JP2001126651A - 電子ビーム描画装置 - Google Patents

電子ビーム描画装置

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JP2001126651A JP30083699A JP30083699A JP2001126651A JP 2001126651 A JP2001126651 A JP 2001126651A JP 30083699 A JP30083699 A JP 30083699A JP 30083699 A JP30083699 A JP 30083699A JP 2001126651 A JP2001126651 A JP 2001126651A
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恭宏 染田
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芳雅 福嶋
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充 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子ビーム描画装置において、試料ステージの
案内および駆動機構に永久磁石を用いた場合における上
記永久磁石からの漏洩磁場により電子ビーム軌道が影響
を受けるのを防止すること。 【解決手段】試料ステージ16の案内機構にエアベアリ
ングガイド等を用い、定盤18上に浮上したステージ1
6を永久磁石17で定盤18側に引き付けてステージ姿
勢を保持する。永久磁石17からの漏洩磁場が試料7上
への電子ビーム4の照射位置に影響を及ぼすのを避ける
ために、永久磁石17をシールド部材21で磁気シール
ドする。また、電子レンズ5からの漏洩磁場中をシール
ド部材21が移動することによって生じる試料7上方で
の磁場変動を小さく抑えるために電子レンズの下方にも
シールド部材22を設ける。 【効果】ステージの案内機構を非接触とすることによ
り、試料を搭載するテーブル部材の微小変形を防ぎ、ス
テージを高精度移動させることが可能となり、高精度描
画を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビーム描画装
置に係わり、特に、永久磁石を利用したステージ駆動機
構からの漏洩磁場をシールドすることによって、高精度
描画を実現させてなる電子ビーム描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高集積化に伴い、益
々微細な加工寸法が要求されている。電子ビーム描画装
置は、試料を搭載したステージを移動させながら、電子
ビームを電子レンズで収束し、偏向器で偏向させて、試
料表面上に微細パターンを描画する装置である。
【0003】電子ビーム描画装置のステージには、高真
空環境下での動作が可能であることと、ステージの構成
部材が試料上の電子ビーム位置を変動させない非磁性材
料であることとが求められる。
【0004】一方、ステージ位置制御に用いられるレー
ザ測長系に起因したビーム位置精度低下要因にアッベ誤
差がある。このアッベ誤差は、(ステージ姿勢の変化
量)×(描画位置とレーザ測長光軸とのオフセット量)
で表現される。例えば、アッベ誤差を5nmに抑える場
合には、レーザ測長光軸のオフセット量が1mmであれ
ば、ステージの姿勢変化量の許容値は1秒(=5μra
d)である。従来は、ステージガイドに特開平05−1
98469号公報に記載のような非磁性超硬合金(以
下、超硬)の転がりガイドが利用されてきたが、ガイド
の真直度誤差によりステージの姿勢が変わるため、ピッ
チング・ヨーイング・ローリングを1秒以下/200m
mに抑えることは非常に困難である。
【0005】また、セラミックステーブルは、超硬の転
動体に比べて軟らかい材料なので、転動体の移動により
テーブルが微小変形する。その結果、測長用ミラーと試
料との距離がナノメータのオーダで変化するため、計測
誤差が生ずる。このように、アッベ誤差やステージの微
小変形により、描画パターンの位置精度が低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の位置精度低下
は、ステージの姿勢変化とステージ部材の変形量が原因
である。このような問題点を考慮してステージガイドに
真空環境対応のエアベアリングガイドを使用した場合、
ガイド定盤の面精度がサブミクロン程度であれば、ステ
ージの姿勢変化1秒以下を達成することは可能である。
また、非接触の移動機構であるためテーブルの変形量も
少ない。特開平10−217053号公報に記載のポリ
ゴンミラー加工機用のエアベアリングガイドでは、ステ
ージ姿勢変化防止のための予圧付勢手段としてステージ
内部に永久磁石を用いる場合がある。この永久磁石は、
ステージ本体をガイド定盤側に引きつけるためのもので
ある。また、特開平10−281110号公報に記載の
ような、真空中での永久磁石間の反発力を利用した非接
触拘束手段も、ステージ移動に伴うテーブル変形を防ぐ
のに効果がある。しかしながら、永久磁石からの外部漏
洩磁場をシールドしない状態では、ステージが移動する
と、永久磁石の静的磁場分布も移動して、試料上での電
子ビームの位置ずれを引き起こす。
【0007】ここで、図4を参照して、電子ビームの位
置精度の観点から許容磁場変化量を見積もる。電子レン
ズ5と試料7との間の空間内に存在する磁場の変動は、
電子ビーム4の照射位置を変化させる。電子レンズ5の
