JP3395142B2 - 光学系駆動装置 - Google Patents

光学系駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系を搭載した
テーブル部材を固定ベースに対して相対的に2次元平面
内で移動させるための光学系駆動装置に関し、特に、レ
ーザ加工装置のように集光レンズを収容したレーザ照射
用ノズル及びテーブルを2次元平面内で移動させてレー
ザ加工を行うのに適した光学系駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームにより切断あるいは穴あけ
のような微細加工を行なうには、加工対象物表面に集光
されたレーザビーム集光点を高精度に走査することが必
要である。走査速度は、加工対象物の材質、厚さやレー
ザ光源のパワー等の加工条件によって決定される。
【0003】近年、レーザ光源の大パワー化、生産速度
向上の要求等から、走査速度は高速化する傾向にあり、
集光レンズを収容している照射用ノズルに高速かつ高精
度の軌跡生成能力が要求される。このような要求に応え
るため、本発明者らはトレパニングヘッドと称する光学
系駆動装置を提案した(特開平7−9178号)。
【0004】図8〜図11を参照して、上記のトレパニ
ングヘッドについて説明する。
【0005】図8は、トレパニングヘッドの要部を概略
的に示している。集光レンズ81は、構造体82に保持
されている。構造体82は、構造体83及びカップリン
グ84、85を介して固定ベース80に2次元方向内で
移動自在に保持されている。構造体82には、コア90
にまかれたコイル91が固定されており、コイル91と
対向して永久磁石92が配置されている。永久磁石92
は、固定ベース80に固定されたヨーク93に設置され
ている。構造体82の位置は、変位センサ95a、95
bによって2軸方向でモニタされる。
【0006】コイル91に制御された電流を流すことに
より、コイル91には2次元方向の駆動力が作用し、構
造体82を2次元平面内で駆動する。なお、集光レンズ
81を保持する構造体82にコイル91を設ける構成を
示したが、構造体82に永久磁石を固定して可動とし、
対向して固定ベース80に固定されたコイルを配置して
もよい。構造体82に基準位置に復帰するための復帰力
を作用させることもできる。
【0007】図9は、集光レンズ81の駆動により、レ
ーザビーム100の集光点101を走査させる原理を概
略的に示す。集光レンズ81の光軸Oxに関し、レーザ
ビーム100が偏心した位置から入射した場合には、レ
ーザビーム100の集光点101は、光軸Oxに位置
する。集光レンズ81をレーザビーム100の軸の垂直
面内を回転運動させると、集光点101は円運動を行な
う。このような操作により、加工対象物に微細な円形開
孔やビアホールを形成することができる。
【0008】このように、集光レンズ81を円軌道上に
駆動するため、構造体82には、コイル91と永久磁石
92との組合せを含み、2方向に推力を発生させる電磁
駆動手段が設けられている。
【0009】図10は、電磁駆動手段の機能を説明する
ための概略図である。図10において、ヨーク93上に
は複数個の永久磁石92が配置されている。永久磁石9
2の磁極は、図10中、上下方向に向けられ、上面の極
が、N極、S極、N極、S極、と交互になるように配置
されている。
【0010】永久磁石92の上方には、コア90に巻か
れたコイル91が配置されている。コイル91は、各永
久磁石92に対応して分割して配置されている。ここ
で、コイル91の1単位の幅は永久磁石92の1単位の
幅よりも狭くされ、コイル91が駆動されるストローク
域内で均等な力を発揮できるようにされている。
【0011】図11に示すように、永久磁石92から発
する磁力線Bがコイル91の下側の巻線と交差する。こ
のコイル91に図10中に示すような電流iを流すと、
フレミングの法則に基づく電磁力によりコイル91には
図面に垂直方向の力が発生する。
【0012】図10に示すように、磁力線は永久磁石9
2のN極から隣接する永久磁石92のS極に向かう。隣
接するコイル91には逆方向の電流を供給すると、隣接
するコイル91に入射する磁力線の向きの反転を相殺し
て、同一方向に推力が発生する。
【0013】コア90に磁性体を用いれば、永久磁石9
2から発する磁力線は、コイル91の下側巻線を通過し
た後、コア90内に入り、隣接する永久磁石92に向か
って進み、コイル91の上側の巻線にはほとんど到達し
ない。したがって、永久磁石92の磁極を交互に反転さ
