JP2001122509A - ソータ - Google Patents

ソータ

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JP2001122509A
JP2001122509A JP30379399A JP30379399A JP2001122509A JP 2001122509 A JP2001122509 A JP 2001122509A JP 30379399 A JP30379399 A JP 30379399A JP 30379399 A JP30379399 A JP 30379399A JP 2001122509 A JP2001122509 A JP 2001122509A
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tray
bracket
photographic paper
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JP30379399A
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Yoshifumi Nakamura
善文 中村
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソータコンベヤの裏側駆動ラインにおいて受け
皿の移動軌跡ラインが膨らまないようなソータを提供す
る。 【解決手段】写真プリント2が出し入れされる複数の受
け皿40と、前記受け皿を所定ピッチで取り付けるとと
もに表側駆動ラインと裏側駆動ラインを形成しているチ
ェインコンベヤとを備え、受け皿が前記表側駆動ライン
において張り出し姿勢となるとともに前記裏側駆動ライ
ンにおいて移動軌跡スペースを小さくする折り畳み姿勢
となり、裏側駆動ラインの少なくとも一部の領域に前記
チェインコンベヤのチェイン35が膨らみ側に変位する
のを防止する位置規制部材23が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仕分け物が出し入
れされる複数の受け皿と、前記受け皿を所定ピッチで取
り付けるとともに表側駆動ラインと裏側駆動ラインを形
成している無端循環回動体とを備え、前記受け皿が前記
無端循環回動体に取り付けられたブラケットに揺動支持
され、かつ前記受け皿が前記表側駆動ラインにおいて開
き揺動することで仕分け物の出し入れを可能にする張り
出し姿勢となるとともに前記裏側駆動ラインにおいて閉
じ揺動することで移動軌跡スペースを小さくする折り畳
み姿勢となるソータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のソータは、露光を終えた印画紙
を現像処理することによって得られた写真プリントを、
通常はフィルム1本分であるオーダ単位に区分けして、
各受け皿に取り込んでいく写真プリントのソーティング
に用いられることができ、そのようなソータは例えば特
開平9−175726号に開示されている。そこでは、
チェイン等の無端循環回動体によって構築される循環回
動機構は、両端領域を駆動スプロケットとテンションス
プロケットによって方向転換(180度)駆動ラインと
して形成し、そしてそれらの間を直線的に延びる表側駆
動ラインと裏側駆動ラインを形成するが、この表側駆動
ラインを写真プリントの出し入れラインとしてこのライ
ンの所定位置で受け皿に1オーダの写真プリントを積み
込み、その他の箇所でその1オーダの写真プリントを取
り出せるようにし、かつこの裏側駆動ラインを積み込み
位置への戻りラインとしてこのラインを空の受け皿が移
動するようになっている。このため、表側駆動ラインで
は、受け皿が開き揺動することでこの受け皿が略水平状
態となる張り出し姿勢になり、裏側駆動ラインでは、受
け皿が閉じ揺動することで受け皿の移動軌跡スペースを
小さくした折り畳み姿勢となる。この移動軌跡スペース
の縮小は、裏側駆動ラインを形成するチェインから外側
鉛直方向での受け皿の先端部までの距離を小さくするこ
とで実現しており、これによりソータの奥行きが短くな
