JP2001120732A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001120732A
JP2001120732A JP30947099A JP30947099A JP2001120732A JP 2001120732 A JP2001120732 A JP 2001120732A JP 30947099 A JP30947099 A JP 30947099A JP 30947099 A JP30947099 A JP 30947099A JP 2001120732 A JP2001120732 A JP 2001120732A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主基板上の制御回路の負担を軽減するととも
に、図柄変動表示装置の動作開始及び動作停止、音発生
回路による効果音等の発生及び停止、更にランプ照明回
路によるランプの点灯及び点滅をできるだけ同期させ
て、パチンコ機遊技者が遊技に違和感を感じることがな
い、優れたパチンコ機を提供する。 【解決手段】 パチンコ機1は、主基板43、音声基板
44a、ランプ基板44b、表示基板44c等を備え
る。主基板43上の制御回路は、動作開始時に表示基板
44cの制御回路、ランプ基板44b上の制御回路及び
音声基板44aの制御回路にトリガ信号T1、T1’、
T1’’をそれぞれ出力した後、表示基板44cの図柄
変動表示回路が、次のトリガ信号T1を入力する前、音
声基板44aの音声回路及びランプ基板44bのランプ
照明回路にトリガ用制御信号T2を出力して制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機用ラン
プの点灯等を制御するためランプ照明回路、効果音等を
発生する音発生回路、及び、図柄変動表示装置を制御す
る図柄変動表示回路を制御する主基板上の制御回路を少
なくとも備えるパチンコ機に関し、特に、主基板上の制
御回路の負担を軽減するとともに、図柄変動表示装置の
動作開始及び動作停止と、音発生回路による効果音等の
発生及び停止と、更にランプ照明回路によるランプの点
灯及び点滅とをできるだけ同期させて、パチンコ機遊技
者が遊技に違和感を感じることがないパチンコ機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近のパチンコ機は、遊技内容に変化を
加えることによって、パチンコ機の遊技者の興味を高め
るべく種々の役物(入賞を容易にするための特別な装
置)を遊技盤に備える。例えばパチンコ球が始動入賞口
に入賞すると、CRT等の図柄表示装置に表示されてい
る変動図柄が変動を開始し、一定時間経過した後に表示
された図柄が一定確率で揃うと(例えば「7、7、7」
等のゾロ目)、大当たりとして大入賞口が所定回数続け
て開いて、図柄表示装置に大当たり映像が表示されると
ともに、大きな効果音が流れ、表示ランプが点滅するも
のがある。
【0003】そのようなパチンコ機には、各種の制御に
非常に多くの電子制御回路が組み込まれており、例えば
CRT用の表示回路、ランプ点灯及び点滅用のランプ回
路、効果音発生用の音発生回路或いは賞球払い出し用の
賞球回路などの各種回路が、主基板上のマイクロコンピ
ュータ等を含む制御回路によって制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような図
11に示すパチンコ機の場合、例えばマイクロコンピュ
ータ等を含む主基板101上の制御回路が、スピーカ1
02aを駆動制御する音発生回路102、枠ランプ及び
盤面ランプ103aを駆動制御するランプ照明回路10
3及び図柄変動表示装置104aを駆動制御する図柄変
動表示回路104の全てに対して、同期を取るために、
常にトリガ信号を出力する構成であるため、主基板10
1上の制御回路の負担が大きくなる。具体的には、複数
の図柄変動表示部を備える図柄変動表示装置104aの
場合、図柄変動表示部が順番に停止する際に、その都
度、主基板101上の制御回路から音発生回路102、
ランプ照明回路103及び図柄変動表示回路104に、
同期を取るために、トリガ信号を出力する必要があるの
で、主基板101上の制御回路の負担が大きくなる。そ
して、このような主基板101上の制御回路の負担増加
に伴い、例えば図柄変動表示装置104の動作開始及び
動作停止、音発生回路102による効果音等の発生及び
停止、更にランプ照明回路103によるランプの点灯及
び点滅で時間差が生じやすく、パチンコ機遊技者に違和
感を感じさせることもある。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、主基板上の制御回路の負担を軽減
するとともに、図柄変動表示装置の動作開始及び動作停
止、音発生回路による効果音等の発生及び停止、更にラ
ンプ照明回路によるランプの点灯及び点滅をできるだけ
同期させて、パチンコ機遊技者が遊技に違和感を感じる
ことがない、優れたパチンコ機を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係るパチンコ機によれば、パチンコ機用
ランプの点灯等を制御するためランプ照明回路と、パチ
ンコ球の入賞の際の効果音等を発生する音発生回路と、
パチンコ機用の盤面上に設けられた図柄変動表示装置を
制御する図柄変動表示回路と、これらランプ照明回路、
音発生回路及び図柄変動表示回路を制御する主基板上の
制御回路とを少なくとも備えるパチンコ機において、前
記主基板上の制御回路が動作開始時に前記図柄変動表示
回路、前記ランプ照明回路及び前記音発生回路にトリガ
信号をそれぞれ出力した後、図柄変動表示回路が、前記
ランプ照明回路及び前記音発生回路にトリガ用制御信号
を出力して制御することを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に記載の
パチンコ機においては、主基板上の制御回路が動作開始
時に図柄変動表示回路、ランプ照明回路及び音発生回路
にトリガ信号をそれぞれ出力した後、図柄変動表示回路
が、ランプ照明回路及び音発生回路にトリガ用制御信号
を出力して制御することができるので、主基板上の制御
回路は、同期を取るため図柄変動表示回路が出力するよ
うなトリガ用制御信号を、図柄変動表示回路、ランプ照
明回路及び音発生回路に出力しないため、主基板上の制
御回路の負担を軽減することができる。また、図柄変動
表示回路が、ランプ照明回路及び音発生回路にトリガ用
制御信号を出力して制御することができるので、図柄変
動表示装置の動作開始及び動作停止、音発生回路による
効果音等の発生及び停止、更にランプ照明回路によるラ
ンプの点灯及び点滅で時間差が生じにくい。この場合、
トリガ用制御信号は、主基板上の制御回路によるトリガ
信号の出力後、次のトリガ信号を入力する前に、図柄変
動表示回路から出力されるのが望ましい。
【0008】それにより、主基板上の制御回路の負担を
軽減するとともに、図柄変動表示装置の動作開始及び動
作停止、音発生回路による効果音等の発生及び停止、更
にランプ照明回路によるランプの点灯及び点滅で時間差
をできるだけ少なくして、パチンコ機遊技者が遊技に違
和感を感じることがない、優れたパチンコ機となる。
【0009】また、請求項2に係るパチンコ機によれ
ば、請求項1に記載のパチンコ機において、動作開始時
からその動作停止までの時間、図柄変動表示回路、ラン
プ照明回路及び音発生回路が同期して動作し、図柄変動
表示回路の動作は、図柄変動表示回路がランプ照明回路
及び音発生回路にトリガ用制御信号を出力した後に、そ
のトリガ用制御信号を入力したランプ照明回路及び音発
生回路の動作開始と同期して開始することを特徴とす
る。
【0010】このような特徴を有する請求項2に記載の
パチンコ機においては、主基板上の制御回路は、動作開
始時に前記図柄変動表示回路、前記ランプ照明回路及び
前記音発生回路にトリガ信号をそれぞれ出力するので、
動作開始時からその動作停止までの時間、前記図柄変動
表示回路、ランプ照明回路及び音発生回路が同期して動
作する。そして、図柄変動表示回路が、前記ランプ照明
回路及び前記音発生回路にトリガ用制御信号を出力する
ので、図柄変動表示回路の動作は、そのトリガ用制御信
号を入力したランプ照明回路及び音発生回路の動作開始
と同期して開始する。それにより、図柄変動表示装置の
動作開始及び動作停止、音発生回路による効果音等の発
生及び停止、更にランプ照明回路によるランプの点灯及
び点滅で時間差がなくなり、パチンコ機遊技者が遊技に
違和感を感じることがない。
【0011】また、請求項3に係るパチンコ機によれ
ば、請求項1または請求項2に記載のパチンコ機におい
て、パチンコ機用の賞球の払い出しを制御する賞球払出
回路を備え、この賞球払出回路に、前記主基板上の制御
