JP2001128854A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2001128854A
JP2001128854A JP31783599A JP31783599A JP2001128854A JP 2001128854 A JP2001128854 A JP 2001128854A JP 31783599 A JP31783599 A JP 31783599A JP 31783599 A JP31783599 A JP 31783599A JP 2001128854 A JP2001128854 A JP 2001128854A
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JP
Japan
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lid
main body
closing button
lid opening
bearing
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Pending
Application number
JP31783599A
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English (en)
Inventor
Makoto Okazaki
誠 岡崎
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 部品に寸法不良が生じても製品不良とならな
い炊飯器とする。 【解決手段】 本体1の前部の左右2ヵ所に凹部形状の
軸受部9を設けるとともに、ふた開閉ボタン4の左右両
端に軸受部9と嵌合する円柱状の軸部8を設け、この軸
部8の先端に球形又は円錐状とした凸部10を設けた。
さらに、本体の軸受部幅寸法(a)とふた開閉ボタンの
軸部幅寸法(b)とはa〉bの寸法関係とした。円柱状
の軸部と、軸受部の縦面を球形又は円錐状とした凸形状
としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形部品の寸法変
動による製品不良に対する改善を図った炊飯器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器は、図1、図2に示すよう
に、ふた3を開けるときはふた開閉ボタン4を押す(製
品前方向に回転させる)と、ふた開閉ボタン4とふた3
前部の凸部11との嵌合が外れふた3が開放するように
なっているものである。
【0003】この時、ふた開閉ボタン4の取り付け構造
は、本体1に軸受部9となる凹部を左右2か所に設け、
この軸受部9にふた開閉ボタン4の左右2か所に設けた
軸部(凸形状)8が嵌合する構造となっており、ふた開
閉ボタン4は軸部8を中心に製品の前後方向に回転動作
するようになっている。
【0004】また、ふた開閉ボタン4の軸部8は円筒状
になっており、嵌合部は、本体1の軸受部9の幅寸法a
と、ふた開閉ボタン4の軸部8の幅寸法bとの関係はa
>bとなっており、嵌合部は通常は接しない寸法関係に
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の炊飯器で
は、嵌合部の寸法はa>bの関係になっており、通常は
ふた開閉ボタン4の軸部8の先端と軸受部9とは接しな
い関係にあるが、本体1及びふた開閉ボタン4はプラス
チック材であるため、周囲の環境によって寸法変化(収
縮)しやすく、特に本体1のように外形が大きいものほ
ど収縮変動が大きくなる。
【0006】そのため、嵌合部の寸法に余裕がないと嵌
合部寸法がa=bまたはa<bとなり、図6に示すよう
に嵌合部が面で接触するため、通常時はふた3を開けた
後はふた開閉ボタン4は図2(c)の位置で止まるが
(ふた3が閉まった状態の位置と同じ)、嵌合部が接触
している場合には摩擦抵抗が生じふた開閉ボタン4は図
2(b)の位置のままで保持され、ふた3を閉めてもふ
た3の凸部11がふた開閉ボタン4に嵌合されないので
ふた3が閉まらない状態になる問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、ふた開閉ボタンの軸
部先端に球形又は円錐状とした凸部を設けるか、あるい
は本体の軸受部を球形又は円錐状とした凸部に形成する
ようにしたものである。また、通常は本体の軸受部幅寸
法aは、ふた開閉ボタンの軸部幅寸法bより僅かに大き
くなっているので嵌合部は接触することはないものであ
る。
【0008】しかしながら、成形部品である本体又はふ
た開閉ボタンが反りあるいは収縮などにより嵌合部が接
触した場合でも、嵌合部は点で接触するようになり摩擦
抵抗が小さくなりふた開閉ボタンは正規の位置に確実に
戻りふたが閉まらなくなるということがなくなるもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、内釜を本体に着脱自在
に収納し、本体及び内釜の上部開口を覆うべくふたが開
閉自在に本体に取り付けられ、さらに、本体前部にはふ
たを開閉させるべくふた開閉ボタンが取り付けられた炊
飯器において、本体前部の左右2ヵ所に凹形状の軸受部
を設けるとともに、ふた開閉ボタンの左右両端に軸受部
と嵌合する円柱状の軸部を設け、この軸部の先端に球形
又は円錐状とした凸部を設けるか、あるいは前記軸受部
の縦面を球形又は円錐状とした凸形状となし、さらに、
本体の軸受部幅寸法aとふた開閉ボタンの軸部幅寸法b
とは、a>bの寸法関係としたものである。
【0010】このような構造としたことにより、部品の
寸法が変動し嵌合部が接するようになっても、嵌合部は
点接触となり摩擦抵抗が小さくなり、ふたが閉まらない
ような製品不良がなくなるものである。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明及び従来例を含む一般的な炊
飯器の断面図である。図2は同じくふたの開閉動作の説
明図である。図3は本発明の一実施例の炊飯器の要部斜
視図である。図4は同じく要部断面図である。図5は同
じく異常時の要部断面図である。
【0012】図において、1は本体であり、この本体1
に内釜2が着脱自在に収納されている。5は内釜2の収
納部を構成する内容器である。本体1及び内釜2の上部
開口を覆うべくふた3が開閉自在に本体1に取り付けら
