JP3925693B2 - 画像露光装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光する画像データの画素に対応する光出射エレメントを主走査方向に配列して構成される露光ヘッドと、前記光出射エレメントの光出射光量を測定する測定手段と、その測定結果に基づいて各光出射エレメントの露光駆動条件を設定する動作条件設定手段とが設けられた画像露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる画像露光装置は、露光形成する画像データに基づいて主走査方向に配列した光出射エレメントを個別に光出射駆動して、感光材料上に露光画像を形成するものである。
露光ヘッドの各光出射エレメントは同一の駆動入力に対して同一の光量の光を出射するのが理想的であるが、現実には、製造ばらつき等により各光出射エレメントに同一の駆動入力を付与しても出射する光量がばらつく。
このため、光出射エレメントからの光出射光量を測定し、その測定結果に基づいて各光出射エレメントの露光駆動条件を調整することが行われている。
この光出射エレメントの露光駆動条件の調整手法としては、従来、全ての光出射エレメントを光出射状態に設定し、光センサを光出射エレメントの配列方向に走査しながら光出射光量を測定して、その測定結果に基づいて光出射光量の分布が所望通りの分布(一般には均一な分布)となるように露光駆動条件を調整する手法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来手法では、ある程度所望通りの分布に設定できるものの、どうしても調整しきれない調整目標からのばらつきが残ってしまい、例えば、均一濃度の画像データで露光ヘッドを露光作動させてプリントを作製すると、仕上がったプリントに濃度ムラや色ムラが発生する場合があった。
これは、光出射エレメントの出射光が隣接する光出射エレメントの露光エリアに漏れ出るという露光ヘッド自体の要因や、スリット等により光の入射範囲を規制した光センサにて測光する場合では、プリント解像度の向上のために光出射エレメントが微細化されたことで、スリット等による光センサへの光入射範囲の規制が十分ではないという測定上の要因等の種々の要因によって、ある光出射エレメントの光出射光量を測定するときに周囲の光出射エレメントの出射光が混入してしまい、各光出射エレメントの光出射光量を正確には測定できていなかったことが原因であることがわかった。
そこで、各光出射エレメントの光出射方向と交差する面内における光量分布のピーク位置においては周囲の光出射エレメントからの出射光の影響を受けないように、隣の光出射エレメントの光出射停止状態として、各光出射エレメントの前記ピーク位置付近の光出射光量の測定値をその光出射エレメントの光出射光量として測定することが考えられた。
ところが、このような測定手法によって光出射エレメントの光出射光量の調整目標からのばらつきが改善されるものの、依然として調整しきれないばらつきが残り、それが露光画像の画質に悪影響を及ぼしていることがわかった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、光出射エレメントの光出射光量の調整目標からのばらつきを可及的に抑制する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記請求項1記載の構成を備えることにより、露光する画像データの画素に対応する光出射エレメントを主走査方向に配列して構成される露光ヘッドと、前記光出射エレメントの光出射光量を測定する測定手段と、その測定結果に基づいて各光出射エレメントの露光駆動条件を設定する動作条件設定手段とが設けられた画像露光装置において、前記測定手段は、前記光出射エレメントの夫々についての前記光量分布を測定するときに、同時に光出射状態としても各光出射エレメントの光量分布の裾部分の測定が可能な程度に離間したものをまとめて1つのグループとして光出射エレメントを複数のグループに区分し、そのグループ単位で光出射状態と光出射停止状態とを順次切換えるように構成され、且つ、測光ヘッドを前記光出射エレメントの配列方向に沿って移動させるように構成されると共に、前記グループ単位での光出射状態と光出射停止状態との切換えの切換え速度が、前記測光ヘッドが一つの光出射エレメントを通過する間に、前記グループの全てについての光出射状態と光出射停止状態との切換えが一巡するサイクルを多数回実行できる速度に設定されて構成されて、前記光出射エレメントの夫々について、光出射方向と交差する面内における光量分布を、その光量分布の裾部分を含む状態で測定するように構成されている。
