JP2002350994A - マウント収納ボックスおよびこれを備えたフィルムスキャナ - Google Patents

マウント収納ボックスおよびこれを備えたフィルムスキャナ

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JP2002350994A
JP2002350994A JP2001159796A JP2001159796A JP2002350994A JP 2002350994 A JP2002350994 A JP 2002350994A JP 2001159796 A JP2001159796 A JP 2001159796A JP 2001159796 A JP2001159796 A JP 2001159796A JP 2002350994 A JP2002350994 A JP 2002350994A
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JP2001159796A
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Yoshihiro Kiyotaki
芳弘 清瀧
Hiroaki Tamura
弘明 田村
Zensei Yamano
善性 山野
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウントが押圧されないことに起因して、マ
ウントがマウント収納ボックスから適切に搬送されなく
なるのを抑制する。 【解決手段】 マウント収納ボックス12には、マウン
ト8およびダミーマウント9を搬入または搬出するため
の開閉扉70と、積層されたマウント8およびダミーマ
ウント9を下方へ押圧するための押圧機構90とが設け
られている。また、マウント収納ボックス12の側壁1
2aには、開閉扉70の開閉動作を規制するためのロッ
ク機構80が設けられている。そして、押圧機構90と
ロック機構80とを連動させることにより、押圧機構9
0がマウント8およびダミーマウント9を押圧している
ときにだけ開閉扉70がロック機構80により閉鎖状態
に維持されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムが保持さ
れたマウントを収納するためのマウント収納ボックスお
よびこれを備えたフィルムスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】印画紙などの感光材料に対して露光、現
像、漂白定着、安定化などの処理を自動的に施すことが
可能な写真処理装置が知られている。かかる写真処理装
置によって感光材料を露光する際には、写真フィルムの
透過光で感光材料を露光する直接(アナログ)露光が広
く行われている。これに対し、近年、CCDなどの撮像
素子を有するフィルムスキャナでフィルムを撮像するこ
となどによって得られたディジタル画像信号に基づいて
制御された光で感光材料を露光する、いわゆるディジタ
ル露光が実用化されている。ディジタル露光方式を採用
することにより、色補正や濃度補正、鮮鋭化処理などの
各種画像処理を高い自由度で行うことができるとともに
迅速な焼き増し処理が可能になり、さらに、色および濃
度の再現性や解像度に優れたより高画質の良好なプリン
トを得ることが可能となる。
【0003】上述したフィルムスキャナには、紙または
プラスティック製のマウントに保持された1コマ分のフ
ィルム(通常はポジフィルム)に記録された画像を正確
且つ効率的に読み取るために、マウントをフィルムスキ
ャニング位置に搬送するマウントキャリアユニットが取
り付けられることがある。そして、マウントキャリアユ
ニットは、キャリア本体の両側にマウント収納ボックス
(ストッカ)を有しているものがあり、排出側のマウン
ト収納ボックスに積層収納されたマウントがキャリア本
体の移動台上に給送され、キャリア本体内でローラ対に
挟持されつつ移動台ごとスキャニング位置を経て、受け
入れ側のマウント収納ボックスまで搬送されてその内部
に収納される。
【0004】ここで、排出側のマウント収納ボックスに
は、マウントを搬入または搬出するための開閉扉と、そ
の内部に収納されたマウントをその積層方向に押圧する
ためのウェイトブロックとを備えており、マウント収納
ボックスの下端部近傍から挿入される挿入アームに押し
出されることにより、最下部のものから順次適切に搬送
されるものがある。そして、このマウント収納ボックス
では、ウェイトブロックによりマウントを積層方向に押
圧することができるため、マウントが適切に搬送されな
くなることがほとんどない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マウン
ト収納ボックス内にマウントが収納された後、マウント
を押圧可能な位置にウェイトブロックが移動させられる
ことなく開閉扉が閉鎖状態に維持される可能性がある。
このように、ウェイトブロックによりマウントを押圧し
たことが確認されずに開閉扉が閉鎖状態に維持された場
合には、マウントがウェイトブロックにより押圧されな
い状態でマウントの給送が開始され、マウント収納ボッ
クス内でマウント給送時に挿入アームの押圧力がマウン
トの積層方向に分力されたり、マウント収納ボックスの
取り付け時に移動台との間に段差ができた場合に、挿入
アームの上方にマウントが移動して挿入アームから外れ
てしまうことにより、マウント収納ボックスからマウン
トが適切に搬送されなくなることがある。かかる場合に
は、マウントキャリアユニットにおける処理能力が著し
く低下してしまうという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、押圧機構による
マウントの押圧し忘れに起因して、マウントがマウント
収納ボックスから適切に搬送されなくなるのを抑制する
ことができるマウント収納ボックスおよびこれを備えた
フィルムスキャナを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のマウント収納ボックスは、画像が記録さ
れたフィルムを保持するマウントを積層収納可能なマウ
ント収納ボックスであって、マウントを前記マウント収
納ボックス内へ搬入または前記マウント収納ボックス内
から搬出する際に、マウントの積層方向と平行な支軸の
回りを回転して開閉される開閉扉と、前記マウント収納
ボックス内に収納されたマウントをその積層方向に押圧
する状態と押圧しない状態とを選択的に取り得る押圧機
構と、前記押圧機構がマウントを押圧する状態にあると
きのみ前記開閉扉が閉鎖状態に維持されるように、前記
開閉扉の開閉動作を規制するための規制機構とを備えて
いることを特徴とするものである。
【0008】請求項1によると、規制機構によって、押
圧機構がマウントを押圧する状態にあるときのみ開閉扉
が閉鎖状態に維持されるため、開閉扉が閉鎖状態に維持
されることが確認されれば、押圧機構によりマウントが
押圧されていることを別途目視確認する必要がなくな
る。これにより、押圧機構によるマウントの押圧し忘れ
に起因して、マウントがマウント収納ボックスから適切
に搬送されなくなるのを抑制することができる。
【0009】また、請求項2のマウント収納ボックス
は、前記規制機構が、前記押圧機構がマウントを押圧す
る状態から押圧しない状態に切り換えられると、自動的
に前記開閉扉を開扉することを特徴とするものである。
請求項2によると、マウントをマウント収納ボックスに
搬入する際、開閉扉を開扉する手順が省かれるため、効
率よく作業を行うことができる。
【0010】また、請求項3は、上述したマウント収納