下面から試料7までの距離をHとし、この空間内の磁場
の変動量をΔB(T)とする。電子レンズ5を通過してき
た電子は、上記磁場変動の影響を受けて、ボーア半径R
の軌道に沿って偏向角θで偏向され、目標照射位置から
ΔXだけ離れた点に到達する。
【0008】偏向角θが十分に小さい範囲内では、 ΔX=H2/(2R) ………(1) と近似できる。 (1)式にボーア半径 R=mv/(eΔB) ………(2) ここで、m:電子の質量 m=9.1×10-31(kg) e:電子の電荷 e=1.6×10-19(C) v:電子の速度 を代入すると、 ΔX/ΔB=eH2/(2mv) ………(3) が得られる。一方、電子のエネルギーは、 E=mv2/2 ………(4) であるから、(3)式と(4)式とから、vを消去すると、 ΔX/ΔB=eH2/(2√(2mE) ) ………(5) が得られる。
【0009】ΔX=10nm,H=25mmと仮定し、
加速電圧を変数にとった時のビームの位置ずれと磁場と
の関係(計算値)を図5に示す。磁場変化が2×10-8
以内で、かつ加速電圧が30kV以上であれば、ビーム
の位置ずれは10nm以下となる。従って、永久磁石か
らの漏洩磁場が2×10-8T以内となるようシールドす
る必要がある。
【0010】一方、電子レンズの下部空間では常に電子
レンズからの漏洩磁場が存在する。この電子レンズの漏
洩磁場中を強磁性体からなるシールド部材が移動するた
め、電子レンズの下面から試料までの空間の磁場が乱さ
れ、試料上での電子ビームの位置ずれを引き起こす。こ
の位置ずれ量を低減するためには、電子レンズからの漏
洩磁場をも小さくする必要がある。
【0011】高精度描画を実施するためには、永久磁石
からの漏洩磁場と電子レンズからの漏洩磁場をそれぞれ
シールドし、試料位置での磁場変化量を2×10-8T以
下に低減する必要がある。
【0012】従って、本発明の目的は、高精度描画に適
した電子ビーム描画装置を提供することであり、試料位
置での磁場変化量を2×10-8T以下に低減することの
可能な装置構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、ステージ本体内部の永久磁石か
らの漏洩磁場の低減に関しては、永久磁石の吸着面を除
く全ての面を強磁性体材料でシールドすることにより対
策している。また、電子レンズからの漏洩磁場中をシー
ルドが移動することによって生ずる磁場変化の低減に関
しては、電子光学鏡筒の下面に電子レンズからの漏れ磁
場を低減するためのシールドを設けることにより対策し
ている。上記した二つのシールド対策を講じることによ
り、ステージが移動しても永久磁石や電子レンズからの
外部漏洩磁場が電子ビーム照射位置に影響を及ぼすこと
がなく、高精度の描画が実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】ステージ本体内に組み込む磁石からの漏洩
磁場をできる限り小さくするには、磁石からの磁力線が
閉ループとなるように構成するのが良い。たとえば、N
極とS極が交互に配置されている多極磁石の場合、磁石
を強磁性体製のヨークに取り付けることにより、N極と
S極の磁力線が打ち消し合って、ヨーク取付面の漏洩磁
場は大幅に低減する。同様に、吸着面も定盤に接近させ
ることによって、S極とN極の磁力線が打ち消し合って
漏洩磁場は低減する。しかし、磁石自体の磁場が1T以
上ある場合には、磁場変化の許容値2×10-8T以下に
まで低減させることは困難である。
【0016】そこで、磁石の漏洩磁場を低減させるため
に、磁石の吸着面以外の面を透磁率の高い強磁性体でシ
ールドする。なお、強磁性体は機械加工時に着磁するの
で、加工後に熱処理を施して消磁する必要がある。
【0017】永久磁石の漏洩磁場を低減するために、ま
ず磁力線の閉ループ構成により発生磁場を低減させ、さ
らに発生磁場をシールドする。
【0018】一方、磁場シールドの移動に伴う電子レン
ズの漏洩磁場の乱れを低減するために、描画のための偏
向には影響のない範囲内で電子光学鏡筒の下方に磁場シ
ールドを設ける。
【0019】永久磁石と電子レンズの発生磁場をそれぞ
れシールドすることによって、試料位置での磁場変動量
を電子ビーム描画のための許容値2×10-8T以下に抑
えることが可能になる。
【0020】〈実施例1〉図1に、本発明の第1の実施
例になる電子ビーム描画装置の電子光学鏡筒から下の部
分の概略構成を示す。
【0021】図2に、電子ビーム描画装置の全体構成を
模式的に示す。電子光学鏡筒1内部と試料室2内部は真
空に保たれている。電子光学鏡筒1内の電子銃3からの
電子ビーム4は、電子レンズ5で収束され、偏向器6で
偏向されて、試料7上の所定位置に照射される。試料7
は試料室2内の試料ステージ8上に搭載されている。試
料ステージ8をステージ駆動部20により移動させつ
つ、試料7表面上に電子ビーム4を偏向走査して照射す
ることによって、試料7の全表面にわたり所望のパター
ンを描画することができる。
【0022】図3に、従来の試料ステージの一構成例を
示す。図3において、Yテーブル9上には、試料7とス
テージ位置測定用バーミラー10とが搭載されている。
描画に際しての試料位置は、バーミラー10の位置をレ
ーザ測長することにより得られる。
【0023】Yテーブル9とXテーブル11とは、A−
A’断面図に示すような関係に構成されている。Xテー
ブル11の凹部内側面およびYテーブル9の凸部外側面
とに超硬のガイド12がそれぞれ取り付けられている。
両超硬ガイド12の対向面にはそれぞれV溝が設けられ
ている。両V溝間にはクロスドローラ13が介挿されて
