JP2002023290A - マウント位置決め機構 - Google Patents
マウント位置決め機構Info
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- JP2002023290A JP2002023290A JP2000205169A JP2000205169A JP2002023290A JP 2002023290 A JP2002023290 A JP 2002023290A JP 2000205169 A JP2000205169 A JP 2000205169A JP 2000205169 A JP2000205169 A JP 2000205169A JP 2002023290 A JP2002023290 A JP 2002023290A
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- Japan
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- holder
- plate
- insertion cover
- cover
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- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な操作により短時間でマウントを確実且
つ正確にマウント平面内において位置決めする。 【解決手段】 マウント10を支持するマウントホルダ
25がマウントセット排出位置からオートフォーカス位
置に向かうときに、スキャンプレート21に取り付けら
れたロックプレート37がロックアーム38に押されて
スキャンプレート21のマウント当接部21cに近づ
き、マウント10がロックプレート37とスキャンプレ
ート21のマウント当接部21cとの間に挟み込まれて
固定され、正確に位置決めされる。一方、マウントホル
ダ25がオートフォーカス位置からマウントセット排出
位置に向かうときに、ロックプレート37がマウント1
0から離れてマウント10の固定が解除される。
つ正確にマウント平面内において位置決めする。 【解決手段】 マウント10を支持するマウントホルダ
25がマウントセット排出位置からオートフォーカス位
置に向かうときに、スキャンプレート21に取り付けら
れたロックプレート37がロックアーム38に押されて
スキャンプレート21のマウント当接部21cに近づ
き、マウント10がロックプレート37とスキャンプレ
ート21のマウント当接部21cとの間に挟み込まれて
固定され、正確に位置決めされる。一方、マウントホル
ダ25がオートフォーカス位置からマウントセット排出
位置に向かうときに、ロックプレート37がマウント1
0から離れてマウント10の固定が解除される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マウント位置決め
機構に関し、特にマウントに保持されたフィルムをスキ
ャニングするために用いられるマウントキャリアユニッ
トに適用して好適なマウント位置決め機構に関する。
機構に関し、特にマウントに保持されたフィルムをスキ
ャニングするために用いられるマウントキャリアユニッ
トに適用して好適なマウント位置決め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】印画紙などの感光材料に対して露光、現
像、漂白定着、安定化などの処理を自動的に施すことが
可能な写真処理装置が知られている。かかる写真処理装
置によって感光材料を露光する際には、写真フィルムの
透過光で感光材料を露光する直接(アナログ)露光が広
く行われている。これに対し、近年、CCDなどの撮像
素子を有するフィルムスキャナでフィルムをスキャニン
グすることなどによって得られたディジタル画像信号に
基づいて制御された光で感光材料を露光する、いわゆる
ディジタル露光が実用化されている。ディジタル露光方
式を採用することにより、色補正や濃度補正、鮮鋭化処
理などの各種画像処理を高い自由度で行うことができる
とともに迅速な焼き増し処理が可能になり、さらに、色
および濃度の再現性や解像度に優れたより高画質の良好
なプリントを得ることが可能となる。
像、漂白定着、安定化などの処理を自動的に施すことが
可能な写真処理装置が知られている。かかる写真処理装
置によって感光材料を露光する際には、写真フィルムの
透過光で感光材料を露光する直接(アナログ)露光が広
く行われている。これに対し、近年、CCDなどの撮像
素子を有するフィルムスキャナでフィルムをスキャニン
グすることなどによって得られたディジタル画像信号に
基づいて制御された光で感光材料を露光する、いわゆる
ディジタル露光が実用化されている。ディジタル露光方
式を採用することにより、色補正や濃度補正、鮮鋭化処
理などの各種画像処理を高い自由度で行うことができる
とともに迅速な焼き増し処理が可能になり、さらに、色
および濃度の再現性や解像度に優れたより高画質の良好
なプリントを得ることが可能となる。
【0003】上述したフィルムスキャナには、紙または
プラスティック製の枠体(マウント)に保持された1コ
マ分のフィルム(通常はポジフィルム)に記録された画
像を正確且つ効率的に読み取るために、マウントをフィ
ルムスキャニング位置に搬送するマウントキャリアユニ
ット(スライドキャリアユニット)が取り付けられるこ
とがある。かかるマウントキャリアユニットの例が、特
開平11−112714号公報および特開平11−13
6423号公報に記載されている。
プラスティック製の枠体(マウント)に保持された1コ
マ分のフィルム(通常はポジフィルム)に記録された画
像を正確且つ効率的に読み取るために、マウントをフィ
ルムスキャニング位置に搬送するマウントキャリアユニ
ット(スライドキャリアユニット)が取り付けられるこ
とがある。かかるマウントキャリアユニットの例が、特
開平11−112714号公報および特開平11−13
6423号公報に記載されている。
【0004】特開平11−112714号公報に記載の
マウントキャリアユニットは、収容箱に収容されたマウ
ントをローラ対で挟持しつつスキャニング位置まで順次
搬送するものである。また、特開平11−136423
号公報に記載のマウントキャリアユニットでは、マウン
トを保持したシャーカステンテーブルを載置台に載置し
た状態で移動ベースに沿ってスキャニング位置まで摺動
させることによってフィルムのスキャニングが行われ
る。
マウントキャリアユニットは、収容箱に収容されたマウ
ントをローラ対で挟持しつつスキャニング位置まで順次
搬送するものである。また、特開平11−136423
号公報に記載のマウントキャリアユニットでは、マウン
トを保持したシャーカステンテーブルを載置台に載置し
た状態で移動ベースに沿ってスキャニング位置まで摺動
させることによってフィルムのスキャニングが行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た2つの公報に記載されたマウントキャリアユニットに
は、以下のような問題がある。まず、特開平11−11
2714号公報のマウントキャリアユニットによると、
マウントがローラ対によって挟持された状態で搬送され
るためにマウント平面内におけるマウントの位置合わせ
が正確にされないことがあり、その結果として得られた
画像が所定方向に対して傾いた画像になってしまうこと
がある。また、特開平11−136423号公報のマウ
ントキャリアユニットによると、シャーカステンテーブ
ルを載置台に載置すればマウント平面内においてはマウ
ントを正確に位置合わせすることができるものの、シャ
ーカステンテーブルを載置台に載置するには、シャーカ
ステンテーブルの外側面に設けられた案内溝の入口を載
置台の内側面に設けられたローラと合わせてからローラ
を案内溝に沿って移動させる必要がある。そのため、ロ
ーラと案内溝とが合うようにシャーカステンテーブルを
位置させるという煩雑で時間のかかる作業が必要にな
り、場合によってはローラと案内溝とが正確に合わされ
ないためにシャーカステンテーブルの載置台への載置に
失敗することもある。
た2つの公報に記載されたマウントキャリアユニットに
は、以下のような問題がある。まず、特開平11−11
2714号公報のマウントキャリアユニットによると、
マウントがローラ対によって挟持された状態で搬送され
るためにマウント平面内におけるマウントの位置合わせ
が正確にされないことがあり、その結果として得られた
画像が所定方向に対して傾いた画像になってしまうこと
がある。また、特開平11−136423号公報のマウ
ントキャリアユニットによると、シャーカステンテーブ
ルを載置台に載置すればマウント平面内においてはマウ
ントを正確に位置合わせすることができるものの、シャ
ーカステンテーブルを載置台に載置するには、シャーカ
ステンテーブルの外側面に設けられた案内溝の入口を載
置台の内側面に設けられたローラと合わせてからローラ
を案内溝に沿って移動させる必要がある。そのため、ロ
ーラと案内溝とが合うようにシャーカステンテーブルを
位置させるという煩雑で時間のかかる作業が必要にな
り、場合によってはローラと案内溝とが正確に合わされ
ないためにシャーカステンテーブルの載置台への載置に
失敗することもある。
【0006】そこで、本発明の目的は、簡易な操作によ
り短時間でマウントを確実且つ正確にマウント平面内に
おいて位置決めすることができるマウント位置決め機構
を提供することである。
り短時間でマウントを確実且つ正確にマウント平面内に
おいて位置決めすることができるマウント位置決め機構
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1マウント位置決め機構は、画像が記録され
たフィルムを保持したマウントを着脱可能に支持するこ
とができるとともに、フィルムのスキャニングを行うた
めに移動可能である可動部を具備しており、前記可動部
は、互いに対向した第1および第2の対向部を有してお
り、前記第1および第2の対向部の少なくともいずれか
一方は、前記可動部がマウントを着脱するための所定位
置から離れる方向に移動すると他方に近づくように移動
し、前記可動部が前記所定位置に近づく方向に移動する
と他方から離れるように移動するように構成されてい
る。
に、請求項1マウント位置決め機構は、画像が記録され
たフィルムを保持したマウントを着脱可能に支持するこ
とができるとともに、フィルムのスキャニングを行うた
めに移動可能である可動部を具備しており、前記可動部
は、互いに対向した第1および第2の対向部を有してお
り、前記第1および第2の対向部の少なくともいずれか
一方は、前記可動部がマウントを着脱するための所定位
置から離れる方向に移動すると他方に近づくように移動
し、前記可動部が前記所定位置に近づく方向に移動する
と他方から離れるように移動するように構成されてい
る。
【0008】請求項1によると、第1および第2の対向
部の少なくともいずれか一方は、可動部がマウントを着
脱するための所定位置から離れる方向に移動すると他方
に近づく。そのため、短時間の簡単な作業によりマウン
トを可動部に支持させておくことにより、可動部の駆動
源以外に別途駆動源を必要とすることなく可動部の動き
に伴って、第1および第2の対向部によってマウントを
両側から押さえつけることができ、これによってマウン
ト平面内において確実且つ正確にマウントを位置決めす
ることが可能である。
部の少なくともいずれか一方は、可動部がマウントを着
脱するための所定位置から離れる方向に移動すると他方
に近づく。そのため、短時間の簡単な作業によりマウン
トを可動部に支持させておくことにより、可動部の駆動
源以外に別途駆動源を必要とすることなく可動部の動き
に伴って、第1および第2の対向部によってマウントを
両側から押さえつけることができ、これによってマウン
ト平面内において確実且つ正確にマウントを位置決めす
ることが可能である。
【0009】また、可動部が前記所定位置に近づく方向
に移動すると、第1および第2の対向部の少なくともい
ずれか一方が他方から離れるように移動するので、マウ
ントの可動部からの排出も容易に行うことができる。
に移動すると、第1および第2の対向部の少なくともい
ずれか一方が他方から離れるように移動するので、マウ
ントの可動部からの排出も容易に行うことができる。
【0010】なお、本発明において、第1および第2の
対向部はそれぞれ単一の部位から構成されていてもよい
し、複数の部位から構成されていてもよい。また、可動
部は回動することによってスキャニングのために移動可
能な基準位置とマウントを着脱するための着脱位置とを
選択的に取り得る、後述の実施の形態で説明するような
マウントホルダを具備していてもよいし、固定されたマ
ウントホルダを具備していてもよい。
対向部はそれぞれ単一の部位から構成されていてもよい
し、複数の部位から構成されていてもよい。また、可動
部は回動することによってスキャニングのために移動可
能な基準位置とマウントを着脱するための着脱位置とを
選択的に取り得る、後述の実施の形態で説明するような
マウントホルダを具備していてもよいし、固定されたマ
ウントホルダを具備していてもよい。
【0011】また、請求項2のマウント位置決め機構に
おいては、前記第1および第2の対向部の少なくともい
ずれか一方の移動方向が、前記可動部の移動方向と実質
