JP3012387B2 - 通気性電鋳殻の製造方法 - Google Patents
通気性電鋳殻の製造方法Info
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- JP3012387B2 JP3012387B2 JP3349226A JP34922691A JP3012387B2 JP 3012387 B2 JP3012387 B2 JP 3012387B2 JP 3349226 A JP3349226 A JP 3349226A JP 34922691 A JP34922691 A JP 34922691A JP 3012387 B2 JP3012387 B2 JP 3012387B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形、真空成
形、スタンピング成形、射出成形、反応射出成形、圧縮
成形、ラム押出し成形等の各種合成樹脂成形用の通気性
金型、あるいはフィルタその他の各種用途に使用する通
気性電鋳殻の製造方法に関するものである。
形、スタンピング成形、射出成形、反応射出成形、圧縮
成形、ラム押出し成形等の各種合成樹脂成形用の通気性
金型、あるいはフィルタその他の各種用途に使用する通
気性電鋳殻の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通気性電鋳殻の多くは、一般的な
電鋳方法により非通気性の電鋳殻を製造した後、該電鋳
殻の孔要求箇所に通気孔をレーザ加工により貫通形成す
るという方法で製造されていた。しかし、レーザ加工の
ための設備費や加工費がかさむとか、厚さ2〜8mmの
電鋳殻に直径0.3mm以下の微小な通気孔をレーザ加
工するのは困難であるとか、形状が複雑な部位にはレー
ザ加工ができないとかという製造上の問題があった。ま
た、レーザ加工による通気孔はその全長にわたって直径
が略一定になるため、通気抵抗が非常に大きく、強い吸
引力が得られないとか、目詰りしやすいとかという性能
上の問題もあった。
電鋳方法により非通気性の電鋳殻を製造した後、該電鋳
殻の孔要求箇所に通気孔をレーザ加工により貫通形成す
るという方法で製造されていた。しかし、レーザ加工の
ための設備費や加工費がかさむとか、厚さ2〜8mmの
電鋳殻に直径0.3mm以下の微小な通気孔をレーザ加
工するのは困難であるとか、形状が複雑な部位にはレー
ザ加工ができないとかという製造上の問題があった。ま
た、レーザ加工による通気孔はその全長にわたって直径
が略一定になるため、通気抵抗が非常に大きく、強い吸
引力が得られないとか、目詰りしやすいとかという性能
上の問題もあった。
【0003】そこで、本発明者は、「マンドレル(母
型)の表面に導電層を形成するとともに、同導電層の表
面に多数の微小な非導電部を設け、このマンドレルの表
面に電鋳を行うことにより、金型本体を形成するととも
に、同電鋳の初期に前記非導電部に微小な非電着部を発
生させ、電鋳の進行とともに同非電着部を成長させるこ
とにより貫通させて金型本体に多数の通気孔を形成す
る」という新しい通気性電鋳殻(成形用金型)の製造方
法を開発した(特公平2−14434号公報)。
型)の表面に導電層を形成するとともに、同導電層の表
面に多数の微小な非導電部を設け、このマンドレルの表
面に電鋳を行うことにより、金型本体を形成するととも
に、同電鋳の初期に前記非導電部に微小な非電着部を発
生させ、電鋳の進行とともに同非電着部を成長させるこ
とにより貫通させて金型本体に多数の通気孔を形成す
る」という新しい通気性電鋳殻(成形用金型)の製造方
法を開発した(特公平2−14434号公報)。
【0004】この新しい製造方法によれば、格別高価な
設備を使用しなくても、電鋳殻のどのような部位にも、
通気孔を電鋳と同時に容易に形成することができるよう
になった。しかも、その通気孔は、電鋳殻の表面で径が
小さく裏面で拡径するため、成形品に通気孔の跡が残ら
ないとともに、通気抵抗が小さく、強い吸引力が得ら
れ、目詰りもしにくい、という通気性電鋳殻にとって理
想的な効果が得られた。また、非導電部を調整すること
により、通気孔の数を電鋳殻の部位によって異ならせる