回路がトリガ信号を出力して制御し、この主基板上の制
御回路からトリガ信号を入力した賞球払出回路が、前記
ランプ照明回路及び前記音発生回路にトリガ用制御信号
をそれぞれ出力することを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する請求項3に記載の
パチンコ機においては、主基板上の制御回路は、賞球払
出回路にトリガ信号を出力し、このトリガ信号を入力し
た賞球払出回路が、前記ランプ照明回路及び前記音発生
回路にトリガ用制御信号をそれぞれ出力するので、トリ
ガ信号を賞球払出回路の動作開始及び動作停止、音発生
回路による効果音等の発生及び停止、更にランプ照明回
路によるランプの点灯及び点滅で時間差が生じにくい。
また、主基板上の制御回路は、トリガ信号を賞球払出回
路に出力し、図柄変動表示装置が出力するようなトリガ
用制御信号を賞球払出回路に出力しないため、主基板上
の制御回路の負担を軽減することができる。この場合、
トリガ用制御信号は、主基板上の制御回路によるトリガ
信号の出力後、次のトリガ信号を入力する前に、賞球払
出回路から出力されるのが望ましい。
【0013】また、請求項4に係るパチンコ機によれ
ば、請求項3に記載のパチンコ機において、 前記賞球
払出回路の動作は、賞球払出回路がランプ照明回路及び
音発生回路にトリガ用制御信号を出力した後、そのトリ
ガ用制御信号を入力したランプ照明回路及び音発生回路
の動作開始と同期して開始することを特徴とする。
【0014】このような特徴を有する請求項4に記載の
パチンコ機においては、賞球払出回路の動作は、賞球払
出回路がランプ照明回路及び音発生回路にトリガ用制御
信号を出力した後に、そのトリガ用制御信号を入力した
ランプ照明回路及び音発生回路の動作開始と同期して開
始するので、賞球払出回路の動作開始及び動作停止、音
発生回路による効果音等の発生及び停止、更にランプ照
明回路によるランプの点灯及び点滅で時間差がなくな
り、パチンコ機遊技者が遊技に違和感を感じることがな
い。
【0015】更に、請求項5に係るパチンコ機によれ
ば、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載のパチン
コ機において、複数の図柄変動表示部を備える図柄変動
表示装置を有し、その図柄変動表示部は、順番に停止す
ることを特徴とする。このように図柄変動表示部は、順
番に停止して、例えば「7、7、7」等のゾロ目で停止
した状態で大当たりとなるので、パチンコ機遊技者に遊
技に対する期待感を生じさせて、興趣を強く感じさせる
ことになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機に
ついて具体化した実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。先ず、実施形態に係るカード式パチンコ機の全
体構成について図1に基づいて説明する。図1は実施形
態に係るカード式パチンコ機全体を示した正面図であ
る。このカード式パチンコ機とは、プリペイドカード等
により球貸し等を行うことができるパチンコ機をいう。
【0017】カード式パチンコ機は、いわゆるCR機と
称され、図1に示すように、パチンコ機1とカード式球
貸機21とによって構成されている。これらパチンコ機
1とカード式球貸機21は、左右に並んで設置される
が、この場合、カード式球貸機21は、2台のパチンコ
機1(左側のパチンコ機は図示せず)の間に位置して、
右側のパチンコ機1の左側面側に位置する。
【0018】このパチンコ機1は、所定量のパチンコ球
を賞球として払い出す、いわゆる第一種パチンコ機であ
る。また、このパチンコ機1では、後述する入賞口、図
柄表示装置、電動役物及び、ゲート等の各種構造物が、
遊技盤2上に配設されている。その遊技盤2の下側に
は、賞球を受ける上部受け皿3が配設され、この上部受
け皿3の下側には、スピーカ3aを内蔵したプレート4
が配設されている。また、そのプレート4の下側には、
下部受け皿5が配設される。また、下部受け皿5の右方
側には、ハンドル6に連結された発射装置が配設されて
おり、上部受け皿3の遊技球がその発射装置6a(図4
参照)へ送られるように構成されている。
【0019】一方、遊技盤2の前面側周囲には、遊技中
のエラーを表示するエラー表示ランプ7が配設されてい
る他に、「当たり」を表示する当たり表示ランプ8,8
が配設されている。また、遊技盤2の前側は、ステンレ
ス等の金属製枠を有するガラス扉9により被覆されてお
り、ガラス扉9はその側方(左)側に設けられたヒンジ
部材等を介して開閉自在に支持されている。
【0020】そして、ヒンジ部材等の反対側(右)側に
設けられた鍵穴9bに、遊技店の管理者等が鍵を挿入し
て回転操作して、ロックを解除することにより、ガラス
扉9を前方側へ開くことができる。また、遊技盤2のガ
ラス扉9の外側上方には、賞球及び球切れ表示ランプ1
0、10が設けられている。
【0021】ここで、カード式球貸機21について説明
すると、このカード式球貸機21の上下方向におけるほ
ぼ中央には、カード挿入口22が配設されている。その
カード挿入口22の上方側には、カード利用可能表示ラ
ンプ23、端数表示スイッチ24、連結台方向表示2
5、及びカード挿入中表示ランプ26が下方に向かって
順に配設されている。そして、カード利用可能表示ラン
プ23が点灯しているときに、遊技者はカード挿入口2
2にカードを挿入することができる。また、端数表示ス
イッチ24は、挿入されたカードが100円未満の金額
である旨を表示する。また、連結台方向表示25は、左
右のパチンコ機1のいずれかを示すことにより、左右ど
ちらのパチンコ機1が、球貸し処理をできるかを表示す
る。更に、カード挿入中表示ランプ26は、カードがカ
ード挿入口22に挿入されている間点灯している。
【0022】また、パチンコ機1の上部受け皿3の中央
付近には、球貸し操作部11が配設されており、この球
貸し操作部11には、度数表示12、貸出スイッチ1
3、貸出スイッチLED14、及び返却スイッチ15が
配設されている。その球貸し操作部11の度数表示12
は、カード残高を表示している。また、貸出スイッチL
ED14が点灯しているときに、貸出スイッチ13の操
作が可能であり、この貸出スイッチ13の操作によっ
て、遊技球の貸し出しが行われるが、貸し出される貸球
は、後述する態様で、上部受け皿3に払い出される。そ
して、遊技者が、そのパチンコ機1のパチンコ遊技を止
めるときは、返却スイッチ15を操作することによっ
て、そのカード挿入口22内に挿入されているカードの
排出が行われる。
【0023】ここで、パチンコ機1における遊技盤2上
の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域は、
所定厚さの板材からなる遊技盤2上に入賞口などの各構
造物が配設され、各構造物を囲むように環状のレール1
8が遊技盤2上に立設されている。このレール18は、
発射されたパチンコ球を遊技領域内に案内する案内路を
構成し、遊技盤2上の上方側部には、レール18に沿っ
て打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差
部16が設けられている。そして、その段差部16に
は、軸支された返しゴム(図示せず)が配設されてい
る。また、遊技領域のほぼ中央には、図柄表示装置を構
成するLCD表示器19が遊技盤2の裏面側から前面側
へ取り付けられている。このLCD表示器19は、変動
図柄を表示するべく、複数の図柄変動表示部を構成する
画面が左側、中央、右側に3分割された液晶パネルであ
る。そして、LCD表示器19の左側、中央、右側にそ
れぞれ表示された図柄が変動しながら順番に停止し、全
てが停止した状態が全体として所定の図柄(例えば「7
77」等)を構成する場合に、遊技者にとって有利な遊
技状態である「いわゆる大当たり」となる。また、LC
D表示器19の上方または左右には、入賞口20a、2
0bが配設されており、これら入賞口20a、20bに
は、遊技盤2の裏面に設けられた賞球樋が連通されてい
る。そして、この入賞口20a、20bに入ったパチン
コ玉を検出する入賞口スイッチ(図示せず)が、遊技盤
2の裏側に設けられており、入賞口20a、20bに入
賞したことを入賞口スイッチ(図示せず)が検出する
と、所定の個数の賞球が上部受皿3に排出されるように
構成されている。また、LCD表示器19内の上方部に
は、変動図柄の始動回数を遊技者に知らせるための、変
動図柄始動記憶表示器27が設けられている。
【0024】また、LCD表示器19の下方には、第1
種始動口28が配設されており、この第1種始動口28
には、遊技盤2の裏面に設けられた賞球樋が連通されて
いる。そして、この第1種始動口28に入ったパチンコ
