JP2010000738A - 射出成形機の樹脂供給装置 - Google Patents

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裕泰 浅岡
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Abstract

【課題】計量時の樹脂の摩擦力を損ねることなく、射出、保圧時に樹脂の摩擦、抵抗を小さくすることができる射出成形機の樹脂供給装置を提供すること。
【解決手段】樹脂供給口4に堆積した樹脂ペレット5を樹脂供給口4から外部に排出するための樹脂排出口8と、樹脂排出口8の樹脂供給口4側に接続された樹脂排出管1Aとを有し、樹脂排出管1Aは樹脂供給口4内の射出方向前側に配置された樹脂吸い込み口1aを備え、樹脂供給口4に堆積した樹脂ペレット5を排出するための吸引ポンプ10を樹脂排出口8の外部側に備え、樹脂供給口4内の射出方向前側に堆積した樹脂ペレット5を優先して排出する射出成形機の樹脂供給装置。
【選択図】図1

Description

本発明は射出成形機の樹脂供給装置に関し、特に射出成形機の樹脂供給口内の樹脂量を調整して供給し、射出工程でスクリュに加わる抵抗を低減する樹脂供給装置に関する。
射出成形機の射出装置は、加熱筒内にスクリュが回転、前後進可能に配置されている。射出成形機は、加熱筒内のスクリュを回転させて該加熱筒内に供給された樹脂をスクリュの溝に沿って混練り溶融させられながら加熱筒前方に送られ、かつスクリュが後退しながら計量され、その後、スクリュ回転を停止して、スクリュを前進させて金型内に溶融樹脂を射出し、保圧、冷却した後、金型を開き成形品を取りだすという成形工程を繰り返し実行するものである。
前記樹脂供給口から供給される樹脂は通常ペレット状の形状であり、加熱筒の樹脂供給口近傍および加熱筒根元部分では樹脂はペレット状のままであるが、このペレット状樹脂は加熱筒を前方へと送られる過程で、半溶融状態さらに液体の溶融状態へと変わる。
通常、樹脂は加熱筒内面との摩擦力を使ってスクリュの溝内を前方へ送られるため、スクリュの溝内及び樹脂供給口はある程度満たされている方が強い力を得られるのが一般的である。また、計量時に樹脂が不足しないよう樹脂はホッパなどの樹脂供給装置から1サイクルの計量で必要な樹脂量以上に供給される。それ故、一般的に計量が終わった時点で加熱筒の樹脂供給口には樹脂が堆積している。
樹脂が堆積している状態でスクリュを前進或いは後進させれば、加熱筒の樹脂供給口の壁とスクリュのフライトの間に樹脂ペレットが挟み込まれてしまい大きな抵抗となる。また、加熱筒内部の樹脂供給口近傍にある樹脂ペレットと加熱筒内面の間には大きな摩擦力が発生する。
樹脂供給口およびその近傍で生じる大きな抵抗と大きな摩擦力によって、射出工程と保圧工程ではノズル側の溶融樹脂圧力或いは金型内部で発生している樹脂圧力とスクリュ根元で加えられる射出圧力とが対応せず、射出圧力の制御では樹脂圧力を正しく制御することができないため、成形品の品質が安定しない。この問題に対処するため、以下の公知文献に開示される技術がある。
特許文献1には、樹脂供給通路に空気供給口、排出口、シャッタを設け、空気を下方から上方に供給することで、樹脂ペレットの荷重と逆方向に気流を加え樹脂供給口内の樹脂ペレットの荷重を減らす技術が開示されている。
特許文献2には、樹脂供給通路の樹脂供給口の上部にシャッタを配置し、樹脂供給口内の樹脂の加重を減らす技術が開示されている。
特許文献3には、樹脂供給口を加熱筒の下側に設けておき、樹脂の供給を加熱筒の下側から行うことで、射出時の樹脂供給口内の滞留樹脂を無くし樹脂供給口での樹脂の挟み込みを防止する技術が開示されている。
特許文献4や特許文献5には、供給樹脂量を極めて少量ずつ送り、樹脂供給口内の樹脂堆積量を減らす飢餓計量に関する技術が開示されている。飢餓計量とは、樹脂供給口に樹脂が溜まっておらず、スクリュの溝に樹脂が満たされていない状態でスクリュによって計量されることである。
特許文献6や特許文献7には、射出工程中のスクリュを回転させ、スクリュの見かけ上のフライトの位置を操作することで、加熱筒の樹脂供給口の壁とスクリュのフライトとの間の樹脂の挟み込みや、加熱筒内面との摩擦を低減する技術が開示されている。