こともできた。
設備を使用しなくても、電鋳殻のどのような部位にも、
通気孔を電鋳と同時に容易に形成することができるよう
になった。しかも、その通気孔は、電鋳殻の表面で径が
小さく裏面で拡径するため、成形品に通気孔の跡が残ら
ないとともに、通気抵抗が小さく、強い吸引力が得ら
れ、目詰りもしにくい、という通気性電鋳殻にとって理
想的な効果が得られた。また、非導電部を調整すること
により、通気孔の数を電鋳殻の部位によって異ならせる
こともできた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この新しい製
造方法においても、電鋳殻の孔要求箇所に要求数及び要
求径の通気孔を、それらの要求通りに形成するという点
において改良の余地があった。本発明の目的は、この課
題を解決し、通気抵抗が小さく目詰りもしにくい通気孔
を、電鋳と同時に容易かつ安価に形成することができる
とともに、電鋳殻の孔要求箇所に要求数及び要求径の通
気孔を、それらの要求通りに形成することができる通気
性電鋳殻の製造方法を提供することにある。
造方法においても、電鋳殻の孔要求箇所に要求数及び要
求径の通気孔を、それらの要求通りに形成するという点
において改良の余地があった。本発明の目的は、この課
題を解決し、通気抵抗が小さく目詰りもしにくい通気孔
を、電鋳と同時に容易かつ安価に形成することができる
とともに、電鋳殻の孔要求箇所に要求数及び要求径の通
気孔を、それらの要求通りに形成することができる通気
性電鋳殻の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の通気性電鋳殻の製造方法は、母型の表面を
導電面とするとともに、該導電面に通気孔の要求数及び
要求径と略等しい微小孔を凹設し、界面活性剤を実質的
に加えない電鋳液中において、前記母型の導電面に電鋳
を行うことにより電鋳殻を形成すると同時に、該電鋳の
初期に前記微小孔の開口に微小孔と略同一径の非電着部
を発生させ、該電鋳の進行とともに該非電着部を成長さ
せることにより、前記電鋳殻に貫通した要求数及び要求
径の通気孔を形成することを特徴とする。前記微小孔は
直径30〜1000μmであるとよい。
に、本発明の通気性電鋳殻の製造方法は、母型の表面を
導電面とするとともに、該導電面に通気孔の要求数及び
要求径と略等しい微小孔を凹設し、界面活性剤を実質的
に加えない電鋳液中において、前記母型の導電面に電鋳
を行うことにより電鋳殻を形成すると同時に、該電鋳の
初期に前記微小孔の開口に微小孔と略同一径の非電着部
を発生させ、該電鋳の進行とともに該非電着部を成長さ
せることにより、前記電鋳殻に貫通した要求数及び要求
径の通気孔を形成することを特徴とする。前記微小孔は
直径30〜1000μmであるとよい。
【0007】ここで、「母型」はどのような方法で製作
したものでもよい。母型の素材としては、合成樹脂、固
形ワックス、石膏、木材、セラミックス、布地、糸等の
非導電材料、或いは、金属、黒鉛等の導電材料を例示す
ることができる。母型が非導電材料よりなる場合、前記
「導電面」は、該母型の表面に被覆形成した導電膜によ
り実現され、該導電膜としては、銀、銅、アルミニウム
等の導電粉ペーストの塗布、銀鏡反応、無電解めっき等
の方法で形成されたものを例示することができる。ま
た、母型が導電材料よりなる場合、前記「導電面」は、
該母型の製作によりそのまま実現される。
したものでもよい。母型の素材としては、合成樹脂、固
形ワックス、石膏、木材、セラミックス、布地、糸等の
非導電材料、或いは、金属、黒鉛等の導電材料を例示す
ることができる。母型が非導電材料よりなる場合、前記
「導電面」は、該母型の表面に被覆形成した導電膜によ
り実現され、該導電膜としては、銀、銅、アルミニウム
等の導電粉ペーストの塗布、銀鏡反応、無電解めっき等
の方法で形成されたものを例示することができる。ま
た、母型が導電材料よりなる場合、前記「導電面」は、
該母型の製作によりそのまま実現される。
【0008】前記「微小孔」の形成方法としては、キリ
によるドリル加工、針による突刺し加工等を例示するこ
とができる。この微小孔と前記導電面(特に導電膜の場