せ、隣接するコイル91に逆方向の電流を供給すること
により、図10の面に平行な方向に推力を発生すること
ができる。ただし、コア90に磁性体を用いることは必
須要件ではなく、非磁性体としても良い。
【0014】コイル91の上側の巻線と下側の巻線を磁
力線が横切ると、逆方向の力が発生するが、磁力線の分
布はコイル91の下側で密、コイル91の上側で粗にな
るため、全体としてはコイル91の下側の巻線に発生す
る力の方向に推力が発生する。
【0015】構造体82が移動自在なX−Y平面内にお
いて、X軸方向駆動用の電磁駆動手段とY軸方向駆動用
の電磁駆動手段とを備えることにより、2次元方向に任
意の駆動を行うことができる。
【0016】図12を参照して、上記のトレパニングヘ
ッドの加工原理を説明する。加工原理は、上記のトレパ
ニングヘッドを用いて集光用レンズ81の収まったガス
ノズル200全体を2次元平面内で移動させることによ
り、レーザビーム100の集光点(焦点)Pを走査し切
断加工を行う。ここで、レーザビームによる切断加工の
精度を決める要因として、切断部にアシストガスノズル
201より供給されるアシストガスの向きと流量が一定
であることが重要である。そのため、本例ではガスノズ
ル200全体を駆動する構成としている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以下に、上記のトレパ
ニングヘッドの問題点について述べる。
【0018】1)上記の電磁駆動手段では、図10に示
すように、推力発生部の磁気回路の空隙が大きい構成と
なっており、磁気抵抗が大きいためコイル91の推力発
生部での磁束密度が小さい。よって、推力発生部の推力
定数(N/A)は小さく、発生推力/可動部質量比(加
速度)も小さくなり、加減速能力が低い。
【0019】2)図13をも参照して、移動精度を決め
る要因の一つとして、フィードバック用の変位センサ9
5a(95b)の配置並びにセンサターゲット110の
取付精度がある。前者の変位センサ95a(95b)の
配置においては、ガイド系111で発生したピッチング
運動による誤差は、変位センサ95a(95b)と集光
点Pとの間の垂直方向の距離Lによるアッベ誤差eの原
因となる。すなわち、制御目標点は集光点Pであるのに
対し、ガイド系111がピッチング誤差θP を発生する
と、集光点Pではアッベ誤差e(=L・sinθP )が
生じる。また、X軸、Y軸の直交度はX軸及びY軸のそ
れぞれのセンサターゲット間の取付時の直交度に依存す
るため、その部品の加工精度及び取付基準面の加工精度
に支配される。このことから、移動精度に限界がある。
【0020】以上のような理由で、近年のニーズに対し
て上記のトレパニングヘッドでは移動の高速化並びに高
精度化に限界があった。
【0021】本発明は、光学系の移動の高精度化並びに
加減速時間の高速化(短縮化)を課題としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明による光学系駆動
装置は、光学系を搭載し、固定ベースに対して相対的に
2次元平面内で移動するように案内されるテーブル部材
と、前記固定ベースに磁極面が互いに対向するように固
定された少なくとも一対のX軸用永久磁石と、前記テー
ブル部材に固定され、前記少なくとも一対のX軸用永久
磁石の間にあって前記X軸用永久磁石からの磁束と電流
との相互作用により前記2次元平面内のX軸方向に可動
のX軸用コイルとを含むX軸駆動系と、前記固定ベース
に磁極面が互いに対向するように固定された少なくとも
一対のY軸用永久磁石と、前記テーブル部材に固定さ
れ、前記少なくとも一対のY軸用永久磁石の間にあって
前記Y軸用永久磁石からの磁束と電流との相互作用によ
り前記2次元平面内のY軸方向に可動のY軸用コイルと
を含むY軸駆動系とを備えた光学系駆動装置において、
前記X軸用コイル及び前記Y軸用コイルは、前記テーブ
ル部材に固定されていることを特徴とする。
【0023】なお、前記X軸駆動系及び前記Y軸駆動系
はそれぞれ、前記固定ベースに固定された略E形のヨー
ク部材を有し、その両外側の脚部の内側にそれぞれ同磁
極面が対向するように永久磁石が固定され、中央の脚部
がコイルを貫通していることにより、ボイスコイル型リ
ニアモータを構成しているものが好ましい。
【0024】前記コイルの移動方向の延在長は、前記永
久磁石の前記移動方向と同方向の延在長より、前記コイ
ルのストローク分だけ長くされていることが望ましい。
【0025】X軸用の前記ボイスコイル型リニアモータ
及びY軸用の前記ボイスコイル型リニアモータはそれぞ