特許文献8には、射出前に供給された樹脂を排出し、加熱筒の樹脂供給口の壁とスクリュのフライトとの間の樹脂の挟み込みを低減する技術が開示されている。
特開2001−79885号公報 特開2001−129852号公報 特開2001−121578号公報 特開2003−236885号公報 特開2002−248655号公報 特公平5−9256号公報 特開2001−30316号公報 特開平1−306213号公報
背景技術で説明した特許文献1や特許文献2に開示される技術は、樹脂供給口内から樹脂ペレットがなくならないことから、背景技術で説明したように樹脂ペレットの挟み込みが確実になくなるとは言い難く、また、荷重を減らすためには気流の吹き出し口やシャッタをできるだけスクリュに近づけ、かつ、加熱筒の上側に向ける必要があるなど、構造上の制約が多い。
特許文献3に開示される技術は、樹脂供給口が加熱筒の下側に配置されているため、計量工程中は常に樹脂ペレットをスクリュに押し付けておく必要がある。また、樹脂ペレットを供給するための装置を射出筒の下側に配置するための空間を確保する必要がある。
特許文献4や特許文献5に開示される技術は、樹脂供給量を減らすと樹脂を前方に送る力が弱くなり、所定量計量するまでの時間が延びることで、成形全体のサイクルタイムが延び、生産性が落ちる原因となる。
特許文献6や特許文献7に開示される技術は、射出中のスクリュ先端には高い圧縮力が働いていることから、そのような状態でスクリュを回転させるとスクリュに強いねじりを加えることになり、ねじりにより生じる応力によってスクリュ損傷の恐れがある。
特許文献8に開示される技術は、計量終了後に樹脂を排出してから射出動作を行うことから、樹脂供給口から排出すべき樹脂量が多いと成形のサイクルが伸びてしまう原因となる。
そこで本発明は、計量時の樹脂の摩擦力を損ねることなく、射出、保圧時に樹脂の摩擦や抵抗を小さくすることができる射出成形機の樹脂供給装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、樹脂供給口に樹脂を供給して堆積する射出成形機の樹脂供給装置において、前記樹脂供給口に堆積した樹脂を該樹脂供給口から外部に排出するための樹脂排出口と、前記樹脂排出口の樹脂供給口側に接続され前記射出成形機の前記樹脂供給口内に配置された樹脂排出管とを有し、該樹脂排出管は前記射出成形機の前記樹脂供給口内の射出方向前側に配置された樹脂吸い込み口を備え、前記樹脂供給口に堆積した樹脂を排出するための吸引手段を前記樹脂排出口の外部側に備え、前記射出成形機の前記樹脂供給口内の射出方向前側に堆積した樹脂を排出するようにしたことを特徴とする射出成形機の樹脂供給装置である。
請求項2に係る発明は、前記樹脂供給口には前記樹脂排出管の吸い込み口へ気流を誘導するための遮蔽板を備えたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機の樹脂供給装置である。
請求項3に係る発明は、前記樹脂供給装置は、前記樹脂供給口に堆積した樹脂を吹き出すための気流供給口を有することを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載の射出成形機の樹脂供給装置である。
請求項4に係る発明は、前記樹脂供給口の前記樹脂排出口より上部に開閉可能なシャッタを配置し、該シャッタの開閉状態は樹脂を排出する際に閉、樹脂を供給する際に開となることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の射出成形機の樹脂供給装置である。
本発明により、計量時には樹脂が加熱筒の樹脂供給口に充分量供給されるため、計量中は十分な送り力が確保され、樹脂を可塑化する能力が落ちることがなく、射出・保圧時には余剰な樹脂ペレットを排出することで、樹脂圧力の制御を阻害するような樹脂の摩擦、抵抗を小さくすることができ、制御性が向上する射出成形機を提供できる。