合)の形成順序は、微小孔の開口が確保される限り、ど
ちらが先でもよい。
によるドリル加工、針による突刺し加工等を例示するこ
とができる。この微小孔と前記導電面(特に導電膜の場
合)の形成順序は、微小孔の開口が確保される限り、ど
ちらが先でもよい。
【0009】また、「界面活性剤を実質的に加えない」
とは、ラウリル硫酸ナトリウム等の界面活性剤を、それ
が本来の界面活性作用を実質的に奏してピンホールの発
生を抑制する程度にまで加えることはしない、という意
味である。従って、ピンホール発生の抑制にほとんど影
響がない程度の微量の界面活性剤を加えることは、「界
面活性剤を実質的に加えない」ことに含まれる。また、
電鋳金属としては、ニッケル、ニッケル−コバルト合
金、銅−コバルト合金等を例示することができる。
とは、ラウリル硫酸ナトリウム等の界面活性剤を、それ
が本来の界面活性作用を実質的に奏してピンホールの発
生を抑制する程度にまで加えることはしない、という意
味である。従って、ピンホール発生の抑制にほとんど影
響がない程度の微量の界面活性剤を加えることは、「界
面活性剤を実質的に加えない」ことに含まれる。また、
電鋳金属としては、ニッケル、ニッケル−コバルト合
金、銅−コバルト合金等を例示することができる。
【0010】
【作用】本発明の準備工程において、母型の孔要求箇所
に要求数及び要求径と等しい直径30〜1000μmの
微小孔を凹設しておけば、次の電鋳工程において、電鋳
殻の孔要求箇所に要求数及び要求径の通気孔を、それら
の要求通りに形成することができる。
に要求数及び要求径と等しい直径30〜1000μmの
微小孔を凹設しておけば、次の電鋳工程において、電鋳
殻の孔要求箇所に要求数及び要求径の通気孔を、それら
の要求通りに形成することができる。
【0011】すなわち、電鋳工程の初期において、母型
に形成されている微小孔の開口には電鋳金属が電着しな
いため、微小孔と略同一径の非電着部が発生する。この
とき、電鋳液には界面活性剤を実質的に加えていないの
で、ピンホールの抑制作用が無い。従って、前記非電着
部は、電鋳の進行とともに塞がることなくむしろ拡径す
るように成長し、電鋳殻に貫通した通気孔となる。この
通気孔は電鋳殻の表面で直径が30〜1000μmと小
さいが、電鋳殻の裏面で拡径しているので、通気抵抗が
低く、目詰りもしにくい。
に形成されている微小孔の開口には電鋳金属が電着しな
いため、微小孔と略同一径の非電着部が発生する。この
とき、電鋳液には界面活性剤を実質的に加えていないの
で、ピンホールの抑制作用が無い。従って、前記非電着
部は、電鋳の進行とともに塞がることなくむしろ拡径す
るように成長し、電鋳殻に貫通した通気孔となる。この
通気孔は電鋳殻の表面で直径が30〜1000μmと小
さいが、電鋳殻の裏面で拡径しているので、通気抵抗が
低く、目詰りもしにくい。
【0012】
【実施例】以下、本発明をブロー成形用金型の主要部で
ある通気性電鋳殻の製造方法に具体化した第一実施例に
ついて、図1〜図7を参照して工程順に説明する。
ある通気性電鋳殻の製造方法に具体化した第一実施例に
ついて、図1〜図7を参照して工程順に説明する。
【0013】(1)母型の製作工程: 図1はブロー成
形する成形品の略半分と同一形状に形成されたエポキシ
樹脂製の母型1を示す。この母型1は、次の方法により
製作したものである。 まず、木型(図示略)に革を貼ることにより、ブロ
ー成形する成形品と同一の表面形状とシボ模様とを有す
る模型(図示略)を製作する。 この模型にシリコンゴムを被せることにより、該模
型の表面形状とシボ模様が反転して転写された凹型(図
示略)を製作する。 この凹型にエポキシ樹脂を流し込んで硬化させるこ
とにより、該凹型の表面形状とシボ模様とが再反転して
転写された母型1を得る。
形する成形品の略半分と同一形状に形成されたエポキシ
樹脂製の母型1を示す。この母型1は、次の方法により
製作したものである。 まず、木型(図示略)に革を貼ることにより、ブロ
ー成形する成形品と同一の表面形状とシボ模様とを有す
る模型(図示略)を製作する。 この模型にシリコンゴムを被せることにより、該模
型の表面形状とシボ模様が反転して転写された凹型(図
