JP2004351891A - 射出成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率の向上とメンテナンス性の向上を図ることができる射出成形装置を提供することにある。
【解決手段】合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置としての押出し機11と、前記押出し機11から供給された可塑化樹脂を計量・射出するための射出シリンダ32及びプランジャ33と、前記プランジャ33を駆動して可塑化樹脂を計量するための射出駆動部とを備え、前記射出駆動部にサーボモータ38を用いたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置としての押出し機11と、前記押出し機11から供給された可塑化樹脂を計量・射出するための射出シリンダ32及びプランジャ33と、前記プランジャ33を駆動して可塑化樹脂を計量するための射出駆動部とを備え、前記射出駆動部にサーボモータ38を用いたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置と射出装置とを接続した射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形用金型に溶融樹脂を射出して成形品を成形する射出成形装置において、合成樹脂材料を可塑化する連続可塑化装置と、可塑化樹脂を計量して射出成形用金型に射出する射出装置との間にアキュームレータ装置を設け、連続可塑化装置から供給された可塑化樹脂をアキュームレータ装置に一時的に貯溜し、射出装置の射出タイミングに合わせてアキュームレータ装置のシリンダに貯溜されている可塑化樹脂をピストンによって射出装置に供給する射出成形装置が知られている(例えば、特許文献1〜7参照。)。
【0003】
この射出成形装置は、連続可塑化装置が連続運転され、連続可塑化装置から可塑化樹脂がアキュームレータ装置に押出されると、アキュームレータ装置のシリンダ内のピストンが樹脂吐出圧によって押し上げられることにより、連続可塑化装置からアキュームレータ装置のシリンダに供給される。また、シリンダ内のピストンが駆動装置によって押し下げられ、シリンダの開閉バルブが開くと、シリンダ内に貯溜されている可塑化樹脂が射出装置の射出シリンダに供給される。
【0004】
射出シリンダの射出プランジャが後退して1回の射出に必要な量の可塑化樹脂を計量すると、シリンダの開閉バルブが閉じ、射出プランジャが前進するとともに、射出シリンダの開閉バルブが開くと、射出シリンダから射出成形用金型に可塑化樹脂が射出され、1回の成形サイクルが終了するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3,007,920号公報
【0006】
【特許文献2】
特許第3,062,629号公報
【0007】
【特許文献3】
特許第3,077,048号公報
【0008】
【特許文献4】
特許第3,146,368号公報
【0009】
【特許文献5】
特許第3,256,914号公報
【0010】
【特許文献6】
特許第3,281,995号公報
【0011】
【特許文献7】
特許第3,303,213号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した射出成形装置の連続可塑化装置は、インバータモータ等を用いた電動駆動であるが、射出装置は油圧シリンダを用いた油圧駆動であり、油圧シリンダによって射出シリンダ内の射出プランジャを進退させる構成である。つまり、電動と油圧の駆動源を持つハイブリッドタイプである。
【0013】
前記油圧システムは、作動油を使用するため、廃油処理、油漏れなど、環境面で電動に比べると劣る面が多いとともに、エネルギー効率及び制御の面においても、電動に比べると劣る。また、電動と油圧の2つの動作システムを併用することはメンテナンス性、効率の面で種々の問題がある。
【0014】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、射出駆動部に電動モータを用い、エネルギー効率の向上とメンテナンス性の向上を図ることができる射出成形装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前述した目的を達成するために、請求項1は、合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置と、前記可塑化装置から供給された可塑化樹脂を計量・射出するためのプランジャと、前記プランジャを駆動して可塑化樹脂を計量するための射出駆動部とを備え、前記射出駆動部に電動モータを用いたことを特徴とする射出成形装置にある。
【0016】
