範囲において最
も0度から遠い−85度では、2つのバルブA,Bの開
き量が−45度時の開き量の半分程度となるように設定
されている。この状態は、トイレ便器洗浄用装置の凍結
防止モードにおいて最も洗浄水の流量を小さくした設定
である。なお、本実施の形態のバルブ開閉制御装置1で
は、−45度〜−85度の範囲の中でバルブA,Bの開
き量を可変とするようにしたが、この動作範囲及びバル
ブA,Bの開き量に関しては、その使用に応じて種々変
更できるものとなっている。
【0052】次に、本発明の第2の実施の形態における
バルブ開閉制御装置81を、図6及び図7に基づき説明
する。なお、この第2の実施の形態は、第1の実施の形
態と同様、バルブ開閉制御装置をトイレ便器洗浄装置の
バルブの開閉を行うための駆動装置として説明するが、
この例に限らず、本発明のバルブ開閉制御装置は、他の
装置におけるバルブの開閉を行うものとしても良い。
【0053】なお、この第2の実施の形態のバルブ開閉
制御装置81は、上述の第1の実施の形態のバルブ開閉
制御装置1と調整用ノブの構成が異なるだけで、他の構
成はほぼ同様であるため、調整用ノブの構成のみ詳述す
ることとする。また、この第2の実施の形態の説明中、
第1の実施の形態と同様の構成の部分については、符号
を共通して使用するものとする。
【0054】第2の実施の形態のバルブ開閉制御装置8
1のケース4に回動自在に支持された操作軸82には、
図6に示すように、手動時操作用の操作ノブ83が一体
的に取り付けられていると共に、この操作ノブ83と同
軸上に配置されかつラジアル方向において操作ノブ83
との相対位置を調節可能な調節用ノブ84が備えられて
いる。そして、調節用ノブ84と操作ノブ83とのラジ
アル方向の相対位置を移動させることにより、バルブ
A,Bを開いた状態で持続する常開位置モードを所定の
回動範囲にて可変とするようになっている。
【0055】なお、操作軸82を位置保持する角度は、
上述した第1の実施の形態と同様、−45度〜−85度
の範囲において適宜選択可能なものとなっている(図3
及び図4参照)。すなわち、回動規制手段によって操作
軸82の回動を規制する位置を、−45度〜−85度の
範囲において適宜変更できるようになっている。
【0056】回動規制手段の一部となる操作ノブ83
は、操作軸82の一端にネジ止め固定されている。この
ため、操作ノブ83を手動にて回動させると、操作軸8
2が一体的に回動するようになっている。この操作ノブ
83の一側の面には、調整用ノブ84に嵌まり込む小径
の段部83aが形成されており、この小径の段部83a
の外周面には外歯歯車83bが設けられている。
【0057】一方、回動規制手段の一部となる調整用ノ
ブ84は、上述の第1の実施の形態の当接部75と同様
な当接部87(図7参照)を備えており、この当接部8
7がケース4に形成された被当接部88に当接すること
によって回動を規制されるようになっている。そして、
この当接部87と被当接部88との距離を調節すること
によって、常開位置モードにおける操作軸82の保持位
置を調節可能としている。
【0058】この調整用ノブ84は、操作ノブ83の段
部83aが嵌まり込む凹部84aを備えており、この凹
部84の内壁には操作ノブ83側に形成された外歯歯車
83bと噛合する内歯歯車84bが設けられている。ま
た、調整用ノブ84には、操作軸82を挿通させるため
の孔部84cが設けられており、この孔部84c内には
操作軸82を巻回するようにバネ部材85が配置されて
いる。このバネ部材85の一端は、孔部84c内に形成
された段部84dに当接している。そして、バネ部材8
5の他端は、操作軸82に形成された段部82aに当接
している。
【0059】バネ部材85は、調整用ノブ84をケース
4側に押し込むと、この押し込み動作によって圧縮す
る。また、バネ部材85は、その押し込み力を緩めると
伸張して調整用ノブ84を操作ノブ83側へ復帰させる
ようになっている。
【0060】この構成により、調整用ノブ84と操作ノ
ブ83との歯車同士の噛み合いは、バネ部材85の付勢
力によって保持されるようになっている。また、この構
成により、調整用ノブ82をケース4側に押し込むと、
この押し込み動作によってバネ部材85が圧縮し、操作
ノブ83の外歯歯車83bと調整用ノブ84の内歯歯車
84bとの噛み合いが外れるようになっている。そし
て、この外れた状態で調整用ノブ84と操作ノブ83と
のラジアル方向における相対位置を移動し、そしてバネ
部材85の復帰力によって内歯歯車84bと外歯歯車8
3bとの噛み合いをそのずれた位置で再開することによ
り両者の噛み合い位置をずらすことができるようになっ
ている。
【0061】なお、この第2の実施の形態のおいては、