り、ソータのコンパクト化に大きく貢献している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、この
種のソータでは、裏側駆動ラインにおける受け皿を折り
畳み姿勢にすることで受け皿の移動軌跡スペースを小さ
くするようにしていたが、受け皿の重量等によるチェイ
ンのたるみをテンションスプロケットが完全と吸収する
ことができないので、チェイン結果的には受け皿が循環
回動ラインから離脱する方向にどうしても膨らんでしま
い、受け皿の移動軌跡ラインが膨らむことで、受け皿の
先端部がソータの奥パネルと接触して騒音を発するとい
う問題点が生じた。このため、受け皿の膨らみ分だけ奥
パネルまでの奥行きを大きくすれば、ソータのコンパク
ト化に逆行してしまうという別な問題が生じる。上記実
状に鑑み、本発明の課題は、裏側駆動ラインにおいて受
け皿の移動軌跡ラインが膨らまないようなソータを提供
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるソータは、仕分け物が出し入れされる
複数の受け皿と、前記受け皿を所定ピッチで取り付ける
とともに表側駆動ラインと裏側駆動ラインを形成してい
る無端循環回動体とを備え、前記受け皿が前記無端循環
回動体に取り付けられたブラケットに揺動支持され、か
つ前記受け皿が前記表側駆動ラインにおいて開き揺動す
ることで仕分け物の出し入れを可能にする張り出し姿勢
となるとともに前記裏側駆動ラインにおいて前記受け皿
が閉じ揺動することで移動軌跡スペースを小さくする折
り畳み姿勢となり、裏側駆動ラインの少なくとも一部の
領域に、前記無端循環回動体が膨らみ側に変位するのを
防止する位置規制部材が設けられている。
【0005】この構成では、受け皿の移動軌跡ラインが
膨らみがちとなる裏側駆動ラインの所定領域には位置規
制部材が設けられているので、無端循環回動体が膨らむ
ことが強制的に防止され、その結果として裏側駆動ライ
ンから外側鉛直方向での受け皿の先端部までの所望の距
離が維持され、極力奥行きを小さくしてソータのコンパ
クト化を行っても、受け皿の先端部がソータの奥パネル
と接触するような問題はなくなる。また、受け皿が膨ら
まないということは、チェイン等の無端循環回動体によ
って循環回動機構を構築した場合、テンションスプロケ
ットによるたるみ吸収にもよい効果を与える。
【0006】さらに、前記裏側駆動ラインにおいて前記
受け皿の移動軌跡スペースを小さくするために本発明に
よる好適な実施形態では、前記受け皿が前記ブラケット
に揺動支持された第1揺動皿とこの第1揺動皿に揺動支
持された第2揺動皿とからなる折り畳み構造体として形
成されている。この折り畳み構造体を採用したことによ
り、表側駆動ラインでは、第1揺動皿と第2揺動皿によ
る2つ折れ構造の受け皿が開き揺動することで第1揺動
皿と第2揺動皿が略水平状態となる張り出し姿勢にな
り、裏側駆動ラインでは、その2つ折れ構造をある程度
折り畳むことで受け皿の移動軌跡スペースを小さくした
折り畳み姿勢となる。
【0007】本発明の好適な実施形態の1つとして、前
記ブラケットに被規制部材が設けられており、この被規
制部材が膨らみ防止のために前記位置規制部材と係合す
るように構成するならば、受け皿を構成する部材の内、
無端循環回動体に取付固定されるとともに揺動変位など
しない基端部材に、位置規制部材に係合する被規制部材
を設けているので、その膨らみ防止機能が非常に安定し
たものとなる。
【0008】さらに好適な実施形態として、前記位置規
制部材を溝レールとして形成し、前記被規制部材を前記
両溝レール内を転動するローラとして形成するならば、
膨らみ防止策が受け皿の移動時の搬送抵抗となることが
極力抑えられし、被規制部材としてのローラが位置規制
部材としての溝レールに係合していても、バランスの良
い受け皿の移動が実現する。本発明によるその他の特徴
及び利点は、以下図面を用いた実施例の説明により明ら
かになるだろう。
【0009】
【発明の実施の形態】プリンタープロセッサーの1つの
実施形態の外観斜視図とブロック図がそれぞれ図1と図
2に示されている。このプリンタープロセッサーの正面