的に直交した方向である。
おいては、前記第1および第2の対向部の少なくともい
ずれか一方の移動方向が、前記可動部の移動方向と実質
的に直交した方向である。
【0012】請求項2によると、可動部の移動方向を副
走査方向としこれと実質的に直交した方向を主走査方向
としたスキャニングが行われる場合に、主走査方向につ
いて正確な位置決めが行われることになる。なお、副走
査方向については、ある程度の余裕を設けてスキャニン
グが行われれば正確な位置決めを要しない。
走査方向としこれと実質的に直交した方向を主走査方向
としたスキャニングが行われる場合に、主走査方向につ
いて正確な位置決めが行われることになる。なお、副走
査方向については、ある程度の余裕を設けてスキャニン
グが行われれば正確な位置決めを要しない。
【0013】また、請求項3のマウント位置決め機構に
おいては、前記第1および第2の対向部の一方が前記可
動部に固定されている。
おいては、前記第1および第2の対向部の一方が前記可
動部に固定されている。
【0014】請求項3によると、第1および第2の対向
部の一方だけを移動させ他方を可動部に固定しておくこ
とにより、対向部の一方を移動させることに伴う機械的
なガタが少なくなり、より正確な位置決めが可能とな
る。
部の一方だけを移動させ他方を可動部に固定しておくこ
とにより、対向部の一方を移動させることに伴う機械的
なガタが少なくなり、より正確な位置決めが可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。
について、図面を参照しつつ説明する。
【0016】図1は、本実施の形態に係るマウントキャ
リアユニットが用いられる写真処理装置のフィルムスキ
ャナ部分の模式図である。図1に示すフィルムスキャナ
1には、本実施の形態に係るマウントキャリアユニット
2が着脱可能に取り付けられている。マウントキャリア
ユニット2の上方には、ハロゲンランプを含む光源部3
が配置されており、マウントキャリアユニット2の下方
には、CCDラインセンサを含む撮像部4が配置されて
いる。また、フィルムスキャナ1には、種々の処理を行
うためにパーソナルコンピュータ5およびこれに接続さ
れたディスプレイ6やキーボード7などが配置されてい
る。なお、フィルムスキャナ1には印画紙のディジタル
露光や現像などの処理を行うためのプリンタプロセッサ
(図示せず)が接続される。
リアユニットが用いられる写真処理装置のフィルムスキ
ャナ部分の模式図である。図1に示すフィルムスキャナ
1には、本実施の形態に係るマウントキャリアユニット
2が着脱可能に取り付けられている。マウントキャリア
ユニット2の上方には、ハロゲンランプを含む光源部3
が配置されており、マウントキャリアユニット2の下方
には、CCDラインセンサを含む撮像部4が配置されて
いる。また、フィルムスキャナ1には、種々の処理を行
うためにパーソナルコンピュータ5およびこれに接続さ
れたディスプレイ6やキーボード7などが配置されてい
る。なお、フィルムスキャナ1には印画紙のディジタル
露光や現像などの処理を行うためのプリンタプロセッサ
(図示せず)が接続される。
【0017】図2および図3は、図1に示したマウント
キャリアユニット2の斜視図であり、図2においては後
述する挿入カバーが閉じた状態にあり図3においては挿
入カバーが開いた状態にある。これらの図に示すよう
に、マウントキャリアユニット2はその全体がハウジン
グ11に覆われている。ハウジング11の上面には、上
記した挿入カバー15が設けられている。挿入カバー1
5は、第1カバー部12、第2カバー部13、第3カバ
ー部14の3つのほぼ平板状の部材から構成されてい
る。
キャリアユニット2の斜視図であり、図2においては後
述する挿入カバーが閉じた状態にあり図3においては挿
入カバーが開いた状態にある。これらの図に示すよう
に、マウントキャリアユニット2はその全体がハウジン
グ11に覆われている。ハウジング11の上面には、上
記した挿入カバー15が設けられている。挿入カバー1
5は、第1カバー部12、第2カバー部13、第3カバ
ー部14の3つのほぼ平板状の部材から構成されてい
る。
【0018】第1カバー部12は、その一端においてハ
ウジング11に対してシャフト60(図8参照)を中心
として回動可能に取り付けられているとともに、他端に
おいて第2カバー部13に対して折り曲げ可能に接続さ
れている。第1カバー部12の上面には、背面側に突出
した凹部16が設けられている。第2カバー部13は、
その一端において第1カバー部12に対して折り曲げ可
能に接続されているとともに、他端において第3カバー
部14に対して折り曲げ可能に接続されている。第2カ
バー部13には、略矩形の開口部17が設けられてい
る。開口部17は挿入カバーが閉じた状態にあるときに
はハウジング11の上面と対向しているので、このとき
には開口部17は実質的に閉塞されている。また、第3
カバー部14は、その一端において第2カバー部13に
対して折り曲げ可能に接続されているとともに、側面か
ら突出した摺動アーム18がハウジング11内に挿入さ
れることによってハウジング11の上面に沿って摺動可
能となっている。
ウジング11に対してシャフト60(図8参照)を中心
として回動可能に取り付けられているとともに、他端に
おいて第2カバー部13に対して折り曲げ可能に接続さ
れている。第1カバー部12の上面には、背面側に突出
した凹部16が設けられている。第2カバー部13は、
その一端において第1カバー部12に対して折り曲げ可
能に接続されているとともに、他端において第3カバー
部14に対して折り曲げ可能に接続されている。第2カ
バー部13には、略矩形の開口部17が設けられてい
る。開口部17は挿入カバーが閉じた状態にあるときに
はハウジング11の上面と対向しているので、このとき
には開口部17は実質的に閉塞されている。また、第3
カバー部14は、その一端において第2カバー部13に
対して折り曲げ可能に接続されているとともに、側面か
ら突出した摺動アーム18がハウジング11内に挿入さ
れることによってハウジング11の上面に沿って摺動可
能となっている。
【0019】挿入カバー15がこのように構成されてい
るので、第1カバー部12が上方に回動すると、第2カ
バー部13が立ち上がり、これに連れて第3カバー部1
4が第1カバー部12に近づく方向に摺動する。そし
て、図3に示すように、挿入カバー15が開いた状態に
なると、第1カバー部12が約45°、そして第2カバ
ー部13が約80°傾いた状態となり、開口部17を介
してハウジング11内部へマウント10を出し入れし
て、後述するマウントホルダ25(図4参照)に着脱す
ることができるようになる。なお、本実施の形態で使用
されるマウント10は、画像が記録された1コマ分のポ
ジフィルムを中央に保持した略矩形で紙製(或いはプラ
スティック製)のものである。
るので、第1カバー部12が上方に回動すると、第2カ
バー部13が立ち上がり、これに連れて第3カバー部1
4が第1カバー部12に近づく方向に摺動する。そし
て、図3に示すように、挿入カバー15が開いた状態に
なると、第1カバー部12が約45°、そして第2カバ
ー部13が約80°傾いた状態となり、開口部17を介
してハウジング11内部へマウント10を出し入れし
て、後述するマウントホルダ25(図4参照)に着脱す
ることができるようになる。なお、本実施の形態で使用
されるマウント10は、画像が記録された1コマ分のポ
ジフィルムを中央に保持した略矩形で紙製(或いはプラ
スティック製)のものである。
【0020】また、ハウジング11の上面には、光源部
3から出射された光をマウント10に保持されたフィル
ムに照射するためのスリット19が設けられている。同
様に、ハウジング11の下面には、フィルムを透過した
光を撮像部4に供給するためのスリット32(図4参
照)がスリット19と対向する位置に設けられている。
これら2つのスリット19、32は、撮像部4に配置さ
れたCCDラインセンサ56(図7参照)の位置に合わ
せてその素子配列方向(主走査方向)に配向されてい
る。
3から出射された光をマウント10に保持されたフィル
ムに照射するためのスリット19が設けられている。同
様に、ハウジング11の下面には、フィルムを透過した
光を撮像部4に供給するためのスリット32(図4参
照)がスリット19と対向する位置に設けられている。
これら2つのスリット19、32は、撮像部4に配置さ
れたCCDラインセンサ56(図7参照)の位置に合わ
せてその素子配列方向(主走査方向)に配向されてい
る。
【0021】図4は、図2および図3に示したマウント
キャリアユニット2の内部構造を示す透視平面図であ
る。また、図5および図6は、マウントキャリアユニッ
ト2の内部を描いた要部斜視図であって、図5において
は後述するマウントホルダが基準位置(フィルムのスキ
ャニングが行われる位置)にあり、図6においてはマウ
ントホルダが着脱位置(マウント10の着脱が可能な位
置)にある。なお、図5においてはマウントホルダ25
にマウント10が装着された状態が描かれており、図6
においてはマウントホルダ25にマウント10が装着さ
れていない状態が描かれている。
キャリアユニット2の内部構造を示す透視平面図であ
る。また、図5および図6は、マウントキャリアユニッ
ト2の内部を描いた要部斜視図であって、図5において
は後述するマウントホルダが基準位置(フィルムのスキ
ャニングが行われる位置)にあり、図6においてはマウ
ントホルダが着脱位置(マウント10の着脱が可能な位
置)にある。なお、図5においてはマウントホルダ25
にマウント10が装着された状態が描かれており、図6
においてはマウントホルダ25にマウント10が装着さ
れていない状態が描かれている。
【0022】図4において、ハウジング11内には、ス
キャンプレート21を保持した移動プレート22が配置
されている。移動プレート22は、モータ23によって
ボールネジ24が回転駆動されることによって、レール
20a、20bに沿って水平方向に移動可能である。ス
キャンプレート21は、撮像部4によるスキャニングの
主走査方向に垂直な方向(副走査方向)に移動するよう
に組立治具を用いて組立調整が行われている。図4にお
いて、実線は移動プレート22が後述するマウントセッ
ト排出位置(ホーム位置)にあるときの様子を描いたも
のであり、2点鎖線は移動プレート22が撮像部4によ
るスキャニングが行われる範囲内の位置にあるときの様
子を描いたものである。
キャンプレート21を保持した移動プレート22が配置
されている。移動プレート22は、モータ23によって
ボールネジ24が回転駆動されることによって、レール
20a、20bに沿って水平方向に移動可能である。ス
キャンプレート21は、撮像部4によるスキャニングの
主走査方向に垂直な方向(副走査方向)に移動するよう
に組立治具を用いて組立調整が行われている。図4にお
いて、実線は移動プレート22が後述するマウントセッ
ト排出位置(ホーム位置)にあるときの様子を描いたも
のであり、2点鎖線は移動プレート22が撮像部4によ
るスキャニングが行われる範囲内の位置にあるときの様
子を描いたものである。
【0023】図4〜図6を参照すると、スキャンプレー
ト21には、マウント10を着脱可能に支持することが
可能なマウントホルダ25がシャフト26を中心として
回動可能に取り付けられている。マウントホルダ25
は、フィルムのスキャニングのための開口部をもつ底壁
25aと、シャフト26に垂直な一対の対向する側壁2
5b、25cとを具備している。マウントホルダ25に
装着されたマウント10は、2つの側壁25b、25c
の間において底壁25a上に載置されることになる。同
じくスキャンプレート21には、金属製のロック解除プ
レート28がシャフト26を中心として回動可能に取り
付けられている。ロック解除プレート28からは側壁2
5b、25cの内側に沿って2本のガイドアーム28
a、28bが伸延している。2本のガイドアーム28
a、28bはその下端がマウントホルダ25の底壁25
aに向けて傾斜または湾曲しているため、マウント10
の側面を2本のガイドアーム28a、28bにあてがっ
てマウントホルダ25に装着しやすくなっている。
ト21には、マウント10を着脱可能に支持することが
可能なマウントホルダ25がシャフト26を中心として
回動可能に取り付けられている。マウントホルダ25
は、フィルムのスキャニングのための開口部をもつ底壁
25aと、シャフト26に垂直な一対の対向する側壁2
5b、25cとを具備している。マウントホルダ25に
装着されたマウント10は、2つの側壁25b、25c
の間において底壁25a上に載置されることになる。同
じくスキャンプレート21には、金属製のロック解除プ
レート28がシャフト26を中心として回動可能に取り
付けられている。ロック解除プレート28からは側壁2
5b、25cの内側に沿って2本のガイドアーム28
a、28bが伸延している。2本のガイドアーム28
a、28bはその下端がマウントホルダ25の底壁25
aに向けて傾斜または湾曲しているため、マウント10
の側面を2本のガイドアーム28a、28bにあてがっ
てマウントホルダ25に装着しやすくなっている。
【0024】これら2本のガイドアーム28a、28b
の間には円柱部材30が配されており、円柱部材30に
は2つのマウント押さえコロ31a、31bが取り付け
られている。ロック解除プレート28およびマウントホ
