JP2001079885A - 射出装置 - Google Patents

射出装置

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JP2001079885A JP26405999A JP26405999A JP2001079885A JP 2001079885 A JP2001079885 A JP 2001079885A JP 26405999 A JP26405999 A JP 26405999A JP 26405999 A JP26405999 A JP 26405999A JP 2001079885 A JP2001079885 A JP 2001079885A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】射出工程において樹脂に加わる摩擦抵抗を小さ
くすることができるとともに、成形品の品質を向上させ
ることができるようにする。 【解決手段】加熱シリンダ11と、フライト部21及び
スクリューヘッド27を備えたスクリュー12と、樹脂
供給口15に取り付けられ、樹脂を加熱シリンダ11内
に供給するホッパ16と、ホッパ16内に下方から上方
に向けて空気流を形成する空気流発生部材とを有する。
ホッパ16の上部に開閉部材が配設され、開閉部材は、
ホッパ16内外を連通させる連通位置、及びホッパ16
内外を遮断する遮断位置を採る。空気流発生部材は、開
閉部材が遮断位置に置かれている間に駆動される。開閉
部材を遮断位置に置くとともに、空気流発生部材を駆動
すると、ホッパ16内に下方から上方に向けて空気流が
形成され、下方の樹脂に加わる荷重が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、射出装置
が配設され、該射出装置の加熱シリンダ内においてスク
リューが回転自在に、かつ、進退自在に配設され、該ス
クリューを計量用モータ及び射出用モータによって回転
及び進退させることができるようになっている。また、
前記スクリューの本体、すなわち、スクリュー本体の外
周面には、螺(ら)旋状のフライトが形成され、該フラ
イトによって溝が形成される。そして、計量工程時に、
スクリューを正方向に回転させると、ホッパから落下し
た樹脂は、溶融させられながら、前記溝に沿って前進さ
せられ、スクリューヘッドの前方に蓄えられ、それに伴
ってスクリューは後退させられる。また、射出工程時
に、スクリューを前進させることによって、スクリュー
ヘッドの前方に蓄えられた樹脂を射出ノズルから射出す
るようにしている。
【0003】そのために、前記加熱シリンダに樹脂供給
口が形成され、ホッパから落下した樹脂は、前記樹脂供
給口を介して加熱シリンダ内に供給される。また、前記
スクリューに、後方から前方にかけて順に、樹脂が供給
される樹脂供給部、供給された樹脂を圧縮しながら溶融
させる圧縮部、及び溶融させられた樹脂を一定量ずつ計
量する計量部が形成される。なお、前記溝内の樹脂は、
前記樹脂供給部においてペレット状の形状を有し、圧縮
部において半溶融状態になり、計量部において完全に溶
融させられて液状になる。
【0004】ところで、前記スクリューの外周面及び加
熱シリンダの内周面の粗さが互いに等しいと、計量工程
時にスクリューを回転させても、溝内の樹脂は、スクリ
ューと一体的に回転させられ、前進しない。そこで、通
常は、加熱シリンダの内周面がスクリューの外周面より
粗くされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出装置においては、ホッパから落下して樹脂供給
口を介して供給された樹脂が、フライトと加熱シリンダ
との間に挟まれてしまうので、スクリューを前進させる
際に、加熱シリンダの内周面の近傍の樹脂に大きな摩擦
抵抗が加わってしまう。
【0006】したがって、射出工程において、後方から
スクリューに加えられる射出力と、スクリューヘッドの
前端に加わる射出圧力とが対応せず、十分な射出圧力で
樹脂を射出することができない。その結果、金型装置の
キャビティ空間内の樹脂圧力、すなわち、型内圧にばら
つきが生じ、成形品の品質を低下させてしまう。
【0007】本発明は、前記従来の射出装置の問題点を
解決して、射出工程において樹脂に加わる摩擦抵抗を小
さくすることができるとともに、成形品の品質を向上さ