ボックスを備えたフィルムスキャナである。請求項3に
よると、押圧機構によるマウントの押圧し忘れに起因し
て、マウントがマウント収納ボックスから適切に搬送さ
れなくなり、フィルムスキャナの処理能力が低下するの
を抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施
の形態に係るマウント収納ボックスを備えたフィルムス
キャナの模式図である。
【0012】まず、本発明の実施の形態に係るマウント
収納ボックスを有するマウントキャリアユニットを備え
たフィルムスキャナについて説明する。図1に示すフィ
ルムスキャナ1には、マウントキャリアユニット2が着
脱可能に取り付けられている。マウントキャリアユニッ
ト2は、ほぼ直方体形状を有する本体部11と、本体部
11の両端部近傍にそれぞれ取り付けられた2つのマウ
ント収納ボックス12、13とで構成されている。2つ
のマウント収納ボックス12、13は、一方(右側)の
マウント収納ボックス12がマウント排出側であり、他
方(左側)のマウント収納ボックス13がマウント受け
入れ側である。つまり、マウント収納ボックス12に収
納されていたマウントは、ここから1枚ずつ順次搬送さ
れ、スキャニング後に順次マウント収納ボックス13に
収納されていく。
【0013】マウントキャリアユニット2の上方には、
ハロゲンランプを含む光源部3が配置されており、マウ
ントキャリアユニット2の下方には、CCDラインセン
サ108(図21参照)を含む撮像部4が配置されてい
る。また、フィルムスキャナ1には、種々の処理を行う
パーソナルコンピュータ5およびこれに接続されたディ
スプレイ6やキーボード7などが配置されている。な
お、フィルムスキャナ1には、印画紙のディジタル露光
を行うプリントヘッド109(図21参照)や、現像な
どを行うプロセッサ、現像されたプリントのソートを行
うソータ110(図21参照)などを有するプリンタプ
ロセッサ(図示せず)が接続される。
【0014】次に、マウントキャリアユニット2の詳細
な構造について、マウント収納ボックスおよび本体部の
順に説明する。まず、マウント収納ボックス12、13
の構造について、図2〜図7を参照して説明する。図2
は、マウント排出側のマウント収納ボックス12の開閉
扉が閉鎖状態にあるときの正面図である。図3は、マウ
ント排出側のマウント収納ボックス12の開閉扉が開扉
状態にあるときの正面図である。図4は、マウント排出
側のマウント収納ボックス12の開閉扉のロック機構の
概略構成を示す図である。図5は、マウント受け入れ側
のマウント収納ボックス13の正面図である。図6は、
マウント受け入れ側のマウント収納ボックス13の下端
部近傍の部分拡大図である。図7は、マウントおよびダ
ミーマウントの平面図である。
【0015】図2、図3に示すように、ほぼ角筒状に形
成されたマウント収納ボックス12内には、画像が記録
されたポジフィルムが保持されたマウント8と、ポジフ
ィルムを保持していないダミーマウント9とが積層する
ようにして収納されている。マウント8およびダミーマ
ウント9は、共に外形がほぼ正方形であって、大きさお
よび厚みもほぼ同じである。マウント8の中心部には、
図7(a)に示すように、ポジフィルムの画像の大きさ
とほぼ同じ大きさの矩形の開口8aが設けられている。
一方、ダミーマウント9の中心部付近には、図7(b)
に示すように、円形の開口9bが設けられている。ま
た、ダミーマウント9の角部9c間にある外周各辺の中
央部付近には切り欠き9aが設けられている。このよう
にダミーマウント9に4つの切り欠き9aが設けられて
いるのは、ダミーマウント9が上下左右どの向きでマウ
ント収納ボックス12内に収納されても、後述するレバ
ー53(図14参照)で切り欠き9aを検知することを
可能とするためである。
【0016】マウント収納ボックス12内において、マ
ウント8は、1オーダーごとにまとめて積層されてお
り、1オーダー分のマウント8の区切り位置に、それぞ
れ1枚のダミーマウント9が配置されている。また、マ
ウント収納ボックス12の下端部は塞がれているが、マ
ウント収納ボックス13側にある側壁12aの下端部に
隣接した部分にはマウント排出口12cが設けられてい
る。マウント排出口12cは、マウント1枚分の高さよ
りも若干大きい高さを有している。
【0017】マウント排出口12cが設けられた側壁1
2aと対向する側壁12bの下端部に隣接した部分に
は、本体部11に設けられた挿入アーム23(図8参
照)がマウント収納ボックス12内部に出入りするのを
可能とする孔12dが設けられている。これにより、マ
ウント収納ボックス12内に収納されたマウント8およ
びダミーマウント9は、最下部にあるものから順に挿入
アーム23に押し出されて搬送されるようになってい
る。
【0018】また、マウント排出口12cの近傍には、
薄膜状の切出し板12fが、マウント排出口12cを塞
ぐように配置されており、その上端部が側壁12aの外
側に固設されている。従って、切出し板12fは、マウ
ント搬送時にマウント8に押圧されることにより、その
下端部がマウント収納ボックス12の外側に向かって湾
曲可能である。これにより、マウント排出口12cから
複数のマウント8が一度に搬送されるのを防止すること
が可能であり、マウント排出口12cからマウント8が
1枚ずつ搬送されるようになる。また、マウント収納ボ
ックス12の底面には、マウント傾斜板12gが配置さ
れている(図11参照)。
【0019】マウント収納ボックス12は、マウント8
およびダミーマウント9を搬入または搬出するための開
閉扉70を備えている。開閉扉70は、マウント収納ボ
ックス12の側壁12aの端部を支軸として回転可能に
支持されており、図2に示すように、マウント収納ボッ
クス12を閉鎖する状態(閉鎖状態)および図3に示す
ように、マウント収納ボックス12を開放する状態(開
扉状態)のいずれかを選択的に取り得ることができる。
ここで、開閉扉70と側壁12aとの間には、2つのネ
ジリコイルバネ71が配置されており、開閉扉70はマ
ウント収納ボックス12内から外部へ向かう方向(開扉
する方向)に付勢されている。
【0020】マウント収納ボックス12の側壁12a内
側には、図4(a)、(b)に示すように、ロック機構
80が設けられている。ロック機構80は、レバー82
と、レバー押上部材83とを備えている。レバー82
は、側壁12a内側において支点81の回りを回動可能
に配置されている。レバー82の先端部近傍には下方に
開いた凹部82aが形成されているため、レバー82の
先端部はカギ型形状になっている。レバー押上部材83
は、略棒状の部材であり、その上端部がレバー82のほ
ぼ中間部に当接している。そして、レバー押上部材83
は、レバー82の下方において上下方向に往復移動可能
に配置されている。従って、レバー押上部材83が下限
位置にあるときにはレバー82はほぼ水平となり、レバ
ー押上部材83が上限位置にある(下限位置から十分に
移動した)ときにはレバー82は所定角度に傾斜するよ
うになっている。
【0021】開閉扉70の内側には、レバー82の先端
部に対応する位置に凹部70aが形成されている。ま
た、開閉扉70の内側面には、凹部70aの下端部から
上方に突き出るように金属板70bがネジ止めされてい
る。従って、レバー82がほぼ水平になっているとき、
レバー82の先端部が金属板70bに引っ掛かることに
より、開閉扉70が閉鎖状態に維持される。そして、レ
バー82がレバー押上部材83によって移動させられ
て、金属板70bへのレバー82の先端部の引っ掛かり
が外れると、上述したように開閉扉70がマウント収納
ボックス12内から外部へ向かう方向に付勢されている
