JPH0980634A - 画像焼付装置 - Google Patents

画像焼付装置

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Publication number
JPH0980634A
JPH0980634A JP23555895A JP23555895A JPH0980634A JP H0980634 A JPH0980634 A JP H0980634A JP 23555895 A JP23555895 A JP 23555895A JP 23555895 A JP23555895 A JP 23555895A JP H0980634 A JPH0980634 A JP H0980634A
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JP
Japan
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liquid crystal
image
optical axis
crystal panel
glass plate
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Pending
Application number
JP23555895A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiro Terajima
章朗 寺嶋
Mamoru Ogasawara
護 小笠原
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルを用いて高解像度の画像を焼付け
する。 【解決手段】 液晶パネルを透過した光軸Xの露光光
は、液晶パネルと印画紙との間に配置された偏向部12
0のガラス板122を第1の位置に配置すると、ガラス
板122の入射面及び出射面において偏向され、ガラス
板122を透過した露光光の光軸は光軸X2 となり、液
晶パネルを透過した露光光の光軸Xと距離d 1 ずれた位
置に画像を焼付けする。その後、ガラス板122を第2
の位置に配置すると、同様に入射面及び出射面において
偏向し、光軸Xから距離d1 と等しい距離d2 ずれた位
置に画像を焼付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像焼付装置に係
り、より詳しくは、複数の液晶素子から構成される液晶
パネルを用いた画像焼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真フィルムに記録された画
像を撮像してデジタル画像データに変換し、変換された
画像データを液晶パネルに表示させて画像を焼付けする
ことが行われている。液晶パネルは、透過状態を電気的
に制御可能な縦横に配列された複数の液晶素子から構成
されており、得られた画像データを各素子に対応させる
ことによって、液晶パネル上に表示画像を構成するよう
になっている。液晶パネルに表示された表示画像は、露
光光により各液晶素子に対応した透過状態に基づいて、
印画紙等の感光材料に焼付けされるようになっている。
【0003】しかし、液晶パネル上の表示画像を露光光
が透過することによって感光材料に焼付けされる画像
(以下、液晶透過画像)の画素密度は、液晶パネルを構
成する液晶素子の密度に依存している。このため、高解
像度の画像を得るためには液晶パネルの素子密度を向上
させることが要求されるが、各素子に対応する配線スペ
ース等の構造的な理由や、製造上の理由により、液晶パ
ネルを構成する素子密度の向上には限界がある。
【0004】これに対して、1素子による感光材料上の
焼付領域を複数箇所に増やして、疑似的に液晶透過画像
の画素密度を向上させる方法が提案されている。
【0005】このような方法として、感光材料を固定
し、液晶パネルを移動させて複数回露光する方法と、液
晶パネルを固定して、感光材料を移動させて複数回露光
する方法とがある。これらの方法によれば、例えば2回
移動させて露光を行えば、得られた液晶透過画像の画素
密度は2倍に向上させることができるため、高解像度の
画像を得ることができる。
【0006】しかし、液晶パネル又は感光材料を移動さ
せるには、大がかりな移動手段が必要であり、小型化が
要求される現状においては、装置のサイズの拡大は好ま
しくない。また、液晶素子レベルの移動が要求されるた
め、微妙な移動が可能でなればならず、このための制御
は容易ではない。このため装置構成が複雑になり、装置
のコストを抑えることができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して成されたものであり、液晶パネルを用いて高解像
度の画像を焼付けすることができる画像焼付装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像焼付
装置は、縦横に複数配列された液晶素子から構成され、
各液晶素子の透過状態を電気的に制御して各液晶素子に
対応した画像を表示し、光源からの露光光を各液晶素子
に対応した透過状態で透過させる液晶パネルと、前記液
晶パネルを透過した露光光の光軸上に配置され、出射時
の光軸が入射時の光軸に対して平行な光軸となるよう
に、その光軸を法線とする傾斜角度に応じて入射時と出
射時とで偏向する偏向手段と、前記偏向手段を前記光軸