せることができる射出装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出装置においては、所定の位置に樹脂供給口が形成され
た加熱シリンダと、スクリュー本体の外周面にフライト
が形成されたフライト部、及び該フライト部の前端に配
設されたスクリューヘッドを備え、前記加熱シリンダ内
において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスク
リューと、前記樹脂供給口に取り付けられ、樹脂を加熱
シリンダ内に供給するホッパと、該ホッパ内に下方から
上方に向けて空気流を形成する空気流発生部材とを有す
る。
【0009】そして、前記ホッパの上部に開閉部材が配
設される。
【0010】また、該開閉部材は、ホッパ内外を連通さ
せる連通位置、及びホッパ内外を遮断する遮断位置を採
る。
【0011】そして、前記空気流発生部材は、前記開閉
部材が遮断位置に置かれている間に駆動される。
【0012】本発明の他の射出装置においては、さら
に、前記開閉部材は、計量工程時に連通位置に置かれ、
射出工程時に遮断位置に置かれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態における射出装
置の要部拡大図、図2は本発明の実施の形態における射
出装置の概念図、図3は本発明の実施の形態におけるシ
ャッタ及びブロアの駆動装置を示す図である。
【0015】図において、11はシリンダ部材としての
加熱シリンダ、12は該加熱シリンダ11内において回
転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部材として
のスクリュー、13は前記加熱シリンダ11の前端(図
1における左端)に形成された射出ノズル、14は該射
出ノズル13に形成されたノズル口、15は前記加熱シ
リンダ11の後端(図1における右端)の近傍の所定の
位置に形成された樹脂供給口、16は該樹脂供給口15
に取り付けられ、樹脂を収容し、加熱シリンダ11内に
供給するホッパである。
【0016】前記スクリュー12は、フライト部21、
及び該フライト部21の前端に配設されたスクリューヘ
ッド27から成る。そして、前記フライト部21は、ス
クリュー本体の外周面に形成された螺旋状のフライト2
3を備え、該フライト23によって螺旋状の溝24が形
成される。また、フライト部21には、後方(図1にお
ける右方)から前方(図1における左方)にかけて順
に、ホッパ16から落下した樹脂が供給される樹脂供給
部P1、供給された樹脂を圧縮しながら溶融させる圧縮
部P2、及び溶融させられた樹脂を一定量ずつ計量する
計量部P3が形成される。前記溝24の底、すなわち、
溝底の外径は、樹脂供給部P1において比較的小さくさ
れ、圧縮部P2において後方から前方にかけて徐々に大
きくされ、計量部P3において比較的大きくされる。し
たがって、加熱シリンダ11の内周面とスクリュー本体
(軸部)の外周面との間の間隙(げき)は、前記樹脂供
給部P1において比較的大きくされ、圧縮部P2におい
て後方から前方にかけて徐々に小さくされ、計量部P3
において比較的小さくされる。
【0017】計量工程時に、前記スクリュー12を正方
向に回転させると、ホッパ16から落下した樹脂が樹脂
供給部P1に供給され、溝24内を前進(図1における
左方に移動)させられ、スクリューヘッド27の前方に
蓄えられ、それに伴ってスクリュー12が後退(図1に
おける右方に移動)させられる。なお、前記溝24内の
樹脂は、前記樹脂供給部P1において図1に示されるよ
うにペレット状の形状を有し、圧縮部P2において半溶
融状態になり、計量部P3において完全に溶融させられ
て液状になる。
【0018】また、射出工程時に、前記スクリュー12
を前進させると、スクリューヘッド27の前方に蓄えら
れた樹脂は、射出ノズル13から射出され、図示されな
い金型装置のキャビティ空間に充填(てん)される。こ
のとき、スクリューヘッド27の前方に蓄えられた樹脂
が逆流しないように、逆流防止装置が配設される。
【0019】そのために、前記スクリューヘッド27
は、前半部(図1における左半部)に円錐(すい)形の
ヘッド本体部25を、後半部(図1における右半部)に
円柱部26を有する。そして、該円柱部26の外周に環
状の逆止リング28が回動自在に配設され、前記フライ
ト部21の前端に押金29が固定される。
【0020】また、前記逆止リング28には、円周方向