示略)を製作する。 この凹型にエポキシ樹脂を流し込んで硬化させるこ
とにより、該凹型の表面形状とシボ模様とが再反転して
転写された母型1を得る。
【0014】前記母型1では、フランジ部2以外の表面
全体が電鋳の行われる被電鋳面3であるが、図1におけ
る上面のみにシボ模様が形成されている。本実施例で製
造した通気性電鋳殻を用いてブロー成形をする場合、ブ
ロー成形品に前記シボ模様を忠実に転写することが大切
になるから、そのシボ模様のある上面に対応する部分が
通気孔の要求される孔要求箇所である。
全体が電鋳の行われる被電鋳面3であるが、図1におけ
る上面のみにシボ模様が形成されている。本実施例で製
造した通気性電鋳殻を用いてブロー成形をする場合、ブ
ロー成形品に前記シボ模様を忠実に転写することが大切
になるから、そのシボ模様のある上面に対応する部分が
通気孔の要求される孔要求箇所である。
【0015】(2)準備工程: 前記母型1の被電鋳面
3を溶剤、研磨剤等により磨いて、汚れや油脂膜を除去
するとともに粗面化し、次の導電膜4のなじみを良くす
る。次いで、母型1を水洗いして前記溶剤、研磨剤等を
除去し、空気を吹付けて素早く乾燥させる。
3を溶剤、研磨剤等により磨いて、汚れや油脂膜を除去
するとともに粗面化し、次の導電膜4のなじみを良くす
る。次いで、母型1を水洗いして前記溶剤、研磨剤等を
除去し、空気を吹付けて素早く乾燥させる。
【0016】図2に示すように、前記母型1の被電鋳面
3の全体に、銀鏡反応により薄い導電膜4を形成して導
電面とする。銀鏡反応とは、物体の表面に銀を還元被覆
する公知の方法である。導電膜4を形成した後、母型1
を再度水洗いして銀鏡材料を除去する。
3の全体に、銀鏡反応により薄い導電膜4を形成して導
電面とする。銀鏡反応とは、物体の表面に銀を還元被覆
する公知の方法である。導電膜4を形成した後、母型1
を再度水洗いして銀鏡材料を除去する。
【0017】図2に示すように、前記母型1の孔要求箇
所である上面のみに、ドリル加工により微小孔5を形成
(凹設)する。母型1はエポキシ樹脂製なので、ドリル
加工は容易である。微小孔5の数は通気孔の要求数と等
しい1〜10個/cm2 とし、微小孔5の直径は通気孔
の要求径と略等しい200μmとし、微小孔5の深さは
1mmとする。
所である上面のみに、ドリル加工により微小孔5を形成
(凹設)する。母型1はエポキシ樹脂製なので、ドリル
加工は容易である。微小孔5の数は通気孔の要求数と等
しい1〜10個/cm2 とし、微小孔5の直径は通気孔
の要求径と略等しい200μmとし、微小孔5の深さは
1mmとする。
【0018】(3)電鋳工程: 次に、図3〜図5に示
すように、前記母型1の被電鋳面3に電鋳を行なうこと
により、電鋳殻7を形成すると同時に、その孔要求箇所
に要求数及び要求径の通気孔8を形成する。
すように、前記母型1の被電鋳面3に電鋳を行なうこと
により、電鋳殻7を形成すると同時に、その孔要求箇所
に要求数及び要求径の通気孔8を形成する。
【0019】まず、この工程に使用する装置等について
説明すると、51は電鋳液槽、52はその内部に貯留さ
れた電鋳液である。電鋳液52の成分組成は、スルファ
ミン酸ニッケル300〜450g/リットル、塩化ニッ
ケル0〜10g/リットル、硼酸30〜45g/リット
ルであり、ラウリル硫酸ナトリウム等の界面活性剤は実
質的に加えられていない。スルファミン酸を随時添加す
ることにより、電鋳液52のpH値は常に2.5〜4.
2の範囲に調整される。pH値がこの範囲より大きい
と、電鋳時におけるカソード電流効率が低下し、pH値
がこの範囲より低いと、電鋳液52中に塩基性沈澱物が
生成されて電鋳殻が変色するからである。また、電鋳液
52の温度は30〜50℃に保持されている。
説明すると、51は電鋳液槽、52はその内部に貯留さ
れた電鋳液である。電鋳液52の成分組成は、スルファ
ミン酸ニッケル300〜450g/リットル、塩化ニッ
ケル0〜10g/リットル、硼酸30〜45g/リット
ルであり、ラウリル硫酸ナトリウム等の界面活性剤は実
質的に加えられていない。スルファミン酸を随時添加す
ることにより、電鋳液52のpH値は常に2.5〜4.
