JP4934762B2 - 位置決め方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置決め方法及び装置に関する。具体的には、本発明は、精密レーザマイクロマシニング用途のためのかなりの寸法のプレート又はシート形状の加工物又は基板の位置決めに関する。
マスク投影法を使用するパルスレーザマイクロマシニング法は、現在では大規模基板や薄い基板の両方の細密構造の作製に広く使用されている。マイクロ電子機械システム(又は「MEMS」)は、複雑な2.5次元又は3次元構造体を生成するために、基板及び/又はマスクの移動を使用するポリマー基板の「エキシマ」レーザアブレーションによって試作される場合が多い。例えば、太陽電池パネル、センサ、さらにはディスプレイ装置内に組み込まれた、通常サブミクロン厚さの無機、金属、有機フィルムは、固体及びガスレーザ源の両方によるマスク投影法を使用してパターン形成される場合が多い。こうしたプロセスは、長年にわたり製造技術として十分に確立されてきた。改良は、基本マスク投影、ビーム操作、動作制御技術に対する変更ではなく、主としてレーザ駆動技術の強化に向けられてきた。
国際光学技術学会誌 第4,760巻の研究論文「レーザマイクロマシニングMEMSデバイスのための新技術」では、「同期像スキャニング」(「SIS」)、及び「ボウタイスキャニング」(「BTS」)と名づけられる2つのパルスレーザマイクロマシニング法が説明されている。これらの技術は、最新のステージとガルバノメータミラースキャナシステムの速度及び精度面でなされた改良を活用する。SISとBTSの両方は、精度、速度、効率面で大きな改良を行うことが可能であり、これらを使用して、細密な2次元及び3次元パターンの大規模面積の複雑な繰り返しアレイをレーザアブレーションによって作成することができる。この技術は、スーパーロングインクジェットプリンターノズル(例えば、ページ幅アレイ)、マイクロレンズアレイ、ディスプレイ強化フィルム、プラズマディスプレイパネル(PDP)のような装置のレーザ製造ですでに使用されている。
精密レーザマイクロマシニングにおいては、合焦レンズ又は結像レンズから機械加工される面までの距離を正確に制御することが必須である。典型的には、この距離は、レンズ系の焦点深度内に保持される必要がある。
投影レンズとマイクロマシニングによってアブレーションされることになる基板との間の距離の精密な制御を行う試みでは、2つの方法が既に知られている。いずれも問題がある。
第1に、機械加工されることになる基板を移送システム上へ搭載してレーザ反射追跡を使用することによって、基板位置に関する情報を与える方法。レーザ反射追跡は、基板材料の伝送特性の変化に起因する問題を生じる可能性がある。基板の移送システムは、フィードバック遅延によって引き起こされる遅れ又は先行位置誤差を生じさせる可能性がある。多重表面反射又は反射率の変化は、位置決め誤差を招く場合がある。
第2に、超平面チャックを使用して基板を搬送する方法。超平面チャックは、基板厚さの変動を考慮できない。また、基板の幾つかの種類は、チャックを損傷しないにしても加熱を生じさせる可能性のあるレーザビームを通過させる。そのようなチャックは、十分厳密な許容誤差で製造するためには本質的に高価なものとなる。
本明細書におけるレーザマイクロマシニングのための代表的加工物を考慮する際に、X軸に沿って計測された長さ、Y軸に沿って計測された幅、Z軸に沿って計測された厚さを備える3次元の直線項の形態で加工物を考慮するのが好都合である。Z軸に沿って計測された厚さは通常、X軸に沿って計測された長さ又はY軸に沿って計測された幅よりも数桁小さい。このような加工物は、以下では「記載された形式の」と呼ばれる。しかしながら、本発明は、これらの割合の加工物に限定されず、他の形状の加工物を取り扱うように適合させることができる。
マイクロマシニングプロセス及び加工物に対するレーザビームの必要となる位置を考慮する際に、用語「基準位置」を使用することが都合がよい。合焦ビームの場合においては、焦点が基準位置を表す。レーザビームがマスクを通過するときに形成される像の場合では、レーザビームを用いて形成される像の位置が基準位置と解釈される。いずれの場合においても、基板の正確なアブレーション及び加熱を行うためには、基準位置は、基板表面に対して固定した関係で保持される必要がある。以下において用語「基準位置」は、考察中のレーザ光学系に対して適切に解釈されるべきである。
