JP2001121675A - 枚葉印刷機の紙吸着装置 - Google Patents

枚葉印刷機の紙吸着装置

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JP2001121675A JP30904899A JP30904899A JP2001121675A JP 2001121675 A JP2001121675 A JP 2001121675A JP 30904899 A JP30904899 A JP 30904899A JP 30904899 A JP30904899 A JP 30904899A JP 2001121675 A JP2001121675 A JP 2001121675A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枚葉紙の幅方向の紙サイズの変更に応じて行
うバルブの開閉操作を容易に行うことができる枚葉印刷
機の紙吸着装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 サッカー部2の列設方向と略平行に設け
られて、軸方向に移動可能なスラストロッド19と、該
スラストロッド19と各バルブとを個別に連結して、ス
ラストロッド19の軸方向の移動によってバルブに開閉
動作を取らせる連結手段とを備え、スラストロッド19
を一方側に移動させると、その移動量に応じて両端側の
バルブから中央側のバルブへと順に閉状態となり、スラ
ストロッド19を他方側に移動させると、その移動量に
応じて中央側のバルブから両端側のバルブへと順に開状
態となるよう構成されていることを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面印刷可能な枚
葉印刷機の貯え胴に装着されて該貯え胴における枚葉紙
の後縁部を吸着保持する枚葉印刷機の紙吸着装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の紙吸着装置としては、例
えば、特公昭54−30323号公報所載のものが公知
である。該構成の概要を以下に図9乃至図11を用いて
説明する。
【0003】まず、両面印刷可能な枚葉印刷機には、上
流側の印刷ユニット(図示せず)で印刷された枚葉紙5
0を下流側の印刷ユニット(図示せず)に受け渡すため
に、両印刷ユニット間に紙受け渡しユニットが設けられ
ている。該紙受け渡しユニットは、上流側から順に引き
渡し胴51、貯え胴52、及び反転胴53を備えてい
る。
【0004】引き渡し胴51は、上流側の印刷ユニット
で印刷された枚葉紙50をその圧胴から受け取って後続
の貯え胴52のグリッパ列54に引き渡す。
【0005】貯え胴52は、枚葉紙50の前縁部を掴む
グリッパ列54を備えた先行の前セグメント55と、枚
葉紙50の後縁部を吸着保持する紙吸着装置57を備え
た後行の後セグメント56とから構成され、前後セグメ
ント55,56は胴軸58を中心として相対的に旋回可
能となっている。
【0006】前後セグメント55,56は、図9の如
く、胴軸58の軸方向に見て扇状を呈する扇形部59を
各々有しており、前セグメント55の扇形部59の前端
部にグリッパ列54が、後セグメント56の扇形部59
の後端部に紙吸着装置57がそれぞれ装着され、前セグ
メント55の扇形部59と後セグメント56の扇形部5
9とから、枚葉紙50を案内する枚葉紙案内面が形成さ
れる。
【0007】そして、扇形部59は、胴軸58の軸方向
に沿った断面がくし歯状であり、前後セグメント55,
56の扇形部59のくし歯同士は互いにかみ合うことが
できるようになっている。従って、この前後セグメント
55,56に旋回動作をとらせることにより、グリッパ
列54と紙吸着装置57との間の間隔、即ち、枚葉紙案
内面の周方向の長さを、枚葉紙50の前後方向(紙送り
方向)のサイズに合わせて変化させることができる。
【0008】また、この貯え胴52は、図9に示すよう
に、引き渡し胴51及び反転胴53の二倍の直径を有す
る、いわゆる倍径のものである。従って、貯え胴52
は、二つの枚葉紙案内面を有し、前後セグメント55,