請求項2は、合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置と、前記可塑化装置から供給された可塑化樹脂を計量・射出するためのスクリュと、前記スクリュを駆動して可塑化樹脂を計量するための射出駆動部とを備え、前記射出駆動部に電動モータを用いたことを特徴とする射出成形装置にある。
【0017】
請求項3は、請求項1または2記載の前記射出駆動部は、サーボモータと、このサーボモータによって駆動され、回転運動を直線運動に変換するボールねじとから構成されていることを特徴とする。
【0018】
前述した構成によれば、押出し機の駆動部としてサーボモータを用い、射出装置の射出駆動部としてサーボモータを用いることにより、油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率及びメンテナンス効率を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は第1の実施形態を示し、オンライン射出成形装置の概略的構成図である。まず、概略的構成を説明すると、射出成形装置は、合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置としての押出し機11と、この押出し機11と連通して設けられ、押出された可塑化樹脂を計量・射出する射出装置12及び制御盤を含む制御部13とから構成されている。
【0021】
前記押出し機11について説明すると、横型の可塑化シリンダ14の内部には合成樹脂材料を混練する平行2軸の可塑化スクリュ15が設けられている。可塑化シリンダ14の基端側における上部にはホッパ16を有する供給口17が設けられている。可塑化シリンダ14の先端側には流出路18が設けられている。また、可塑化シリンダ14の周囲にはヒータ19が巻装され、可塑化シリンダ14の内部の合成樹脂材料を加熱溶融するようになっている。
【0022】
ホッパ16のさらに上部には合成樹脂材料を供給するフィーダ20が設けられている。このフィーダ20はフィーダシリンダ21とスクリュ22とからなり、スクリュ22はサーボモータ23によって回転されるようになっている。フィーダシリンダ21の基端側の上部にはパウダー状の合成樹脂材料を供給する材料供給ホッパ24が設けられ、先端側の下部には材料排出口25が設けられている。そして、スクリュ22の回転によって合成樹脂材料を材料排出口25から可塑化シリンダ15のホッパ17に供給できるようになっている。
【0023】
前記平行2軸の可塑化スクリュ15は、インバータモータ26の回転軸27からギアボックス28を介して回転力が伝達され、同方向に同一速度で回転するようになっている。
【0024】
この可塑化スクリュ15は、軸方向の基端側から先端側に向かって例えば、一般的なエレメントのフィード部、ニーディングディスク等を利用した混練部、リードが次第に短縮されているエレメントを利用した圧縮部とからなっている。しかも、平行2軸の可塑化スクリュ15が可塑化シリンダ14の内部で接触しながら同方向に連続回転して合成樹脂材料をヒータ19によって加熱しながら混練するようになっている。
【0025】
従って、押出し機11は、供給される合成樹脂材料がパウダー、粉砕物でも加熱しながら混練して可塑化することが可能である。従来の一般的な可塑化装置は、1軸の可塑化スクリュであるため混練能力が低い。このため、パウダー状の合成樹脂材料を加熱・混練してペレット状に造粒し、ペレット状の合成樹脂を可塑化装置に供給しているが、本装置の2軸の押出し機11によれば、パウダー状の合成樹脂材料を可塑化できることから造粒工程が省け、省力化、省エネルギー化を図ることができる。
【0026】
押出し機11の流出路18は、連結ブロック29に設けられた樹脂通路30を介して前記射出装置12に連通している。樹脂通路30の途中には例えばロータリバルブからなる第1の開閉バルブ31が設けられている。
【0027】
射出装置12は横型の射出シリンダ32を備えており、射出シリンダ32の内部には可塑化樹脂を計量・射出するスクリュまたはプランジャ33が軸方向に進退自在に設けられている。また、射出シリンダ32の周囲には内部の可塑化樹脂を加熱して溶融状態を保つヒータ34が巻装されている。さらに、射出シリンダ32の先端側の内腔には計量室35が形成され、この計量室35は樹脂通路30と連通している。計量室35は例えばロータリバルブからなる第2の開閉バルブ36を介して射出ノズル37に接続されている。
【0028】
射出シリンダ32の後端部には射出駆動部としてのサーボモータ38が設けられ、このサーボモータ38の回転軸には駆動プーリ39が設けられている。一方、プランジャ33の後端部には射出シリンダ32の後端部から外方へ突出するねじ軸40が一体に連結されている。このねじ軸40にはナット41が螺合され、このナット41は回転自在で、軸方向には移動不能とする軸受41aによって支持されている。従って、ねじ軸40とナット41とによって回転運動を直線運動に変換するボールねじ42が構成されている。