バネ部材85によって操作ノブ83と調整用ノブ84と
を一体化させて回動させる構成としたが、このバネ部材
85を廃止し、他の方法、例えばネジ止め固定等によっ
て両ノブ83,84の一体化を行うようにしてもよい。
【0062】調整用ノブ84に形成された当接部87と
ケース4の外面に形成された被当接部88との関係は、
図7に示すようになっている。なお、図7は、当接部8
7と被当接部88との関係を、図6における矢示VII
方向から示した図となっている。この図7に示したの
は、上述した常開位置モードの可変範囲における最大流
量位置の−45度に操作軸82の保持位置を設定した状
態である。すなわち、この状態において操作軸82は、
調整用ノブ84及び操作ノブ83と共に矢示Z2側へ回
動しようとしている。しかしながら、調整用ノブ84の
当接部87のラジアル方向における端面87aが、当接
部88のラジアル方向における端面88aに当接してい
るため、これ以上矢示Z2方向へ回転することができな
いようになっている。
【0063】このように図7に示した状態から、調整用
ノブ84と操作用ノブ83との噛み合い位置をずらし、
当接部87を図7において矢示Z1方向へ移動させる。
すると、当接部87と被当接部88との距離が開くこと
となる。これによって、当接部87を備えた調整用ノブ
84及びこの調整用ノブ84と一体に回転する操作軸8
2は、その距離が開いた分だけ矢示Z2方向へ移動可能
となる。この調整用ノブ84の矢示Z2方向への移動に
よって、操作軸82の保持位置を−45度からさらに負
の方向へ移動させることができる。すなわち、本実施の
形態のバルブ開閉制御装置81は、上述のように噛み合
い位置をずらすことにより、常開位置モードにおけるバ
ルブの開き量を可変とする構成となっている。
【0064】なお、この第2の実施の形態では、常開位
置モードの可変範囲におけるバルブの開き量は、上述の
第1の実施の形態とほぼ同様であるが、歯車の噛み合い
のずれを利用しているため、歯同士の噛み合い位置毎の
調節となる。この実施の形態では、両歯車83b,84
bの各歯数を120個としているため、1歯ずれるごと
に、操作軸82の保持位置が3度ずつずれることとな
る。しかしながら、本実施の形態においても、上述の第
1の実施の形態と同様、−45度〜−85度の範囲の中
でバルブA,Bの開き量を種々設定できると共に、歯数
を換えることで1歯ずれる際の変更角度を種々の値に設
定することができる。
【0065】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変
形実施可能である。例えば、上述の各実施の形態のバル
ブ開閉制御装置では、斜面73aを使用したり歯車同士
の噛み合いをずらす等により操作ノブと調整用ノブとを
相対回転させているが、他の方法でも良い。例えば、操
作ノブと調整用ノブとの間を、ラジアル方向に噛み合い
位置を移動可能なラチェット機構を介して連結するよう
にしてもよい。
【0066】また、上述のバルブ開閉制御装置1,81
では、手動操作時や停電時に操作軸5,82を元の位置
に戻すために、出力歯車5aが回転すると、その回転し
た出力歯車5aに原位置へ戻るための付勢力を与えるコ
イルバネ5bを設けたが、このコイルバネ5bは省略し
てもよい。この場合、操作軸5を駆動した後、元の位置
に戻すには、例えば、クラッチ機構をオンにした状態で
モータ2を逆方向に駆動するようにすればよい。なお、
停電時や手動操作時は、バルブA,Bが閉位置となろう
とする力等を利用することで対応したり、操作軸5へ初
期位置(0度)に復帰させるためのバネ等を設置するこ
とで対応することとなる。
【0067】さらに、上述のバルブ開閉制御装置1,8
1では、出力歯車5a及び操作軸5の回動角度を位置を
検出するための位置検出手段としてフォトインタラプタ
15を用いたが、磁気センサー等、他のセンサー類を位
置検出手段として用いてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバルブ開
閉制御装置によれば、バルブが常に開いた状態を持続す
る常開位置を設けると共にその常開位置におけるバルブ
の開き量を可変とするバルブ開度可変機構を有してい
る。そのため、常開位置において種々の開モードを設定
でき、バルブを通過する流体の流し方を種々のものとで
きる。また、このバルブを水道の蛇口やトイレ便器洗浄
装置等に使用した場合、凍結防止モード用としてバルブ
を常開とさせることができ、さらにその開度状態を種々
変更できるため、バルブを通過する流体量を調節するこ
とが可能となる。この結果、きわめて寒い地域では多く
の水を流し、それ程寒くない地域では僅かな水の流しっ