2の範囲に調整される。pH値がこの範囲より大きい
と、電鋳時におけるカソード電流効率が低下し、pH値
がこの範囲より低いと、電鋳液52中に塩基性沈澱物が
生成されて電鋳殻が変色するからである。また、電鋳液
52の温度は30〜50℃に保持されている。
【0020】電鋳液52中には、前記母型1がカソード
として浸漬され、電鋳金属としてのニッケル電極53が
アノードとして浸漬される。54はニッケル電極53と
母型1の導電膜4との間に直流電圧を通電する電源装置
であって、定電圧制御又は定電流制御を選択的に行える
ようになっている。
として浸漬され、電鋳金属としてのニッケル電極53が
アノードとして浸漬される。54はニッケル電極53と
母型1の導電膜4との間に直流電圧を通電する電源装置
であって、定電圧制御又は定電流制御を選択的に行える
ようになっている。
【0021】さて、電源装置54からニッケル電極53
と母型1の導電膜4との間に、カソード電流密度0.5
〜3.0A/dm2 の強さの電流を流すと、図4に示す
ように、導電膜4にニッケルが電着して電鋳殻7が徐々
に形成される。
と母型1の導電膜4との間に、カソード電流密度0.5
〜3.0A/dm2 の強さの電流を流すと、図4に示す
ように、導電膜4にニッケルが電着して電鋳殻7が徐々
に形成される。
【0022】この電鋳の初期において、母型1の上面に
形成されている微小孔5の開口にはニッケルが電着しな
いため、該微小孔5と略同一径の非電着部が発生する。
このとき、電鋳液52には界面活性剤を実質的に加えて
いないので、ピンホールの抑制作用が無い。従って、前
記非電着部は、図5に示すように、電鋳の進行とともに
塞がることなくむしろ拡径するように成長し、電鋳殻7
に貫通した通気孔8となる。この通気性電鋳殻7の厚さ
が約4mmになったら、電流を止める。
形成されている微小孔5の開口にはニッケルが電着しな
いため、該微小孔5と略同一径の非電着部が発生する。
このとき、電鋳液52には界面活性剤を実質的に加えて
いないので、ピンホールの抑制作用が無い。従って、前
記非電着部は、図5に示すように、電鋳の進行とともに
塞がることなくむしろ拡径するように成長し、電鋳殻7
に貫通した通気孔8となる。この通気性電鋳殻7の厚さ
が約4mmになったら、電流を止める。
【0023】(4)脱型工程: 次に、前記母型1及び
通気性電鋳殻7を電鋳液52から取り出し、母型1から
通気性電鋳殻7を剥離する。この通気性電鋳殻7の表面
には、図6に示すように、母型1のシボ模様が反転転写
されてなるシボ模様が形成されている。また、通気孔8
の数は要求数通りの1〜10個/cm2 であり、通気孔
8の直径は、通気性電鋳殻7の表面で要求径通りの20
0μmであり、裏面で1〜6mmに拡径している。
通気性電鋳殻7を電鋳液52から取り出し、母型1から
通気性電鋳殻7を剥離する。この通気性電鋳殻7の表面
には、図6に示すように、母型1のシボ模様が反転転写
されてなるシボ模様が形成されている。また、通気孔8
の数は要求数通りの1〜10個/cm2 であり、通気孔
8の直径は、通気性電鋳殻7の表面で要求径通りの20
0μmであり、裏面で1〜6mmに拡径している。
【0024】(5)食切り部形成工程: 次に、図7に
示すように、前記通気性電鋳殻7の縁部の背面を切削加
工することにより、該縁部の全周にブロー成形用の食切
り部9を形成する。この縁部には通気孔が形成されてい
ないので、食切り部9を容易に形成でき、また食切り部
9の強度が確保され、型閉じ時の衝撃力により変形する
おそれがない。
示すように、前記通気性電鋳殻7の縁部の背面を切削加
工することにより、該縁部の全周にブロー成形用の食切
り部9を形成する。この縁部には通気孔が形成されてい
ないので、食切り部9を容易に形成でき、また食切り部
9の強度が確保され、型閉じ時の衝撃力により変形する
おそれがない。
【0025】(6)背面補強部材の取付工程: 次に、
図7に示すように、前記通気性電鋳殻7の背面の要所に
背面補強部材11を取り付ける。この背面補強部材11
には、円柱形状に形成されたものと、内周面に雌ねじを
持つ有底円筒形状に形成されたものとがある。これらの
背面補強部材11の外周面底部にはフランジ部が設けら
れ、該フランジ部を通気性電鋳殻7に溶接する。
図7に示すように、前記通気性電鋳殻7の背面の要所に
背面補強部材11を取り付ける。この背面補強部材11
には、円柱形状に形成されたものと、内周面に雌ねじを
持つ有底円筒形状に形成されたものとがある。これらの
背面補強部材11の外周面底部にはフランジ部が設けら
れ、該フランジ部を通気性電鋳殻7に溶接する。
【0026】以上の工程により製造された通気性電鋳殻
7は、例えば図7に示すようなブロー成形用の通気性金
型20として組み付けられる。この通気性金型20は、
上方から下方へ供給される合成樹脂パリソンを挾むよう
横方向に駆動される第一型21と第二型22とからなる
が、両型21,22とも基本的な構造は同じであるか
ら、以下、第一型21についてのみ説明する。
7は、例えば図7に示すようなブロー成形用の通気性金
型20として組み付けられる。この通気性金型20は、
上方から下方へ供給される合成樹脂パリソンを挾むよう
横方向に駆動される第一型21と第二型22とからなる
が、両型21,22とも基本的な構造は同じであるか
ら、以下、第一型21についてのみ説明する。
【0027】通気性電鋳殻7の周囲には枠体23が配さ