における複数箇所に、軸方向に延びる穴28aが、前端
に所定の角度にわたって切欠28bがそれぞれ形成され
る。そして、前記ヘッド本体部25に係止突起25aが
形成され、該係止突起25aが前記切欠28b内に置か
れる。この場合、前記逆止リング28はスクリュー12
の回転に伴ってスクリューヘッド27に対して所定の角
度θだけ回動させられ、それ以上の回動が規制される。
【0021】一方、前記押金29には、円周方向におけ
る複数箇所に、前記穴28aと対応させて軸方向に延び
る穴29aが形成され、逆止リング28がスクリューヘ
ッド27に対して回動させられることによって、前記穴
28a、29aが選択的に連通させられる。したがっ
て、逆止リング28は、前記スクリューヘッド27の前
方とフライト部21とを連通させる連通位置、及び前記
スクリューヘッド27の前方とフライト部21とを遮断
する遮断位置を採る。なお、前記逆流防止装置は、逆止
リング28及び押金29から成る。本実施の形態におい
ては、スクリュー12の回転に伴って逆止リング28を
回転させることによって、樹脂が逆流するのを防止する
ようにしているが、スクリュー12の進退に伴って逆止
リング28を軸方向に移動させることによって、樹脂が
逆流するのを防止することもできる。
【0022】ところで、前記加熱シリンダ11の後端
(図2における右端)は前方射出サポート31に取り付
けられ、該前方射出サポート31と所定の距離を置いて
後方射出サポート32が配設される。そして、前記前方
射出サポート31と後方射出サポート32との間にガイ
ドバー33が架設され、該ガイドバー33に沿ってプレ
ッシャプレート34が進退自在に配設される。なお、前
記前方射出サポート31及び後方射出サポート32は、
図示されないボルトによって図示されないスライドベー
スに固定される。
【0023】また、前記スクリュー12の後端にドライ
ブシャフト35が連結され、該ドライブシャフト35
は、ベアリング36、37によってプレッシャプレート
34に対して回転自在に支持される。そして、第1の駆
動手段として電動の計量用モータ41が配設され、該計
量用モータ41とドライブシャフト35との間に、プー
リ42、43及びタイミングベルト44から成る第1の
回転伝動手段が配設されるので、前記計量用モータ41
を駆動することによって、スクリュー12を正方向又は
逆方向に回転させることができる。なお、本実施の形態
においては、前記第1の駆動手段として電動の計量用モ
ータ41を使用しているが、電動の計量用モータ41に
代えて油圧式のモータを使用することもできる。
【0024】また、前記プレッシャプレート34より後
方(図2における右方)に、互いに螺合させられたボー
ルねじ軸45及びボールナット46から成るボールねじ
47が配設され、該ボールねじ47によって回転運動を
直線運動に変換する運動方向変換手段が構成される。そ
して、前記ボールねじ軸45は、ベアリング48によっ
て後方射出サポート32に対して回転自在に支持され、
前記ボールナット46は、プレート51及びロードセル
52を介してプレッシャプレート34に固定される。さ
らに、第2の駆動手段としての射出用モータ53が配設
され、該射出用モータ53とボールねじ軸45との間
に、プーリ54、55及びタイミングベルト56から成
る第2の回転伝動手段が配設されるので、前記射出用モ
ータ53を駆動し、ボールねじ軸45を回転させること
によってボールナット46及びプレッシャプレート34
を移動させ、スクリュー12を前進(図2における左方
に移動)又は後退(図2における右方に移動)させるこ
とができる。なお、本実施の形態においては、前記第2
の駆動手段として射出用モータ53を使用しているが、
射出用モータ53に代えて射出用シリンダを使用するこ
ともできる。
【0025】ところで、樹脂供給口15を介して供給さ
れた樹脂が、フライト23と加熱シリンダ11との間に
挟まれてしまうと、スクリュー12を前進させる際に、
加熱シリンダ12の内周面の近傍の樹脂に大きな摩擦抵
抗が加わってしまう。
【0026】その場合、射出工程において、後方からス
クリュー12に加えられる射出力と、スクリューヘッド
27の前端に加わる射出圧力とが対応せず、十分な射出
圧力で樹脂を射出することができない。その結果、型内
圧にばらつきが生じ、成形品の品質を低下させてしま
う。
【0027】そこで、樹脂供給口15の近傍の樹脂に上
