JP2001125448A - 粉体搬送装置 - Google Patents

粉体搬送装置

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JP2001125448A
JP2001125448A JP30461799A JP30461799A JP2001125448A JP 2001125448 A JP2001125448 A JP 2001125448A JP 30461799 A JP30461799 A JP 30461799A JP 30461799 A JP30461799 A JP 30461799A JP 2001125448 A JP2001125448 A JP 2001125448A
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JP
Japan
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path
upstream
conveying
powder
transport
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JP30461799A
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English (en)
Inventor
Toshinaka Yamanaka
敏央 山中
Hideaki Kadowaki
英明 門脇
Naoyuki Harada
直幸 原田
Hiranaga Yamamoto
平長 山本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機のクリーニング装置に適用されるトナ
ー搬送装置の搬送路下流側において高圧化する空気によ
るトナーの噴出を防止し、付近の各種機器への悪影響を
確実に防止し得ることにある。 【解決手段】 各画像形成ステーションの上流側搬送路
部分69に、第1戻し管66,…を設ける。各第1戻し
管の一端を専用搬送管62aの排出口62cの反重力側
に対応する下流端上部位置に開口させる一方、他端をク
リーニングボックス60の後面を貫通して上流側搬送路
部分の搬送部60bの上部位置に開口させ、トナーの搬
送に伴って上流側搬送路部分の下流に移送されて圧縮さ
れた空気を上流側搬送路部分の上流側に戻す。共用搬送
管62bにも第2戻し管67を設ける。この第2戻し管
の一端を共用搬送管の上流端に開口させる一方、他端を
共用搬送管下流側の連結管63aの途中位置に開口さ
せ、トナーの搬送に伴って共用搬送管の下流に移送され
た圧縮空気を共用搬送管の上流側に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機などの電子
写真式の画像形成装置において、感光体表面に付着した
残留トナー等の粉体を回収するクリーニング装置等に適
用される粉体搬送装置に関し、特に、粉体の搬送に伴っ
て高圧となる空気の高圧化現象を防止する対策に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置において、用紙に
画像を複写する画像ステーションには、感光体と、この
感光体を帯電させて感光体上に静電潜像を形成する帯電
器と、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装
置と、現像された感光体上のトナー像を用紙に転写する
転写用放電器と、感光体上に残留するトナーを除去する
クリーニング装置とを備えている。
【0003】そして、上記クリーニング装置では、その
クリーニングボックス内において感光体上から除去され
たトナーをトナー払い落し用開口からクリーニングボッ
クス内に落とし、このクリーニングボックス内に落とさ
れたトナーを搬送路を介して下流側に搬送し、この搬送
路下流端に設けた廃トナーボックスにトナーを回収する
ようにしている。
【0004】また、このような搬送路においては、搬送
路の上流(クリーニングボックス内)から下流に向かっ
てトナーを搬送するスパイラル羽根搬送手段が設けられ
ているものもある。このスパイラル羽根搬送手段は、搬
送路の内壁面に沿ってトナー搬送方向に連続して延びる
螺旋状のスパイラル羽根を備え、スパイラル羽根の回転
によって、トナーをクリーニングボックス内から搬送路
下流側に効率よく搬送するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のスパ
イラル羽根搬送手段を備えた搬送路では、スパイラル羽
根が搬送路の内壁面に沿って連続的に設けられているた
め、クリーニングボックス内の空気がトナーなどの粉体
の搬送に伴って搬送路下流側に搬送されると、この搬送
路下流側において空気が圧縮されて高圧となる。
【0006】このため、搬送路の下流側にシール性能の
低い部位が存在していると、高圧空気とともに粉体が搬
送路外に噴出して周囲に飛散することになる。
【0007】一方、搬送路の下流側にシール性能の低い
部位が存在しなければ、搬送路下流側の高圧領域が搬送
路の上流側に徐々に広がり、搬送路の上流側のシール性
能の低い部位から粉体が搬送路外に噴出して周囲に飛散
することになる。
【0008】また、シール性能の低い部位がスパイラル
羽根搬送手段の軸受部であれば、スパイラル羽根搬送手
段の回転軸と軸受けとの間に粉体が詰まり、スパイラル
羽根搬送手段の回転抵抗が増加して粉体の搬送効率が低
下することになる。
【0009】この場合、搬送路外に噴出する粉体が、例
えば電子写真式の画像形成装置に使用されるトナーであ
れば、画像形成装置内において駆動するギヤなどの駆動
部に付着すると、駆動抵抗を招いて余分な駆動力を要
し、駆動部の寿命を低下させる原因となったり、放電装
置に付着すると画像形成不良の原因となったりする。特
に、スパイラル羽根搬送手段の回転軸と軸受けとの間に
トナーが詰まると、この回転軸と軸受けとの間の摩擦熱
及び圧力によってトナーが固着し、軸受けに対し回転軸
が回転不能となって、スパイラル羽根搬送手段によるト
ナーの搬送ができなくなる。
【0010】そこで、スパイラル羽根搬送手段による粉
体の搬送に伴って空気が高圧化し難いクリーニングボッ
クス内に搬送路を設け、粉体の搬送路外への噴出による
飛散を防止するようにしたものが提案されている(実開
昭62−71661号公報参照)。この提案のものは、
クリーニングボックスのトナー払い落し用開口の上下両
縁を感光体に対しシールするシール材が長いものである
ためにその長手方向両端部が中央部に比してシール性能
が低くなるという観点から、クリーニングボックス内に
おける搬送路の長手方向中央に開口する排出口に廃トナ
ーボックスを接続し、搬送路中にその長手方向中央(廃
トナーボックスとの接続部)を境にしてスパイラル羽根
のスパイラル方向が逆向きとなるスパイラル羽根搬送手
段を備えて構成されている。この場合、トナー払い落し
用開口からクリーニングボックス内に落とされた粉体
は、スパイラル羽根搬送手段により、シール性能の低い
搬送路の両端側からシール性能の高い中央にそれぞれ搬
送され、廃トナーボックスにトナーが回収されるように
なっている。
【0011】しかしながら、上記提案のものは、空気が
高圧化し難いクリーニングボックス内に搬送路を設けた
場合に限られたものであり、スパイラル羽根が搬送路の
内壁面に沿って連続的に設けられているために空気の高
圧化が余儀なくされる管路状の搬送路の場合に対処し得
るものではない。
【0012】つまり、上記提案の搬送路の下流側となる
中央において空気が高圧化する場合には、廃トナーボッ
クス内が高圧化し、搬送路中央の排出口と廃トナーボッ
クスとの接続部のシール性能が低ければ、この接続部か
ら外部にトナーなどの粉体が噴出することになる。逆
に、排出口と廃トナーボックスとの接続部のシール性能
が高ければ、上下のシール材両端部のシール性能の低い
部位から粉体が噴出し、さらに、トナー払い落し用開口