【0005】
すなわち、本発明の発明者による研究の結果、光出射エレメントの光出射光量の調整目標からのばらつきは、光出射方向と交差する面内における光量分布の裾部分の形状が光出射エレメント間でばらついていることが原因であり、前記光量分布の形状自体は各光出射エレメント間で共通しているとの考えに基づいて、単にピーク値付近の光量分布によってのみ調整したのでは、ばらつきを十分に低減できないことを突き止めた。
そこで、光出射エレメントの夫々の前記光量分布の裾部分を測定できる程度にまで、周囲の光出射エレメントからの光の混入を抑制することで、個々の光出射エレメントの特性を正確に把握して、その結果に基づいて前記露光駆動条件を調整することで、光出射エレメントの光出射光量の調整目標からのばらつきを可及的に抑制できるに至った。
【0006】
又、光出射エレメントの夫々について、光出射方向と交差する面内における光量分布を、その光量分布の裾部分を含む状態で測定するには、例えば、各光出射エレメントを1つずつ順次に光出射状態として計測することによっても測定することが可能であるが、光出射エレメントを、同時に光出射状態としても各光出射エレメントの光量分布の裾部分の測定が可能な程度に離間したものをまとめて1つのグループとして、グループ単位で光出射状態と光出射停止状態とに順次切換えることで、測定手段による測定処理を迅速に行うことができる。
【0007】
又、測光ヘッドを光出射エレメントの配列方向に沿って移動させて各光出射エレメントの光量分布を測定するように構成して、前記グループ単位での光出射状態と光出射停止状態との切換え速度を、測光ヘッドの移動速度よりも十分速い速度に設定することで、測光ヘッドの1回の走査で、各光出射エレメントの光量分布を測定することが可能となり、測定手段により測定処理をより一層高速化することができる。
【0008】
上記請求項2記載の構成を備えることにより、前記測定手段による前記光出射エレメント夫々についての前記光量分布の測定結果に基づいて前記動作条件設定手段が前記各光出射エレメントの露光駆動条件を設定した後に、前記測定手段は、設定測定位置での検出光量に寄与し得る全ての光出射エレメントを光出射状態として前記光出射エレメントの光出射光量を測定するように構成され、前記動作条件設定手段は、その測定結果に基づいて各光出射エレメントの露光駆動条件を修正するように構成されている。
すなわち、上述のようにして個々の光出射エレメントの特性を正確に把握して各光出射エレメントの露光駆動条件を調整した後に、測定手段が実際に画像を露光する状態に近い状態で光出射エレメントを駆動して、その駆動状態での光出射光量測定結果に基づいて動作条件設定手段が微調整を行うことで、光出射エレメントの調整精度を更に向上させることができる。
【0011】
又、上記請求項3記載の構成を備えることにより、前記光出射エレメントは、PLZT素子による光シャッタを備えて構成されている。
すなわち、PLZT素子による光シャッタを備えて構成される光出射エレメントでは、ある光出射エレメントの測光時に周囲の光出射エレメントの出射光が混入してしまうことが多く、上述のようにして、光出射エレメントの夫々の前記光量分布の裾部分を測定できる程度にまで、周囲の光出射エレメントからの光の混入を抑制し、個々の光出射エレメントの特性を正確に把握して、その結果に基づいて、動作条件設定手段が前記露光駆動条件を調整することが特に好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像露光装置を写真プリントシステムに適用した場合の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態で例示する写真プリントシステムDPは、いわゆるデジタルミニラボ機として知られているものであり、図5に外観を示すように、現像処理済みの写真フィルム1(以下、単に「フィルム1」と略称する)やメモリーカード,MOあるいはCD−R等から写真プリントを作製するための画像データを入力する画像入力装置IRと、画像入力装置IRにて入力した画像データを写真感光材料である印画紙2に露光処理する露光・現像装置EPとから構成されている。