おり、このクロスドローラ13を介してYテーブル9が
Xテーブル11に対し相対移動する。図3のB部拡大図
に示すように、クロスドローラ13には複数の円柱状ロ
ーラ14が交互に90°向きを代えて設けられている。
Xテーブル11とベース15との間も同様に構成されて
おり、Xテーブル11はベース15に対してクロスドロ
ーラ13を介して移動する。
【0024】Yテーブル9の移動時には、ローラ14が
回転しながら移動するため、Yテーブル9の凸部はロー
ラ14から圧縮力を受ける。この圧縮力が変動するとき
に、セラミックス製のYテーブル9には最大50nm程
度の微小変形が生じる。この変形により、試料7位置と
バーミラー10との位置が変化するため、電子ビーム4
の照射位置精度を低下させていることが明らかとなっ
た。
【0025】そこで、本発明では、図1に示すように、
真空環境下で、ステージ16がエアパッドから噴出され
る気流力で浮上しつつ、永久磁石17の吸着力によって
浮上しているステージ16を定盤18に引き付ける構成
とした。
【0026】先ず、ステージ16底面には気体の噴出と
吸入を同時に行なうエアパッド19が取り付けられてい
る。さらに、予圧付勢手段として、永久磁石17の吸着
力によりステージ16を定盤18に引き付ける。ステー
ジ16はステージ駆動部20により駆動され、定盤18
上面に沿って移動する。永久磁石17の吸着力と気流に
よる抗力(浮力)とが釣り合うことによってステージ1
6の浮上位置が定まるため、ステージ16の走行時の剛
性が維持される。
【0027】永久磁石17の磁場が電子ビームの照射位
置に影響を及ぼさないように、磁石磁場シールド21で
もって永久磁石17の吸着面以外の面をシールドしてい
る。また、電子レンズ5から試料室2内への漏洩磁場を
低減するために、電子レンズ漏洩磁場シールド22が電
子光学鏡筒1の下面に取り付けられている。
【0028】図6に、エアパッド19の一構成例を示
す。同図(a)はエアパッド19を下側から見た平面図で
あり、同図(b)はそのA−A’断面図である。エアパッ
ド19には、噴気口23と吸気口24とが設けられてい
る。噴気口23から気体を噴出させることによりステー
ジ16に浮力を与えて定盤18上に浮上させ、噴出した
気体は吸気口24から回収している。
【0029】図7に、永久磁石17の一構成例として多
極磁石構成を示す。同図(a)は永久磁石17を下側から
見た平面図であり、同図(b)は側面図である。複数の板
磁石25は鉛直方向(定盤面に対し垂直方向)に分極し
ており、磁石下面(吸着面)側ではN極とS極とが交互
に配列されている。磁石上面(吸着面と反対側の面)は
ヨーク26に固定されており、このヨーク26により磁
石上方への漏洩磁場を低減している。
【0030】図8に示すように、ヨーク26側では板磁
石25の各極間がヨーク26により短絡されているの
で、ヨーク26から外部空間へ漏れ出る磁力線は殆ど無
いが、吸着面側では磁力線が外部空間を通ってN極から
S極へと向かう。
【0031】図9に、ステージ16浮上時の定盤18,
板磁石25,磁石磁場シールド21の配置構成を示す。
板磁石25及びシールド21と定盤18との間の距離
(ギャップ)をそれぞれt1,t2(t1,t2>0)
に設定すると、このギャップを通して磁力線の一部がシ
ールド21の外部空間へと漏れ出る。そこで、この外部
空間への漏洩磁場をさらに効果的に低減させるために、
シールド21を多重配置構成としても良い。図10で
は、ヨーク26の直ぐ外側に内側シールド27(ギャッ
プ:t2)を設け、さらにその外側に空間を隔てて外側
シールド28(ギャップ:t3)を設けている。
【0032】図10の構成において、板磁石25,内側
シールド27及び外側シールド28の定盤18上面から
の高さ(ギャップ:t1,t2,t3)を0.1mmに
設定した時の外部空間への漏洩磁場強度を図11に示
す。図11の磁場強度曲線は、永久磁石の横方向外側の
ある特定位置での磁場強度実測値とこの磁場強度が距離
の2乗に反比例することを表わした次の(6)式とから算
出した結果である。 B=Pm /(4πμ02) ………(6) ここで、B :磁場強度 Pm:磁気双極子(磁石)の磁気モーメント μ0:真空中の透磁率/μ0 = 1.3×10-6 (H/m) H :磁気双極子(磁石)からの距離
【0033】図11より、永久磁石から外側に100m
m離れた位置では、永久磁石からの漏洩磁場強度が、シ
ールド構造を設けない場合には、1×10-6Tまでしか
低減していないが、図10のシールド構造を採用した場
合には、2×10-8Tにまで低減していることが判る。
これより、図10のシールド構造により永久磁石からの
漏洩磁場の充分な低減効果(シールド効果)が得られる
ことが確認できる。
【0034】一方、図12に示すように、電子レンズ5
の下方には電子レンズ5からの漏洩磁場が存在してい
る。この漏洩磁場中に上述の磁石磁場シールド21を置
くと、図13に示すように強磁性体製の磁石磁場シール
ド21を取り巻く領域での磁場が乱されて試料7上の磁
場が変化し、この試料7上での磁場変化に起因して電子
ビーム4の照射位置ずれが生ずる。この試料上での磁場
変化を防ぐためには、電子レンズ5からの漏洩磁場を少
なくする必要がある。
【0035】そこで、本発明では、電子レンズ5の下方
に電子レンズ漏洩磁場シールド22を設けている。この
場合の漏洩磁場シールド効果を図14に示す。電子レン
ズ5(高さ位置:h1)内での磁場強度は最大10-2Tであ
るが、漏洩磁場強度はレンズ5から遠ざかるにつれて減
衰し、シールド22を設けない場合は、試料7の高さ位