方の樹脂の荷重が加わるのを抑制するようにしている。
そのために、前記ホッパ16の上部がプレート70によ
って覆われ、該プレート70の所定の箇所に一つ以上の
樹脂流路71が形成される。また、前記プレート70の
直下に、開閉部材としてのシャッタ61が前記プレート
70に対して摺(しゅう)動自在に支持され、該シャッ
タ61に前記樹脂流路71と対応させて一つ以上の連通
口65が形成される。前記シャッタ61は、矢印A方向
に移動させられ、ホッパ16内外を連通させてホッパ1
6内を開放する連通位置、及びホッパ16内外を遮断し
てホッパ16内を密閉する遮断位置を採る。なお、連通
口65は、前記連通位置において図3の実線の位置に、
遮断位置において図3の一点鎖線の位置に置かれる。
【0028】そして、前記シャッタ61を移動させるた
めに、第3の駆動手段としてホッパモータ68が配設さ
れ、該ホッパモータ68を制御装置75によって駆動す
ることができるようになっている。また、前記ホッパモ
ータ68の出力軸69にピニオン80が取り付けられ、
前記シャッタ61の縁部にラック81が形成され、前記
ピニオン80及びラック81によってラックアンドピニ
オンが構成される。したがって、ホッパモータ68を正
方向及び逆方向に駆動することによって、前記シャッタ
61を、矢印A方向に移動させ、連通位置及び遮断位置
に選択的に置くことができる。なお、本実施の形態にお
いては、シャッタ61を移動させる手段としてホッパモ
ータ68を使用しているが、該ホッパモータ68に代え
てシリンダを使用することもできる。
【0029】また、前記シャッタ61の直下に、ホッパ
16内の空気を排出するための空気排出口62が形成さ
れ、該空気排出口62は空気流路64を介して空気流発
生部材としての空気吸引用のブロア(B)66と接続さ
れる。そして、樹脂供給口15には、ホッパ16内に空
気を供給するための空気供給口63が形成され、該空気
供給口63は加熱シリンダ11に形成された空気流路8
8を介して大気と連通させられる。
【0030】したがって、前記制御装置75の図示され
ない切替手段は、計量工程時にホッパモータ68を正方
向に駆動することによって前記シャッタ61を連通位置
に置くとともに、ブロア66を停止させる。この場合、
ホッパ16内に空気流は形成されないので、十分な量の
樹脂を樹脂供給口15を介して加熱シリンダ11内に供
給することができる。また、必要に応じてホッパ16内
に樹脂を投入することができる。
【0031】また、前記切替手段は、射出工程時にホッ
パモータ68を逆方向に駆動することによって前記シャ
ッタ61を遮断位置に置くとともに、ブロア66を作動
する。この場合、ホッパ16内の空気は空気排出口62
及び空気流路64を介して大気中に排出されるので、ホ
ッパ16内に下方から上方に向けて空気流が形成され
る。このとき、ホッパ16内の空気が排出されるのに伴
って、空気供給口63を介して大気中の空気がホッパ1
6内に供給されるので、前記空気流を容易に形成するこ
とができる。なお、前記ホッパモータ68とピニオン8
0との間に切換器を配設し、かつ、前記ホッパモータ6
8に空気流発生部材としての図示されない空気供給用の
ブロアを接続し、ホッパモータ68を駆動することによ
って切換器を切り換えてシャッタ61を移動させたり、
前記ブロアを作動させることによってホッパ16内に強
制的に空気を供給したりすることもできる。
【0032】このように、ホッパ16内に空気流が形成
されると、ホッパ16内の樹脂は空気による流体圧を受
け、その分、下方の樹脂に加わる荷重が小さくなる。し
たがって、樹脂供給口15を介して供給された樹脂が、
フライト23と加熱シリンダ11との間に挟まれるのを
防止することができるので、スクリュー12を前進させ
る際に、加熱シリンダ12の内周面の近傍の樹脂に大き
な摩擦抵抗が加わるのを防止することができる。その結
果、射出工程において、射出力と射出圧力とが対応する
ので、十分な射出圧力で樹脂を射出することができる。
そして、型内圧にばらつきが生じるのを防止することが
できるので、成形品の品質を向上させることができる。
【0033】また、ホッパ16内の空気が大気中に排出
されるのに伴って、加熱シリンダ11内で樹脂の溶融に
伴って発生したガスを空気と共に大気中に排出すること
ができる。したがって、溶融させられた樹脂にガスが混
入するのを防止することができる。
【0034】本実施の形態においては、開閉部材として
