JP2001122037A - 傘立てホルダ装置用アタッチメント - Google Patents

傘立てホルダ装置用アタッチメント

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JP2001122037A
JP2001122037A JP30185899A JP30185899A JP2001122037A JP 2001122037 A JP2001122037 A JP 2001122037A JP 30185899 A JP30185899 A JP 30185899A JP 30185899 A JP30185899 A JP 30185899A JP 2001122037 A JP2001122037 A JP 2001122037A
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umbrella
door trim
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JP30185899A
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English (en)
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Osamu Furukawa
理 古川
Hiroshi Igarashi
洋 五十嵐
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Nissan Motorsports and Customizing Co Ltd
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Autech Japan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子などに取り付けて傘を保持できる既存
のホルダ装置を利用できる安価な手段により車両の乗降
時に体が雨に濡れることを防止できるようにすること。 【解決手段】 車両のドア2の内面を覆って設けられた
ドアトリム2aに着脱可能に構成され、かつ、傘Aを立
てた状態で保持可能に構成された傘立てホルダ装置20
を着脱可能に構成傘立てホルダ装置用アタッチメント1
0を提供した。したがって、乗降の際には、このアタッ
チメント10をドアトリム2aに取り付け、このアタッ
チメント10に傘立てホルダ装置20を取り付け、傘立
てホルダ装置20により傘を保持させれば、乗降口に傘
がさしかけられた状態を維持できるものであり、よっ
て、安価な手段により乗降時に雨に濡れるのを防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の乗降時に乗
降者が雨に濡れるのを防ぐ技術に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、雨が降っている
ときに車両を乗降する際には、体が雨に濡れないように
するのに苦慮している。特に、車椅子を使用している人
は、乗降に時間を要するため、大きな問題となる。
【0003】ここで、車椅子など傘を持つことが難しい
人が使用する雨具として、傘を立てた状態で保持できる
傘立てホルダ装置(以下、単にホルダ装置という)が知
られている。このホルダ装置は、車椅子のフレームや松
葉杖などに着脱可能に構成されているとともに、このホ
ルダ装置に対して傘の柄の部分を着脱可能に構成されて
いる。この従来のホルダ装置は、車椅子などに取り付け
て使用するものであるが、車椅子にこのホルダ装置と傘
とを付けたままで乗車することが困難であり、車両への
乗降の際には、これらを取り外す必要がある。したがっ
て、この従来技術にあっても、車両の乗降の際に雨に濡
れるのを防止することができなかった。
【0004】また、車両のルーフの一部が乗降時に外方
に張り出すようにすれば、乗降者が雨に濡れる問題は解
決することができるが、この場合、装置が大がかりにな
って高価になるという問題があった。
【0005】そこで、本願出願人は上述の問題を解決す
るため、車両の乗降口の近傍で傘を保持することができ
る特願平11−170663号の明細書および図面に記
載された傘立てホルダ装置用アタッチメントおよび傘立
てホルダ装置を提案した(これを、以下、先願と称す
る)。
【0006】この先願の技術は、傘をさした状態で保持
可能な傘立てホルダ装置を、車両乗降口に設けられてい
るアシストグリップに取り付けたアタッチメントに取り
付け可能とした技術であって、アタッチメントは、アシ
ストグリップに簡単に係合可能に構成されており、乗車
時には、ドアを開いたら、車椅子に取り付けていた傘立
てホルダ装置を車椅子から取り外してアシストグリップ
に取り付けたアタッチメントに取り付け替え、乗降口に
