JP2001125244A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP2001125244A
JP2001125244A JP30379299A JP30379299A JP2001125244A JP 2001125244 A JP2001125244 A JP 2001125244A JP 30379299 A JP30379299 A JP 30379299A JP 30379299 A JP30379299 A JP 30379299A JP 2001125244 A JP2001125244 A JP 2001125244A
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JP
Japan
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transport unit
photographic paper
unit
transport
photographic
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Withdrawn
Application number
JP30379299A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kamimura
浩 上村
Shingo Funai
慎互 船井
Shinji Azuma
信二 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コストアップや装置本体の重量増加をともなう
ことなく高い位置精度を維持しながら組み付け可能な印
画紙中間搬送部を備えた写真処理装置を提供する。 【解決手段】印画紙を現像処理部へ搬送する印画紙搬送
部100が装置本体から引き出し可能なスライドベース
41に支持されている写真処理装置において、この印画
紙搬送部が少なくとも第1搬送ユニット50と第2搬送
ユニット60Aから構成され、前記第1搬送ユニットが
前記スライドベースに支持固定され、前記第2搬送ユニ
ットが連結手段70を介して前記第1搬送ユニットに受
け止め支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画紙を現像処理
部へ搬送する印画紙搬送部が装置本体から引き出し可能
なスライドベースに支持されている写真処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】典型的な写真処理装置は、プリントサイ
ズに応じてカットされた印画紙を露光エリアで写真フィ
ルムの各コマの画像を露光し、その後露光された印画紙
を印画紙搬送機構により現像処理部へ送り、現像処理部
のタンク内で現像処理した後乾燥して写真プリントとし
て排出するように構成されている。ここで、現像処理部
での現像処理は化学反応により印画紙を現像処理するの
でその処理速度は一定以上に速くすることができないの
に対して、露光エリアでの露光処理は光学的な処理であ
るのでその処理速度は現像処理に比べて非常に速い。従
って、純粋な露光処理はバッチ的に短時間で処理して、
その間で処理対象の写真フィルムの交換などの露光予備
作業を行うと写真処理装置の効率的な稼働が実現する
が、そのためには、露光エリアと現像処理部との間に設
けられる印画紙搬送部には、短時間で送られてくる写真
フィルム1本分を露光した印画紙をストレージしながら
現像処理部に送り込むバッファ機能を持たせる必要があ
る。また、写真プリント生成の高速化のために、露光さ
れた印画紙を2列や3列の複列で現像処理することも考
えられており、この場合露光エリアの下流側での印画紙
搬送機構には振り分け装置が組み込まれる。
【0003】このように印画紙搬送機構を構成する各印
画紙搬送部では、多くの印画紙を複雑なタイミングで搬
送するため、搬送詰まりや搬送機構のメンテナンスは避
けることができず、このような事態に備え、簡単に搬送
機構にアクセスできるように、印画紙搬送部を装置本体
から簡単に引き出せるように構成する必要がある。この
ために、例えば特開平9−329880号公報に開示さ
れているように、印画紙搬送部をスライドレールに支持
させる構造が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、要望される印画