また、樹脂圧力の制御を阻害する原因となる樹脂供給口の前側にある樹脂より優先して排出されるため、樹脂の排出を行いながら射出動作を行うことができ、排出動作によりサイクルが伸びる問題もない。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。なお、図1〜図6は射出成形機の加熱筒、樹脂供給口、及び樹脂供給装置の部分断面図である。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す図である。図1(a)は計量時の樹脂供給口4の状態を示している。また、図1(b)は計量完了後の樹脂供給口4の状態を示している。樹脂供給装置は、加熱筒7の樹脂供給口4の上部に、樹脂排出口8を設けたブロック3を配置し、さらにブロック3の上部にホッパ2を備えている。樹脂供給口4内には樹脂排出管1Aが備えられている。樹脂排出管1Aの一方端は樹脂排出口8の一方端に接続され、もう一方端である樹脂吸い込み口1aは樹脂供給口4内の所定位置に配置されている。
また、樹脂排出口8の樹脂供給口4と面する面と反対側の面(つまり、樹脂排出管1Aが接続される一端側と反対側)には、樹脂回収箱9と樹脂排出管1Aとが連通するように管状部材1Bが接続されている。そして図1に示される第1の実施形態においては、管状部材1Bに吸気ポンプ10が備えられている。樹脂排出管1Aは金属製の管であることが望ましい。また、管状部材1Bは金属製の管部材に限定されず耐熱性を有するゴム管、あるいは耐熱性を有するプラスチック管などを用いることも可能である。また、樹脂排出管1Aと管状部材1Bとを一体の構成とし樹脂排出口8を貫通して配置してもよい。
ホッパ2は樹脂タンク16(図7参照)から信号によって一定量の樹脂を供給するローダ機能を有しているホッパであり、樹脂はホッパ2によりブロック3を通して加熱筒7の樹脂供給口4に供給される。樹脂供給口4に供給される樹脂は、ペレット状の固形材料である樹脂ペレットである。
射出成形サイクルの一工程である計量工程において、加熱筒7の樹脂供給口4に供給された樹脂ペレット5は、加熱筒7内で加熱され溶融し溶融樹脂となり、1ショットに必要な樹脂量が計量される。加熱筒は樹脂ペレット5を加熱し固定状態の樹脂ペレット5を溶融状態の樹脂とするための加熱する意味であり、加熱方法を限定するものではない。通常の射出成形機では加熱筒7の周囲に配置された加熱ヒータ(図示省略)とスクリュと加熱筒内面との摩擦力による摩擦熱によって樹脂ペレット5が加熱される。
射出成形サイクルの一工程である計量動作が完了すると吸気ポンプ10が作動し、樹脂供給口4内の樹脂ペレット5が樹脂排出管1Aを介して樹脂回収箱9に回収される。図1(a)は吸気ポンプ10が作動する前の樹脂供給口4内に余剰の樹脂ペレット5が堆積している状態を示している。図1(b)に示されるように、樹脂供給口4内に堆積していた余剰の樹脂ペレット5は、吸気ポンプ10が作動することにより樹脂回収箱9に回収され、樹脂供給口4内から余剰の樹脂ペレット5が取り除かれる。
吸気ポンプ10は、射出成形機(図示省略)の計量完了状態などの状態信号を入力信号として動作させる。また、吸気は吸気ポンプ10に予め設定された吸気時間・吸気回数に応じて行わせればよく、特にセンサ等を備えなくても良い。
射出成形サイクルの保圧動作完了後、射出成形機の保圧動作完了の状態を表す状態信号によってホッパ2のローダ(図示省略)が起動し、予め成形品の大きさなどから決定されている1サイクルで必要とされる樹脂量以上の量の樹脂ペレット5を1回ないし複数回に分けて樹脂タンク16(図7参照)からホッパ2に供給され、供給された樹脂ペレット5は樹脂供給口4に堆積し図1(a)の状態になる。
以降、同様の操作を繰り返し、計量動作時には樹脂供給口4内に樹脂ペレット5が堆積している状態(図1(a)に示される状態)、射出・保圧動作時には樹脂供給口4内に樹脂ペレット5が少ない状態(図1(b)に示される状態)が繰り返されて成形を行う。
ここで、図2を用いて樹脂排出管1Aの樹脂吸い込み口1aの樹脂供給口4内での配置場所について補足して説明する。樹脂供給口4内に配置される樹脂排出管1Aの樹脂吸い込み口1aは、スクリュ6に近い方が効果的である。吸気ポンプ10の吸引能力が高ければスクリュ6から離れていても十分樹脂ペレット5を吸い込むことができるので、必ずしも樹脂排出管1Aの樹脂吸い込み口1aをスクリュ6に近接して設置しなくてもよい。また、破線楕円で示される場所7a(図2参照)に堆積する樹脂ペレット5を優先して吸い込むために、樹脂供給口4内に配置される樹脂排出管1Aの樹脂吸い込み口1aは、樹脂供給口4内であって射出方向前側であるノズル側に対応する位置に配置されている。