を介してクリーニングボックス外にも粉体が飛散するこ
とになる。
【0013】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、搬送路下流側において
高圧化する空気によるトナーなどの粉体の噴出を防止
し、付近の各種機器への悪影響を確実に防止し得る粉体
搬送装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、粉体の搬送路中に、この搬送路の上流か
ら下流に向かって粉体を搬送するスパイラル羽根搬送手
段を備えた粉体搬送装置を前提とする。そして、上記ス
パイラル羽根搬送手段による粉体の搬送に伴って搬送路
の上流から下流に移送されることによって圧縮された空
気を搬送路の下流側から上流側に戻す戻し路を備えてい
る。
【0015】この特定事項により、スパイラル羽根が搬
送路の内壁面に沿って連続的に設けられているために粉
体の搬送に伴い搬送路の上流側から下流側に移送される
空気が搬送路下流側において圧縮されても、この圧縮さ
れた空気は戻し路を介して搬送路の上流側に随時戻され
て除圧される。このため、搬送路下流側において空気が
高圧となることはなく、搬送路の下流側にシール性能の
低い部位が存在しても、このシール性能の低い部位から
粉体が搬送路外に噴出して周囲に飛散するといったこと
が確実に防止されることになる。
【0016】しかも、搬送路の下流側にシール性能の低
い部位が存在しない場合に、搬送路下流側から搬送路上
流側に高圧領域が徐々に広がることもなく、搬送路の上
流側のシール性能の低い部位から粉体が搬送路外に噴出
して周囲に飛散するといったことも確実に防止される。
さらに、シール性能の低い部位がスパイラル羽根搬送手
段の軸受部であったとしても、搬送路下流側において圧
縮された空気が戻し路を介して搬送路上流側に随時戻さ
れることにより、スパイラル羽根搬送手段の回転軸と軸
受けとの間に粉体が詰まることもなく、スパイラル羽根
搬送手段の回転抵抗の増加による粉体の搬送効率の低下
を招くこともない。
【0017】加えて、搬送路を搬送される粉体が、例え
ば電子写真式の画像形成装置に使用されるトナーであっ
たとしても、上述したように、搬送路上において高圧空
気の発生箇所が存在しない以上、シール性能の低い部位
からトナーが噴出することが同様に防止されることにな
る。これにより、画像形成装置内において駆動するギヤ
などの駆動部にトナーが付着することもなくなって駆動
部に余分な駆動力を必要とせず、駆動部の寿命を低下さ
せる原因となることもない上、放電装置に付着すること
もなくなって画像形成不良の原因となることもない。し
かも、スパイラル羽根搬送手段の回転軸と軸受けとの間
にトナーが詰まることもなく、この回転軸と軸受けとの
間の摩擦熱及び圧力によるトナーの固着によって回転軸
の回転不能を招くこともなく、スパイラル羽根搬送手段
によるトナーの搬送を円滑に行うことが可能となる。
【0018】特に、上流側のものと下流側のものとを連
結した搬送路において空気の高圧化を防止するものとし
て、以下の構成が掲げられる。
【0019】つまり、上流側の上流側搬送路部分と下流
側の下流側搬送路部分とを相互に連結して搬送路を構成
し、上記両搬送路部分同士の連結部と上流側搬送路部分
の上流側との間に跨って戻し路を設けるものである。こ
の場合には、上流側搬送路部分から下流側搬送路部分に
移送される圧縮空気は、連結部において戻し路を介して
上流側搬送路部分の上流側に戻されることによって下流
側搬送路部分への移送直前に除圧され、下流側搬送路部
分での空気の高圧化が円滑に抑制されることになる。
【0020】また、従来より周知の構成を利用して空気
の高圧化を防止するものとして、以下の構成が掲げられ
る。
【0021】つまり、戻し路を、搬送路内を粉体搬送方
向に延びるスパイラル羽根搬送手段の軸内に設けるもの
である。この場合には、スパイラル羽根搬送手段を備え
てさえいれば戻し路は容易に形成され、搬送路外に戻し
路を形成したもののように構造が複雑なものとなること
はなく、戻し路を安価に提供することが可能となる。
【0022】一方、従来より周知の他の構成を利用して
空気の高圧化を防止するものとして、以下の構成が掲げ
られる。つまり、搬送路の内壁面を上流側から下流側に
亘って連続的に外方に突出させて戻し路を一体的に設け
るものである。
【0023】この特定事項により、搬送路外に戻し路を
形成したもののように構造が複雑なものとなることはな
く、また、空気が圧縮される都度、その圧縮された空気
が戻し路に細やかに戻されて除圧される。これにより、
戻し路の径を拡大する必要がなく、戻し路を安価に提供
することが可能となる。
【0024】特に、上記戻し路を設ける位置を特定する
ものとして、以下の構成が掲げられる。つまり、戻し路
を搬送路の反重力側の内壁に設けたものである。この場
合には、戻し路内を通って搬送路上流側に粉体が逆流し
たり、戻し路に粉体が詰まって空気の戻し作用が阻害さ
れたりすることがなく、粉体の搬送路外への飛散を安定
して防止することが可能となる。
【0025】また、上記搬送路に備えた排出口を開閉す
るものとして、以下の構成が掲げられる。つまり、搬送
路に、その下流側より粉体を排出する排出口を設けると
ともに、この排出口を開閉するシャッタ部材を搬送路外
壁面上において粉体搬送方向にスライド自在に設け、上
記搬送路の内壁を上流側から下流側に連続的に外方に突
出させた戻し路に伴って外方に突出する外壁面の突出部
分によって、上記シャッタ部材の周方向への回転を規制
するものである。
【0026】この特定事項により、たとえば、シャッタ
部材に搬送路の排出口とほぼ同一形状の開口を備え、こ
の開口を搬送路の排出口に対し合致させることによって
搬送路の排出口を開放するようにシャッタ部材をスライ
ド移動させる場合には、シャッタ部材は、搬送路の外壁
面の突出部分によって周方向に回転することなく案内さ
れ、開口を搬送路の排出口に対し合致させて排出口を開
放することが可能となる。
【0027】しかも、シャッタ部材の周方向への回転が
搬送路の外壁面の周方向一箇所でのみ突出する突出部分
によって規制されることにより、シャッタ部材と排出口
との間のシール性能を高める上で、シャッタ部材と搬送
路外壁面との間の隙間を微小にしても、周方向で一箇所
のみとなる突出部分(回転規制部分)によって、搬送路
の外壁面とシャッタ部材との寸法精度のばらつきが円滑
に吸収され、シャッタ部材のスライド不良を効果的に防
止することが可能となる。
【0028】一方、上記上流側搬送路部分と下流側搬送
路部分との連結部に備えた排出口を開閉するものとし
て、以下の構成が掲げられる。つまり、上流側搬送路部
分と下流側搬送路部分との連結部に、上流側搬送路部分
の下流側より下流側搬送路部分の上流側に粉体を排出す
る排出口を設けるとともに、上流側搬送路部分の外壁面
上に、上記排出口を開閉するシャッタ部材が粉体搬送方
向にスライド自在に設け、上記両搬送路部分同士の連結
部と上流側搬送路部分の上流側との間に跨って連続的に
外方に突出する戻し路によって、上記シャッタ部材の周
方向への回転を規制するものである。
【0029】この特定事項により、たとえば、シャッタ
部材に上流側搬送路部分の排出口とほぼ同一形状の開口
を備え、この開口を上流側搬送路部分の排出口に対し合
致させることによってその排出口を開放するようにシャ
ッタ部材をスライド移動させる場合には、シャッタ部材
は、上流側搬送路部分の外方に突出する戻し路によって
周方向に回転することなく案内され、開口を上流側搬送
路部分の排出口に対し合致させて排出口を開放すること
が可能となる。
【0030】しかも、シャッタ部材の周方向への回転が
上流側搬送路部分の外壁面の周方向一箇所でのみ突出す
る戻し路によって規制されることにより、シャッタ部材
と排出口との間のシール性能を高める上で、シャッタ部
材と上流側搬送路部分外壁面との間の隙間を微小にして
も、周方向一箇所でのみ突出する戻し路(回転規制部