れ、該枠体23のランド部24は食切り部9の基部と連
続するようにして通気性電鋳殻7の背面に固定されてい
る。この枠体23の反ランド側の開口には支持板26が
ボルト27により固定され、枠体23と支持板26との
間はシールリング28により気密性となっている。
れ、該枠体23のランド部24は食切り部9の基部と連
続するようにして通気性電鋳殻7の背面に固定されてい
る。この枠体23の反ランド側の開口には支持板26が
ボルト27により固定され、枠体23と支持板26との
間はシールリング28により気密性となっている。
【0028】枠体23又は支持板26の要所に形成され
た透孔25には支持ボルト30が挿通され、該支持ボル
ト30の先端部は背面補強部材11の雌ねじに螺入され
ている。この支持ボルト30には支持板26に当接する
ナット31が螺合されており、該ナット31の螺合位置
の調整により、支持ボルト30は通気性電鋳殻7をやや
引張気味に支持している。また、枠体23又は支持板2
6の要所に形成された雌ねじ孔29にも支持ボルト30
が螺合され、該支持ボルト30の先端部は雌ねじの無い
背面補強部材11に当接して通気性電鋳殻7をやや押圧
気味に支持している。
た透孔25には支持ボルト30が挿通され、該支持ボル
ト30の先端部は背面補強部材11の雌ねじに螺入され
ている。この支持ボルト30には支持板26に当接する
ナット31が螺合されており、該ナット31の螺合位置
の調整により、支持ボルト30は通気性電鋳殻7をやや
引張気味に支持している。また、枠体23又は支持板2
6の要所に形成された雌ねじ孔29にも支持ボルト30
が螺合され、該支持ボルト30の先端部は雌ねじの無い
背面補強部材11に当接して通気性電鋳殻7をやや押圧
気味に支持している。
【0029】なお、通気性電鋳殻7の背面には冷却管3
2が配設され、成形時に通気性電鋳殻7が過熱しないよ
うになっている。また、支持板26に設けられた吸引ノ
ズル33には耐圧ホース34及びリークバルブ35を介
して真空ポンプ36が接続され、通気性電鋳殻7の背面
空間を減圧できるようになっている。また、第一型21
と第二型22との間には吹込みノズル37が挿入され
る。
2が配設され、成形時に通気性電鋳殻7が過熱しないよ
うになっている。また、支持板26に設けられた吸引ノ
ズル33には耐圧ホース34及びリークバルブ35を介
して真空ポンプ36が接続され、通気性電鋳殻7の背面
空間を減圧できるようになっている。また、第一型21
と第二型22との間には吹込みノズル37が挿入され
る。
【0030】前記通気性金型20を使用してブロー成形
を行うには、図7に示すように、まず加熱された合成樹
脂パリソン40を上方から第一型21と第二型22との
間に供給し、両型21,22を型締めする。次に、吹込
みノズル37からエアを吹き込み、合成樹脂パリソン4
0を通気性電鋳殻7の成形面に押し付ければ、シボ模様
が反転転写されたブロー成形品が得られる。
を行うには、図7に示すように、まず加熱された合成樹
脂パリソン40を上方から第一型21と第二型22との
間に供給し、両型21,22を型締めする。次に、吹込
みノズル37からエアを吹き込み、合成樹脂パリソン4
0を通気性電鋳殻7の成形面に押し付ければ、シボ模様
が反転転写されたブロー成形品が得られる。
【0031】通気性電鋳殻7には多数の通気孔8が形成
されているので、従来のようなベント孔を設けなくて
も、合成樹脂パリソン40と通気性電鋳殻7の間のエア
を容易かつ完全に抜くことができる。また、通気孔8は
通気性電鋳殻7の表面で小径なので、その跡がブロー成
形品に付くことはない。さらに、通気孔8は通気性電鋳
殻7の裏面で拡径しているので、エア抜き時の通気抵抗
が低い。
されているので、従来のようなベント孔を設けなくて
も、合成樹脂パリソン40と通気性電鋳殻7の間のエア
を容易かつ完全に抜くことができる。また、通気孔8は
通気性電鋳殻7の表面で小径なので、その跡がブロー成
形品に付くことはない。さらに、通気孔8は通気性電鋳
殻7の裏面で拡径しているので、エア抜き時の通気抵抗
が低い。
【0032】さらに、前記真空ポンプ36を作動させて
通気性電鋳殻7の背面空間を減圧し、通気孔8から合成
樹脂パリソン40を積極的に吸引して通気性電鋳殻7の
成形面に密着させれば、シボ模様をより鮮明に転写させ
ることができる。このとき、通気孔8の通気抵抗が低い
ことから、合成樹脂パリソン40を強力に真空吸引する
ことができる。また、この通気孔8は拡径していて目詰
りしにくいため、メンテナンスが楽になる。
通気性電鋳殻7の背面空間を減圧し、通気孔8から合成
樹脂パリソン40を積極的に吸引して通気性電鋳殻7の
成形面に密着させれば、シボ模様をより鮮明に転写させ
ることができる。このとき、通気孔8の通気抵抗が低い
ことから、合成樹脂パリソン40を強力に真空吸引する
ことができる。また、この通気孔8は拡径していて目詰
りしにくいため、メンテナンスが楽になる。
【0033】次に、本発明を平板状の通気性電鋳殻の製
造方法に具体化した第二実施例について、図8〜図9を
参照して工程順に説明する。
造方法に具体化した第二実施例について、図8〜図9を
参照して工程順に説明する。
【0034】(1)母型の製作工程: 図8に示すよう
に、厚さ2mmのアルミニウム板の被電鋳面3である上
面を鏡面仕上げして母型1とする。被電鋳面3は導電面
であるから、導電膜を設ける必要はない。
に、厚さ2mmのアルミニウム板の被電鋳面3である上