紙搬送部の印画紙搬送長さが長くなってくると印画紙搬
送部の構造が大きくなり、単純にスライドレールに支持
させる構成では、組み付け時の位置決めや耐久性の点で
問題を生じてくる。この問題を解消するため、スライド
レールによって引き出し可能なスライドベースにしっか
りしたベースプレートを立設し、そのベースプレートに
印画紙搬送部を構成する各部材を固定支持させることで
高い位置精度を維持しながら印画紙搬送部を構築する技
術が考えられた。しかしながら、このような構成の場
合、ベースプレートがかなり大きなものとなり、部品コ
スト増だけでなく装置本体の重量増加や寸法の増大など
の問題を引き起こす。上記実状に鑑み、本発明の課題
は、コストアップや装置本体の重量増加をともなうこと
なく高い位置精度を維持しながら組み付け可能な印画紙
搬送部を備えた写真処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、露光エリアで露光された印画紙を現像処理部へ搬送
する印画紙搬送部が装置本体から引き出し可能なスライ
ドベースに支持されている写真処理装置において、本発
明では、この印画紙搬送部が少なくとも第1搬送ユニッ
トと第2搬送ユニットから構成され、前記第1搬送ユニ
ットが前記スライドベースに受け止め支持され、前記第
2搬送ユニットが連結手段を介して前記第1搬送ユニッ
トに支持固定されている。この構成によると、印画紙搬
送部が複数の搬送ユニットからなる分割構成となってお
り、スライドベースに支持される第1搬送ユニット自体
が第2搬送ユニットの取付ベースとして機能することで
従来のような印画紙搬送部の各部材共通の取付ベースと
しての巨大なベースプレートは必要なくなる。順番に、
スライドベースに第1搬送ユニットを取り付けて、次い
で第1搬送ユニットに第2搬送ユニットを連結手段を介
して取り付けていくだけで、実質的に印画紙搬送部が構
築され、スライドベースを装置本体から引き出すと、印
画紙搬送ユニットも装置本体から引き出されることにな
る。
【0006】本発明の好適な実施形態の1つとして、前
記連結手段を、前記第1搬送ユニットの連結端部に形成
された嵌合部材とこの嵌合部材と嵌合可能な前記第2搬
送ユニットの連結端部に形成された被嵌合部材とからな
る位置規制嵌合手段として構成するならば、第1搬送ユ
ニットの嵌合部材に第2搬送ユニットの嵌合部材をはめ
合わせるだけで第1搬送ユニットに対する第2搬送ユニ
ットの位置決めと固定が同時にできるので、分解・組立
作業が容易である。ここでいう位置規制嵌合手段とは、
例えば、幾何学的形状を利用した連結構造であり、雌型
と雄型との対からなり、雌型に雄型を挿入するだけで、
位置決めと固定が同時に行われる。
【0007】さらに、本発明の好適な実施形態として、
前記第2搬送ユニットの下面の連結端部に前記被嵌合部
材を形成するとともにその上面の連結端部に前記嵌合部
材を形成するならば、仕様に応じて第2搬送ユニットを
積み重ねていくだけで所望の印画紙搬送長さを有する印
画紙搬送ラインを構築することができる。これは、単に
組立の容易化だけではなく、第2搬送ユニットをスタッ
カブルユニットとして標準化することによる製造コスト
の低減にも貢献する。
【0008】さらに、第1搬送ユニットの上面に2つの
搬送ユニットのための嵌合部材を形成することで、第1
搬送ユニットに2つの第2搬送ユニットを積み上げるこ
とも可能であり、場合に応じて種々の積み上げ構造を採
用することができる。本発明によるその他の特徴及び利
点は、以下図面を用いた実施例の説明により明らかにな
るだろう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による写真処理装置の1つ
の実施形態の外観斜視図とブロック図がそれぞれ図1と
図2に示されている。図1の写真処理装置の正面パネル
領域において、本発明の中核をなす印画紙搬送部の一例
としての印画紙中間搬送部100が装置本体から引き出
された姿勢で模式的に示されている。写真処理装置は、
写真用フィルム(以下、単にフィルムと言う。)1のコ
マ画像をデジタル画像データとして取得するフィルムス
キャナー3と、プリントサイズに合わせてペーパーカッ
ター12によってカットされた印画紙2に対して画像を