56は、扇形部59を各々二つずつ180度対向した位
置に有している。
【0009】かかる紙受け渡しユニットにおいては、引
き渡し胴51のグリッパ列60が、上流側の印刷ユニッ
トの圧胴から枚葉紙50の前縁部を掴んで枚葉紙50を
受け取り、受け取った枚葉紙50を貯え胴52のグリッ
パ列54に引き渡す。そして、片面印刷の場合には、反
転胴53のグリッパ列61が貯え胴52のグリッパ列5
4から枚葉紙50の前縁部を掴んで受け取り、下流側の
印刷ユニットの圧胴へと受け渡す。また、両面印刷の場
合には、反転胴53のグリッパ列61は、貯え胴52に
おける枚葉紙50の後縁部を掴んで受け取り、これによ
り、枚葉紙50が表裏反転されて下流側の圧胴へと受け
渡される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記紙吸着
装置57は、図10のように、貯え胴52の径方向に沿
って設けられ、その先端部で枚葉紙50を吸着保持する
サッカー部62を備えている。そして、該サッカー部6
2が、図11のように、枚葉紙50の幅方向(貯え胴5
2の軸方向)に沿って間隔をおきながら直線状に列設さ
れることで、枚葉紙50の後縁部を略全長に亘って吸着
保持できるようになっている。
【0011】更に、サッカー部62には各々バルブ63
が設けられ、該バルブ63の開閉動作によって、サッカ
ー部62の吸引動作を個々に作動、停止できるようにな
っている。そして、両端のサッカー部62が枚葉紙50
の幅よりも外側に位置する場合には、そのサッカー部6
2のバルブ63を閉状態として吸引動作を停止させてエ
ア漏れを防止する必要がある。即ち、枚葉紙50の幅が
狭くなるほど、両端側から中央側へと徐々にサッカー部
62のバルブ63を閉状態としてエア漏れを防止する。
逆に枚葉紙50の幅が広くなれば、開状態のバルブ63
の数を両端側に向けて増加させて、枚葉紙50の後縁部
をその両隅まで確実に吸着保持するようにする必要があ
る。
【0012】しかるに、従来では、枚葉紙50の幅が変
更になる度に、個々のバルブ63を一つずつ手で開閉動
作させる必要があって時間と手間がかかり、倍径なるた
め二つの紙吸着装置57において同様の操作が必要とな
る。このように、従来においては、サッカー部62毎に
設けられたバルブ63を個別に一つ一つ手動で開閉動作
させる構成であったので、開閉操作が面倒であるうえ
に、開閉操作をし忘れるおそれもあった。
【0013】それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑
みてなされ、枚葉紙の幅方向の紙サイズの変更に応じて
行うバルブの開閉操作を容易に行うことができる枚葉印
刷機の紙吸着装置を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、本発明に係る枚葉印刷機
の紙吸着装置は、枚葉印刷機の上流側の印刷ユニットか
ら下流側の印刷ユニットへと枚葉紙を受け渡す紙受け渡
しユニットの貯え胴に、該貯え胴における枚葉紙の後縁
部を吸着保持すべく装着される枚葉印刷機の紙吸着装置
であって、枚葉紙を吸着保持するためのサッカー部2が
枚葉紙の幅方向に沿って直線状に列設され、サッカー部
2毎にバルブが設けられ、該バルブの開閉動作によっ
て、サッカー部2の吸引動作を個々に作動、停止できる
形式のものにおいて、サッカー部2の列設方向と略平行
に設けられて、軸方向に移動可能なスラストロッド19
と、該スラストロッド19と各バルブとを個別に連結し
て、スラストロッド19の軸方向の移動によってバルブ
に開閉動作を取らせる連結手段とを備え、スラストロッ
ド19を一方側に移動させると、その移動量に応じて両
端側のバルブから中央側のバルブへと順に閉状態とな
り、スラストロッド19を他方側に移動させると、その
移動量に応じて中央側のバルブから両端側のバルブへと
順に開状態となるよう構成されていることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の枚葉印刷機の紙吸
着装置Pの一実施形態について図1乃至図8を参酌しつ
つ説明する。図1は、本実施形態における紙吸着装置P