【0029】
ボールねじ42のナット41の側部には従動プーリ43が一体的に設けられ、この従動プーリ43と駆動プーリ39との間にはタイミングベルト44が掛け渡されている。
【0030】
前記制御部13は、押出し機11のサーボモータ23、インバータモータ26、射出装置12のサーボモータ38を制御するとともに、第1及び第2の開閉バルブ31,36を開閉制御するようになっている。
【0031】
また、射出シリンダ32の射出ノズル37は、射出時に射出成形用金型50のノズルタッチ面51に接合されるようになっている。射出成形用金型50にはノズルタッチ面51と樹脂通路52を介して連通するキャビティ53が設けられている。また、キャビティ53の周囲には冷却水を循環してキャビティ53に充填された可塑化樹脂を冷却する冷却水路54が設けられている。
【0032】
次に、前述のように構成されたオンライン射出成形装置の作用について説明する。フィーダ20の材料供給ホッパ24及びフィーダシリンダ21には合成樹脂材料、例えばポリプロピレン等のパウダーとマイカ等の強化あるいは充填材料が混入された材料が収容されている。サーボモータ23が駆動し、スクリュ22が回転すると、フィーダシリンダ21内の合成樹脂材料は排出路25から押出し機11のホッパ16に落下し、供給口17を介して可塑化シリンダ14に供給される。なお、ポリプロピレン等のパウダーとマイカ等の強化あるいは充填材料は別々のフィーダによって供給してもよい。
【0033】
押出し機11のインバータモータ26が駆動すると、インバータモータ26の回転軸27の回転はギアボックス28を介して2軸の可塑化スクリュ15に伝達される。可塑化スクリュ15は軸方向にフィード部、混練部、圧縮部としての機能するスクリュを持ち、可塑化シリンダ14の内部で接触しながら同方向に連続回転し、しかもヒータ19によって加熱されているため、パウダー状の合成樹脂材料は均一に加熱溶融・混練されて可塑化樹脂となる。
【0034】
可塑化樹脂は、第1の開閉バルブ31が開放状態の樹脂通路30を通って射出シリンダ32内に導かれ、必要量(1回の射出に必要な樹脂量)計量されると、制御部13からの信号によって押出し機11のサーボモータ23及びインバータモータ26が停止し、合成樹脂材料の供給及び混練・押出しが停止する。
【0035】
次に、制御部13からの信号によって第1の開閉バルブ31を閉じ、第2の開閉バルブ36が開き、射出装置12のサーボモータ38が回転する。サーボモータ38の回転は駆動プーリ39を介してタイミングベルト44に伝達され、さらにタイミングベルト44から従動プーリ43を介してナット41に伝達される。従って、ナット41の回転によってねじ軸40が前進し、プランジャ33が前進して計量室35内の可塑化樹脂を射出ノズル37から射出成形用金型50のキャビティ53に射出して成形を行う。
【0036】
射出装置12が1回の射出を終了すると、制御部13からの信号によって押出し機11のサーボモータ23及びインバータモータ26が再起動し、合成樹脂材料の供給及び混練・押出しを行い、可塑化樹脂は、第1の開閉バルブ31が開放状態の樹脂通路30を通って射出シリンダ32内に導かれ、次の射出に必要な樹脂量が計量される。
【0037】
前述した第1の実施形態によれば、押出し機11の駆動部としてサーボモータ26を用い、射出装置12の射出駆動部としてサーボモータ38を用いることにより、油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率及びメンテナンス効率を向上できる。
【0038】
図2は第2の実施形態を示し、押出し機11と射出装置12との間に、押出し機11から供給された可塑化樹脂を一時的に貯溜するアキュームレータ装置60を設けたもので、他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一構成部分には同一番号を付して説明を省略する。
【0039】
アキュームレータ装置60について説明すると、縦型のシリンダ61を備え、シリンダ61の内部のアキュームレータ室62にはピストン63が上下方向に移動自在に設けられている。シリンダ61の周囲にはヒータ64が巻装され、内部の可塑化樹脂を加熱して可塑化状態に保つようになっている。
【0040】
シリンダ61の側壁には開口が設けられ、この開口は可塑化シリンダ14の流出路18と連通している。さらに、シリンダ61の下端部には樹脂流出路65が設けられ、この樹脂流出路65にはロータリバルブからなる第1の開閉バルブ31が設けられている。
【0041】