れ、それぞれのコイルに作用する推力が前記テーブル部
材を含む可動部の重心に向かう位置に配置されることが
望ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】図1、図2を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。全体はベースプレート1
0、2組(X軸、Y軸)のクロスローラガイド11、1
2によって案内されるX−Yテーブル、駆動系である2
組(X軸、Y軸)のリニアモータ20、30から構成さ
れる。
【0027】固定構造体であるマシニングヘッド13側
から構造を説明すると、べースプレート10上にY軸ク
ロスローラガイド12によって直線運動が案内される中
間ステージ14がある。中間ステージ14上にはY軸ク
ロスローラガイド12と直交する方向にX軸クロスロー
ラガイド11によって直線運動が案内されるセンターテ
ーブル15が締結されている。これによりX−Yテーブ
ルを構成している。
【0028】次に、センターテーブル15に集光用レン
ズ16を含むガスノズル17が固定されている。ガスノ
ズル17を含むX−Yテーブルは、センターテーブル1
5の側面にL字状に配置されたXリニアモータ20、Y
リニアモータ30により駆動される。本形態で用いるリ
ニアモータは、ムービングコイルを用いた、いわゆるボ
イスコイルモータを採用し、センターテーブル15に対
してXモータコイル21、Yモータコイル31のそれぞ
れの中心軸が直交するように締結されている。
【0029】次に、図3を参照してXリニアモータ20
の構造について説明する。このXリニアモータ20は、
E型のヨーク22と、ヨーク21の両外側の脚部の内側
に固定された一対の永久磁石23、ヨーク21の中央の
脚部に設けられたXモータコイル21によって構成され
る。一対の永久磁石23は、同磁極面が対向するように
配置され、これらの間にXモータコイル21がその中心
軸方向に可動の状態で配置されている。
【0030】ヨーク22と一対の永久磁石23とによる
磁気回路は、図3に破線で示すように形成される。被駆
動部となるXモータコイル21は中空のコイルボビン2
4に巻かれており、図中上側の巻線部分には上側の永久
磁石23の磁束が作用し、図中下側の巻線部分には下側
の永久磁石23の磁束が作用する。そして、Xモータコ
イル21に、巻線に付した方向で電流を流すと、図中上
側の巻線部分と図中下側の巻線部分には同じ方向に力が
発生し、結果として、図中のX方向に推力Fを発生す
る。この構造は、Yリニアモータ30の場合もまったく
同じであるので、図示説明は省略する。
【0031】図4に図3のXリニアモータ20の上面図
を示す。Xリニアモータ20のXモータコイル21は、
X−Y平面上を運動するセンターテーブル15に固定さ
れる。このため、その移動方向の延在長は、推力発生方
向(X方向)に関して、永久磁石23の寸法に可動スト
ロークを加えた寸法としている。Yモータコイル31に
ついても同様であり、その移動方向の延在長は、推力発
生方向(Y方向)に関して、永久磁石23の寸法に可動
ストロークを加えた寸法としている。
【0032】X−Yテーブルの位置検出は、図1に示す
ように、X−Y平面の直交する2軸を同時計測できるX
−Yリニアエンコーダ18によって行われる。本形態で
は、ガスノズル17が固定されるセンターテーブル15
の端面にX−Yリニアエンコーダ18の一部となるガラ
ススケール19を固定し、センサヘッドをリニアモータ
のステータ部に配置している。そのため、可動部側には
センシングのためのケーブルが必要の無い構成である。
この種のX−Yリニアエンコーダ18は周知であるので
詳しい説明は省略する。
【0033】図1において、本装置及びガスノズル17
内には、可動ストローク範囲内でどの位置にあってもレ
ーザビーム100の光路を確保できるように貫通穴が形
成されている。
【0034】図1において、可動部はX−Yテーブル、
ガスノズル17、Xモータコイル21、及びYモータコ
イル31である。これらの可動部は、X軸クロスローラ
ガイド11によりX軸方向に並進案内され、Y軸クロス
ローラガイド12により、それに直交する方向(Y軸方
向)に並進案内される。その結果、ヨー方向の回転運動
を拘束されながら2次元平面、すなわちX−Y平面上を
案内される。
【0035】図3において、可動部を駆動するX軸方向
の推力について述べる。前に述べたように、破線で示す
磁気回路により上部ギャップ26中を図中下向きに向か
う磁束とXモータコイル21の上側の巻線に流れる電流
とにより、図中左(あるいは右)方向にフレミングの法