置h2 で10-4T、シールド21の高さ位置h3 では1
-6Tであった。この場合は、磁石磁場シールド21の
移動に起因して生じる磁場変動量が10-8Tを超えてし
まい、試料7への電子ビーム4の照射位置にずれを生じ
させてしまう。
【0036】一方、本発明によりシールド22を設けた
場合には、電子レンズ5からの漏洩磁場強度は、試料7
の位置で10-8Tに、シールド21の位置では 10-11
Tにまで低減できるため、磁石磁場シールド21の移動
に起因して生じる磁場変動量は必然的に 10-11T以下
となり、この程度の磁場変動量では試料7上での電子ビ
ーム4の照射位置に殆ど影響を与えることがない。
【0037】以上の構成により、試料ステージ16を非
接触状態でその高さ位置及び姿勢を拘束することがで
き、かつ、永久磁石17および電子レンズ5からの漏洩
磁場が電子ビーム照射位置に影響を及ぼすことを防止す
ることができ、高精度の描画を実現できる。
【0038】なお、図9の構成において、漏洩磁場のシ
ールド効果をより高めるには、前記磁力拘束手段として
の板磁石25と定盤18との間の距離をt1 、磁石磁場
シールド21と定盤18との間の距離をt2 としたと
き、t1 >t2 なる関係が成立するように、板磁石25
及び磁石磁場シールド21を定盤18に対して配置構成
するのが望ましい。また、図10の構成において、漏洩
磁場シールド効果をより高めるには、t1 >t2 及びt
1 >t3 とするのが望ましい。
【0039】〈実施例2〉図15に、本発明の第2の実
施例になる電子ビーム描画装置におけるステージ部分の
構成を示す。本実施例は、ステージ駆動に1軸リニアモ
ータを用いた場合における磁場シールド構造に関するも
のである。
【0040】図15において、ステージ16の上面には
試料7が搭載されている。定盤18とステージ16との
間にはローラ14を介在させてある。ステージ16本体
には動力伝達フレーム29が取り付けられており、動力
伝達フレーム29の端部には駆動コイル30が固定され
ている。駆動コイル30の両側に永久磁石31,32が
配置されている。永久磁石31,32は案内部を兼ねて
いる固定ヨーク33の内側壁上に取り付けられている。
図示した1軸リニアモータの原理は、永久磁石31,3
2による固定磁場と移動可能な駆動コイル30の発生磁
場との相互作用によって駆動力を発生すると云うもので
ある。
【0041】永久磁石31,32からの漏洩磁場は、そ
れを取り囲んでいる固定ヨーク33に透磁率の高い材料
を用いることにより低減できる。駆動コイル30の発生
磁場に対しては、駆動コイル30下面に高透磁率材から
なる可動ヨーク34を設けることによって、外部への漏
洩磁場を低減している。上記の高透磁率材としては、例
えばパーマロイを挙げることができる。
【0042】図16に、図15のC−C’断面を上方か
ら見た図を示す。駆動コイル30に電流を流し磁場を発
生させると、駆動コイル30と永久磁石35,36との
間に吸引力が、駆動コイル30と永久磁石37,38と
の間には反発力が働く。この吸引力と反発力とによっ
て、駆動コイル30は一方向(図の左方向)に移動する
力を受ける。
【0043】図15においては、定盤18上のローラ1
4によってステージ本体16を支持し案内する構成例を
示したが、本例に限らず、ニードルローラガイド,クロ
スドローラガイド,エアベアリングガイド等によっても
よいことは云うまでもない。
【0044】〈実施例3〉図17に、本発明の第3の実
施例になる電子ビーム描画装置におけるステージ部分の
構成を示す。本実施例では、ステージ駆動用リニアモー
タを構成している永久磁石31,32を強磁性体製の固
定ヨーク39で取り囲むことにより、永久磁石31,3
2からの外部漏洩磁場を低減させている。さらに、固定
ヨーク39の外周に高透磁率材製の固定シールド40を
設けて、固定ヨーク39外への漏洩磁場をシールドして
いる。可動部の駆動コイル30からの発生磁場について
も、強磁性体製の可動ヨーク41と高透磁率材製の可動
シールド42とによって外部への漏洩磁場を低減させて
いる。上記の強磁性体材としては例えば鉄系の材料を挙
げることができ、また、上記の高透磁率材としては例え
ばパーマロイを挙げることができる。
【0045】本実施例の2重シールド構造は、リニアモ
ータ内の強力な発生磁場の外部漏洩を防止するのにより
効果的である。
【0046】〈実施例4〉図18に、本発明の第4の実
施例になる電子ビーム描画装置におけるステージ部分の
構成を示す。本実施例では、ステージ駆動用リニアモー
タ内部の永久磁石31,32が発生する磁場を高透磁率
材製の固定ヨーク43で低減させている。さらに、非磁
性材製のスペーサ44を介して、高透磁率材製の固定シ
ールド45でシールドする。可動部の駆動コイル30か
らの発生磁場についても、高透磁率材製の可動シールド
46を設けて、外部への漏洩磁場を低減させている。上
記の高透磁率材としては例えばパーマロイ材を用いるこ
とができる。本実施例の2重シールド構成により、ステ
ージ駆動系からの磁場が直接外部へ漏れ出るのをより効
果的に防止することができる。
【0047】〈実施例5〉図19に、本発明の第5の実
施例になる電子ビーム描画装置におけるステージ部分の
構成を示す。本実施例はシールド部材をより小型軽量化
することのできる構成例に関するものである。
【0048】本実施例では、試料ステージとリニアモー
タ間を結ぶ動力伝達フレーム29のリニアモータ側の端
部に高透磁率材製の可動ヨーク60が固定され、可動ヨ
ーク60の互いに対向する内壁面に永久磁石31,32