ピストン63の本体部66はシリンダ61の内周面に密接する外径に形成され、この本体部66の下端部は流出路18側が高く、これと反対側が低くなるように傾斜面66aが形成されている。さらに、傾斜面66aより下方に突出してシリンダ61の内径より小径の突出小径部67が設けられている。従って、ピストン63が下限位置にあるとき、傾斜面66aの最も高い位置が流出路18より上部に位置し、突出小径部67とシリンダ61の内周面との間に環状流路68が形成されるようになっている。
【0042】
ピストン63のピストンロッド69はシリンダ61の上端部を貫通して上方へ突出しており、ピストンロッド69にはねじ軸70が一体に設けられている。一方、71はサーボモータであり、このサーボモータ71の回転軸には駆動プーリ72が設けられている。ねじ軸70にはナット73が螺合され、このナット73は回転自在で、軸方向には移動不能とする軸受74によって支持されている。従って、ねじ軸70とナット73とによって回転運動を直線運動に変換するボールねじ75が構成されている。
【0043】
ボールねじ75のナット73の側部には従動プーリ76が一体的に設けられ、この従動プーリ76と駆動プーリ72との間にはタイミングベルト77が掛け渡されている。
【0044】
前記制御部13は、押出し機11のサーボモータ23、インバータモータ26、射出装置12のサーボモータ38、アキュームレータ60のサーボモータ71を制御するとともに、第1及び第2の開閉バルブ31,36を開閉制御するようになっている。
【0045】
第2の実施形態によれば、制御部13からの信号によってサーボモータ71が回転する。サーボモータ71の回転は駆動プーリ72を介してタイミングベルト77に伝達され、さらにタイミングベルト77から従動プーリ76を介してナット73に伝達される。従って、ナット73の回転によってねじ軸70が前進し、ピストンロッド69が下降してアキュームレータ室62内の可塑化樹脂を樹脂流出路65から第1の開閉バルブ31を通って射出装置12の計量室35に流入させる。
【0046】
アキュームレータ装置60のピストン63は、図示の押出限位置まで下降し、この位置に保持される。このときアキュームレータ室60及び押出し機11から合流して計量室35へ送られる可塑化樹脂の量は1回の射出に必要な量と等しいかそれより少ない量で定められている。
【0047】
ピストン63が押出限位置に位置したとき、アキュームレータ室60には環状流路68が形成されるため、流出路18から連続的に押出される可塑化樹脂は環状流路68を介して計量室35へ滞留することなく送られる。
【0048】
前述したように、射出装置12は間欠的に動作して可塑化樹脂を射出成形用金型50に射出して成形を行うが、押出し機11が連続運転し、押出し機11から可塑化樹脂が連続的に押出されても、アキュームレータ装置60に一時的に貯溜し、射出装置12の射出タイミングに合わせてアキュームレータ装置60から可塑化樹脂を計量室35に流入することができる。
【0049】
前述した第2の実施形態においては、アキュームレータ装置60を駆動する駆動部としてサーボモータ71を設け、サーボモータ71によってピストン63を進退させることにより、押出し機11の駆動部としてサーボモータ26、射出装置12の射出駆動部としてサーボモータ38との組合せにより、油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率及びメンテナンス効率を向上できる。サーボモータ38、71に代ってリニアモータを用いてもよい。
【0050】
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、射出駆動部に電動モータを用い、電動モータによってプランジャもしくはスクリュを駆動することにより、油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率の向上とメンテナンス性の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す射出成形装置の概略的構成図。
【図2】この発明の第2の実施形態を示す射出成形装置の概略的構成図。
【符号の説明】
11…押出し機、12…射出装置、13…制御部、32…射出シリンダ、33…プランジャ、38…サーボモータ、42…ボールねじ
【発明の属する技術分野】
この発明は、合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置と射出装置とを接続した射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形用金型に溶融樹脂を射出して成形品を成形する射出成形装置において、合成樹脂材料を可塑化する連続可塑化装置と、可塑化樹脂を計量して射出成形用金型に射出する射出装置との間にアキュームレータ装置を設け、連続可塑化装置から供給された可塑化樹脂をアキュームレータ装置に一時的に貯溜し、射出装置の射出タイミングに合わせてアキュームレータ装置のシリンダに貯溜されている可塑化樹脂をピストンによって射出装置に供給する射出成形装置が知られている(例えば、特許文献1〜7参照。)。