焼き付ける露光エリア13と、この露光エリア13で露
光された印画紙2を現像する現像処理部6、フィルム1
をフィルムスキャナー3や露光エリア13へ搬送するフ
ィルム搬送機構8と、印画紙2をペーパーマガジンマガ
ジン11から露光エリア13及び現像処理部6を経て横
送りコンベヤ7へ搬送する印画紙搬送機構9と、横送り
コンベヤ7から送り込まれる印画紙2をオーダ単位で区
分けするソータ14と、この写真処理装置の各部の制御
を行ったり各種機能を実現するコントローラ10を備え
ている。コントローラ10には、画像や文字を表示させ
るCRTや液晶ディスプレイによって構成されるモニタ
10a及び各種の情報入力を行うためのキーボードを備
えた操作卓10bが付帯している。
【0010】前述した露光エリア13には、共通の露光
ポイントで、フィルム1のコマ画像を印画紙2に投影し
て印画紙2に画像を焼き付ける投影露光部4と、フィル
ムスキャナー3で取得されたデジタル画像やその他のデ
バイスを通じて入力されたデジタル画像データに基づい
て制御された光ビームによって印画紙2に画像を焼き付
けるデジタル露光部5とが備えられている。印画紙2に
対する比較的短い露光時間と長い現像時間を考慮して、
このプリンタープロセッサーの印画紙搬送機構9は、露
光エリア13までは1列の印画紙搬送ラインで、現像処
理部6からは2列の印画紙搬送ラインを形成している。
このため、露光エリア13と現像処理部6との間には、
スイッチバック式振り分け装置30と2列に振り分けら
れた印画紙2を2列状態で搬送することができる中間搬
送部100が備えられている。このスイッチバック式振
り分け装置30は、送られてきた印画紙2を一旦通過さ
せてその印画紙2の後端を挟持し、そのままX(水平方
向)−Y(上下方向)移動することで現像処理部6への
2列の印画紙搬送ラインに交互に引き渡され、以後の印
画紙2は千鳥状の配置で搬送されていく。
【0011】中間搬送部100は、後で詳しく説明され
るが、下側に位置する第1搬送ユニット50とこの第1
搬送ユニットの上に支持固定されている2つの第2搬送
ユニット60Aと60Bから構成されており、第1搬送
ユニット50はスライドベースユニット40に支持固定
されており、第2搬送ユニット60Aと60Bとともに
装置本体から引き出すことができる。
【0012】以下、各構成要素について説明する:フィ
ルムスキャナー3は、発生させた光ビームの色分布や強
度分布を整えてフィルム1を照射する照明光学系3a
と、フィルム1からの透過光ビームを光学的に処理する
撮像光学系3bと、撮像光学系3bによって導かれた光
ビームをスリット画像としての電荷画像に光電変換する
光電変換部3cから構成されている。光電変換部3cで
取得されたフィルム1のコマ画像の各画素信号は所定の
ビット数(例えば12ビット)のデジタル信号に変換し
てデジタル画像データとしてコントローラ10へ送られ
る。
【0013】投影露光部4は照明光学系4aと露光光学
系4bから構成されており、照明光学系4aは、露光用
光源、露光用光路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタ
が出退することにより露光用光源41からの照射光の色
バランスを調整する調光フィルタと、調光フィルタにて
色バランスを調整した光を均一に混色するミラートンネ
ルなどを備え、露光光学系4bは、焼付対象となるコマ
画像からの透過像を印画紙2上に結像する焼付用レンズ
ユニット、シャッタなどを備えている。
【0014】デジタル露光部5は、ライン露光型光プリ
ントヘッド5aとこのプリントヘッド5aを印画紙2の
搬送方向である副走査方向に移動させる副走査機構5b
から構成されている。この光プリントヘッド5aは、こ
こでは蛍光体発光方式を用いており、赤色露光を行う真
空蛍光素子で構成された赤色プリントヘッドと緑色露光
を行う真空蛍光素子で構成された緑色プリントヘッドと
青色露光を行う真空蛍光素子で構成された青色プリント
ヘッドからなる。各色のプリントヘッドの真空蛍光素子
は印画紙2の幅に対応する長さをもつように主走査方向
(印画紙2の幅方向)にリニアアレイ化されている。光
プリントヘッド5aとしては、蛍光体発光方式以外に液
晶シャッター方式、PLZTシャッター方式、FOCR
T方式、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)方