【0013】
〔画像入力装置IRの概略構成〕
画像入力装置IRには、図4に概略的に示すように、フィルム1の駒画像を読み取るフィルムスキャナ3と、メモリーリーダ,MOドライブ及びCD−Rドライブ等を備えた外部入出力装置4と、汎用小型コンピュータシステムにて構成されてフィルムスキャナ3や外部入出力装置4の制御のほか写真プリントシステムDP全体の管理を実行する主制御装置6とが備えられ、更に、主制御装置6には、仕上がりプリント画像をシミュレートしたシミュレート画像や各種の制御用の情報を表示するモニタ6aと、露光条件の手動設定等や制御情報の入力操作をするための操作卓6bとが接続されている。
【0014】
フィルムスキャナ3は、ハロゲンランプ10と、ハロゲンランプ10から出射した光の色バランスを調整するための調光フィルタ11と、調光フィルタ11を通過した光を均等に混色するミラートンネル12と、搬送機構13aや図示を省略するフィルムマスク等が備えられてフィルム1を所定の読取り位置に位置させるフィルムマスクユニット13と、フィルム1の駒画像を光電変換するためのCCDラインセンサユニット14と、フィルム1の画像をCCDラインセンサユニット14上に結像させるためのレンズ15と、光路を90度屈曲させるためのミラー16と、CCDラインセンサユニット14の出力信号を増幅及びA/D変換等する処理回路17と、フィルムスキャナ3全体の制御を行う読取制御装置18とが設けられている。
【0015】
CCDラインセンサユニット14は、約5000個のCCD素子をフィルム1の幅方向に配列したCCDラインセンサを3列に並べて備えており、各CCDラインセンサの受光面には夫々赤色、緑色、青色のカラーフィルタが形成されて、フィルム1の駒画像を色分解して検出する。
読取制御装置18は、主制御装置6からの読取指令に基づいて、フィルムマスクユニット13にセットされたフィルム1の搬送移動を開始させると共に、処理回路17から出力されるそのフィルム1の駒画像の画像データを主制御装置6へ出力する。
【0016】
〔露光・現像装置EPの概略構成〕
露光・現像装置EPは、筐体内部に、画像露光装置EXと、画像露光装置EXにて露光された印画紙2を現像処理する現像処理部22と、現像処理部22内の印画紙搬送系の制御や現像処理液の管理を行う現像制御装置23と、露光・現像装置EP全体を制御するプリンタ制御装置24と、筐体上面に配置された印画紙マガジン8から引き出された印画紙2を多数の搬送ローラ25等にて現像処理部22へ搬送する印画紙搬送系PTとが設けられている。
【0017】
露光・現像装置EPの筐体外部には、現像処理部22にて現像処理及び乾燥処理された印画紙2をオーダ毎に分類するためのソータ26と、排出口22aから排出された印画紙2をソータ26へ搬送するコンベア27とが設けられている。更に、印画紙搬送系PTの搬送経路の途中には、印画紙マガジン8から引き出された長尺の印画紙2を設定プリントサイズに切断するカッタ28が備えられている。
【0018】
〔画像露光装置EXの構成〕
画像露光装置EXは、PLZT光シャッタ方式を採用した露光ユニット20と、露光ユニット20を制御する露光制御装置21とを主要部として構成されている。
露光ユニット20は、図3に示すように、光源30と、光源から出射された光から赤外線成分をカットする赤外線吸収フィルタ31と、赤外線吸収フィルタ31の通過光を所望の色バランスに調整する調光フィルタ32と、集光レンズ33と、赤色,緑色,青色の各カラーフィルタを周方向に配列して図示しないモータにて回転駆動される回転フィルタ34と、集光レンズ33にて集光された光を伝える光ファイバー束35と、光ファイバー束35の先端に接続された露光ヘッドEHとしてのPLZTプリントヘッド36と、シャッタ制御回路37とが備えられている。
【0019】