用語「マイクロマシニング」は、アブレーション又は像形成プロセスだけでなく、加工物の外面間のある位置における加工物の加熱も含むように解釈すべきである。
本発明の第1の様態によれば、レーザを用いて加工物をレーザマイクロマシニングする方法において、加工物のX軸に平行な経路と、経路を横切って位置するY軸と、経路を横切って位置するZ軸とに沿って、移送システムの一部を形成するキャリアを変位させることができるようにキャリア上に加工物を位置付けるステップと、レーザからの出力ビームが加工物のX軸、Y軸、Z軸に対して基準位置を確立させるステップと、レーザによって加工物がマイクロマシニングプロセスを受けることができるように移送システムによって加工物を経路に沿って変位させるステップと、を含み、
基準位置と該基準位置の周辺の加工物表面上の位置との間の距離を保持するステップと、
基準位置が加工物表面に対して固定距離で維持されるように加工物の厚さの局所的変化に対応するステップからなるステップによって特徴付けられる方法が提供される。
本発明の第1の様態の第1の好ましい形態によれば、加工物の厚さの局所的変化に対応させるステップは、基準位置を加工物表面に追従するように変位させるステップによって達成される。
本発明の第2の好ましい形態によれば、加工物の厚さの局所的変化に対応させるステップは、加工物表面を基準位置と一致するように相対的に変位させるステップによって達成される。
本発明の第3の好ましい形態によれば、距離を保持するステップは、加工物の第1の表面上で後述する流体流による流体クッションの上に浮かび且つリンクによってレンズに連結されている本体部材を含む距離保持手段を用いて行われ、該流体クッションは、本体部材を第1の表面から所定距離において保持するように、本体部材から供給される流体流によって達成され、加工物の厚さの変化に起因して本体部材が該本体部材の現在の位置から変位する場合には、第1の表面と垂直な本体部材の位置の任意の変化を用いて、現在の基準位置の対応する変化が加工基準位置を加工物の第1の表面に対する所定距離まで復元させるように合焦又は結像レンズを移動させる。本体部材は、加工物の第1の側面と相対的に位置付けされ、更なる本体部材が第1の側面に対して加工物の反対側の第2の側面に相対的に位置付けられて設けられるのが好ましく、更なる本体部材は、加工物の局所的厚さが減少すると加工物を本体部材に向けて付勢する役割を果たす。
本発明又は、先出のいずれかの好ましい形態の第4の好ましい形態によれば、加工物は、X軸及びY軸によって定義された加工物平面が水平方向に対して垂直又は他のある角度をなすようにキャリア上に位置付けされる。
加工物をレーザマイクロマシニングするための装置を有する本発明の第2の様態によれば、加工物のX軸に平行な経路と、経路を横切って位置するY軸と、経路を横切って位置するZ軸とに沿って変位させることができるように移送システムの一部を形成するキャリアと、経路と相対的に定められた所定加工基準位置において、該経路が第1の基準位置を横断するように移送システムによって確立され、レーザからの出力ビームを合焦又は結像させる手段と、出力ビームに実質的に垂直に位置するX軸及びY軸により定められる平面と、レーザを使用して基準位置において加工物がマイクロマシニングを受けることが可能となるように、移送システムによって加工物を経路に沿って変位させる駆動手段と、を備え、
現在の加工基準位置と基準位置の周辺の加工物の現在の第1の表面位置との間の距離に対する位置保持手段、及び
加工基準位置を加工物の表面に対して固定した距離に保持させ、及び/又は、
キャリア及び移送システムで、水平方向に対して垂直か又は他のある角度のいずれかをなすX軸及びY軸によって決められる加工物平面で経路に沿って加工物を変位させて、加工基準位置を加工物の局所的厚さの変動量と一致させる基準位置決め手段、
によって特徴付けられる。
本発明の第2の様態の第1の好ましい形態によれば、基準位置位置決め手段が、基準位置を加工物に対して変位させる役割を果たす。
本発明の第2の様態の第2の好ましい形態によれば、焦点調節する手段が、加工物の経路を基準位置に対して変位せる役割を果たす。
