JP2001121592A - 射出装置 - Google Patents

射出装置

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JP2001121592A
JP2001121592A JP30322999A JP30322999A JP2001121592A JP 2001121592 A JP2001121592 A JP 2001121592A JP 30322999 A JP30322999 A JP 30322999A JP 30322999 A JP30322999 A JP 30322999A JP 2001121592 A JP2001121592 A JP 2001121592A
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resin
heating cylinder
screw
groove
flight
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Yoshiyuki Imatomi
芳幸 今冨
Tomohiro Hirano
智裕 平野
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/30Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices
    • B29B7/34Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices
    • B29B7/38Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary
    • B29B7/40Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with single shaft
    • B29B7/42Mixing; Kneading continuous, with mechanical mixing or kneading devices with movable mixing or kneading devices rotary with single shaft with screw or helix
    • B29B7/428Parts or accessories, e.g. casings, feeding or discharging means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29BPREPARATION OR PRETREATMENT OF THE MATERIAL TO BE SHAPED; MAKING GRANULES OR PREFORMS; RECOVERY OF PLASTICS OR OTHER CONSTITUENTS OF WASTE MATERIAL CONTAINING PLASTICS
    • B29B7/00Mixing; Kneading
    • B29B7/80Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29B7/84Venting or degassing ; Removing liquids, e.g. by evaporating components
    • B29B7/845Venting, degassing or removing evaporated components in devices with rotary stirrers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱シリンダ内において発生したガスを円滑に
大気中に排出し、樹脂焼けが発生するのを防止すること
ができるようにする。 【解決手段】所定の位置に樹脂供給口15が形成された
加熱シリンダ11と、スクリュー本体12aの外周面に
形成されたフライト23及び溝24を備えたフライト部
21、並びに該フライト部21の前端に配設されたスク
リューヘッド27を備え、前記加熱シリンダ11内にお
いて回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリュ
ー12とを有する。そして、前記樹脂供給口15より後
方において、前記溝24内と大気とを連通させ、加熱シ
リンダ11内において発生したガスを大気中に排出する
ガス排出路が形成される。この場合、加熱シリンダ11
内において樹脂を溶融させるときに発生したガスは、前
記溝24及び各ガス排出路を介して円滑に大気中に排出
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、射出装置
