JP2001121600A - シートによる三次元成形品の成形方法及び成形装置 - Google Patents
シートによる三次元成形品の成形方法及び成形装置Info
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Abstract
厚、特に凸頂部及びその側部の肉厚を確保することがで
きる成形方法及び成形装置を提供する。 【解決手段】 熱可塑性高分子材料よりなるシート50
をその周縁部においてクランプするクランプ工程と、加
熱して軟化させたシート50を成形型30の三次元成形
面32に沿うように伸ばしながら変形させる変形工程
と、シート50を三次元成形面32に密着させることに
より三次元成形品を成形する密着工程とを含み、製品外
部となるシート部位に切り込み51を形成することで製
品外部の展張応力を一部失わせることにより、変形工程
で製品外部のシート材料を製品部に移動させて製品部の
肉厚を補填する。
Description
成形品(例えば自動車のインストルメントパネル・グロ
ーブボックス・コンソール・ロアカバー・ピラー・ドア
内装の各表皮等)を成形する方法及び装置に関し、詳し
くは該三次元成形品の肉厚の制御技術に関するものであ
る。
ネル表皮100は、熱可塑性樹脂シートをその周縁部に
おいてクランプするとともに加熱して軟化させ、該シー
トをプラグ型により真空成形型に押し込むことで伸ばし
ながら変形させ、該シートを真空成形型により真空吸引
して三次元成形面に密着させることにより成形されてい
る。インストルメントパネル表皮100の表面には、三
次元成形面に形成されたシボ模様が転写される(図示
略)。
るため、インストルメントパネル表皮100の肉厚が全
体的に元のシート厚よりも薄くなることはやむを得な
い。しかし、図21に示すように、同表皮100の特に
凸頂部101(三次元成形面の凹深部に押し込まれて真
空成形される部位)及びその側部102は、伸び率が大
きいために肉厚が非常に薄くなり、色彩、触感、強度等
が他部と異なってしまうという問題がある。
びその側部102の伸び率を抑制して一定以上の肉厚を
確保するために、次のような工夫をいずれか単独で又は
適宜組み合わせて施している。 プラグ形状を工夫する。 三次元成形面とプラグ型との隙間を調整する。 プラグ型にテープ、布、サンドペーパー等を貼る等
して、シートの滑り易さを調整する。 プラグ型によりシートを部分的に冷やす。 シートの加熱温度を部分的に調整する。
程度では、未だ凸頂部101及びその側部102の肉厚
を十分に確保することができず、元のシート厚に型表面
積倍率(三次元成形面を投影した平らなシートの面積に
対する三次元成形面の表面積の倍率)の逆数を乗じた厚
さ以上への改善は全く不可能であった。
し、シートにより成形される三次元成形品の肉厚、特に
凸頂部及びその側部の肉厚を確保することができる成形
方法及び成形装置を提供することにある。
めに、本発明に係る三次元成形品の成形方法は、熱可塑
性高分子材料よりなるシートから製品となる製品部と切
除される製品外部とを含む三次元成形品を成形する方法
であって、前記シートをその周縁部においてクランプす
るクランプ工程と、加熱して軟化させた前記シートを成
形型の三次元成形面に沿うように伸ばしながら変形させ
る変形工程と、前記シートを前記三次元成形面に密着さ
せることにより三次元成形品を成形する密着工程とを含
み、前記製品外部の展張応力を一部失わせることによ
り、前記変形工程で製品外部のシート材料を製品部に移
動させて製品部の肉厚を補填することを特徴とする。
力を一部失わせる方法は、特に限定されないが、次の態
様(1)(2)を例示できる。 (1)前記変形前に又は変形途中で製品外部となるシー
ト部位に切り込み、穴、切欠等の切断部を形成するこ
と。切断部(51)の形状は特に限定されず、図19に