を前方側から見た状態を示しており、該装置Pは、後セ
グメント35bの扇形部36の後方側径方向端面にネジ
止めされるベース1を備え、該ベース1は、その長手方
向が貯え胴30の胴軸31の軸方向に沿うように、ベー
ス1の前面側から取り付けネジ37を螺入させて装着さ
れる。
【0016】また、ベース1は、図4の如く、横ベース
1aと、該横ベース1aの前面から下方に向けて延設さ
れた縦ベース1bとから構成されて断面視略逆L字状に
形成され、横ベース1aには、その長手方向に沿ってサ
ッカー部2が複数(合計10個)列設されている。該複
数のサッカー部2は左右対称位置に設けられている。
尚、便宜上、貯え胴30への装着状態において、貯え胴
30の径方向を紙吸着装置Pの上下方向、貯え胴30の
中心側を下側として説明する。
【0017】かかるサッカー部2は全体として円柱状を
呈し、その軸線が貯え胴30の略径方向となるように、
横ベース1aに回転可能に支承されており、その頭部2
aは横ベース1aの上面から出た状態となっている。ま
た、サッカー部2には、エア吸引孔3が設けられ、エア
吸引孔3はサッカー部2の頭部2aの上面(吸引面2
b)に開口し、この開口部3aからエアが吸引されるこ
とで吸引面2bに枚葉紙を吸着できるようになってい
る。
【0018】更に、この開口部3aは、サッカー部2の
軸線から偏心した位置に設けられ、サッカー部2が首を
振る如く旋回することで、吸着した枚葉紙を後方側及び
外側に向けて伸長できる構成である。ここで、サッカー
部2の首振り動作を行うために、横ベース1aの下方側
には、ベース1と平行に(サッカー部2の列設方向に)
上部ロッド4が設けられている。この上部ロッド4は、
その軸方向に沿って(サッカー部2の列設方向に沿っ
て)移動可能である。
【0019】具体的には、横ベース1aの下面には、上
下方向の係合軸5が二箇所取り付けられている一方、上
部ロッド4には長手方向に沿って長い長孔6が二箇所形
成され、各長孔6に係合軸5が係合している。そして、
上部ロッド4は、長孔6のストローク分だけ左右にスラ
イドできる。
【0020】また、上部ロッド4の上面には、その幅方
向に沿って係合溝7が形成され、該係合溝7にピン8が
係合している。該ピン8は、サッカー部2の下部に設け
られてサッカー部2と一体となって回転する回転板9の
下面に下方に向いて取り付けられおり、ピン8は回転板
9の回転中心から偏心している。従って、上部ロッド4
が軸方向に移動すると、係合溝7にその先端が係合する
ピン8を介してサッカー部2が回転する。
【0021】尚、上部ロッド4は、その一端部に設けら
れた押圧ヘッド4aがカム38などの押圧手段で軸方向
に押圧されることにより、一定量他方側に移動する。ま
た、上部ロッド4は常にバネ39等で押圧ヘッド4a側
に押圧されている。尚、この首振り動作の状態を図2に
示しており、図2(イ)は上部ロッド4が押し込まれた
状態で、図2(ロ)は上部ロッド4が押圧ヘッド4a側
に飛び出た状態である。
【0022】一方、縦ベース1bには、その長手方向に
沿って空気吸引通路10が形成され、該空気吸引通路1
0と各サッカー部2のエア吸引孔3とは、縦ベース1b
から横ベース1aにかけて形成された連通路11を介し
て個別に連通している。また、空気吸引通路10は、縦
ベース1bの一端部に設けられた接続パイプ12を介し
て枚葉印刷機の吸引ポンプ(図示せず)に連通される構
成であり、吸引ポンプによる吸引力は、空気吸引通路1
0から上方に伸びた各連通路11に枝分かれして各エア
吸引孔3に達し、これにより、吸引面2bの開口部3a
からエアが吸引されて枚葉紙が吸着保持される。尚、図
4及び図7において、エアの吸引の方向及びその経路を
矢印にて示している。
【0023】そして、このサッカー部2の吸引動作を個
々に作動、停止するために、開閉可能なバルブがサッカ
ー部2毎に設けられている。尚、中央の二つのサッカー
部2は、その連通路11が空気吸引通路10に直結され
てバルブが設けられていない。従って、中央の二つのサ
ッカー部2は枚葉紙の幅方向のサイズによらず常に吸引
動作する。それ以外の計8個のサッカー部2は、各々の