分)によって、上流側搬送路部分の外壁面とシャッタ部
材との寸法精度のばらつきが円滑に吸収され、シャッタ
部材のスライド不良を効果的に防止することが可能とな
る。
【0031】加えて、従来より周知の他の構成を利用し
て空気の高圧化を防止するものとして、以下の構成が掲
げられる。つまり、搬送路の壁部を上流側から下流側に
亘って連続的に外方に突出させた厚肉部の内部に戻し路
を設けるものである。
【0032】この特定事項により、搬送路の壁部内に戻
し路が一体的に構成され、戻し路の組立作業が簡単なも
のとなり、安価に提供することが可能となる。
【0033】さらに、上記戻し路を搬送路に対し開口さ
せる位置を特定するものとして、以下の構成が掲げられ
る。つまり、戻し路の両端を、それぞれ搬送路の反重力
側の壁面に開口させるものである。
【0034】この特定事項により、戻し路内を通って搬
送路上流側に粉体が逆流したり、戻し路に粉体が詰まっ
て空気の戻し作用が阻害されたりすることがなく、粉体
の搬送路外への飛散を安定して防止することが可能とな
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0036】<<第1の実施の形態>>本実施形態で
は、本発明に係る粉体搬送装置を電子写真式のデジタル
カラー複写機のクリーニング装置として適用した場合に
ついて説明する。
【0037】−デジタルカラー複写機の全体構成の説明
− 図1は本形態に係るデジタルカラー複写機1の内部構成
の概略を前方から示す縦断正面図である。この図1のよ
うに、本デジタルカラー複写機1は、両面自動原稿送り
部2、画像読取部3及び画像形成部4を備えている。以
下、各部について説明する。
【0038】<両面自動原稿送り部2の説明>両面自動
原稿送り部2は、透明なガラス等で成る原稿台21上に
この原稿台21に対して開閉可能に支持され、原稿台2
1に対して所定の位置関係をもって装着されている。こ
の両面自動原稿送り部2は、原稿をその一方の面(例え
ば表面)が原稿台21の所定位置において画像読取部3
に対向するように搬送し、この一方の面の画像の読み取
りが終了した後に原稿を一旦退避させて反転し、原稿を
その他方の面(例えば裏面)が原稿台21の所定位置に
おいて画像読取部3に対向するように原稿台21に向か
って搬送するようになされている。そして、両面自動原
稿送り部2は、1枚の原稿について両面の画像の読み取
りが終了すると、この原稿を排出してから、次の原稿に
ついての両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬送及
び反転動作は、デジタルカラー複写機1全体の動作に関
連して制御される。
【0039】<画像読取部3の説明>画像読取部3は、
原稿台21上に載置された原稿の画像や両面自動原稿送
り部2により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取っ
て画像データを作成する部分であって、デジタルカラー
複写機1の上部、つまり原稿台21の下方に設けられて
いる。この画像読取部3は、露光光源31、第1〜第3
反射鏡32,33,34、結像レンズ35、光電変換素
子36を備えている。この場合、露光光源31及び第1
反射鏡32によって第1の走査ユニット37が構成され
ている一方、第2及び第3反射鏡33,34によって第
2の走査ユニット38が構成されている。
【0040】上記露光光源31は、両面自動原稿送り部
2の原稿台21上に載置された原稿や両面自動原稿送り
部2を搬送される原稿の画像面に対して光を照射するも
のである。各反射鏡32,33,34は、図1に破線で
光路を示すように、原稿からの反射光像を一旦所定方向
(図1では左方向)に偏向(反射)させた後、下方に偏
向させ、その後、結像レンズ35に向かうように図中右
方向に偏向させるようになっている。
【0041】第1の走査ユニット37(露光光源31及
び第1反射鏡32)は、原稿台21の下面に対し一定の
速度を保ちながら所定の走査速度で平行に往復動(図1
では左右動)するものである。第2の走査ユニット38
(第2及び第3反射鏡33,34)は、原稿台21の下
面に対し第1の走査ユニット37と一定の速度関係を保
って平行に往復動(図1では左右動)するものである。
【0042】結像レンズ35は、第2の走査ユニット3
8の第3反射鏡34により偏向された原稿からの反射光
像を縮小し、この縮小された光像を光電変換素子36上
の所定位置に結像させるものである。
【0043】光電変換素子36は、結像された光像を順
次光電変換して電気信号として出力するものである。光
電変換素子36は、白黒画像またはカラー画像を読み取
り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解
したラインデータを出力することができる3ラインのカ
ラーCCDである。この光電変換素子36(CCD)に
より電気信号に変換された原稿画像情報は、図示しない
画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が施され
る。
【0044】<画像形成部4の説明>画像形成部4は、
画像形成系41と転写紙搬送系42とを備えている。
【0045】画像形成系41は、デジタルカラー複写機
1の本体10の上部に設けられ、その下側に給紙機構4
3を備えている。給紙機構43は、本体10の下端部に
装着した給紙カセット12内に積載収容されている用紙
P(記録媒体)を一枚ずつ分離して画像形成系41に供
給するようになされている。この画像形成系41に供給
される用紙Pは、カットシート状の紙であり、画像形成
系41の手前(図1では右側)に設けられた上下一対の
レジストローラ40,40によって、画像形成系41へ
の供給タイミングが制御されるようになっている。ま
た、片面に画像が形成された用紙Pも、レジストローラ
40,40によって、画像形成系41での画像形成にタ
イミングを合わせて再度画像形成系41に供給(搬送)
される。
【0046】画像形成系41の下方には、転写搬送ベル
ト機構44が設けられている。この転写搬送ベルト機構
44は、デジタルカラー複写機1の本体10の略中央部
に設けられている。転写搬送ベルト機構44は、その一
側(図1では左側)に設けられた駆動ローラ44aと、
他側(図1では右側)に設けられた従動ローラ44b
と、この両ローラ44a,44b間に張架され、図1中
に示す矢印Z方向に駆動する無端の転写搬送ベルト44
cとを備え、この転写搬送ベルト44cの表面上に用紙
Pを静電吸着させることによって、レジストローラ4
0,40から供給される用紙Pを他側(上流側)から一
側(下流側)に搬送するようになされている。転写紙搬
ベルト機構44の用紙P搬送方向下流側(図1では左
側)には定着装置45が設けられ、この定着装置45に
よって、用紙Pに転写形成されたトナー像を用紙P上に
定着させることが行われる。定着装置45は、上下一対
の定着ローラ45a,45aを備え、転写紙搬ベルト機
構44(転写搬送ベルト44c)上を搬送された用紙P
を定着ローラ45a,45a間のニップを介して通過さ
せるようにしている。定着装置45の一側には切換ゲー
ト46が設けられている。この切換ゲート46は、定着
ローラ45a,45a間のニップを通過した定着後の用
紙Pを、本体10の一側外壁に取り付けた排紙トレイ1
1に対し上下一対の排出ローラ11a,11aによって
排出する排出経路と、転写搬送ベルト機構44の下方を
通して画像形成系41に再供給する再供給経路とに選択
的に切り換えるように構成されている。この再供給経路
は、スイッチバック搬送機構47を備え、切換ゲート4
6により再供給経路側に搬送された用紙Pの表裏面をス
イッチバック搬送機構47によって上下逆転させてから
画像形成系41に向かって再供給するようになされてい
る。
【0047】転写搬送ベルト機構44の上方には、第1
の画像形成ステーションS1、第2の画像形成ステーシ
ョンS2、第3の画像形成ステーションS3及び第4の