玉を検出する始動口スイッチ(図示せず)が遊技盤2の
裏側に設けられており、この第1種始動口28に入賞し
て始動口スイッチが入賞したことを検出すると、LCD
表示器19の変動図柄であるルーレットが回転して、所
定の個数の賞球が上部受皿3に排出されるように構成さ
れている。また、LCD表示器19の左右上側には、各
電飾ランプ29が設けられており、これら電飾ランプ2
9は、LCD表示器19の変動図柄が変動する際に点滅
する。また、各電飾ランプ29の左右下側には、各ゲー
ト30が配設されている。このゲート30には、パチン
コ球の通過を検出する検出スイッチ(図示せず)が備え
られ、この検出スイッチがパチンコ球の通過を検出する
ことにより、LCD表示器19と、入賞口20aとの間
にある普通図柄表示器20が所定の数字等を表示するよ
うに構成されている。また、各ゲート30の左右下側に
は、電飾ランプが施された下入賞口20cが配設されて
おり、これら下入賞口20cには、遊技盤2の裏面に設
けられた賞球樋が連通されている。そして、各下入賞口
20cへの入賞を検出する下入賞口スイッチ(図示せ
ず)が、遊技盤2の裏側に設けられ、下入賞口20cに
入賞したことを下入賞口スイッチが検出すると、所定の
個数の賞球が上部受皿3に排出されるように構成されて
いる。
【0025】そして、第1種始動口28の下方には、大
入賞口30aを有する特別電動役物30bが配設されて
おり、この大入賞口30aは、長い横幅を有するととも
に開閉扉を備えている。そして、第1種始動口28又は
ゲート30にパチンコ球が入り、LCD表示器19の画
面の、左側、中央、右側にそれぞれ表示された図柄が変
動した後に、所定状態を達成した場合(例えば、777
のように揃った場合等)に開閉扉が開かれるように構成
されている。この開閉扉には、遊技盤2の裏面に設けら
れた賞球樋が連通されており、大入賞口30a内には、
開閉扉が開かれたときに入賞したパチンコ球の個数をカ
ウントするための大入賞口カウントスイッチ(図示せ
ず)が設けられている。そして、大入賞口カウントスイ
ッチがカウントしたパチンコ球の個数に対応する分の所
定の個数の賞球が上部受皿3に排出されるように構成さ
れている。この場合、大入賞口30aの開閉扉は、25
秒間経過又は10個のパチンコ球が入賞するまで大入賞
口カウントスイッチにより検出されるまで開放される。
また、大入賞口30aの内部には、遊技者にとって有利
な遊技状態に設定するための「いわゆるVゾーン」が仕
切り形成されており、当該Vゾーンへの入賞検出用のV
スイッチが設けられている。
【0026】次に、図2及び図3において、パチンコ機
1の背面側の構成について説明する。図2は実施形態に
係るパチンコ機1全体を示した背面図である。図3はそ
のパチンコ機1の賞球及び貸球の払い出しに係る機構セ
ット盤の要部を拡大した背面図である。パチンコ機1
は、図2に示すように、木製の外枠31に対して木製の
内枠32がヒンジ部材等を介して開閉自在に取り付けら
れている。また、この内枠32のほぼ中央部には、遊技
盤2を着脱自在に支持するための機構盤(図示せず)が
取り付けられている。そして、この機構盤の裏側には、
合成樹脂製の機構セット盤34が開閉自在となるように
蝶番により取り付けられている。
【0027】また、パチンコゲーム機1の裏側最上段に
は、上方に開口した賞球タンク35が機構セット盤34
上に固定されている。その賞球タンク35の直上には、
パチンコ球の補給装置36が配設されており、この補給
装置36は、垂直にパチンコ球を賞球タンク35内に落
下させるため、吐出部(図示せず)が設けられている。
その賞球タンク35には、パチンコ球を送るための、タ
ンクレール37が取り付けられており、賞球タンク35
の傾斜した底面に設けられた連通孔(図示せず)を介し
てパチンコ球をタンクレール37に落下させる。そのタ
ンクレール37の内部には、図3に示すように、パチン
コ球を1列に整列流出し、賞球ケース38へパチンコ球
を送る通路が形成されている。その賞球ケース38内に
は、パチンコ球を下方側へ案内する賞球案内部38Aが
設けられている。この賞球案内部38Aには、パチンコ
球搬送用の賞球通路39が形成され、この賞球通路39
はパチンコ球を更に下流側へ1列で送る。
【0028】尚、賞球ケース38内には、図3に明示す
るように、賞球通路39を通過するパチンコ球を確認す
る球有り検出スイッチ52と、パチンコ球の払い出しを
調節する払い出しソレノイド51等とが装着されてい
る。そして、これら賞球タンク35、タンクレール3
7、賞球案内部38A、賞球ケース38、球有り検出ス
イッチ52、及び払い出しソレノイド51等により賞球
及び貸球の払い出しシステムが構成されている。また、
その賞球ケース38の下流側には、パチンコ球の排出部
が形成され、入賞球を排出する入賞球排出通路40及び
下皿排出路41が設けられている。その下皿排出路41
は、下皿5内の賞球のオーバーフローを検出するための
下皿オーバーフロースイッチ59を内蔵する。また、内
枠32の裏側には、下部受皿ボックス42がボルトによ
り取り付けられており、下皿排出路41を介して上皿3
から溢れたパチンコ球を受けて下皿5に案内する。これ
ら下皿排出路41及び下部受皿ボックス42により下皿
受け部を構成する。
【0029】また、機構セット盤34の中央部に形成さ
れた開口部65(図3参照)には、遊技盤2の裏面を覆
うカバー44が装着されている。このカバー44には、
音発生回路が設けられた音声基板44a、ランプ照明回
路が設けられたランプ基板44b及び図柄変動表示回路
が設けられた表示基板44cが固着されており、更に、
ランプ基板44bの下側には、カバーに覆われた主基板
43が固着されている。この主基板43には、パチンコ
ゲーム機1のメイン動作を制御する制御回路が設けられ
ている。これら主基板43、音声基板44a、ランプ基
板44b及び表示基板44cは、盤面機構部W2(図4
参照)を構成しており、パチンコ機1の盤面2上の構造
物等の相違により、パチンコ機1の機種毎に、構造物用
のランプ及びCRT等の配置、種類、大きさ等が異な
り、これら部品の共通化が困難である。
【0030】そして、主基板43の下側には、遊技盤2
の裏面に近接するように、賞球基板45が取り付けられ
ており、この賞球基板45は、遊技盤2の裏面から離れ
て位置する主基板43の一部と重なり合っている。この
賞球基板45には、入賞球排出ソレノイド57(図3参
照)及び賞球貸球の払出装置61(図4参照)を駆動制
御させるための制御回路が設けられている。また、賞球
基板45の側方(右側)下方には、電源基板49が設け
られている。これら電源基板49及び賞球基板45は、
この実施の形態の場合、枠機構部W1を構成しており、
パチンコ機1の盤面2上の構造物等が相違しても、共通
化しやすい部品からなり、大量生産によりコストの低減
化を図りやすい。
【0031】また、機構セット盤34の上方角部(図2
中、右上角部)には、中継基板46が設けられており、
この中継基板46は、パチンコゲーム機1とホールコン
ピュータをつなぐ機能を果たす。また、機構セット盤3
4の最上側の賞球タンク35の底面外側の一端(底面の
右端部外側)には、図3に示すように、賞球タンクスイ
ッチ50が設けられている。この賞球タンクスイッチ5
0は、賞球タンク35内のパチンコ球の有無を検出し、
その検出信号を主基板43Aに出力する。
【0032】前記賞球ケース38内には、前記払出ソレ
ノイド51、球有り検出スイッチ52の他に、払出カウ
ントスイッチ53及び爪車54が設けられている。具体
的には、払出ソレノイド51の下方には、そのオン・オ
フ駆動により、所定の角度毎(実施形態では、約60度
毎)に回転駆動される爪車54が配置されており、この
爪車54は、パチンコ球を順次送り出すように回転自在
に設けられる。また、爪車54へ送られるパチンコ球を
検出するための球有り検出スイッチ52が、爪車54の
上側に配設されている。また、払出カウントスイッチ5
3は、爪車54の下側に設けられており、パチンコ球の
通過を検出すると、検出信号を主基板43Aに出力す
る。
【0033】そして、排出ソレノイド51のオン・オフ
駆動によって払い出されたパチンコ球は、下方に送られ
て賞球払出口60を介して上部受け皿3に送られる。こ
の場合、上部受け皿3から溢れた賞球は、下皿排出路4
1を介して下部受皿ボックス42に送られる。また、こ
の下皿排出路41内の側方に配置された下皿オーバーフ
ロースイッチ59は、下部受け皿5内の賞球のオーバー
フローを検出するべく、このパチンコ球有りを検出する
と、検出信号を主基板43Aに出力する。
【0034】また、機構セット盤34の下方の内側に
は、パチンコ球の案内用の入賞球案内樋55が設けられ
ている。この入賞球案内樋55は、各入賞口や始動口に