バルブを開閉動作させることで個別にその吸引動作を作
動、停止できる。
【0024】このバルブの構成を具体的に説明する。該
バルブは本実施形態では連通路11の空気吸引通路10
側端部に設けられており、縦ベース1bに固定された筒
状のケーシング13と、該ケーシング13内に回転可能
に嵌合してなる円柱状のロータリー弁14とから構成さ
れている。前記ケーシング13には、その上下に各々一
箇所ずつエア通し孔15が設けられ、上下のエア通し孔
15は180度対向した位置にあり、上側のエア通し孔
15は連通路11に面し、下側のエア通し孔15は空気
吸引通路10に面している。
【0025】また、ロータリー弁14の周面には、ロー
タリー弁14の軸線方向のうちケーシング13のエア通
し孔15に対応した位置に、略270度に亘って溝16
が形成されている。そして、ロータリー弁14がケーシ
ング13に対して相対的に回転して溝16に上下のエア
通し孔15が共に面した状態となると、バルブが開状
態、即ち、空気吸引通路10と連通路11とが上下のエ
ア通し孔15及び溝16を介して互いに連通してサッカ
ー部2の吸引動作が作動する状態となり、一方のエア通
し孔15のみ溝16に面して他方のエア通し孔15はロ
ータリー弁14の外周面で閉鎖された状態では、バルブ
が閉状態、即ち、空気吸引通路10と連通路11とが連
通せず、エア吸引孔3に吸引力が付与されず、サッカー
部2の吸引動作が停止した状態となる。
【0026】このように、本実施形態ではロータリー弁
14の回転動作がバルブの開閉動作となるが、ロータリ
ー弁14を回転(所定角度内の正転逆転の回転)させる
構成は、上述したようなサッカー部2を首振り動作させ
る機構とほぼ同様のものである。
【0027】即ち、各ロータリー弁14の後方には、ロ
ータリー弁14と同軸且つ一体的に回転する回転板17
が設けられ、該回転板17の後面の下方側には、偏心し
たピン18が後方に向かって突出して設けられている。
また、上部ロッド4の下方には、上部ロッド4と略平行
に(サッカー部2の列設方向と略平行に)下部ロッド1
9(スラストロッド)が設けられている。該下部ロッド
19にも、上部ロッド4と同様に二箇所の長孔20が形
成され、上述した両係合軸5が係合し、これによって軸
方向に移動可能となっている。尚、係合軸5の下端部に
設けられた鍔部5aによって上部ロッド4と下部ロッド
19とが掛止されている。
【0028】また、上部ロッド4と同様に、下部ロッド
19の一端部には、押圧手段で押圧される押圧ヘッド1
9aが設けられると共に、下部ロッド19はバネ39等
で常に押圧ヘッド19a側に押圧される。尚、貯え胴3
0への装着状態において、上部ロッド4と下部ロッド1
9とは各々独立した押圧手段で押圧される。
【0029】そして、下部ロッド19の前面には、各回
転板17に対応した位置に各々上下方向の係合溝21が
形成されており、該係合溝21に回転板17のピン18
の先端側が係合している。これにより、下部ロッド19
が左右に移動すると、その移動方向及び移動量に応じて
ロータリー弁14が所定角度正転逆転する。即ち、ピン
18と係合溝21とから、下部ロッド19と各バルブと
を個別に連結して下部ロッド19の軸方向の移動によっ
てバルブに開閉動作を取らせる連結手段が構成されてい
る。
【0030】また、下部ロッド19に各ピン18が係合
しているので、下部ロッド19が移動すると全てのロー
タリー弁14が揃って同一角度同方向に回転する。尚、
下部ロッド19の全移動量に対するロータリー弁14の
回転角度は、本実施形態では略90度となっており、ま
た、下部ロッド19の左右の移動によって、ピン18
は、上下方向位置を中心として左右に振り子の如くプラ
スマイナス45度の範囲で左右に揺動する。
【0031】また、ロータリー弁14は、両端側のもの
から中央側のものへ向けて左右対称に且つ順にその位相
を徐々にずらしている。従って、下部ロッド19を一方
側(押圧ヘッド19a側)に移動させると、その移動量
に応じて両端側のバルブから中央側のバルブへと順に閉
状態となり、下部ロッド19が全ストローク一方側に移
動すると、図5のように、全てのバルブが閉状態とな