式などが知られており、設計時に露光仕様に応じて選択
することができる。副走査機構5bは、光プリントヘッ
ド5aを支持する移動台車や、この移動台車を移動させ
る移動機構などを備えている。光プリントヘッド5aは
コントローラ5と接続されており、コントローラ5によ
る各真空蛍光素子の点灯制御及び副走査機構5bを介し
て光プリントヘッド5aを副走査方向に移動させること
により画像データや文字データが印画紙2にカラー露光
される。
【0015】露光時には、フィルムスキャナー3によっ
て読み取られたコマ画像のデータからコントローラ10
が決定した露光条件に基づいて、仕上がりプリントの予
想画像、つまりシミュレート画像がモニタに表示される
ので、表示されたシミュレート画像が適正でないと判断
される場合、オペレータは操作卓10bから露光条件の
修正指示を入力する。コントローラ10は、その修正指
示に基づいて露光条件を修正して最終的な露光条件を決
定し、これに基づいて、投影露光では、調光フィルタの
各フィルタの位置やシャッタの開放時間つまり露光時間
が制御され、デジタル露光ではプリントデータが変更さ
れる。
【0016】振り分け装置30は、図3に示すように、
露光エリア13から延びている印画紙搬送ラインから送
り込まれてくる1列の印画紙2を2列印画紙搬送ライン
として形成されている振り分け後搬送ローラユニット3
0aのそれぞれの列に交互に送り出す。振り分け装置3
0の基本部材は、図3と図4に示すように、垂直に延び
たベースプレート31、ベースプレート31の表側の表
面上にY方向(上下方向)に移動可能に支持された左右
一対の昇降キャリッジ32、および、各昇降キャリッジ
32上にX方向(水平方向)に移動可能に支持された横
断キャリッジ33である。ベースプレート31の裏側と
装置本体のフレームと間には、水平に配置されたスライ
ドレール34が設けられているので、搬送詰まりの除去
やメンテナンス等の目的で、振り分け装置30全体をベ
ースプレート31ごと装置本体から水平方向外側に引き
出すことができる。
【0017】受け取った印画紙2を振り分け後搬送ロー
ラユニット30aの右側列に振り分けるものと左側列に
振り分けるものとを別々に用意されているので、横断キ
ャリッジ33を載せた昇降キャリッジ32は左右1対の
構成となっているが、基本的に対称形態となっているだ
けなので、図4では右側のものだけが示されており、そ
れに従って説明する。各昇降キャリッジ32は、ベース
プレート31上に配置されたモータ35aと、モータ3
5aの回転軸に巻き回された無端状の垂直駆動ベルト3
6aによって、ベースプレート31上に配設された垂直
ガイドレール37aに沿ってベースプレート31の上端
と下端の間を上下方向に往復移動することができる。
【0018】一方、横断キャリッジ33は、昇降キャリ
ッジ32上に配置されたモータ35bと、モータ35b
の回転軸に巻き回された無端状の水平駆動ベルト36b
によって、ベースプレート31上に配設された水平ガイ
ドレール37bに沿って水平に往復移動することができ
る。各横断キャリッジ33は、水平ガイドレール37b
上を往復摺動可能に支持された摺動体33aと、印画紙
2を挟持するために摺動体33a上に回転可能に支持さ
れた一対の挟持ローラ33bとを有する。
【0019】一対の挟持ローラ33bの一方の挟持ロー
ラ33bは、摺動体33a上に回転自在に支持された伝
導軸33cの一端に一体回転可能に連結されており、伝
導軸33cの他部位には入力ギヤ33dがやはり一体回
転可能に連結されている。他方の挟持ローラ33bは遊
転自在に支持されている。なお、入力ギヤ33dと挟持
ローラ33bの間には、ワンウェイクラッチが介装され
ている。挟持ローラ33bの周辺には印画紙2を案内す
る挟持ローラガイド33fが設けられている。
【0020】遊転自在な挟持ローラ33bは、伝導軸3
3c上に揺動可能に支持された揺動アーム33e上に回
転自在に支持されている。そして、揺動アーム33e
は、挟持ローラ33bが水平姿勢になるとともに挟持ロ
ーラガイド33fが垂直(ベースプレート31の面と平
行)に延びる搬送姿勢と、挟持ローラ33bが垂直姿勢
になるとともに挟持ローラガイド33fが水平に延びる
受入れ姿勢との間で揺動可能である。揺動アーム33e
は更に、揺動アーム33eと摺動体33aの間に介装さ