ため、開閉扉70は自動的に開扉される。
【0022】また、マウント収納ボックス12の側壁1
2bには、積層されたマウント8およびダミーマウント
9を下方へ押圧するための押圧機構90が設けられてい
る。押圧機構90は、側壁12bに上下方向に形成され
た貫通溝91と、重石14a、重石14aが固設された
支持部材14bおよび支持部材14bの上面に配置され
た金属板14cを有するウェイトブロック14とで構成
されている。重石14aは、略直方体の部材であり、そ
の底面は、マウント8およびダミーマウント9の挿入ア
ーム23(図8参照)が当接する側の一端部を押圧する
部分が他端部を押圧する部分よりもマウント8およびダ
ミーマウント9に向かって突出するように形成されてい
る(図12参照)。つまり、重石14aの底面は、水平
面に対して角度αだけマウント収納ボックス13に向か
って上方に傾斜している。また、重石14aの底面に
は、マウント収納ボックス12の底面に配置されたマウ
ント傾斜板12g(図11参照)に対応するように、下
方に向かって突出する突起体14d(図11参照)が形
成されている。ここで、ウェイトブロック14の支持部
材14bは貫通溝91に貫挿されている。従って、ウェ
イトブロック14は、貫通溝91に沿ってフリーに上下
移動可能なように配置されている。
【0023】また、側壁12bの貫通溝91の上端部近
傍には磁石12eが配置されている。従って、ウェイト
ブロック14が上限位置に移動したときには、ウェイト
ブロック14の金属板14bと磁石12eとの間に作用
する磁力により、ウェイトブロック14は上限位置を維
持することができる。また、ウェイトブロック14に対
して下方へ押し下げる力(金属板14bと磁石12eと
の間に作用する磁力より大きい力)が加えられると、ウ
ェイトブロック14の金属板14bと磁石12eとが離
れ、ウェイトブロック14はその自重により下方へ移動
する。そして、ウェイトブロック14は、積層されたマ
ウント8およびダミーマウント9を下方へ押圧する位置
に配置される。
【0024】ここで、レバー押上部材83は、ウェイト
ブロック14の移動と連動して移動する。つまり、ウェ
イトブロック14がマウント8およびダミーマウント9
を押圧しているときには、レバー押上部材83は下限位
置にあり、一方、ウェイトブロック14がマウント8お
よびダミーマウント9を押圧していないとき(ウェイト
ブロック14が上限位置にあるとき)にはレバー押上部
材83は上限位置にある。
【0025】従って、ウェイトブロック14がマウント
8およびダミーマウント9を押圧しているときにだけ開
閉扉70がロック機構80により閉鎖状態に維持され、
ウェイトブロック14がマウント8およびダミーマウン
ト9を押圧していないときには、開閉扉70は自動的に
開扉される。つまり、ウェイトブロック14によりマウ
ント8およびダミーマウント9が押圧されることなく、
開閉扉70が閉鎖状態に維持されるのを防止することが
できる
【0026】一方、図5に示すように、ほぼ角筒状に形
成されたマウント収納ボックス13内には、マウント8
およびダミーマウント9を、これらが互いに積層される
ように収納可能である。また、マウント収納ボックス1
3は、マウント8およびダミーマウント9を搬入または
搬出するための開閉扉75を備えている。開閉扉75
は、側壁13cの上方において、マウント収納ボックス
12側にある側壁13aの端部を支軸として回転可能に
支持されている。ここで、開閉扉75と側壁13aとの
間にはネジリコイルバネ76が配置されており、開閉扉
75はマウント収納ボックス13の外部から内部へ向か
う方向(閉鎖される方向)に付勢されている。従って、
開閉扉75に対して力が作用してしないときには、開閉
扉75は閉鎖状態を維持するようになっている。
【0027】従って、マウント収納ボックス13からマ
ウント8およびダミーマウント9を搬出する場合には、
マウント8およびダミーマウント9を持って、開閉扉7
5に当接させつつ、マウント収納ボックス13の外部に
向かって引き出すと、開閉扉75は次第に開扉されて、
マウント8およびダミーマウント9を搬出することがで
きる。また、マウント8およびダミーマウント9が搬出
された後、開閉扉75は自動的に閉鎖状態に戻される。
このように、開閉扉75を開扉するという別の手順を経
ることなく、マウント8およびダミーマウント9を搬出
することができる。これにより、マウント8およびダミ
ーマウント9をマウント収納ボックス13から搬出する
手順が簡略化される。
【0028】また、マウント収納ボックス13の下端部
には、マウント収納ボックス12側にある側壁13aの
下端部に隣接した部分には、マウント8およびダミーマ
ウント9を受け入れるマウント受入口13dが設けられ
ている。マウント受入口13dは、ほぼマウント1枚分
の高さを有している。
【0029】また、図6に示すように、マウント収納ボ
ックス12側にある側壁13aと垂直な側壁13b、1
3cの下端部には、マウント保持片(ストッパ)16、
17が一端側において側壁13b、13cの下端部にあ
る支持軸16a、17aを中心として揺動可能にそれぞ
れ対向するように支持されている。さらに、マウント保
持片16、17が側壁13b、13cの外側に突出しな
いようにマウント保持片16、17の揺動角度を規制す
るバネ板18、19が装着されている。
【0030】一方、マウント保持片16、17と側壁1
3b、13cとの干渉のために、マウント保持片16、
17は、その1つの面16b、17bの水平面に対する
角度が所定角度(ほぼ0度)を超えてバネ板18、19
から離れる方向に揺動しないようになっている。つま
り、マウント保持片16、17は、外部からの力が加え
られていないときには自重によって上記所定角度に対応
した内側位置(保持位置)にあり(上方からの力が面1
6b、17bに加えられているときも同様)、面16
b、17bと対向する面16c、17cに下方からの力
が加えられたときにはバネ板18、19と接触する外側
位置(通過位置)にある。マウント保持片16、17が
外側位置にあるとき、マウント保持片16、17の厚み
は側壁13a、13cの厚みにほぼ吸収される。従っ
て、この状態では、側壁13a、13cの内側面からマ
ウント保持片16、17はほとんど突出していない。
【0031】次に、本体部11の構造について、図8〜
図20を参照して説明する。図8は、マウントキャリア
ユニット2の本体部11の平面図である。図9は、マウ
ントキャリアユニット2の正面図である。図10は、マ
ウントキャリアユニット2の本体部11に含まれるマウ
ント搬送機構を説明するための正面図である。図11
は、図10とは直交する方向から見た、マウント搬送機
構排を説明するための側面図である。図12は、マウン
トが搬送されるときのマウントと挿入アームとの位置関
係を示す図である。図13は、図8のA-A線での断面図
である。図14は、図13に描かれた部分の斜視図であ
る。図15は、図8のB-B線での断面図である。図16
は、マウントキャリアユニット2の本体部11に含まれ
る搬送ローラの昇降機構を説明するための側面図であ
る。図17は、図16とは直交する方向から見た、搬送
ローラの昇降機構を説明するための側面図である。図1
8は、搬送ローラの昇降機構および回転機構を説明する
ための斜視図である。図19は、マウントキャリアユニ
ット2の本体部11に含まれるマウント台の昇降機構を
説明するための側面図である。図20は、その斜視図で
ある。
【0032】図8に示すように、本体部11には、縁部
以外の部分に開口24aが形成された移動台24を保持
した移動プレート25が配置されている。移動台24に