が配設され、該射出装置の加熱シリンダ内においてスク
リューが回転自在に、かつ、進退自在に配設され、該ス
クリューを計量用モータ及び射出用モータによって回転
及び進退させることができるようになっている。また、
前記スクリューの外周面には、螺(ら)旋状のフライト
が形成され、該フライトによって溝が形成される。
【0003】そして、計量工程時に、スクリューを正方
向に回転させると、ホッパから落下した樹脂が溶融させ
られ、前記溝に沿って前進させられ、スクリューヘッド
の前方に蓄えられる。それに伴ってスクリューは後退さ
せられる。
【0004】そのために、前記スクリューにおいては、
後方から前方にかけて順に、ホッパから落下した樹脂が
供給される樹脂供給部、供給された樹脂を圧縮しながら
溶融させる圧縮部、及び溶融させられた樹脂を一定量ず
つ計量する計量部が形成される。そして、前記溝内の樹
脂は、前記樹脂供給部においてペレット状の形状を有
し、圧縮部において半溶融状態になり、計量部において
完全に溶融させられて液状になる。
【0005】また、射出工程時に、スクリューを前進さ
せると、スクリューヘッドの前方に蓄えられた樹脂は射
出ノズルから射出され、金型装置内のキャビティ空間に
充填(てん)される。このとき、スクリューヘッドの前
方の樹脂が逆流しないように、スクリューヘッドの周囲
に逆流防止装置が配設される。該逆流防止装置は、スク
リューヘッドの円柱部の外周に配設された環状の逆止リ
ング、及びスクリューのフライト部の前端に固定された
押金から成る。前記逆止リングは、スクリューの回転に
伴って、前記スクリューヘッドの前方とフライト部とを
連通させる連通位置、及び前記スクリューヘッドの前方
とフライト部とを遮断する遮断位置を採る。したがっ
て、計量工程が完了した後、スクリューを逆方向に回転
させて前記逆止リングを遮断位置に置くことによって、
スクリューヘッドの前方の樹脂が逆流しないようにする
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出装置においては、加熱シリンダ内において樹脂
を溶融させるときに発生したガスによって、樹脂焼けが
発生したり、ガスが樹脂に混入して成形品の表面にガス
の跡が残ったりして、成形品の品質が低下してしまう。
【0007】本発明は、前記従来の射出装置の問題点を
解決して、加熱シリンダ内において発生したガスを円滑
に大気中に排出し、樹脂焼けが発生するのを防止し、成
形品の品質を向上させることができる射出装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出装置においては、所定の位置に樹脂供給口が形成され
た加熱シリンダと、スクリュー本体の外周面に形成され
たフライト及び溝を備えたフライト部、並びに該フライ
ト部の前端に配設されたスクリューヘッドを備え、前記
加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に
配設されたスクリューとを有する。
【0009】そして、前記樹脂供給口より後方におい
て、前記溝内と大気とを連通させ、加熱シリンダ内にお
いて発生したガスを大気中に排出するガス排出路が形成
される。
【0010】本発明の他の射出装置においては、さら
に、前記ガス排出路は加熱シリンダの内周面に形成され
る。
【0011】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記ガス排出路はフライトの外周縁に形成され
る。
【0012】本発明の更に他の射出装置においては、さ
らに、前記ガス排出路は前記加熱シリンダの壁内に形成
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施の形態における
射出装置の要部拡大図、図2は本発明の第1の実施の形
態における射出装置の概念図、図3は本発明の第1の実
施の形態における加熱シリンダの断面図である。
【0015】図において、11はシリンダ部材としての
加熱シリンダ、12は該加熱シリンダ11内において回
転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部材として
のスクリュー、13は前記加熱シリンダ11の前端(図
1における左端)に形成された射出ノズル、14は該射
出ノズル13に形成されたノズル口、15は前記加熱シ
リンダ11の後端(図1における右端)の近傍の所定の
位置に形成された樹脂供給口、16は該樹脂供給口15
に取り付けられ、樹脂を収容するホッパである。
【0016】前記スクリュー12は、フライト部21、
及び該フライト部21の前端に配設されたスクリューヘ
ッド27を備える。そして、前記フライト部21は、ス
クリュー本体12aの外周面に螺旋状に形成されたフラ
イト23を備え、該フライト23によって螺旋状の溝2
4が形成される。また、フライト部21には、後方(図