PLZTプリントヘッド36には、図2にブロック図として示すように数百個程度のPLZT素子40をライン状に並べて1チップに集積したPLZTチップ41を10個程度配列し、数千個のPLZT素子40からなる露光ラインが備えられており、PLZT素子40の並び方向がPLZTプリントヘッド36の主走査方向となっている。但し、PLZT素子40は主走査方向に単一の列を構成しているのではなく、図6(b)にPLZT光シャッタのシャッタ開口36aとして模式的に示すように、偶数番目のPLZT素子40(図中で「EVEN列」として示す)と奇数番目のPLZT素子40(図中で「ODD列」として示す)とが主走査方向と直交する副走査方向に位置ずれした状態で配置されている。
このように配置された各PLZT素子40の光路の両側には偏光板が配置され、更に、各PLZT素子の透過光を印画紙2上に結像するための微少レンズ群が備えられている。
各PLZT素子40の夫々とこれら偏光板及び微少レンズ群等によって構成される光シャッタを備えて光出射エレメントLEが構成され、PLZTプリントヘッド36は、露光する画像データの画素に対応する光出射エレメントLEを前記主走査方向に配列して構成されている。
【0020】
各PLZT素子40夫々を駆動するシャッタ制御回路37は、各PLZT素子40の夫々に電源電圧を印加するか否かを切り替える半導体スイッチ42を1チップに集積したスイッチアレイ回路43と、各半導体スイッチ42を開閉駆動する駆動回路44とが備えられ、駆動回路44によって各半導体スイッチ42を開閉駆動することで、各PLZT素子40に形成されている一対の電極にパルス電圧が印加される。この一対の電極に電圧が印加されるとPLZT素子40を通過した光が出射されて光出射状態となり、前記電極に電圧が印加されないと光の通過を遮断して光出射停止状態となる。
駆動回路44は、露光制御装置21から各画素のデジタル濃度データとしてプリントする画像の画像データを受け取ると、各画素のデータに応じたパルス幅のパルス電圧が、その画素に対応するPLZT素子40に印加されるように、各半導体スイッチ42を駆動する。
【0021】
〔画像露光装置EXの調整〕
次に、上記構成の画像露光装置EXの調整について説明する。
ここで説明する画像露光装置EXの調整は、個々の光出射エレメントLEの光出射光量のばらつきを補正するためのものである。
この調整のために、画像露光装置EXには、光出射エレメントLEの光出射光量を測定する測定手段LMとして図1に示す測光装置50が備えられ、測定手段LMの一部として機能すると共に、測光装置50の測定結果に基づいて各光出射エレメントLEの露光駆動条件を設定する動作条件設定手段OCとしても機能する測光制御装置51が備えられている。ここで、本実施の形態では、受け取った各画素のデジタル画像データをPLZT素子40に印加するパルス電圧のパルス幅に変換するときの変換比率を露光駆動条件としており、光出射光量が調整目標の標準値より大きい光出射エレメントLEについては前記標準値からの偏差に応じてこの変換比率を小さくし、光出射光量が前記標準値より小さい光出射エレメントLEについては前記標準値からの偏差に応じてこの変換比率を大きくする。
【0022】
測光装置50は、光出射エレメントLEの光出射光量を測定するための測光ヘッド60と、その測光ヘッド60を光出射エレメントLEの配列方向(主走査方向)に移動させるための移動手段としてボールネジ式の一軸駆動装置61とを主要部として構成され、画像露光装置EXの調整時にPLZTプリントヘッド36に対向する位置に図示を省略する機構によってセットされる。
測光ヘッド60に備えられた光センサ60aの受光面上には光の入射範囲を規制するためのスリットが取り付けられており、調整時にはこのスリットがPLZTプリントヘッド36の微少レンズ群の結像位置(印画紙2の通過位置)に位置するように配置される。このスリットは光出射エレメントLEに対して図6(b)において1点鎖線Lで示すような位置関係となる。
一軸駆動装置61は、モータ61aがネジ軸61bを回転駆動することで、移動ステージ61cに取り付けられた測光ヘッド60を前記主走査方向に移動させる。
【0023】
以下、測光制御装置51の制御による露光ヘッドEHの調整動作を概略的に説明する。