ルダ25はシャフト26を中心としてそれぞれ独立に回
動可能であるので、ロック解除プレート28は、両者の
相対的な回動角度の相違に応じて、底壁25a上に載置
されたマウント10をマウント押さえコロ31a、31
bが押下する位置および押下しない位置を選択的に取る
ことができる。
の間には円柱部材30が配されており、円柱部材30に
は2つのマウント押さえコロ31a、31bが取り付け
られている。ロック解除プレート28およびマウントホ
ルダ25はシャフト26を中心としてそれぞれ独立に回
動可能であるので、ロック解除プレート28は、両者の
相対的な回動角度の相違に応じて、底壁25a上に載置
されたマウント10をマウント押さえコロ31a、31
bが押下する位置および押下しない位置を選択的に取る
ことができる。
【0025】スキャンプレート21には、その水平方向
の動きに連動してシャフト26を中心としてマウントホ
ルダ25を回動させて基準位置から着脱位置にするため
に、第1揺動アーム35および第2揺動アーム36を具
備している。後で詳述するように、第1揺動アーム35
および第2揺動アーム36は、それぞれその長手方向の
中間部位においてスキャンプレート21に対して揺動可
能に支持されている。これら第1揺動アーム35および
第2揺動アーム36は、その一端において、第1揺動ア
ーム35を上に、第2揺動アーム36を下にして上下方
向に重なるようにして配置されている。
の動きに連動してシャフト26を中心としてマウントホ
ルダ25を回動させて基準位置から着脱位置にするため
に、第1揺動アーム35および第2揺動アーム36を具
備している。後で詳述するように、第1揺動アーム35
および第2揺動アーム36は、それぞれその長手方向の
中間部位においてスキャンプレート21に対して揺動可
能に支持されている。これら第1揺動アーム35および
第2揺動アーム36は、その一端において、第1揺動ア
ーム35を上に、第2揺動アーム36を下にして上下方
向に重なるようにして配置されている。
【0026】そして、後で詳述するように、第1揺動ア
ーム35は、移動プレート22が実線で示すマウントセ
ット排出位置からスキャニングのためにオートフォーカ
ス位置(スキャンプレート21の高さ調整が行われる位
置)に向けて図4中左方向に水平移動するときには揺動
しないが、スキャニング終了後にオートフォーカス位置
からマウントセット排出位置に近づくように図4中右方
向に水平移動するときには揺動する。この揺動に連動し
て第2揺動アーム36が揺動してマウントホルダ25の
底壁25aを下から持ち上げる。これにより、基準位置
にあったマウントホルダ25はシャフト26を中心とし
て回動して着脱位置となる。
ーム35は、移動プレート22が実線で示すマウントセ
ット排出位置からスキャニングのためにオートフォーカ
ス位置(スキャンプレート21の高さ調整が行われる位
置)に向けて図4中左方向に水平移動するときには揺動
しないが、スキャニング終了後にオートフォーカス位置
からマウントセット排出位置に近づくように図4中右方
向に水平移動するときには揺動する。この揺動に連動し
て第2揺動アーム36が揺動してマウントホルダ25の
底壁25aを下から持ち上げる。これにより、基準位置
にあったマウントホルダ25はシャフト26を中心とし
て回動して着脱位置となる。
【0027】また、本実施の形態では、挿入カバー15
は、移動プレート22がマウントセット排出位置にある
ときにマウントホルダ25と対向するような領域に設け
られている。そのため、マウントホルダ25が着脱位置
になると、挿入カバー15の背面側に突出した凹部16
がマウントホルダ25と当接することにより持ち上げら
れて、図3に示すように、挿入カバー15は開いた状態
になる。このとき、挿入カバー15の開口部17の下側
領域とマウントホルダ25の底壁25aとがほぼ同じ高
さとなるように調整が行われている。そのため、マウン
トホルダ25が着脱位置にあるときは、挿入カバー15
の開口部17を介してマウントホルダ25に対してマウ
ント10を容易に着脱することが可能である。なお、挿
入カバー15が上述したような位置に設けられているた
め、着脱位置にあるマウントホルダ25を基準位置とす
るには、挿入カバー15を下方に押し下げればよい。こ
れにより、マウントホルダ25は上方から押し込まれて
シャフト26を中心にして回動し図5に示すような基準
位置にまで移動する。
は、移動プレート22がマウントセット排出位置にある
ときにマウントホルダ25と対向するような領域に設け
られている。そのため、マウントホルダ25が着脱位置
になると、挿入カバー15の背面側に突出した凹部16
がマウントホルダ25と当接することにより持ち上げら
れて、図3に示すように、挿入カバー15は開いた状態
になる。このとき、挿入カバー15の開口部17の下側
領域とマウントホルダ25の底壁25aとがほぼ同じ高
さとなるように調整が行われている。そのため、マウン
トホルダ25が着脱位置にあるときは、挿入カバー15
の開口部17を介してマウントホルダ25に対してマウ
ント10を容易に着脱することが可能である。なお、挿
入カバー15が上述したような位置に設けられているた
め、着脱位置にあるマウントホルダ25を基準位置とす
るには、挿入カバー15を下方に押し下げればよい。こ
れにより、マウントホルダ25は上方から押し込まれて
シャフト26を中心にして回動し図5に示すような基準
位置にまで移動する。
【0028】なお、スキャンプレート21は中央に開口
を有する矩形枠状の部材であり、マウントホルダ25は
基準位置にあるときにはスキャンプレート21の開口内
に収まっており、後で詳述するように、マウントホルダ
25の底壁25aの上面は、スキャニングの主走査方向
についてのマウント10の両端がスキャンプレート21
と当接する位置に設けられたマウント支持部21a、2
1b(図8参照)の上面よりも若干低い位置にある。そ
のため、マウントホルダ25が基準位置にあるときは、
マウント10はその主走査方向の両端においてマウント
ホルダ25上ではなくスキャンプレート21上に支持さ
れるようになっている。
を有する矩形枠状の部材であり、マウントホルダ25は
基準位置にあるときにはスキャンプレート21の開口内
に収まっており、後で詳述するように、マウントホルダ
25の底壁25aの上面は、スキャニングの主走査方向
についてのマウント10の両端がスキャンプレート21
と当接する位置に設けられたマウント支持部21a、2
1b(図8参照)の上面よりも若干低い位置にある。そ
のため、マウントホルダ25が基準位置にあるときは、
マウント10はその主走査方向の両端においてマウント
ホルダ25上ではなくスキャンプレート21上に支持さ
れるようになっている。
【0029】また、スキャンプレート21には、ロック
プレート37およびロックアーム38が取り付けられて
いる。詳しくは後述するが、ロックアーム38は、スキ
ャンプレート21の位置に応じてハウジング11の下面
内側に固定された円柱状のベアリング39と干渉するこ
とにより揺動し、ロックプレート37はロックアーム3
8の揺動に連動してスキャニングの主走査方向に往復移
動する。この往復移動によってマウント10は、ロック
プレート37とスキャンプレート21のマウント当接部
21c(図8参照)との間で挟み込まれて主走査方向に
正確に位置決めされて固定された状態、および、ロック
プレート37から離されて固定が解除された状態のいず
れかとなる。
プレート37およびロックアーム38が取り付けられて
いる。詳しくは後述するが、ロックアーム38は、スキ
ャンプレート21の位置に応じてハウジング11の下面
内側に固定された円柱状のベアリング39と干渉するこ
とにより揺動し、ロックプレート37はロックアーム3
8の揺動に連動してスキャニングの主走査方向に往復移
動する。この往復移動によってマウント10は、ロック
プレート37とスキャンプレート21のマウント当接部
21c(図8参照)との間で挟み込まれて主走査方向に
正確に位置決めされて固定された状態、および、ロック
プレート37から離されて固定が解除された状態のいず
れかとなる。
【0030】さらに、スキャンプレート21には、マウ
ントホルダ25にマウント10が装着されているか否か
を判断するために、マウント検出アーム29が取り付け
られている。マウント検出アーム29はコイルバネ27
によって一方向に付勢されており、マウントホルダ25
にマウント10が装着されているときと装着されていな
いときとでその位置を変えるものである。
ントホルダ25にマウント10が装着されているか否か
を判断するために、マウント検出アーム29が取り付け
られている。マウント検出アーム29はコイルバネ27
によって一方向に付勢されており、マウントホルダ25
にマウント10が装着されているときと装着されていな
いときとでその位置を変えるものである。
【0031】次に、マウントキャリアユニット2を含む
フィルムスキャナ1の概略的な動作について、さらに図
7を参照して説明する。図7は、フィルムスキャナ1の
マウントキャリアユニット2関連部分についてのブロッ
ク図である。図7に示すセンサ51は、挿入カバー15
が閉じた位置にあるか或いは開いた位置にあるかを判断
するために、第3カバー部14の摺動アーム18の位置
を検出するものである。また、センサ52は、マウント
ホルダ25にマウント10が装着されているか否かを判
断するために、マウント検出アーム29の位置を検出す
るものである。センサ51、52からの検出信号はコン
トローラ54に与えられる。センサ51、52は、例え
ば発光素子と受光素子とを含むフォトカプラであってよ
い。
フィルムスキャナ1の概略的な動作について、さらに図
7を参照して説明する。図7は、フィルムスキャナ1の
マウントキャリアユニット2関連部分についてのブロッ
ク図である。図7に示すセンサ51は、挿入カバー15
が閉じた位置にあるか或いは開いた位置にあるかを判断
するために、第3カバー部14の摺動アーム18の位置
を検出するものである。また、センサ52は、マウント
ホルダ25にマウント10が装着されているか否かを判
断するために、マウント検出アーム29の位置を検出す
るものである。センサ51、52からの検出信号はコン
トローラ54に与えられる。センサ51、52は、例え
ば発光素子と受光素子とを含むフォトカプラであってよ
い。
【0032】最初にマウント10がマウントホルダ25
に装着されて挿入カバー15が操作者によって押し下げ
られると、ロック解除プレート28がマウントホルダ2
5に近づく方向に回動してマウント押さえコロ31a、
31bがマウント10を押下する。そして、マウントホ
ルダ25が押し下げられて基準位置に達すると、マウン
トホルダ25がスキャンプレート21中央の開口に収め
られることになってマウント10はその主走査方向の両
端においてマウントホルダ25の底壁25a上ではなく
スキャンプレート21上に支持されることになる。ま
た、コントローラ54は、センサ51、52での検出の
結果、挿入カバー15が開いた位置から閉じた位置に変
わり且つマウントホルダ25にマウント10が装着され
ていると判断されたときには、マウントホルダ25に装
着されたマウント10に保持されたフィルムのスキャニ
ングを行うために、移動プレート22の移動が開始させ
られる。そのために、コントローラ54は、モータ23
の駆動命令をモータドライバ55に与えて移動プレート
22をマウントセット排出位置からオートフォーカス位
置に向かう方向にレール20a、20bに沿って移動さ
せる。
に装着されて挿入カバー15が操作者によって押し下げ
られると、ロック解除プレート28がマウントホルダ2
5に近づく方向に回動してマウント押さえコロ31a、
31bがマウント10を押下する。そして、マウントホ
ルダ25が押し下げられて基準位置に達すると、マウン
トホルダ25がスキャンプレート21中央の開口に収め
られることになってマウント10はその主走査方向の両
端においてマウントホルダ25の底壁25a上ではなく
スキャンプレート21上に支持されることになる。ま
た、コントローラ54は、センサ51、52での検出の
結果、挿入カバー15が開いた位置から閉じた位置に変
わり且つマウントホルダ25にマウント10が装着され
ていると判断されたときには、マウントホルダ25に装
着されたマウント10に保持されたフィルムのスキャニ
ングを行うために、移動プレート22の移動が開始させ
られる。そのために、コントローラ54は、モータ23
の駆動命令をモータドライバ55に与えて移動プレート
22をマウントセット排出位置からオートフォーカス位
置に向かう方向にレール20a、20bに沿って移動さ
せる。
【0033】移動プレート22がマウントセット排出位
置からオートフォーカス位置に近づくと、ロックアーム
38に押されたロックプレート37がマウント10に当
接し、マウント10を斜め下方に押圧する。これによっ
て、マウント10は、スキャンプレート21上に支持さ
れることおよびマウント押さえコロ31a、31bがマ
ウント10を押下することと合わせて、その厚み方向に
正確に位置決めされる。また、マウント10は、ロック
プレート37とスキャンプレート21との間に挟み込ま
れることにより主走査方向にも正確に位置決めされる。
また、マウント押さえコロ31a、31bは、着脱位置
にあったマウントホルダ25が挿入カバー15によって
押さえつけられたときの勢いで、基準位置に達したとき