は、マウント収納ボックス12から搬送されたマウント
8またはダミーマウント9(図2、図3参照)が載置さ
れる。移動台24に載置されたマウント8は、移動プレ
ート25に支持された一対のアーム29a、29bの先
端に取り付けられた2つのマウント押さえコロ26a、
26bによって上方から押さえつけられ、移動台24上
で容易に移動しないようになっている。なお、図8にお
いて、アーム29bの根元部分の図示を省略している。
【0033】移動プレート25は、パルスモータ27に
よってボールネジ28が回転駆動されることによって、
レール20a、20bに沿って水平方向に移動可能であ
る。移動台24は、撮像部4によるスキャニングの主走
査方向に垂直な方向(副走査方向)に移動するように組
立治具を用いて組立調整が行われている。
【0034】図8、図9および図10に示すように、移
動プレート25が最も右側位置にあるときに移動台24
と隣接しており且つ移動台24よりも若干高い位置に
は、マウント収納ボックス12が載置される平板状の挿
入ストッカ載置板21が設けられている。また、挿入ス
トッカ載置板21の側部には、駆動源としてのモータ2
2aと、モータ22aと連結された一対のプーリ22
b、22cと、プーリ22b、22cに掛け渡されたベ
ルト22dと、ベルト22dに支持された挿入アーム保
持部材22eとから構成された挿入アーム駆動機構22
が配置されている。
【0035】挿入アーム駆動機構22は、挿入ストッカ
載置板21上に配置された挿入アーム23を挿入アーム
保持部材22eによって保持している。これにより、挿
入アーム23は、挿入ストッカ載置板21上において、
移動プレート25の移動方向に沿って往復移動可能とな
っている。ここで、挿入ストッカ載置板21の下方には
スライドレール22fが配置されており、挿入アーム保
持部材22eはスライドレール22fに沿って移動する
ようになっている。また、挿入ストッカ載置板21とベ
ルト22dとの間には、挿入アーム23がマウント収納
ボックス12内に向かう方向(図中では左方向)に向か
って移動したときの位置を決めるためのストッパーネジ
22gが配置されている。従って、挿入アーム23は、
挿入アーム保持部材22eがストッパーネジ22gに当
接する位置までしか移動することができない。
【0036】また、挿入アーム23のマウント8および
ダミーマウント9に当接する側の端部23aは、図10
および図12に示すように、マウントの積層方向に膨出
するように形成されている。また、挿入アーム23の端
部23aの上面の高さは、最下部のマウント8またはダ
ミーマウント9の上面の高さよりも低くなっている。そ
のため、挿入アーム23の上面の端部23aの角は、最
下部のマウント8またはダミーマウント9の高さのほぼ
中間部に当接するようになっている。また、挿入アーム
23の端部23aの角(特に、上面の角)は、当接する
マウント8およびダミーマウント9が逃げないようにほ
ぼ直角(シャープエッジ)に形成されている。
【0037】ここで、最下部のマウント8またはダミー
マウント9が搬送される過程におけるマウント8または
ダミーマウント9と挿入アーム23との位置関係につい
て、図12を参照して説明する。挿入アーム23がマウ
ント収納ボックス12内に孔12dから挿入される前
は、図12(a)に示すように、挿入アーム23の端部
23aは、マウント収納ボックス12内の最下部のマウ
ント8またはダミーマウント9に当接する位置または少
しだけ離れた位置に配置されている。そして、モータ2
2aによってベルト22dに支持された挿入アーム保持
部材22eが移動させられると、挿入アーム23がマウ
ント収納ボックス12内に挿入される。すると、マウン
ト収納ボックス12内の最下部のマウント8またはダミ
ーマウント9は、挿入アーム23によって押し出されて
マウント排出口12cから搬送される。
【0038】ここで、挿入アーム23の端部23aの上
面の高さが最下部のマウント8またはダミーマウント9
の上面の高さよりも低くなるように配置されており、挿
入アーム23の端部23aが上方に膨出する(挿入アー
ム23の端部23a以外の上面の高さが端部23aの上
面の高さよりも低くなる)ように形成されているととも
に、ウェイトブロック14の下面が水平面に対して角度
αだけ上述のように傾斜している。従って、挿入アーム
23が挿入されることにより最下部のマウント8または
ダミーマウント9がマウント収納ボックス12の外部に
搬送される過程で、図12(b)に示すように、最下部
から2番目のマウント8またはダミーマウント9は、最
下部のマウント8またはダミーマウント9の上面の搬送
方向の上流側の角と、これよりも低い位置にある挿入ア
ーム23の上面との2箇所に接触するように支持され
る。このとき、マウント収納ボックス12内に積層され
たマウント8およびダミーマウント9のうち最下部以外
のものが搬送方向に向かって上方に傾斜するようにな
る。
【0039】従って、マウント収納ボックス12の最下
部のマウント8またはダミーマウント9が搬送される過
程で、最下部のマウント8またはダミーマウント9の上
面と最下部から2番目のマウント8またはダミーマウン
ト9の下面とが面同士で接触しなくなるため、最下部の
マウント8の搬送方向の上流側の開口8a周辺部(画面
の枠)またはダミーマウント9の搬送方向の上流側の開
口9b周辺部と、最下部から2番目のマウント8の搬送
方向の下流側の開口8a周辺部(画面の枠)またはダミ
ーマウント9の搬送方向の下流側の開口9b周辺部とが
引っ掛かることがほとんどない。
【0040】これにより、最下部のマウント8またはダ
ミーマウント9と最下部から2番目のマウント8または
ダミーマウント9との開口周辺部同士が引っ掛かること
によって、マウント収納ボックス12から最下部のマウ
ント8またはダミーマウント9が適切に搬送されなくな
るのを抑制することができる。従って、マウントキャリ
アユニット2を備えたフィルムスキャナ1においてオー
ト処理を行っている場合に、最下部のマウント8または
ダミーマウント9と最下部から2番目のマウント8また
はダミーマウント9との開口周辺部同士が引っ掛かるこ
とに起因して、作業が中断されることによって、フィル
ムスキャナ2の処理能力が低下するのを抑制することが
できる。
【0041】なお、ウェイトブロック14の下面は必ず
しも傾斜している必要はなく、ウェイトブロック14の
下面が傾斜していない場合でも、最下部以外のマウント
8およびダミーマウント9は上述と同様に傾斜するが、
ウェイトブロック14の下面が傾斜している方が最下部
以外のマウント8およびダミーマウント9が傾斜しやす
いため、より好ましい。
【0042】また、このとき、図11に示すように、マ
ウント収納ボックス12の底面にマウント傾斜板12g
が配置されており、ウェイトブロック14の底面のマウ
ント傾斜板12gに対応する部分に突起体14dが形成
されている。従って、マウント収納ボックス12内のマ
ウント8およびダミーマウント9の挿入アーム23が当
接する側の端部は互いに隙間が出来ないように下方に押
圧されているため、マウント8およびダミーマウント9
の挿入アーム23が当接する側の端部の整列状態が安定
する。これにより、挿入アーム23によってマウント収
納ボックス12内の最下部のマウント8またはダミーマ
ウント9を1枚ずつ確実に搬送することができる。
【0043】図8、図13および図14に示すように、
挿入ストッカ載置板21に隣接した位置には、発光部5
4aと受光部54bとが対向して配置されたセンサであ
るフォトカプラ54と、軸52を中心として回動可能で
あるレバー53とが配置されている。レバー53の一端
側の頂部53aは、挿入ストッカ載置板21に設けられ