を法線とする位置を中心に、同一角度に振り分けて位置
決めする位置決め手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0009】このため、液晶パネルを透過した露光光
は、偏向手段の入射面と出射面とで偏向されて、入射時
の光軸とは平行に所定量ずれて偏向手段を透過する。ま
た位置決め手段が、露光光の光軸を中心に異なる方向に
同一角度で振り分けて偏向手段を位置決めして露光光を
透過させるので、偏向手段を透過する露光光の光路長が
一定になる。
【0010】この結果、液晶パネルを透過した露光光に
より偏向手段を透過して、液晶パネルに表示された画像
を感光材料に焼付けを行う際に、位置決め手段によって
偏向手段を位置決めすると共に画像を露光するので、光
路長が同一であり平行にずれた複数の露光光によって画
像が感光材料上に焼付けされる。従って、液晶パネル及
び感光材料等の他の部材を移動させることなく、偏向手
段の位置決めによって、簡便に感光材料上の複数箇所を
露光することができ、液晶透過画像の画素を、簡便な機
構で画素密度を向上させて高解像度の画像を得ることが
できる。
【0011】請求項2記載の画像焼付装置は、請求項1
において、前記位置決め手段が、1つの前記偏向手段を
駆動させて予め定められた2位置に配置することを特徴
としている。
【0012】これによれば、偏向手段を、予め設定され
た2位置例えば、偏向手段の光軸に対する傾斜角度が異
なる位置又は、偏向手段において出射角度が異なる2つ
の位置に、各々配置する。傾斜させる場合には、例え
ば、表面が平面な1の偏向手段の配置角度を所定の範囲
内で変更させることによって光軸を偏向する。一方、出
射角度が異なる位置に配置させる場合には、例えば、偏
向手段の出射面は、液晶パネルの液晶素子に対応して設
けられた光軸を偏向可能な異なる傾斜面を有する多面状
の偏向手段を、異種面間で移動させることによって光軸
を変更する。
【0013】これにより、単純な移動によって光軸を偏
向し、液晶透過画像の画素密度を向上させて高解像度の
画像を得ることができる。
【0014】請求項3記載の画像焼付装置は、請求項1
において、前記位置決め手段が、複数の前記偏向手段
を、予め定められた1位置に交互に配置することを特徴
としている。
【0015】これによれば、光軸を偏向可能な複数の偏
向手段を交互に所定の1位置に配置することによって、
簡便に露光光を偏向させて感光材料の複数箇所を露光す
る。これにより、微妙な移動機構を必要とすることなく
光軸を偏向し、液晶透過画像の画素密度を向上させて高
解像度の画像を得ることができる。
【0016】請求項4記載の画像焼付装置は、請求項3
において、前記位置決め手段が、複数の前記偏向手段
を、回転又は往復移動させることによって、1位置に交
互に配置することを特徴としている。
【0017】これによれば、偏向手段を、回転又は往復
させる単純な機構によって簡便に1位置に配置して、高
解像度の画像を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る実施の形態を説明する。
【0019】図1に示されるように、プリンタプロセッ
サ10は、外部をケーシング12により覆われており、
本プリント及び副プリントの印画紙への露光を行うプリ
ンタ部58と、露光された印画紙に対し現像・定着・水
洗・乾燥の各処理を行うプロセッサ部72と、から構成
されている。
【0020】プリンタ部58には、ケーシング12から
(図1の左方へ向けて)突出する作業テーブル14が設
置されており、作業テーブル14の上面には、ネガフィ
ルム16をセットするネガキャリア18、及びオペレー
タがコマンドやデータ等を入力するためのキーボード1
5が配置されている。
【0021】作業テーブル14の下方には主露光用光源
部36が設置されている。主露光用光源部36には光源
38が設置されており、光源38から射出された光が作
業テーブル14上に位置するネガキャリア18にセット
されたネガフィルム16へ照射されるように、色補正フ
ィルタ(以下、Color-Correction Filter :CCフィル
タという)40及び拡散筒42が順に配設されている。
CCフィルタ40はC(シアン)、M(マゼンダ)、Y
(イエロー)の各フィルタから構成され、各々はCCフ
ィルタ制御部39(図2)による制御の下に作動し、光
源38から射出された光の光軸上に出没可能とされてい
る。
【0022】ネガキャリア18の上方(図1において上
側)には、アーム44が設けられ、アーム44内には、
主露光用光学系46及びインデックスプリント等の副プ
リントの露光を行う副プリント部22が設けられてい
る。
【0023】主露光用光学系46には、ネガフィルム1
6の光の射出側からハーフミラー43、露光倍率を変更
するための露光レンズ48、ブラックシャッタ50及び
ミラー51が順に配設されており、ネガ画像を露光室5
2にセットされた印画紙54に結像するようになってい
る。
【0024】アーム44上方右側面とケーシング12の
上面との角部には、装着部60が設けられており、装着
部60には、印画紙54をリール62に層状に巻き取っ
て収容するペーパマガジン64が装着されるようになっ
ている。装着部60近傍にはローラ対66が配置されて
おり、印画紙54を挟持して水平状態で露光室52へ搬
送する。
【0025】露光室52には、ローラ67、68A、6
8B、68Cがさらに配置され、露光室52においてネ