にマウントホルダ25からマウント10がマウントホル
ダ25の外に飛び出したり、位置が大幅にずれたりする
のを防止する役目も果たしている。
置からオートフォーカス位置に近づくと、ロックアーム
38に押されたロックプレート37がマウント10に当
接し、マウント10を斜め下方に押圧する。これによっ
て、マウント10は、スキャンプレート21上に支持さ
れることおよびマウント押さえコロ31a、31bがマ
ウント10を押下することと合わせて、その厚み方向に
正確に位置決めされる。また、マウント10は、ロック
プレート37とスキャンプレート21との間に挟み込ま
れることにより主走査方向にも正確に位置決めされる。
また、マウント押さえコロ31a、31bは、着脱位置
にあったマウントホルダ25が挿入カバー15によって
押さえつけられたときの勢いで、基準位置に達したとき
にマウントホルダ25からマウント10がマウントホル
ダ25の外に飛び出したり、位置が大幅にずれたりする
のを防止する役目も果たしている。
【0034】移動プレート22がオートフォーカス位置
に達すると、ハウジング11の下面内側に設けられたフ
ィルム高さ検出機構(図示せず)によりフィルム面の高
さ検出が行われ、その検出結果に応じて、フィルムの高
さが所定高さとなるようにスキャンプレート21の移動
プレート22に対する高さがリニアガイド41、42お
よびオートフォーカスネジ43などから構成された高さ
調整機構によって調整される。このような調整が必要な
のは、マウント10の厚みがその種類によって異なり、
そのためにたとえマウント厚み方向に正確な位置決めが
行われていてもフィルムの高さがそれぞれ異なることが
あるからである。このように、本実施の形態では、マウ
ント10を予め押下しておくことにより、オートフォー
カス動作やその後で行われるスキャニング動作時にはマ
ウント厚み方向について高い位置精度が得られているの
で、高画質の画像データをスキャニングによって得るこ
とが可能である。
に達すると、ハウジング11の下面内側に設けられたフ
ィルム高さ検出機構(図示せず)によりフィルム面の高
さ検出が行われ、その検出結果に応じて、フィルムの高
さが所定高さとなるようにスキャンプレート21の移動
プレート22に対する高さがリニアガイド41、42お
よびオートフォーカスネジ43などから構成された高さ
調整機構によって調整される。このような調整が必要な
のは、マウント10の厚みがその種類によって異なり、
そのためにたとえマウント厚み方向に正確な位置決めが
行われていてもフィルムの高さがそれぞれ異なることが
あるからである。このように、本実施の形態では、マウ
ント10を予め押下しておくことにより、オートフォー
カス動作やその後で行われるスキャニング動作時にはマ
ウント厚み方向について高い位置精度が得られているの
で、高画質の画像データをスキャニングによって得るこ
とが可能である。
【0035】そして、移動プレート22がレール20
a、20bに沿ってさらに移動して所定のスキャニング
範囲内にある間、コントローラ54は、CCDラインセ
ンサ56に供給される各種タイミング信号をタイミング
ジェネレータ55が生成するようにタイミングジェネレ
ータ55に命令を与える。光源部3からマウント10を
介した光がCCDラインセンサ56に入射することによ
って、CCDラインセンサ56からはマウント10の副
走査方向への移動に応じて順次フィルムに関する画像信
号が出力される。この画像信号はディジタル変換された
後に各種の画像処理が施されて、フィルムスキャナ1に
接続されたプリンタプロセッサでの印画紙のディジタル
露光用に供される。なお、移動プレート22がレール2
0a、20bに沿って図4中左方向に動くときだけにス
キャニングを行ってもよいし、移動プレート22が図4
中左方向に動くときにプレスキャンを行い且つ移動プレ
ート22が図4中右方向に動くときに本スキャンを行う
ようにしてもよい。
a、20bに沿ってさらに移動して所定のスキャニング
範囲内にある間、コントローラ54は、CCDラインセ
ンサ56に供給される各種タイミング信号をタイミング
ジェネレータ55が生成するようにタイミングジェネレ
ータ55に命令を与える。光源部3からマウント10を
介した光がCCDラインセンサ56に入射することによ
って、CCDラインセンサ56からはマウント10の副
走査方向への移動に応じて順次フィルムに関する画像信
号が出力される。この画像信号はディジタル変換された
後に各種の画像処理が施されて、フィルムスキャナ1に
接続されたプリンタプロセッサでの印画紙のディジタル
露光用に供される。なお、移動プレート22がレール2
0a、20bに沿って図4中左方向に動くときだけにス
キャニングを行ってもよいし、移動プレート22が図4
中左方向に動くときにプレスキャンを行い且つ移動プレ
ート22が図4中右方向に動くときに本スキャンを行う
ようにしてもよい。
【0036】CCDラインセンサ56によるスキャニン
グが終了して移動プレート22の移動方向が反転し、移
動プレート22がオートフォーカス位置からマウントセ
ット排出位置に近づくと、ロックプレート37がマウン
ト10から離れ、第1揺動アーム35および第2揺動ア
ーム36が揺動してマウントホルダ25を持ち上げる。
また、マウント押さえコロ31a、31bもマウント1
0から離れた状態となる。これにより、基準位置にあっ
たマウントホルダ25はシャフト26を中心として回動
して着脱位置となり、挿入カバー15はマウントホルダ
25に押し上げられて開いた状態となる。
グが終了して移動プレート22の移動方向が反転し、移
動プレート22がオートフォーカス位置からマウントセ
ット排出位置に近づくと、ロックプレート37がマウン
ト10から離れ、第1揺動アーム35および第2揺動ア
ーム36が揺動してマウントホルダ25を持ち上げる。
また、マウント押さえコロ31a、31bもマウント1
0から離れた状態となる。これにより、基準位置にあっ
たマウントホルダ25はシャフト26を中心として回動
して着脱位置となり、挿入カバー15はマウントホルダ
25に押し上げられて開いた状態となる。
【0037】次に、本実施の形態に係るマウントキャリ
アユニット2の各部の詳細な構造および動作について、
図8〜図17をさらに参照して説明する。図8は、移動
プレート22がオートフォーカス位置にあるときのマウ
ントキャリアユニット2の部分断面図である。図9は、
移動プレート22がオートフォーカス位置からマウント
セット排出位置に近づいているときのマウントキャリア
ユニット2の部分断面図である。図10は、移動プレー
ト22がマウントセット排出位置にあり且つマウントホ
ルダ25が着脱位置にあるときのマウントキャリアユニ
ット2の部分断面図である。図11〜図13は、それぞ
れ、図8〜図10においてロックアーム38周辺を拡大
して示した図である。図14は、移動プレート22がマ
ウントセット排出位置からオートフォーカス位置に近づ
いているときのロックアーム38周辺を拡大して示した
断面図である。図15(a)、(b)は、それぞれ図4
のA−A線およびB−B線に沿った移動プレート22の
断面図である。図16は、移動プレート22がオートフ
ォーカス位置にあるときのスキャンプレート21の様子
を示した図である。図17は、移動プレート22がマウ
ントセット排出位置にあるときのスキャンプレート21
の様子を示した図である。
アユニット2の各部の詳細な構造および動作について、
図8〜図17をさらに参照して説明する。図8は、移動
プレート22がオートフォーカス位置にあるときのマウ
ントキャリアユニット2の部分断面図である。図9は、
移動プレート22がオートフォーカス位置からマウント
セット排出位置に近づいているときのマウントキャリア
ユニット2の部分断面図である。図10は、移動プレー
ト22がマウントセット排出位置にあり且つマウントホ
ルダ25が着脱位置にあるときのマウントキャリアユニ
ット2の部分断面図である。図11〜図13は、それぞ
れ、図8〜図10においてロックアーム38周辺を拡大
して示した図である。図14は、移動プレート22がマ
ウントセット排出位置からオートフォーカス位置に近づ
いているときのロックアーム38周辺を拡大して示した
断面図である。図15(a)、(b)は、それぞれ図4
のA−A線およびB−B線に沿った移動プレート22の
断面図である。図16は、移動プレート22がオートフ
ォーカス位置にあるときのスキャンプレート21の様子
を示した図である。図17は、移動プレート22がマウ
ントセット排出位置にあるときのスキャンプレート21
の様子を示した図である。
【0038】図8、図11、図16に示すオートフォー
カス位置では、シャフト60を中心として回動可能な挿
入カバー15は閉じた状態にある。挿入カバー15の第
1カバー部12には、トグルバネである挿入カバー開閉
バネ61の一端61aが係止されている。挿入カバー開
閉バネ61の他端61bは、ハウジング11の上面内側
に係止されている。マウントホルダ25の側壁25cの
上面には、挿入カバー15の第1カバー部12の凹部1
6と対向する位置に調整ピン62が突設されている。ま
た、スキャンプレート21の上端には、外側45°に傾
いたマグネット63が配置されている。
カス位置では、シャフト60を中心として回動可能な挿
入カバー15は閉じた状態にある。挿入カバー15の第
1カバー部12には、トグルバネである挿入カバー開閉
バネ61の一端61aが係止されている。挿入カバー開
閉バネ61の他端61bは、ハウジング11の上面内側
に係止されている。マウントホルダ25の側壁25cの
上面には、挿入カバー15の第1カバー部12の凹部1
6と対向する位置に調整ピン62が突設されている。ま
た、スキャンプレート21の上端には、外側45°に傾
いたマグネット63が配置されている。
【0039】このとき、マウントホルダ25が基準位置
にあるので、図8から明らかなように、マウントホルダ
25の底壁25aの上面は、スキャニングの主走査方向
についてのマウント10の両端がスキャンプレート21
と当接する位置に設けられたマウント支持部21a、2
1bの上面よりも若干低い位置にある。従って、マウン
ト10はその主走査方向の両端において、マウントホル
ダ25の底壁25aではなくスキャンプレート21のマ
ウント支持部21a、21bによって支持されている。
にあるので、図8から明らかなように、マウントホルダ
25の底壁25aの上面は、スキャニングの主走査方向
についてのマウント10の両端がスキャンプレート21
と当接する位置に設けられたマウント支持部21a、2
1bの上面よりも若干低い位置にある。従って、マウン
ト10はその主走査方向の両端において、マウントホル
ダ25の底壁25aではなくスキャンプレート21のマ
ウント支持部21a、21bによって支持されている。
【0040】また、ロック解除プレート28は、シャフ
ト26と同軸に保持されたコイルバネ59によって押さ
えコロ31a、31bがマウントホルダ25の底壁25
aに近づく方向に付勢されている。従って、マウント1
0は、これを挟んでマウント支持部21bと対向する位
置において、上方からマウント押さえコロ31a、31
bに押下されている。さらに、マウント10には、ロッ
クプレート37がマウント10を斜め下方に押圧するこ
とによっても下方への押下力が加えられている。従っ
て、マウント10は、マウント支持部21a、21bに
隙間なく当接している。
ト26と同軸に保持されたコイルバネ59によって押さ
えコロ31a、31bがマウントホルダ25の底壁25
aに近づく方向に付勢されている。従って、マウント1
0は、これを挟んでマウント支持部21bと対向する位
置において、上方からマウント押さえコロ31a、31
bに押下されている。さらに、マウント10には、ロッ
クプレート37がマウント10を斜め下方に押圧するこ
とによっても下方への押下力が加えられている。従っ
て、マウント10は、マウント支持部21a、21bに
隙間なく当接している。
【0041】このように、本実施の形態では、マウント
押さえコロ31a、31bとロックプレート37により
マウント10が押下された状態でオートフォーカス動作
が行われてからフィルムのスキャニングが行われるの
で、マウント10がスキャンプレート21上に隙間なく
配置されてマウント厚み方向に対して正確な位置決めが
行われ、ピントの合った高画質の画像データが得られ
る。また、オートフォーカス時およびスキャニング時に
おいて、マウント10は、その厚み方向に対しての位置
精度がマウントホルダ25よりも高いスキャンプレート
21上に支持されるため、マウント厚み方向についてよ
り正確な位置決めが行われることになる。
押さえコロ31a、31bとロックプレート37により
マウント10が押下された状態でオートフォーカス動作
が行われてからフィルムのスキャニングが行われるの
で、マウント10がスキャンプレート21上に隙間なく
配置されてマウント厚み方向に対して正確な位置決めが
行われ、ピントの合った高画質の画像データが得られ
る。また、オートフォーカス時およびスキャニング時に
おいて、マウント10は、その厚み方向に対しての位置
精度がマウントホルダ25よりも高いスキャンプレート
21上に支持されるため、マウント厚み方向についてよ
り正確な位置決めが行われることになる。
【0042】また、マウント10は、オートフォーカス
位置では、ロックプレート37に押圧されることによっ
て、ロックプレート37とスキャンプレート21のマウ