【0003】
この射出成形装置は、連続可塑化装置が連続運転され、連続可塑化装置から可塑化樹脂がアキュームレータ装置に押出されると、アキュームレータ装置のシリンダ内のピストンが樹脂吐出圧によって押し上げられることにより、連続可塑化装置からアキュームレータ装置のシリンダに供給される。また、シリンダ内のピストンが駆動装置によって押し下げられ、シリンダの開閉バルブが開くと、シリンダ内に貯溜されている可塑化樹脂が射出装置の射出シリンダに供給される。
【0004】
射出シリンダの射出プランジャが後退して1回の射出に必要な量の可塑化樹脂を計量すると、シリンダの開閉バルブが閉じ、射出プランジャが前進するとともに、射出シリンダの開閉バルブが開くと、射出シリンダから射出成形用金型に可塑化樹脂が射出され、1回の成形サイクルが終了するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3,007,920号公報
【0006】
【特許文献2】
特許第3,062,629号公報
【0007】
【特許文献3】
特許第3,077,048号公報
【0008】
【特許文献4】
特許第3,146,368号公報
【0009】
【特許文献5】
特許第3,256,914号公報
【0010】
【特許文献6】
特許第3,281,995号公報
【0011】
【特許文献7】
特許第3,303,213号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した射出成形装置の連続可塑化装置は、インバータモータ等を用いた電動駆動であるが、射出装置は油圧シリンダを用いた油圧駆動であり、油圧シリンダによって射出シリンダ内の射出プランジャを進退させる構成である。つまり、電動と油圧の駆動源を持つハイブリッドタイプである。
【0013】
前記油圧システムは、作動油を使用するため、廃油処理、油漏れなど、環境面で電動に比べると劣る面が多いとともに、エネルギー効率及び制御の面においても、電動に比べると劣る。また、電動と油圧の2つの動作システムを併用することはメンテナンス性、効率の面で種々の問題がある。
【0014】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、射出駆動部に電動モータを用い、エネルギー効率の向上とメンテナンス性の向上を図ることができる射出成形装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前述した目的を達成するために、請求項1は、合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置と、前記可塑化装置から供給された可塑化樹脂を計量・射出するためのプランジャと、前記プランジャを駆動して可塑化樹脂を計量するための射出駆動部とを備え、前記射出駆動部に電動モータを用いたことを特徴とする射出成形装置にある。
【0016】
請求項2は、合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置と、前記可塑化装置から供給された可塑化樹脂を計量・射出するためのスクリュと、前記スクリュを駆動して可塑化樹脂を計量するための射出駆動部とを備え、前記射出駆動部に電動モータを用いたことを特徴とする射出成形装置にある。
【0017】
請求項3は、請求項1または2記載の前記射出駆動部は、サーボモータと、このサーボモータによって駆動され、回転運動を直線運動に変換するボールねじとから構成されていることを特徴とする。
【0018】
前述した構成によれば、押出し機の駆動部としてサーボモータを用い、射出装置の射出駆動部としてサーボモータを用いることにより、油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率及びメンテナンス効率を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は第1の実施形態を示し、オンライン射出成形装置の概略的構成図である。まず、概略的構成を説明すると、射出成形装置は、合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置としての押出し機11と、この押出し機11と連通して設けられ、押出された可塑化樹脂を計量・射出する射出装置12及び制御盤を含む制御部13とから構成されている。
【0021】
前記押出し機11について説明すると、横型の可塑化シリンダ14の内部には合成樹脂材料を混練する平行2軸の可塑化スクリュ15が設けられている。可塑化シリンダ14の基端側における上部にはホッパ16を有する供給口17が設けられている。可塑化シリンダ14の先端側には流出路18が設けられている。また、可塑化シリンダ14の周囲にはヒータ19が巻装され、可塑化シリンダ14の内部の合成樹脂材料を加熱溶融するようになっている。