が取り付けられている。永久磁石31,32の対向面間
には、駆動コイル30が固定ヨーク61を介して定盤1
8上に固定されて配置されている。すなわち、本実施例
では、先の実施例とは異なって、リニアモータのヨーク
60及び永久磁石31,32側を可動部とし、ヨーク6
1及び駆動コイル30側を固定部としてある。駆動コイ
ル30は、空心コイルであり、強磁性体製の磁心を有し
ていない。従って、この駆動コイル30は、通電しない
限り磁場を発生することはない。
【0049】図20に、図19のD−D’断面構造を示
す。図20では、駆動コイルは複数の駆動コイル30a
〜30fからなっている。可動ヨーク60の移動方向の
長さは、永久磁石31,32と相互作用をする駆動コイ
ル(駆動のために通電される2つの駆動コイル30c,
30d)を囲むことができる長さに設定されており、こ
れによりステージの電磁駆動に際して発生する漏洩磁場
をシールドすることができる。
【0050】上述したように、可動ヨーク60によって
囲まれていない駆動コイル(図20では30a,30
b,30e,30f)は通電されていないので磁場を発
生しておらず、それらの部分からの磁場漏洩は生じ得な
いからである。従って、前掲の実施例2〜4では、ステ
ージの全移動範囲に略等しい領域を高透磁率材製の部材
でシールドする必要があったが、本実施例では、移動す
る永久磁石31,32をシールドすると共に、両永久磁
石と相互作用している(通電されている)2つの駆動コ
イル(図20では30c,30d)だけをシールドすれ
ば良いので、前掲の実施例2〜4に比べて、所要シール
ド範囲が狭まり、シールド部材をより小型軽量化するこ
とができる。また、図20中の30a,30b,30
c,30d,30e及び30fからなる駆動コイル群の
両端部のみを支持することによって、図19の可動ヨー
クをロの字形状つまり移動軸の回りに完全に閉じた形状
とすることができ、可動ヨーク内永久磁石31,32か
らの漏洩磁場をさらに低減することができる。
【0051】〈実施例6〉図21に、本発明の第6の実
施例になる電子ビーム描画装置におけるステージ部分の
構成を示す。同図の(a)はステージ部分を上から見た平
面図、同図の(b)はそのE−E’部の断面図である。本
実施例では、実施例1において予圧付勢用永久磁石の漏
洩磁場シールドを施したステージを、実施例2,実施例
3,実施例4,または実施例5のリニアモータで駆動す
るように構成している。
【0052】本実施例では、図21に示すように、3台
の1軸リニアモータをH字状に組み合わせて、試料ステ
ージ16をX,Y方向に2次元駆動できるようにしてい
る。すなわち、2台のリニアモータY1,Y2でステー
ジ16をY方向駆動し、もう1台のリニアモータX1で
ステージをX方向駆動するように構成している。
【0053】リニアモータY1では、Y1案内部47上
をY1可動体48がY方向移動し、リニアモータY2で
は、Y2案内部49上をY2可動体50がY方向移動す
る。リニアモータX1のX1案内部51の両端は、Y1
可動体48とY2可動体50に結合されており、Y1可
動体48とY2可動体50の同期動作によってリニアモ
ータX1がY方向に移動される。リニアモータX1で
は、X1案内部51上を試料ステージ16を載せたX1
可動体52がX方向移動する。
【0054】以上の駆動部構成により、試料ステージ1
6はX,Y方向に2次元移動でき、試料7表面全域にわ
たっての描画が実現できる。試料ステージ16の2次元
方向位置は、試料ステージ16上に固定設置した2本の
バーミラー10のX,Y方向位置をそれぞれレーザ測長
することにより計測される。
【0055】なお、リニアモータからの漏洩磁場強度
は、X1可動体52から離れる程小さくなり、ステージ
16上の試料7の位置では、電子ビームの照射位置精度
に影響を及ぼさないレベルにまで減衰している。
【0056】本実施例によれば、試料ステージ16を非
接触に支持することにより、試料7を保持している部分
が変形しにくくなるため、試料7が歪まないので、高精
度の描画を実現できる。また、試料室の外形寸法はステ
ージ移動範囲とリニアモータ部の設置面積分に留めるこ
とができ、コンパクトな装置構成が実現できる。
【0057】〈実施例7〉図22に、本発明の第7の実
施例になる電子ビーム描画装置におけるステージ部分の
構成を示す。なお、リニアモータ部の構成は、先の実施
例6の場合と同様である。
【0058】先の実施例6の構成では、描画時に試料ス
テージ16が電子光学鏡筒の直下に移動する場合があ
る。この電子光学鏡筒の直下は、電子レンズからの漏洩
磁場が最も大きい位置であり、この位置にX1可動体5
2が移動した時に、電子レンズからの漏洩磁場の大きさ
やステージ速度に応じて、強磁性体のX1可動体52の
内部に渦電流が流れる。この渦電流による発生磁場もま
た、試料表面上への電子ビーム照射位置精度を低下させ
る要因となる。
【0059】そこで、本実施例7では、X1可動体52
に渦電流が流れるのを抑制するために、X1可動体52
をステージ16本体の側面に取り付けて、ステージ移動
範囲内ではX1可動体52が電子光学鏡筒の直下に来な
いように構成している。このような配置構成によって、
X1可動体52に渦電流が流れることにより発生する磁
場の影響を低減させることができ、高精度の描画を実現
できる。
【0060】〈実施例8〉図23に、本発明の第8の実
施例になる電子ビーム描画装置におけるステージ部分の
構成を示す。
【0061】先の実施例7のステージ構成においては、
ステージ16をX方向に加減速する時には、ステージ1