1における右方)から前方(図1における左方)にかけ
て順に、ホッパ16から落下した樹脂が供給される樹脂
供給部P1、供給された樹脂を圧縮しながら溶融させる
圧縮部P2、及び溶融させられた樹脂を一定量ずつ計量
する計量部P3が形成される。前記溝24の底、すなわ
ち、溝底の外径は、樹脂供給部P1において比較的小さ
くされ、圧縮部P2において後方から前方にかけて徐々
に大きくされ、計量部P3において比較的大きくされ
る。したがって、加熱シリンダ11の内周面とスクリュ
ー本体12aの外周面との間の間隙(げき)は、前記樹
脂供給部P1において比較的大きくされ、圧縮部P2に
おいて後方から前方にかけて徐々に小さくされ、計量部
P3において比較的小さくされる。
【0017】計量工程時に、前記スクリュー12を正方
向に回転させると、ホッパ16から落下した樹脂が、樹
脂供給部P1に供給され、溝24内を前進(図1におけ
る左方に移動)させられる。それに伴って、スクリュー
12が後退(図1における右方に移動)させられ、樹脂
がスクリューヘッド27の前方に蓄えられる。なお、前
記溝24内の樹脂は、前記樹脂供給部P1において図1
に示されるようにペレット状の形状を有し、圧縮部P2
において半溶融状態になり、計量部P3において完全に
溶融させられて液状になる。
【0018】ところで、前記スクリュー12の外周面及
び加熱シリンダ11の内周面の粗さが互いに等しいと、
計量工程時にスクリュー12を回転させても、溝24内
の樹脂は、スクリュー12と一体的に回転させられ、前
進しない。そこで、通常は、加熱シリンダ11の内周面
がスクリュー12の外周面より粗くされる。
【0019】また、射出工程時に、前記スクリュー12
を前進させると、スクリューヘッド27の前方に蓄えら
れた樹脂は、射出ノズル13から射出され、図示されな
い金型装置内のキャビティ空間に充填される。このと
き、スクリューヘッド27の前方に蓄えられた樹脂が逆
流しないように、スクリューヘッド27の周囲に逆流防
止装置が配設される。
【0020】そのために、前記スクリューヘッド27
は、前半部(図1における左半部)に円錐(すい)形の
ヘッド本体部25を、後半部(図1における右半部)に
円柱部26を有する。そして、該円柱部26の外周に環
状の逆止リング28が回動自在に配設され、前記フライ
ト部21の前端に押金29が固定される。なお、逆止リ
ング28及び押金29によって逆流防止装置が構成され
る。
【0021】前記逆止リング28には、円周方向におけ
る複数箇所に軸方向に延びる穴28aが、前端に所定の
角度にわたって切欠28bが形成される。そして、前記
ヘッド本体部25に係止突起25aが形成され、該係止
突起25aが前記切欠28b内に置かれる。この場合、
前記逆止リング28は、スクリュー12の回転に伴って
スクリューヘッド27に対して所定の角度θだけ回動さ
せられ、それ以上の回動が規制される。
【0022】一方、前記押金29には、円周方向におけ
る複数箇所に、前記穴28aと対応させて軸方向に延び
る穴29aが形成される。したがって、逆止リング28
がスクリューヘッド27に対して回動させられることに
よって、前記穴28a、29aが選択的に連通させられ
る。そして、逆止リング28は、前記スクリューヘッド
27の前方とフライト部21とを連通させる連通位置、
及び前記スクリューヘッド27の前方とフライト部21
とを遮断する遮断位置を採る。
【0023】ところで、前記加熱シリンダ11の後端
(図2における右端)は前方射出サポート31に取り付
けられ、該前方射出サポート31と所定の距離を置いて
後方射出サポート32が配設される。そして、前記前方
射出サポート31と後方射出サポート32との間にガイ
ドバー33が架設され、該ガイドバー33に沿ってプレ
ッシャプレート34が進退自在に配設される。なお、前
記前方射出サポート31及び後方射出サポート32は、
図示されないボルトによって図示されないスライドベー
スに固定される。
【0024】また、前記スクリュー12の後端にドライ
ブシャフト35が連結され、該ドライブシャフト35
は、ベアリング36、37によってプレッシャプレート
34に対して回転自在に支持される。そして、スクリュ
ー12を回転させるために、第1の駆動手段として電動
の計量用モータ41が配設され、該計量用モータ41と
ドライブシャフト35との間に、プーリ42、43及び
タイミングベルト44から成る第1の回転伝動手段が配
設される。したがって、前記計量用モータ41を駆動す
ることによって、スクリュー12を正方向又は逆方向に
回転させることができる。なお、本実施の形態におい
て、前記第1の駆動手段として電動の計量用モータ41
を使用しているが、該電動の計量用モータ41に代えて
油圧のモータを使用することもできる。
【0025】また、前記プレッシャプレート34より後