た孔21aと対応した位置にある。また、孔21aは、
マウント収納ボックス12に収納されたダミーマウント
9の切り欠き9aと対応した位置に設けられている。レ
バー53は、軸52に支持された図示しないコイルバネ
によって、頂部53aが上方へと移動する向きに付勢さ
れている。また、レバー53の他端側の部分53bは、
レバー53の頂部53aが孔21aから突出していると
きにフォトカプラ54の発光部54aと受光部54bと
の間を通過するように、軸52と同じ方向に伸延してい
る。
【0044】従って、挿入ストッカ載置板21上にダミ
ーマウント9が載置されているか或いはマウント8およ
びダミーマウント9のいずれも載置されていない場合
(つまり、マウント収納ボックス12内にダミーマウン
ト9だけが収納されているか或いはマウント8およびダ
ミーマウント9のいずれも収納されていない場合)、レ
バー53の頂部53aとダミーマウント9の切り欠き9
aとが対向することになるので、孔21aからはレバー
53の頂部53aが突出し、発光部54aと受光部54
bとの間はレバー53の部分53bによって遮光され
る。一方、挿入ストッカ載置板21上にマウント8が載
置されている場合(つまり、マウント収納ボックス12
内の最下位置にマウント8がある場合)、レバー53の
頂部53aがマウント8によって押下されて孔21aか
らはレバー53の頂部53aが突出せず、発光部54a
と受光部54bとの間はレバー53の部分53bによっ
て遮光されなくなる。このように、マウントキャリアユ
ニット2では、受光部54bの出力信号に基づいて、挿
入ストッカ載置板21上にマウント8がある場合と、ダ
ミーマウント9がある若しくはどちらのマウント8、9
もない場合とを区別することが可能になっている。
【0045】さらに、図15に示すように、移動台24
に隣接した位置には、発光部59aと受光部59bとが
対向して配置されたセンサであるフォトカプラ59と、
軸57を中心として回動可能であるレバー58とが配置
されている。レバー58の一端側の頂部58aは、移動
台24に設けられた孔24aと対応した位置にある。ま
た、孔24aは、移動台24上に載置されたマウント8
およびダミーマウント9の角部近傍と対応した位置に設
けられている。レバー58は、軸57に支持された図示
しないコイルバネによって、頂部58aが上方へと移動
する向きに付勢されている。また、レバー58の他端側
の部分58bは、レバー58の頂部58aが孔24aか
ら突出していないときにフォトカプラ59の発光部59
aと受光部59bとの間を通過するように、軸57と同
じ方向に伸延している。
【0046】従って、移動台24上にマウント8または
ダミーマウント9のいずれかが載置されている場合、レ
バー58の頂部58aとマウント8またはダミーマウン
ト9の角部9cとが対向することになるので、レバー5
8の頂部58aがマウント8またはダミーマウント9に
よって押下されて孔24aからはレバー58の頂部58
aが突出せず、発光部59aと受光部59bとの間はレ
バー58の部分58bによって遮光される。一方、移動
台24上にマウント8およびダミーマウント9のいずれ
も載置されていない場合、孔24aからはレバー58の
頂部58aが突出し、発光部59aと受光部59bとの
間はレバー58の部分58bによって遮光されなくな
る。このように、マウントキャリアユニット2では、受
光部59bの出力信号に基づいて、移動台24上にマウ
ント8またはダミーマウント9が載置されている場合
と、これらのいずれも載置されていない場合とを区別す
ることが可能になっている。よって、受光部54bの出
力信号と受光部59bの出力信号とを組み合わせて判断
することにより、移動台24上にマウント8が載置され
ている場合と、ダミーマウント9が載置されている場合
と、これらのいずれも載置されていない場合とを区別す
ることができる。
【0047】このように、マウントキャリアユニット2
によると、受光部54b、59bの出力信号によってダ
ミーマウント9をマウント8と区別することができるの
で、マウント収納ボックス12内に複数オーダーに係る
マウント8を積層収納し、これらを連続的にスキャニン
グした場合であっても、オーダーの区切りにダミーマウ
ント9を挟み込むように配置しておくだけで、フィルム
スキャナ1に接続されたプリンタプロセッサでインデッ
クスプリントを作成することやプリントをオーダーごと
にソートすることが可能となる。また、マウント収納ボ
ックス12内にその収納可能枚数と同じか或いはこれに
近い枚数のマウント8を収納することが可能になるの
で、マウント収納ボックス12へのマウント収納作業の
回数を減らすことができて、これらの作業に伴う煩雑さ
が軽減され、スキャニング完了までに要する時間を大幅
に削減することができる。従って、オート処理を行う場
合には、オペレータがフィルムスキャナ1につきっきり
で作業を行う必要がなくなる。
【0048】また、図8に示すように、本体部11の下
面であって移動台24の移動経路上にある部分には、光
源部3から出射されてフィルムを透過した光を撮像部4
に供給するためのスリット30が設けられている。スリ
ット30は、撮像部4に配置されたCCDラインセンサ
108(図21参照)の位置に合わせてその素子配列方
向(主走査方向)に配向されている。
【0049】図8、図16〜図18に示すように、スリ
ット30を挟んで挿入ストッカ載置板21とは反対側で
あって、移動プレート25が最も左側位置にあるときに
移動台24と隣接する位置には、マウント収納ボックス
13が載置される平板状のマウント台31が配置されて
いる。マウント台31の右端とスリット30との間に
は、滑りどめのためにセラミックコーティング加工が表
面に施された一対の搬送ローラ33a、33bが配置さ
れている。搬送ローラ33a、33bは、移動プレート
25の移動方向に対して垂直に伸延しており且つ上下移
動可能なシャフト32に固定されている。
【0050】シャフト32の両端は、ほぼコ字形のアー
ム40とその開放端付近においてそれぞれ連結されてい
る。このアーム40は、開放端よりも左側において、シ
ャフト32と平行なシャフト42に回動可能に支持され
ている。さらに、アーム40の左端面には孔40aが設
けられており、この孔40aには、リンク部材44の一
端部が挿入されている。リンク部材44は、シャフト4
2の左方でこれと平行に伸延するシャフト37に回動可
能に支持されていると共に、他端部がリンク部材43の
一端部上に載せられている。リンク部材43は、シャフ
ト37、42と垂直に伸延するシャフト46に回動可能
に支持されていると共に、他端部がソレノイド45の下
方に位置している。リンク部材43の他端部は、ソレノ
イド45のスイッチがオンになったときにその下端から
下方に向けて突出するピン45aによって押下される。
【0051】そのため、ソレノイド45のスイッチをオ
ンにすると、リンク部材43がシャフト46の回りを回
動してリンク部材44の他端部を持ち上げ、これによっ
てリンク部材44がシャフト37の回りを回動してアー
ム40の左端部を押し下げ、これによってアーム40が
シャフト42の回りを回動してシャフト32および搬送
ローラ33a、33bを持ち上げる。つまり、マウント
キャリアユニット2では、シャフト32および搬送ロー
ラ33a、33bがアーム40とリンク部材43、44
とを介してソレノイド45と連結されているために、ソ
レノイド45を制御することで、リンク部材43、44
およびアーム40を介してシャフト32および搬送ロー
ラ33a、33bを昇降させることが可能になってい
る。
【0052】また、図8および図18に示すように、シ
ャフト42は、その一端側においてギア42aおよびプ