ント当接部21cとに当接して両者の間に挟み込まれる
ようにして固定されている。これにより、主走査方向に
ついてマウント10を正確に位置決めすることができる
ようになっている。特に本実施の形態では、マウントホ
ルダ25よりも主走査方向についての高い位置精度が期
待できるスキャンプレート21のマウント当接部21c
にマウント10の一端を当接させているので、主走査方
向についてより高い精度の位置決めを行うことが可能で
ある。
位置では、ロックプレート37に押圧されることによっ
て、ロックプレート37とスキャンプレート21のマウ
ント当接部21cとに当接して両者の間に挟み込まれる
ようにして固定されている。これにより、主走査方向に
ついてマウント10を正確に位置決めすることができる
ようになっている。特に本実施の形態では、マウントホ
ルダ25よりも主走査方向についての高い位置精度が期
待できるスキャンプレート21のマウント当接部21c
にマウント10の一端を当接させているので、主走査方
向についてより高い精度の位置決めを行うことが可能で
ある。
【0043】図11に示すように、ロックアーム38は
スキャンプレート21に対してシャフト64を中心とし
て揺動可能である。ロックアーム38は、ロックプレー
ト37に取り付けられた円柱部材66を介して圧縮コイ
ルバネ65によって常に図11中反時計回り方向に付勢
されている。また、ロックプレート37も圧縮コイルバ
ネ65によって常に図11中反時計回り方向に付勢され
ている。図11に示すオートフォーカス位置では、ロッ
クアーム38の底部38aはハウジング11に固定され
たベアリング39とほとんど干渉しておらず、圧縮コイ
ルバネ65に付勢された頭部38bがロックプレート3
7を押圧している。これにより、ロックプレート37は
その1つの面が斜め上方からマウント10を押圧してお
り、マウント10をスキャンプレート21のマウント当
接部21cとの間で挟み込んで固定している。また、第
1揺動アーム35内には、ベアリング68が配置されて
おり、ベアリング68はコイルバネ67によって常にコ
イルバネ67が短くなろうとする方向に引っ張られてい
る。
スキャンプレート21に対してシャフト64を中心とし
て揺動可能である。ロックアーム38は、ロックプレー
ト37に取り付けられた円柱部材66を介して圧縮コイ
ルバネ65によって常に図11中反時計回り方向に付勢
されている。また、ロックプレート37も圧縮コイルバ
ネ65によって常に図11中反時計回り方向に付勢され
ている。図11に示すオートフォーカス位置では、ロッ
クアーム38の底部38aはハウジング11に固定され
たベアリング39とほとんど干渉しておらず、圧縮コイ
ルバネ65に付勢された頭部38bがロックプレート3
7を押圧している。これにより、ロックプレート37は
その1つの面が斜め上方からマウント10を押圧してお
り、マウント10をスキャンプレート21のマウント当
接部21cとの間で挟み込んで固定している。また、第
1揺動アーム35内には、ベアリング68が配置されて
おり、ベアリング68はコイルバネ67によって常にコ
イルバネ67が短くなろうとする方向に引っ張られてい
る。
【0044】図15(b)および図16に示すように、
第1揺動アーム35は、スキャンプレート21に対して
シャフト69を中心として回動可能に支持されている。
また、図15(a)および図16に示すように、第2揺
動アーム36は、スキャンプレート21に対してシャフ
ト70を中心として回動可能に支持されている。また、
第2揺動アーム36およびスキャンプレート21にはア
ーム付勢バネ71の両端がそれぞれ係止されている。ア
ーム付勢バネ71は第2揺動アーム36の第1揺動アー
ム35との連結部側を上方に付勢している。また、マウ
ントホルダ25の側壁25bには、トグルバネであるホ
ルダ開閉バネ73の一端73aが係止されている。ホル
ダ開閉バネ73の他端73bは、スキャンプレート21
に係止されている。
第1揺動アーム35は、スキャンプレート21に対して
シャフト69を中心として回動可能に支持されている。
また、図15(a)および図16に示すように、第2揺
動アーム36は、スキャンプレート21に対してシャフ
ト70を中心として回動可能に支持されている。また、
第2揺動アーム36およびスキャンプレート21にはア
ーム付勢バネ71の両端がそれぞれ係止されている。ア
ーム付勢バネ71は第2揺動アーム36の第1揺動アー
ム35との連結部側を上方に付勢している。また、マウ
ントホルダ25の側壁25bには、トグルバネであるホ
ルダ開閉バネ73の一端73aが係止されている。ホル
ダ開閉バネ73の他端73bは、スキャンプレート21
に係止されている。
【0045】オートフォーカス位置においては、ホルダ
開閉バネ73は、図15(a)の矢印74方向にマウン
トホルダ25を付勢している。矢印74方向の力はマウ
ントホルダ25を基準位置に保つように働くトルクとな
るので、オートフォーカス位置ではマウントホルダ25
は、基準位置に安定配置されている。同じく、オートフ
ォーカス位置においては、挿入カバー開閉バネ61は、
図8の矢印75方向に挿入カバー15を付勢している。
矢印75方向の力は挿入カバー15を閉じた状態に保つ
ように働くトルクとなるので、オートフォーカス位置で
は挿入カバー15は閉じた状態で安定している。
開閉バネ73は、図15(a)の矢印74方向にマウン
トホルダ25を付勢している。矢印74方向の力はマウ
ントホルダ25を基準位置に保つように働くトルクとな
るので、オートフォーカス位置ではマウントホルダ25
は、基準位置に安定配置されている。同じく、オートフ
ォーカス位置においては、挿入カバー開閉バネ61は、
図8の矢印75方向に挿入カバー15を付勢している。
矢印75方向の力は挿入カバー15を閉じた状態に保つ
ように働くトルクとなるので、オートフォーカス位置で
は挿入カバー15は閉じた状態で安定している。
【0046】次に、移動プレート22がオートフォーカ
ス位置から図4中右方に移動してマウントセット排出位
置に近づいたときについて説明する。このとき、図12
に示すように、ロックアーム38の底部38aがベアリ
ング39と干渉を開始して、圧縮コイルバネ65の弾性
力に抗してロックアーム38が図12中において時計回
り方向に回動する。このとき、ロックアーム38の頭部
38bはベアリング68を矢印78の方向に押圧する。
しかし、矢印78の方向に押圧されたベアリング68は
第1揺動アーム35と当たり面35aで当接して第1揺
動アーム35を押し上げて、図15(b)に示すように
第1揺動アーム35を揺動させる。すると、図15
(a)に示すように、第2揺動アーム36がアーム付勢
バネ71の弾性力に抗して揺動してマウントホルダ25
を押し上げる。マウントホルダ25が押し上げられる
と、これに連れて調整ピン62が挿入カバー15を押し
上げ、挿入カバー15が閉じた状態から開いた状態へと
近づく。
ス位置から図4中右方に移動してマウントセット排出位
置に近づいたときについて説明する。このとき、図12
に示すように、ロックアーム38の底部38aがベアリ
ング39と干渉を開始して、圧縮コイルバネ65の弾性
力に抗してロックアーム38が図12中において時計回
り方向に回動する。このとき、ロックアーム38の頭部
38bはベアリング68を矢印78の方向に押圧する。
しかし、矢印78の方向に押圧されたベアリング68は
第1揺動アーム35と当たり面35aで当接して第1揺
動アーム35を押し上げて、図15(b)に示すように
第1揺動アーム35を揺動させる。すると、図15
(a)に示すように、第2揺動アーム36がアーム付勢
バネ71の弾性力に抗して揺動してマウントホルダ25
を押し上げる。マウントホルダ25が押し上げられる
と、これに連れて調整ピン62が挿入カバー15を押し
上げ、挿入カバー15が閉じた状態から開いた状態へと
近づく。
【0047】また、ロックアーム38が図12中で時計
回り方向に回動すると、それに連れてロックプレート3
7がマウント10から離れる方向に移動する。なお、ロ
ックアーム38の底部38aは、スキャンプレート21
がオートフォーカス位置でのフィルム高さ調整によって
上下に移動したとしても、ロックアーム38の傾き角度
に影響がないように、スキャンプレート21の上下移動
調整長さ以上の長さを有しているとともに、その形状が
ベアリング39の形状に合わせて調整されている。
回り方向に回動すると、それに連れてロックプレート3
7がマウント10から離れる方向に移動する。なお、ロ
ックアーム38の底部38aは、スキャンプレート21
がオートフォーカス位置でのフィルム高さ調整によって
上下に移動したとしても、ロックアーム38の傾き角度
に影響がないように、スキャンプレート21の上下移動
調整長さ以上の長さを有しているとともに、その形状が
ベアリング39の形状に合わせて調整されている。
【0048】図9に示す状態では、挿入カバー15が
8.6°開いており、このとき、挿入カバー開閉バネ6
1は、図8に示した状態よりも一端61bを中心として
8.6°回転しており、矢印80方向に挿入カバー15
を付勢している。矢印80方向の力は挿入カバー15を
回転させるトルクとして働かない。しかし、図8に示し
た状態から図9に示した状態に達するまでは、挿入カバ
ー開閉バネ61は常に挿入カバー15を閉じる方向のト
ルクを挿入カバー15に与える。そして、図9に示した
状態から挿入カバー15が僅かでも図10に示した開い
た状態に近づくと、挿入カバー開閉バネ61は挿入カバ
ー15を開く方向に回転させるトルクを挿入カバー15
に与えることになり、挿入カバー15が急速に回動して
開いた状態となる。
8.6°開いており、このとき、挿入カバー開閉バネ6
1は、図8に示した状態よりも一端61bを中心として
8.6°回転しており、矢印80方向に挿入カバー15
を付勢している。矢印80方向の力は挿入カバー15を
回転させるトルクとして働かない。しかし、図8に示し
た状態から図9に示した状態に達するまでは、挿入カバ
ー開閉バネ61は常に挿入カバー15を閉じる方向のト
ルクを挿入カバー15に与える。そして、図9に示した
状態から挿入カバー15が僅かでも図10に示した開い
た状態に近づくと、挿入カバー開閉バネ61は挿入カバ
ー15を開く方向に回転させるトルクを挿入カバー15
に与えることになり、挿入カバー15が急速に回動して
開いた状態となる。
【0049】つまり、挿入カバー開閉バネ61は、挿入
カバー15とハウジング11とにその両端が係止された
トグルバネとなっていることにより、挿入カバー15が
閉じた位置と開いた位置との中間にある分岐位置(本実
施の形態では、図9に示した位置)のどちら側にあるか
に応じて、挿入カバー15に逆方向のトルクを与える。
これにより、閉じた位置にあった挿入カバー15が分岐
位置を越えて開いた位置に近づくと自動的に開いた位置
にまで達して外部から力が加えられなくともその位置が
挿入カバー開閉バネ61のトルクにより保持される。ま
た、開いた位置にあった挿入カバー15が分岐位置を越
えて閉じた位置に近づくと、自動的に閉じた位置にまで
達して外部から力が加えられなくともその位置が挿入カ
バー開閉バネ61のトルクにより保持される。そのた
め、外部から力が加えられていないときには、挿入カバ
ー15は閉じた位置或いは開いた位置で安定に保持され
ることになり、操作者の挿入カバー15に対する手動操
作は最小限でよいことになる。また、挿入カバー15は
挿入カバー開閉バネ61から弾性力に基づくトルクを付
与されるために迅速に開いた位置或いは閉じた位置に達
する。従って、操作者は速やかにマウント10の着脱な
どの別の作業に集中することができるようになってその
作業効率が向上する。
カバー15とハウジング11とにその両端が係止された
トグルバネとなっていることにより、挿入カバー15が
閉じた位置と開いた位置との中間にある分岐位置(本実
施の形態では、図9に示した位置)のどちら側にあるか
に応じて、挿入カバー15に逆方向のトルクを与える。
これにより、閉じた位置にあった挿入カバー15が分岐
位置を越えて開いた位置に近づくと自動的に開いた位置
にまで達して外部から力が加えられなくともその位置が
挿入カバー開閉バネ61のトルクにより保持される。ま
た、開いた位置にあった挿入カバー15が分岐位置を越
えて閉じた位置に近づくと、自動的に閉じた位置にまで
達して外部から力が加えられなくともその位置が挿入カ
バー開閉バネ61のトルクにより保持される。そのた
め、外部から力が加えられていないときには、挿入カバ
ー15は閉じた位置或いは開いた位置で安定に保持され
ることになり、操作者の挿入カバー15に対する手動操
作は最小限でよいことになる。また、挿入カバー15は
挿入カバー開閉バネ61から弾性力に基づくトルクを付
与されるために迅速に開いた位置或いは閉じた位置に達
する。従って、操作者は速やかにマウント10の着脱な
どの別の作業に集中することができるようになってその
作業効率が向上する。
【0050】挿入カバー開閉バネ61について詳しく説
明したが、同様のことはホルダ開閉バネ73についても
成り立つ。すなわち、ホルダ開閉バネ73はマウントホ
ルダ25とスキャンプレート21とにその両端が係止さ
れたトグルバネとなっていることにより、マウントホル
ダ25が基準位置からちょうど8.6°回動したとき、
ホルダ開閉バネ73がマウントホルダ25に与える弾性
力はマウントホルダ25を回転させるトルクとして働か