傘をさしかけた状態に保持しておいて、乗降できるよう
にしたものである。したがって、既に傘立てホルダ装置
を有している人は、アタッチメントを追加するだけで、
乗降時の雨濡れを防止でき、経済性に優れるものであ
る。
【0007】上述のように先願の発明は、優れたもので
あるが、以下に述べるような解決すべき課題を有してい
た。すなわち、先願の発明では、傘立てホルダ装置を固
定するアタッチメントをアシストグリップに取り付ける
ように構成しているため、アシストグリップの設定がな
い車両に適用することができないもので、このため、最
も一般的なセダンタイプの車両に適用するのが難しい。
また、上記先願の技術にあっては、傘立てホルダ装置
を、アシストグリップに取り付けたアタッチメントと、
車椅子などに付け替える構成であるため、その都度、ホ
ルダ装置の取り替えが必要で、作業に手間がかかるもの
で、このような手間を省いて、使い勝手を改善すること
が望まれていた。
【0008】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
成されたもので、車椅子などに取り付けて傘を保持でき
る既存のホルダ装置を利用できる安価な手段により車両
の乗降時に体が雨に濡れることを防止できるようにする
こと、ならびに、これを特に一般的なセダンタイプなど
のアシストグリップを有しない車両でも達成できるよう
にすることを主たる目的とし、加えて、車両と車椅子な
ど他の部材との間におけるホルダ装置の付替作業の改善
を図ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、車両のドアの内面を覆って設けられ
たドアトリムに着脱可能に構成され、かつ、傘を立てた
状態で保持可能に構成された傘立てホルダ装置を着脱可
能に構成された傘立てホルダ装置用アタッチメントを提
供することとした。
【0010】なお、請求項2に記載のように、請求項1
に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメントを、前記ド
アトリムにおいて窓開口部の下縁近傍に沿って所定の間
隔を空けて形成された2条の角部に対してその外側から
係止可能に形成された一対のフランジ部ならびにこれら
フランジ部を連結した本体を備えたベースブラケット
と、前記本体に設けられて前記傘立てホルダ装置を取付
可能に構成されたホルダ取付部と、から構成してもよ
い。
【0011】また、請求項3に記載のように、請求項2
に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメントにおいて、
前記ドアトリムにおける2条の角部の間隔を、延在方向
を向いて一方から他方に広がるよう形成し、前記フラン
ジ部を、前記ドアトリムの角部の広がり角と同一の広が
り角で、一端から他端に向けてフランジ部の間隔が広が
る形状に形成されているとともに、フランジ部の最大間
隔が前記角部の最大間隔よりも狭く形成してもよい。
【0012】また、請求項4に記載のように、請求項2
または3に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメントに
おいて、前記ベースブラケットを、断面略C字形状を成
すようフランジ部と本体とを一体に形成するとともに、
前記フランジ部を角部に対して係止させたときに、本体
が、ドアトリムの角部の間に位置する一般部に当接する
形状に形成してもよい。
【0013】また、請求項5に記載のように、請求項2
ないし4に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメントに
おいて、前記ベースブラケットの表面に樹脂コーティン
グを施してもよい。
【0014】また、請求項6に記載のように、請求項2
ないし5に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメントに
おいて、前記ベースブラケットが着脱可能に形成された
装着用ブラケットをドアトリム以外の部材に固定可能に
形成してもよい。
【0015】また、請求項7に記載のように、請求項2
ないし6に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメントに
おいて、前記挿着用ブラケットを固定可能なドアトリム
以外の部材が車椅子のパイプであることとしてもよい。
【0016】また、請求項8において、請求項2ないし
7に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメントにおい
て、前記装着用ブラケットは、前記ベースブラケットの
フランジ部の間に挿入可能な支持片と、この支持片の側
面に形成されて前記ブラケット部と略平行なテーパ面
と、前記支持片の基端側に形成されて、前記テーパ面に