ーリ49を支持している。ギア42aは、シャフト32
によって支持されたギア32aと噛合している。プーリ
49には丸ベルト51が掛け渡されている。さらに、こ
の丸ベルト51は、ボールネジ28に支持されたプーリ
47、および、2つのプーリ47、49の高低差を補償
するためのプーリ48、50にも掛け渡されている。こ
のため、移動プレート25を移動させるためにボールネ
ジ28を回動させると、その回動がプーリ47、48、
49、50からシャフト42およびシャフト32に伝達
されて、搬送ローラ33a、33bが回動する。
【0053】搬送ローラ33a、33bは、スキャニン
グが終了して移動プレート25が左側位置に近づいてき
たときに、上述したようにソレノイド45が制御される
ことによって上方へ移動する。そして、搬送ローラ33
a、33bは、マウント押さえコロ26a、26bによ
って上方から押さえつけられたマウント8またはダミー
マウント9の下面と接触し、移動台24上にあったマウ
ント8またはダミーマウント9を自らの回動による送出
力によって左方に送出する。これによって、マウント台
31上には、スキャニングが終了したマウント8または
ダミーマウント9が載置される。
【0054】なお、マウントキャリアユニット2では、
図9に示すように、マウント台31は、マウント収納ボ
ックス13の下方に、マウント収納ボックス13の下端
部から少なくともマウント1枚分の隙間を設けられて配
置されている。そのため、搬送ローラ33a、33b
は、表面が滑りやすい場合であっても、比較的小さな給
送力でもってマウント8またはダミーマウント9をマウ
ント台31上に送出することができるようになってい
る。また、マウント台31上に載置されたマウント8ま
たはダミーマウント9は、マウント8またはダミーマウ
ント9の搬送方向上流側(図9中では右側)の端部がマ
ウント収納ボックス13から突出するように配置されて
いる。
【0055】このように、マウントキャリアユニット2
では、搬送ローラ33a、33bを昇降可能とすること
で、スキャニング終了までは搬送ローラ33a、33b
がマウント8またはダミーマウント9と接触しないよう
にしつつ、スリット30であるスキャニング位置と搬送
ローラ33a、33bとの距離を短くすることが可能と
なっている。そのため、マウントキャリアユニット2
は、特にマウント8の給送方向(左右方向)の寸法が短
く小型であって、しかも、スキャニング中に搬送ローラ
33a、33bがマウント8に接触することによる悪影
響が生じることがなく高品質の画像データを得ることが
できるものである。
【0056】また、マウントキャリアユニット2では、
搬送ローラ33a、33bがマウント8またはダミーマ
ウント9をマウント台31に給送するための駆動源が、
マウント8またはダミーマウント9をスキャニング位置
へと搬送するための駆動源と同じ1つのパルスモータ2
7である。従って、搬送ローラ33a、33bを回動さ
せるための機構が大幅に簡略化されている。
【0057】また、図8、図19および図20に示すよ
うに、マウント台31は、シャフト37と平行であって
これよりも左方にあるシャフト34に対して、通常時に
マウント台31の上面が水平面となるように回動可能に
支持されている。また、マウント台31の両側部には、
押上レバー35a、35bが配置されている。押上レバ
ー35a、35bは、シャフト37に対して、通常時に
押上レバー35a、35bが水平方向に伸延するように
回動可能に支持されている。シャフト37は、マウント
台31の側方に配置されたモータ38と、偏心ピン3
6、リンク部材39およびアーム41を介して接続され
ている。また、シャフト34の一端部に配置されたギア
34aは、シャフト37の一端部に配置されたギア37
aと噛合している。
【0058】そのため、モータ38を回転させると偏心
ピン36、リンク部材およびアーム41を介してシャフ
ト34が回転し、同時にギア34a、37aを介してシ
ャフト37が回転する。そして、これに伴って、シャフ
ト34、37に支持されたマウント台31および押上レ
バー35a、35bが水平状態から傾斜状態となる。こ
の傾斜に伴って、マウント台31および押上レバー35
a、35bに下方から支持されたマウント8またはダミ
ーマウント9は、上方に持ち上げられる。
【0059】このとき、上述したように、マウント保持
片16、17は、マウント8またはダミーマウント9に
よって下方から押し上げられてバネ板18、19と接触
する外側位置(通過位置)となる。従って、マウント台
31および押上レバー35a、35bによって下方から
持ち上げられたマウント8またはダミーマウント9はマ
ウント保持片16、17を通過してその上方へと移動す
る。すると、マウント保持片16、17はバネ板18、
19からの弾性力によって内側位置へと戻る。
【0060】また、モータ38に隣接する位置には、上
方に持ち上げられたマウント8またはダミーマウント9
とほぼ同じ水平面上において往復移動可能なレバー62
と、レバー62を支持する支持部材63と、レバー62
に固設されたマウント押出し部材64とが配置されてい
る。レバー62のモータ38に近接する側の端部上面に
はラックギア62aが形成されている。また、レバー6
2は、支持部材63によって水平方向に往復移動可能に
支持されている。また、モータ38には、その円周面の
一部に、レバー62のラックギア62aに噛合可能なよ
うにギア60が設けられている。マウント押出し部材6
4は、上方に持ち上げられたマウント8またはダミーマ
ウント9の端部に当接しつつ、レバー62とともに往復
移動可能である。
【0061】そのため、上述のように、モータ38を回
転させて、マウント台31および押上レバー35a、3
5bによってマウント8またはダミーマウント9が上方
に持ち上げられると、引き続いて、モータ38のギア6
0とレバー62のラックギア62aとが噛合することに
より、レバー62およびマウント押出し部材64が上方
に持ち上げられたマウント8またはダミーマウント9の
端部に当接しつつ、水平左方向に移動する。このように
して、スキャニングが終了したマウント8またはダミー
マウント9がマウント収納ボックス13の内部へと収納
される。
【0062】その後、モータ38が逆回転してマウント
台31および押上レバー35a、35bが水平位置に戻
るとともに、レバー62およびマウント押出し部材64
が水平右方向に移動し、元の位置に戻る。すると、マウ
ント収納ボックス13内に収納されたマウント8および
ダミーマウント9は内側位置に戻ったマウント保持片1
6、17によって下端を支持されて、マウント収納ボッ
クス13内部に保持されることになる。
【0063】このように、マウント収納ボックス13の
下端部と本体部11との間に少なくともマウント1枚分
の隙間を設けることで搬送ローラ33a、33bの給送
力を小さくすることができるために、搬送ローラ33
a、33bを回転駆動するための機構として、上述した
ように移動プレート25との共用のパルスモータ27や
プーリ47〜50などの部材からなる簡略なものを用い
ることができるようになっている。つまり、マウントキ
ャリアユニット2は、搬送ローラ33a、33bを回転
駆動させるための機構が簡略化されている分だけ、小型
なものとなっている。
【0064】次に、マウントキャリアユニット2を含む
フィルムスキャナ1の制御系について、、さらに図21
を参照して説明する。図21は、フィルムスキャナ1お
よびこれと接続されたプリンタプロセッサの主要部につ
いてのブロック図である。図21において、コントロー
ラ101は、適切なソフトウェアにより制御されるCP