上から順に示すように、切り込みは直線でも曲線でもよ
いし、穴としては円形、楕円形、長円形、長細形等を例
示でき、切欠としてはV字形、U字形等を例示でき、こ
れらの組み合わせとしては切り込みの端に円形穴を形成
したものを例示できる。図19の最下のように、切断部
は断続的にあってもよい。円形、楕円形、長円形、U字
形、切り込みの端に円形穴を形成したもの等のように鋭
い端部を無くした切断部は、該端部からシートが必要以
上に裂けるのを防ぐ効果がある。切断部は手作業で又は
切断機構により形成することができる。 (2)前記変形前から又は変形途中から製品外部となる
シート部位の周縁部をクランプしないこと。
型、圧空成形型等を例示できる。真空成形型の場合、密
着工程では、三次元成形面のうち製品部に対応する箇所
からはシートを真空吸引して該箇所に密着させるが、製
品外部のシート材料の移動後にできるシート欠部に対応
する箇所からはシートを真空吸引しないようにすること
が好ましい。
成形型に押し込むことにより三次元成形面に沿うように
伸ばしながら変形させることが好ましい。プラグ型は、
前記押込後における三次元成形面との隙間が、押込後の
シート厚(押込前より薄い)と略同じ値から押込前のシ
ート厚より3mm大きい値までの範囲で設定されている
ことが好ましい。但し、垂直部位、アンダーカット部位
等の例外部位においては、同隙間を同範囲より大きくす
ることを妨げない。
置は、熱可塑性高分子材料よりなるシートから製品とな
る製品部と切除される製品外部とを含む三次元成形品を
成形する装置であって、前記シートをその周縁部におい
てクランプするクランプ機構と、凹状の三次元成形面を
有する成形型と、前記シートを前記成形型に押し込むこ
とにより前記三次元成形面に沿うように伸ばしながら変
形させるプラグ型とを備え、前記変形前に又は変形途中
で前記製品外部となるシート部位に切断部を形成するた
めの切断機構を前記成形型又はプラグ型に設けたことを
特徴とする。
形装置は、熱可塑性高分子材料よりなるシートから製品
となる製品部と切除される製品外部とを含む三次元成形
品を成形する装置であって、前記シートをその周縁部に
おいてクランプするクランプ機構と、凹状の三次元成形
面を有する成形型と、前記シートを前記成形型に押し込
むことにより前記三次元成形面に沿うように伸ばしなが
ら変形させるプラグ型とを備え、前記変形前から又は変
形途中から前記製品外部となるシート部位の周縁部をク
ランプしないように前記クランプ機構を構成したことを
特徴とする。
成形型である場合、三次元成形面のうち製品部に対応す
る箇所には真空吸引孔が形成され、製品外部のシート材
料の移動後にできるシート欠部に対応する箇所には真空
吸引孔が形成されていないことが好ましい。
品外部のシート材料の移動後にできるシート欠部からの
真空漏れを防ぐためのシール部材を、成形型又はプラグ
型に設けることが好ましい。シール部材としては、耐熱
性のある発泡ゴム又は発泡樹脂よりなる板状、バー状、
リング状等のシール部材を例示できる。
限定されず、次の成形型(a)〜(f)を例示すること
ができる。
されたように、マンドレルの表面に導電層を設けるとと
もに、同導電層の表面に多数の微小な非導電部を設け、
このマンドレルの表面に電鋳を行うことにより、金型本
体を形成するとともに、同電鋳の初期に前記非導電部に
微小な非電着部を発生させ、電鋳の進行とともに同非電
着部を成長させることにより貫通させて金型本体に多数
の通気孔を形成して製造された成形型。
されたように、マンドレルの表面に微小非導電部を有し
ない導電層を設け、界面活性剤を実質的に加えない電解
液中において前記マンドレルの表面に電鋳を行うことに
より、金型本体を形成するとともに、同電鋳の初期に前
記導電層の表面に微小な非電着部を発生させ、電鋳の進
行とともに同非電着部を成長させることにより貫通させ
て金型本体に通気孔を形成して製造された成形型。