【0022】
ホッパ16のさらに上部には合成樹脂材料を供給するフィーダ20が設けられている。このフィーダ20はフィーダシリンダ21とスクリュ22とからなり、スクリュ22はサーボモータ23によって回転されるようになっている。フィーダシリンダ21の基端側の上部にはパウダー状の合成樹脂材料を供給する材料供給ホッパ24が設けられ、先端側の下部には材料排出口25が設けられている。そして、スクリュ22の回転によって合成樹脂材料を材料排出口25から可塑化シリンダ15のホッパ17に供給できるようになっている。
【0023】
前記平行2軸の可塑化スクリュ15は、インバータモータ26の回転軸27からギアボックス28を介して回転力が伝達され、同方向に同一速度で回転するようになっている。
【0024】
この可塑化スクリュ15は、軸方向の基端側から先端側に向かって例えば、一般的なエレメントのフィード部、ニーディングディスク等を利用した混練部、リードが次第に短縮されているエレメントを利用した圧縮部とからなっている。しかも、平行2軸の可塑化スクリュ15が可塑化シリンダ14の内部で接触しながら同方向に連続回転して合成樹脂材料をヒータ19によって加熱しながら混練するようになっている。
【0025】
従って、押出し機11は、供給される合成樹脂材料がパウダー、粉砕物でも加熱しながら混練して可塑化することが可能である。従来の一般的な可塑化装置は、1軸の可塑化スクリュであるため混練能力が低い。このため、パウダー状の合成樹脂材料を加熱・混練してペレット状に造粒し、ペレット状の合成樹脂を可塑化装置に供給しているが、本装置の2軸の押出し機11によれば、パウダー状の合成樹脂材料を可塑化できることから造粒工程が省け、省力化、省エネルギー化を図ることができる。
【0026】
押出し機11の流出路18は、連結ブロック29に設けられた樹脂通路30を介して前記射出装置12に連通している。樹脂通路30の途中には例えばロータリバルブからなる第1の開閉バルブ31が設けられている。
【0027】
射出装置12は横型の射出シリンダ32を備えており、射出シリンダ32の内部には可塑化樹脂を計量・射出するスクリュまたはプランジャ33が軸方向に進退自在に設けられている。また、射出シリンダ32の周囲には内部の可塑化樹脂を加熱して溶融状態を保つヒータ34が巻装されている。さらに、射出シリンダ32の先端側の内腔には計量室35が形成され、この計量室35は樹脂通路30と連通している。計量室35は例えばロータリバルブからなる第2の開閉バルブ36を介して射出ノズル37に接続されている。
【0028】
射出シリンダ32の後端部には射出駆動部としてのサーボモータ38が設けられ、このサーボモータ38の回転軸には駆動プーリ39が設けられている。一方、プランジャ33の後端部には射出シリンダ32の後端部から外方へ突出するねじ軸40が一体に連結されている。このねじ軸40にはナット41が螺合され、このナット41は回転自在で、軸方向には移動不能とする軸受41aによって支持されている。従って、ねじ軸40とナット41とによって回転運動を直線運動に変換するボールねじ42が構成されている。
【0029】
ボールねじ42のナット41の側部には従動プーリ43が一体的に設けられ、この従動プーリ43と駆動プーリ39との間にはタイミングベルト44が掛け渡されている。
【0030】
前記制御部13は、押出し機11のサーボモータ23、インバータモータ26、射出装置12のサーボモータ38を制御するとともに、第1及び第2の開閉バルブ31,36を開閉制御するようになっている。
【0031】
また、射出シリンダ32の射出ノズル37は、射出時に射出成形用金型50のノズルタッチ面51に接合されるようになっている。射出成形用金型50にはノズルタッチ面51と樹脂通路52を介して連通するキャビティ53が設けられている。また、キャビティ53の周囲には冷却水を循環してキャビティ53に充填された可塑化樹脂を冷却する冷却水路54が設けられている。
【0032】
次に、前述のように構成されたオンライン射出成形装置の作用について説明する。フィーダ20の材料供給ホッパ24及びフィーダシリンダ21には合成樹脂材料、例えばポリプロピレン等のパウダーとマイカ等の強化あるいは充填材料が混入された材料が収容されている。サーボモータ23が駆動し、スクリュ22が回転すると、フィーダシリンダ21内の合成樹脂材料は排出路25から押出し機11のホッパ16に落下し、供給口17を介して可塑化シリンダ14に供給される。なお、ポリプロピレン等のパウダーとマイカ等の強化あるいは充填材料は別々のフィーダによって供給してもよい。
【0033】