入賞した入賞球は、二点鎖線矢印で示されるように、一
列に整列されて下流側の入賞球排出カム58へ案内され
る。この入賞球排出カム58は、入賞球案内樋55側か
ら送られる入賞球が1個入る凹部(図示せず)を、入賞
球案内樋55側(図3の左端側)に形成しており、入賞
球排出カム58は、この凹部に入ったパチンコ球を入賞
球排出路40に送ることができるように回転自在に支持
されている。その入賞球排出カム58の遊技盤2側に
は、入賞球排出カム58の凹部に保持される入賞球の有
無を検出するための、入賞球検出スイッチ56が取り付
けられており、この入賞球検出スイッチ56は、パチン
コ球有りを検出すると、検出信号を主基板43Aに出力
する。
【0035】また、入賞球排出カム58の他端縁(図3
の右端)部には、この入賞球排出カム58を所定角度だ
け回転させるための、入賞球排出ソレノイド57が装着
されている。更に、入賞球排出カム58には、通常時
に、入賞球排出カム58の他端縁部を下側に押し下げる
ためのバネ(図示せず)が取り付けられている。そし
て、賞球基板45の制御に基づき、入賞球排出ソレノイ
ド57がオン駆動され、入賞球排出カム58の他端縁部
を引き上げる結果、入賞球排出カム58の凹部に保持さ
れていた入賞球が、入賞球排出路40に1個排出され
る。その後、入賞球排出ソレノイド57がオフ駆動する
ことによって、入賞球排出カム58の他端縁部をバネに
よって押し下げる結果、再度、入賞球案内樋55側の凹
部に入賞球が1個入り、この態様の繰り返しにより、入
賞球が入賞球排出路40に1個ずつ順次排出される。
【0036】これら入賞球案内樋55、入賞球検出スイ
ッチ56、入賞球排出ソレノイド57、入賞球排出カム
58、及び入賞球排出通路40等により入賞球排出シス
テムが構成されている。また、払出ソレノイド51、球
有り検出スイッチ52、及び爪車54等から構成される
賞球貸球払出装置61が、賞球貸球払出手段として機能
する。また、払出カウントスイッチ53が、払出球検出
手段として機能する。また、入賞球検出スイッチ56
が、入賞球検出手段として機能する。
【0037】また、前記賞球ケース38の下側には、イ
ンターフェース基板48がカバーに覆われて取り付けら
れている。そして、インターフェース基板48のコネク
タと、カード式球貸機21の背面のコネクタとが、接続
コード(図示せず)により相互に接続される。次に、実
施形態に係るカード式パチンコ機の賞球及び貸球の払い
出しに係る制御システムの構成について説明する。図4
は実施形態に係るカード式パチンコ機の賞球及び貸球の
払い出しに係る制御システムの概要を示すブロック図で
ある。この制御システムは、図4に示すように、枠機構
部W1と盤面機構部W2とからなる。
【0038】その枠機構部W1は、賞球基板45の他
に、内枠32等に取り付けられる補助部品、電気部品、
付属部品等を備えるものであって、一般にパチンコ機1
の種類が替わっても、賞球の払い出し等については同様
の動作が行われるので、そのための部品は共通化しやす
い。それに対し、盤面機構部W2は、遊技盤2に配設さ
れたランプ等の点灯、LCD表示器19及び普通図柄表
示器20等を表示させるためのものであり、パチンコ機
1の種類毎に、部品の配置、種類、大きさ等が異なるの
で、部品の共通化が困難なものが多い。
【0039】この場合、枠機構部W1は、図4に示すよ
うに、電源基板49、賞球基板45、賞球貸球の払出装
置61、発射装置6aを備える他に、エラー表示ランプ
7、表示ランプ8、賞球及び球切れ表示ランプ10等か
らなる枠ランプW3、更にスピーカ3aを備えている。
一方、盤面機構部W2は、主基板43の他に、音声基板
44a、ランプ基板44b及び表示基板44cを備えて
おり、更に、LCD表示器19及び普通図柄表示器20
等からなる表示器W4を備える他に、電飾ランプ29等
からなる盤面ランプW5を備えている。もっとも、枠機
構部W1及び盤面機構部W2の構成物は、必ずしも一義
的ではなく、部品の共通化等の点を考慮して、パチンコ
機1毎に変化する。
【0040】最初に、枠機構部W1について説明する。
その電源基板49は、所定の電圧の電流を作るための基
板であって、具体的には、AC(交流)24V(ボル
ト)を変圧するとともに整流する直流32V(ボルト)
用の電源49aを設ける他に、AC(交流)24V(ボ
ルト)を変圧するとともに整流する直流12V(ボル
ト)用の電源49b、更に、動作用電圧の一つとしての
用いるため、AC24Vを変圧するとともに整流する直
流5V(ボルト)用の電源49cを設ける。これら電源
49b及び電源49cは、レギュレータ及びコンデンサ
ー、抵抗を組み合わせた回路からなる。また、電源基板
49は、電源49cの電圧5V(ボルト)の直流が、停
電等の電気事故によって電圧低下を招いた場合に、直流
5Vのバックアップ電圧を供給するため、電源49cの
直流5Vにより常に充電されるバックアップ電源49d
を設ける。その賞球基板45は、賞球の払い出し動作を
制御するための基板であって、賞球払出回路として、そ
の制御動作を所定の手順で実行することができるCPU
83A、その動作プログラムデータを格納するROM8
3B、及びデータの書き込み及び読み出しを行うRAM
83C、入出力装置(I/Oポート)83D及び電源監
視回路83E等を装着している。
【0041】次に、盤面機構部W2について説明する。
その主基板43は、パチンコ機1のメイン動作を制御す
るための基板であって、制御回路として、制御動作を所
定の手順で実行することができるCPU43A、その動
作プログラムデータを格納するROM43B、及びデー
タの書き込み及び読み出しを行うRAM43C、入出力
装置(I/Oポート)43D等を装着している。また、
音声基板44aは、スピーカ3aから出力される効果音
等の制御するための基板であって、音発生回路として、
その制御動作を所定の手順で実行することができるCP
U85A、その動作プログラムデータ及び効果音データ
等を格納するROM85B、及びデータの書き込み及び
読み出しを行うRAM85C、入出力装置(I/Oポー
ト)85D等を装着している。
【0042】更に、ランプ基板44bは、パチンコ機1
の遊技盤2上の前記盤面ランプW5及び前記枠ランプW
3を制御するための基板であって、ランプ照明回路とし
て、その制御動作を所定の手順で実行することができる
CPU86A、その動作プログラムデータ及び発光パタ
ーンデータ等を格納するROM86B、及びデータの書
き込み及び読み出しを行うRAM86C、入出力装置
(I/Oポート)86D等を装着している。また、表示
基板44cは、パチンコ機1の遊技盤2のLCD表示器
19及び普通図柄表示器20を制御するための基板であ
って、図柄変動表示回路として、その制御動作を所定の
手順で実行することができるCPU87A、その動作プ
ログラムデータ及び表示パターンデータ等を格納するR
OM87B、及びデータの書き込み及び読み出しを行う
RAM87C、入出力装置(I/Oポート)87D、画
像デジタル処理(VDP)装置87E等を装着してい
る。
【0043】この場合、電源基板49の電源49cは、
主基板43のCPU43A、ROM43B、RAM43
C及び入出力装置43Dに、動作用電圧としての5V
(ボルト)の電圧の直流を供給して、主基板43のCP
U43A、ROM43B、RAM43C及び入出力装置
43Dを正常に動作させる。また、電源基板49の電源
49cは、賞球基板45の電源監視回路83Eを介し
て、賞球基板45のCPU83A、ROM83B、RA
M83C及び入出力装置83Dに、5V(ボルト)の電
圧の直流を供給して、そのCPU83A、ROM83
B、RAM83C及び入出力装置83Dを正常に動作さ
せる。尚、動作用電圧の電圧低下を招いた場合に、バッ
クアップ電源49dは、RAM83Cにバックアップ電
圧を供給できる。
【0044】ここで、電源基板49の電源49cが、音
声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板44cに
5V(ボルト)の電圧の直流を供給していない理由は、
音声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板44c
には、図示しない変圧器がそれぞれ設けられており、こ
の変圧器によって、電源49bが供給する12V(ボル
ト)の直流を電圧5V(ボルト)の直流に変圧して、そ
の変圧した直流を音声基板44a、ランプ基板44b及
び表示基板44cのCPU85A〜87A、ROM85
B〜87B、RAM85C〜87C、及び入出力装置8
5D〜87Dに供給して、正常な動作を行わせ得るから
である。
【0045】また、電源49bは、主基板43、音声基
板44a、ランプ基板44b及び表示基板44cに、電
圧の12V(ボルト)の直流を供給して、主基板43、