シャッタ61が配設されるようになっているが、シャッ
タ61に代えて回動式の切換弁を使用することができ
る。その場合、前記ホッパモータ68を駆動することに
よって発生させられる回転は直接切換弁に伝達される。
【0035】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出装置においては、所定の位置に樹脂供給口が
形成された加熱シリンダと、スクリュー本体の外周面に
フライトが形成されたフライト部、及び該フライト部の
前端に配設されたスクリューヘッドを備え、前記加熱シ
リンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設さ
れたスクリューと、前記樹脂供給口に取り付けられ、樹
脂を加熱シリンダ内に供給するホッパと、該ホッパ内に
下方から上方に向けて空気流を形成する空気流発生部材
とを有する。
【0037】そして、前記ホッパの上部に開閉部材が配
設される。
【0038】また、該開閉部材は、ホッパ内外を連通さ
せる連通位置、及びホッパ内外を遮断する遮断位置を採
る。
【0039】そして、前記空気流発生部材は、前記開閉
部材が遮断位置に置かれている間に駆動される。
【0040】この場合、前記開閉部材を遮断位置に置く
とともに、空気流発生部材を駆動すると、ホッパ内に下
方から上方に向けて空気流が形成される。このとき、ホ
ッパ内の樹脂は空気による流体圧を受け、その分、下方
の樹脂に加わる荷重が小さくなる。
【0041】したがって、樹脂供給口を介して供給され
た樹脂が、フライトと加熱シリンダとの間に挟まれるの
を防止することができるので、スクリューを前進させる
際に、加熱シリンダの内周面の近傍の樹脂に大きな摩擦
抵抗が加わるのを防止することができる。その結果、射
出工程において、後方からスクリューに加えられる射出
力と、スクリューヘッドの前端に加わる射出圧力とが対
応するので、十分な射出圧力で樹脂を射出することがで
きる。そして、型内圧にばらつきが生じるのを防止する
ことができるので、成形品の品質を向上させることがで
きる。
【0042】また、ホッパ内の空気が大気中に排出され
るのに伴って、加熱シリンダ内で樹脂の溶融に伴って発
生したガスを空気と共に大気中に排出することができ
る。したがって、溶融させられた樹脂にガスが混入する
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出装置の要部拡
大図である。
【図2】本発明の実施の形態における射出装置の概念図
である。
【図3】本発明の実施の形態におけるシャッタ及びブロ
アの駆動装置を示す図である。
【符号の説明】
11 加熱シリンダ 12 スクリュー 15 樹脂供給口 16 ホッパ 21 フライト部 23 フライト 27 スクリューヘッド 61 シャッタ 66 ブロア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)所定の位置に樹脂供給口が形成さ
    れた加熱シリンダと、(b)スクリュー本体の外周面に
    フライトが形成されたフライト部、及び該フライト部の
    前端に配設されたスクリューヘッドを備え、前記加熱シ
    リンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設さ
    れたスクリューと、(c)前記樹脂供給口に取り付けら
    れ、樹脂を加熱シリンダ内に供給するホッパと、(d)
    該ホッパ内に下方から上方に向けて空気流を形成する空
    気流発生部材とを有するとともに、(e)前記ホッパの
    上部に開閉部材が配設され、(f)該開閉部材は、ホッ
    パ内外を連通させる連通位置、及びホッパ内外を遮断す
    る遮断位置を採り、(g)前記空気流発生部材は、前記
    開閉部材が遮断位置に置かれている間に駆動されること
    を特徴とする射出装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉部材は、計量工程時に連通位置
    に置かれ、射出工程時に遮断位置に置かれる請求項1に
    記載の射出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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