ガフィルム16の画像が焼付けられた印画紙54が、ロ
ーラ66、67、68A、68B、68Cの各々により
搬送され、後述するプロセッサ部72へ搬送される。な
お、ローラ68Aの下流側には、カッタ71が配置され
ている。このカッタ71は、露光処理が終了した印画紙
54の後端を切断するためのものである。
【0026】また、ローラ68Aとローラ68Bとの間
には焼付処理された印画紙54を略U字状に案内してス
トックしておく第2のストック部73が設けられてい
る。第2のストック部73では、印画紙54をストック
することにより、プリンタ部58とプロセッサ部72と
の処理時間の差を吸収する。
【0027】プロセッサ部72には、発色現像処理液が
貯留された発色現像処理槽74、漂白定着処理液が貯留
された漂白定着処理槽76、及び水洗処理液が貯留され
た複数のリンス処理槽78が設けられており、印画紙5
4が各槽を順に通過することで、現像・定着・水洗処理
が行われる。水洗処理された印画紙54は搬送されて、
リンス処理槽78に隣接する乾燥部80で乾燥処理が施
される。
【0028】印画紙54は、図示しない一対のローラに
挟持され、乾燥処理終了後に乾燥部80から一定速度で
排出される。乾燥部80の下流側にはカッタ部84が設
けられており、カッタ部84には、印画紙54に付与さ
れたカットマークを検知するカットマークセンサ86
と、印画紙54の濃度を測定するためのペーパー濃度測
定部90と、印画紙54を切断するカッタ88と、が設
置されている。これらカットマークセンサ86、ペーパ
ー濃度測定部90、カッタ88はそれぞれ主制御部20
に接続されている。カッタ部84では、印画紙54がカ
ッタ88によって画像コマ毎にカットされ、ソータ部9
2へ排出される。ソータ部92では、仕分けられると共
に所定の検定作業が行われる。この検定作業によって、
所謂ピンボケ等の不良プリントが抜き取られた後、正常
な写真プリントはネガフィルムと共に顧客へと返却され
る。
【0029】図2に示されるように、ハーフミラー43
で反射する光路の下流側には、測光用の画像の倍率を変
更するための測光用レンズ45及びハーフミラー47が
順に配置されている。なお、測光レンズ45は、本実施
の形態では、所定倍率に固定されている。
【0030】ハーフミラー47により光が反射される方
向には、イメージセンサ等で構成されたスキャナ108
が配置されており、スキャナ108にはスキャナ108
で読み取ったネガフィルム16の各コマの画像データに
対し所定の画像処理を行う画像信号処理部102が接続
されている。
【0031】画像信号処理部102にはシミュレータ1
04が接続されており、シミュレータ104には、ネガ
フィルム16の各コマの画像について、設定された条件
に基づいて作製された場合のプリントのシミュレーショ
ン画像が表示される。また、画像信号処理部102に
は、画像データを記憶するための画像メモリ106が接
続されており、画像信号処理部102はスキャナ108
で読み取ったネガフィルム16の各コマの画像データを
画像メモリ106に記憶する。
【0032】一方、ハーフミラー47を透過する光路の
下流側には、ネガフィルム16の各コマの画像濃度を測
定するためのネガ濃度測定部56が設けられており、ネ
ガ濃度測定部56は、イメージセンサ等で構成されたス
キャナ56Bと、スキャナ56Bで読み取ったネガフィ
ルム16の各コマの画像濃度を測定するネガ濃度測定器
56Aと、から構成されている。このネガ濃度測定機5
4Aは、主制御部20に接続されている。
【0033】副プリント部22には、光源制御部24に
より作動制御される露光用光源として、青色光を射出す
る発光ダイオード(以下、B−LEDという)25、赤
色光を射出する発光ダイオード(以下、R−LEDとい
う)26、及び緑色光を射出する発光ダイオード(以
下、G−LEDという)27が設けられている。各ダイ
オードは、R−LED26からの射出光及びG−LED
27からの射出光がダイクロイックミラー28によって
B−LED25からの射出光の露光光軸Xに一致するよ
うに配置されている。
【0034】ダイクロイックミラー28のG−LED2
7からの射出光の反射側には、液晶パネル31が設けら
れており、その近傍で画像に影響しない位置に、ミラー
30及び光源光量センサ29が順に配置されている。光
源光量センサ29は、光源から射出された光の光量を測
定するためのものである。液晶パネル31は、多数の液
晶素子が規則的に配列されて、256段階で光を透過
(階調に相当する)させることが可能である。液晶パネ
ル31は、液晶パネルドライバ32を介して副制御部2
3に接続されている。この副制御部23は、CPU、R
AM、ROM及び入出力コントローラ等からなるマイク
ロコンピュータにより構成され、画像メモリ106に接
続されている。
【0035】副制御部23は、画像メモリ106に記憶
されたネガフィルム16の各コマの画像データを読み出
し、液晶パネルドライバ32に各液晶素子に対する透過
状態に応じた信号を出力するようになっている。これに
より、液晶パネルドライバ32がこの信号に応じて各液
晶素子の透過状態を制御して、液晶パネル31に対応す
る画像を表示させる。また、上記1列分の画像データの
うちR色、G色、B色の各々の色成分のみの画像データ
に対応する画像を液晶パネル31に表示させることもで
きる。
【0036】液晶パネル31の射出側で画像に影響しな