沿って移動してきたフランジ部の移動方向を変化させ、
ベースブラケットを相対的に回動させる捻れ誘発面と、
前記支持片の先端部に片持ち状態に形成されて前記捻れ
誘発面によりベースブラケットの回動が生じたときに弾
性変形する弾性片と、を備えている構成としてもよい。
【0017】
【発明の作用および効果】本発明では、乗降口を開いた
状態で、傘立てホルダ装置用アタッチメント(以下、単
にアタッチメントという)をドアトリムに取り付け、こ
のアタッチメントにホルダ装置を取り付け、このホルダ
装置に傘を立てて保持させれば、乗降口が傘に覆われ
て、乗降の際に乗降者が濡れるのを防止できる。特に、
車椅子利用者など、既にホルダ装置を有している人は、
本発明のアタッチメントのみを追加すれば、乗降時の雨
濡れを防止できるものであり、また、車椅子利用者な
ど、乗降に時間を要する人にとって、より有効である。
なお、予め、本発明のアタッチメントに対してホルダ装
置を取り付け、このホルダ装置により傘を保持した状態
としておけば、乗降時の作業としては、前記アタッチメ
ントをドアトリムに取り付けるだけの作業となり、非常
に簡単である。
【0018】以上のように、本発明では、アシストグリ
ップのない一般的な車両でも、ドアトリムにより傘,ホ
ルダ装置,アタッチメントを保持して、傘を乗降口に差
し掛けることができるものであり、安価な手段を用いて
一般的な車両において乗降の際に乗降者が雨に濡れるの
を防止できるという効果が得られる。
【0019】請求項2に記載の発明では、アタッチメン
トをドアトリムに取り付ける際に、ベースブラケットの
一対のフランジ部をドアトリムの角部にそれぞれ外側か
ら係止させ、一対のフランジ部の間に角部を挟むように
してドアトリムに固定する。このように、係止させる作
業だけで固定できるために、作業性に優れるという効果
が得られる。
【0020】請求項3ならびに4に記載の発明では、ベ
ースブラケットをドアトリムの角部に係止させる場合、
まず、ベースブラケットのフランジ部の間隔が広がって
いる方向と、ドアトリムの角部の間隔が広がっている方
向とを一致させた上で、角部の間隔が狭まっているとこ
ろにおいてフランジ部の間に角部を配置させるようベー
スブラケットをドアトリムに配置し、その位置から、ベ
ースブラケットを角部の間隔が広がっている方向に移動
させる。この移動により、フランジ部と角部の間隔が狭
まり、両者がぴったりと嵌合した時点で、ベースブラケ
ットがドアトリムに固定される。この固定時において、
特に、請求項4に記載の発明では、ベースブラケットの
本体がドアトリムの一般部に当接しており、よりいっそ
う強固な固定状態が得られる。
【0021】したがって、この請求項3ならびに4に記
載の発明にあっても、アタッチメントの取付作業として
は、ベースブラケットを所定位置に配置させた後、スラ
イドさせるだけであり、取付作業性に優れるという効果
が得られる。
【0022】請求項5に記載の発明にあっては、ベース
ブラケットの表面に樹脂コーティングを施しているた
め、ドアトリムを傷付けにくいものであり、特に、請求
項3ないし4に記載の発明において、アタッチメント取
付時にベースブラケットをドアトリムに沿って移動させ
たときに、この移動をスムーズに行うことができるとと
もに、傷付きを防止することができるという効果が得ら
れる。
【0023】請求項6に記載の発明にあっては、アタッ
チメントをドアトリム以外の部材に取り付けることがで
きるものであり、すなわち、ドアトリム以外の部材に装
着用ブラケットを固定しておき、この装着用ブラケット
にアタッチメントのベースブラケットを着脱する。した
がって、本発明では、アタッチメントごと、装着用ブラ
ケットとドアトリムとに付け替えて、傘を保持する対象
を簡単に取り替えることができる。
【0024】よって、本発明では、傘,ホルダ装置,ア
タッチメントを、ドアトリムやその他の部材に簡単に付
け替えることができ、作業性の改善を図って使い勝手に
優れるという効果が得られる。
【0025】また、請求項7に記載の発明では、装着用
ブラケットを車椅子のパイプに取り付けているため、
傘,ホルダ装置,アタッチメントを車両と車椅子とで、
簡単に付け替えることができ、作業性の改善を図って使
い勝手に優れるという効果が得られる。
【0026】請求項8に記載の発明では、車椅子などド
アトリム以外の部材に固定した装着用ブラケットにアタ
ッチメントを取り付ける手順を説明すると、アタッチメ
ントのベースブラケットを、そのフランジ部の間に装着
用ブラケットの支持片を挟むようにして、フランジ部を
テーパ面に沿って移動させるように両者を相対移動させ
る。この移動を続けると、フランジ部は、テーパ面から
捻れ誘発面に達して、当接面の角度が変化することによ
り、ベースブラケットに水平方向の回動が発生し、この
回動によりフランジ部が弾性片を押して、弾性片を弾性
変形させる。このように、捻れ誘発面による回動と弾性