ない。ホルダ開閉バネ73は、マウントホルダ25が基
準位置と着脱位置との中間にある分岐位置(本実施の形
態では、マウントホルダ25が基準位置から8.6°回
動した位置)のどちら側にあるかに応じて、マウントホ
ルダ25に逆方向のトルクを与える。なお、本実施の形
態では、挿入カバー開閉バネ61とホルダ開閉バネ73
がともに8.6°回動したときに分岐位置に達するとし
たが、ホルダ開閉バネ73が8.6°よりも小さな角度
において分岐位置に達するように調整されていてもよ
い。
明したが、同様のことはホルダ開閉バネ73についても
成り立つ。すなわち、ホルダ開閉バネ73はマウントホ
ルダ25とスキャンプレート21とにその両端が係止さ
れたトグルバネとなっていることにより、マウントホル
ダ25が基準位置からちょうど8.6°回動したとき、
ホルダ開閉バネ73がマウントホルダ25に与える弾性
力はマウントホルダ25を回転させるトルクとして働か
ない。ホルダ開閉バネ73は、マウントホルダ25が基
準位置と着脱位置との中間にある分岐位置(本実施の形
態では、マウントホルダ25が基準位置から8.6°回
動した位置)のどちら側にあるかに応じて、マウントホ
ルダ25に逆方向のトルクを与える。なお、本実施の形
態では、挿入カバー開閉バネ61とホルダ開閉バネ73
がともに8.6°回動したときに分岐位置に達するとし
たが、ホルダ開閉バネ73が8.6°よりも小さな角度
において分岐位置に達するように調整されていてもよ
い。
【0051】次に、移動プレート22がオートフォーカ
ス位置からマウントセット排出位置に達したときについ
て説明する。このとき、図13に示すように、ロックア
ーム38の底部38aがベアリング39との干渉により
時計回りに最大角度回動した位置(最高位置)にまで達
し、逆に頭部38bは最低位置に達してベアリング39
の下方に位置するようになる。そのため、ベアリング3
9は頭部38bによって押圧されなくなり、第1揺動ア
ーム35はアーム付勢バネ71の弾性力によって元の位
置に戻る。また、ロックアーム38の揺動に伴って、ロ
ックプレート37もロックアーム38側に移動してい
く。そのため、図17からも明らかなように、ロックプ
レート37によるマウント10の固定は完全に解除され
ている。
ス位置からマウントセット排出位置に達したときについ
て説明する。このとき、図13に示すように、ロックア
ーム38の底部38aがベアリング39との干渉により
時計回りに最大角度回動した位置(最高位置)にまで達
し、逆に頭部38bは最低位置に達してベアリング39
の下方に位置するようになる。そのため、ベアリング3
9は頭部38bによって押圧されなくなり、第1揺動ア
ーム35はアーム付勢バネ71の弾性力によって元の位
置に戻る。また、ロックアーム38の揺動に伴って、ロ
ックプレート37もロックアーム38側に移動してい
く。そのため、図17からも明らかなように、ロックプ
レート37によるマウント10の固定は完全に解除され
ている。
【0052】図10に示すように、マウントセット排出
位置では、第2揺動アーム36に押し上げられて回動を
開始したマウントホルダ25は、シャフト26近傍での
スキャンプレート21に対する面取り形状が適宜調整さ
れていることにより基準位置から45°傾いた着脱位置
において静止し、それ以上回動することができなくな
る。そして、アーム付勢バネ71から与えられた回動エ
ネルギーがコイルバネ59の弾性力に打ち勝つことによ
って、ロック解除プレート28の一方の端部がマグネッ
ト63に吸着される。その結果、ロック解除プレート2
8は、基準位置から50°程度傾いた状態となって静止
する。そのため、着脱位置では、マウント押さえコロ3
1a、31bがマウント10から離れており、マウント
10を容易に取り出すことができるようになる。
位置では、第2揺動アーム36に押し上げられて回動を
開始したマウントホルダ25は、シャフト26近傍での
スキャンプレート21に対する面取り形状が適宜調整さ
れていることにより基準位置から45°傾いた着脱位置
において静止し、それ以上回動することができなくな
る。そして、アーム付勢バネ71から与えられた回動エ
ネルギーがコイルバネ59の弾性力に打ち勝つことによ
って、ロック解除プレート28の一方の端部がマグネッ
ト63に吸着される。その結果、ロック解除プレート2
8は、基準位置から50°程度傾いた状態となって静止
する。そのため、着脱位置では、マウント押さえコロ3
1a、31bがマウント10から離れており、マウント
10を容易に取り出すことができるようになる。
【0053】また、マウントセット排出位置では、挿入
カバー開閉バネ61は矢印83方向に挿入カバー15を
付勢しており、矢印83方向の力は挿入カバー15を開
いた位置に保持するトルクとして働く。また、ホルダ開
閉バネ73は矢印84方向にマウントホルダ25を付勢
しており、矢印84方向の力はマウントホルダ25を着
脱位置に保持するトルクとして働く。
カバー開閉バネ61は矢印83方向に挿入カバー15を
付勢しており、矢印83方向の力は挿入カバー15を開
いた位置に保持するトルクとして働く。また、ホルダ開
閉バネ73は矢印84方向にマウントホルダ25を付勢
しており、矢印84方向の力はマウントホルダ25を着
脱位置に保持するトルクとして働く。
【0054】次に、マウントセット排出位置でマウント
10を交換した後に、操作者が挿入カバー15を押さえ
つけて閉じようとすると、上述したように、分岐位置ま
で挿入カバー15を押し下げると、後は自動的に挿入カ
バー15が閉じた位置にまで移動し、マウントホルダ2
5は自動的に基準位置に達する。
10を交換した後に、操作者が挿入カバー15を押さえ
つけて閉じようとすると、上述したように、分岐位置ま
で挿入カバー15を押し下げると、後は自動的に挿入カ
バー15が閉じた位置にまで移動し、マウントホルダ2
5は自動的に基準位置に達する。
【0055】このように、本実施の形態では、挿入カバ
ー開閉バネ61を取り付けたことにより、挿入カバー1
5が開いた位置と閉じた位置との間の中途半端な静止す
ることがなく、たとえ操作者が開いた位置と閉じた位置
との間で挿入カバー15から手を離したとしても、挿入
カバー15はそのときの位置に応じて開いた位置または
閉じた位置にまで自動的に移動する。これは、マウント
ホルダ25についても同様である。
ー開閉バネ61を取り付けたことにより、挿入カバー1
5が開いた位置と閉じた位置との間の中途半端な静止す
ることがなく、たとえ操作者が開いた位置と閉じた位置
との間で挿入カバー15から手を離したとしても、挿入
カバー15はそのときの位置に応じて開いた位置または
閉じた位置にまで自動的に移動する。これは、マウント
ホルダ25についても同様である。
【0056】それから、上述したセンサ51、52から
の検出信号に基づいて、移動プレート22がマウントセ
ット排出位置から再びオートフォーカス位置へと近づ
く。このとき、図14に示すように、ベアリング39と
干渉したロックアーム38は、図14中反時計回りに揺
動する。すると、ベアリング68はロックアーム38の
頭部38bによって矢印86方向に押圧されることにな
る。しかし、ベアリング68が矢印86方向に動く場合
には図12で説明したときのように第1揺動アーム35
が障害となることがなく、この場合、第1揺動アーム3
5はベアリング68から力を受けることがなく揺動しな
い。従って、頭部38bに押されたベアリング68がコ
イルバネ67の弾性力に抗して第1揺動アーム35から
離れる方向に移動するだけであり、移動プレート22が
オートフォーカス位置からマウントセット排出位置へと
近づくときのように、マウントホルダ25が第2揺動ア
ーム36に押し上げられて着脱位置になるということが
ない。その後、上述したように、フィルムの高さ調整が
行われてからスキャニングが行われ、移動プレート22
の移動方向が反転し、移動プレート22は再び図8、図
11、図16に示したようなオートフォーカス位置に戻
る。
の検出信号に基づいて、移動プレート22がマウントセ
ット排出位置から再びオートフォーカス位置へと近づ
く。このとき、図14に示すように、ベアリング39と
干渉したロックアーム38は、図14中反時計回りに揺
動する。すると、ベアリング68はロックアーム38の
頭部38bによって矢印86方向に押圧されることにな
る。しかし、ベアリング68が矢印86方向に動く場合
には図12で説明したときのように第1揺動アーム35
が障害となることがなく、この場合、第1揺動アーム3
5はベアリング68から力を受けることがなく揺動しな
い。従って、頭部38bに押されたベアリング68がコ
イルバネ67の弾性力に抗して第1揺動アーム35から
離れる方向に移動するだけであり、移動プレート22が
オートフォーカス位置からマウントセット排出位置へと
近づくときのように、マウントホルダ25が第2揺動ア
ーム36に押し上げられて着脱位置になるということが
ない。その後、上述したように、フィルムの高さ調整が
行われてからスキャニングが行われ、移動プレート22
の移動方向が反転し、移動プレート22は再び図8、図
11、図16に示したようなオートフォーカス位置に戻
る。
【0057】以上説明したように、本実施の形態による
と、マウント10がマウントホルダ25に支持された状
態で搬送されてフィルムのスキャニングが行われるの
で、マウント10がローラ対によって挟持された状態で
搬送される場合と比較して、マウント10の位置合わせ
が正確に行われ、スキャニングによって得られた画像は
傾きのない好適な画像となる。また、可動部としての移
動プレート22がハウジング11に覆われているため
に、移動プレート22の移動中に操作者が誤ってマウン
ト10やその周辺部などに触れることがなくなるととも
に、マウントホルダ25に支持されたマウント10に保
持されたフィルムなどに塵埃が付着するのを効果的に防
止することができるようになる。従って、本実施の形態
によると、スキャニングによって得られた画像の品質を
高品質なものとすることが可能である。また、移動プレ
ート22の移動中に操作者が誤ってマウント10などに
触れることを考慮する必要がなくなるので、マウント1
0を従来よりも高速搬送することが可能となり、スキャ
ニング処理能力を向上させることが可能になる。
と、マウント10がマウントホルダ25に支持された状
態で搬送されてフィルムのスキャニングが行われるの
で、マウント10がローラ対によって挟持された状態で
搬送される場合と比較して、マウント10の位置合わせ
が正確に行われ、スキャニングによって得られた画像は
傾きのない好適な画像となる。また、可動部としての移
動プレート22がハウジング11に覆われているため
に、移動プレート22の移動中に操作者が誤ってマウン
ト10やその周辺部などに触れることがなくなるととも
に、マウントホルダ25に支持されたマウント10に保
持されたフィルムなどに塵埃が付着するのを効果的に防
止することができるようになる。従って、本実施の形態
によると、スキャニングによって得られた画像の品質を
高品質なものとすることが可能である。また、移動プレ
ート22の移動中に操作者が誤ってマウント10などに
触れることを考慮する必要がなくなるので、マウント1
0を従来よりも高速搬送することが可能となり、スキャ
ニング処理能力を向上させることが可能になる。
【0058】さらに、ハウジング11には開閉可能な挿
入カバー15が設けられており、挿入カバー15は移動
プレート22がマウントセット排出位置にあるときにマ
ウントホルダ25と対向する領域に設けられているの
で、挿入カバー15が開いた状態においてマウント10
をマウントホルダ25に対して容易に着脱することが可
能である。
入カバー15が設けられており、挿入カバー15は移動
プレート22がマウントセット排出位置にあるときにマ
ウントホルダ25と対向する領域に設けられているの
で、挿入カバー15が開いた状態においてマウント10
をマウントホルダ25に対して容易に着脱することが可
能である。
【0059】また、移動プレート22がオートフォーカ
ス位置からマウントセット排出位置に近づく方向に移動
しているときに移動プレート22の動きに連動して挿入
カバー15が開いた状態になるので、操作者が挿入カバ
ー15を開く動作を行う必要がなくなってマウント10
の取り替え作業を円滑に行うことが可能になる。
ス位置からマウントセット排出位置に近づく方向に移動
しているときに移動プレート22の動きに連動して挿入
カバー15が開いた状態になるので、操作者が挿入カバ
ー15を開く動作を行う必要がなくなってマウント10
の取り替え作業を円滑に行うことが可能になる。
【0060】また、挿入カバー15が開いた状態におい
て、マウントホルダ25のマウント挿入口が挿入カバー
15の開口部17と対向するようにマウントホルダ25
が傾けられて、開口部17を介してマウントホルダ25
へマウント10を着脱することができるので、マウント
10の着脱を容易に行うことができるようになる。ま
た、挿入カバー15はこれが閉じた状態では折り曲げら
れておらず実質的に平板状となっているので、外形の凹
凸が少なく取り扱いが容易である。
て、マウントホルダ25のマウント挿入口が挿入カバー
15の開口部17と対向するようにマウントホルダ25
が傾けられて、開口部17を介してマウントホルダ25
へマウント10を着脱することができるので、マウント
10の着脱を容易に行うことができるようになる。ま
た、挿入カバー15はこれが閉じた状態では折り曲げら