れた図示しない捻りコイルばねの復元力によって、前記
搬送姿勢に付勢されている。一方、ベースプレート31
からは、一対の板状操作部材38がベースプレート31
と平行に延びており、揺動アーム33eが所定位置に移
動すると板状操作部材38と接当して操作され、捻りコ
イルばねの復元力に抗して前記受入れ姿勢に保持され
る。つまりこの受入れ姿勢を作り出す高さレベルにおい
て、露光エリア13から延びている印画紙搬送ラインが
挟持ローラ33bの印画紙挟持ラインが一致する。
【0021】振り分け工程を説明すると、まず最初、右
の昇降キャリッジ32Rはベースプレート31の最下端
まで下がり、しかも、右の横断キャリッジ33Rは、昇
降キャリッジ32R上の左端にくる。そして、右の横断
キャリッジ33Rの入力ギヤ33dは、露光エリア13
から延びている印画紙搬送ラインの下流端側に備えられ
ている駆動ギヤ39と係合状態にある。この状態で挟持
ローラ33bが印画紙2を受け取ることが可能となる。
【0022】露光エリア13から送られてきた印画紙2
が挟持ローラ33bに受け継がれ、やがてその印画紙2
の後端の位置が挟持されると昇降キャリッジ32Rが上
昇を開始する。それにともなって駆動ギヤ39と入力ギ
ヤ33dとの歯合が解除されて挟持ローラ33bは停止
する。昇降キャリッジ32が上昇すると、揺動アーム3
3eは、板状操作部材38との接当から解放されるの
で、前記搬送姿勢に切り替えられる。
【0023】昇降キャリッジ32Rの上昇中に横断キャ
リッジ33も振り分け後搬送ローラユニット30aの右
側ラインに向き合う位置に横移動を行う。昇降キャリッ
ジ32Rが上端位置に到達した時には挟持ローラ33b
も振り分け後搬送ローラ39の右側ラインの手前に位置
することになり、挟持ローラ41が振り分け後搬送ロー
ラユニット30aの右列搬送ラインに印画紙2を送り出
す。続いて、左側の昇降キャリッジと横断キャリッジに
よって同様な動作が繰り返され、振り分け後搬送ローラ
ユニット30aの左列搬送ラインに印画紙2が送り出さ
れる。
【0024】印画紙中間搬送部100が作り出す印画紙
搬送ラインは、図5から明らかなように、振り分け装置
30の振り分け後搬送ローラユニット30から受け取っ
た印画紙2をまず下向きに方向転換して直線搬送する第
2搬送ユニット60Aによって形成される搬送ライン
と、第2搬送ユニット60Aから受け継いで下向きの直
線搬送ののち下端領域で180度方向転換して次に上向
きに直線搬送する第1搬送ユニット50によって形成さ
れる搬送ラインと、第1搬送ユニット50から受け継い
で上向きの直線搬送ののち上端領域で隣接する現像処理
部6に印画紙2を送り込むように水平に方向転換する第
3搬送ユニット50Bによって形成される搬送ラインか
らなる。
【0025】図6と図7とから明らかなように、印画紙
中間搬送部100の基台となるスライドベースユニット
40は、上面に第1搬送ユニット50の取付基準板44
を設けた長方形枠体43からなるスライドベース41
と、このスライドベース41の両側面と装置本体のフレ
ームと間には前後方向水平に延びるスライドレール42
が装備されており、スライドベース41を、装置本体か
ら外側に引き出すことができる。取付基準板44には、
前側に2つのねじ孔46が設けられているとともに、後
ろ側には小径の胴部46aと大径の頭部46bを備えた
位置決めピン46が立設されている。
【0026】スライドベース41に取り付けられる第1
搬送ユニット50は、互いに平行にかつ互いにその溝部
が向き合うように配置された同サイズのチャンネル形状
の前側側板51と後側側板52を備え、それらの側板の
間に、下向き挟持搬送用ベルトコンベヤユニット53と
180度方向転換用挟持搬送ローラユニット54と上向
き挟持搬送用ベルトコンベヤユニット55を装着してい
る。前側側板51の下端部は外側に90度折り曲げられ
て取付部51aを形成しており、この取付部51aの折
り曲げ領域に、取付基準板44に設けられたねじ孔46
に対応する取付孔51bが設けられている。このねじ孔
46と取付孔51bを合わせて、取付ボルト56を締め
込むことにより、第1搬送ユニット50がスライドベー
ス41に固定される。なお、後側側板52の下端部も外
側に90度折り曲げられて形成された取付部52aに位
置決めピン46の胴部46aに合わせた切り欠き孔52
bが設けられており、この切り欠き孔52bの寸法は、