測光制御装置51による基本的な処理は、光出射エレメントLEの夫々について、光出射方向と交差する面内における光量分布を、その光量分布の裾部分を含む状態で測定し、測定した光量分布に基づいて光出射エレメントLEの露光駆動条件を設定する。
【0024】
各光出射エレメントLE夫々についての前記光量分布の裾部分を測定するためには、測定の対象となる光出射エレメントLE以外の光出射エレメントLEからの光の混入を十分に抑制する必要があり、このため、測光制御装置51は、全ての光出射エレメントLEを同時に光出射状態に設定するのではなく、光出射エレメントLEを4つのグループに区分して、そのグループ単位で光出射状態と光出射停止状態とに順次切換える。
このグループの構成は、図6(b)において「G1」,「G2」,「G3」,「G4」として示すものであり、グループ「G1」は「EVEN列」の中での奇数番目の光出射エレメントLEからなり、グループ「G2」は「EVEN列」の中での偶数番目の光出射エレメントLEからなり、グループ「G3」は「ODD列」の中での奇数番目の光出射エレメントLEからなり、グループ「G4」は「ODD列」の中での偶数番目の光出射エレメントLEからなる。
【0025】
測光制御装置51は、前記グループ単位での光出射状態と光出射停止状態との切換えのための調整用画像データを記憶しており、調整用画像データの各画素のデータを各光出射エレメントLEを光出射状態と光出射停止状態とに切換えるスイッチとして利用している。このスイッチの「ON」時のデータは何れも共通であり、調整用画像データは2値画像を構成している。
この調整用画像データによってPLZTプリントヘッド36を露光作動させることで、グループ「G1」の光出射エレメントLEのみを光出射状態とする状態、グループ「G2」の光出射エレメントLEのみを光出射状態とする状態、グループ「G3」の光出射エレメントLEのみを光出射状態とする状態、グループ「G4」の光出射エレメントLEのみを光出射状態とする状態、及び、全てのグループを光出射停止状態とする状態の各状態に順次に切り替わる。
【0026】
従って、前記グループ単位での光出射状態と光出射停止状態との切換えの切換え速度は極めて高速となり、測光装置50の測光ヘッド60が一つの光出射エレメントLEを通過する間に、前記グループの全てについての光出射状態と光出射停止状態との切換えが一巡するサイクルを多数回実行でき、測光ヘッド60を一端側から他端側へ1回走査するだけで全ての光出射エレメントLEについての光量分布の測定を終了できるようにしてある。
【0027】
以下、測光装置50及び測光制御装置51による光出射エレメントLEの露光駆動条件の補正処理を図7及び図8のフローチャートに基づいて説明する。尚、この処理は、工場出荷時及び装置設置時に実行されると共に装置稼働開始後においては定期的に実行される。
先ず、測光装置50を所定の測定位置に位置させた状態でPLZTプリントヘッド36に前記調整用画像データによる露光作動を開始させ(ステップ#1)、測光ヘッド60を一端側の初期位置に位置させた後に他端側への移動を開始させる(ステップ#2)。
測光ヘッド60が主走査方向に沿って多数設定された測定位置に到達すると(ステップ#3)、モータ61aの駆動操作量によって求める測光ヘッド60の位置情報と共に少なくとも前記各グループ単位の切換えが1サイクルする期間の測光ヘッド60の出力をA/D変換してデータを取り込む(ステップ#4)。但し、ここでのデータの取り込みは、1画素の露光に相当する光パルスを時間積分するのと等価な状態で取り込んでいる。
【0028】
測光ヘッド60が終端に達するまで所定の測定位置での測光を繰り返し、終端に達すると(ステップ#5)、前記調整用画像データによる露光作動を停止する(ステップ#6)。
測光制御装置51は、上述のようにして収集したデータを整理して、図6(a)に測定例を示すような各グループ毎の光量分布を求めて、各光出射エレメントLE毎の光出射光量を演算する(ステップ#7)。
図6(a)では、グループ「G1」のみを光出射状態としたときの光量分布を実線L1で、グループ「G2」のみを光出射状態としたときの光量分布を2点鎖線L2で、グループ「G3」のみを光出射状態としたときの光量分布を1点鎖線L3で、グループ「G4」のみを光出射状態としたときの光量分布を破線L4で夫々示し、更に、全ての光出射エレメントLEを光出射停止状態としたときの測定値を実線GLで示しており、主走査方向での位置関係を図6(b)と対応させている。