面を鏡面仕上げして母型1とする。被電鋳面3は導電面
であるから、導電膜を設ける必要はない。
【0035】(2)準備工程: 前記母型1の被電鋳面
3に、ドリル加工により微小孔5を形成(凹設)する。
微小孔5は5mm間隔で格子状に配列し、微小孔5の直
径は通気孔の要求径と略等しい100μmとし、微小孔
5の深さは0.5mmとする。
3に、ドリル加工により微小孔5を形成(凹設)する。
微小孔5は5mm間隔で格子状に配列し、微小孔5の直
径は通気孔の要求径と略等しい100μmとし、微小孔
5の深さは0.5mmとする。
【0036】(3)電鋳工程及び(4)脱型工程: 第
一実施例の電鋳工程及び脱型工程と略同様に行うことに
より、図9に示すように、厚さ約3mmの平板状の通気
性電鋳殻7を形成する。この通気性電鋳殻7の表面は鏡
面となる。通気孔8は前記格子状配列で形成され、通気
孔8の直径は、通気性電鋳殻7の表面で要求径通りの1
00μmであり、裏面で1〜5mmに拡径している。
一実施例の電鋳工程及び脱型工程と略同様に行うことに
より、図9に示すように、厚さ約3mmの平板状の通気
性電鋳殻7を形成する。この通気性電鋳殻7の表面は鏡
面となる。通気孔8は前記格子状配列で形成され、通気
孔8の直径は、通気性電鋳殻7の表面で要求径通りの1
00μmであり、裏面で1〜5mmに拡径している。
【0037】次に、本発明を円筒形状の通気性電鋳殻の
製造方法に具体化した第三実施例について、図10〜図
12を参照して工程順に説明する。
製造方法に具体化した第三実施例について、図10〜図
12を参照して工程順に説明する。
【0038】(1)母型の製作工程: 図10に示すよ
うに、直径30mmのアルミニウム棒を母型1とする。
被電鋳面3である外周面は導電面であるから、導電膜を
設ける必要はない。
うに、直径30mmのアルミニウム棒を母型1とする。
被電鋳面3である外周面は導電面であるから、導電膜を
設ける必要はない。
【0039】(2)準備工程: 前記母型1の被電鋳面
3に、ドリル加工により微小孔5を形成(凹設)する。
微小孔5は母型1の中心角で45度配列とし、微小孔5
の直径は通気孔の要求径と略等しい200μmとし、微
小孔5の深さは1mmとする。
3に、ドリル加工により微小孔5を形成(凹設)する。
微小孔5は母型1の中心角で45度配列とし、微小孔5
の直径は通気孔の要求径と略等しい200μmとし、微
小孔5の深さは1mmとする。
【0040】(3)電鋳工程: 第一実施例の電鋳工程
と略同様に行うことにより、図11に示すように、厚さ
約3mmの円筒形状の通気性電鋳殻7を形成する。
と略同様に行うことにより、図11に示すように、厚さ
約3mmの円筒形状の通気性電鋳殻7を形成する。
【0041】(4)脱型工程: 前記母型1及び通気性
電鋳殻7を図示しない苛性ソーダ(NaOH)水溶液に
浸漬し、図12に示すように、母型1を溶出させること
により通気性電鋳殻7から除去する。通気孔8は前記配
列で形成され、通気孔8の直径は、通気性電鋳殻7の表
面で要求径通りの200μmであり、裏面で1〜5mm
に拡径している。
電鋳殻7を図示しない苛性ソーダ(NaOH)水溶液に
浸漬し、図12に示すように、母型1を溶出させること
により通気性電鋳殻7から除去する。通気孔8は前記配
列で形成され、通気孔8の直径は、通気性電鋳殻7の表
面で要求径通りの200μmであり、裏面で1〜5mm
に拡径している。
【0042】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)第一実施例の通気性電鋳殻7において、背面補強
部材11を固定する箇所には通気孔8を形成しないよう
にすること。 (2)ブロー成形の他、真空成形、スタンピング成形、
射出成形、反応射出成形、圧縮成形、ラム押出し成形等
の各種合成樹脂成形用の通気性金型、あるいは、フィル
タその他の各種用途に使用する通気性電鋳殻の製造方法
として具体化すること。
れるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)第一実施例の通気性電鋳殻7において、背面補強
部材11を固定する箇所には通気孔8を形成しないよう
にすること。 (2)ブロー成形の他、真空成形、スタンピング成形、
射出成形、反応射出成形、圧縮成形、ラム押出し成形等
の各種合成樹脂成形用の通気性金型、あるいは、フィル
タその他の各種用途に使用する通気性電鋳殻の製造方法
として具体化すること。
【0043】
【発明の効果】本発明の通気性電鋳殻の製造方法は、上
記の通り構成されているので、通気抵抗が小さく目詰り
もしにくい通気孔を、電鋳と同時に容易かつ安価に形成
することができるとともに、電鋳殻の孔要求箇所に要求
数及び要求径の通気孔を、それらの要求通りに形成する
ことができるという優れた効果を奏する。
記の通り構成されているので、通気抵抗が小さく目詰り
もしにくい通気孔を、電鋳と同時に容易かつ安価に形成
することができるとともに、電鋳殻の孔要求箇所に要求
数及び要求径の通気孔を、それらの要求通りに形成する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第一実施例で使用する母型
の断面図である。
の断面図である。
【図2】同実施例の準備工程を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】同実施例の電鋳工程の概要を示す説明図であ