パネルの右端には、本発明によるソータ20が組み付け
られている。プリンタープロセッサーは、写真用フィル
ム(以下、単にフィルムと言う。)1のコマ画像をデジ
タル画像データとして取得するフィルムスキャナー3
と、プリントサイズに合わせてペーパーカッター12に
よってカットされた印画紙2に対して画像を焼き付ける
露光エリア100と、この露光エリア100で露光され
た印画紙2を現像する現像処理部6、現像処理された印
画紙2を写真プリントとしてソータ20に送り込む横送
りコンベヤ7と、フィルム1をフィルムスキャナー3や
露光エリア100へ搬送するフィルム搬送機構8と、印
画紙2をペーパーマガジンマガジン11から露光エリア
100及び現像処理部6を経て横送りコンベヤ7へ搬送
する印画紙搬送機構9と、このプリンタープロセッサー
の各部の制御を行ったり各種機能を実現するコントロー
ラ10を備えている。コントローラ10には、画像や文
字を表示させるCRTや液晶ディスプレイによって構成
されるモニタ10a及び各種の情報入力を行うためのキ
ーボードを備えた操作卓10bが付帯している。
【0010】前述した露光エリア100には、共通の露
光ポイントで、フィルム1のコマ画像を印画紙2に投影
して印画紙2に画像を焼き付ける投影露光部4と、フィ
ルムスキャナー3で取得されたデジタル画像やその他の
デバイスを通じて入力されたデジタル画像データに基づ
いて制御された光ビームによって印画紙2に画像を焼き
付けるデジタル露光部5とが備えられている。
【0011】印画紙2に対する比較的短い露光時間と長
い現像時間を考慮して、このプリンタープロセッサーの
印画紙搬送機構9は、露光エリア100までは1列の印
画紙搬送ラインで、現像処理部6からは2列の印画紙搬
送ラインを形成している。このため、露光エリア100
と現像処理部6との間には、スイッチバック式振り分け
装置13が備えられている。このスイッチバック式振り
分け装置13は、送られてきた印画紙2を一旦通過させ
てその印画紙2の後端を挟持し、そのままX(横断方
向)−Y(昇降方向)移動することで現像処理部6への
2列の印画紙搬送ラインに交互に引き渡され、以後の印
画紙2は千鳥状の配置で搬送されていく。
【0012】以下、各構成要素について説明する。フィ
ルムスキャナー3は、発生させた光ビームの色分布や強
度分布を整えてフィルム1を照射する照明光学系3a
と、フィルム1からの透過光ビームを光学的に処理する
撮像光学系3bと、撮像光学系3bによって導かれた光
ビームをスリット画像としての電荷画像に光電変換する
光電変換部3cから構成されている。光電変換部3cで
取得されたフィルム1のコマ画像の各画素信号は所定の
ビット数(例えば12ビット)のデジタル信号に変換し
てデジタル画像データとしてコントローラ10へ送られ
る。
【0013】投影露光部4は照明光学系4aと露光光学
系4bから構成されており、照明光学系4aは、露光用
光源、露光用光路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタ
が出退することにより露光用光源41からの照射光の色
バランスを調整する調光フィルタと、調光フィルタにて
色バランスを調整した光を均一に混色するミラートンネ
ルなどを備え、露光光学系4bは、焼付対象となるコマ
画像からの透過像を印画紙2上に結像する焼付用レンズ
ユニット、シャッタなどを備えている。
【0014】デジタル露光部5は、ライン露光型光プリ
ントヘッド5aとこのプリントヘッド5aを印画紙2の
搬送方向である副走査方向に移動させる副走査機構5b
から構成されている。この光プリントヘッド5aは、こ
こでは蛍光体発光方式を用いており、赤色露光を行う真
空蛍光素子で構成された赤色プリントヘッドと緑色露光
を行う真空蛍光素子で構成された緑色プリントヘッドと
青色露光を行う真空蛍光素子で構成された青色プリント
ヘッドからなる。各色のプリントヘッドの真空蛍光素子
は印画紙2の幅に対応する長さをもつように主走査方向
(印画紙2の幅方向)にリニアアレイ化されている。光
プリントヘッド5aとしては、蛍光体発光方式以外に液
晶シャッター方式、PLZTシャッター方式、FOCR