れておらず実質的に平板状となっているので、外形の凹
凸が少なく取り扱いが容易である。
【0061】さらに、挿入カバー15が開いた状態から
閉じた状態になったことがセンサ51で検出されること
を条件にフィルムのスキャニングが開始されるので、操
作者が別途スイッチを押下するなどの操作を行わなくと
もスキャニングを自動的に開始することができ、スキャ
ニング作業をより円滑に行うことが可能になる。また、
挿入カバー15が開いた状態で移動プレート22が移動
するのを防止することができるので、操作者が移動中に
誤ってマウント10に触れることによる画像劣化をより
確実に防止することが可能になる。
閉じた状態になったことがセンサ51で検出されること
を条件にフィルムのスキャニングが開始されるので、操
作者が別途スイッチを押下するなどの操作を行わなくと
もスキャニングを自動的に開始することができ、スキャ
ニング作業をより円滑に行うことが可能になる。また、
挿入カバー15が開いた状態で移動プレート22が移動
するのを防止することができるので、操作者が移動中に
誤ってマウント10に触れることによる画像劣化をより
確実に防止することが可能になる。
【0062】また、本実施の形態によると、ハウジング
11に対して回動可能に支持された挿入カバー15が分
岐位置よりも開いた位置側にあるときと閉じた位置側に
あるときとで挿入カバー15に付与される弾性力の方向
が逆になるので、閉じた位置にあった挿入カバー15が
分岐位置を越えて開いた位置に近づくと自動的に開いた
位置にまで達して外部から力を加えなくともその位置が
保持され、開いた位置にあった挿入カバー15が分岐位
置を越えて閉じた位置に近づくと自動的に閉じた位置に
まで達して外部から力を加えなくともその位置が保持さ
れる。そのため、外部から力が加えられていないときに
は、挿入カバー15は閉じた位置或いは開いた位置で安
定に保持されることになり、操作者の挿入カバー15に
対する手動操作は最小限でよいことになる。また、挿入
カバー15は挿入カバー開閉バネ61から弾性力を付与
されるために迅速に開いた位置或いは閉じた位置に達す
る。従って、操作者は速やかにマウント10の着脱など
の別の作業に集中することができるようになってその作
業効率を向上させることができる。
11に対して回動可能に支持された挿入カバー15が分
岐位置よりも開いた位置側にあるときと閉じた位置側に
あるときとで挿入カバー15に付与される弾性力の方向
が逆になるので、閉じた位置にあった挿入カバー15が
分岐位置を越えて開いた位置に近づくと自動的に開いた
位置にまで達して外部から力を加えなくともその位置が
保持され、開いた位置にあった挿入カバー15が分岐位
置を越えて閉じた位置に近づくと自動的に閉じた位置に
まで達して外部から力を加えなくともその位置が保持さ
れる。そのため、外部から力が加えられていないときに
は、挿入カバー15は閉じた位置或いは開いた位置で安
定に保持されることになり、操作者の挿入カバー15に
対する手動操作は最小限でよいことになる。また、挿入
カバー15は挿入カバー開閉バネ61から弾性力を付与
されるために迅速に開いた位置或いは閉じた位置に達す
る。従って、操作者は速やかにマウント10の着脱など
の別の作業に集中することができるようになってその作
業効率を向上させることができる。
【0063】また、本実施の形態では、挿入カバー開閉
バネ61として、挿入カバー15およびハウジング11
にそれぞれ両端が固定されたトグルバネを用いているの
で、簡易な構造で分岐位置を境にして挿入カバー15に
付与される弾性力の方向を逆にすることが可能となって
いる。
バネ61として、挿入カバー15およびハウジング11
にそれぞれ両端が固定されたトグルバネを用いているの
で、簡易な構造で分岐位置を境にして挿入カバー15に
付与される弾性力の方向を逆にすることが可能となって
いる。
【0064】また、本実施の形態によると、移動プレー
ト22がマウントセット排出位置からオートフォーカス
位置の方向に移動すると、ロックプレート37がスキャ
ンプレート21のマウント当接部21cに近づく。その
ため、短時間の簡単な作業によりマウント10をマウン
トホルダ25に支持させておくことにより、移動プレー
ト22の駆動源以外に別途駆動源を必要とすることなく
移動プレート22の動きに伴って、ロックプレート37
およびスキャンプレート21のマウント当接部21cに
よってマウント10を両側から押さえつけることがで
き、これによってマウント10平面内において確実且つ
正確にマウントを位置決めすることが可能である。ま
た、移動プレート22がオートフォーカス位置からマウ
ントセット排出位置の方向に移動すると、ロックプレー
ト37がスキャンプレート21のマウント当接部21c
から離れるように移動するので、マウント10を容易に
マウントホルダ25から排出することができる。
ト22がマウントセット排出位置からオートフォーカス
位置の方向に移動すると、ロックプレート37がスキャ
ンプレート21のマウント当接部21cに近づく。その
ため、短時間の簡単な作業によりマウント10をマウン
トホルダ25に支持させておくことにより、移動プレー
ト22の駆動源以外に別途駆動源を必要とすることなく
移動プレート22の動きに伴って、ロックプレート37
およびスキャンプレート21のマウント当接部21cに
よってマウント10を両側から押さえつけることがで
き、これによってマウント10平面内において確実且つ
正確にマウントを位置決めすることが可能である。ま
た、移動プレート22がオートフォーカス位置からマウ
ントセット排出位置の方向に移動すると、ロックプレー
ト37がスキャンプレート21のマウント当接部21c
から離れるように移動するので、マウント10を容易に
マウントホルダ25から排出することができる。
【0065】また、移動プレート22の移動方向を副走
査方向としこれと実質的に直交した方向を主走査方向と
したスキャニングが行われるので、主走査方向について
正確な位置決めが行われることになる。
査方向としこれと実質的に直交した方向を主走査方向と
したスキャニングが行われるので、主走査方向について
正確な位置決めが行われることになる。
【0066】さらに、ロックプレート37だけを移動さ
せスキャンプレート21のマウント当接部21cを移動
プレート22に固定しておくことにより、これらの両方
を移動させる場合に比べて機械的なガタが少なくなり、
より正確な位置決めが可能となる。
せスキャンプレート21のマウント当接部21cを移動
プレート22に固定しておくことにより、これらの両方
を移動させる場合に比べて機械的なガタが少なくなり、
より正確な位置決めが可能となる。
【0067】また、本実施の形態によると、スキャンプ
レート21に対して回動可能に支持されたマウントホル
ダ25が基準位置にあるときはマウント押さえコロ31
a、31bがマウント10をマウントホルダ25の底壁
25aに向けて押圧し、マウントホルダ25が着脱位置
にあるときはマウント押さえコロ31a、31bがマウ
ント10をマウントホルダ25の底壁25aに向けて押
圧しないので、フィルムのスキャニングが行われるとき
にはマウント10がマウントホルダ25上に隙間なく配
置されてマウント厚み方向に関してマウント10が正確
に位置決めされる。また、着脱位置にあったマウントホ
ルダ25を押さえつけて基準位置としたときに、既にマ
ウント10がマウント押さえコロ31a、31bによっ
て押圧されているので、マウントホルダ25が押さえつ
けられたときの勢いでマウントホルダ25が基準位置と
なったときにマウント10の位置がずれたり、マウント
10が外に飛び出したりすることを確実に防止すること
が可能になる。また、スキャニングが行われるとき以外
はマウント押さえコロ31a、31bがマウント10を
マウントホルダ25に向けて押圧しないので、マウント
10の着脱を容易に行うことが可能になる。
レート21に対して回動可能に支持されたマウントホル
ダ25が基準位置にあるときはマウント押さえコロ31
a、31bがマウント10をマウントホルダ25の底壁
25aに向けて押圧し、マウントホルダ25が着脱位置
にあるときはマウント押さえコロ31a、31bがマウ
ント10をマウントホルダ25の底壁25aに向けて押
圧しないので、フィルムのスキャニングが行われるとき
にはマウント10がマウントホルダ25上に隙間なく配
置されてマウント厚み方向に関してマウント10が正確
に位置決めされる。また、着脱位置にあったマウントホ
ルダ25を押さえつけて基準位置としたときに、既にマ
ウント10がマウント押さえコロ31a、31bによっ
て押圧されているので、マウントホルダ25が押さえつ
けられたときの勢いでマウントホルダ25が基準位置と
なったときにマウント10の位置がずれたり、マウント
10が外に飛び出したりすることを確実に防止すること
が可能になる。また、スキャニングが行われるとき以外
はマウント押さえコロ31a、31bがマウント10を
マウントホルダ25に向けて押圧しないので、マウント
10の着脱を容易に行うことが可能になる。
【0068】また、フィルムのスキャニングが行われる
ときにはロックプレート37がマウント10をマウント
ホルダ25の底壁25aに向けて押圧するので、フィル
ムのスキャニングが行われるときにはマウント押さえコ
ロ31a、31bおよびロックプレート37の両方によ
ってマウント10がマウントホルダ25に向けて押圧さ
れることになり、マウント厚み方向に関してマウント1
0がより正確に位置決めされる。
ときにはロックプレート37がマウント10をマウント
ホルダ25の底壁25aに向けて押圧するので、フィル
ムのスキャニングが行われるときにはマウント押さえコ
ロ31a、31bおよびロックプレート37の両方によ
ってマウント10がマウントホルダ25に向けて押圧さ
れることになり、マウント厚み方向に関してマウント1
0がより正確に位置決めされる。
【0069】さらに、スキャンプレート21はこれに対
して回動可能に支持されたマウントホルダ25よりもマ
ウント厚み方向の位置精度が高いために、本実施の形態
のようにスキャニング時にマウント10がスキャンプレ
ート21に支持されることにより、マウント厚み方向に
関してマウント10がより正確に位置決めされる。
して回動可能に支持されたマウントホルダ25よりもマ
ウント厚み方向の位置精度が高いために、本実施の形態
のようにスキャニング時にマウント10がスキャンプレ
ート21に支持されることにより、マウント厚み方向に
関してマウント10がより正確に位置決めされる。
【0070】また、本実施の形態によると、マウント1
0の着脱時にはマウントホルダ25が着脱位置にあって
マウント10の支持面である底壁25aが水平面に対し
て45°傾いた状態となっている。そのため、マウント
10をマウントホルダ25から取り出したり、マウント
10をマウントホルダ25に装着する動作を簡単且つ迅
速に行うことが可能になる。
0の着脱時にはマウントホルダ25が着脱位置にあって
マウント10の支持面である底壁25aが水平面に対し
て45°傾いた状態となっている。そのため、マウント
10をマウントホルダ25から取り出したり、マウント
10をマウントホルダ25に装着する動作を簡単且つ迅
速に行うことが可能になる。
【0071】そして、マウントホルダ25が分岐位置よ
りも基準位置側にあるときと着脱位置側にあるときとで
マウントホルダ25に付与される弾性力の方向が逆にな
るので、基準位置にあったマウントホルダ25が分岐位
置を越えて着脱位置に近づくと自動的に着脱位置にまで
達して外部から力を加えなくともその位置が保持され、
着脱位置にあったマウントホルダ25が分岐位置を越え
て基準位置に近づくと自動的に基準位置にまで達して外
部から力を加えなくともその位置が保持される。そのた
め、外部から力が加えられていないときには、マウント
ホルダ25は基準位置或いは着脱位置で安定に保持され
ることになり、操作者のマウントホルダ25に対する手
動操作は最小限でよいことになる。また、マウントホル
ダ25はホルダ開閉バネ73から弾性力を付与されるた
めに迅速に着脱位置或いは基準位置に達する。従って、
操作者は速やかにマウント10の着脱などの別の作業に
集中することができるようになってその作業効率を向上
させることができる。
りも基準位置側にあるときと着脱位置側にあるときとで
マウントホルダ25に付与される弾性力の方向が逆にな
るので、基準位置にあったマウントホルダ25が分岐位
置を越えて着脱位置に近づくと自動的に着脱位置にまで
達して外部から力を加えなくともその位置が保持され、
着脱位置にあったマウントホルダ25が分岐位置を越え
て基準位置に近づくと自動的に基準位置にまで達して外
部から力を加えなくともその位置が保持される。そのた
め、外部から力が加えられていないときには、マウント
ホルダ25は基準位置或いは着脱位置で安定に保持され
ることになり、操作者のマウントホルダ25に対する手
動操作は最小限でよいことになる。また、マウントホル
ダ25はホルダ開閉バネ73から弾性力を付与されるた
めに迅速に着脱位置或いは基準位置に達する。従って、
操作者は速やかにマウント10の着脱などの別の作業に
集中することができるようになってその作業効率を向上
させることができる。
【0072】また、マウント10を支持したマウントホ
ルダ25が着脱位置から基準位置になると移動プレート
22が移動してフィルムのスキャニングが行われるの