り、中央の二つのサッカー部2のみが吸引動作する。
【0032】逆に、図5の状態から下部ロッド19を他
方側(押圧ヘッド19aと反対側、図中右側)に移動さ
せると、その移動量に応じて中央側のバルブから両端側
のバルブへと順に開状態となり、それに応じて吸着保持
できる枚葉紙の幅方向のサイズが大きくなり、全ストロ
ーク他方側に移動すると、図6のように、全てのバルブ
が開状態となって、この枚葉印刷機で印刷できる最大幅
の枚葉紙に対応した状態となる。尚、本実施形態では、
中央から略同一距離にある左右一対のバルブが共に所定
のタイミングで開状態若しくは閉状態となる構成である
が、左右二つずつ合計4つのバルブを一度のタイミング
で変化させるなどしてもよい。
【0033】また、下部ロッド19の押圧ヘッド19a
を軸方向に押圧する押圧手段としては種々の公知の手段
を採用できる。例えば、図7は紙吸着装置Pが装着され
た状態の貯え胴30付近を示したものであり、貯え胴3
0の胴軸31は両フレーム34に軸支されている。そし
て、このフレーム34に設けられた胴軸31の軸受け部
の外周面に雄ネジ部32を設け、該雄ネジ部32にドー
ナツ状の押圧歯車33の内周の雌ネジ部を螺合させ、該
押圧歯車33の一端面(内側)を押圧ヘッド19aに当
接させる。尚、本実施形態では、押圧ヘッド4a及び押
圧ヘッド19a共に、当接部分がローラとなっている。
【0034】そして、押圧歯車33を所定量回転させる
と、押圧歯車33は胴軸31の方向に沿って所定量移動
し、押圧ヘッド19aを下部ロッド19の軸方向に押圧
して下部ロッド19を所定量他方側に移動させる。従っ
て、押圧歯車33の回転方向とその回転量を枚葉紙の幅
方向のサイズに応じて制御することで、下部ロッド19
を軸方向に沿って左右に移動させることができる。
【0035】更に、押圧歯車33の外周のギヤ部33a
にモータ(図示せず)の出力をギヤ伝動により伝達する
ことで、枚葉紙の幅方向のサイズの変更の際にモータを
制御することで、枚葉紙の変更の際に自動的に押圧歯車
33を回転させて下部ロッド19を所定量移動させるこ
とが可能となる。
【0036】以上の構成からなる紙吸着装置Pは、上述
のように、貯え胴30における枚葉紙の後縁部を貯え胴
30の中心方向に向けて吸着保持するように後セグメン
ト35bに装着されて使用される。尚、図8のように、
本実施形態においては、貯え胴30は、三倍径であるた
め、前後セグメント35a、35bが各々三つの扇形部
36を有しており、紙吸着装置Pも後セグメント35b
の扇形部36に各々装着されて計3つ使用される。尚、
図8は、貯え胴30を単体で示している。
【0037】そして、下部ロッド19が全ストローク分
他方側に移動して全バルブが開状態の状態では、全ての
サッカー部2の吸引動作が作動した状態にあり、印刷可
能な最大幅の枚葉紙の後縁部を略全長に亘って吸着保持
する。
【0038】この状態から、幅狭の枚葉紙に変更する時
には、上述した押圧手段では押圧歯車33をモータで自
動的に所定角度回転させて押圧歯車33を胴軸31の軸
方向に沿って移動させる。これによって、押圧歯車33
が押圧ヘッド19aから離れる方向に移動するが、下部
ロッド19がバネ39で常に押圧歯車33に押圧されて
なるので押圧歯車33の移動と共に押圧ヘッド19aも
所定量一方側に移動する。例えば、枚葉紙の幅の差が小
さい時には、下部ロッド19の移動量を小さくして、両
端のサッカー部2のバルブのみを閉状態とする。また、
幅の差が大きいときには、下部ロッド19の移動量を大
きくして、より中央よりのサッカー部2のバルブまで閉
状態とする。また、逆に、枚葉紙の幅が大きくなる変更
では、下部ロッド19を逆方向に移動させて枚葉紙の幅
に対応したサッカー部2のバルブのみが開状態となるよ
うにする。
【0039】このように、下部ロッド19の軸方向の移
動という一動作によって、各連結手段を介して全てのバ
ルブに開閉動作を取らせることができるので、従来のよ
うに、個々のバルブを一つ一つ個別に開閉する構成に比
して、開閉操作に要する時間と手間が極めて少なく便利
である。しかも、下部ロッド19の軸方向の移動という
操作であるため、押圧手段を自動化することも容易であ