第1搬送ユニット50のスライドベース41への取付時
に切り欠き孔52bに位置決めピン46の胴部46aを
押し付けたときにスライドベース41に対する第1搬送
ユニット50の前後方向と横方向の位置決めが実現する
ように決定されている。
【0027】第2搬送ユニット60Aと第3搬送ユニッ
ト60Bも、互いに平行にかつ互いにその溝部が向き合
うように配置された同サイズのチャンネル形状の前側側
板61と後側側板62を備え、それらの側板の間に、第
2搬送ユニット60Aは水平方向から垂直方向への90
度方向転換用挟持ローラユニット63と下向き挟持搬送
用ベルトコンベヤユニット64を装着しており、第3搬
送ユニット60Bは垂直方向から水平方向への90度方
向転換用挟持ローラユニット65と上向き挟持搬送用ベ
ルトコンベヤユニット66を装着している。第2搬送ユ
ニット60Aと第3搬送ユニット60Bを合わせた幅寸
法は第1搬送ユニット50と同一であり、第2搬送ユニ
ット60Aと第3搬送ユニット60Bのそれぞれの奥行
きは第1搬送ユニット50と同一である。つまり、第2
搬送ユニット60Aと第3搬送ユニット60Bはちょう
ど第1搬送ユニット50の上に積み重ねられる大きさと
なっている。
【0028】第1搬送ユニット50と第2・第3搬送ユ
ニット60A、60Bは連結手段としての位置規制嵌合
手段70によって正確に位置決めしながら連結される。
このため、第1搬送ユニット50の前側側板51と後側
側板52の上端部には、位置規制嵌合手段70の嵌合部
材であるコの字断面の突起片71が設けられている。こ
の突起片71は前側側板51と後側側板52のそれぞれ
の内面コーナ部に合計4つ形成されている。第2・第3
搬送ユニット60A、60Bのそれぞれの前側側板61
と後側側板62の下端部の内面には、位置規制嵌合手段
70の被嵌合部材である受け部72が設けられている。
この受け部72は、突起片71の3つの摺動側面71a
と嵌合する3つの摺動側面を72aを形成している。突
起片71の先端は内側に折り曲げられており、突起片7
1に受け部72を嵌入する際の滑りガイドの役目を果た
す。第1搬送ユニット50の前側側板51と後側側板5
2の端面と第2搬送ユニット60Aの前側側板61と後
側側板62の端面が接当するまで突起片71に受け部7
2を嵌入させることにより、第1搬送ユニット50への
第2搬送ユニット60Aの連結が完了し、所望の位置関
係も確保できる。第1搬送ユニット50への第3搬送ユ
ニット60Bの連結も同様である。この連結を強固なも
のとするため、突起片71に設けられた固定孔71bと
受け部72のそれぞに設けられたと切り欠き長孔72b
を使ってボルト結合される。
【0029】第1搬送ユニット50と第2・第3搬送ユ
ニット60A、60Bの連結が完了すると、スライドベ
ース41上に印画紙中間搬送部100が構築されたこと
になり、スライドベース41を引き出すことで、印画紙
中間搬送部100が装置本体外に出てくるので自由に印
画紙中間搬送部100にアクセスすることができる。こ
の引き出し動作が安定して行われるように、図5に模式
的に示しているが、第2・第3搬送ユニット60A、6
0Bの上部と装置本体の天井フレームとの間にガイドレ
ール80が設けられている。このようなガイドレール8
0は、振り分け装置30にも備えられている。
【0030】第1搬送ユニット50に装着されている下
向き挟持搬送用ベルトコンベヤユニット53、方向転換
用挟持搬送ローラユニット54、上向き挟持搬送用ベル
トコンベヤユニット55、第2搬送ユニット60Aに装
着されている方向転換用挟持ローラユニット63、下向
き挟持搬送用ベルトコンベヤユニット64、そして第3
搬送ユニット60Bに装着されている方向転換用挟持ロ
ーラユニット65、上向き挟持搬送用ベルトコンベヤユ
ニット66は、それぞれ、コントローラ10によって制
御される、ここでは図示されていないモータにより独立
して駆動される。これにより、印画紙2に対する比較的
短い露光時間と長い現像時間を調整すべく、露光済みの
印画紙2を待機させたり、搬送したりする。
【0031】上記実施形態では、印画紙中間搬送部10
0は第1搬送ユニット50とその上に嵌合連結される第
2搬送ユニット60Aと第3搬送ユニット60Bから構
成されていたが、印画紙中間搬送部100のためのユニ
ット構成は種々の形態が考えられる。例えば、図8