本発明の第2の様態の第3の好ましい形態によれば、本装置は、加工物の第1の表面上で流体流による流体クッション上に浮かび且つリンクによってレンズに連結されている本体部材を含む距離保持手段を含み、流体クッションは、本体部材を第1の表面から所定距離で保持するように本体部材から供給される流体流によって達成され、本体部材が加工物の厚さの変化に起因して本体部材の現在位置から変位する場合には、第1の表面と垂直な本体部材の任意の位置変化を用いて、現在の基準位置の対応する変化が加工基準位置を加工物の第1の表面に対する所定距離まで復元するように合焦又は結像ステップを修正する。
本発明の第2の様態の第4の好ましい形態によれば、本体部材は、加工物の第1の側面と相対的に位置付けされ、更なる流体放出本体部材が、加工物の反対側にある加工物の第2の側面と第1の加工物への経路に相対的に位置付けされ、更なる本体部材からの流体出力は、加工物の局所的厚さが変化すると加工物を本体部材に向けて付勢する役割を果たす。
本発明の第3の様態によれば、本発明の第1の様態又はその好ましいいずれかの形態による方法によってマイクロマシニングされた基板形式の製品が提供される。
本発明の第4の様態によれば、本発明の第2の様態又はその好ましい任意の形態による対象物すなわち装置によって、マイクロマシニングされた基板形式の製品が提供される。
本発明は概して、加工物に対するレーザビームの基準位置の正確な位置決めの提供に関する。固体状態及びガスレーザを含む全ての種類のレーザによって発射されるビーム(連続出力であれ又は、パルス出力であれ)を使用することができる。正確な合焦又は結像が可能となることによって、到着するレーザビームに最も近い基板表面を機械加工するだけでなく、直近面の対向面上で機械加工し、更に本来の特性を変化させるために通常外面との中間領域上に合焦することもできる。
正確に合焦できる能力は望ましいことは明らかであるが、しかしながらこれまでは、この望ましい目標の実現には問題があった。上記で説明した3つの直線軸X、Y、Zで基板を考察する。機械加工中は、X及びY軸は、基板へ向って配向されるレーザビーム経路に垂直な平面内にある。すなわちビーム経路はほぼZ軸に沿った方向である。従来の機械加工プロセスは、X軸に沿って、及び必要な場合Y軸にも沿った基板の移動を行う。従来では、基板は一定の厚さであり、その結果レーザビームを合焦することにより、基板のx−y平面に対して固定点で使用されることになると考えられる。しかしながら実際には、基板の製造工程で、必ずしも厳密な許容誤差を厳守する平面と厚さを備えた基板を得るとは限らない。
この製造に続き且つ機械加工に先行して、基板の検査プロセスを使用し、これらの製造された基板の寸法許容誤差を識別することができる。機械加工プロセス中は調節が不可能又は容易ではない従来のレーザ合焦システムを使用するばあいにおいて、基板は、正確に機械加工可能であることを確定するためにチェックすべきであり(それらが加工される前では、基板の多大な除去率をもたらしそうである)、又はその代わりに、全て又は大多数の基板は、機械加工された品目がこれらの上に形成された不均一な像を有することが分かったときに幾つかが不合格とされることになるとして、これらの製造許容誤差に関係なく機械加工されるか、のいずれかである。いずれの場合においても、不合格は、コストを上昇させ、廃棄又は回収ステップのいずれかを伴う可能性がある。
本発明は、焦点又は結像基準位置に対してZ軸に沿う基板の相対移動を可能にすることによって、この許容誤差問題の克服を図るものである。このような相対移動を実現する2つの方法は、例示的実施形態に関連して以下で説明する。概して相対移動は、2つの方法で実現することができる。
第1の方法は、レーザビームの基準位置を直近の基板表面から一定距離を自動的に保持するように移動するZ軸追従装置に連結することによりもたらされる。この移動は、レーザ合焦システムへ伝達されて、たとえ基板の局所的厚さが変化しても、基準位置を局所的な基板表面に対して効果的に一定に保持するようにされる。
第2の方法では、Z軸上のレーザビームの基準位置は、固定して保持されて、レーザビームが配向される方向に対して基板の反対側に代替の追従装置を設けることによって、基板が、基準位置に向って偏移させられる。実際上の又は見かけの基板の局所的厚さの変化(基板材料での実際の寸法変化に起因するか、基板の移送が水準の変化を生じることに起因するか)がある場合に、更なる追従装置は、基準位置が基板表面から一定の高さに保持されるのを保証するため、基板表面をZ軸に沿って基準位置の方へ又は基準位置から遠ざかるように駆動する役割を果たす。