示されたように、母型の表面を導電面とするとともに、
該導電面に直径30〜1000μmの微小孔を形成し、
界面活性剤を実質的に加えない電鋳液中において、前記
母型の導電面に電鋳を行うことにより電鋳殻を形成する
と同時に、該電鋳の初期に前記微小孔の開口に非電着部
を発生させ、該電鋳の進行とともに該非電着部を成長さ
せることにより、前記電鋳殻に貫通した通気孔を形成し
て製造された成形型。
示されたように、表面が導電面である母型を作成する工
程と、界面活性剤を実質的に加えた電鋳液中において、
前記母型の導電面に電鋳を行うことにより、孔の無い電
鋳殻表面層を形成する第一電鋳工程と、前記母型及び電
鋳殻表面層を電鋳液から取り出し、該電鋳殻表面層に内
径が孔長方向で略一定である微小真直孔を加工する工程
と、界面活性剤を実質的に加えない電鋳液中において、
前記電鋳殻表面層の裏面に電鋳を行うことにより、電鋳
殻裏面層を形成すると同時に、該電鋳の初期に前記微小
真直孔の開口に非電着部を発生させ、該電鋳の進行とと
もに該非電着部を成長させることにより、該電鋳殻裏面
層に内径が裏面側ほど大きい拡径孔を形成する第二電鋳
工程とを経て製造された成形型。
通気性多孔質の成形型。
(キリ等)、レーザー加工等により通気孔を形成して製
造された成形型。
に限定されないが、次の材料を例示できる。 (i)熱可塑性合成樹脂:例えばポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、飽和
ポリエステル、ポリアミド、酢酸ビニル共重合体等が含
まれる。 (ii)熱可塑性エラストマー(TPE):例えばポリオ
レフィン系(TPO)、ポリウレタン系(TPU)、ス
チレン系等のエラストマーが含まれる。
パネル表皮の真空成形に具体化した第一〜第三実施形態
について、図面に基づいて説明する。図1はインストル
メントパネル表皮20の全体を示し、図2は該表皮1の
メーターフード部分22の断面を示している。第一〜第
三実施形態では、インストルメントパネル表皮20の全
体を成形するのではなく(勿論成形可能であるが)、該
表皮20のメーターフード部分22のみを成形した。
ている。図3〜図5は、本実施形態で真空成形される三
次元成形品21を示すもので、クロスハッチングを付し
て示す製品となる製品部(メーターフード部分)22
と、残りのクロスハッチングを付さずに示す切除される
製品外部23とを含んでいる。図4には寸法(単位はm
m)を付した。三次元成形品21は、形状的には、外周
部のフランジ部24と、中央部の低凸部25と、低凸部
25の右側斜面を延出してさらに高く突出した高凸部2
6とからなり、高凸部26から低凸部25の右側部分に
かけてが製品部22となる。
び図7に示すような真空成形型30とプラグ型40とか
らなる。
31の周縁部を支持する支持枠37と、支持枠37を固
定する基盤38とからなり、殻状型31の背面は必要に
応じてバックアップ部材、温度調整管(図示略)等が配
設される。殻状型31の三次元成形面32は、前記フラ
ンジ部を成形するランド部33と、前記低凸部25を成
形する浅凹部34と、前記高凸部26を成形する深凹部
35とを含む。殻状型31は、例えば手段の項の(a)
〜(d)のいずれかの方法により製造されたニッケル合
金製の電鋳殻体であり、三次元成形面32のうち浅凹部
34の底面部(後述するように製品外部23のシート材
料の移動後にできるシート欠部52に対応する箇所)に
は真空吸引孔が形成されておらず、残りの部分(勿論、
製品部22に対応する箇所を含む)には真空吸引孔36
が形成されている。真空吸引孔36の内径は三次元成形
面32側で微小であり、裏面側ほど拡径している。従っ
て、図6の三次元成形面32には便宜上点々で真空吸引
孔36を示したが、実際には近接しなければ真空吸引孔
36を目視することはできない。なお、三次元成形面3