画像形成ステーションS4がそれぞれ転写搬送ベルト4
4cに近接して用紙搬送経路上流側(図1では左側)か
ら順に所定間隔置きに並設されている。この場合、転写
搬送ベルト44c上の用紙Pは、第1の画像形成ステー
ションS1、第2の画像形成ステーションS2、第3の
画像形成ステーションS3及び第4の画像形成ステーシ
ョンS4に順次搬送されることになる。
【0048】各画像形成ステーションS1〜S4は、実
質的に同一構成となり、図1に示す矢印F方向にそれぞ
れ回転する感光体としての感光体ドラム5を具備してい
る。この各感光体ドラム5の周囲には、各感光体ドラム
5を帯電し、各感光体ドラム5の外周面上に静電潜像を
形成する帯電器51と、感光体ドラム5の外周面上に形
成された静電潜像を粉体としてのトナーにより可視像に
現像する現像装置52と、感光体ドラム5の外周面上に
現像されたトナー像(可視像)を用紙Pに転写する転写
用放電器53と、感光体ドラム5の外周面上に残留する
トナーを除去するクリーニング装置54とが感光体ドラ
ム5の回転方向(矢印F方向)に沿って順次設けられて
いる。
【0049】また、各感光体ドラム5の上方には、レー
ザビームスキャナユニット55(以下、LSUと称す
る。)が設けられている。この各LSU55は、画像デ
ータに応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ
素子(図示せず)と、この半導体レーザ素子からのレー
ザビームを主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラ
ー55a(偏向装置)と、このポリゴンミラー55aに
より偏向されたレーザビームを感光体ドラム5の外周面
上に結像させるためのfθレンズ55b及びミラー55
c,55dとを備えている。
【0050】第1の画像形成ステーションS1のLSU
55にはカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信
号が入力され、第2の画像形成ステーションS2のLS
U55にはカラー原稿画像のシアン色成分像に対応する
画素信号が入力され、第3の画像形成ステーションS3
のLSU55にはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に
対応する画素信号が入力され、さらに、第4の画像形成
ステーションS4のLSU55にはカラー原稿画像のイ
エロー色成分像に対応する画素信号が入力されるように
なされている。これにより、色変換された原稿画像情報
に対応する静電潜像が各感光体ドラム5の外周面上に形
成される。
【0051】第1の画像形成ステーションS1の現像装
置52には黒色のトナーが収容され、第2の画像形成ス
テーションS2の現像装置52にはシアン色のトナーが
収容され、第3の画像形成ステーションS3の現像装置
52にはマゼンタ色のトナーが収容され、さらに、第4
の画像形成ステーションS4の現像装置52にはイエロ
ー色のトナーが収容されている。各感光体ドラム5の外
周面上の静電潜像は、これら各色のトナーにより可視像
に現像され、これにより、画像形成系41において色変
換された原稿画像情報が各色のトナーによってトナー像
として再現されるようになっている。
【0052】第1の画像形成ステーションS1と給紙機
構43との間には用紙吸着用帯電器56が設けられてい
る。この用紙吸着用帯電器56は、転写搬送用ベルト4
4cの表面を帯電するものであり、給紙機構43から供
給された用紙Pを転写搬送用ベルト44c上に確実に吸
着させることによって、第1の画像形成ステーションS
1から第4の画像形成ステーションS4までの間で用紙
Pをずれさせずに搬送するようにしている。
【0053】一方、第4の画像形成ステーションS4と
定着装置45との間には、除電用放電器57が駆動ロー
ラ41aのほぼ真上に位置して設けられている。この除
電用放電器57には、転写搬送用ベルト44cに静電吸
着されている用紙Pを転写搬送用ベルト44cから分離
するための交流電流が印加されている。
【0054】そして、本デジタルカラー複写機1に使用
される用紙Pは、給紙カセット12から送り出されて給
紙機構43の用紙搬送経路のガイド内に供給されると、
その用紙Pの先端部分がセンサ(図示せず)により検知
され、このセンサから出力される検知信号に基づいて一
対のレジストローラ40,40により一旦停止される。
そして、用紙Pは、各画像形成ステーションS1〜S4
とタイミングをとって、図1の矢印Z方向に回転してい
る転写搬送ベルト44c上に送られる。このとき、転写
搬送ベルト44cには用紙吸着用帯電器56による所定
の帯電が施されているため、用紙Pは、各画像形成ステ
ーションS1〜S4を通過する間、安定して搬送供給さ
れる。
【0055】各画像形成ステーションS1〜S4におい
ては、各色のトナー像がそれぞれ形成され、転写搬送ベ
ルト44cにより静電吸着されて搬送される用紙Pの支
持面上で各画像形成ステーションS1〜S4のトナー像
が重ね合わされて画像が転写される。そして、第4の画
像形成ステーションS4による画像の転写が完了する
と、用紙Pは、その先端部分から順次陰電用放電器57
により転写搬送ベルト44c上から剥離され、定着装置
45へと導かれる。この定着装置45においてトナー画
像が定着された用紙Pは、排出ローラ11aにより用紙
排出口(図示せず)を介して排出トレイ11上に排出さ
れる。
【0056】次に、図1の4つの画像形成ステーション
S1〜S4を、デジタルカラー複写機1の本体10の後
面側から見た図2に基づいて説明する。
【0057】各画像形成ステーションS1〜S4のクリ
ーニング装置54は、同一の構成を採用し、画像転写完
了後に各感光体ドラム5の外周面上からトナーを掻き取
るブレード61と、このブレード61により掻き取った
トナーをクリーニングボックス60外に搬送する搬送路
62と、この搬送路62の下流端に連結管63aを介し
て着脱自在に装着され、搬送路62を介して搬送された
トナーを貯留する廃トナーボックス63とを備えてい
る。
【0058】ブレード61は、開口体ドラム5と対向す
るように開口するクリーニングボックス60のトナー払
い落し用開口60aの上縁に取り付けられている。この
ブレード61は、図3にも示すように、感光体ドラム5
の軸線方向(図3では左右方向)に延びるトナー払い落
し用開口60aの長手方向両端部間に跨って連続的に設
けられた細長い板状を呈し、その端手方向の先端が感光
体ドラム5の外周面上に摺接するようになされている。
【0059】搬送路62は、図4に示すように、各画像
形成ステーションS1〜S4のクリーニングボックス6
0内の下端部をそれぞれ前面側から後面側に跨って左右
方向に延びる断面略円弧状の搬送部60bと、図2に示
すように、それぞれ一端が各搬送部60bの下流端に接
続されてクリーニングボックス60の後面下端部より後
方に延びる専用搬送管62aと、各専用搬送管62aの
他端がそれぞれ連結された左右方向(図5では手前奧方
向)に延びる下流側搬送路部分としての単一の共用搬送
管62bとを備えている。この場合、各画像形成ステー
ションS1〜S4のクリーニングボックス60内の搬送
部60bと専用搬送管62aとによって、搬送路62の
上流側搬送路部分69が構成されている。
【0060】図5に示すように、各専用搬送管62a他
端側の下端部にはそれぞれ排出口62cが形成されてい
る一方、この各排出口62cと対応する共用搬送管62
bの上端部対応位置には連通孔62d,…が設けられ、
各専用搬送管62aの他端側において共用搬送管62b
に連通するようになっている。
【0061】図2に示すように、各画像形成ステーショ
ンS1〜S4の搬送路62の上流側搬送路部分69に
は、粉体搬送装置としての上流側トナー搬送装置6a,
…が設けられている。この各上流側トナー搬送装置6a
は、それぞれスパイラル羽根搬送手段としての第1スパ
イラル羽根搬送装置64を備えている。この各第1スパ