い位置には、ミラー34及び透過光量センサ33が配置
されている。透過光量センサ33は、液晶パネル31の
透過光の光量を測定するためのものである。
【0037】また液晶パネル31の射出側には、複数枚
のレンズから構成され(図4参照)、倍率を変更可能な
露光レンズ35が配置されており、露光レンズ35によ
って液晶パネル31の透過画像が印画紙54上に所定の
倍率で結像されるようになっている。
【0038】副制御部23には、さらに上述した光源制
御部24、光源光量センサ29及び透過光量センサ33
が接続されている。副制御部23は、光源光量センサ2
9により測定されたR、G、B各色の光量値に基づいて
適性な光量の補正量を算出し、B−LED25、R−L
ED26、G−LED27から射出される光の光量を光
源制御部24によって補正させる。同様に、副制御部2
3は、透過光量センサ33により測定された透過光量値
に基づき、適性な透過光量となるように液晶パネルドラ
イバ32を制御して液晶パネル31に表示する画像の濃
度を調整する。
【0039】このような副制御部23と同様に、プリン
タプロセッサ10全体の制御・監視を行う主制御部20
が、露光室52(図1参照)の下方に設置されている。
この主制御部20は図示しないCPU、RAM、RO
M、入出力コントローラ等により構成されている。主制
御部20には、上述したCCフィルタ制御部39、ネガ
濃度測定器56A、画像信号処理部102及び副制御部
23並びに、副制御部23を介して後述する偏向制御部
144が接続されており、これらの各構成機器の動作を
監視・制御している。
【0040】ところで、副プリント部22の液晶パネル
31と露光レンズ35との間には、偏向部120が配設
されている。液晶パネル31と露光レンズ35との間
は、図4に示されるように、露光光は略平行光となって
いる。このため、液晶パネル31を透過した露光光は、
略平行光で偏向部120に到達するようになっている。
【0041】図3に示されるように、偏向部120は、
厚み寸法が約1mmのガラス板122、ガラス板122
を収納する枠124及び、枠124に収納されたガラス
板122を固定する抑え126とを備えている。枠12
4の図3における上下方向に延びる辺の中央部には、外
方向に突出して設けられた一対の回動軸128が突設さ
れている。回動軸128は、液晶パネル31の近傍のケ
ーシング12に取り付けられた一対の支持材130に各
々穿設された軸孔132を各々挿通するようになってい
る。これにより、ガラス板122を収容した枠124が
回動軸128を中心に所定の移動経路上を図3左右方向
に揺動可能となっている。
【0042】枠124の図3右側には、複数のギアから
構成されるギア部134が備えられており、ギア部13
4の一端側に配置されたギアは、近傍のケーシング12
に取り付けられたモータ136に連結されている。他端
側に備えられたギアは、枠124の図3右側に突設され
た回動軸128に嵌合し、ギアの駆動力が回動軸128
に伝達されるようになっている。
【0043】図4に示されるように、偏向部120にお
いてガラス板122は、液晶パネル31を透過した露光
光の光軸Xに対して所定の角度(+α°)で露光光がガ
ラス板122から射出する位置、例えば1°〜3°の傾
斜角度となる位置(第1の位置;図4において実線の位
置)で配置されている。
【0044】ここで、偏向制御部144は、露光光が光
軸Xに対して相反する所定の角度(−α°)でガラス板
122から射出する位置(第2の位置;図4において破
線の位置)に、偏向部120のガラス板122を配置す
るように、モータ136の駆動を制御している。モータ
136(図3参照)は、偏向制御部144に接続されて
おり、偏向制御部144からの信号に応じて所定量で駆
動し、ギア部134(図3参照)を介して回動軸128
(図3参照)を回動するようになっている。これによ
り、第1の位置に配置されたガラス板122を透過した
露光光により焼付けされた液晶透過画像の各画素に対し
て、例えば画素間距離の半分の量ずれた印画紙54上の
位置を露光するようになっている。
【0045】また、偏向制御部144には、偏向部12
0の揺動に伴う移動経路上に各々備えられた第1センサ
146及び第2センサ148が接続されている。第1セ
ンサ146及び第2センサ148は、各々、移動経路上
の最端部に配置され、枠124と接触することによって
オン信号を偏向制御部144に出力するようになってい
る。これにより、偏向部120の移動を停止させると共
に偏向制御部144が偏向部120の位置を判断できる
ようになっている。
【0046】従って、液晶パネル31を透過した露光光
は、第1の位置に配置されたガラス板122を透過して
印画紙54の所定の位置を露光する。偏向制御部144
から位置の移動指示が与えられると、モータ136の駆
動によってガラス板122が移動して第2の位置に配置
される。液晶パネル31を透過した露光光は、第1の位
置に続いて第2の位置に配置されたガラス板122を透
過して、第1の位置に配置された場合の焼付位置とは、
画素寸法に依存した所定量ずれた位置を露光するように
なっている。
【0047】次に、本発明の実施の形態の作用を説明す
る。プリンタプロセッサ10のプリンタ部58では、プ
リントすべき画像を記録したネガフィルム16をネガキ
ャリア18にセットして、光源38によってネガフィル
ム16を透過する。ネガフィルム16を透過した光によ
り結像されるネガフィルム16の画像の濃度をネガ濃度