UやROM、RAMなどのハードウェアを備えている。
コントローラ101は、フォトカプラ54、59の受光
部54b、59b、モータ22a、パルスモータ27、
モータ38およびソレノイド45のドライバ103、1
04、105、106、CCDラインセンサ108のタ
イミングジェネレータ102、プリンタプロセッサのプ
リントヘッド109およびソータ110とそれぞれ接続
されている。
【0065】コントローラ101には、フォトカプラ5
4、59の受光部54b、59bから出力される信号が
与えられる。コントローラ101は、ドライバ103、
104、105、106にモータ22a、パルスモータ
27、モータ38およびソレノイド45の駆動信号をそ
れぞれ供給する。また、コントローラ101は、これら
の駆動信号に同期してタイミングジェネレータ102に
命令を与えて、CCDラインセンサ108に供給される
各種タイミング信号を生成させる。光源部3から出射さ
れてマウントに保持されたフィルムを透過した光はCC
Dラインセンサ108に入射する。CCDラインセンサ
108から出力される信号は、所定の処理が施された後
に画像信号としてコントローラ101に与えられる。こ
の画像信号はコントローラ101で適切に処理された後
に、所定のタイミングでプリントヘッド109に与えら
れる。さらに、コントローラ101は、現像済みの印画
紙をオーダーごとに仕分けるための命令をソータ110
に供給する。
【0066】次に、マウントキャリアユニット2を含む
フィルムスキャナ1の概略的な動作について説明する。
マウントキャリアユニット2の動作が開始されると、ま
ず、受光部54bからの出力信号がコントローラ101
に与えられて、挿入ストッカ載置板21上にマウント8
があるかどうかが判断される。次に、コントローラ10
1からモータ22aの駆動信号がドライバ103に与え
られ、挿入アーム23によってマウント収納ボックス1
2内の最下にあるマウント8またはダミーマウント9が
1枚ずつ移動台24上に押し出される。
【0067】そして、受光部59bからの出力信号がコ
ントローラ101に与えられて、移動台24上にマウン
ト8またはダミーマウント9があるかどうかが判断され
る。その結果、移動台24上にマウント8またはダミー
マウント9のいずれもない場合には、マウントキャリア
ユニット2の動作を停止させる。また、移動台24上に
マウント8またはダミーマウント9のいずれかがある場
合には、パルスモータ27のドライバ104に駆動信号
が与えられて移動台24が右方に移動し始める。移動台
24がスリット30上に達すると、移動台24の移動速
度はスキャニングに適した速度(通常、スリット30前
後での速度よりも遅い)に変更され、コントローラ10
1からはタイミングジェネレータ102に所定の命令が
与えられる。
【0068】なお、受光部54b、59bからの出力信
号により移動台24上に載置されているのがダミーマウ
ント9であることが検出された場合には、スキャニング
を行う必要がないので、移動速度を変えることなく移動
台24を移動させることが好ましい。これにより、マウ
ントキャリアユニット2の処理能力を上げることができ
る。
【0069】マウント8またはダミーマウント9がスキ
ャニング位置を通り越して移動台24が左端近傍に達す
ると、モータ38のドライバ105にコントローラ10
1から駆動信号が供給される。これにより、搬送ローラ
33a、33bが上方に移動してマウント8またはダミ
ーマウント9の下面と接触する。搬送ローラ33a、3
3bは、プーリ47〜50およびボールネジ28を介し
てパルスモータ27によって回転させられているので、
マウント8またはダミーマウント9は搬送ローラ33
a、33bによってマウント台31上へと給送される。
【0070】それから、搬送ローラ33a、33bが所
定角度回転した後に、ソレノイド45のドライバ106
にコントローラ101から駆動信号が供給される。これ
により、マウント8またはダミーマウント9がマウント
保持片16、17を越して持ち上げられ、そして水平方
向に移動させられてマウント収納ボックス13内に収納
される。なお、モータ38およびソレノイド45の動作
タイミングは、パルスモータ27に与えられるパルス数
によって決定される。
【0071】受光部54b、59bからの出力信号によ
って移動台24上に載置されているのがマウント8であ
ると検出された場合には、CCDラインセンサ108か
ら出力されてコントローラ101で処理された画像信号
がプリントヘッド109に与えられ、マウント8のフィ
ルムに記録された画像に基づいて印画紙が露光される。
一方、受光部54b、59bからの出力信号によって移
動台24上に載置されているのがダミーマウント9であ
ると検出された場合には、ダミーマウント9が検出され
る前の1オーダー分のマウント8に係るインデックスプ
リントを作成するための画像信号がコントローラ101
からプリントヘッド109に与えられる。そして、ソー
タ110には、このインデックスプリントを含む1オー
ダー分のプリントが他のプリントとは別の仕分け板上に
配置されるようにする信号がコントローラ101から供
給される。
【0072】このように、本実施の形態に係るマウント
収納ボックス12によると、ロック機構80によって、
押圧機構90がマウント8およびダミーマウント9を押
圧する状態にあるときのみ開閉扉70が閉鎖状態に維持
されるため、開閉扉70が閉鎖状態に維持されることが
確認されれば、押圧機構90によりマウント8およびダ
ミーマウント9が押圧されていることを別途目視確認す
る必要がなくなる。これにより、押圧機構90によるマ
ウントの押圧し忘れに起因して、マウント8およびダミ
ーマウント9がマウント収納ボックス12から適切に搬
送されなくなり、フィルムスキャナ2の処理能力が低下
することのを抑制することができる。
【0073】また、ロック機構80が、ウェイトブロッ
ク14がマウント8およびダミーマウント9を押圧する
状態から押圧しない状態に切り換えられると、自動的に
開閉扉70が開扉されるため、マウント8およびダミー
マウント9をマウント収納ボックス12に搬入する際、
開閉扉70を開扉する手順が省かれるため、効率よく作
業を行うことができる。
【0074】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々
な設計変更が可能なものである。例えば、押圧機構90
は、ウェイトブロック14および貫通溝91によって構
成されているものに限らず、マウント収納ボックス12
内に積層されたマウント8およびダミーマウント9を押
圧することができれば、どのような構成のものであって
もよい。また、ウェイトブロック14の重石14aの底
面は、上述のように傾斜しているものに限らず、水平面
であるものであってもよい。
【0075】また、ロック機構80は、レバー82およ
びレバー押上部材83を備えているものに限らず、押圧
機構90がマウント8およびダミーマウント9を押圧す
る状態にあるときのみ開閉扉70が閉鎖状態に維持され
るように、開閉扉70の開閉動作を規制することができ
れば、どのような構成のものであってもよい。
【0076】また、挿入アーム23のマウント8および
ダミーマウント9に当接する側の端部23aは、マウン
トの積層方向に膨出するように形成されているものに限
らず、マウント収納ボックス12から最下部のマウント
8またはダミーマウント9を適切に搬送することができ
れば、どのような形状および配置の挿入アーム23であ
ってもよい。
【0077】また、搬送ローラ33a、33bを昇降さ
せるための機構は、上述したようなソレノイド45やリ
ンク部材43、44、アーム40を用いたものに限ら