方(図2における右方)に、互いに螺合させられたボー
ルねじ軸45及びボールナット46から成るボールねじ
47が配設され、該ボールねじ47によって回転運動を
直線運動に変換する運動方向変換手段が構成される。そ
して、前記ボールねじ軸45はベアリング48によって
後方射出サポート32に対して回転自在に支持され、前
記ボールナット46はプレート51及びロードセル52
を介してプレッシャプレート34に固定される。さら
に、スクリュー12を進退させるために、第2の駆動手
段としての射出用モータ53が配設され、該射出用モー
タ53とボールねじ軸45との間に、プーリ54、55
及びタイミングベルト56から成る第2の回転伝動手段
が配設される。したがって、前記射出用モータ53を駆
動し、ボールねじ軸45を回転させることによってボー
ルナット46及びプレッシャプレート34を移動させ、
スクリュー12を前進(図2における左方に移動)又は
後退(図2における右方に移動)させることができる。
なお、本実施の形態において、前記第2の駆動手段とし
て射出用モータ53を使用しているが、該射出用モータ
53に代えて射出用シリンダを使用することもできる。
【0026】ところで、加熱シリンダ11内において樹
脂を溶融させるときに発生したガスによって、樹脂焼け
が発生すると、成形品の品質が低下してしまう。そこ
で、加熱シリンダ11の内周面における樹脂供給口15
より後方に、かつ、円周方向における複数箇所に、ガス
排出路としてのガス抜き溝61が軸方向に延在させて形
成される。各ガス抜き溝61は、後端が前方射出サポー
ト31の後端面(図2における右端面)において開口さ
せられ、前記樹脂供給口15より後方において溝24内
と大気とを連通させる。
【0027】したがって、加熱シリンダ11内において
樹脂を溶融させるときに発生したガスは、前記溝24及
び各ガス抜き溝61を介して円滑に大気中に排出され
る。このようにガス抜きが行われるので、樹脂焼けが発
生したり、ガスが樹脂に混入して成形品の表面にガスの
跡が残ったりするのを防止することができ、成形品の品
質を向上させることができる。
【0028】なお、前記各ガス抜き溝61の断面積は、
樹脂の断面積より小さくされるので、各ガス抜き溝61
内に樹脂が進入することがなく、樹脂が加熱シリンダ1
1の後端から落下することがない。本実施の形態におい
て、各ガス抜き溝61は、樹脂供給口15より後方に形
成されるが、樹脂供給口15より前方に形成することも
できる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0030】図4は本発明の第2の実施の形態における
射出装置の要部拡大図、図5は本発明の第2の実施の形
態における加熱シリンダの断面図である。
【0031】この場合、樹脂供給口15より後方(図4
における右方)のフライト23の外周縁に、かつ、円周
方向における複数箇所に、ガス排出路としてのガス抜き
溝62がフライト23の厚さ方向に延在させて形成され
る。各ガス抜き溝62は、後端(図4における右端)が
前方射出サポート31(図2)の後端面において開口さ
せられ、前記樹脂供給口15より後方において溝24内
と大気とを連通させる。また、前記スクリュー12の後
端が加熱シリンダ11より突出させられ、フライト23
及び溝24が露出させられる。
【0032】したがって、加熱シリンダ11内において
樹脂を溶融させるときに発生させられたガスは、前記溝
24及び各ガス抜き溝62を介して円滑に大気中に排出
される。このようにガス抜きが行われるので、樹脂焼け
が発生したり、ガスが樹脂に混入して成形品の表面にガ
スの跡が残ったりするのを防止することができ、成形品
の品質を向上させることができる。
【0033】なお、前記各ガス抜き溝62の断面積は、
樹脂の断面積より小さくされるので、各ガス抜き溝62
内に樹脂が進入することがなく、樹脂が加熱シリンダ1
1の後端から落下することがない。本実施の形態におい
て、各ガス抜き溝62は、樹脂供給口15より後方に形
成されるが、樹脂供給口15より前方(図4における左
方)に形成することもできる。
【0034】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
ものについては、同じ符号を付与することによってその
説明を省略する。
【0035】図6は本発明の第3の実施の形態における
射出装置の要部拡大図である。
【0036】この場合、樹脂供給口15より後方(図に
おける右方)の加熱シリンダ11の壁内に、かつ、円周
方向における複数箇所に、ガス排出路としてのガス抜き
路63が軸方向に延在させて形成される。該ガス抜き路
63は、前端(図における左端)が樹脂供給口15の近
傍において溝24に臨んで開口させられ、後端(図にお
ける右端)が前方射出サポート31(図2)の後端面に
おいて開口させられ、前記樹脂供給口15より後方にお