片が弾性変形することでこの回動を戻す方向に発生する
弾発力によりベースブラケットが装着用ブラケットに対
して固定される。
【0027】以上のように、請求項8に記載の発明にあ
っては、簡単な構造の装着用ブラケットにより、アタッ
チメントを確実に固定することができるものであり、低
コストである上に、使い勝手に優れているという効果が
得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。実施の形態は、全請求項に記載
の発明に対応した傘立てホルダ装置用アタッチメントで
あって、まず、その構成について説明する。図1は実施
の形態を適用した車両の要部を示している。この車両
は、ごく一般なセダンタイプのもので、車両側面に乗降
口1ならびにこの乗降口1を開閉するドア2が設けられ
ている。このドア2は、前端部が図外のヒンジにより回
動可能に支持された一般的なものである。また、このド
ア2の室内側は、ドアトリム2aが設けられ、このドア
トリム2aは、その上端部、すなわち、ドア2の窓用開
口部2bの下端縁部に沿って延在する部分に縁取り部2
cが形成されている。この縁取り部2cは、図2に示す
ように、断面略L字状に形成されていいるとともに、そ
の端縁部には、角状に角部2d,2dが形成されてい
る。なお、前記角部2dの間隔は、図3に示すように、
車両前方ほど間隔が広がる形状に形成されている。
【0029】本実施の形態の傘立てホルダ装置用アタッ
チメント(以下、アタッチメントという)10および、
傘立てホルダ装置(以下、ホルダ装置という)20は、
前記ドアトリム2aの縁取り部2cに取り付けて使用す
るものである。
【0030】前記アタッチメント10は、図4に示すよ
うに、断面略C形状のベースブラケット11と、このベ
ースブラケット11に立設されたホルダ取付用シャフト
(ホルダ取付部)12とを備えている。前記ベースブラ
ケット11は、前記ドアトリム2aの縁取り部2cの外
面形状に沿うような略断面「へ」の字形状に形成された
本体11aと、この本体11aの両端縁部に形成されて
前記角部2d,2dと係合可能な形状に形成されたフラ
ンジ部11b,11bとを備え、外表面全体に樹脂コー
ティングがなされている。また、フランジ部11bは、
前記縁取り部2cの形状に応じて、両者の間隔がだんだ
ん広がるような広がり角θを有した形状に形成されてい
る。前記ホルダ取付用シャフト12は、ホルダ装置20
を取り付けるためのものであって、先端部には、段部1
2aが形成されているとともに、その上方位置に全周に
亘って係止溝12bが形成されている。
【0031】また、図5はアタッチメント10の側面
図、図6はアタッチメント10の平面図であり、これら
の図により、上記広がり角の付き具合を示している。
【0032】前記ホルダ装置20は、車椅子Wなどのパ
イプ(他の部材)Pに着脱する既存のものと同様であ
り、図7,図8に示すように、ベース部21とアーム部
22とホルダ部23とを備えている。
【0033】前記ベース部21は、前記ホルダ取付用シ
ャフト12などのパイプ状のものを差し込み可能である
とともに内周に係止溝12bと係合するチェック機構を
備えた挿入穴21aが形成されている取付部21bと、
この取付部21bに回動可能に支持されているととも
に、前記アーム部22の基端部を差し込んで保持可能に
構成された回動部21cとを備えている。なお、21d
は前記回動部21cのアーム部22の締め付け量を調整
するグリップである。
【0034】前記アーム部22は、図示の通り円筒パイ
プ状に形成されて、その先端に前記ホルダ部23が回動
可能に取り付けられている。前記ホルダ部23は、図8
に示す2枚の挟持片23a,23bの間に、図外のスプ
リングの付勢力により傘Aの柄Gを挟持可能に構成され
ている。なお、図において23c,23cは、挟持片2
3a,23bを開くときに使用する操作レバーである。
【0035】前記アタッチメント10は、車椅子Wにも
取り付け可能に構成されているもので、次に、この構成
について説明する。図9において、Wが車椅子であり、
この車椅子WのパイプPに、上述したアタッチメント1
0ならびに傘立てホルダ装置20を取り付ける装着用ブ
ラケット30が固定されている。この装着用ブラケット
30の固定は、図10に示すようにパイプPを装着用ブ
ラケット30と挟持ブラケット31とで挟むようにして
ボルト止めして取り付けられている。前記装着用ブラケ
ット30は、支持片30aと挟持片30bとで断面略L
字形状に形成されている。前記支持片30aは、図11
の平面図に示すように、中間部の一側にテーパ面30c
が形成されているとともに、中間部の他側に切欠部30
dが形成されている。そして、この切欠部30dに隣接
して先端側に弾性片30eが形成されている。また、支
持片30aの基端部には、捩り誘発面30f,30fが