イラル羽根搬送装置64は、搬送部60bと専用搬送管
62aとに跨って設けられている。図5に示すように、
各第1スパイラル羽根搬送装置64は、その両端が各搬
送部60bの前端と各専用搬送管62aの他端(後端)
とに回転自在に支持された回転軸64a(軸)と、この
回転軸64aの周囲をその軸線方向に向かって螺旋状に
延びるスパイラル羽根64bとを備えている。このスパ
イラル羽根64bは、搬送部60bの壁面および専用搬
送管62aの内壁面に沿って連続的に設けられている。
そして、第1スパイラル羽根搬送手段64は、ブレード
61により掻き落とされてクリーニングボックス60下
端部の搬送部60bに落下したトナーをスパイラル羽根
64bの所定回りの回転(図4に示す矢印W方向の回
転)によって専用搬送管62aの他端側(図2に示す矢
印Y方向)に搬送するようになされている。
【0062】一方、共用搬送管62bには、粉体搬送装
置としての下流側トナー搬送装置6bが設けられてい
る。この下流側トナー搬送装置6bは、第2スパイラル
羽根搬送装置65(スパイラル羽根搬送手段)を備えて
いる。この第2スパイラル羽根搬送装置65は、その両
端が共用搬送管62bの両端(上流端および下流端)に
回転自在に支持された回転軸65a(軸)と、この回転
軸65aの周囲をその軸線方向に向かって螺旋状に延び
るスパイラル羽根65bとを備えている。このスパイラ
ル羽根65bは、共用専用搬送管62aの内壁面に沿っ
て連続的に設けられている。そして、第2スパイラル羽
根搬送装置65は、各専用搬送管62aの排出口62c
から連通孔62dを介して共用搬送管62bに落下する
トナーをスパイラル羽根65bの所定回りの回転(図5
に示す矢印V方向の回転)によって共用搬送管62bの
下流側(図2に示す矢印X方向)に搬送し、この共用搬
送管62bの下流端において連結管63aを介して廃ト
ナーボックス63内にトナーを回収するようになされて
いる。この場合、廃トナーボックス63は、トナー満杯
時に連結管63aの下端部から取り外されて、デジタル
カラー複写機1の本体10外に取り出される。
【0063】そして、本発明の特徴部分として、図2に
示すように、各画像形成ステーションS1〜S4の上流
側搬送路部分69には、それぞれ空気を流通可能とする
戻し路としての第1戻し管66,…が設けられている。
各第1戻し管66は、その一端が専用搬送管62aの排
出口62cの反重力側(上方)に対応する上流側搬送路
部分69(専用搬送管62a)の下流端上部位置に開口
している一方、他端がクリーニングボックス60の後面
を貫通して上流側搬送路部分69の上流側(搬送部60
b)の上部位置(反重力側)に開口するようになってい
る。そして、各第1戻し管66は、第1スパイラル羽根
搬送装置64によるトナーの搬送に伴って上流側搬送路
部分69の上流から下流(つまり、クリーニングボック
ス60内の搬送部60bから専用搬送管62a)に移送
されることによって圧縮された圧縮空気を上流側搬送路
部分60bの下流側から上流側に戻すようになされてい
る。
【0064】また、共用搬送管62bにも、空気を流通
可能とする戻し路としての第2戻し管67が設けられて
いる。この第2戻し管67は、その一端が共用搬送管6
2aの上流端(第1画像形成ステーションS1の専用搬
送路62との連結部よりも上流側)の下部位置に開口し
ている一方、他端が共用搬送管62b下流側の連結管6
3aの途中位置(下流端)に開口するようになってい
る。そして、第2戻し管67は、第2スパイラル羽根搬
送装置65によるトナーの搬送に伴って共用搬送管62
bの上流から下流に移送されることによって圧縮された
圧縮空気を共用搬送管62bの下流側から上流側に戻す
ようになされている。
【0065】さらに、図2〜図5に示すように、各専用
搬送管62aの外壁面上には、それぞれ略筒形状のシャ
ッタ部材68,…がトナーの搬送方向にスライド移動自
在に支持されている。この各シャッタ部材68は、その
各シャッタ部材68とクリーニングボックス60との間
に縮装されたスプリング68aによって、各専用搬送管
62aの排出口62cを閉塞する方向(図5では左側)
に付勢されている。このシャッタ部材68の周方向上端
位置には、その反スプリング68a側端面よりスプリン
グ68a側に向かって延びるスリット68bが設けられ
ている。このスリット68b内には、各専用搬送管62
aの外壁面上に突出する第1戻し管66の一端部、およ
び第1戻し管66の一端部に隣接して設けられた案内突
起62fが、シャッタ部材68のスライド移動方向に相
対移動可能となされている。そして、共用搬送管62b
の組付時などに各専用搬送管62aに対し共用搬送管6
2bが装着されると、各シャッタ部材68は、スリット
68b内において案内される案内突起62fおよび第1
戻し管66の一端部によって周方向への回転が規制され
た状態でスプリング68aの付勢力に抗して搬送方向上
流側にスライド移動し、各専用搬送管62aの排出口6
2cを開放することによって、各専用搬送管62aの排
出口62cと共用搬送管62bの各連通孔62dとを連
通させるようになされている。一方、各専用搬送管62
aに対し共用搬送管62bを離脱すると、各シャッタ部
材68は、スプリング68aの付勢力によって搬送方向
下流側にスライド移動して、各専用搬送管62aの排出
口62cを閉塞し、これによって、各専用搬送管62a
の排出口62cと共用搬送管62bの各連通孔62dと
の連通を遮断するようになされている。
【0066】したがって、本実施形態では、各第1スパ
イラル羽根搬送装置64のスパイラル羽根64bが搬送
部60bの壁面および専用搬送管62aの内壁面に沿っ
て連続的に設けられているためにトナーの搬送に伴い各
上流側搬送路部分69の上流側から下流側に移送される
空気が上流側搬送路部分69の下流側(専用搬送管62
aの下流端)において圧縮されても、この圧縮された空
気はそれぞれ第1戻し管66を介して上流側搬送路部分
69の上流側(クリーニングボックス60内)に随時戻
されて除圧される。一方、第2スパイラル羽根搬送装置
65のスパイラル羽根65bが共用搬送管62bの内壁
面に沿って連続的に設けられているためにトナーの搬送
に伴い共用搬送管62bの上流側から下流側に移送され
る空気が下流側(連結管63aの下端)において圧縮さ
れても、この圧縮された空気は第2戻し管66を介して
共用搬送管62bの上流側に随時戻されて除圧される。
このため、上流側搬送路部分69の下流側および共用搬
送管62bの下流側において空気が高圧となることはな
く、上流側搬送路部分69および共用搬送管62bの下
流側にシール性能の低い部位が存在しても、このシール
性能の低い部位からトナーが搬送路62外に噴出して周
囲に飛散するといったことを確実に防止することができ
る。
【0067】しかも、上流側搬送路部分69および共用
搬送管62bの下流側にシール性能の低い部位が存在し
ない場合に、その上流側に高圧領域が徐々に広がること
もなく、上流側搬送路部分69および共用搬送管62b
の上流側のシール性能の低い部位からトナーが搬送路6
2外に噴出して周囲に飛散するといったことも確実に防
止できる。
【0068】このように、搬送路62上において高圧空
気の発生箇所が存在しない以上、シール性能の低い部位
からトナーが噴出することもないので、デジタルカラー
複写機1の本体10内において駆動するギヤなどの駆動
部にトナーが付着することもなくなって駆動部に余分な
駆動力を必要とせず、転写紙搬送系42の寿命を向上さ
せることができる上、転写用放電器53に付着すること
もなくなって画像形成系41による画像形成の不良を防
止することができる。
【0069】さらに、シール性能の低い部位が各スパイ
ラル羽根搬送装置64,65の軸受部であったとして
も、上流側搬送路部分69および共用搬送管62bの下
流側において圧縮された空気がそれぞれ戻し管65,6
6を介して上流側搬送路部分69および共用搬送管62
bの上流側に随時戻されることにより、各スパイラル羽