また、樹脂ペレット5を排出するための吸気ポンプ10の起動は計量動作完了以降に行われればよい。計量動作完了から射出動作開始までの待機時間が長いような成形の場合、加熱筒内の滞留樹脂の冷却防止や吸湿防止のため射出直前に起動した方がよい場合もある。このような場合には、射出成形機の計量動作完了や型開閉動作などを表す状態信号と遅延タイマを組み合わせることで、適宜の時間に吸気ポンプ10を起動し動作させることが可能である。
また、樹脂ペレット5の排出は射出動作開始前に完了していることが望ましいが、これに限定されなくてもよい。つまり、樹脂ペレット5の排出は射出動作開始前から保圧動作が完了するまでのいずれかで行なわれればよい。
その理由を説明する。射出動作はスクリュ6がまず前進する動作であることから、加熱筒7の樹脂供給口4の壁とスクリュ6のフライト6aの間に樹脂が挟み込まれることによって発生する抵抗や加熱筒7内面と樹脂ペレット5の間に発生する摩擦は、主に樹脂供給口4の前側(ノズル側)の樹脂(図2破線楕円内箇所7aを参照)が原因である。
そのため、スクリュ6が前進していても樹脂供給口4の射出方向前側(ノズル側)に堆積している樹脂ペレット5を優先的に順次排出していけばよい。樹脂供給口4の前側(ノズル側)に堆積している樹脂ペレット5を優先的に排出できるように、前述したように、樹脂供給口4内に配置される樹脂排出管1Aの樹脂吸い込み口1aは、樹脂供給口4内であってノズル前側に対応する位置に配置されている。このように配置することによって、樹脂供給口4の壁とスクリュ6のフライト6aの間に挟み込まれる樹脂ペレット5の量を少なくすることができ、また排出されるべき樹脂量が多い場合でも樹脂の排出を行いながら射出動作を行うことができるので、堆積している樹脂量によってサイクルが伸びることがない。
次に、図3に示される本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態においては、センサ12を樹脂供給口4に配設した点で第1の実施形態と相違する。センサ12は、樹脂供給口4内に堆積する樹脂ペレットの高さや量を計測可能なセンサである。例えば、超音波センサ、レーザ距離センサ、静電センサ、光電センサなどの非接触式のセンサを用いることが好ましい。センサ12からの信号線は図3に示されるように、ブロック3の上部にセンサ取り付けブロック11を介して外部に導き信号処理装置(図示省略)に出力する。
センサ12を用いることによって、樹脂供給口4内に堆積する樹脂ペレット5の量(以下、「堆積情報」という)をより正確に計量することができる。そして、第2の実施形態は、第1の実施形態で吸気は吸気ポンプ10に予め設定された吸気時間・吸気回数に応じて行わせることに替えて、この堆積情報に従って樹脂ペレット5をセンサ12が検出しなくなるまで(問題にならない程度の堆積量になるまで)、吸気ポンプ10の吸気時間・吸気回数を動作させることができる。また、センサ12からの堆積情報を用いることにより、各成形サイクルにおいて樹脂ペレット5が適切な量供給されているか監視することができる。
次に、図4に示される本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態は、遮蔽板13と気流供給口14とを第1の実施形態の構成に更に付加している。気流供給口14は図示省略した気流供給装置に接続されている。樹脂供給口4内に堆積している樹脂ペレット5を樹脂排出管1Aを介して排出する気流の流れが生じればよいので、樹脂排出管1Aの吸い込み口と気流供給口14の設置場所に制約が少ない。
気流供給口14から樹脂供給口4に、空気、窒素ガス、不活性ガスなどの気体が供給され、樹脂供給口4に堆積する樹脂ペレット5に対して吹き付けられる。第3の実施形態における吸気ポンプ10の動作タイミングや樹脂ペレット5の供給タイミングは、第1の実施形態と同様である。それに加えて第3の実施形態では、樹脂ペレット5の排出動作時に気流発生器(図示省略)を動作させて気流を発生させ、気流供給口14を介して樹脂供給口4に前記の気体が供給される。
樹脂供給口4に供給された気体は流速をもって供給されるため、樹脂供給口4に堆積する樹脂ペレット5を巻き込んで樹脂排出管1Aを通って樹脂回収箱9に回収される。このように、気流供給口14から気流(気体)を供給することによって、より効率よく堆積した樹脂ペレット5を排出することができる。