いずれの場合でも、追従装置及び更なる追従装置は夫々、基板表面へ向って配向された加工物に対向する面を備える流体ユニットの形態とすることができることが想定される。流体流は、加工物に対向する面から出て局所基板表面に沿って通り、ユニットと基板との間の間隙を通過する。ユニットを通る一定の流体流を維持することにより、加工間隙が一定に維持される。基板の厚さが変化する場合において、加工物に対向する面は、移動して、加工物からの高さを一定に保持する。
流体ユニットは通常、空気又は他のあるガス又は蒸気又はそれらの混合物の流体流を使用する。流体流はまた、局所表面の冷却又は加熱の程度を与えることもできる。
流体ユニットは、窒素、ヘリウム、酸素のような不活性又は非不活性流体化ガスを使用してコスト上有利なプロセスを提供するよう配置する。閉回路流体システムの構築によって、結果として得られた機械加工プロセスは、関連するマイクロマシニングプロセス向けの密に制御された環境を提供可能である。
各流体ユニットの全体寸法が小さく維持される場合には、各ユニットは、基板表面水準の相対的に小さな変化に応答可能である。各流体装置は、記録可能なリアルタイムモニタリングを実行することが可能なカメラ又はパラメータ計測手段などの検査又は許容物品を組み込むことができる。
1つの受動的な実施形態では、1つ又は複数の流体ユニットを用いて、機械未加工基板、或いは機械加工済基板又は部分的に機械加工された基板において寸法変化が、もしあれば、起こっていることを確証するために基板を検査することができる。
例示的実施形態では、流体装置の使用について言及したが、1つ又は複数の追従装置が、流体流ではなく1つ又は複数の磁場によって基準位置及び基板の位置を確定及び保持することができることも想定される。
ここで、公知のマイクロマシニングシステムの実施例及び本発明の例示的な実施形態を、添付図面を参照しながら説明する。
図1
本発明を加工関連において設定するために、加工物11のマイクロマシニングを行うレーザシステム10を概略的に説明する。システム10は、2つの光学セクション:
ビーム整形及び均質化光学セクション10A;及び
マスク投影光学系10B
を内蔵する。レーザ12は、部分13C及びエネルギ分布13Eを有する出力ビーム13を与えるマルチモード高出力固体レーザである。出力ビーム13は、ビームエキスパンダ14へ入り、その結果拡大された円部分の出力ビーム15を得てビーム整形及び均質化ユニット16に入り、そこから均一な部分エネルギのビーム17がマスク面において形成され、マスク投影セクション10B内を通過する。
ビーム20は、加工物11の表面上に位置付けされる基準位置24において均一な部分エネルギの像ビーム23を生成するためにf−θレンズ22を通過する前にスキャナ21に入る。
便宜上、システム10は、レーザビームの種々のタイプの共通軸が水平線で示されている。しかしながら、実際の加工配置では、共通軸は、構成の下端部において水平方向に延びる加工物11と垂直に配置される。この場合、加工物11は、公知の方法で加工基準位置24を通過して駆動されるように適合された超平面チャック(図示せず)内に位置付けされる。
図2
本図は、紫外線エキシマレーザ81を使用する第2のマシニングプロセスを表す。レーザ81は、ビーム整形及び均質化ステージ83に供する出力ビーム82を供給し、該ステージ上でビーム82は、拡大される場合には、レンズ84を通過してビーム85を形成し、ビーム85が2重アレイホモジナイザ86へ入り複数のビーム87を生じさせる。ビーム87はフィールドレンズ88に入った後にマスク89を通過してビーム90となり、ビーム90が、投影レンズ91を通過して加工物92上に必要な像を形成する。
発明を実施するためのモード
正確且つ再現可能な位置決めに関する本発明による2つの新しいシステムの概要を次に説明する。
図3
本図は、キャリア32(加工物移送システムの一部を形成する)上に位置付けされた加工物31を備えるマイクロマシニングユニットの出力端30の概略図を示す。加工物31は、X軸の方向(図面の平面に垂直な方向)でレール33に沿って移動することができる。この場合、図1のビーム23に対応するレーザビーム34は、基準位置Aに合焦され、加工物31の所定領域を除去することによって加工物31の第1の表面31Sにマイクロマシニング技術を用いた加工を行う。空気パック37は、以下で説明するように、必要な時に基準位置Aの位置を自動的に制御するために設けられている。