測定部56により測定する。測定されたネガフィルム1
6の画像の濃度に基づいて、主制御部20により適正な
露光条件(例えば、フィルタ部40の各フィルタの挿入
量等)が設定される。設定された露光条件に基づいて、
ネガフィルム16の画像が印画紙54の所定の焼付領域
に焼付けされる。焼付けされた印画紙54は、プロセッ
サ部72に搬送されて現像・定着・水洗処理される。水
洗処理された印画紙54は乾燥部80へ搬送され、高温
の空気により乾燥処理される。乾燥処理された印画紙5
4は、カッタ部84へ搬送され、カッタ88によって画
像コマ毎にカットされ、写真プリントとなる。そして、
写真プリントは、ソータ部92へ排出され、ソータ部9
2において仕分けられる。
【0048】一方、副プリント部22における画像の露
光処理では、光源38によって透過されたネガフィルム
16の画像をスキャナ108で読み取り、読み取った画
像データを画像信号処理部102を介して画像メモリ1
06に記憶する。副制御部23により、画像メモリ10
6から画像データを読み出し、該画像データの青色成分
(以下、青色画像と称す)が印画紙54に結像されるよ
うに、青色画像に対応する画像を液晶パネル31に表示
し、B−LED25を上記設定された露光条件に応じた
時間だけ点灯する。これにより、画像データの青色画像
を印画紙54に露光する。以後同様にして、画像データ
の赤色成分(赤色画像)、緑色成分(緑色画像)につい
ても、液晶パネル31に表示し、それぞれR−LED2
6、G−LED27を点灯して、画像データの赤色画
像、緑色画像を印画紙54に露光する。これにより、プ
リントすべき画像を印画紙54に露光する。
【0049】次にこの露光の際に行われる偏向処理につ
いて説明する。図5(A)(B)に示されるように、偏
向部120に垂直(基本位置)にガラス板122を配置
した場合には、露光光の光軸Xはガラス板122の入射
面及び出射面で偏向せず、ガラス板122を直進する。
【0050】一方、図5中央に示されるように、ガラス
板122を第1の位置に配置すると、光軸Xの露光光
は、ガラス板122の入射面及び出射面において偏向さ
れる。このため、ガラス板122を透過した露光光の光
軸は光軸X2 となる。ここで、光軸Xと光軸X2 との距
離d1 は、基本位置と第1の位置との傾斜角度に依存し
ている。
【0051】また、図5右側に示されるように、ガラス
板122を第2の位置に配置すると、光軸Xの露光光
は、第1の位置に配置した場合と同様に入射面及び出射
面において偏向する。第2の位置は第1の位置に対して
相反する角度で基本位置から傾斜しているため、ガラス
板122を透過した露光光の光軸X3 と光軸Xとの距離
2 は、距離d1 と等しい距離となる。
【0052】従って、第1の位置と第2の位置とに各々
ガラス板122を配置した場合に露光光は、第1の位置
と第2の位置との傾斜角度に依存すると共に、露光光の
光軸Xを中心として同一距離離れた量(ずらし量)でず
れた位置に各々画像を焼付けする。
【0053】このずらし量は、予め液晶パネル31の液
晶素子密度に基づく透過画像の画素間の距離に基づいて
決定される。従って、得られる画像に対する所望の画素
密度に基づいて、画素間の距離を埋めるように設定さ
れ、例えば、液晶素子の素子間の距離が素子の一辺寸法
よりも大きい場合に、素子間距離の半分の量として設定
して、透過画像において画素を重複させずに画素密度を
向上させた画像を得ることができる。
【0054】次に図6を参照して、配置位置に対して水
平方向に回動軸を有する液晶パネル31(図7(A)参
照)に画像を表示して印画紙54上の2ヵ所を露光する
場合について説明する。
【0055】ステップ200において、印画紙54上に
焼付けされる1つの液晶素子に対する焼付位置のずらし
量(図7(C)における矢印R)を設定する。このずら
し量は、1回の露光によって得られる液晶透過画像での
画素間のずれ方向の離間距離(図7(C)における矢印
S)に基づいて設定される。例えばガラス板122の移
動後に露光した際に画素が重複しないように設定され
る。
【0056】焼付位置のずらし量が設定されると、ステ
ップ202において、設定されたずらし量を生じる傾斜
角度を設定する。傾斜角度は偏向部120に入射する露
光光の光軸X(図5参照)に対して設定される。これに
より、ガラス板122に対して、移動前の焼付位置に焼
付可能な第1の角度と移動後の焼付位置に焼付可能な第
2の角度とが設定される。
【0057】ずらし量を生じる角度が設定されると、ス
テップ204において、偏向制御部144からガラス板
122を第1の位置に配置するよう指示される。第1の
位置に配置していない場合には、モータ136が駆動し
て第1センサ146がオンになるまでガラス板122を
移動し、第1の位置に配置する。
【0058】ガラス板122の第1の位置への配置が行
われると、ステップ206において、液晶パネル31に
表示された画像に対する露光処理を、ガラス板122を
第1の位置の配置した偏向部120を透過させて行う。
露光処理は所定の露光時間によって行われ、第1の位置
に配置されたガラス板122を透過した露光光によっ
て、印画紙54の所定の領域に画像が焼付けされる(図
7(B)参照)。
【0059】第1の位置における露光処理が終了する
と、ステップ208において、偏向部制御部144から
ガラス板122を第2の位置に配置するよう指示され