音声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板44c
に設けられたセンサ類等を作動させる。また、電源49
bは、払出装置61に12Vの電圧の直流を供給して、
払出装置61に設けられたセンサ類を作動させる。ま
た、電源49aは、AC24Vを変圧して直流32Vを
作り、払出装置61に設けられたモータ類を作動させ
る。また、AC24Vは、払出装置61に直接に供給さ
れ、この払出装置61に設けられたモータ類を駆動さ
せ、更に、カード式球貸機21に直接に供給され、この
カード式球貸機21を駆動させる。
【0046】また、主基板43のCPU43Aは、RA
M43C、ROM43B及び入出力装置43Dに接続さ
れており、その入出力装置43Dは、賞球基板45、音
声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板44cの
入出力装置83D、85D〜87Dに接続されている。
それにより、主基板43のCPU43Aは、賞球基板4
5、音声基板44a、ランプ基板44b及び表示基板4
4cのCPU83A、85A〜87Aとの間で信号を、
入出力装置43D、83D、85D〜87D等を介して
伝達することができる。また、賞球基板45のCPU8
3Aは、電源監視回路83E、RAM83C、ROM8
3B及び入出力装置83Dに接続されており、その入出
力装置83Dは、発射装置6a、払出装置61及びカー
ド式球貸機21に接続されている。それにより、賞球基
板45のCPU83Aは、発射装置6a、払出装置61
及びカード式球貸機21との間で信号を伝達することが
できる。
【0047】音声基板44aのCPU85Aは、RAM
85C、ROM85B及び入出力装置85Dに接続され
ており、その入出力装置85Dは、スピーカ3aに接続
されている。それにより、音声基板44aのCPU85
Aは、入出力装置85Dを介してスピーカ3aを制御す
ることができ、このスピーカ3aは、遊技者の興味を起
こすような効果音等を出力する。また、ランプ基板44
bのCPU86Aは、RAM86C、ROM86B及び
入出力装置86Dに接続されており、その入出力装置8
6Dは、枠ランプW3及び盤面ランプW5に接続されて
いる。それにより、ランプ基板44bのCPU86A
は、入出力装置86Dを介して、枠ランプW3及び盤面
ランプW5を制御することができ、これら枠ランプW3
及び盤面ランプW5は、遊技者の興味を起こすようにラ
ンプを点灯することができる。更に、表示基板44cの
CPU87Aは、RAM87C、ROM87B、入出力
装置87D及び画像デジタル処理(VDP)装置87E
に接続されており、その画像デジタル処理装置87E
は、表示器W4に接続されている。それにより、表示基
板44cのCPU87Aは、画像デジタル処理装置87
Eを介して、表示器W4を制御することができ、この表
示器W4は、遊技者の興味を起こす映像を表示すること
ができる。
【0048】このように実施の形態に係るパチンコ機1
の場合、主基板43にCPU43A等、賞球基板45に
CPU83A等、音声基板44aにCPU85A等、ラ
ンプ基板44bにCPU86A等及び表示基板44cに
CPU87A等を備えているが、これらCPU43A、
83A、85A乃至87A等の機能は、必ずしも同等で
ない。すなわち、CPU43A、83A、85A乃至8
7Aの演算処理速度、及びROM43B、83B、85
B乃至87B等の記憶容量等に差異があって、主基板4
3のCPU43A等の機能が、その他のCPU83A、
85A乃至87A等の機能より劣ることが多い。そのた
め主基板43上のCPU43Aの負担を軽減して、その
負担を他のCPU83A、85A乃至87Aが負担する
のが、パチンコ機1全体の処理能力を向上するには望ま
しい。そのため、主基板43のCPU43Aを動作させ
るためのROM43Bに記憶されるプログラム量、及び
RAM43Cに記憶されるデータ量を減らして、その分
例えば表示基板44cのCPU87Aを動作させるため
のROM87Bに記憶されるプログラム量、及びRAM
87Cに記憶されるデータ量を増加させて、パチンコ機
1全体の処理能力を向上させるのが望ましい。
【0049】次に、貸し球を行う際の動作について説明
する。賞球基板45のCPU83Aは、先ずカード式球
貸機21から所定個数の貸球の払い出しを指令する貸球
払出指令を入力しているか否かを判定する。具体的に
は、遊技者が貸出スイッチ13を操作した際に、その操
作に基づいた貸球要求信号が、カード式球貸機21か
ら、賞球基板45の入出力装置83Dを介してCPU8
3Aに対して入力されるので、賞球基板45のCPU8
3Aは、貸球要求信号が入力されたか否かを判定でき
る。賞球基板45のCPU83Aは、貸球要求信号を入
力したと判定した場合には、必要に応じて、貸球要求信
号を主基板43のCPU43Aに通知する。そして、賞
球基板45のCPU83Aは、ROM83Bに格納され
ている制御プログラムに従って設定貸球数を計算してR
AM83Cに格納後、払出装置61を駆動して、貸球と
して1個パチンコ球を払い出す。その際に、賞球基板4
5のCPU83Aは、払い出し完了の検出信号を確認し
ながら、払い出される貸球の個数をカウントする。
【0050】例えば、所定のパチンコ球(例えば100
個のパチンコ球)を貸し球として払い出す際に、現在の
総払い出し残個球データが、RAM83Cに記憶され
る。その球貸し動作の実行中において、賞球基板45の
CPU83Aは、パチンコ球1個の払い出しを行って、
払い出し完了の検出信号により確認する毎に、既に貸し
出したパチンコ球数のデータを1個加算してRAM83
Cに記憶する他に、総払い出し残個球のデータを1個減
算して、現在の総払い出し残個球情報として、RAM8
3Cに記憶する。そして、賞球基板45のCPU83A
は、必要に応じて、既に貸し出したパチンコ球数のデー
タ、及び、これから貸し出すパチンコ球数のデータの和
を計算して、貸し出し動作が正しいことを確認する。
【0051】そして、賞球基板45のCPU83Aは、
払い出された貸球のカウント個数が、予めRAM83C
に格納されている設定貸球数(例えば100個のパチン
コ球)になったか否かを判定し、払い出された貸球のカ
ウント個数が設定貸球数になっていない場合には、払い
出し処理を続行する。一方、設定貸球数になった場合に
は、賞球基板45のCPU83Aは、払出装置61によ
る貸球の払い出しを停止し、必要に応じて、貸球の払い
出し終了を主基板43のCPU43Aに通知する。
【0052】次に、賞球の払い出し動作について説明す
る。主基板43のCPU43Aは、ROM43Bに記憶
されている動作プログラムデータに従って、例えば各入
賞口への入賞を検出した場合、各入賞データ、及び、大
当たり等の遊技データ等をRAM43Cに記憶する。但
し、主基板43上のCPU43A等の負担を軽減するべ
く、主基板43上のRAM43Cに記憶するデータを減
らして、賞球基板45及び表示基板44cのRAM83
C及びRAM87Cに記憶させ、賞球基板45及び表示
基板44cのCPU83A及びCPU87Aを動作させ
る。
【0053】この場合、主基板43上のCPU87Aか
らトリガ信号等を入力する賞球基板45のCPU83A
は、各入賞口毎に入賞個数のデータを、賞球基板45の
RAM83Cに記憶させる。具体的には、賞球基板45
のCPU83Aは、各入賞口毎に入賞個数のデータを、
賞球基板45のRAM83Cから読み出して、入賞個数
のデータに1を加算して、再度、加算した入賞個数のデ
ータを、RAM83Cに記憶させる入賞加算処理を実行
する。反対に、賞球の払い出しの際に、賞球基板45の
CPU83Aは、入賞個数のデータをRAM83Cから
読み出し、その入賞個数のデータから1を減算して、再
度、減算した入賞個数のデータを賞球基板45のRAM
83Cに記憶させる入賞減算処理を実行する。
【0054】その後、賞球基板45のCPU83Aは、
所定の賞球(例えば15個とか5個の賞球)を払い出す
ことを命じる賞球数データを払出装置61に出力する。
その際、賞球基板45のCPU83Aが、入賞に対して
払い出される賞球個数データを、設定賞球数(例えば1
5個とか5個)としてRAM83Cに格納する。そし
て、賞球基板45のCPU83Aは、ROM83Bに格
納されている制御プログラムに従って、払出装置61の
駆動を開始し、その払出装置61は、所定の入賞球(例
えば15個とか5個のパチンコ球)を払い出す。その際
に、賞球基板45上のCPU83Aが、ランプ基板44
b上のCPU86A及び音声基板44a上のCPU85
Aにトリガ用制御信号T4(図8参照)を出力して、賞
球基板45上のCPU83Aの動作開始を、そのトリガ
用制御信号T4を入力したランプ基板44b上のCPU
86A及び音声基板44a上のCPU85Aの動作開始