で、操作者は別途移動プレート22を動かすためにスイ
ッチを押すなどの操作を行う必要がなくなる。
ルダ25が着脱位置から基準位置になると移動プレート
22が移動してフィルムのスキャニングが行われるの
で、操作者は別途移動プレート22を動かすためにスイ
ッチを押すなどの操作を行う必要がなくなる。
【0073】さらに、フィルムのスキャニングが終了す
ると移動プレート22の動きに連動してマウントホルダ
25が着脱位置となるので、マウント10の交換作業を
迅速に行うことが可能になる。
ると移動プレート22の動きに連動してマウントホルダ
25が着脱位置となるので、マウント10の交換作業を
迅速に行うことが可能になる。
【0074】以上、本発明の好適な一実施の形態につい
て説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様
々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施
の形態は、以下のように変更することが可能である。ま
ず、挿入カバー15は1枚、2枚或いは4枚以上の平板
部材から構成されていてもよい。また、マウントホルダ
25を基準位置から着脱位置に変更するための機構は、
上述したような第1および第2の揺動アーム35、36
を用いたものに限らず、移動プレートの動きに連動した
ものであればその他の機構を用いたものであってもよ
い。また、マウントホルダ25はハウジング11に対し
て回動するのではなく、スライドすることによって閉じ
た位置と開いた位置とを選択的に取り得るようになって
いてもよい。また、ハウジング11やマウントホルダ2
5などの個々の部材の形状や材質は特に限定されるもの
ではなく、用途に合わせて様々に変更することが可能で
ある。
て説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるも
のではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様
々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施
の形態は、以下のように変更することが可能である。ま
ず、挿入カバー15は1枚、2枚或いは4枚以上の平板
部材から構成されていてもよい。また、マウントホルダ
25を基準位置から着脱位置に変更するための機構は、
上述したような第1および第2の揺動アーム35、36
を用いたものに限らず、移動プレートの動きに連動した
ものであればその他の機構を用いたものであってもよ
い。また、マウントホルダ25はハウジング11に対し
て回動するのではなく、スライドすることによって閉じ
た位置と開いた位置とを選択的に取り得るようになって
いてもよい。また、ハウジング11やマウントホルダ2
5などの個々の部材の形状や材質は特に限定されるもの
ではなく、用途に合わせて様々に変更することが可能で
ある。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1による
と、第1および第2の対向部の少なくともいずれか一方
は、可動部がマウントを着脱するための所定位置から離
れる方向に移動すると他方に近づく。そのため、短時間
の簡単な作業によりマウントを可動部に支持させておく
ことにより、可動部の駆動源以外に別途駆動源を必要と
することなく可動部の動きに伴って、第1および第2の
対向部によってマウントを両側から押さえつけることが
でき、これによってマウント平面内において確実且つ正
確にマウントを位置決めすることが可能である。また、
可動部が前記所定位置に近づく方向に移動すると、第1
および第2の対向部の少なくともいずれか一方が他方か
ら離れるように移動するので、マウントの可動部からの
排出も容易に行うことができる。
と、第1および第2の対向部の少なくともいずれか一方
は、可動部がマウントを着脱するための所定位置から離
れる方向に移動すると他方に近づく。そのため、短時間
の簡単な作業によりマウントを可動部に支持させておく
ことにより、可動部の駆動源以外に別途駆動源を必要と
することなく可動部の動きに伴って、第1および第2の
対向部によってマウントを両側から押さえつけることが
でき、これによってマウント平面内において確実且つ正
確にマウントを位置決めすることが可能である。また、
可動部が前記所定位置に近づく方向に移動すると、第1
および第2の対向部の少なくともいずれか一方が他方か
ら離れるように移動するので、マウントの可動部からの
排出も容易に行うことができる。
【0076】また、請求項2によると、可動部の移動方
向を副走査方向としこれと実質的に直交した方向を主走
査方向としたスキャニングが行われる場合に、主走査方
向について正確な位置決めが行われることになる。請求
項3によると、第1および第2の対向部の一方だけを移
動させ他方を可動部に固定しておくことにより、対向部
の一方を移動させることに伴う機械的なガタが少なくな
り、より正確な位置決めが可能となる。
向を副走査方向としこれと実質的に直交した方向を主走
査方向としたスキャニングが行われる場合に、主走査方
向について正確な位置決めが行われることになる。請求
項3によると、第1および第2の対向部の一方だけを移
動させ他方を可動部に固定しておくことにより、対向部
の一方を移動させることに伴う機械的なガタが少なくな
り、より正確な位置決めが可能となる。
【図1】本発明の一実施の形態に係るマウントキャリア
ユニットが用いられる写真処理装置のフィルムスキャナ
部分の模式図である。
ユニットが用いられる写真処理装置のフィルムスキャナ
部分の模式図である。
【図2】図1に示したマウントキャリアユニットの斜視
図であり、挿入カバーが閉じた状態を示している。
図であり、挿入カバーが閉じた状態を示している。
【図3】図1に示したマウントキャリアユニットの斜視
図であり、挿入カバーが開いた状態を示している。
図であり、挿入カバーが開いた状態を示している。
【図4】図2および図3に示したマウントキャリアユニ
ットの内部構造を示す透視平面図である。
ットの内部構造を示す透視平面図である。
【図5】マウントキャリアユニットの内部を描いた要部
斜視図であって、マウントホルダが基準位置にあるとき
の様子を示している。
斜視図であって、マウントホルダが基準位置にあるとき
の様子を示している。
【図6】マウントキャリアユニットの内部を描いた要部
斜視図であって、マウントホルダが着脱位置にあるとき
の様子を示している。
斜視図であって、マウントホルダが着脱位置にあるとき
の様子を示している。
【図7】フィルムスキャナのマウントキャリアユニット
関連部分についてのブロック図である。
関連部分についてのブロック図である。
【図8】移動プレートがオートフォーカス位置にあると
きのマウントキャリアユニットの部分断面図である。
きのマウントキャリアユニットの部分断面図である。
【図9】移動プレートがオートフォーカス位置からマウ
ントセット排出位置に近づいているときのマウントキャ
リアユニットの部分断面図である。
ントセット排出位置に近づいているときのマウントキャ
リアユニットの部分断面図である。
【図10】移動プレートがマウントセット排出位置にあ
り且つマウントホルダが着脱位置にあるときのマウント
キャリアユニットの部分断面図である。
り且つマウントホルダが着脱位置にあるときのマウント
キャリアユニットの部分断面図である。
【図11】図8においてロックアーム周辺を拡大して示
した図である。
した図である。
【図12】図9においてロックアーム周辺を拡大して示
した図である。
した図である。
【図13】図10においてロックアーム周辺を拡大して
示した図である。
示した図である。
【図14】移動プレートがマウントセット排出位置から
オートフォーカス位置に近づいているときのロックアー
ム周辺を拡大して示した断面図である。
オートフォーカス位置に近づいているときのロックアー
ム周辺を拡大して示した断面図である。
【図15】図4のA−A線およびB−B線に沿った移動
プレートの断面図である。
プレートの断面図である。
【図16】移動プレートがオートフォーカス位置にある
ときのスキャンプレートの様子を示した図である。
ときのスキャンプレートの様子を示した図である。
【図17】移動プレートがマウントセット排出位置にあ
るときのスキャンプレートの様子を示した図である。
るときのスキャンプレートの様子を示した図である。
1 フィルムスキャナ 2 マウントキャリアユニット 10 マウント 11 ハウジング 12 第1カバー部(平板部材) 13 第2カバー部(平板部材) 14 第3カバー部(平板部材) 15 挿入カバー(遮蔽部) 16 凹部 17 開口部 19、32 スリット 21 スキャンプレート(21a、21b マウント支
持部:21c マウント当接部(第2の対向部)) 22 移動プレート(可動部;マウント支持部材) 25 マウントホルダ(25a 底壁:25b、25c
側壁) 26 シャフト 28 ロック解除プレート(28a、28b ガイドア
ーム) 31a、31b マウント押さえコロ 35 第1揺動アーム 36 第2揺動アーム 37 ロックプレート(第1の対向部) 38 ロックアーム 39 ベアリング 51、52 センサ 61 挿入カバー開閉バネ(弾性部材) 71 アーム付勢バネ 73 ホルダ開閉バネ(弾性部材)
持部:21c マウント当接部(第2の対向部)) 22 移動プレート(可動部;マウント支持部材) 25 マウントホルダ(25a 底壁:25b、25c
側壁) 26 シャフト 28 ロック解除プレート(28a、28b ガイドア
ーム) 31a、31b マウント押さえコロ 35 第1揺動アーム 36 第2揺動アーム 37 ロックプレート(第1の対向部) 38 ロックアーム 39 ベアリング 51、52 センサ 61 挿入カバー開閉バネ(弾性部材) 71 アーム付勢バネ 73 ホルダ開閉バネ(弾性部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 画像が記録されたフィルムを保持したマ
ウントを着脱可能に支持することができるとともに、フ
ィルムのスキャニングを行うために移動可能である可動
部を具備しており、 前記可動部は、互いに対向した第1および第2の対向部
を有しており、 前記第1および第2の対向部の少なくともいずれか一方
は、前記可動部がマウントを着脱するための所定位置か
ら離れる方向に移動すると他方に近づくように移動し、
前記可動部が前記所定位置に近づく方向に移動すると他
方から離れるように移動するように構成されていること
を特徴とするマウント位置決め機構。 - 【請求項2】 前記第1および第2の対向部の少なくと
もいずれか一方の移動方向が、前記可動部の移動方向と
実質的に直交した方向であることを特徴とする請求項1
に記載のマウント位置決め機構。 - 【請求項3】 前記第1および第2の対向部の一方が前
記可動部に固定されていることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のマウント位置決め機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000205169A JP2002023290A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | マウント位置決め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000205169A JP2002023290A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | マウント位置決め機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002023290A true JP2002023290A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18702304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000205169A Withdrawn JP2002023290A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | マウント位置決め機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002023290A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107855763A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-03-30 | 苏州弘瀚自动化科技有限公司 | 一种移动式锁螺丝工装 |
-
2000
- 2000-07-06 JP JP2000205169A patent/JP2002023290A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107855763A (zh) * | 2017-11-29 | 2018-03-30 | 苏州弘瀚自动化科技有限公司 | 一种移动式锁螺丝工装 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071002 |