図6(a)の測定例では、光量分布を正確に示すために主走査方向の測定位置の間隔を非常に短く設定して測定した場合を例示しているが、実際には、測定位置の数をもっと少なくしても実用上は十分である。
【0029】
図6(a)の測定例から明らかなように、上記のようにグループ単位で光出射状態と光出射停止状態とを切換えることで、光出射エレメントLEの夫々について、光出射方向と交差する面内における光量分布を、その光量分布の裾部分を含む状態で測定できるものとなっている。尚、厳密には、実線GLとの対比からわかるように、光量分布の裾部分の下端では他の光出射エレメントLEからの光が混入しているが、十分に値の小さい領域であるので実用上は問題とはならない。図6(a)の特性から、各光出射エレメントLEの光出射光量を演算するについては、光量分布の谷から次ぎの谷までの間を積分した値を各光出射エレメントLEの光出射光量として求める。
【0030】
各光出射エレメントLE夫々の光出射光量を求めた後、各光出射エレメントLEについて、調整目標である標準の光出射光量との偏差に応じた補正量で、前記露光駆動条件すなわち各画素のデジタル画像データをPLZT素子40に印加するパルス電圧のパルス幅に変換するときの各光出射エレメント毎の変換比率を補正し(ステップ#8)、各光出射エレメントLEの光出射光量が均一となるようにする。
この後、前記調整用画像データに替えて、全ての光出射エレメントLEを光出射状態とするべく全ての画素データが同一値を有する画像データにてPLZTプリントヘッド36を露光作動させ(ステップ#9)、再び、所定の測定位置で上記と同様の測光を行いながら測光ヘッド60を移動させる(ステップ#10〜#13)。尚、この時点の測定では、設定測定位置に位置する測光ヘッド60の検出光量に寄与し得る全ての光出射エレメントLEを光出射状態とすれば足り、必ずしも全光出射エレメントLEを光出射状態とする必要はないが、全光出射エレメントLEを光出射状態とすることで測光制御を簡略化できる。
全ての測定位置での測光を終了すると(ステップ#13)、PLZTプリントヘッド36の露光作動を停止させ(ステップ#14)、上述のグループ単位での切換えの場合と同様のデータ処理を行って、図6(a)において実線SLで示す特性を得る(ステップ#15)。この実線SLも主走査方向の位置関係を図6(b)と対応させてある。
実線SLで示す特性が得られると、実線L1,2点鎖線L2,1点鎖線L3及び破線L4の特性のピーク位置との対比によって、あるいは、測光ヘッド60の位置情報との対比によって、実線SLにおける各光出射エレメントLEの中心位置に対応するデータを特定し、例えば実線SLのデータの平均値等を調整目標の標準のデータとして、特定したデータと標準のデータとの偏差に応じて、光出射エレメントLE毎の前記変換比率を補正(修正)する(ステップ#16)。
【0031】
〔写真プリントの作製動作〕
次に、上記構成の写真プリントシステムDPによる写真プリントの作製動作を概略的に説明する。
操作者がフィルム1の駒画像について写真プリントの作製を指示入力したときは、主制御装置6は、フィルムスキャナ3に対してフィルム1の読み取りを指令し、読取制御装置18からそのフィルム1の画像データを順次受取って、内蔵されているメモリに記録する。
一方、操作者がメモリーカード,MOあるいはCD−R等の記録媒体に記録された画像データについて写真プリントの作製を指示入力したときは、主制御装置6は、外部入出力装置4の該当するドライブに画像データの読み取りを指令し、そのドライブから画像データを順次受取って、メモリに記録する。
【0032】
主制御装置6は、上記のようにして入力された画像データに基づいて、その画像データによってプリントを作製した場合に得られるであろうシミュレート画像を図示を省略する画像処理回路にて演算して求め、それをモニタ6aに表示する。
操作者は、このモニタ6a上のシミュレート画像を観察して、適正な画像が得られていなければ、操作卓6bから露光条件の修正入力操作を行う。
主制御装置6の画像処理回路は、入力された画像データとその修正入力とに従って予め設定された演算条件で赤色、緑色、青色毎の露光用画像データを生成する。