気流の発生は吸気ポンプ10の起動と同様に射出成形機の計量完了状態を表す状態信号を入力信号として動作を行なわせるとよいことから、第1の実施形態と同様にセンサを用いなくてもよい。また、吸気ポンプ10と同様に状態信号と遅延タイマを組み合わせることによって適宜の時間で気流の供給を行うとよい。また、吸気ポンプ10による吸気と気流発生器(図示省略)からの気流の供給とは必ずしも同期させなくてもよく、それぞれ、個別に動作させてもよい。
図4に示されるように第3の実施形態では遮蔽板13が設けられている。遮蔽板13を設けることによってホッパ2へ樹脂ペレット5が逆流することを防止することができ、樹脂ペレット5を効率よく排出することができる。遮蔽板13を配設することでホッパ2への樹脂ペレット5の逆流を防止でき、樹脂排出管1Aからの樹脂ペレット5の排出を効率よく行えるため、必要に応じて遮蔽板13を備えるとよい。第1の実施形態や第2の実施形態、後述する第4の実施形態や第5の実施形態においても適宜遮蔽板13を備えるようにしてもよい。
次に、図5に示される本発明の第4の実施形態を説明する。第4の実施形態はホッパ2とブロック3との間にシャッタ15を備えている。第4の実施形態は第1の実施形態(図1参照)において更にシャッタ15を備えた実施形態である。同様に、図6に示される第5の実施形態も第3の実施形態(図4参照)において更にホッパ2とブロック3との間にシャッタ15を備えている。なお、図5及び図6では、樹脂回収箱9及び吸気ポンプ10は図示を省略している。
シャッタ15は、射出成形機の状態信号を入力信号として自動的に開閉動作する。樹脂ペレット5を樹脂供給口4へ供給する時にはシャッタ15を開けておき、樹脂供給口4に堆積した樹脂ペレット5を樹脂供給口4から排出する時にはシャッタ15を閉じておく。樹脂ペレット5の排出時にシャッタ15を閉じて加熱筒7の樹脂供給口4からホッパ2側への気流の流れを閉鎖しておけば、気流は樹脂ペレット5が堆積しているスクリュ6側を選択的に通り、結果として樹脂ペレット5を効率よく樹脂排出管1Aを通して排出することができる。
また、シャッタ15を用いることでホッパ2がローダ機能を有しない構成のホッパの場合でも、シャッタ15を閉じるタイミングを調整することで、樹脂ペレット5の供給タイミングを調整可能となる。樹脂排出時にシャッタ15を閉じておくことで、ホッパ2からの樹脂ペレット5の供給を遮断することができ、ホッパ2にローダ機能がなくてもローダ機能と同様の効果を得ることができる。
前述した本発明の第1〜第5の実施形態では樹脂排出管1Aが樹脂供給口4の射出方向前側に配置しているがこれに限定されず、樹脂吸い込み口1aが樹脂供給口4の前側にあればよく、第1の実施形態の樹脂排出管1Aの配置に対応する例を図7の第6の実施形態として示す。
第6の実施形態では、樹脂排出口8が樹脂供給口4の後側に設けてあり、樹脂排出管1Aが樹脂供給口4の前方へ伸びているように配置されている点で第1の実施形態と異なっている。第6の実施形態でも樹脂吸い込み口1aが樹脂供給口4の前側にあるため、樹脂供給口4内の前側に堆積している樹脂から優先的に排出され、結果として第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上説明した本発明の第1〜第6の実施形態は、樹脂供給口4から回収した樹脂ペレット5を格納する樹脂回収箱9を備えている。これに対し、図8に示される第7の実施形態では、樹脂回収箱9としてホッパ2への材料供給用に用いられる樹脂ペレット5が格納される樹脂タンク16を用いる。樹脂供給口4から排出された樹脂ペレット5は、樹脂タンク16に接続された樹脂排出管1Aを通って樹脂タンク16に回収される。回収された樹脂ペレット5も含めて樹脂供給管17を通ってホッパ2に供給され、樹脂供給口4に供給される。従って、樹脂供給口4から排出され回収された樹脂ペレット5が循環して樹脂供給口4に供給される。このように循環式の構成にすると、射出成形機を長時間に亘って連続する場合に、自動的に回収した樹脂ペレット5を有効に活用でき効率的である。