押出し機11のインバータモータ26が駆動すると、インバータモータ26の回転軸27の回転はギアボックス28を介して2軸の可塑化スクリュ15に伝達される。可塑化スクリュ15は軸方向にフィード部、混練部、圧縮部としての機能するスクリュを持ち、可塑化シリンダ14の内部で接触しながら同方向に連続回転し、しかもヒータ19によって加熱されているため、パウダー状の合成樹脂材料は均一に加熱溶融・混練されて可塑化樹脂となる。
【0034】
可塑化樹脂は、第1の開閉バルブ31が開放状態の樹脂通路30を通って射出シリンダ32内に導かれ、必要量(1回の射出に必要な樹脂量)計量されると、制御部13からの信号によって押出し機11のサーボモータ23及びインバータモータ26が停止し、合成樹脂材料の供給及び混練・押出しが停止する。
【0035】
次に、制御部13からの信号によって第1の開閉バルブ31を閉じ、第2の開閉バルブ36が開き、射出装置12のサーボモータ38が回転する。サーボモータ38の回転は駆動プーリ39を介してタイミングベルト44に伝達され、さらにタイミングベルト44から従動プーリ43を介してナット41に伝達される。従って、ナット41の回転によってねじ軸40が前進し、プランジャ33が前進して計量室35内の可塑化樹脂を射出ノズル37から射出成形用金型50のキャビティ53に射出して成形を行う。
【0036】
射出装置12が1回の射出を終了すると、制御部13からの信号によって押出し機11のサーボモータ23及びインバータモータ26が再起動し、合成樹脂材料の供給及び混練・押出しを行い、可塑化樹脂は、第1の開閉バルブ31が開放状態の樹脂通路30を通って射出シリンダ32内に導かれ、次の射出に必要な樹脂量が計量される。
【0037】
前述した第1の実施形態によれば、押出し機11の駆動部としてサーボモータ26を用い、射出装置12の射出駆動部としてサーボモータ38を用いることにより、油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率及びメンテナンス効率を向上できる。
【0038】
図2は第2の実施形態を示し、押出し機11と射出装置12との間に、押出し機11から供給された可塑化樹脂を一時的に貯溜するアキュームレータ装置60を設けたもので、他の構成は第1の実施形態と同一であり、同一構成部分には同一番号を付して説明を省略する。
【0039】
アキュームレータ装置60について説明すると、縦型のシリンダ61を備え、シリンダ61の内部のアキュームレータ室62にはピストン63が上下方向に移動自在に設けられている。シリンダ61の周囲にはヒータ64が巻装され、内部の可塑化樹脂を加熱して可塑化状態に保つようになっている。
【0040】
シリンダ61の側壁には開口が設けられ、この開口は可塑化シリンダ14の流出路18と連通している。さらに、シリンダ61の下端部には樹脂流出路65が設けられ、この樹脂流出路65にはロータリバルブからなる第1の開閉バルブ31が設けられている。
【0041】
ピストン63の本体部66はシリンダ61の内周面に密接する外径に形成され、この本体部66の下端部は流出路18側が高く、これと反対側が低くなるように傾斜面66aが形成されている。さらに、傾斜面66aより下方に突出してシリンダ61の内径より小径の突出小径部67が設けられている。従って、ピストン63が下限位置にあるとき、傾斜面66aの最も高い位置が流出路18より上部に位置し、突出小径部67とシリンダ61の内周面との間に環状流路68が形成されるようになっている。
【0042】
ピストン63のピストンロッド69はシリンダ61の上端部を貫通して上方へ突出しており、ピストンロッド69にはねじ軸70が一体に設けられている。一方、71はサーボモータであり、このサーボモータ71の回転軸には駆動プーリ72が設けられている。ねじ軸70にはナット73が螺合され、このナット73は回転自在で、軸方向には移動不能とする軸受74によって支持されている。従って、ねじ軸70とナット73とによって回転運動を直線運動に変換するボールねじ75が構成されている。
【0043】
ボールねじ75のナット73の側部には従動プーリ76が一体的に設けられ、この従動プーリ76と駆動プーリ72との間にはタイミングベルト77が掛け渡されている。
【0044】
前記制御部13は、押出し機11のサーボモータ23、インバータモータ26、射出装置12のサーボモータ38、アキュームレータ60のサーボモータ71を制御するとともに、第1及び第2の開閉バルブ31,36を開閉制御するようになっている。
【0045】
第2の実施形態によれば、制御部13からの信号によってサーボモータ71が回転する。サーボモータ71の回転は駆動プーリ72を介してタイミングベルト77に伝達され、さらにタイミングベルト77から従動プーリ76を介してナット73に伝達される。従って、ナット73の回転によってねじ軸70が前進し、ピストンロッド69が下降してアキュームレータ室62内の可塑化樹脂を樹脂流出路65から第1の開閉バルブ31を通って射出装置12の計量室35に流入させる。