2にはシボ模様が形成されている。
凹状に対して略相似形の凸状をなすように形成され、押
込後における三次元成形面32との隙間が全面に亘って
約1mmとなるように設定されている。
三次元成形品21を真空成形する。 (1)図7の左及び図8又は図9に示すように、熱可塑
性高分子材料よりなる例えばシート厚1mmのシート5
0をその周縁部の略全体においてクランプ機構42によ
りクランプ(クランプ工程)。図8及び図9における太
線42aはクランプ位置を示している。
行ってもよいが、次の変形工程で製品外部23の展張応
力を一部失わせるために、製品外部23となるシート部
位に切断部としての切り込み51を手作業で形成する。
図8の試験例1では、低凸部25の上面となるシート部
位と製品部22側のフランジ部24となるシート部位と
にそれぞれ長さ約200mmの切り込み51を形成し
た。また、図9の試験例2では、低凸部25の上面とな
るシート部位のみに長さ約200mmの切り込み51を
形成した。
(図示略)により加熱して軟化させたシート50をプラ
グ型40で真空成形型30に押し込むことにより三次元
成形面32に沿うように伸ばしながら変形させる(変形
工程)。このとき、シート50は必然的に薄くなり、製
品部22の特に凸頂部及びその側部の肉厚が薄くなりや
すい。しかし、本実施形態では、前記切り込み51が口
を広げるように拡張して、製品外部23の展張応力が該
切り込み51により一部失われ、製品外部23のシート
材料が製品部22に移動して、製品部22の特に薄くな
りやすい凸頂部及びその側部の肉厚を補填する。
30の内部を真空ポンプ(図示略)により減圧して真空
吸引孔36からシート50を真空吸引することにより、
該シート50を三次元成形面32に密着させ、三次元成
形品21を成形する(密着工程)。三次元成形品21の
表面には、三次元成形面32に形成されたシボ模様が転
写される(図示略)。
とも製品部22に対応する箇所からはシート50を真空
吸引して該箇所に密着させるが、前記の通り、浅凹部3
4の底面部(製品外部23のシート材料の移動後にでき
るシート欠部52に対応する箇所)には真空吸引孔が形
成されていないため真空吸引しない。従って、シート欠
部52から無用な空気を吸い込んで全体の真空吸引力が
弱まるという問題は起こらない。
における三次元成形面32との隙間が約1mm(押込前
のシート厚と略等しく、押込後のシート厚よりも僅かに
大きい。)に設定されているため、シート50が三次元
成形面32に接近して容易に真空吸引することができ、
該シート50の密着により真空(減圧)のシールがなさ
れる。
に、耐熱性のある発泡ゴム又は発泡樹脂よりなるシール
部材41を成形型30(又はプラグ型40)に設け、密
着工程で該シール部材41をシート欠部52の周囲のシ
ート部位に当てたりシート欠部52を通してプラグ型4
0に当てたりして、シート欠部52からの真空漏れをよ
り確実に防ぐこともできる。
品21を脱型し、製品部(メーターフード部分)22か
ら製品外部23を切除すれば、メーターフード部分22
が完成する。
験例2について、図4及び図5に記したポイント1〜1
6における三次元成形品21の肉厚の測定結果を図11
に示す。元のシート厚は前記の通り1mmである。ま
た、図10に示すようにシート50に切り込みを形成し
ない比較例についても、同様に三次元成形品21の肉厚
を測定して図11に併記した。図11で試験例1及び試
験例2のポイント6,7,8と試験例1のポイント16
とに測定値が無いのは、丁度これらのポイントが前記シ
−ト欠部52にあたるからである。
部22の凸頂部(三次元成形面32の深凹部35に押し
込まれて真空成形される部位)及びその側部に当たるポ
イント9,10の肉厚が0.2mm前後にまで非常に薄
くなっている。これに対し、試験例1及び試験例2で
は、製品部22の凸頂部及びその側部にあたるポイント