加工物31の厚さTが均一である理想的な条件では、キャリア32は、紙面の内へ経路Pに沿って一様な伝播を行うことができ、加工物31の第1の表面31Sの相対的な横方向移動はZ軸方向では生じない。基準位置Aが固定位置であることにより、加工物31の必要とされるマイクロマシニング技術を用いた加工を容易に行うことが可能となる。
図3A(図3の部分拡大)実際には、機械加工されることになる多くの加工物は、その全長(X軸に沿って存在するものと考える)にわたって均一な(Z軸方向で)厚さではないことが判っている。図3Aは、図3の部分拡大図である。この場合、加工物31の厚さは、最小厚さTから最大厚さ(T+t)まで厚さtだけ変動し得る。厚さの変動は、加工物の実際のZ軸方向の寸法の変化に起因するか、又はチャック水準の変化などの支持異常に起因する可能性もある。
パック37は、内部開口37Aを備える環状部分を有する。パックの適切な形状を図5に示し、これに対応して以下で説明する。パック37は、加工物31のZ軸方向に容易に移動可能であると同時に、水平軸X及び垂直軸Y方向での移動に抗して保持されるように取り付けられる。パック37の内部は、空気がパック37の成形底面39から出て内側周辺40及び外側周辺41の周りを均一に流れるように定圧空気流がダクト38を通過して供給される。その結果、パック37は、高さhで第1の表面の上に空中静止状態で維持される。パック37は、図1でのf−θレンズ22に相当するレンズ(図示せず)にリンクLによって連結され、該レンズは、レーザビーム又は、又はレーザビームによって形成されるマスク像の位置を合焦することによって確立される基準位置の確定をもたらす。このようにして、パック37のZ軸方向の任意の移動は、基準位置を移動させるためにレンズに直接的に伝達される。
パック37を通過する空気流を一定に保持された状態で使用し、且つパック37の周辺で加工物31の厚さTが変化しないままである限りは、パック37及びこれが取り付けられたレンズは、Z軸方向での静止が保持される。基準位置Aは、変化しないままである。しかしながら、加工物31の厚さTがある量tだけ増大する場合には、パック37は、高さhを一定に保持するために面31Sから左に変位される。f−θレンズに結合されていることによって、パック37の移動がレンズに伝達され、その結果として、光学系が図示のように基準位置Aを左方向へ移動させることになる。このようにして、基準位置35の瞬間的位置と加工物31の第1の表面31Sとの間のスペースは、加工物の厚さの変化に関わりなく相対的に一定に保持され、その結果、達成されるアブレーションの深さは、以前の一連のアブレーションに比べて均一に保持される。加工物31の厚さの減少が厚さTより小さい場合、これに相当する結果が得られる。このような場合においては、結合は、結果として起こるレンズの移動及び基準位置35の移動とを伴って右側へ移動する。
図4
本図は、図3Aに関連して説明した幾つかの点で類似したシステムを示す。しかしながら、本実施形態は、図3に示すような加工物に対する基準位置の移動ではなく、基準位置に対する加工物の移動を提供する。本実施形態は、レンズ調節を行う必要性がないので、パックを合焦レンズ又は像形成レンズに対して固定位置に保持することができる。本実施形態では、第2の環状空気ユニット43が、加工物44の第1の表面44Sに向かって配向されるパック45の働きを補完するように、加工物44の第2の表面44Tに配向されて設けられている。
この場合、パック45は、Z軸に対して所定位置に静止しており、その結果、レンズの移動を引き起こす運動を伝達する必要がない。従って、基準位置46は、Z軸方向で第1の表面44Sに対して固定される。