(イ)に示すように、前述した第2搬送ユニット60A
と第3搬送ユニット60Bを一体化したものを第1搬送
ユニット50に積み上げる搬送ユニット60Cとして構
成することもできるし、図8(ロ)に示すように、全て
の搬送ユニットの枠体を標準仕様の大きさにするととも
にその下面の連結端部に被嵌合部材72を形成するとと
もにその上面の連結端部に嵌合部材71を形成して、互
いに積み重ね可能としたスタッカブル標準搬送ユニット
50Sとして構成することも可能である。この標準搬送
ユニット50Sに搬送仕様に応じて適当に選択された印
画紙搬送機構を装着するとよい。これにより、全ての搬
送ユニットの枠体が共通化されるので製造コストや在庫
調整に関して利点を生み出す。また、印画紙中間搬送部
100に要求される搬送長さに応じて搬送ユニット50
Sの積み上げる際、図8(ハ)に示すように、最下段に
取り付けられる適当なダミーボックス50Dが用意され
ていると便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】印画紙中間搬送部を装置本体から引き出した状
態での写真処理装置を示した外観斜視図
【図2】写真処理装置のブロック図
【図3】振り分け装置の側面図
【図4】振り分け装置の右側領域を示す斜視図
【図5】振り分け装置と中間搬送部における印画紙搬送
ラインを示す概略図
【図6】中間搬送部の各ユニットの組み付けを示す分解
斜視図
【図7】スライドベースユニットと第1搬送ユニット搬
送部取付を示す分解斜視図
【図8】中間搬送部の種々のユニット構成を示す概略図
【符号の説明】
2 印画紙(写真プリント) 6 現像処理部 13 露光エリア 30 振り分け装置 40 スライドベースユニット 41 スライドベース 42 スライドレール 50 第1搬送ユニット 50S 標準スタッカブル搬送ユニット 60A 第2搬送ユニット 60B 第3搬送ユニット 70 連結手段(位置規制嵌合手段) 71 嵌合部(突起片) 72 被嵌合部(受け部) 80 ガイドレール 100 印画紙中間搬送部(印画紙搬送部)
フロントページの続き (72)発明者 東 信二 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2H098 AA03 CA20 CA25 2H112 AA11 AA13 BA09 BA25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印画紙を現像処理部へ搬送する印画紙搬送
    部が装置本体から引き出し可能なスライドベースに支持
    されている写真処理装置において、 前記印画紙搬送部が少なくとも第1搬送ユニットと第2
    搬送ユニットから構成され、前記第1搬送ユニットが前
    記スライドベースに支持固定され、前記第2搬送ユニッ
    トが連結手段を介して前記第1搬送ユニットに受け止め
    支持されていることを特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】前記連結手段は、前記第1搬送ユニットの
    連結端部に形成された嵌合部材とこの嵌合部材と嵌合可
    能な前記第2搬送ユニットの連結端部に形成された被嵌
    合部材とからなる位置規制嵌合手段として構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の写真処理装置。
  3. 【請求項3】前記第2搬送ユニットはその下面の連結端
    部に前記被嵌合部材を形成するとともにその上面の連結
    端部に前記嵌合部材を形成したスタッカブルユニットと
    して構成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    写真処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7800778B2 (en) 2002-03-12 2010-09-21 Hewlett-Packard Indigo B.V. LED print head printing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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