と同期させる。
【0055】かかる払い出しの際、賞球基板45のCP
U83Aは、賞球として1個パチンコ球が払い出された
ことを確認しながら、払出装置61により払い出された
賞球の個数をカウントし、この払い出された賞球のカウ
ント個数が、RAM83Cに格納されている設定賞球数
になったか否かを判定する。ここで、払い出された賞球
のカウント個数が設定賞球数になっていない場合には、
賞球基板45のCPU83Aは、払出装置61により払
い出される賞球の個数のカウントを継続し、払出装置6
1の駆動を続行する。その際、賞球基板45上のCPU
83Aが、ランプ基板44b上のCPU86A及び音声
基板44a上のCPU85Aにトリガ用制御信号T4
(図8参照)を出力する。
【0056】この払い出し動作(例えば15個のパチン
コ球)の実行中において、賞球基板45のCPU83A
は、既に払い出したパチンコ球数(例えば5個のパチン
コ球)のデータ、及び、これから払い出すパチンコ球数
(例えば10個のパチンコ球)のデータの双方を、球情
報(内部情報)として、RAM83Cに記憶させる。そ
して、例えば15個のパチンコ球を賞球として、賞球払
い出し動作を実行する場合には、賞球基板45のCPU
83Aは、1個払い出す毎にRAM83Cから双方デー
タを読み出し、既に払い出したパチンコ球数のデータに
1を加算するとともに、これから払い出すパチンコ球数
のデータから1を減算して、双方のデータをRAM83
Cに記憶させ、更に、払い出すパチンコ球数のデータ、
及び、既に払い出したパチンコ球数のデータの双方の和
が、所定の払い出し総数(15個)であることを確認す
る。
【0057】そして、払い出された賞球のカウント個数
が、設定賞球数になった場合には、賞球基板45のCP
U83Aは、必要に応じて、主基板43のCPU43A
に対して、賞球の払い出しを停止した旨の指令を出力す
る。その後、賞球基板45のCPU83Aは、払出装置
61の駆動を停止して、処理を終了する。
【0058】次に、主基板43、賞球基板45、ランプ
基板44b、音声基板44a及び表示基板44c上のC
PU43A、CPU83A、CPU85A、CPU86
A及びCPU87Cの動作について、図5乃至図10に
基づいて説明する。ここで、図5(a)は、LCD表示
器19の表示画面変動の際の動作開始時に、主基板43
から表示基板44c、ランプ基板44b及び音声基板4
4aへ指令するトリガ信号T1、T1’、T1’’の流
れを示すブロック図であり、図5(b)は、動作開始し
た後次のトリガ信号T1、T1’、T1’’が入力され
る前に、表示基板44cからランプ基板44b及び音声
基板44aへ出力するトリガ用制御信号T2の流れを示
すブロック図である。図6は、主基板43から賞球基板
45へ出力するトリガ信号T3の流れを示し、更に賞球
基板45からランプ基板44b及び音声基板44aへ出
力するトリガ用制御信号T4の流れを示すブロック図で
ある。
【0059】また、図7は、主基板43、表示基板44
c、ランプ基板44b及び音声基板44a上の各回路の
動作を示すタイミングチャートである。図8は、主基板
43、賞球基板45、ランプ基板44b、音声基板44
a及び表示基板44c上の各回路の動作を示すタイミン
グチャートである。図9及び図10は、主基板43、ラ
ンプ基板44b、音声基板44a及び表示基板44c上
の各回路の動作を示すフローチャートであって、図9
(a)は、主基板43上の制御回路の動作を示し、図9
(b)は表示基板44c上の図柄変動用の表示回路の動
作を示し、図10(a)はランプ基板44b上のランプ
照明回路の動作を示し、図10(b)は音声基板44a
上の音声回路の動作を示す。
【0060】最初に、主基板43上のCPU43Aは、
図9(a)に示すように、トリガ信号T1、T1’、T
1’’を出力し(S1)、次のトリガ信号T1、T
1’、T1’’を出力するか否かを判断する(S2)。
S2でYESの場合、主基板43上のCPU43Aは次
のトリガ信号T1、T1’、T1’’を出力し(S
3)、S2でNOの場合、主基板43上のCPU43A
は待機する。一方、表示基板44c上のCPU87A
は、図9(b)に示すように、トリガ信号T1を入力し
た(S10)後に、トリガ用制御信号T2(T2a)を
出力する(S11)。そして、表示基板44c上のCP
U87Aは、LCD表示器19の表示画面変動を開始さ
せる(S12)。
【0061】また、ランプ基板44b上のCPU86A
は、図10(a)に示すように、トリガ信号T1を入力
した(S20)後に、トリガ用制御信号T2(T2a)
を入力する(S21)。そして、ランプ基板44b上の
CPU86Aは、LCD表示器19の表示画面変動動作
の開始と同期して、枠ランプW3及び盤面ランプW5の
点灯動作を開始する(S22)。また、音声基板44a
上のCPU85Aは、図10(b)に示すように、トリ
ガ信号T1を入力した(S30)後に、トリガ用制御信
号T2(T2a)を入力する(S31)。そして、音声
基板44a上のCPU85Aは、LCD表示器19の表
示画面変動動作の開始と同期して、スピーカ3aは、遊
技者の興味を起こすような効果音等を発生する(S3
2)。
【0062】この場合の信号の流れを示すと、主基板4
3上のCPU43Aが、図5(a)に示すように、LC
D表示器19の表示画面変動の際の動作開始時に、表示
基板44c上のCPU87A、ランプ基板44b上のC
PU86A及び音声基板44a上のCPU85Aにトリ
ガ信号T1、T1’、T1’’をそれぞれ出力する。そ
の後、図5(b)に示すように、表示基板44c上のC
PU87Aが、次のトリガ信号T1を入力する前、ラン
プ基板44b上のCPU86A及び音声基板44a上の
CPU85Aにトリガ用制御信号T2(T2a、T2
b、T2c、T2d、T2e)を出力する。
【0063】それにより、主基板43上のCPU43A
が、LCD表示器19の表示画面変動の際の動作開始時
に、表示基板44c上のCPU87A、ランプ基板44
b上のCPU86A及び音声基板44a上のCPU85
Aに、図5(a)に示すように、トリガ信号T1、T
1’、T1’’(トリガ信号T1、T1’、T1’’
は、同時に出力)をそれぞれ出力する結果、図7に示す
ように、表示器W4の表示動作、枠ランプW3及び盤面
ランプW5の点灯動作Aa、及びスピーカ3aの効果音
等の発生動作Baが同時に行われる。すなわち、LCD
表示器19の画面の、左側、中央、及び右側の図柄変動
表示部にそれぞれ表示された図柄の変動が開始し、同時
に、枠ランプW3及び盤面ランプW5は、遊技者の興味
を起こすように表示ランプ8の点灯を開始し、スピーカ
3aは、遊技者の興味を起こすような効果音等の発生を
開始する。
【0064】その後、表示基板44c上のCPU87A
が、図9(b)に示すように、トリガ用制御信号T2
(T2a)を出力した(S13)後、LCD表示器19
の画面の左側(第1図柄)を停止させる制御を行う(S
14)。また、ランプ基板44b上のCPU86Aは、
図10(a)に示すように、トリガ用制御信号T2(T
2a)を入力した(S23)後に、LCD表示器19の
表示画面変動動作と同期して、枠ランプW3及び盤面ラ
ンプW5の点灯動作を継続する(S24)。また、音声
基板44a上のCPU85Aは、図10(b)に示すよ
うに、トリガ用制御信号T2(T2a)を入力した(S
33)後に、LCD表示器19の表示画面変動動作と同
期して、スピーカ3aは、遊技者の興味を起こすような
効果音等の発生を継続する(S34)。
【0065】その結果、表示基板44c上のCPU87
Aが、図7に示すトリガ用制御信号T2aを、ランプ基
板44b上のCPU86A及び音声基板44a上のCP
U85Aに出力して制御することにより、LCD表示器
19の画面の左側(第1図柄)を停止させるのに対し、
同画面の中央(第2図柄)、同画面の右側(第3図柄)
に表示された図柄変動を継続し、更に、枠ランプW3及
び盤面ランプW5は、遊技者の興味を起こすように表示
ランプ8の点灯動作Abを行い、スピーカ3aは、遊技
者の興味を起こすような効果音等の発生動作Bbを続け
る。
【0066】その後、表示基板44c上のCPU87A
が、図9(b)に示すように、トリガ用制御信号T2
(T2b)を出力した(S15)後、LCD表示器19
の画面の中央側(第2図柄)を停止させる制御を行う
(S16)。また、ランプ基板44b上のCPU86A
は、図10(a)に示すように、トリガ用制御信号T2
(T2b)を入力した(S25)後に、LCD表示器1
9の表示画面変動動作と同期して、枠ランプW3及び盤
面ランプW5の点灯動作を継続する(S26)。また、
音声基板44a上のCPU85Aは、図10(b)に示
すように、トリガ用制御信号T2(T2b)を入力した
(S35)後に、LCD表示器19の表示画面変動動作