図3のパック37に関連と同様に、パック45の内部は、空気がパック45の成形底面49から出て、パック45の内側周辺50及び外側周辺51の周りを均一に流れるように定圧空気流がダクト48を通過して供給されている。所与の空気流量に対して、パック45は、加工物44が経路P(加工物44のX軸に対応する)沿って移動するときに、該加工物44の第1の表面44Sから高さhに保持される。加工物44の第1の表面44Sがパック45に対して固定高さhで保持されるのを保証するために、第2の空気ユニット43の内部は、空気がユニット43の成形底面53から出てユニット43の内側周辺54及び外側周辺55の周りを均一に流れるように定圧空気流がダクト52を通過して供給される。この空気流は、圧力が第2の表面44Tに対して維持され、第1の表面44SをZ軸上で一定位置に保持して、基準位置46を一定の高さに保持することを可能にするよう保証する。このことは、加工物44の均一な深さのアブレーションが加工物44の局所的な厚さの変化に関係なく経路Pに沿って通過するようにされるのを保証する役割を果たす。この構成は、比較的可撓性の基板に対して有効となるであろう。
図5
本体部材102(又はパック)を備える流体装置101は、加工物に対向する面103を有する。本体部材102は、レーザビームがマイクロマシニングプロセスのために配向されて通過する中央スロット104を備えた形態の円形である。加工面は、流体出口105、106がスロット104の周りでほぼ対称的であり、該流体出口へ向けて、基板表面上で加工面103に均一な支持を与えるように流体流を確立させることができる。本体部材102はこの場合、ポート109に沿って加工面103の下方領域の視野を得ることができるカメラを含むハウジング107に取り付けられる。このようにして通常、スロット104を用いて実施されたレーザマシニングプロセスの結果を観察することができるので、基板の局所領域を機械加工の結果を観察できる。
本実施形態は、加工物のある範囲に対して異なる種類のスキャンを含むことができる。通常これらは、図1に関連して概説したアブレーションの1つ又はそれ以上のショットのシーケンスとすることができる。複数のシーケンススキャンを適用して、アブレーション領域の平行なラインを生じることができ、これは、加工物をY軸方向並びにX軸に沿って変位させることによって達成することができる。
図6及び図6A
これらの図は、これまでボウタイ方式(Bow Tie Scheme)と呼ばれたものの主要な特徴を概略的に示している。この場合、加工物73を一定の速度でX軸方向に移動させながらガルバノメータ駆動偏向を用いて、レーザビーム70によって照射された開口の縮小像をユニット71によって基板加工物73の部分72にわたり直線的に高速にスキャンする。各横軸スキャンの後に、ガルバノメータミラーを減速させ、方向を反転させて、反対方向にスキャンを行う。図6に示すように、加工物73上に描かれたラインLは、平行であり、所要ピッチpによって分離される。加工物73の移動を追跡するために、スキャナユニット71は、ステージの移動と平行な方向でビーム70Aを偏向させる第2のミラーユニットを有する。両方のガルバノメータ軸の合成移動は、図6Aに示すようなボウタイに類似する交差したビーム軌跡を生じる。その結果、ダイオード励起Nd:YAGレーザを用い、且つステージ及びスキャナ制御システムによる加工物上のビーム位置決めと共にパルスを発射する正確に同期されたQ−スイッチを内蔵した最大10KHzの繰り返し率を備える高出力レーザ(300ワット程度)を使用して、プラズマディスプレイパネル(「PDP」)のパターン形成用BTS構成を提供することが実施可能であることが判明した。ビーム均質化及び整形技術を使用することによって、マスク平面及び加工物上で準一様なトップハット矩形エネルギ強度分布を生成することができる。堅牢な自立マスクを備えるスキャナ及び光学系を組み込んだマスク投影技術を用いて、T字形又は他の複雑な電極幾何形状を備える個々のPDPパネルを製作することができる。
産業上の応用
本発明は、所望の結果を得るために多様な方法で具現化することができる。説明した例示的な実施形態では、加工物の移動は、X軸だけに関係している。しかしながら、移送システムは、X軸に沿った移動の代わり、或いはこれに加えてY軸に対する移動を容易に提供することができる。実施形態において、加工物は、水平取り付けに比べて実際の加工面の利点をもたらすことができる垂直取り付けが示されている。代替的に、取り付けは、水平方向に対してある角度をなしていても良い。
本発明は、図1又は図2に関連して概説したレーザ構成での使用に限定されない。これらは各々、マイクロマシニング用途に適した合焦又は撮像レーザビームを提供する一つの可能な方法を例示する役割を果たした。レーザビーム源及び光学ステージによる後続の処理は、幾つかの方法で達成することができる。