6の慣性力がX1可動体52に作用し、ステージ16の
姿勢はヨーイング方向に変化し易い。そこで、本実施例
では、2台のX方向駆動用のリニアモータX1,X2を
ステージ16本体の両側にそれぞれ配置した。リニアモ
ータX1では、X1案内部51上をX1可動体52がX
方向に移動し、リニアモータX2では、X2案内部70
上をX2可動体71がX方向移動する。また、X1案内
部51及びX2案内部70の両端部はそれぞれY1可働
体48及びY2可動体50に結合されており、ステージ
16の支持剛性および駆動剛性を高めた構成となってい
る。
【0062】上記の構成により、リニアモータからの漏
洩磁場が電子ビームの照射位置精度に及ぼす影響を抑
え、かつ、X方向に支持剛性の高いステージ移動を実現
でき、高速,高精度の描画を実施できる。
【0063】〈実施例9〉図24に、本発明の第9の実
施例になる電子ビーム描画装置におけるステージ部分の
構成を示す。
【0064】本実施例では、実施例1に適用していた予
圧付勢用永久磁石17の漏洩磁場と実施例2から実施例
8に適用していたリニアモータX1可動体52の漏洩磁
場の影響を低減するために、永久磁石は用いずに、完全
拘束型のエアベアリング案内とし、リニアモータの配置
は試料7から離れた位置とする。
【0065】図25に示すように、1軸のエアベアリン
グは静圧案内部72及び静圧移動体73から構成され、
静圧移動体73の内側にはエアパッド19が取り付けら
れている。エアパッド19には噴気口23と吸気口24
があり、噴気口23から気体を噴出させる力によって抗
力(浮力)を得ている。4面のエアパッド19の抗力が
釣り合うことで、静圧移動体73の移動方向以外の自由
度は拘束されている。なお、噴出された気体は吸気口2
4より回収される。
【0066】図24におけるエアベアリングY1は、Y
1静圧案内部74とY1静圧移動体75から構成され、
Y1静圧移動体75はY1静圧案内部74に対して無摺
動で移動できる機構となっている。同様にして、エアベ
アリングY2はY2静圧案内部76とY2静圧移動体7
7とから構成されている。Y1静圧移動体75とY2静
圧移動体77にはX1静圧案内部78が固定されてお
り、このX1静圧案内部78に対してX1静圧移動体7
9が移動できる機構となっている。
【0067】エアベアリングY1静圧移動体75の駆動
は、リニアモータY1により行なわれる。リニアモータ
Y1可動体48は、Y1静圧移動体75に結合されてい
る。リニアモータY1案内部47はエアベアリングY1
静圧案内部74に平行に配置されている。Y1静圧案内
部74とY1案内部47とを平行配置する上で多少の平
行度誤差を生じるが、Y1可動体48とY1案内部47
間の位置ずれは数mmまで許容できるので、Y1可動体
48がY1静圧移動体75の軌道に倣うことになる。ま
た、本実施例では、リニアモータ漏洩磁場及び渦電流に
よる磁場の発生を抑えるために、エアベアリングY1に
関して試料7とは反対側の位置すなわち試料7からより
離れた位置にリニアモータY1を配置している。
【0068】エアベアリングY2静圧移動体77の駆動
方法についても上記と同様であり、Y2静圧移動体77
はY2案内部49とY2可動体50とからなるリニアモ
ータY2により駆動される。
【0069】エアベアリングX1静圧移動体79の駆動
は、リニアモータX1により行なわれる。リニアモータ
X1案内部51の両端部は、それぞれY1静圧移動体7
5とY2静圧移動体77に結合されている。リニアモー
タX1についても、そこからの漏洩磁場と渦電流による
磁場の発生を低減するために、エアベアリングX1の下
方にリニアモータX1を配置している。
【0070】上記のように、完全拘束型のエアベアリン
グガイドにより浮上拘束されているXYステージを試料
7位置から離れて設けた3台のリニアモータで駆動する
ことによって、リニアモータからの漏洩磁場の低減とリ
ニアモータ可動体(強磁性体)移動時の渦電流による磁場
の発生を抑えることができ、高精度の描画を実現するこ
とができる。
【0071】〈実施例10〉図26に本発明の第10の
実施例として本発明の電子ビーム描画装置を用いた半導
体集積回路素子の製造工程を示す。図26の(a)から
(d)は、その製造工程を示す素子断面図である。
【0072】ここには、実験的な実施例を示しており、
全てのパターン形成工程に本発明の電子ビーム描画装置
を用いた描画方法を適用しているのではなく、同図の
(c)における感光剤109のパターニング工程のみに本
発明による電子ビーム描画方法を適用し、他の工程では
従来の描画方法を用い、本発明の効果を対比確認した。
【0073】まず、Nマイナスのシリコン基板100
に、通常の方法でPウエル層101,P層102,フィ
ールド酸化膜103,多結晶シリコン/シリコン酸化膜
ゲート104,P高濃度拡散層105,N高濃度拡散層
106等を形成した(図26の(a))。
【0074】次に、リンガラス(PSG)の絶縁膜10
7を被着し、絶縁膜107をドライエッチングしてコン
タクトホール108を形成した(図26の(b))。
【0075】次いで、通常の方法でW/TiN電極配線
110材を被着し、その上に感光剤109を塗布し、本
発明の電子ビーム描画装置を用いた電子ビーム描画法に
より感光剤109のパターニングを行なった。そして、
ドライエッチングなどによりW/TiN電極配線110
を形成した(図26の(c))。
【0076】次に、層間絶縁膜111を形成し、通常の
方法でホールパターン112を形成し、ホールパターン
112中にWプラグを埋め込み、これにAl第2配線1
13を連結した(図26の(c))。それ以降のパッシベ