と同期して、スピーカ3aは、遊技者の興味を起こすよ
うな効果音等の発生を継続する(S36)。
【0067】その結果、図7に示すトリガ用制御信号T
2bを、ランプ基板44b上のCPU86A及び音声基
板44a上のCPU85Aに出力して制御することによ
り、例えばLCD表示器19の画面の左側(第1図柄)
及び同画面の中央(第2図柄)を停止させるのに対し、
同画面の右側(第3図柄)に表示された図柄変動を継続
し、更に、枠ランプW3及び盤面ランプW5は、遊技者
の興味を起こすように表示ランプ8の点灯動作Acを行
い、スピーカ3aは、遊技者の興味を起こすような効果
音等の発生動作Bcを続ける。
【0068】その後、表示基板44c上のCPU87A
が、図9(b)に示すように、トリガ用制御信号T2
(T2c)を出力した(S17)後、LCD表示器19
の画面の右側(第3図柄)を一時停止させる制御を行い
(S18)、所定回数だけ(この場合2回)S17に戻
る(S19)。また、ランプ基板44b上のCPU86
Aは、図10(a)に示すように、トリガ用制御信号T
2(T2c)を入力した(S27)後に、LCD表示器
19の表示画面変動動作と同期して、枠ランプW3及び
盤面ランプW5の点灯動作を継続し(S28)、所定回
数だけ(この場合2回)S27に戻る(S29)。ま
た、音声基板44a上のCPU85Aは、図10(b)
に示すように、トリガ用制御信号T2(T2c)を入力
した(S37)後に、LCD表示器19の表示画面変動
動作と同期して、スピーカ3aは、遊技者の興味を起こ
すような効果音等の発生を継続し(S38)、所定回数
(この場合2回)だけS37に戻る(S39)。
【0069】その結果、表示基板44c上のCPU87
Aが、図7に示すトリガ用制御信号T2c(T2d、T
2e)を、ランプ基板44b上のCPU86A及び音声
基板44a上のCPU85Aに出力して制御することに
より、例えばLCD表示器19の画面の左側(第1図
柄)及び同画面の中央(第2図柄)を停止させ、同画面
の右側(第3図柄)に表示された図柄変動を一旦停止さ
せ、更に、枠ランプW3及び盤面ランプW5は、遊技者
の興味を起こすようにランプの点灯動作Ad(Ae、A
f)を行い、スピーカ3aは、遊技者の興味を起こすよ
うな効果音等の発生動作Bd(Be、Bf)を続ける。
【0070】それにより、主板43上のCPU43A
は、次のトリガ信号T1、T1’、T1’’を出力する
前に、従来の場合と異なって、表示基板44c上のCP
U87Aが、同期をとるべく、ランプ基板44b上のC
PU86A及び音声基板44a上のCPU85Aに対し
て出力するようなトリガ用制御信号T2を、主基板43
上のCPU43Aが出力しないため、主基板43上のC
PU43Aの負担を軽減することができる。また、次の
トリガ信号T1を入力する前、表示基板44c上のCP
U87Aが、ランプ基板44b上のCPU86A及び音
声基板44a上のCPU85Aにトリガ用制御信号T2
a、T2b、T2c、T2d、T2eを出力して制御す
ることができるので、表示基板44c上のCPU87A
の動作開始及び動作停止、音声基板44a上のCPU8
5Aによる効果音等の発生及び停止、更にランプ基板4
4b上のCPU86Aによる表示ランプ8の点灯及び点
滅で時間差が生じにくい。
【0071】このように主基板43上のCPU43A
は、LCD表示器19の表示画面変動の際の動作開始時
に前記表示基板44c上のCPU87A、前記ランプ基
板44b上のCPU86A及び前記音声基板44a上の
CPU85Aにトリガ信号T1、T1’、T1’’をそ
れぞれ出力する結果、LCD表示器19の画面の左側
(第1図柄)の動作開始時からその動作停止までの時
間、表示基板44c上のCPU87A、ランプ基板44
b上のCPU86A及び音声基板44a上のCPU85
Aが確実に同期して動作する。
【0072】その後、表示基板44c上のCPU87A
が、最初のトリガ信号T1を入力した後、次のトリガ信
号T1を入力する前、前記ランプ基板44b上のCPU
86A及び前記音声基板44a上のCPU85Aにトリ
ガ用制御信号T2a、T2b等を出力するので、トリガ
用制御信号T2a、T2b等を出力した表示基板44c
上のCPU87Aの動作は、そのトリガ用制御信号T2
a、T2b等を入力したランプ基板44b上のCPU8
6A及び音声基板44a上のCPU85Aの動作開始と
確実に同期して開始する。それにより、表示基板44c
上のCPU87Aの動作開始及び動作停止、音声基板4
4a上のCPU85Aによる効果音等の発生及び停止、
更にランプ基板44b上のCPU86Aによる表示ラン
プ8の点灯及び点滅で時間差がなくなり、パチンコ機遊
技者が遊技に違和感を感じることがない。
【0073】また、主基板43上のCPU43Aが、図
6に示すように、賞球基板45上のCPU83Aにトリ
ガ信号T3(T3a、T3b)を出力するものの、次の
トリガ信号T3を出力する前、賞球基板45上のCPU
83Aが、ランプ基板44b上のCPU86A及び音声
基板44a上のCPU85Aに、図8に示すトリガ用制
御信号T4(T4a、T4b)を出力する。その後、賞
球基板45上のCPU83Aの動作が、そのトリガ用制
御信号T4(T4a、T4b)を入力したランプ基板4
4b上のCPU86A及び音声基板44a上のCPU8
5Aの動作開始と同期して開始するので、賞球基板45
上のCPU83Aの動作開始及び動作停止、音声基板4
4a上のCPU85Aによる効果音等の発生及び停止、
更にランプ基板44b上のCPU86Aによる表示ラン
プ8の点灯及び点滅で時間差がなくなり、パチンコ機遊
技者が遊技に違和感を感じることがない。
【0074】以上詳細に説明した通り、この実施形態に
係るパチンコ機1によれば、パチンコ機用ランプW3、
W5の点灯等を制御するためのランプ基板44b上のC
PU86A等の制御回路と、パチンコ球の入賞の際の効
果音等を発生する音声基板44aのCPU85A等の制
御回路と、パチンコ機用の盤面2上に設けられたLCD
表示器19を制御する表示基板44cのCPU87A等
の制御回路と、これらランプ基板44bのCPU86A
等の制御回路、音声基板44aのCPU85A等の制御
回路、及び、表示基板44cのCPU87A等の制御回
路を制御する主基板43上のCPU43Aの制御回路と
を少なくとも備える。そして、主基板43上のCPU4
3A等の制御回路は、LCD表示器19の表示画面変動
等の際の動作開始時に、表示基板44cのCPU87A
等の制御回路、ランプ基板44b上のCPU86A等の
制御回路及び音声基板44aのCPU85A等の制御回
路に、トリガ信号T1、T1’、T1’’をそれぞれ出
力した後、次のトリガ信号T1を入力する前、表示基板
44cのCPU87A等の制御回路が、音声基板44a
のCPU85A等の制御回路及びランプ基板44bのC
PU86A等の制御回路にトリガ用制御信号T2(T2
a、T2b等)を出力して制御するので、LCD表示器
19の画面の左側(第1図柄)、中央(第2図柄)、及
び右側(第3図柄)の動作開始時からその動作停止まで
の時間、表示基板44c上のCPU87A、ランプ基板
44b上のCPU86A及び音声基板44a上のCPU
85Aが確実に同期して動作する。
【0075】そして、表示基板44c上のCPU87A
が、次のトリガ信号T1を入力する前、前記ランプ基板
44b上のCPU86A及び前記音声基板44a上のC
PU85Aにトリガ用制御信号T2(T2a、T2b
等)を出力するので、表示基板44c上のCPU87A
の動作開始及び動作停止、音声基板44a上のCPU8
5Aによる効果音等の発生及び停止、更にランプ基板4
4b上のCPU86Aによるランプの点灯及び点滅で時
間差がなくなり、パチンコ機遊技者が遊技に違和感を感
じることがない。
【0076】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論であり、以下のように
してもよい。例えば、パチンコ機としては、上記第1種
パチンコ機に限らず、例えば第2種パチンコ機、第3種
パチンコ機に適用しても良い。また、カード式パチンコ
機以外の通常のパチンコ機において、この発明を実施し
てもよい。また、主基板43から表示基板44c、ラン
プ基板44b及び音声基板44aへの指令、及び、表示
基板44cからランプ基板44b及び音声基板44a等
への指令ついては、LCD表示器19の表示画面変動を
1例として列挙したにすぎず、それ以外の態様(例えば
大当たり等)においても、同様な動作が行われる。
【0077】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に係るパチ
ンコ機によれば、主基板上の制御回路が動作開始時に図
柄変動表示回路、ランプ照明回路及び音発生回路にトリ
ガ信号をそれぞれ出力した後、図柄変動表示回路が、ラ