平行に形成されている。なお、前記テーパ面30cが形
成されている支持片30aの全幅ならびにその形状は、
前記ベースブラケット11のフランジ部11bの間に差
し込める形状に形成され、かつ、前記テーパ面30cの
傾き角度は前記広がり角θに一致している。
【0036】次に、実施の形態の使用方法について説明
する。 イ)乗降時 まず、車両の乗降時において、乗降口1に傘Aをさしか
ける場合について説明すると、本実施の形態では、予
め、ホルダ装置20をアタッチメント10のホルダ取付
用シャフト12に取り付けておく。この状態で、アタッ
チメント10のベースブラケット11を、図3に示すよ
うに、その左右のフランジ部11bでドアトリム2aの
縁取り部2cを挟むように、図3の想像線のように縁取
り部2cにおいて幅が狭くなった位置に配置させ、その
位置から、矢印で示すように縁取り部2cの幅が広くな
っている前方に向けてスライドさせる。この時、ベース
ブラケット11は、樹脂コーティングを施しているの
で、スライドがスムーズに成されてドアトリム2aが傷
付いたりすることはない。
【0037】上記ベースブラケット11のスライドによ
り、フランジ部11bの間隔と、ドアトリム2aの角部
2dの間隔とが対応する位置まで移動した時点で、左右
のフランジ部11bがドアトリム2aの角部2dに引っ
かかった状態で固定される。
【0038】したがって、傘Aが、図1に示すように、
乗降口1の上に差し掛けられ、雨に濡れることなく乗降
することができる。
【0039】また、乗車を終えて傘Aなどを車両内に搭
載する際には、アタッチメント10のベースブラケット
11をドアトリム2aの縁取り部2cに対して後方にス
ライドさせると、フランジ部11bと角部2dとの係合
が外れる。その状態で、傘Aを閉じて、傘A,ホルダ装
置20,アタッチメント10を一体的にしたまま車両に
搭載することができる。
【0040】一方、車両から降車して車椅子Wに乗り移
るときには、傘Aを車両から車椅子Wに付け替えるもの
で、この手順について説明する。
【0041】傘Aをドアトリム2aから外す手順は上記
したとおりであるので、その後に車椅子Wの装着用ブラ
ケット30に対して取り付ける手順について説明する。
この場合、図12に示すように、アタッチメント10の
ベースブラケット11を、そのフランジ部11bの間に
装着用ブラケット30を差し込むようにするとともに、
フランジ部11bがテーパ面30cに沿って移動するよ
うに水平方向に移動させる。この移動を続けて、ベース
ブラケット11のフランジ部11bが、装着用ブラケッ
ト30の基端部に設けられている捻れ誘発面30fに達
すると、この捻れ誘発面30fがそれまでのテーパが付
いている状態から平行に形状変化することにより、ベー
スブラケット11が装着用ブラケット30に対して図1
3において矢印Rで示すような方向に水平方向に回動す
る。この回動の結果、弾性片30eが想像線で示す通常
の状態から上方に捻れるように変形し、この変形により
発生した弾発力によって、ベースブラケット11が装着
用ブラケット30に固定される。したがって、図9に示
すように、車椅子Wに傘Aが差し掛けられた状態となっ
て、車椅子Wの利用者が雨に濡れないようにできる。
【0042】このように、車両のドア2から車椅子に傘
Aを移動させるにあたり、ホルダ装置20をアタッチメ
ント10から外すことなく、アタッチメント10ごと、
車両のドア2にも車椅子Wにも取り付けることができる
ため、操作が簡単で、使い勝手に優れる。
【0043】また、車椅子Wに固定する際に、ベースブ
ラケット11を装着用ブラケット30に対してスライド
させるだけで、弾性片30eの弾性力を利用した固定が
成されるもので、この場合も、操作が簡単で使い勝手に
優れる。
【0044】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の傘立てホルダ装置用アタ
ッチメントをドアに取り付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】実施の形態の傘立てホルダ装置用アタッチメン
トをドアに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】実施の形態の傘立てホルダ装置用アタッチメン
トのベースブラケットとドアトリムの関係を示す平面図
である。
【図4】実施の形態の傘立てホルダ装置用アタッチメン
トの斜視図である。
【図5】実施の形態の傘立てホルダ装置用アタッチメン
トの正面図である。
【図6】実施の形態の傘立てホルダ装置用アタッチメン
トの平面図である。
【図7】ホルダ装置の斜視図である。
【図8】ホルダ装置の斜視図である。
【図9】実施の形態の傘立てホルダ装置用アタッチメン
トを車椅子に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図10】実施の形態の装着用ブラケットを示す分解斜