T方式、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)方
式などが知られており、設計時に露光仕様に応じて選択
することができる。副走査機構5bは、光プリントヘッ
ド5aを支持する移動台車や、この移動台車を移動させ
る移動機構などを備えている。光プリントヘッド5aは
コントローラ5と接続されており、コントローラ5によ
る各真空蛍光素子の点灯制御及び副走査機構5bを介し
て光プリントヘッド5aを副走査方向に移動させること
により画像データや文字データが印画紙2にカラー露光
される。
【0015】露光時には、フィルムスキャナー3によっ
て読み取られたコマ画像のデータからコントローラ10
が決定した露光条件に基づいて、仕上がりプリントの予
想画像、つまりシミュレート画像がモニタに表示される
ので、表示されたシミュレート画像が適正でないと判断
される場合、オペレータは操作卓10bから露光条件の
修正指示を入力する。コントローラ10は、その修正指
示に基づいて露光条件を修正して最終的な露光条件を決
定し、これに基づいて、投影露光では、調光フィルタの
各フィルタの位置やシャッタの開放時間つまり露光時間
が制御され、デジタル露光ではプリントデータが変更さ
れる。
【0016】横送りコンベヤ7は、図3に示すように、
印画紙搬送機構9の下流端に設けられている印画紙排出
ユニット90とソータ20との間に設けられたベルトコ
ンベヤであり、その搬送方向:Bは印画紙排出ユニット
90から排出される印画紙2の排出方向:Aに対してほ
ぼ直交しており、2列千鳥状に送られてくる印画紙2
を、コンベア搬送面7a上の異なった位置でそれぞれ受
けて、ソータ20の受け皿30上へ送り込む。コンベア
搬送面7aの上方には搬送中の印画紙2を押さえ込む押
さえローラ7bが設けられている。
【0017】印画紙排出ユニット90は、挟持搬送ロー
ラ機構91を印画紙2の搬送方向に沿って備え、その終
端である印画紙排出口には挟持搬送ローラ機構91より
高速の排出挟持ローラ機構92を備えている。図3に示
すように、挟持搬送ローラ機構91を構成するローラ9
1aは、印画紙2の2列の印画紙搬送ラインをカバーす
る単一の幅広ローラとなっている。排出挟持ローラ機構
92は、大径の駆動ローラ92aとこれに接触して回転
する小径の受けローラ92bから構成されており、駆動
ローラ92aは、原動軸92c側から支持され、その原
動軸92cと駆動ローラ92aの軸との間に歯車駆動伝
達機構92dを備えている。歯車駆動伝達機構92dの
従動側ギヤと駆動ローラ92aの軸との間に所定値以上
の回転トルクに対してローラの回転をフリーとするトル
クリミッター92eを備えている。このトルクリミッタ
ー92eは挟持搬送ローラ機構91と排出挟持ローラ機
構92との印画紙搬送速度差を吸収するものであり、挟
持搬送ローラ機構91から排出挟持ローラ機構92に引
き継がれる印画紙2は、トルクリミッター92eのすべ
りにより挟持搬送ローラ機構91の搬送速度で搬送され
ているが、この印画紙2の後端が挟持搬送ローラ機構9
1から離脱した時点で、より速い排出挟持ローラ機構9
2の搬送速度まで加速され、高速で横送りコンベア7側
へ排出される。
【0018】次に、ソータ20の詳細な構造について説
明する。図4に示すように、このソータ20は、循環回
動機構としての縦型チェインコンベヤ30と、このチェ
インコンベヤ30に所定ピッチで取り付けられている受
け皿40と、ハウジング21とを備えている。チェイン
コンベヤ30は、図示されていない動力機構によって回
転駆動される駆動軸31に取り付けられた駆動スプロケ
ット32と、この駆動スプロケット32の下方に配置さ
れた従動軸33に取り付けられた従動スプロケット34
と、駆動スプロケット32と従動スプロケット34とに
巻き掛けられた無端循環回動体としてのチェイン35と
から構成されている。従動軸33は上下方向に移動可能
で、従動スプロケット34を介してチェイン35のたる
みをとるために従動軸33をばねによって下方に付勢し
ているテンション機構36と連結している。駆動スプロ
ケット32の回転方向は図4において反時計方向であ
り、チェイン35は、駆動スプロケット領域での上側方