則により電磁力を発生する。下部ギャップ27において
は磁束の向きが図中上向きになるが、Xモータコイル2
1の図中下側の巻線を流れる電流の向きも逆になるた
め、上部ギャップ26と同一方向に推力を発生する。X
モータコイル21の上下両側の2面で推力を発生させる
構成により、従来の電磁駆動手段に比べ推力定数(N/
A)を増大させることができる。
【0036】また、磁気回路においても磁気抵抗を低く
するために、図3のようなヨーク22の形状とすること
で、推力発生部のギャップの磁束密度を大きくしてい
る。同様に、Y軸方向の推力もX軸方向に直交するよう
に配置されたもう一組のYリニアモータ30により駆動
用推力を得ている。特に、全ストロークで均一な推力
(通電電流を一定とする)を発生できるように、図4で
説明したように、Xモータコイル21あるいはYモータ
コイル31の永久磁石23と対向する面積を永久磁石2
3の面積に平面内のストローク分(X軸方向、Y軸方
向)を加えた寸法としている。また、センターテーブル
15にXモータコイル21、Yモータコイル31を直接
付属させている。これにより、被駆動部であるガスノズ
ル17を直接、X軸方向、Y軸方向共に駆動することが
できる。
【0037】また、図5のリニアモータの通電電流と発
生推力との関係が任意の位置において得られる。
【0038】以上により、それぞれのリニアモータによ
り可動部に任意の推力ベクトルF(X軸、Y軸)を作用
させることで任意の運動ができる。また、推力を直接可
動部に作用させることができるリニアモータを用いてバ
ックラッシュの無い駆動方法とすることができる。
【0039】図6に本光学系駆動装置の位置制御システ
ムの構成を示す。本位置制御システムでは、X軸、Y軸
の各軸の指令値Xref、Yrefに基づいて位置制御
装置41、42により、電流アンプ43、44を介して
Xリニアモータ20、Yリニアモータ30をそれぞれ駆
動する。可動部の変位量はX−Yリニアエンコーダ18
によりセンターテーブル15上面で非接触にて計測さ
れ、計測されたX軸方向変位量Xap、Y軸方向変位量
Yapがそれぞれ減算器45、46を通して位置制御装
置41、42にフィードバックされることにより、いわ
ゆるフィードバック制御による位置制御が行われる。
【0040】本来、本装置の位置制御対象はガスノズル
17内の集光レンズ16の移動であるが、X−Yリニア
エンコーダ18の計測が集光レンズ16の近傍に対して
行われるため、案内系のピッチング運動による計測誤差
(アッベ誤差)は低く抑えられる構造となっている。
【0041】本形態では、高速・高加減速時の軌跡指令
に対する追従精度を確保するため、Xリニアモータ2
0、Yリニアモータ30をそれぞれ、図1において可動
部の重心と同じ高さ位置であって各モータの推力発生方
向(X軸方向、Y軸方向)が、可動部の重心に向かう位
置に配置している。これにより、案内系のガイドにモー
タ推力によるモーメントの発生を押さえて、ピッチング
誤差を無くし、加減速運動時の軌跡精度を確保してい
る。
【0042】なお、本形態では、推力発生源としてX、
Yそれぞれの軸に1組ずつのリニアモータを配置した
が、より高い加速度を得たい場合、図7に示すように、
1軸当たり2組のリニアモータ20−1、20−2、3
0−1、30−2を配置するようにしても良い。この場
合、センターテーブル15を間にした対象位置に一対の
Xリニアモータ20−1、20−2、一対のYリニアモ
ータ30−1、30−2が配置される。
【0043】また、上記の形態では、レーザ加工装置に
適用する場合について説明したが、これに限らず、顕微
鏡光学系の平面駆動装置や、半導体製造装置であるダイ
ボンダーやワイヤボンダのボンダヘッドの位置決め用X
−Yステージにも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】1)ノズルの移動軌跡を高精度かつ高速
に移動制御することが可能となる。しかも、従来機では
X軸方向及びY軸方向の運動の直交度は、装置の組み立
て精度に依存していたが、本発明では、X−Yリニアエ
ンコーダの測定精度に依存するためこの誤差は小さくで
きる。
【0045】2)従来の電磁駆動手段の配置では、電磁
駆動手段間の推力差が、加減速運動時、案内系に不要な
モーメントを発生させていたが、本発明ではリニアモー
タの推力発生時のモーメントによる運動誤差が低く抑え
られるモータ配置である。
【0046】3)リニアモータに任意形状のコマンドを
与えることで任意形状に移動させることができ、その結