ーション工程には、従来方法を用いた。
【0077】本実施例では、主な製造工程のみにつき説
明したが、W/TiN電極配線形成のためのリソグラフ
ィ工程で本発明の電子ビーム描画方法を用いた以外はす
べて従来法と同じ工程を用いた。以上の工程により、微
細なパターンを精度良く形成することができ、CMOS
LSIを高歩留まりで製造することができた。本発明の
電子ビーム描画装置を用いて半導体集積回路素子を製作
した結果、配線の解像不良の発生を防止でき、製品の良
品歩留まりが大幅に向上した。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、試料ステージの支持・
案内機構を非接触としたことにより、試料を搭載するテ
ーブル部材がステージ移動に伴って変形することを防
ぎ、かつステージを高精度移動させることが可能とな
り、高精度描画が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例になる電子ビーム描画装
置の電子光学鏡筒から下の部分の概略構成を示す図。
【図2】電子ビーム描画装置の全体構成を模式的に示す
図。
【図3】従来の試料ステージの一構成例を示す図。
【図4】試料上方空間内に存在する一様磁場により電子
ビームの軌道が変化する様子を説明するための図。
【図5】電子ビームの照射位置ずれと磁場変化量との関
係を示す図。
【図6】第1の実施例におけるエアパッドの構成例を示
す図。
【図7】第1の実施例における永久磁石(多極磁石)の
構成例を示す図。
【図8】図7に示した多極磁石からの磁力線の放出状態
を示す図。
【図9】第1の実施例における単層シールドの配置構成
を示す図。
【図10】第1の実施例における多重シールドの配置構
成を示す図。
【図11】第1の実施例における磁石磁場シールド構造
体による磁石漏洩磁場の低減効果を示す図。
【図12】第1の実施例において電子レンズ漏洩磁場が
磁石磁場シールド構造体に及ぼす影響を示す図。
【図13】強磁性体製の磁石磁場シールドによる一様磁
場の乱れを示す図。
【図14】電子レンズ漏洩磁場シールドのシールド効果
を示す図。
【図15】本発明の第2の実施例になる電子ビーム描画
装置における試料ステージ部分の構成を示す図。
【図16】図15におけるC−C’断面構造を示す図。
【図17】本発明の第3の実施例になる電子ビーム描画
装置における試料ステージ部分の構成を示す図。
【図18】本発明の第4の実施例になる電子ビーム描画
装置における試料ステージ部分の構成を示す図。
【図19】本発明の第5の実施例になる電子ビーム描画
装置における試料ステージ部分の構成を示す図。
【図20】図19におけるD−D’断面構造を示す図。
【図21】本発明の第6の実施例になる電子ビーム描画
装置における試料ステージ部分の構成を示す図。
【図22】本発明の第7の実施例になる電子ビーム描画
装置における試料ステージ部分の構成を示す図。
【図23】本発明の第8の実施例になる電子ビーム描画
装置における試料ステージ部分の構成を示す図。
【図24】本発明の第9の実施例になる電子ビーム描画
装置における試料ステージ部分の構成を示す図。
【図25】図24におけるG部の詳細構成を示すための
G部拡大図。
【図26】本発明の第10の実施例としての本発明の電
子ビーム描画装置を用いた半導体集積回路素子の製造方
法を示す製造工程図。
【符号の説明】
1:電子光学鏡筒, 2:試料室,
3:電子銃,4:電子ビーム, 5:電子レン
ズ, 6:偏向器,7:試料,
8:試料ステージ, 9:Yテーブル,10:バー
ミラー, 11:Xテーブル, 12:ガイ
ド,13:クロスドローラ, 14:ローラ,
15:ベース,16:試料ステージ, 17:永久
磁石, 18:定盤,19:エアパッド,
20:ステージ駆動部, 21:磁場シールド,22:
磁場シールド, 23:噴気口, 24:吸
気口,25:板磁石, 26:ヨーク,
27:内側シールド,28:外側シールド, 2
9:動力伝達フレーム,30:駆動コイル,31:永久
磁石, 32:永久磁石, 33:固定ヨ
ーク,34:可動ヨーク, 35:永久磁石,
36:永久磁石,37:永久磁石, 38:
永久磁石, 39:固定ヨーク,40:固定シー
ルド, 41:可動ヨーク, 42:可動シール
ド,43:固定ヨーク, 44:非磁性スペーサ,
45:固定シールド,46:可動シールド, 4
7:Y1案内部, 48:Y1可動体,49:Y2
案内部, 50:Y2可動体, 51:X1案
内部,52:X1可動体, 60:可動ヨーク,
61:固定ヨーク,70:X2案内部, 7
1:X2可動体, 72:静圧案内部,73:静圧
移動体, 74:Y1静圧案内部, 75:Y1静
圧,76:Y2静圧案内部, 77:Y2静圧移動体,
78:X1静圧案内部,79:X1静圧移動体,10
0:シリコン基板, 101:Pウエル層,102:P
層, 103:酸化膜, 104:ゲー
ト,105:P高濃度拡散層,106:N高濃度拡散
層,107:PSG絶縁膜,108:コンタクト穴,
109:感光剤, 110:電極配線,111:
層間絶縁膜, 112:ホールパターン,113:A