前述した樹脂排出口8、樹脂排出管1A、気流供給口14、遮蔽板13を設けたブロック3を加熱筒7の上部に設置箇所について補足すると、前述した第1〜第7の実施形態は、樹脂排出口8、樹脂排出管1A、気流供給口14、遮蔽板13を設けたブロック3を加熱筒7の上部に設置する構成である。これに替えて、加熱筒7に直接、樹脂排出口8及び樹脂排出管1A、気流供給口14及び遮蔽板13を直接設けても、上述した各実施形態と同様の効果を奏する。
前述した第1の実施形態では樹脂排出管1Aの樹脂吸い込み口1aはストレートの形状をしているがこの限りではなく、樹脂供給口の形や大きさ、樹脂排出管を設置する位置によって効果的な吸引ができるよう形状が変更されてもよい。その一例を図9(a)〜図9(c)に示す。
図9(a)、図9(b)は図1の樹脂吸い込み口1a付近を示した図である。なお、樹脂(樹脂ペレット5)は記載を省略している。図9(a)では樹脂吸い込み口の先端が斜めになっており、樹脂吸い込み口の真下の樹脂の吸引に加えて後方(図の右側方向)にある樹脂を吸い込む効果が得られる。また図9(b)では樹脂吸い込み口の一部が漏斗状に拡開した形をしており、樹脂吸い込み口の真下の樹脂を主に吸引しつつ、後方の樹脂も吸い込む効果が得られる。
また、図9(c)は樹脂吸い込み口1aをスクリュ6の回転軸方向から見た断面図である。図9(c)では樹脂吸い込み口1aの先端はスクリュ6の外周に沿った形状となっている。スクリュ外周に沿った形にすることでスクリュの両脇(図の左右側)にある樹脂も効果的に吸引することが可能となる。
以上説明した樹脂吸い込み口1aの形状による効果は第1の実施形態に限定されるものではなく、前述した第2〜第6の実施形態でも同様の効果を奏する。
本発明の第1の実施形態を示す図である。 樹脂排出管の樹脂吸い込み口の樹脂供給口内での配置場所について説明する図である。 本発明の第2の実施形態を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示す図である。 本発明の第4の実施形態を示す図である。 本発明の第5の実施形態を示す図である。 本発明の第6の実施形態を示す図である。 本発明の第7の実施形態を示す図である。 樹脂吸い込み口の形状について説明する図である。
符号の説明
1A 樹脂排出管
1a 樹脂吸い込み口
1B 管状部材
2 ホッパ
3 ブロック
4 樹脂供給口
5 樹脂ペレット
6 スクリュ
6a フライト
7 加熱筒
8 樹脂排出口
9 樹脂回収箱
10 吸気ポンプ
11 センサ取り付けブロック
12 センサ
13 遮蔽版
14 気流供給口
15 シャッタ
16 樹脂タンク
17 樹脂供給管

Claims (4)

  1. 樹脂供給口に樹脂を供給して堆積する射出成形機の樹脂供給装置において、
    前記樹脂供給口に堆積した樹脂を該樹脂供給口から外部に排出するための樹脂排出口と、
    前記樹脂排出口の樹脂供給口側に接続され前記射出成形機の前記樹脂供給口内に配置された樹脂排出管とを有し、
    該樹脂排出管は前記射出成形機の前記樹脂供給口内の射出方向前側に配置された樹脂吸い込み口を備え、
    前記樹脂供給口に堆積した樹脂を排出するための吸引手段を前記樹脂排出口の外部側に備え、
    前記射出成形機の前記樹脂供給口内の射出方向前側に堆積した樹脂を排出するようにしたことを特徴とする射出成形機の樹脂供給装置。
  2. 前記樹脂供給口には前記樹脂排出管の吸い込み口へ気流を誘導するための遮蔽板を備えたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形機の樹脂供給装置。
  3. 前記樹脂供給装置は、前記樹脂供給口に堆積した樹脂を吹き出すための気流供給口を有することを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載の射出成形機の樹脂供給装置。
  4. 前記樹脂供給口の前記樹脂排出口より上部に開閉可能なシャッタを配置し、該シャッタの開閉状態は樹脂を排出する際に閉、樹脂を供給する際に開となることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の射出成形機の樹脂供給装置。
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