根搬送装置64,65の回転軸64a,65aと軸受け
との間にトナーが詰まることもなく、各スパイラル羽根
搬送装置64,65の回転抵抗の増加によるトナーの搬
送効率の低下を防止することができる。このように、各
スパイラル羽根搬送装置64,65の回転軸64a,6
4bと軸受けとの間にトナーが詰まることもないので、
この回転軸64a,65aと軸受けとの間の摩擦熱及び
圧力によるトナーの固着によって回転軸64a,65a
の回転不能を招くこともなく、各スパイラル羽根搬送装
置64,65によるトナーの搬送を円滑に行うことがで
きる。
【0070】また、各画像形成ステーションS1〜S4
の第1戻し管66の一端が専用搬送管62aの開口62
cの反重力側(上方)に対応する上流側搬送路部分69
(専用搬送管62a)の下流端上部位置に、他端がクリ
ーニングボックス60の後面を貫通して上流側搬送路部
分69の上流側(搬送部60b)の上部位置(反重力
側)にそれぞれ開口しているので、第1戻し管66内を
通って上流側搬送路部分69の上流側(クリーニングボ
ックス60内)にトナーが逆流したり、第1戻し管66
にトナーが詰まって空気の戻し作用が阻害されたりする
ことがなく、トナーの上流側搬送路部分69外への飛散
を安定して防止することができる。
【0071】なお、上記第1の実施形態では、各画像形
成ステーションS1〜S4のLSU55にてレーザビー
ムを走査して露光することによって感光体ドラム5への
光書き込みを行うようにしたが、LSU55に代えて、
発光ダイオードアレイと結像レンズアレイとからなる書
き込み光学系(LEDヘッド)を用いてもよい。この場
合、LEDはLSUに比して、サイズも小さく、また、
可動部分がなく無音であるので、複数個の光書き込みユ
ニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写
機などの画像形成装置では、好適に用いられることにな
る。
【0072】また、本実施形態では、各専用搬送管62
aにそれぞれ第1戻し管66を、共用搬送管62bに第
2戻し管67をそれぞれ設けたが、複雑な搬送路を有す
る装置構成の場合においても、同様に搬送路の下流側と
上流側とに跨って戻し管を設けることにより、搬送路の
下流側にて圧縮された空気が容易に除圧されることにな
る。
【0073】<<第2の実施の形態>>次に、本発明の
第2の実施形態を図6に基づいて説明する。
【0074】本実施形態では、上記第1の実施形態の第
1戻し管の構成を変更している。なお、第1戻し管を除
くその他の構成は、第1の実施形態の場合と同じであ
り、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0075】すなわち、図6に示すように、各第1スパ
イラル羽根搬送装置64の回転軸64a(軸)には、中
空管が適用され、その回転軸64a内を軸線方向に延び
る第1戻し路71(戻し路)が設けられている。また、
各専用搬送管62aの下流端(開口62cよりも下流
側)には、フィルタ72によって区画された区画室73
が設けられている。このフィルタ72は、トナー粒子を
濾過し、区画室73へのトナー粒子の侵入を防止するよ
うになされている。そして、第1戻し路71は、その一
端が専用搬送管62a下流端の区画室73に、他端が専
用搬送管62aの上流側にそれぞれ開口するようになさ
れている。
【0076】この場合、第1スパイラル羽根搬送装置6
4により搬送されるトナーの区画室73への侵入がフィ
ルタ72によって遮断され、このトナーの搬送に伴い専
用搬送管62aの下流側において圧縮された空気のみが
フィルタ73を介して区画室73内に送給され、区画室
73内に送給された圧縮空気が、図6に破線矢印で示す
ように、回転軸64a内の第1戻し路71を介して専用
搬送管62aの上流側に戻されて除圧されることにな
る。このため、第1スパイラル羽根搬送装置64を備え
てさえいれば第1戻し路71は上流側搬送路部分69内
に容易に形成され、上流側搬送路部分の外に戻し路を別
途形成したもののように第1戻し路71の構造が複雑な
ものとなることはなく、第1戻し路71を安価に提供す
ることができる。
【0077】<<第3の実施の形態>>次に、本発明の
第3の実施形態を図7および図8に基づいて説明する。
【0078】本実施形態では、上記第1の実施形態の第
1戻し管の構成を変更している。なお、第1戻し管を除
くその他の構成は、第1の実施形態の場合と同じであ
り、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0079】すなわち、図7に示すように、搬送路とし
ての各専用搬送管81の内壁面の周方向上部位置(反重
力側)には、その管壁部内側を軸線方向に延びる第1戻
し路82が設けられている。図8に示すように、第1戻
し路82は、各専用搬送管81の内壁面側の周方向上部
位置において管壁部(壁面)を下流側から上流側に亘っ
て連続的に上方に突出させて一体的に形成されてなる。
【0080】この場合、第1スパイラル羽根搬送装置6
4によるトナーの搬送に伴い専用搬送管81内において
圧縮された空気は、図7に破線矢印で示すように、その
都度、専用搬送管81の管壁部内側の第1戻し路82を
介して専用搬送管81の下流側から上流側に戻されて除
圧されることになる。このため、上流側搬送路部分の外
方に第1戻し路を形成したもののように構造が複雑なも
のとなることはなく、また、空気の移送が圧縮される都
度戻されて細やかに行われる。これにより、第1戻し路
82の径を拡大する必要がなくなって第1戻し路82を
安価に提供することができる。
【0081】また、第1戻し路82が専用搬送管81の
管壁部内側の周方向上部位置(反重力側)に設けられて
いるので、第1戻し路82内を通って上流側搬送路部分
69の上流側にトナーが逆流したり、第1戻し路82に
トナーが詰まって空気の戻し作用が阻害されたりするこ
とがなく、搬送路62外へのトナーの飛散を安定して防
止することができる。
【0082】<<第4の実施の形態>>次に、本発明の
第4の実施形態を図9および図10に基づいて説明す
る。
【0083】本実施形態では、上記第1の実施形態の第
1戻し管の構成を変更している。なお、第1戻し管を除
くその他の構成は、第1の実施形態の場合と同じであ
り、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0084】すなわち、図9および図10に示すよう
に、搬送路としての各専用搬送管91は、その周方向上
部位置(反重力側)においてその管壁部を下流側から上
流側に亘って連続的に外方に突出させてなる厚肉部91
aを備えている。この厚肉部91a内に第1戻し路92
が設けられている。この第1戻し路92は、専用搬送管
91の周方向上部位置における厚肉部91a内を下流側
から上流側に亘って連続的に延びて設けられ、その一端
が専用搬送管91の下流端に、他端が専用搬送管91の
上流側にそれぞれ開口するようになされている。
【0085】この場合、第1スパイラル羽根搬送装置6
4によるトナーの搬送に伴い下流側において圧縮された
空気は、図9に破線矢印で示すように、専用搬送管91
の厚肉部91a内の第1戻し路92を介して専用搬送管
91の下流側から上流側に戻されて除圧されることにな
る。このため、上流側搬送路部分69(専用搬送管9
1)と第1戻し路92とが一体的に構成され、第1戻し
路92の組立作業が簡単なものとなり、第1戻し路92
を安価に提供することができる。
【0086】<<第5の実施の形態>>次に、本発明の
第5の実施形態を図11および図12に基づいて説明す
る。
【0087】本実施形態では、上記第1の実施形態のシ
ャッタ部材の構成を変更している。なお、シャッタ部材
を除くその他の構成は、第1の実施形態の場合と同じで
あり、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0088】すなわち、図11および図12に示すよう