いて溝24内と大気とを連通させる。
【0037】したがって、加熱シリンダ11内において
樹脂を溶融させるときに発生させられたガスは、前記溝
24及び各ガス抜き路63を介して円滑に大気中に排出
される。このようにガス抜きが行われるので、樹脂焼け
が発生したり、ガスが樹脂に混入して成形品の表面にガ
スの跡が残ったりするのを防止することができ、成形品
の品質を向上させることができる。
【0038】なお、前記ガス抜き路63の断面積は、樹
脂の断面積より小さくされるので、各ガス抜き路63内
に樹脂が進入することがなく、樹脂が加熱シリンダ11
の後端から落下することがない。本実施の形態におい
て、各ガス抜き路63は、樹脂供給口15より後方に形
成されるが、樹脂供給口15より前方(図における左
方)に形成することもできる。また、ガス抜き路63か
らポンプ等によって積極的にガスを吸引するようにする
こともできる。そして、前記実施の形態で説明された逆
流防止装置に代えて、逆止リングが軸方向に移動するタ
イプの逆流防止装置を使用することもできる。
【0039】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出装置においては、所定の位置に樹脂供給口が
形成された加熱シリンダと、スクリュー本体の外周面に
形成されたフライト及び溝を備えたフライト部、並びに
該フライト部の前端に配設されたスクリューヘッドを備
え、前記加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進
退自在に配設されたスクリューとを有する。
【0041】そして、前記樹脂供給口より後方におい
て、前記溝内と大気とを連通させ、加熱シリンダ内にお
いて発生したガスを大気中に排出するガス排出路が形成
される。
【0042】この場合、加熱シリンダ内において樹脂を
溶融させるときに発生したガスは、前記溝及び各ガス排
出路を介して円滑に大気中に排出される。このようにガ
ス抜きが行われるので、樹脂焼けが発生したり、ガスが
樹脂に混入して成形品の表面にガスの跡が残ったりする
のを防止することができ、成形品の品質を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における射出装置の
要部拡大図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における射出装置の
概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における加熱シリン
ダの断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における射出装置の
要部拡大図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における加熱シリン
ダの断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における射出装置の
要部拡大図である。
【符号の説明】
11 加熱シリンダ 12 スクリュー 12a スクリュー本体 15 樹脂供給口 21 フライト部 23 フライト 24 溝 27 スクリューヘッド 61、62 ガス抜き溝 63 ガス抜き路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)所定の位置に樹脂供給口が形成さ
    れた加熱シリンダと、(b)スクリュー本体の外周面に
    形成されたフライト及び溝を備えたフライト部、並びに
    該フライト部の前端に配設されたスクリューヘッドを備
    え、前記加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進
    退自在に配設されたスクリューとを有するとともに、
    (c)前記樹脂供給口より後方において、前記溝内と大
    気とを連通させ、加熱シリンダ内において発生したガス
    を大気中に排出するガス排出路が形成されることを特徴
    とする射出装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス排出路は加熱シリンダの内周面
    に形成される請求項1に記載の射出装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス排出路はフライトの外周縁に形
    成される請求項1に記載の射出装置。
  4. 【請求項4】 前記ガス排出路は前記加熱シリンダの壁
    内に形成される請求項1に記載の射出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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