る。第2の位置への移動は、第2センサ148がオンに
なるまでガラス板122を移動し、第2の位置に配置す
る。
【0060】ガラス板122が第2の位置に配置する
と、ステップ210において、液晶パネル31に表示さ
れた画像に対する第2の露光処理を、第2の位置に配置
されたガラス板122を透過させて行う。これにより、
第2の露光処理によって画像を、第1の位置による焼付
位置からずらし量R分だけずれた焼付領域に焼付けする
(図7(C)参照)。
【0061】この結果、液晶透過画像における画素密度
を向上させた画像を簡便に得ることができる。
【0062】なお、本実施の形態では、画像の焼付け
は、透過画像の各画素が重ならないように設定された各
々の角度でガラス板122を配置させて2回の露光処理
によって印画紙54に焼付けしたが、これに限定されな
い。例えば、各画素を重複させるように角度を設定して
露光してもよい。これにより、露光時間を短縮させて画
素密度を向上させた画像を得ることができる。また、液
晶パネル31上の画像を透過しながら、1回の露光処理
でガラス板122を連続的に往復揺動させて露光を行っ
てもよい。
【0063】本実施の形態では、偏向部120における
ガラス板122の移動を1つの軸によるガラス板122
の揺動によって行ったが、これに限定されない。
【0064】図8(A)に示されるように、液晶パネル
31の一辺に平行となる中央の軸Hとこれに対して斜め
となる軸Kとの2軸によって偏向部120におけるガラ
ス板122を移動させてもよい。これにより、図8
(B)に示される移動前の焼付画像に対して、図8
(C)に示されるように、軸H及び軸Kの2軸により得
られる斜めのずらし量Wで焼付領域をずらすことができ
る。これにより、一方向にずらした場合に比べて仕上が
り品質を向上させることができる。
【0065】また、ガラス板122の回動軸128を枠
124の中央部分に設けずに、図3における上方側端部
又は下方側端部に設けても、同様の効果を得ることがで
きる。更に、ガラス板122の移動方向は上下左右のい
ずれの方向にもすることができる。移動方向は、得られ
る液晶透過画像に基づいて所望の方向に設定することが
できる。またギア部134の代わりにソレノイドを設け
て、ガラス板122を移動することもできる。
【0066】[第2の実施の形態]次に図9を参照して
本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0067】図9には露光光の光軸X上に配置された偏
向部220が示されている。偏向部220では、第1の
ガラス板222A、第2のガラス板222Bを収納した
枠224A、224Bが互いに所定の角度を形成して結
合され、配設されている。第1及び第2のガラス板22
2A、222Bの配設角度は、第1及び第2のガラス板
222A、222B間の結合部を液晶パネル31に対面
させたときに、結合部に対して相反する方向で且つ同一
角度となっている。即ち、第1及び第2のガラス板22
2A、222Bは、液晶パネル31に各々対面した場合
に、液晶パネル31を透過した露光光の光軸Xに対し
て、相反する方向に同一角度で、露光光を互いに平行と
なるように透過するようになっている。これにより、液
晶パネル31から第1のガラス板222Aを透過するま
でと、液晶パネル31から第2のガラス板222Bを透
過するまでとの露光光の光路長が等しくなっている。
【0068】枠224Aの上方面にはガイド226が取
り付けられている。ガイド226には、ガイド226の
上面と摺接する図示しないローラが収納されたローラ部
228が備えられており、ローラ部228は、軸230
を介してモータ232に結合されている。モータ232
は、偏向部220の近傍のケーシング12に固定される
と共に、偏向制御部144に接続されている。これによ
り、偏向制御部144からの信号に応じてモータ232
が駆動することにより、駆動力が軸230を介してロー
ラ部228に伝達され、図示しないローラがガイド22
6の上面を矢印Z方向へ押し出し、ガイド226が移動
するようになっている。
【0069】枠224A、224Bの下方には支持軸2
34A、234Bが取り付けられており、各々、支持台
236上方に設けられた溝238に移動可能に挿入して
いる。これにより、支持軸234A、234Bが溝23
8を各々移動することによって、支持台236と枠22
4A、224Bとが摺動するようになっている。
【0070】溝238の内部の両端部であって、ガラス
板222A又はガラス板222Bが露光光軸X上に配置
されたときに、支持軸234A又は234Bが配置され
る位置には、図示しない一対のセンサが各々備えられて
おり、支持軸234A及び支持軸234Bが所定の位置
に配置されたことを感知するようになっている。センサ
は、偏向制御部144に接続されており、支持軸234
A又は234Bが所定の位置に配置されるとオン信号を
偏向制御部144に出力するようになっている。偏向制
御部144ではセンサからの信号に応じて、モータ23
2の駆動に対し、停止を指示するようになっている。
【0071】従って、偏向制御部144から移動が指示
されると、モータ232が駆動してガラス板222A及
びガラス板222Bが移動し、支持軸234A及び支持
軸234Bが溝238を移動して、溝238内の所定位
置に配設されたセンサが支持軸234A又は234Bを
感知すると、偏向制御部144からモータ232に対し
て駆動停止が指示されて、ガラス板222A又はガラス