視図である。
【図11】実施の形態の装着用ブラケットを示す平面図
である。
【図12】実施の形態のアタッチメントを装着用ブラケ
ットへ取り付ける作業を示す斜視図である。
【図13】実施の形態のアタッチメントを装着用ブラケ
ットへ取り付ける際の作動を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 傘 G 柄 P パイプ W 車椅子 1 乗降口 2 ドア 2a ドアトリム 2b 窓用開口部 2c 縁取り部 2d 角部 10 アタッチメント 11 ベースブラケット 11a 本体 11b フランジ部 12 ホルダ取付用シャフト(ホルダ取付部) 12a 段部 12b 係止溝 20 ホルダ装置 21 ベース部 21a 挿入穴 21b 取付部 21c 回動部 21d グリップ 22 アーム部 23 ホルダ部 23a 挟持片 23b 挟持片 23c 操作レバー 30 装着用ブラケット 30a 支持片 30b 挟持片 30c テーパ面 30d 切欠部 30e 弾性片 30f 捻れ誘発面 31 挟持ブラケット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアの内面を覆って設けられたド
    アトリムに着脱可能に構成され、かつ、傘を立てた状態
    で保持可能に構成された傘立てホルダ装置を着脱可能に
    構成された傘立てホルダ装置用アタッチメント。
  2. 【請求項2】 前記ドアトリムにおいて窓開口部の下縁
    近傍に沿って所定の間隔を空けて形成された2条の角部
    に対してその外側から係止可能に形成された一対のフラ
    ンジ部ならびにこれらフランジ部を連結した本体を備え
    たベースブラケットと、前記本体に設けられて前記傘立
    てホルダ装置を取付可能に構成されたホルダ取付部と、
    から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    傘立てホルダ装置用アタッチメント。
  3. 【請求項3】 前記ドアトリムにおける2条の角部の間
    隔が、延在方向を向いて一方から他方に広がるよう形成
    されており、前記フランジ部は、前記ドアトリムの角部
    の広がり角と同一の広がり角で、一端から他端に向けて
    フランジ部の間隔が広がる形状に形成されているととも
    に、フランジ部の最大間隔が前記角部の最大間隔よりも
    狭く形成されていることを特徴とする請求項2に記載の
    傘立てホルダ装置用アタッチメント。
  4. 【請求項4】 前記ベースブラケットは、断面略C字形
    状を成すようフランジ部と本体とが一体に形成されてい
    るとともに、前記フランジ部を角部に対して係止させた
    ときに、本体が、ドアトリムの角部の間に位置する一般
    部に当接する形状に形成されていることを特徴とする請
    求項2または3に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメ
    ント。
  5. 【請求項5】 前記ベースブラケットの表面に樹脂コー
    ティングが施されていることを特徴とする請求項2ない
    し4に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメント。
  6. 【請求項6】 前記ベースブラケットが着脱可能に形成
    された装着用ブラケットがドアトリム以外の部材に固定
    可能に形成されていることを特徴とする請求項2ないし
    5に記載の傘立てホルダ装置用アタッチメント。
  7. 【請求項7】 前記挿着用ブラケットを固定可能なドア
    トリム以外の部材が車椅子のパイプであることを特徴と
    する請求項2ないし6に記載の傘立てホルダ装置用アタ
    ッチメント。
  8. 【請求項8】 前記装着用ブラケットは、前記ベースブ
    ラケットのフランジ部の間に挿入可能な支持片と、この
    支持片の側面に形成されて前記ブラケット部と略平行な
    テーパ面と、前記支持片の基端側に形成されて、前記テ
    ーパ面に沿って移動してきたフランジ部の移動方向を変
    化させ、ベースブラケットを相対的に回動させる捻れ誘
    発面と、前記支持片の先端部に片持ち状態に形成されて
    前記捻れ誘発面によりベースブラケットの回動が生じた
    ときに弾性変形する弾性片と、を備えていることを特徴
    とする請求項2ないし7に記載の傘立てホルダ装置用ア
    タッチメント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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