ず、その他様々な機構を採用することが可能である。さ
らに、マウント8をマウント台31上に給送するための
機構は、搬送ローラ33a、33bを用いたもの以外で
あってもよい。
【0078】また、マウント収納ボックス13内にマウ
ント8を保持しておくためのマウント保持片16、17
は、上述したようにマウント収納ボックス13の側壁1
3a、13bに回動可能に支持されている必要は必ずし
もなく、例えば側壁13a、13bに対してスライドす
ることにより、上述のように機能するものであってもよ
い。
【0079】また、マウント台31を昇降させるための
機構は、上述したようなモータ38やリンク部材39、
アーム41を用いたものに限らず、その他様々な機構を
採用することが可能である。
【0080】また、フォトカプラ54とフォトカプラ5
9、および、レバー53とレバー58は、共に挿入スト
ッカ載置板21に近接した位置に設けられていてもよ
い。また、受光部59bが遮光されるのは、移動台24
上にマウント8またはダミーマウント9のいずれもない
場合であってもよい。これは、受光部54bについても
同様である。
【0081】また、フォトカプラ54とフォトカプラ5
9、および、レバー53とレバー58は、スキャニング
位置よりもマウント収納ボックス13側に配置されてい
てもよい。ただし、この場合、ダミーマウントであるこ
とがスキャニング終了後に判明するため、ダミーマウン
トの搬送速度をマウントの搬送速度よりも大きくすると
いうことができない。また、マウントとダミーマウント
とを区別する手段としては、フォトカプラとレバーとを
具備するものだけでなく、その他公知のものをいずれも
使用することが可能である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による
と、規制機構によって、押圧機構がマウントを押圧する
状態にあるときのみ開閉扉が閉鎖状態に維持されるた
め、開閉扉が閉鎖状態に維持されることが確認されれ
ば、押圧機構によりマウントが押圧されていることを別
途目視確認する必要がなくなる。これにより、押圧機構
によるマウントの押圧し忘れに起因して、マウントがマ
ウント収納ボックスから適切に搬送されなくなるのを抑
制することができる。
【0083】請求項2によると、マウントをマウント収
納ボックスに搬入する際、開閉扉を開扉する手順が省か
れるため、効率よく作業を行うことができる。
【0084】請求項3によると、押圧機構によるマウン
トの押圧し忘れに起因して、マウントがマウント収納ボ
ックスから適切に搬送されなくなり、フィルムスキャナ
の処理能力が低下するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るマウント収納ボック
スを備えたマウントキャリアユニットが用いられる写真
処理装置のフィルムスキャナ部分の模式図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るマウント排出側のマ
ウント収納ボックスの開閉扉が閉鎖状態にあるときの正
面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るマウント排出側のマ
ウント収納ボックスの開閉扉が開扉状態にあるときの正
面図である。
【図4】マウント収納ボックスのロック機構の部分拡大
図である。(a)は正面図であり、(b)は斜視図であ
る。
【図5】マウント受け入れ側のマウント収納ボックスの
正面図である。
【図6】マウント受け入れ側のマウント収納ボックスの
下端部近傍の部分拡大図である。
【図7】マウント収納ボックスに収納されるマウントお
よびダミーマウントの平面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るマウント収納ボック
スを備えたマウントキャリアユニットの本体部の平面図
である。
【図9】図8に描かれたマウントキャリアユニットの正
面図である。
【図10】マウントキャリアユニット2の本体部11に
含まれるマウント搬送機構を説明するための正面図であ
る。
【図11】図10とは直交する方向から見た、マウント
搬送機構排を説明するための側面図である。
【図12】マウントが搬送されるときのマウントと挿入
アームとの位置関係を示す図である。
【図13】図8のA-A線での断面図である。
【図14】図13に描かれた部分の斜視図である。
【図15】図8のB-B線での断面図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るマウント収納ボッ
クスを備えたマウントキャリアユニットの本体部に含ま
れる搬送ローラの昇降機構を説明するための側面図であ
る。
【図17】図16とは直交する方向から見た、搬送ロー
ラの昇降機構を説明するための側面図である。
【図18】搬送ローラの昇降機構および回転機構を説明
するための斜視図である。
【図19】マウントキャリアユニットの本体部に含まれ
るマウント台の昇降機構を説明するための側面図であ
る。
【図20】図16に描かれたマウント台の昇降機構の斜
視図である。
【図21】フィルムスキャナおよびこれと接続されたプ
リンタプロセッサの主要部についてのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 フィルムスキャナ 2 マウントキャリアユニット 3 光源部 4 撮像部 8 マウント 9 ダミーマウント 11 本体部 12 マウント収納ボックス 13 マウント収納ボックス 14 ウェイトブロック 21 挿入ストッカ載置板 23 挿入アーム 24 移動台 25 移動プレート 31 マウント台 60 ギア 62 レバー 62a ラックギア 64 マウント押出し部材 70、75 開閉扉 80 ロック機構(規制機構) 82 レバー 83 レバー押上部材 90 押圧機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山野 善性 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2H012 BA13 2H106 AB45 BA11 5C062 AA01 AB03 AB17 5C072 AA01 BA13 EA05 NA02 VA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録されたフィルムを保持するマ
    ウントを積層収納可能なマウント収納ボックスにおい
    て、 マウントを前記マウント収納ボックス内へ搬入または前
    記マウント収納ボックス内から搬出する際に、マウント
    の積層方向と平行な支軸の回りを回転して開閉される開
    閉扉と、 前記マウント収納ボックス内に収納されたマウントをそ
    の積層方向に押圧する状態と押圧しない状態とを選択的
    に取り得る押圧機構と、 前記押圧機構がマウントを押圧する状態にあるときのみ
    前記開閉扉が閉鎖状態に維持されるように、前記開閉扉
    の開閉動作を規制するための規制機構とを備えているこ
    とを特徴とするマウント収納ボックス。
  2. 【請求項2】 前記規制機構は、前記押圧機構がマウン
    トを押圧する状態から押圧しない状態に切り換えられる
    と、自動的に前記開閉扉を開扉することを特徴とする請
    求項1に記載のマウント収納ボックス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のマウント収納
    ボックスを備えたフィルムスキャナ。
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