向転換駆動ライン34aと、上から下に移動する表側駆
動ライン34bと、従動スプロケット領域での下側方向
転換駆動ライン34cと、ハウジング21の奥パネル2
1a側を下から上に移動する裏側駆動ライン34dを形
成する。
【0019】後から詳しく説明するが、受け皿40は、
表側駆動ライン34bにおいてその受け面が概略水平と
なる張り出し姿勢になるよう構成されており、チェイン
コンベヤ30を間欠運転することで、横送りコンベア7
から送り込まれる仕分け物としての1オーダ分の印画紙
(写真プリント)2を順次積み込んでいく。写真プリン
ト2を積み込まれた受け皿40が下側方向転換駆動ライ
ン34cに達するまでの間にオペレータはその写真プリ
ント2を取り出し、出荷作業を行う。裏側駆動ライン3
4dにおいて受け皿40は、折り畳まれた姿勢となり、
奥パネル21aとわずかの隙間だけを確保しながら上方
に移動する。
【0020】次に、チェインコンベヤ30と写真プリン
ト2を受け入れる受け皿40との関係について説明す
る。図5に示するようにチェインコンベヤ30の中核部
材として上下方向に延びた縦支柱22がそれぞれ間隔を
あけて2本立設されている。この縦支柱の22の下方に
は従動軸33のための長孔状のボス部が形成されている
とともに、上方には駆動軸31のためのボス部が形成さ
れている。さらに縦支柱22の表側駆動ライン34b側
と裏側駆動ライン34dライン側の両端部にH形断面の
プロファイル部23が形成されている。このH形プロフ
ァイル部23は、上辺部23aと下辺部23bそしてそ
れらをつなぐつなぎ部23cからなり、それらによって
凹状スペース23dを形成している。つまり垂直に延び
たこのH形プロファイル部23は凹状スペース23dを
溝とする溝レールとなっている。
【0021】チェイン35には所定ピッチでアングル状
の取付リンクプレート35aが取り付けられており、こ
の取付リンクプレート35aの上面に受け皿40の幅に
匹敵する幅広のブラケット41の下面中央部が載せら
れ、ねじ固定されている。ブラケット41の下面には左
右一対のスカート部41aが形成されており、各スカー
ト部41aに2個のガイドローラ42aが駆動軸31と
平行な軸芯42a周りで回転可能に取り付けられてい
る。図6に示すように、このガイドローラ42は前述し
たH形断面のプロファイル部23の凹状スペース23d
内に入り込み、一方のガイドローラ42は上辺部23a
に接触して転動し、他方のガイドローラ42は下辺部2
3bに接触して転動する。このようにガイドローラが4
2がH形断面のプロファイル部23に係合している限
り、チェイン35及び受け皿40は、表側駆動ライン3
4bあるいは裏側駆動ライン34dから外側に膨れるこ
とが防止される。
【0022】つまり、このH形断面のプロファイル部2
3が、無端循環回動体としてのチェイン35が膨らみ側
に変位するのを防止し、その結果として受け皿40の外
端が外方に振れていくのをを規制する位置規制部材とし
て機能し、ガイドローラ42が被規制部材として機能し
ている。このH形プロファイル部23は、図4で模式的
に示しているように、表側駆動ライン34b側ではほぼ
全域に、裏側駆動ライン34d側では受け皿40が外側
に膨れやすい箇所に設けられている。
【0023】図5と図6から明らかなように、ブラケッ
ト41の上面には幅方向に複数のボスブロック41bが
並設されており、このボスブロック41bに支持されて
いる第1揺動軸43に、第1揺動皿44の一端が揺動可
能に支持されている。さらにこの第1揺動皿44の他端
に第2揺動皿46が第1揺動軸43と平行な第2揺動軸
45を介して揺動可能に連結されている。第1揺動皿4
4と第2揺動皿46がほぼ水平となる張り出し姿勢とな
ることで、第1揺動皿44から第2揺動皿46にいたる
写真プリント2のための受け面が形成される。
【0024】表側駆動ライン35bにおける受け皿40
の張り出した姿勢の保持は、ブラケット41のボスブロ
ック41bからさらに延長した延設された第1当たり部
41cと第1揺動皿44の下面内側基端部に形成された
第1当たり受け部44aとの接当、及び第1揺動皿44
の下面外側基端部に形成された第2当たり部44bと第