例示的な実施形態では、1つの基板上に作用する単一の機械加工レーザに言及したが、本発明は、所与の基板が主レーザユニットに対して基板の反対側上にある第2のレーザユニットを用いて反対側から同時に機械加工するのを容易にすることも想定される。
既存の多様な移送システムは、レーザマシニング全体を通じて基板の移動させるように容易に適合させることができる。基板は、これまでパックと呼ばれている流体装置と連動して使用するように制約されているので、システムは、基板の厚さの変化により直接生じるパックの変化に応答してレーザの焦点又は結像のいずれかを自動的に移動させるか、又は、基板の加工面がレーザの焦点基準から固定距離で保持されるのを保証するために基板を自動的に移動させることを可能にする。上述のように、提案のシステムによって、実際的(加工物に固有に生じる)又は仮想的(加工物が支持又は変位される方法により生じる)であれ、マシニングプロセス中に厚さの変化に対応することが可能となる。この「自動的フィードバック」制御はまた、基板内の一部の寸法的変化ではなく移送システムにより生じるZ軸方向での基板の変位に対して、少なくともある程度まで改善するのに役立つであろう。
第1の種類のレーザを使用するマイクロマシニングレーザユニットの全体図である。 第2の種類のレーザを使用するマイクロマシニングレーザユニットの全体図である。 本発明の第1の実施形態の図である。 図3の部分拡大図である。 本発明の第2の実施形態の概略図である。 図3及び図4に関連して参照される流体装置の図である。 本発明を使用するマイクロマシニングの1つの形態の概略図である。 本発明を使用するマイクロマシニングの1つの形態の概略図である。

Claims (10)

  1. レーザを用いて加工物(31)をレーザマイクロマシニング技術を用いて加工する方法であって、この方法は、
    移送システムの一部を形成するキャリア(32)上に前記加工物(31)を位置付けするステップであって、前記キャリアは前記移送システムにより加工物のX軸に平行な経路と、該経路を横切って位置するY軸と、前記経路を横切って位置するZ軸とに沿ってキャリアを変位させるステップと、
    最初の基準位置(A)を横切るように、前記移送システムによって確立された前記経路(33)に相対的に定められた加工基準位置(A)に、前記レーザからの出力ビーム(34)により生成された像を合焦させるステップであって、平面が前記出力ビームに垂直な位置にある前記X軸及びY軸により定められる、ステップと、
    前記レーザによって前記加工物(31)がレーザマイクロマシニング技術を用いて加工することができるように前記移送システムにより前記経路に沿って前記加工物(31)を変位させるステップと、
    前記基準位置(A)と該基準位置の周辺の前記加工物の現在の第1の表面位置との間の距離を保持するステップと、
    前記加工基準位置(A)が前記加工物(31)の第1の表面(31S)に対して固定距離で維持されるように前記加工物(31)の厚さの局所的変動量と一致させて前記加工基準位置(A)を変化させるステップと、
    から構成され、
    前記距離を保持するステップは、前記加工物(31)の前記第1の表面(31S)上で流体流による流体クッション上に浮かび且つリンク(L)によってレンズに連結されている本体部材(37)を含む距離保持手段によって実行され、前記流体クッションは、前記本体部材(37)を前記表面から所定距離(h)で保持するように前記本体部材(37)から供給される一定の流体流によって達成され、前記本体部材(37)が前記加工物(31)の厚さの変化に起因して、前記本体部材の現在位置から変位する場合には、前記第1の表面(31S)と垂直な前記本体部材(37)の任意の位置変化を用いて、現在の基準位置の対応する変化が前記加工基準位置(A)を前記加工物(31)の前記第1の表面(31S)に対する所定距離まで復元するように合焦又は結像ステップを修正することを特徴とする方法。