ぱなしを行い、凍結をその地域と合わせて効果的に防止
することができる。
【0069】また、本発明のトイレ便器洗浄装置によれ
ば、バルブが常に開いた状態を持続する常開位置を設け
ると共にその常開位置におけるバルブの開き量を可変と
するバルブ開度可変機構を有している。そのため、常開
位置において種々の開モードを設定でき、バルブを通過
する流体の流し方を種々のものとできる。また、凍結防
止モード用としてバルブを常開とさせることができ、さ
らにその開度状態を種々変更できるため、バルブを通過
する流体量を調節することも可能となる。この結果、き
わめて寒い地域では多くの水を流し、それ程寒くない地
域では僅かな水の流しっぱなしを行い、凍結をその地域
と合わせて効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるバルブ開閉
制御装置の外観を示した図で、(A)は2つのカム車の
それぞれのカム形状を示した外観図で(B)の矢示W方
向から見た図、(B)は全体を示した外観図である。
【図2】図1に示したバルブ開閉制御装置の駆動機構を
収納したケース内及びその周辺の構造を示した断面展開
図である。
【図3】図1の第1の実施の形態のバルブ開閉制御装置
の操作軸の回動範囲と常開位置モードとの関係を模式的
に示した図で、操作軸を図2の矢示III方向から見た
平面図である。
【図4】図1の第1の実施の形態のバルブ開閉制御装置
の2つのバルブの動作量と操作軸の回動角度との関係を
示したグラフである。
【図5】第1の実施の形態のバルブ開閉制御装置の調整
用ノブの当接部とケース側の被当接部との関係を模式的
に示した図で、その関係部位を図2の矢示III方向か
ら見た図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるバルブ開閉
制御装置の駆動機構を収納したケース内及びその周辺の
構造を示した断面展開図である。
【図7】図6の第2の実施の形態のバルブ開閉制御装置
の調整用ノブの当接部とケース側の被当接部との関係を
模式的に示した図で、その関係部位を図6の矢示VII
方向から見た図である。
【図8】従来の自動洗浄装置の駆動装置を示した内部構
造図である。
【符号の説明】
1 バルブ開閉制御装置 4 ケース 5 操作軸 6 操作ノブ(バルブ開度可変機構の一部で、回動規制
手段の一部) 7 調整用ノブ(バルブ開度可変機構の一部で、回動規
制手段の一部) 8,9 カム車(バルブ開度可変機構の一部で、操作軸
位置保持手段の一部) 8a,9a カム面 11,12 バルブ操作部材(バルブ開度可変機構の一
部で、操作軸位置保持手段の一部) 44 被当接部(バルブ開度可変機構の一部で、操作軸
位置保持手段の一部) 71 第1調整部材(バルブ開度可変機構の一部で、操
作軸位置保持手段の一部) 72 第2調整部材(バルブ開度可変機構の一部で、操
作軸位置保持手段の一部) 72a 固定ピン(バルブ開度可変機構の一部で、操作
軸位置保持手段の一部) 73 第3調整部材(バルブ開度可変機構の一部で、操
作軸位置保持手段の一部) 73a 斜面(バルブ開度可変機構の一部で、操作軸位
置保持手段の一部) 75 当接部(バルブ開度可変機構の一部で、操作軸位
置保持手段の一部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 謙一 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 水谷 優孝 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 小澤 滋 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 2D039 DA04 FD01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブの開閉状態を制御するバルブ開閉
    制御装置において、上記バルブを所定時間開放する全開
    位置と、上記バルブを閉じる全閉位置と、上記バルブが
    常に開いた状態を持続する常開位置とを設けると共に、
    その常開位置における上記バルブの開き量を可変とする
    バルブ開度可変機構を設けたことを特徴とするバルブ開
    閉制御装置。
  2. 【請求項2】 前記バルブ開度可変機構は、前記バルブ
    の開度状態を操作する操作軸を所定角度で保持して前記
    バルブの開度状態を所定量に維持する操作軸位置保持手
    段を有し、この操作軸位置保持手段は上記操作軸を保持
    する角度を所定範囲内において選択可能なものとし、前
    記バルブの開度状態が可変としたことを特徴とする請求