2揺動皿46の内側基端部に形成された第2当たり受け
部46aとの接当によって実現できるようになってい
る。
【0025】一方、裏側駆動ライン35dにおける折り
畳み姿勢の姿勢保持は、第1揺動皿44はブラケット4
1の上面との設当で所定角度に維持されることと、第1
揺動皿44に対する第2揺動皿46は重力による第2揺
動軸45の鉛直方向に垂れ下がりが後続側の受け皿40
の第2当たり部44bによって受け止められることによ
って安定したものとなる。この安定した折り畳み姿勢の
姿勢では、受け皿40の裏側駆動ライン35dに対する
奥パネル21a方向の高さが低いものとなっているお
り、しかも前述したガイドローラ42とH形プロファイ
ル部23の係合による位置規制のため移動軌跡が変動し
ない。このことは、ハウジング21の奥行きが短いもの
となって、ソータ20のコンパクト化に貢献している。
【0026】上述した実施形態では、循環回動機構30
は縦型チェインコンベヤとして構成されていたが、横型
のコンベヤとして構成してもよい。その際、第1揺動皿
44の重力による垂れ下がりを防止するため被規制部材
42をブラケット41ではなく第1揺動皿44に設ける
と好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソータを備えたプリンタープロセッサ
ーの外観斜視図
【図2】プリンタープロセッサーのブロック図
【図3】印画紙排出口と横送りコンベヤとソータの受け
皿の位置関係を示す概略斜視図
【図4】ソータの横断面図
【図5】チェインコンベヤと受け皿の取付構造を示す平
面図
【図6】受け皿の側面図
【符号の説明】
2 印画紙(写真プリント) 7 横送りコンベヤ 20 ソータ 21 ハウジング 21a 奥パネル 23 H形プロファイル部(位置規制部材) 30 チェインコンベヤ(循環回動機構) 32 駆動スプロケット 34 従動スプロケット 35 チェイン 35a 上側方向転換駆動ライン 35b 表側駆動ライン 35c 下側方向転換駆動ライン 35d 裏側駆動ライン 40 受け皿 41 ブラケット 42 ガイドローラ(被規制部材) 44 第1揺動皿 46 第2揺動皿

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕分け物が出し入れされる複数の受け皿
    と、前記受け皿を所定ピッチで取り付けるとともに表側
    駆動ラインと裏側駆動ラインを形成している無端循環回
    動体とを備え、前記受け皿が前記無端循環回動体に取り
    付けられたブラケットに揺動支持され、かつ前記受け皿
    が前記表側駆動ラインにおいて開き揺動することで仕分
    け物の出し入れを可能にする張り出し姿勢となるととも
    に前記裏側駆動ラインにおいて閉じ揺動することで移動
    軌跡スペースを小さくする折り畳み姿勢となるソータに
    おいて、 裏側駆動ラインの少なくとも一部の領域に、前記無端循
    環回動体が膨らみ側に変位するのを防止する位置規制部
    材が設けられていることを特徴とするソータ。
  2. 【請求項2】前記裏側駆動ラインにおいて前記受け皿の
    移動軌跡スペースを小さくするため、前記受け皿が前記
    ブラケットに揺動支持された第1揺動皿とこの第1揺動
    皿に揺動支持された第2揺動皿とからなる折り畳み構造
    体として形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のソータ。
  3. 【請求項3】前記ブラケットに被規制部材が設けられて
    おり、この被規制部材が膨らみ防止のために前記位置規
    制部材と係合することを特徴とする請求項1又は2に記
    載のソータ。
  4. 【請求項4】前記位置規制部材は溝レールとして形成さ
    れており、前記被規制部材は前記両溝レール内を転動す
    るローラとして形成されていることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のソータ。
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