ンプ照明回路及び音発生回路にトリガ用制御信号を出力
して制御することができるので、主基板上の制御回路
は、同期をとるために図柄変動表示回路が出力するよう
なトリガ用制御信号を図柄変動表示回路、ランプ照明回
路及び音発生回路に出力しないため、主基板上の制御回
路の負担を軽減することができる。また、図柄変動表示
回路が、ランプ照明回路及び音発生回路にトリガ用制御
信号を出力して制御することができるので、従来技術と
異なり、同期が取りやすく、図柄変動表示装置の動作開
始及び動作停止、音発生回路による効果音等の発生及び
停止、更にランプ照明回路によるランプの点灯及び点滅
で時間差が生じにくい。従って、主基板上の制御回路の
負担を軽減するとともに、図柄変動表示装置の動作開始
及び動作停止、音発生回路による効果音等の発生及び停
止、更にランプ照明回路によるランプの点灯及び点滅で
時間差をできるだけ少なくして、パチンコ機遊技者が遊
技に違和感を感じることがない、優れたパチンコ機を提
供することができる。
【0078】また、請求項2に係るパチンコ機によれ
ば、動作開始時からその動作停止までの時間、図柄変動
表示回路、ランプ照明回路及び音発生回路が同期して動
作し、図柄変動表示回路の動作開始は、図柄変動表示回
路がランプ照明回路及び音発生回路にトリガ用制御信号
を出力した後に、そのトリガ用制御信号を入力したラン
プ照明回路及び音発生回路の動作開始と同期して開始す
るので、図柄変動表示装置の動作開始及び動作停止、音
発生回路による効果音等の発生及び停止、更にランプ照
明回路によるランプの点灯及び点滅で時間差がなくな
り、パチンコ機遊技者が遊技に違和感を感じることがな
い。
【0079】また、請求項3に係るパチンコ機によれ
ば、主基板上の制御回路は、賞球払出回路にトリガ信号
を出力して制御し、このトリガ信号を入力した賞球払出
回路が、前記ランプ照明回路及び前記音発生回路にトリ
ガ用制御信号をそれぞれ出力するので、賞球払出回路の
動作開始及び動作停止、音発生回路による効果音等の発
生及び停止、更にランプ照明回路によるランプの点灯及
び点滅で時間差が生じにくい。また、主基板上の制御回
路は、トリガ信号を賞球払出回路に出力し、図柄変動表
示装置が出力するようなトリガ用制御信号を賞球払出回
路に出力しないため、主基板上の制御回路の負担を軽減
することができる。
【0080】また、請求項4に係るパチンコ機によれ
ば、賞球払出回路の動作は、賞球払出回路がランプ照明
回路及び音発生回路にトリガ用制御信号を出力した後
に、そのトリガ用制御信号を入力したランプ照明回路及
び音発生回路の動作開始と同期して開始するので、賞球
払出回路の動作開始及び動作停止、音発生回路による効
果音等の発生及び停止、更にランプ照明回路によるラン
プの点灯及び点滅で時間差がなくなり、パチンコ機遊技
者が遊技に違和感を感じることがない。
【0081】更に、請求項5に係るパチンコ機によれ
ば、複数の図柄変動表示部を備える図柄変動表示装置を
有し、その図柄変動表示部は、順番に停止するので、例
えば「7、7、7」等のゾロ目で停止した状態で大当た
りとなる。それにより、図柄変動表示部が順番に停止す
る毎に、パチンコ機遊技者に遊技に対する期待感を生じ
させて、興趣を強く感じさせることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施形態に係るカード式パチンコ機全体を
示した正面図である。
【図2】実施形態に係るパチンコ機の背面図である。
【図3】実施形態に係るパチンコ機の賞球及び貸球の払
い出しに係る機構セット盤の要部を拡大した背面図であ
る。
【図4】実施形態に係るパチンコ機に係る制御システム
の概要を示すブロック図である。
【図5】実施形態に係るパチンコ機の信号の流れの概略
を示すブロック図であり、(a)は動作開始時、(b)
は動作開始した後の状態を示すブロック図である。
【図6】実施形態に係るパチンコ機の主基板の制御回路
から賞球回路へ及び賞球回路からランプ照明回路及び音
声回路へ指令する信号の流れを示すブロック図である。
【図7】実施形態に係るパチンコ機の主基板の制御回
路、表示回路、ランプ回路及び音声回路の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図8】実施形態に係るパチンコ機の主基板の制御回
路、賞球基板上の賞球回路、音声回路、ランプ照明回路
及び表示回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】実施形態に係るパチンコ機の動作を示すフロー
チャートであって、(a)は主基板の制御回路の概略動
作を示すフローチャート、(b)は表示回路の動作を示
すフローチャートである。
【図10】実施形態に係るパチンコ機の動作を示すフロ
ーチャートであって、(a)はランプ照明回路の概略動
作を示すフローチャート、(b)は音声回路の概略動作
を示すフローチャートである。
【図11】従来のパチンコ機に係る制御システムの概略
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ機 2・・・遊技盤 3a・・・スピーカ 3・・・上皿 5・・・下皿 28・・・第1種始動口 30a・・・大入賞口 43・・・主基板 44a・・・音声基板 44b・・・ランプ基板 44c・・・表示基板 45・・・賞球基板 43A、83A、85A、86A、87A・・・CPU 43C、83C、85C、86C、87C・・・RAM 43B、83B、85B、86B、87B・・・ROM 49・・・電源基板 W1・・・枠機構部 W2・・・盤面機構部 T1、T1’、T1’’、T3・・・トリガ信号 T2(T2a、T2b等)、T4・・・トリガ用制御信

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機用ランプの点灯等を制御する
    ためランプ照明回路と、 パチンコ球の入賞の際の効果音等を発生する音発生回路
    と、 パチンコ機用の盤面上に設けられた図柄変動表示装置を
    制御する図柄変動表示回路と、 これらランプ照明回路、音発生回路及び図柄変動表示回
    路を制御する主基板上の制御回路とを少なくとも備える
    パチンコ機において、 前記主基板上の制御回路は、動作開始時に前記図柄変動
    表示回路、前記ランプ照明回路及び前記音発生回路にト
    リガ信号をそれぞれ出力した後、図柄変動表示回路が、
    前記ランプ照明回路及び前記音発生回路にトリガ用制御
    信号を出力して制御することを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパチンコ機において、 前記動作開始時からその動作停止までの時間、図柄変動
    表示回路、ランプ照明回路及び音発生回路が同期して動
    作し、図柄変動表示回路の動作は、図柄変動表示回路が
    ランプ照明回路及び音発生回路にトリガ用制御信号を出
    力した後に、そのトリガ用制御信号を入力したランプ照
    明回路及び音発生回路の動作開始と同期して開始するこ
    とを特徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のパチン
    コ機において、 パチンコ機用の賞球の払い出しを制御する賞球払出回路
    を備え、この賞球払出回路に、前記主基板上の制御回路
    がトリガ信号を出力して制御し、前記主基板上の制御回
    路からトリガ信号を入力した賞球払出回路が、前記ラン
    プ照明回路及び前記音発生回路にトリガ用制御信号をそ
    れぞれ出力することを特徴とするパチンコ機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のパチンコ機において、 前記賞球払出回路の動作は、賞球払出回路がランプ照明
    回路及び音発生回路にトリガ用制御信号を出力した後、
    そのトリガ用制御信号を入力したランプ照明回路及び音
    発生回路の動作開始と同期して開始することを特徴とす
    るパチンコ機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
    載のパチンコ機において、 複数の図柄変動表示部を備える図柄変動表示装置を有
    し、その図柄変動表示部は、順番に停止することを特徴
    とするパチンコ機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009297245A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機、ランプ制御方法およびプログラム
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