【0033】
この露光用画像データは、露光・現像装置EPのプリンタ制御装置24に送られ、プリンタ制御装置24に備えられているメモリに記憶される。
プリンタ制御装置24は、印画紙搬送系PTから得られる印画紙2の搬送情報に基づいて、印画紙2の前端が所定の露光開始位置まで搬送されて来たことを検知すると、露光制御装置21に対して露光作動の開始を指令すると共に、露光ユニット20の露光処理スピードに対応した速度で露光用画像データを露光制御装置21へ順次送信する。
露光制御装置21は、受け取った露光用画像データに基づいてPLZTプリントヘッド36の各光シャッタを作動させて印画紙2にプリント画像の潜像を形成する。
露光ユニット20にて露光処理された印画紙2は、印画紙搬送系PTにて現像処理部22へ搬送されて、各現像処理タンクを順次通過することにより現像され、現像処理された印画紙2は、更に乾燥処理された後に排出口22aからコンベア27上に排出され、ソータ26にてオーダー毎にまとめられる。
【0034】
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、光出射エレメントLEを、「EVEN列」の偶数番目の光出射エレメントLE、「EVEN列」の奇数番目の光出射エレメントLE、「ODD列」の偶数番目の光出射エレメントLE及び「ODD列」の奇数番目の光出射エレメントLEの4つのグループに区分してグループ単位で光出射状態と光出射停止状態とに切換えているが、同時に光出射状態となる光出射エレメントLEが更に離間するようにグループを構成しても良いし、グループの数を更に増やしても良い。
【0035】
(2)上記実施の形態では、測光ヘッド60に光センサ60aを備える場合を例示しているが、例えば、測光ヘッド60に光ファイバの光入射端を固定し、その光ファイバの光出射端を測光制御装置51に固定して、受光センサを測光制御装置51内に配置する等、測光ヘッド60の具体構成は種々変更可能である。
(3)上記実施の形態では、光出射エレメントLEは「EVEN列」と「ODD列」とで画像データの一列分を露光するように配置構成されているが、複数列分の画像データを露光できるように光出射エレメントLEを構成しても良い。
【0036】
(4)上記実施の形態では、PLZT光シャッタ方式の露光ヘッドEHを例示しているが、液晶シャッタ方式や、あるいは、各種の発光素子にて光出射エレメントLEを構成する等、露光ヘッドEHの具体構成は種々変更可能である。
(5)上記実施の形態では、受け取った各画素のデジタル画像データをPLZT素子40に印加するパルス電圧のパルス幅に変換するときの変換比率を光出射エレメントLEの露光駆動条件として取り扱っているために、光出射エレメントLEの光出射光量の測定にあたっては、受けた光強度の積分として光出射光量を検出しているが、前記露光駆動条件が光出射エレメントLEの出射光の光強度を直接的に変化させるものであれば、受けた光の光強度そのものを光出射光量として検出できる。
【発明の効果】
上記請求項1記載の構成によれば、画像露光装置に備えられた測定手段による測定を、光出射エレメントの夫々の前記光量分布の裾部分を測定できる程度にまで、周囲の光出射エレメントからの光の混入を抑制し、個々の光出射エレメントの特性を正確に把握して、その結果に基づいて、動作条件設定手段が前記露光駆動条件を調整することで、光出射エレメントの光出射光量の調整目標からのばらつきを可及的に抑制できるに至った。
又、光出射エレメントの夫々について、光出射方向と交差する面内における光量分布を、その光量分布の裾部分を含む状態で測定するには、例えば、各光出射エレメントを1つずつ順次に光出射状態として計測することによっても測定することが可能であるが、光出射エレメントを、同時に光出射状態としても各光出射エレメントの光量分布の裾部分の測定が可能な程度に離間したものをまとめて1つのグループとして、グループ単位で光出射状態と光出射停止状態とに順次切換えることで、測定手段による測定処理を迅速に行うことができる。