に、各シャッタ部材101(同一構成となるので、単一
のものについてのみ説明する)は、その周方向下端位置
に専用搬送管62aの排出口62cとほぼ合致する形状
の開口101aを備えている。また、各シャッタ部材1
01の周方向上端位置には、その反スプリング68a側
端面よりスプリング68a側に向かって延びるスリット
(図示せず)が設けられている。このスリット内には、
各専用搬送管62aの外壁面上より突出する第1戻し管
66の一端部が、シャッタ部材68のスライド移動方向
に相対移動可能となされている。そして、共用搬送管6
2bの組付時などに各専用搬送管62aに対し共用搬送
管62bが装着されると、各シャッタ部材101は、図
12に示すように、スリット内の第1戻し管66に案内
されつつスプリング68aの付勢力に抗して搬送方向上
流側にスライド移動して、その開口101aと各専用搬
送管62aの排出口62cとを合致させ、これによっ
て、各専用搬送管62aの排出口62cと共用搬送管6
2bの各連通孔62dとをシャッタ部材101の開口1
01aを介して連通させるようになされている。一方、
各専用搬送管62aに対し共用搬送管62bを離脱する
と、各シャッタ部材101は、図11に示すように、ス
プリング68aの付勢力によって搬送方向下流側にスラ
イド移動して、各専用搬送管62aの排出口62cを閉
塞し、これによって、各専用搬送管62aの排出口62
cと共用搬送管62bの各連通孔62dとの連通を遮断
するようになされている。
【0089】この場合、シャッタ部材101は、上流側
搬送路部分69(専用搬送管62a)の外方に突出する
第1戻し管66によって周方向に回転することなくスラ
イド移動方向に案内され、開口101aを専用搬送管6
2aの排出口62cに対し合致させて排出口62cを確
実に開放させることができる。
【0090】しかも、シャッタ部材101の周方向への
回転が専用搬送管62aの外壁面の周方向一箇所でのみ
突出する第1戻し路66によって規制されることによ
り、シャッタ部材101と排出口62cとの間のシール
性能を高める上で、シャッタ部材101と専用搬送管6
2aの外壁面との間の隙間を微小にしても、周方向一箇
所でのみ突出する第1戻し路66(回転規制部分)によ
って、シャッタ部材101と専用搬送管62aの外壁面
との寸法精度のばらつきが円滑に吸収され、シャッタ部
材101のスライド不良を効果的に防止することができ
る。
【0091】−その他の実施形態− なお、上記第5の実施形態では、専用搬送管62aの外
方に突出する第1戻し管66によってシャッタ部材10
1の周方向への回転を規制するようにしたが、上記第3
および第4の実施形態の専用搬送管91に示す専用搬送
管のように、その周方向上部位置においてその管壁部を
下流側から上流側に亘って連続的に外方に突出させてな
るものについても適用できる。この場合、シャッタ部材
は、搬送路の外壁面の突出部分によって周方向に回転す
ることなく案内され、開口を搬送路の排出口に対し合致
させて排出口を開放することができることになる。
【0092】また、上記各実施形態では、専用搬送管6
2aの外壁面上にシャッタ部材68,101を設けた
が、共用搬送管の外壁面上にシャッタ部材をトナー搬送
方向にスライド移動可能に設け、共用搬送管と連結管と
の連結口をシャッタ部材により開閉するようにしてもよ
い。
【0093】しかも、上記各実施形態では、第2戻し管
66の一端を共用搬送管62aの上流端下部位置に、他
端を共用搬送管62a下流側の連結管63aの途中位置
にそれぞれ開口させたが、第2戻し管の一端が共用搬送
管の上流端上部位置(反重力側)に、他端が共用搬送管
62aの下流端上部位置にそれぞれ開口するようにして
もよい。この場合には、第2戻し管内へのトナーの吸い
込みを防止するためのフィルタなどが不要となり、フィ
ルタのメンテナンス作業を不要にして、安価でかつメン
テナンス性の高い第2戻し管を提供することができる。
【0094】さらに、上記各実施形態では、デジタルカ
ラー複写機1のクリーニング装置における上流側および
下流側トナー搬送装置6a,6bに適用した場合につい
て述べたが、モノクロの複写機のクリーニング装置にお
けるトナー搬送装置は勿論のこと、トナー以外の粉体を
搬送する粉体搬送装置にも適用可能である。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が発揮される。先ず、スパイラル羽根搬送手
段による粉体の搬送に伴って搬送路の上流から下流に移
送される空気を搬送路の下流側から上流側に戻す戻し路
を備えた場合には、搬送路下流側において圧縮された空
気を戻し路を介して搬送路の上流側に随時戻して除圧
し、搬送路内での空気の高圧化を防止して、粉体の搬送
路外への噴出による飛散を確実に防止することができ、
電子写真式の画像形成装置において粉体としてのトナー
による駆動部の寿命低下、および放電装置へのトナーの
付着による画像形成不良も確実に防止することができる
ことになる。しかも、スパイラル羽根搬送手段の回転軸
と軸受けとの間への粉体の詰まりをなくして、スパイラ
ル羽根搬送手段の回転抵抗の増加や回転不能を防止し、
粉体の搬送効率を向上させることができる。
【0096】特に、上流側搬送路部分と下流側搬送路部
分とを連結した搬送路において両搬送路部分同士の連結
部と上流側搬送路部分の上流側との間に跨って戻し路を
設けた場合には、下流側搬送路部分への移送直前に上流
側搬送路部分からの圧縮空気を除圧し、下流側搬送路部
分での空気の高圧化を円滑に抑制することができる。
【0097】また、スパイラル羽根搬送手段の軸内に戻
し路を設けた場合には、スパイラル羽根搬送手段を備え
てさえいれば戻し路を容易に形成でき、戻し路の構造を
簡単なものにして、戻し路を安価に提供することができ
る。
【0098】一方、戻し路を、搬送路の内壁を上流側か
ら下流側に亘って連続的に外方に突出させて形成した場
合には、戻し路を簡単に形成できる上、空気の細やかな
移送によって戻し路の拡径を不要にし、戻し路を安価に
提供することができる。
【0099】特に、戻し路を搬送路の反重力側の内壁に
設けた場合には、粉体の逆流や、戻し路での粉体の詰ま
りによる空気の戻し作用を阻害することがなく、粉体の
搬送路外への飛散を安定して防止することができる。
【0100】また、搬送路の排出口を開閉するシャッタ
部材を搬送路外壁面上にスライド自在に設け、搬送路の
戻し路により外方に突出する外壁面の突出部分によっ
て、シャッタ部材の周方向への回転を規制するようにし
た場合には、シャッタ部材を搬送路の突出部分によって
周方向に回転させることなく案内し、シャッタ部材の開
口を搬送路の排出口に対し合致させて排出口を円滑に開
放することができる。しかも、シャッタ部材の周方向へ
の回転を搬送路の外壁面の周方向一箇所でのみ突出する
突出部分によって規制することにより、搬送路の外壁面
とシャッタ部材との寸法精度のばらつきを円滑に吸収
し、シャッタ部材のスライド不良を効果的に防止するこ
とができる。
【0101】一方、上流側搬送路部分と下流側搬送路部
分との連結部に排出口を設け、この排出口を上流側搬送
路部分の外壁面上で粉体搬送方向にスライド移動して開
閉するシャッタ部材を、両搬送路部分同士の連結部と上
流側搬送路部分の上流側との間に跨って連続的に外方に
突出する戻し路によって周方向への回転を規制するよう
にした場合には、シャッタ部材を上流側搬送路部分外方
の戻し路によって周方向に回転させることなく案内し、
開口を上流側搬送路部分の排出口に対し合致させて排出
口を円滑に開放することができる。しかも、シャッタ部
材の周方向への回転を上流側搬送路部分の周方向一箇所
でのみ突出する戻し路によって規制することにより、上
流側搬送路部分の外壁面とシャッタ部材との寸法精度の
ばらつきを円滑に吸収し、シャッタ部材のスライド不良
を効果的に防止することができる。
【0102】加えて、搬送路の厚肉部の内部に戻し路を
設けた場合には、搬送路の壁部内に戻し路が一体的に構