板222Bが露光光の光軸X上に配置されるようになっ
ている。
【0072】次の本実施の形態に係る偏向部220の作
用について説明する。液晶パネル31を透過し、光軸X
を有する露光光が偏向部220に照射すると、まず、光
軸X上に配置された第1のガラス板222Aを透過し
て、第1のガラス板222Aによりもたらされる射出角
度で偏向部220を通過し、印画紙54に対して第1の
露光処理を行う。
【0073】第1の露光処理が終了すると、偏向制御部
144により移動が指示されて、モータ232が駆動状
態となってローラ部228を駆動し、ガイド226を矢
印Z方向(図9参照)に移動する。
【0074】ガイド226が移動すると、ガイド226
が取り付けられている枠224A、224Bがガイド2
26と共に移動し、支持軸234A、234Bが支持台
236の溝238を移動する。これによって、液晶パネ
ル31を透過した露光光の光軸X上に配置されていた第
1のガラス板222Aが退避し、第2のガラス板222
Bが露光光の光軸X上に進入する。
【0075】支持軸234Aをセンサが感知すると、偏
向制御部144がモータ232に駆動停止を指示し、露
光光の光軸X上に第2のガラス板222Bが配置され
る。
【0076】液晶パネル31に同一の画像を表示し、こ
れを透過した露光光は、第2のガラス板222Bによっ
てもたらされる射出角度で偏向部220を通過し、第1
の露光処理による焼付領域とは所定量ずれた印画紙54
上の焼付領域に画像を焼付けする。
【0077】これにより、印画紙54上には画素密度を
向上させた高解像度の画像を焼付けすることができる。
【0078】[第3の実施の形態]次に図10を参照し
て本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0079】図10には露光光の光軸X上に配設された
偏向部320が示されている。偏向部320は軸336
を中心に回転可能な偏向盤334を備えている。偏向盤
334は、ガラスの嵌合面が液晶パネル31に対して平
行となるように配設されている。偏向盤334は、盤上
に異なる角度で嵌合されている2枚のガラス322A、
322Bを備えており、回転軸336を中心に約180
°に偏向盤334が回転することによって、これらのガ
ラス322A、322Bが各々、露光光の光軸X上に挿
入又は離脱するようになっている。
【0080】ガラス322A、322Bの偏向盤334
における嵌合角度は、偏向盤334に対する傾斜角度と
して設定することができる。ガラス322A及びガラス
322Bは、偏向盤334の面に対して所定の傾斜軸と
なる傾斜角度で嵌合されている。ここで、ガラス332
A及びガラス322Bの傾斜角度は、ガラス322A及
びガラス322Bを透過した露光光の光路長が等しくな
る全ての角度の組み合わせに設定することができる。ま
た、露光光の光軸X上に配置されたときの傾斜軸は、ガ
ラス322A、322Bとで同一であっても異なってい
てもよい。
【0081】偏向盤334に近傍には、偏向制御部14
4に接続されたモータ338が配設されている。モータ
338は、軸340を介してローラ342に連結されて
おり、ローラ342は偏向盤334の周面と接触してい
る。これにより、偏向制御部144からの信号に応じて
モータ338が駆動すると、軸340によって駆動力が
ローラ342に伝達するようになっている。ローラ34
2は、モータ338の駆動力によって所定方向に回転
し、周面で接触している偏向盤334を回転するように
なっている。
【0082】次に偏向部320の作用について説明す
る。液晶パネル31を透過し、光軸Xを有する露光光が
偏向部320に到達すると、まず、光軸X上に配置され
たガラス322Aを透過して、ガラス板322Aにより
もたらされる射出角度で偏向部320を通過し、印画紙
54に対して第1の露光処理を行う。
【0083】所定の第1の露光処理が終了すると、偏向
制御部144からの信号に応じてモータ338が駆動状
態となってローラ342を駆動する。ローラ342が駆
動すると、これに伴って偏向盤334が回転する。
【0084】偏向制御部144に設定された駆動量でモ
ータ338が駆動して偏向盤334が回転すると、偏向
盤334上に嵌め込まれているガラス322Aが光軸X
から離脱する。これに伴って、ガラス322Bが光軸X
上に接近し、光軸X上に配置する。
【0085】ガラス322Bが光軸X上に配置される
と、液晶パネル31に同一の画像を表示し、これを透過
した露光光は、ガラス322Bによってもたらされる射
出角度で偏向部320を通過し、第1の露光処理による
画像に重ねて、所定量ずれた印画紙54上の焼付領域に
画像を焼付けする。
【0086】これにより、印画紙54上には画素密度を
向上させた高解像度の画像を焼付けすることができる。
また、効率的に装置内部のスペースを使用することがで
きる。
【0087】本実施の形態では、偏向盤334には2つ
のガラス322A、322Bを配置したが、2枚に限定
されない。偏向盤334には、光軸X上に配置されたと
きに段階的にずれた位置を露光することができる異なる
傾斜角度で嵌合された数枚のガラスを備えてもよい。
【0088】また、本実施の形態では、偏向盤334に
ガラス322A、322Bを、所定角度を維持するよう
に固定したが、これに限定されない。例えば、各々のガ
ラスに揺動軸を持たせて揺動可能としてもよい。この場
合に、ガラス間で異なる揺動軸を持たせることによっ