l第2配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 541L (72)発明者 染田 恭宏 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 齋藤 徳郎 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 福嶋 芳雅 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式会 社日立製作所計測器グループ内 (72)発明者 井上 充 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H097 AA03 AB05 BA10 CA16 LA10 5C001 AA01 AA03 AA04 BB07 CC06 5C034 BB02 BB06 BB10 5F056 BA09 CC02 EA06 EA14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビームを収束する電子レンズと該電子
    ビームを偏向する偏向器とからなる電子光学鏡筒と、描
    画されるべき試料を真空状態に保持する試料室と、上記
    試料を搭載する試料ステージを少なくとも含んでなる電
    子ビーム描画装置であって、上記試料ステージの姿勢を
    磁力を用いて拘束する磁力拘束手段と、上記磁力拘束手
    段から上記試料室内部空間への漏洩磁場をシールドする
    ための第1の漏洩磁場シールド手段と、上記電子光学鏡
    筒から上記試料室内部空間への漏洩磁場をシールドする
    ための第2の漏洩磁場シールド手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする電子ビーム描画装置。
  2. 【請求項2】上記磁力拘束手段は、永久磁石の発生磁力
    を利用して上記試料ステージの姿勢を拘束するように構
    成されてなるものであることを特徴とする請求項1に記
    載の電子ビーム描画装置。
  3. 【請求項3】電子ビームを収束する電子レンズと該電子
    ビームを偏向する偏向器とからなる電子光学鏡筒と、描
    画されるべき試料を真空状態に保持する試料室と、上記
    試料を搭載する試料ステージを少なくとも含んでなる電
    子ビーム描画装置であって、上記試料ステージを電磁駆
    動するための電磁駆動手段と、上記電磁駆動手段から上
    記試料室内部空間への漏洩磁場をシールドするための第
    1の漏洩磁場シールド手段とを具備してなることを特徴
    とする電子ビーム描画装置。
  4. 【請求項4】上記電子光学鏡筒から上記試料室内部空間
    への漏洩磁場をシールドするための第2の漏洩磁場シー
    ルド手段をさらに具備してなることを特徴とする請求項
    3に記載の電子ビーム描画装置。
  5. 【請求項5】上記の電磁駆動手段は、上記第1の漏洩磁
    場シールド手段を構成する固定設置された磁場シールド
    部材の内部に上記試料ステージの駆動方向に並べて複数
    個の永久磁石を固定して配列し、上記永久磁石に対向さ
    せて駆動コイルを可動に設置し、上記駆動コイルに上記
    試料ステージを連結して、上記駆動コイルに通電するこ
    とにより上記駆動コイルを駆動することによって上記試
    料ステージを駆動するよう構成されてなることを特徴と
    する請求項3または4に記載の電子ビーム描画装置。
  6. 【請求項6】上記の電磁駆動手段は、上記第1の漏洩磁
    場シールド手段を構成する可動設置された永久磁石を固
    定して設け、上記永久磁石に対向させて上記試料ステー
    ジの駆動方向に並べて複数個の駆動コイルを固定配列
    し、上記磁場シールド部材及び上記永久磁石に上記試料
    ステージを連結して、上記複数個の駆動コイルのうちの
    上記磁場シールド部材の内部に位置する駆動コイルに通
    電することによって上記永久磁石及び上記磁場シールド
    部材を駆動することにより、上記試料ステージを駆動す
    るように構成されてなることを特徴とする請求項3また
    は4に記載の電子ビーム描画装置。
  7. 【請求項7】電子ビーム描画装置に用いられるステージ
    装置であって、試料を載置する試料ステージと、前記試
    料ステージに予圧を付勢する磁力手段と、前記磁力手段
    からの漏洩磁場をシールドするための漏洩磁場シールド
    手段とを有することを特徴とするステージ装置。
  8. 【請求項8】前記試料ステージは、エアにより定盤上に
    浮上していることを特徴とする請求項7に記載のステー
    ジ装置。
  9. 【請求項9】前記漏洩磁場シールド手段は、前記磁力手
    段の外側に設けられていることを特徴とする請求項7ま
    たは8に記載のステージ装置。
  10. 【請求項10】前記磁力手段と前記定盤との間の距離を
    t1 、前記漏洩磁場シールド手段と前記定盤との間の距
    離をt2 としたとき、t1 >t2 なる関係が満たされる
    ように配置構成されていることを特徴とする請求項7〜
    9のいずれかに記載のステージ装置。
  11. 【請求項11】電子ビームを収束する電子レンズと前記
    電子ビームを偏向する偏向器とを具備した電子光学鏡筒
    と、定盤と、前記定盤上を移動可能な試料ステージと、
    前記試料ステージに予圧を付勢するための磁力手段と、
    前記磁力手段からの漏洩磁場をシールドするための漏洩
    磁場シールド手段とを備えてなる電子ビーム描画装置を
    使用して、前記試料ステージ上に試料を載置して、前記
    試料に前記電子ビームによりパターニングすることを特
    徴とする電子ビーム描画方法。
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