【0046】
アキュームレータ装置60のピストン63は、図示の押出限位置まで下降し、この位置に保持される。このときアキュームレータ室60及び押出し機11から合流して計量室35へ送られる可塑化樹脂の量は1回の射出に必要な量と等しいかそれより少ない量で定められている。
【0047】
ピストン63が押出限位置に位置したとき、アキュームレータ室60には環状流路68が形成されるため、流出路18から連続的に押出される可塑化樹脂は環状流路68を介して計量室35へ滞留することなく送られる。
【0048】
前述したように、射出装置12は間欠的に動作して可塑化樹脂を射出成形用金型50に射出して成形を行うが、押出し機11が連続運転し、押出し機11から可塑化樹脂が連続的に押出されても、アキュームレータ装置60に一時的に貯溜し、射出装置12の射出タイミングに合わせてアキュームレータ装置60から可塑化樹脂を計量室35に流入することができる。
【0049】
前述した第2の実施形態においては、アキュームレータ装置60を駆動する駆動部としてサーボモータ71を設け、サーボモータ71によってピストン63を進退させることにより、押出し機11の駆動部としてサーボモータ26、射出装置12の射出駆動部としてサーボモータ38との組合せにより、油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率及びメンテナンス効率を向上できる。サーボモータ38、71に代ってリニアモータを用いてもよい。
【0050】
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、射出駆動部に電動モータを用い、電動モータによってプランジャもしくはスクリュを駆動することにより、油圧システムが不要な射出成形装置を提供でき、エネルギー効率の向上とメンテナンス性の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す射出成形装置の概略的構成図。
【図2】この発明の第2の実施形態を示す射出成形装置の概略的構成図。
【符号の説明】
11…押出し機、12…射出装置、13…制御部、32…射出シリンダ、33…プランジャ、38…サーボモータ、42…ボールねじ
Claims (3)
- 合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置と、
前記可塑化装置から供給された可塑化樹脂を計量・射出するためのプランジャと、
前記プランジャを駆動して可塑化樹脂を計量するための射出駆動部とを備え、
前記射出駆動部に電動モータを用いたことを特徴とする射出成形装置。 - 合成樹脂材料を可塑化する可塑化装置と、
前記可塑化装置から供給された可塑化樹脂を計量・射出するためのスクリュと、
前記スクリュを駆動して可塑化樹脂を計量するための射出駆動部とを備え、
前記射出駆動部に電動モータを用いたことを特徴とする射出成形装置。 - 前記射出駆動部は、サーボモータと、このサーボモータによって駆動され、回転運動を直線運動に変換するボールねじとから構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003155523A JP2004351891A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003155523A JP2004351891A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 射出成形装置 |
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JP2004351891A true JP2004351891A (ja) | 2004-12-16 |
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ID=34049870
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003155523A Pending JP2004351891A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 射出成形装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004351891A (ja) |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003155523A patent/JP2004351891A/ja active Pending
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