り、この自動化によって下部ロッド19の移動を自動制
御することも容易にできる。従って、開閉操作をし忘れ
るおそれもなくなりより一層利便性が高まる。
【0040】また、紙吸着装置Pは後セグメント35b
の扇形部36の個数分装着され、枚葉紙の変更時には全
ての下部ロッド19を移動させる必要があるが、上述の
押圧手段では一つの押圧歯車33で全ての下部ロッド1
9を移動させることができるという利点がある。更に、
押圧ヘッド19aにローラを設けてなるので、貯え胴3
0が回転してもそれによる抵抗が極めて小さい。
【0041】また、左右対称配置のサッカー部2を左右
対称関係を有して開閉動作させる構成となるため、容易
に枚葉紙の幅方向のサイズ変更に対応することができ
る。また、連結手段としてピン18と係合溝21とを用
いてなるので簡易な構成でバルブに開閉動作を取らせる
ことができる。
【0042】尚、上記実施形態では、全ての連結手段が
同一構成であったが、異なる構成であってもよい。その
他、本発明の意図する範囲内で種々の設計変更が可能で
ある。
【0043】
【発明の効果】以上のように、スラストロッドの軸方向
の移動という一動作でバルブを開閉させることができる
ので、枚葉紙の幅方向の紙サイズの変更に応じて行うバ
ルブの開閉操作を容易に行うことができ、しかも、自動
化もその構造上容易であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における枚葉印刷機の紙吸
着装置の外観を示し、(イ)は正面図、(ロ)は側面
図。
【図2】同装置の平面図であり、(イ)は上部ロッドが
押し込まれた状態を、(ロ)は上部ロッドが突出した状
態をそれぞれ示した図。
【図3】同装置を正面から見た概略部分断面図。
【図4】同装置を側面から見た概略部分断面図。
【図5】バルブが全閉状態のときの同装置を示し、
(イ)は図4のA−A断面図、(ロ)は平面から見た部
分断面図。
【図6】バルブが全開状態のときの同装置を示し、
(イ)は図4のA−A断面図、(ロ)は平面から見た部
分断面図。
【図7】同実施形態の紙吸着装置への貯え胴への装着状
態を正面から見た要部の部分断面図。
【図8】同状態を側面から見た要部の側面図。
【図9】従来の枚葉印刷機の要部を示す概略正面図。
【図10】図9の要部拡大図。
【図11】同枚葉印刷機の要部を示す概略側面図。
【符号の説明】
2…サッカー部、19…下部ロッド(スラストロッド)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉印刷機の上流側の印刷ユニットから
    下流側の印刷ユニットへと枚葉紙を受け渡す紙受け渡し
    ユニットの貯え胴に、該貯え胴における枚葉紙の後縁部
    を吸着保持すべく装着される枚葉印刷機の紙吸着装置で
    あって、枚葉紙を吸着保持するためのサッカー部(2)
    が枚葉紙の幅方向に沿って直線状に列設され、サッカー
    部(2)毎にバルブが設けられ、該バルブの開閉動作に
    よって、サッカー部(2)の吸引動作を個々に作動、停
    止できる形式のものにおいて、サッカー部(2)の列設
    方向と略平行に設けられて、軸方向に移動可能なスラス
    トロッド(19)と、該スラストロッド(19)と各バ
    ルブとを個別に連結して、スラストロッド(19)の軸
    方向の移動によってバルブに開閉動作を取らせる連結手
    段とを備え、スラストロッド(19)を一方側に移動さ
    せると、その移動量に応じて両端側のバルブから中央側
    のバルブへと順に閉状態となり、スラストロッド(1
    9)を他方側に移動させると、その移動量に応じて中央
    側のバルブから両端側のバルブへと順に開状態となるよ
    う構成されていることを特徴とする枚葉印刷機の紙吸着
    装置。
JP30904899A 1999-10-29 1999-10-29 枚葉印刷機の紙吸着装置 Pending JP2001121675A (ja)

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