9,10,11の肉厚が薄くなりすぎず、0.35〜
0.5mm程度に収まっていて、必要な厚さは確保され
ている。このため、試験例1及び試験例2によれば、凸
頂部及びその側部の色彩、触感、強度等が他部とあまり
異ならず、略均一となる。また、設計によっては、元の
シート厚に型表面積倍率の逆数を乗じた厚さ以上への改
善も可能となる。
し、前記変形前に又は変形途中で製品外部23となるシ
ート部位に切り込み51を形成するための切断機構60
をプラグ型40に設けた点において、第一実施形態と相
違している。切断機構60は、切刃61と該切刃61を
昇降する電磁式、油圧式、バネ式等の駆動装置62とか
らなる。切刃61は針も含む意味とする。
プラグ型40に内蔵させ、同図の左のクランプ工程で切
刃61が引込み、中央の変形工程で切刃61が下降して
製品外部23となるシート部位に切り込み51を自動的
に形成し、右の密着工程で切刃61が引込むようにした
例である。
プラグ型40に内蔵させ、同図の左のクランプ工程です
でに切刃61が下降し、中央の変形工程で切刃61が製
品外部23となるシート部位に切り込み51を自動的に
形成し、右の密着工程で切刃61が引込むようにした例
である。
1に加えて、真空成形型30側に前記切刃61を受ける
受治具39を昇降可能に設け、同図の中央の変形工程で
切刃61が下降したときに、シート50を切刃61と受
治具39とで挟んで切り込み51を形成しやすいように
した例である。
対し、切断機構60をプラグ型40の外側に設けた例で
ある。
対し、切断機構を切刃61のみとして成形型30の方に
設けた例である。プラグ型40の方には、切刃61を逃
がす凹所44を設ける。
態は、製品外部23の展張応力を一部失わせる方法とし
て、第一及び第二実施形態のように切り込みを形成する
代わりに(あるいは切り込み等の切断部を形成するのに
加えて)、前記変形前から又は変形途中から製品外部2
3となるシート部位の周縁部をクランプしないこととし
た点において、第一実施形態と相違している。
位置を示すように、製品部22側のフランジ部24とな
るシート部位の周縁部42bについてはクランプをせ
ず、残りの周縁部においてクランプ機構42によりクラ
ンプする。本実施形態によれば、図17の左のクランプ
工程ではシート50に特に変化は起きないが、中央の変
形工程でクランプしないシート部位の周縁部が内側へ入
り込んで、製品外部23の展張応力が一部失われ、入り
込んだシート材料が製品部22に移動して製品部22の
肉厚を補填する。クランプしないシート部位の周縁部の
移動後には、図18の右に示すようにシート欠部52が
できる。図17の右の密着工程は第一実施形態と同じで
ある。
第一実施形態と同様の作用効果が得られる。
ものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変
更して具体化することもできる。
方法及び成形装置によれば、シートにより成形される三
次元成形品の肉厚、特に凸頂部及びその側部の肉厚を確
保することができるという優れた効果を奏する。
表皮の全体を示す斜視図である。
ル表皮の製品部(メーターフード部分)を示す斜視図で
ある。
る。
断面図である。
型品を対応させて示す平面図である。
型品を対応させて示す平面図である。
て示す平面図である。
型品における肉厚の測定結果を示すグラフである。
工程順に示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
す断面図である。
応させて示す平面図である。
平面図である。
ル表皮の全体を示す斜視図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 熱可塑性高分子材料よりなるシートから
製品となる製品部と切除される製品外部とを含む三次元
成形品を成形する方法であって、前記シートをその周縁