る。
る。
【図4】同実施例の電鋳工程の初期を示す要部拡大断面
図である。
図である。
【図5】同実施例の電鋳工程の終了時を示す要部拡大断
面図である。
面図である。
【図6】同実施例で製造された通気性電鋳殻の部分拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図7】同通気性電鋳殻を用いて組み立てた通気性金型
の断面図である。
の断面図である。
【図8】第二実施例で使用する母型とその準備工程を示
す断面図である。
す断面図である。
【図9】同実施例の電鋳工程を示す断面図である。
【図10】第三実施例で使用する母型を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】同実施例の電鋳工程を示す断面図である。
【図12】同実施例で脱型された通気性電鋳殻の断面図
である。
である。
1 母型 4 導電膜 5 微小孔 7 通気性電鋳
殻 8 通気孔 52 電鋳液
殻 8 通気孔 52 電鋳液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 1/00 - 7/08 B29C 33/10 B29C 33/38
Claims (2)
- 【請求項1】 母型の表面を導電面とするとともに、該
導電面に通気孔の要求数及び要求径と略等しい微小孔を
凹設し、 界面活性剤を実質的に加えない電鋳液中において、前記
母型の導電面に電鋳を行うことにより電鋳殻を形成する
と同時に、該電鋳の初期に前記微小孔の開口に微小孔と
略同一径の非電着部を発生させ、該電鋳の進行とともに
該非電着部を成長させることにより、前記電鋳殻に貫通
した要求数及び要求径の通気孔を形成することを特徴と
する通気性電鋳殻の製造方法。 - 【請求項2】 前記微小孔は直径30〜1000μmで
ある請求項1記載の通気性電鋳殻の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3349226A JP3012387B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 通気性電鋳殻の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3349226A JP3012387B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 通気性電鋳殻の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156486A JPH05156486A (ja) | 1993-06-22 |
JP3012387B2 true JP3012387B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=18402334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3349226A Expired - Lifetime JP3012387B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 通気性電鋳殻の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3012387B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3100337B2 (ja) * | 1996-01-09 | 2000-10-16 | 江南特殊産業株式会社 | 多孔質電鋳殻及びその製造方法 |
JP4093690B2 (ja) | 1999-10-27 | 2008-06-04 | 江南特殊産業株式会社 | シートによる三次元成形品の成形方法及び成形装置 |
KR101038088B1 (ko) | 2009-09-10 | 2011-06-01 | 주식회사 몰텍스 | 파이버를 이용한 패턴 형성용 다공성 전주 쉘의 제조방법 및 그 다공성 전주 쉘 |
JP5524989B2 (ja) * | 2012-01-18 | 2014-06-18 | 極東技研有限会社 | 多孔性電鋳の製造方法 |
JP6405180B2 (ja) * | 2014-10-09 | 2018-10-17 | 極東技研有限会社 | 多孔性電鋳の製造方法 |
US10611541B2 (en) | 2016-04-29 | 2020-04-07 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Flexible dispenser for compact stack of folded tissues |
JP7114061B2 (ja) * | 2018-07-02 | 2022-08-08 | ミタク工業株式会社 | 金属多孔質成形品の製造方法 |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP3349226A patent/JP3012387B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05156486A (ja) | 1993-06-22 |
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