更に、測光ヘッドを光出射エレメントの配列方向に沿って移動させて各光出射エレメントの光量分布を測定するように構成して、前記グループ単位での光出射状態と光出射停止状態との切換え速度を、測光ヘッドの移動速度よりも十分速い速度に設定することで、測光ヘッドの1回の走査で、各光出射エレメントの光量分布を測定することが可能となり、測定手段により測定処理をより一層高速化することができる。
【0037】
又、上記請求項2記載の構成によれば、個々の光出射エレメントの特性を正確に把握して各光出射エレメントの露光駆動条件を調整した後に、測定手段が実際に画像を露光する状態に近い状態で光出射エレメントを駆動して、その駆動状態での光出射光量測定結果に基づいて動作条件設定手段が最終的な微調整を行うことで、光出射エレメントの調整精度を更に向上させることができる。
【0039】
又、上記請求項3記載の構成によれば、PLZT素子による光シャッタを備えて構成される光出射エレメントでは、ある光出射エレメントの測光時に周囲の光出射エレメントの出射光が混入してしまうことが多く、上述のようにして、光出射エレメントの夫々の前記光量分布の裾部分を測定できる程度にまで、周囲の光出射エレメントからの光の混入を抑制し、個々の光出射エレメントの特性を正確に把握して、その結果に基づいて、動作条件設定手段が前記露光駆動条件を調整することが特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる平面視による要部拡大図
【図2】本発明の実施の形態にかかる露光ヘッドのブロック構成図
【図3】本発明の実施の形態にかかる露光ユニットの概略構成図
【図4】本発明の実施の形態にかかる写真プリントシステムのブロック構成図
【図5】本発明の実施の形態にかかる写真プリントシステムの外観斜視図
【図6】(a)光量分布測定例 (b)光出射エレメントの配置説明図
【図7】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【図8】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【符号の説明】
EH 露光ヘッド
LE 光出射エレメント
LM 測定手段
OC 動作条件設定手段
60 測光ヘッド

Claims (3)

  1. 露光する画像データの画素に対応する光出射エレメントを主走査方向に配列して構成される露光ヘッドと、前記光出射エレメントの光出射光量を測定する測定手段と、その測定結果に基づいて各光出射エレメントの露光駆動条件を設定する動作条件設定手段とが設けられた画像露光装置であって、
    前記測定手段は、
    前記光出射エレメントの夫々についての前記光量分布を測定するときに、同時に光出射状態としても各光出射エレメントの光量分布の裾部分の測定が可能な程度に離間したものをまとめて1つのグループとして光出射エレメントを複数のグループに区分し、そのグループ単位で光出射状態と光出射停止状態とを順次切換えるように構成され、且つ、
    測光ヘッドを前記光出射エレメントの配列方向に沿って移動させるように構成されると共に、前記グループ単位での光出射状態と光出射停止状態との切換えの切換え速度が、前記測光ヘッドが一つの光出射エレメントを通過する間に、前記グループの全てについての光出射状態と光出射停止状態との切換えが一巡するサイクルを多数回実行できる速度に設定されて構成されて、
    前記光出射エレメントの夫々について、光出射方向と交差する面内における光量分布を、その光量分布の裾部分を含む状態で測定するように構成されている画像露光装置。
  2. 前記測定手段による前記光出射エレメント夫々についての前記光量分布の測定結果に基づいて前記動作条件設定手段が前記各光出射エレメントの露光駆動条件を設定した後に、
    前記測定手段は、設定測定位置での検出光量に寄与し得る全ての光出射エレメントを光出射状態として前記光出射エレメントの光出射光量を測定するように構成され、
    前記動作条件設定手段は、その測定結果に基づいて各光出射エレメントの露光駆動条件を修正するように構成されている請求項1記載の画像露光装置。
  3. 前記光出射エレメントは、PLZT素子による光シャッタを備えて構成されている請求項1又は2記載の画像露光装置。
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