れている。また、本体1の後部にはふた3を開ける手段
であるヒンジスプリング6及びヒンジピン7が取り付け
られている。
【0013】また、本体1前部には、ふた3の前部の凸
部11と係合してふた3を開閉させるふた開閉ボタン4
が取り付けられており、このふた開閉ボタン4を動作さ
せるフックスプリング12が取り付けられている。ふた
開閉ボタン4は図3に示すようにふた開閉ボタン4の両
側に設けた円筒状の軸部8を本体1に設けた凹形状の軸
受部9に嵌合し、軸部8を中心に製品前後方向に回転動
作をするようになっている。またふた開閉ボタン4の軸
部8には球形状の凸部10が設けられている。
【0014】次に上記構成による作用について説明す
る。
【0015】通常ふた3が閉まっているときは、図2
(a)に示すようにふた3の前部に設けてある凸部11
とふた開閉ボタン4とが嵌合した状態にある。ふた3を
開ける時は図2(b)のように、ふた開閉ボタン4を押
すことにより製品の前側方向に回し、ふた3の凸部11
とふた開閉ボタン4の嵌合部が外れるとふた3はヒンジ
スプリング6の働きにより開くようになっている。ま
た、ふた3が開いた後は図2(c)のようにふた開閉ボ
タン4は図2(a)の状態と同じ位置に戻る。
【0016】通常は、a(本体の軸受部幅寸法)と、b
(ふた開閉ボタンの軸部幅寸法)との嵌合部寸法は図4
に示すようにa>bの関係になっている。そのため、本
体1とふた開閉ボタン4の軸部8の先端は接しない関係
にある。
【0017】しかしながら、本体1及びふた開閉ボタン
4はプラスチック材で出来ているため、周囲の環境によ
って収縮(寸法変動)しやすく、特に本体1のように外
形が大きいものほど変動しやすく、a寸法が小さくなり
やすいので、a、bの寸法関係がa=b又はa<bとな
ることがあり、その時は、ふた開閉ボタン4の軸部8が
軸受部9の縦面に接触してしまうことになるものであ
る。
【0018】この場合、従来例では前記したように嵌合
部が面で接触するのに対して、本実施例では、図5のよ
うにふた開閉ボタン4の軸部8先端に半球状の凸部10
を設けているので、嵌合部は点で接触しており、摩擦抵
抗を小さくし、ふた開閉ボタン4の動作への影響を少な
くしたものである。
【0019】尚、本実施例ではふた開閉ボタン側に球状
の凸部を設ける構成としたが、本体側の軸受部の縦面を
球形あるいは円錐状の凸形状としても同じ効果が得られ
るものである。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上記のような構成としたこと
により、本体あるいはふた開閉ボタンが周囲の環境変化
等で寸法不良となり、ふた開閉ボタンと本体との嵌合部
が接触するようなことがあっても点接触となり摩擦抵抗
は小さいものであり、ふた開閉ボタンは動作不良となる
こともなく、ふたが閉まらなくなるという製品不良が無
くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来例を含む一般的な炊飯器の断面
図である。
【図2】同ふたの開閉動作の説明図である。
【図3】本発明の一実施例を示す炊飯器の要部斜視図で
ある。
【図4】同要部断面図である。
【図5】同寸法変動時の要部断面図である。
【図6】従来例の炊飯器の要部断面図である。
【符号の説明】
1:本体 3:ふた 4:ふた開閉ボタン 8:軸部 9:軸受部 10:凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内釜(2)を本体(1)に着脱自在に収
    納し、本体(1)及び内釜(2)の上部開口を覆うべく
    ふた(3)が開閉自在に本体(1)に取り付けられ、さ
    らに、本体(1)前部にはふた(3)を開閉させるべく
    ふた開閉ボタン(4)が取り付けられた炊飯器におい
    て、本体(1)前部の左右2ヵ所に凹形状の軸受部
    (9)を設けるとともに、ふた開閉ボタン(4)の左右
    両端に軸受部(9)と嵌合する円柱状の軸部(8)を設
    け、この軸部(8)の先端に球形又は円錐状とした凸部
    (10)を設け、さらに、本体の軸受部幅寸法(a)と
    ふた開閉ボタンの軸部幅寸法(b)とは、a>bの寸法
    関係としたことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 内釜(2)を本体(1)に着脱自在に収
    納し、本体(1)及び内釜(2)の上部開口を覆うべく
    ふた(3)が開閉自在に本体(1)に取り付けられ、さ
    らに、本体(1)前部にはふた(3)を開閉させるべく
    ふた開閉ボタン(4)が取り付けられた炊飯器におい
    て、本体(1)前部の左右2ヵ所に凹形状の軸受部
    (9)を設けるとともに、ふた開閉ボタン(4)の左右
    両端に軸受部(9)と嵌合する円柱状の軸部(8)を設
    け、かつ、前記軸受部(9)の縦面を球形又は円錐状と
    した凸形状となし、さらに、本体の軸受部幅寸法(a)
    とふた開閉ボタンの軸部幅寸法(b)とは、a>bの寸
    法関係としたことを特徴とする炊飯器。
JP31783599A 1999-11-09 1999-11-09 炊飯器 Pending JP2001128854A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125394A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2016059651A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 日立アプライアンス株式会社 洗濯機
CN106724867A (zh) * 2017-03-02 2017-05-31 珠海格力电器股份有限公司 一种开盖结构和电饭煲或电压力锅

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012125394A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2016059651A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 日立アプライアンス株式会社 洗濯機
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