    項1記載のバルブ開閉制御装置。
  3. 【請求項3】 前記操作軸位置保持手段は、前記操作軸
    と一体的に回転するカム車と、このカム車のカム面に当
    接すると共に前記バルブを動作させるためのバルブ操作
    部材と、上記カム面の形状に伴い所定方向に回動しよう
    とする操作軸の回動を規制する回動規制手段と、から構
    成されていることを特徴とする請求項2記載のバルブ開
    閉制御装置。
  4. 【請求項4】 前記カム車を初期状態から所定方向へ所
    定角度回動させることにより前記バルブが前記常開位置
    となる状態が始まり、さらに同方向へ前記カム車を回動
    させることにより前記バルブの開き量が徐々に減少する
    ように、前記カム車のカム面形状を形成したことを特徴
    とする請求項3記載のバルブ開閉制御装置。
  5. 【請求項5】 前記回動規制手段は、前記操作軸に一体
    的に固定された操作ノブと、この操作ノブと同軸上に配
    置されかつラジアル方向において上記操作ノブとの相対
    位置を調節することが可能な調整用ノブと、この調整用
    ノブに設けられた当接部と、前記操作軸を支持するケー
    スの外面に設けられ上記当接部と当接可能な被当接部と
    から構成され、上記当接部と上記被当接部との相対距離
    を調整することにより上記当接部と上記被当接部との当
    接位置において保持される前記操作軸の保持角度を設定
    するものとなっていることを特徴とする請求項3または
    4記載のバルブ開閉制御装置。
  6. 【請求項6】 前記調整用ノブは、ラジアル方向への相
    対回転によりスラスト方向に相対移動する第1調整部材
    及び第2調整部材と、第2調整部材に挿通固定された固
    定ピンと、この固定ピンにスラスト方向に当接する斜面
    を有し上記第2調整部材のスラスト方向の動作により上
    記固定ピンからの力を受けてラジアル方向に回転可能で
    かつ前記当接部を備えた第3調整部材とから構成され、
    上記第1調整部材と第2調整部材とを相対回転させるこ
    とによって、前記当接部と前記被当接部との相対距離を
    調整可能としたことを特徴とする請求項5記載のバルブ
    開閉制御装置。
  7. 【請求項7】 前記操作ノブと前記調整用ノブのいずれ
    か一方に外歯歯車を備え、他方に上記外歯歯車と噛合す
    る内歯歯車を設け、これら外歯歯車と内歯歯車との噛み
    合い位置をラジアル方向に移動することによって前記当
    接部と前記被当接部との相対距離を調整可能としたこと
    を特徴とする請求項5記載のバルブ開閉制御装置。
  8. 【請求項8】 前記外歯歯車と前記内歯歯車とは、前記
    操作ノブと前記調整用ノブとを相対的にスラスト方向に
    移動させることによって噛み合い位置をラジアル方向へ
    移動可能としたことを特徴とする請求項7記載のバルブ
    開閉制御装置。
  9. 【請求項9】 前記外歯歯車と前記内歯歯車との噛み合
    いを保持すると共に、噛み合い位置をずらすために前記
    調整用ノブを前記ケース側に押し込むと、この押し込み
    動作によって圧縮され、押し込み力を緩めると伸張して
    前記調整用ノブを前記操作用ノブ側へ復帰させるバネ部
    材が設けられたことを特徴とする請求項7または8記載
    のバルブ開閉制御装置。
  10. 【請求項10】 前記操作ノブと前記調整用ノブとはラ
    ジアル方向に噛み合い位置を移動可能なラチェット機構
    を介して連結されていることを特徴とする請求項5記載
    のバルブ開閉制御装置。
  11. 【請求項11】 バルブの開閉状態を制御してトイレ便
    器に流す流体量を制御するトイレ便器洗浄装置におい
    て、請求項1から10のうちのいずれか1項記載のバル
    ブ開閉制御装置を備えたことを特徴とするトイレ便器洗
    浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2208023A1 (es) * 2000-09-06 2004-06-01 Inax Corporation Aparato de suministro de agua de lavado.
JP2007315151A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Nidec Sankyo Corp バルブ駆動ユニット

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