部においてクランプするクランプ工程と、加熱して軟化
させた前記シートを成形型の三次元成形面に沿うように
伸ばしながら変形させる変形工程と、前記シートを前記
三次元成形面に密着させることにより三次元成形品を成
形する密着工程とを含み、前記製品外部の展張応力を一
部失わせることにより、前記変形工程で製品外部のシー
ト材料を製品部に移動させて製品部の肉厚を補填するこ
とを特徴とするシートによる三次元成形品の成形方法。 - 【請求項2】 前記製品外部の展張応力を一部失わせる
方法が、前記変形前に又は変形途中で前記製品外部とな
るシート部位に切り込み、穴、切欠等の切断部を形成す
ることである請求項1記載のシートによる三次元成形品
の成形方法。 - 【請求項3】 前記切断部は手作業で又は切断機構によ
り形成する請求項2記載のシートによる三次元成形品の
成形方法。 - 【請求項4】 前記製品外部の展張応力を一部失わせる
方法が、前記変形前から又は変形途中から前記製品外部
となるシート部位の周縁部をクランプしないことである
請求項1記載のシートによる三次元成形品の成形方法。 - 【請求項5】 前記成形型は真空成形型であり、前記密
着工程では、前記三次元成形面のうち前記製品部に対応
する箇所からは前記シートを真空吸引して該箇所に密着
させるが、前記製品外部のシート材料の移動後にできる
シート欠部に対応する箇所からは前記シートを真空吸引
しないようにする請求項1、2、3又は4記載のシート
による三次元成形品の成形方法。 - 【請求項6】 前記変形工程では、前記シートをプラグ
型で前記成形型に押し込むことにより前記三次元成形面
に沿うように伸ばしながら変形させる請求項1、2、
3、4又は5記載のシートによる三次元成形品の成形方
法。 - 【請求項7】 前記プラグ型は、前記押込後における前
記三次元成形面との隙間が、前記押込後のシート厚と略
同じ値から前記押込前のシート厚より3mm大きい値ま
での範囲で設定されている請求項6記載のシートによる
三次元成形品の成形方法。 - 【請求項8】 熱可塑性高分子材料よりなるシートから
製品となる製品部と切除される製品外部とを含む三次元
成形品を成形する装置であって、前記シートをその周縁
部においてクランプするクランプ機構と、凹状の三次元
成形面を有する成形型と、前記シートを前記成形型に押
し込むことにより前記三次元成形面に沿うように伸ばし
ながら変形させるプラグ型とを備え、前記変形前に又は
変形途中で前記製品外部となるシート部位に切断部を形
成するための切断機構を前記成形型又はプラグ型に設け
たことを特徴とする三次元成形品の成形装置。 - 【請求項9】 熱可塑性高分子材料よりなるシートから
製品となる製品部と切除される製品外部とを含む三次元
成形品を成形する装置であって、前記シートをその周縁
部においてクランプするクランプ機構と、凹状の三次元
成形面を有する成形型と、前記シートを前記成形型に押
し込むことにより前記三次元成形面に沿うように伸ばし
ながら変形させるプラグ型とを備え、前記変形前から又
は変形途中から前記製品外部となるシート部位の周縁部
をクランプしないように前記クランプ機構を構成したこ
とを特徴とする三次元成形品の成形装置。 - 【請求項10】 前記成形型は真空成形型であり、前記
三次元成形面のうち前記製品部に対応する箇所には真空
吸引孔が形成され、前記製品外部のシート材料の移動後
にできるシート欠部に対応する箇所には真空吸引孔が形
成されていない請求項8又は9記載の三次元成形品の成
形装置。 - 【請求項11】 前記成形型は真空成形型であり、前記
製品外部のシート材料の移動後にできるシート欠部から
の真空漏れを防ぐためのシール部材を前記成形型又はプ
ラグ型に設けた請求項8、9又は10記載の三次元成形
品の成形装置。
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