成され、戻し路の組立作業が簡単なものとなり、戻し路
を安価に提供することができる。
【0103】さらに、戻し路の両端をそれぞれ搬送路の
反重力側の壁面に開口させた場合には、粉体の逆流や、
戻し路での粉体の詰まりによる空気の戻し作用を阻害す
ることがなく、粉体の搬送路外への飛散を安定して防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るトナー搬送装置
を備えたデジタルカラー複写機を正面側から視た断面図
である。
【図2】同じく各画像形成ステーションを背面側から視
た斜視図である。
【図3】同じく感光体ドラム側から視たクリーニングボ
ックスの側面図である。
【図4】同じく正面側から視たクリーニングボックスの
断面図である。
【図5】同じく反感光体ドラム側から視たクリーニング
ボックスの断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るトナー搬送装置
の専用搬送管の縦断側面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るトナー搬送装置
の専用搬送管の縦断側面図である。
【図8】同じく専用搬送管の縦断正面図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に係るトナー搬送装置
の専用搬送管の縦断側面図である。
【図10】同じく専用搬送管の縦断正面図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係るトナー搬送装置
の専用搬送管の排出口をシャッタ部材により閉塞した状
態で下方から視た斜視図である。
【図12】同じく専用搬送管の排出口をシャッタ部材に
より開放した状態で下方から視た斜視図である。
【符号の説明】
6a 上流側トナー搬送装置(粉体搬送装置) 6b 下流側トナー搬送装置(粉体搬送装置) 62 搬送路 62b 共用搬送管(下流側搬送路部分) 62c 排出口 64 第1スパイラル羽根搬送装置(スパイラル
羽根搬送手段) 64a,65a 回転軸(軸) 65 第2スパイラル羽根搬送装置(スパイラル
羽根搬送手段) 66 第1戻し管(戻し路) 67 第2戻し管(戻し路) 68 シャッタ部材 69 上流側搬送路部分 71 第1戻し路(戻し路) 81 専用搬送管(搬送路) 82 第1戻し路(戻し路) 91 専用搬送管(搬送路) 92 第1戻し路(戻し路) 101 シャッタ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 直幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山本 平長 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H034 CA01 CA02 2H077 AA37 AC02 AC16 CA11 3F040 BA01 CA08 EA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体の搬送路中に、この搬送路の上流か
    ら下流に向かって粉体を搬送するスパイラル羽根搬送手
    段を備えた粉体搬送装置において、 上記スパイラル羽根搬送手段による粉体の搬送に伴って
    搬送路の上流から下流に移送されることによって圧縮さ
    れた空気を搬送路の下流側から上流側に戻す戻し路を備
    えていることを特徴とする粉体搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記搬送路は、その上流側の上流側搬送
    路部分と下流側の下流側搬送路部分とが相互に連結され
    てなり、 上記戻し路は、上記両搬送路部分同士の連結部と上流側
    搬送路部分の上流側との間に跨って設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の粉体搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記戻し路は、上記搬送路内を粉体搬送
    方向に延びるスパイラル羽根搬送手段の軸内に設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の粉体搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 上記戻し路は、搬送路の壁部を上流側か
    ら下流側に亘って連続的に外方に突出させた厚肉部の内
    部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    粉体搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記戻し路は、搬送路の反重力側の内壁
    に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の粉
    体搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記搬送路には、その下流側より粉体を
    排出する排出口が設けられているとともに、この排出口
    を開閉するシャッタ部材が搬送路外壁面上において粉体
    搬送方向にスライド自在に設けられており、 上記シャッタ部材は、上記搬送路の内壁を上流側から下
    流側に連続的に外方に突出させた戻し路に伴って外方に
    突出する外壁面の突出部分によって、周方向への回転が
    規制されるようになされていることを特徴とする請求項
    4に記載の粉体搬送装置。
  7. 【請求項7】 上記上流側搬送路部分と下流側搬送路部
    分との連結部には、上流側搬送路部分の下流側より下流
    側搬送路部分の上流側に粉体を排出する排出口が設けら
    れているとともに、上流側搬送路部分の外壁面上には、
    上記排出口を開閉するシャッタ部材が粉体搬送方向にス
    ライド自在に設けられており、 上記シャッタ部材は、上記両搬送路部分同士の連結部と
    上流側搬送路部分の上流側との間に跨って連続的に外方
    に突出する戻し路によって、周方向への回転が規制され
    るようになされていることを特徴とする請求項2に記載
    の粉体搬送装置。
  8. 【請求項8】 上記戻し路は、搬送路の内壁面を上流側
    から下流側に亘って連続的に外方に突出させて一体的に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の粉体
    搬送装置。
  9. 【請求項9】 上記戻し路の両端は、それぞれ搬送路の
    反重力側の壁面に開口していることを特徴とする請求項
    1に記載の粉体搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005092022A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Ricoh Co Ltd 現像装置およびプロセスカートリッジならびに画像形成装置
JP2011107637A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 開閉機構、現像剤搬送装置および画像形成装置
JP2020020985A (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 コニカミノルタ株式会社 現像剤搬送装置及び画像形成装置

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JP7155721B2 (ja) 2018-08-02 2022-10-19 コニカミノルタ株式会社 現像剤搬送装置及び画像形成装置

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