果、任意形状の加工を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学系駆動装置をレーザ加工装置
に適用した場合の主要部の構成を示した縦断面図であ
る。
【図2】図1の装置を線A−A部分から見た図である。
【図3】図1に示されたXリニアモータを説明するため
の図である。
【図4】図3のXリニアモータにおけるコイルと永久磁
石との関係を説明するための上面図である
【図5】本発明で使用されるリニアモータの電流−発生
推力の関係を示した特性図である。
【図6】本発明による光学系駆動装置における位置制御
システムの構成を示した図である。
【図7】本発明に使用されるリニアモータの組合せの他
の例を示した図である。
【図8】従来の光学系駆動装置の一例を説明するための
主要部の構成を示した断面図である。
【図9】図8における集光レンズとレーザビームとの関
係を説明するための図である。
【図10】図8における電磁駆動手段の構成を示した図
である。
【図11】図10における永久磁石とコイルとの相互作
用による推力発生作用を説明するための図である。
【図12】図8の光学系駆動装置を適用した場合の加工
原理を説明するための図である。
【図13】従来の光学系駆動装置におけるアッベ誤差を
説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 ベースプレート 11 X軸クロスローラガイド 12 Y軸クロスローラガイド 13 マシニングヘッド 14 中間ステージ 15 センターテーブル 16 集光レンズ 17 ガスノズル 18 X−Yリニアエンコーダ 19 ガラススケール 20 Xリニアモータ 21 Xモータコイル 22 ヨーク 23 永久磁石 24 コイルボビン 30 Yリニアモータ 31 Yモータコイル 100 レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/00 - 26/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系を搭載し、固定ベースに対して相
    対的に2次元平面内で移動するように案内されるテーブ
    ル部材と、 前記固定ベースに磁極面が互いに対向するように固定さ
    れた少なくとも一対のX軸用永久磁石と、前記テーブル
    部材に固定され、前記少なくとも一対のX軸用永久磁石
    の間にあって前記X軸用永久磁石からの磁束と電流との
    相互作用により前記2次元平面内のX軸方向に可動のX
    軸用コイルとを含むX軸駆動系と、 前記固定ベースに磁極面が互いに対向するように固定さ
    れた少なくとも一対のY軸用永久磁石と、前記テーブル
    部材に固定され、前記少なくとも一対のY軸用永久磁石
    の間にあって前記Y軸用永久磁石からの磁束と電流との
    相互作用により前記2次元平面内のY軸方向に可動のY
    軸用コイルとを含むY軸駆動系とを備えた光学系駆動装
    置において、 前記X軸用コイル及び前記Y軸用コイルは、前記テーブ
    ル部材に固定されている ことを特徴とする光学系駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学系駆動装置におい
    て、前記X軸駆動系及び前記Y軸駆動系はそれぞれ、前
    記固定ベースに固定された略E字形のヨーク部材を有
    し、その両外側の脚部の内側にそれぞれ同磁極面が対向
    するように永久磁石が固定され、中央の脚部がコイルを
    貫通していることにより、ボイスコイル型リニアモータ
    を構成していることを特徴とする光学系駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光学系駆動装置におい
    て、前記コイルの移動方向の延在長が、前記永久磁石の
    前記移動方向と同方向の延在長より、前記コイルのスト
    ローク分だけ長くされていることを特徴とする光学系駆
    動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の光学系駆動装置におい
    て、X軸用の前記ボイスコイル型リニアモータ及びY軸
    用の前記ボイスコイル型リニアモータはそれぞれ、それ
    ぞれのコイルに作用する推力が前記テーブル部材を含む
    可動部の重心に向かう位置に配置されることを特徴とす
    る光学系駆動装置。
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