て、所望の方向に画素をずらして画像を焼付けすること
ができる。
【0089】本発明の実施の形態では、平面上のガラス
を光軸Xに対して傾斜角度を変えて光軸を変更させた
が、これに限定されない。
【0090】例えば、光軸Xに対して相対する方向に同
一角度で露光光を振り分けて偏向することができる異な
る2種の面のうちの一方を各液晶素子の位置に合わせて
設けた多面(凹凸)ガラス板を用いて、これらの面を交
互に液晶素子に対応させて移動(振動)して露光光を透
過しながら、画像を焼付けすることができる。この場合
の移動幅(振動幅)は、1の液晶素子に対する露光光が
透過した1種の面とこれに隣接しない多種の面との距離
と等しくすることができる。従って、微細な移動機構を
必要とせずに、このような多面ガラスを移動する移動機
能の精度に合わせて移動幅を設定することができる。こ
れにより、1枚のガラスを用いて、光軸に対し幅方向に
スペースを取ることなく、液晶透過画像の画素密度を向
上させた高解像度の画像を得ることができる。
【0091】本発明の実施の形態では、偏向部120を
液晶パネル21と露光レンズ35との間に配設したが、
これに限定されない。例えば露光レンズ35と印画紙5
4との間に配設しても、画素密度を向上させた高解像度
の画像を得ることができる。
【0092】本発明の実施の形態では、液晶パネル31
上に通常の画像を表示させた例で説明したが、本発明を
適用させて1件分のネガフィルムN上に記録された画像
をマトリクス状に配列したインデックスプリントを得る
こともできる。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、平行に露光光を偏向さ
せる偏向手段を、液晶パネルと感光材料との間で、位置
決め手段によって所定の2位置に配置させて露光するこ
とにより、簡便に高解像度の画像を得ることができる。
【0094】また、偏向手段の位置を、予め固定された
2位置間で、往復移動又は回転移動により交互に配置す
ることにより、簡単な機構で簡便に高解像度の画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプリンタプロセッサの概略構成図
である。
【図2】プリンタプロセッサにおけるプリンタ部の構成
を示すブロック図である。
【図3】プリンタプロセッサにおける偏向部の分解斜視
図である。
【図4】偏向部による偏向状態を説明する概略側面図で
ある。
【図5】(A)は、光軸に基づいて偏向状態を説明する
図、(B)は光路に基づいて偏向状態を説明する図であ
る。
【図6】偏向工程を説明するフローチャートである。
【図7】(A)は、液晶パネルと偏向部における回動軸
との関係を示した図、(B)は第1の露光処理によって
得られる液晶透過画像の概略平面図、(C)は第2の露
光処理によって得られる液晶透過画像の概略平面図であ
る。
【図8】(A)は、液晶パネルと偏向部における2つの
回動軸との関係を示した図、(B)は第1の露光処理に
よって得られる液晶透過画像の概略平面図、(C)は第
2の露光処理によって得られる液晶透過画像の概略平面
図である。
【図9】プリンタプロセッサにおける他の偏向部の分解
斜視図である。
【図10】プリンタプロセッサにおける他の偏向部の分
解斜視図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 20 主制御部 22 副プリント部 23 副制御部 31 液晶パネル(液晶パネル) 54 印画紙(感光材料) 58 プリンタ部 120 偏向部(光軸変更手段) 122 ガラス板(偏向手段) 144 偏向制御部 220 偏向部 320 偏向部 334 偏向盤 322A、322B ガラス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に複数配列された液晶素子から構成
    され、各液晶素子の透過状態を電気的に制御して各液晶
    素子に対応した画像を表示し、光源からの露光光を各液
    晶素子に対応した透過状態で透過させる液晶パネルと、 前記液晶パネルを透過した露光光の光軸上に配置され、
    出射時の光軸が入射時の光軸に対して平行な光軸となる
    ように、その光軸を法線とする傾斜角度に応じて入射時
    と出射時とで偏向する偏向手段と、 前記偏向手段を前記露光光の光軸を法線とする位置を中
    心に、同一角度に振り分けて位置決めする位置決め手段
    と、 を有する画像焼付装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段が、1つの前記偏向手
    段を駆動させて予め定められた2位置に配置することを
    特徴とする請求項1記載の画像焼付装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段が、複数の前記偏向手
    段を、予め定められた1位置に交互に配置することを特
    徴とする請求項1記載の画像焼付装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段が、複数の前記偏向手
    段を、回転又は往復移動させることによって、1位置に
    交互に配置することを特徴とする請求項3記載の画像焼
    付装置。
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