  2. 前記加工基準位置(A)を変化させるステップが、合焦又は結像レンズを前記加工物(31)に対して変位させるステップによって達成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記加工基準位置(A)を変化させるステップが、前記加工物(31)を合焦又は結像レンズに対して変位させるステップによって達成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記本体部材(45)は加工物(45)の第1の表面(44S)と相対的に位置付けされ、更なる本体部材(43)は前記第1の表面に対して前記加工物(44)の反対側にある前記加工物(44)の第2の表面(44T)に相対的に位置付けられて設けられ、前記更なる本体部材(43)は、前記加工物(44)の局所的厚さが減少すると前記加工物(44)を前記本体部材(45)に向けて付勢する役割を果たすことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記加工物を前記キャリア上に位置付けするステップが、X軸及びY軸によって決められた前記加工物平面が水平方向に対して垂直又は他のある角度をなすようにすることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかの請求項に記載の方法。
  6. レーザを用いて加工物(31)をレーザマイクロマシニング技術を用いて加工するための装置であって、この装置は、
    前記加工物(31)のX軸に平行な経路(33)と、該経路(33)を横切って位置するY軸と、前記経路(33)を横切って位置するZ軸とに沿って変位させることができる、移送システムの一部を形成するキャリア(32)と、
    最初の基準位置(A)を横断するように、前記移送システムによって確立された前記経路(33)に相対的に定められた所定加工基準位置(A)に、前記レーザからの出力ビームを合焦又は結像させることができる手段と、
    前記出力ビーム(34)に垂直に位置する前記X軸及びY軸により定められる平面と、前記レーザを使用して前記基準位置(A)において前記加工物(31)がレーザマイクロマシニング技術を用いて加工することができるように、前記移送システムによって前記加工物(31)を前記経路(33)に沿って変位させる駆動手段と、
    現在の加工基準位置と前記基準位置(A)の周辺の前記加工物(31)の現在の第1の表面(31S)との間の距離を保持する手段であって、前記加工物の前記第1の表面上で流体流による流体クッション上に浮かび且つリンク(L)によってレンズに連結されている本体部材(37)を含む距離保持手段と
    前記加工基準位置(A)が前記加工物表面(31S)に対して固定距離で維持されるように前記加工基準位置を前記加工物の厚さの局所的変動量と一致させることを可能にする焦点調節手段と、
    を備え、
    前記距離保持手段は、前記本体部材(37)から供給される一定の流体流によって達成され、前記本体部材(37)が前記加工物(31)の厚さの変化に起因して前記本体部材の現在位置から変位する場合には、前記第1の表面(31S)と垂直な前記本体部材(37)の任意の位置変化を用いて、現在の基準位置の対応する変化が前記加工基準位置(A)を前記加工物(31)の前記第1の表面(31S)に対する所定距離まで復元するように合焦又は結像ステップを修正することを特徴とする装置。
  7. キャリアと、前記加工物は前記X軸とY軸により定義された前記加工物平面が水平方向に対して垂直又は他のある角度をなすように、前記加工物の平面の前記経路に沿って変位することを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記焦点調節手段は、合焦又は結像レンズを前記加工物に対して変位させる役目を果たすことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  9. 前記保持手段は、前記加工物を前記合焦されたビーム又は像に対して変位させる役目を果たすことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  10. 前記本体部材は前記加工物(44)の第1の表面(44S)と相対的に位置付けされ、更なる本体部材(43)が、前記加工物の反対側にある前記加工物の第2の表面(44T)と前記第1の表面(44S)への前記経路に相対的に位置付けされ、前記更なる本体部材(43)からの流体出力は、前記加工物の局所的厚さが減少すると前記加工物(44)を前記本体部材に向けて付勢する役割を果たすことを特徴とする請求項6に記載の装置。
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